JP2007136152A - 低圧室 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アパートやマンションその他の狭小住宅の一角に設置でき、きわめて低コストで製作可能な低圧室である。
【解決手段】 凹部2a、4aを有した圧力容器用鏡板からなる2個の筺体2、4の該凹部を互いに対向させて筐体内部に居住空間25を設け、該筺体の外周端部の突合せ部2b、4bの間にパッキン6を配して開閉可能に密閉する。前記両筺体の上下部をリニアガイドレール9、10に装着し、一方の筺体2は前記リニアガイドレール9、10固定して取り付け、他方の筺体4は前記リニアガイドレールに移動可能に装着したリ、両筺体の突合せ部の一端を蝶番27で枢動可能に連結して開閉可能に密閉する。そして、前記筺体の間にパッキン6を配してある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高地の気圧環境を平地で実現するための低圧室に関するものである。
近年、高地環境における人の生理的意義の研究が盛んになってきている。ここで、高地とは、低酸素分圧環境を意味し、例えば、平地で1気圧のとき高度1800m、2400mではそれぞれ0.80気圧、0.74気圧となる。そして、高地でトレーニングを続けると長距離種目やマラソンなどで好成績を上げている事実が伝えられている。また、日常的に運動しない人にとっても高地に滞在することにより心肺機能をはじめとする生理機能の順応力が起り、平地と同じ生活負荷であれば高地の方が相対的に高くなり、酸素運搬機能の向上などにより細胞内のエネルギー代謝の効率化が期待される。
ここで、身体を鍛える運動を気圧利用をもって行うようにした運動用気密室(例えば、特許文献1参照)や、標高の高い土地で行う実際の高地トレーニングに代えて平地で高地訓練を可能とする減圧訓練施設(例えば、特許文献2参照)や、運動選手が長期滞在できる減圧施設(例えば、特許文献3参照)、さらに、地下又は半地下に設置された運動用大規模減圧訓練施設(例えば、特許文献4、5参照)がそれぞれ提案されているものの、これらは何れも運動することを前提とした大規模低圧室の構造に関するものである。
さらにまた、擬似高地トレーニングを提案した減圧訓練施設(例えば、特許文献6参照)が提案されているものの、これも運動することを前提とした大規模低圧室の構造に関するものである。
特公平02−42992号公報 特開平08−112373号公報 特開平11−336373号公報 特許第2919111号公報 特開2000−54666号公報 実開平02−118571号公報
従来、アパートやマンションその他の狭小住宅の一角に低圧室を設置しようとすると、直方体形の低圧室は六面体の平面構成の筐体構造によらざるを得なかったが、このような六面体の平面構成による筐体構造では、各平面は耐圧力を確保するために平板の片側或いは両側にリブを縦横に配するリブ構造が不可欠となり、しかも大型で固定式である。従って、六面体の平面構成の筐体構造による低圧室の製作では、リブ材料の準備、リブ部溶接作業並びにリブ部塗装作業が不可欠となり、直方体形の低圧室は製作コスト縮減には限界があった。
本発明は、筐体の外周端部に必要に応じて筐体フランジを有して内部に凹部を具えた対をなす筐体を向かい合せに配して構成することにより、従来の平面構成における平板リブを皆無にすることが可能となり、リブ材料の不要化、リブ部溶接作業の不要化、リブ部塗装の不要化を可能にして低コストの低圧室を提供できるようにしたものである。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、凹部2a、4aを有した圧力容器用鏡板からなる2個の筺体2、4の該凹部を互いに対向させて筐体内部に居住空間25を設け、該筺体の外周端部の突合せ部2b、4bの間にパッキン6を配して開閉可能に密閉させることを特徴とする。
上記のように、内部に凹部を設けた圧力容器用鏡板をからなる筐体を向かい合せに配して筐体内部に居住空間を設けた対をなす筐体の外周突部の突合せ部を開閉可能に突合させてあるので、該筐体の壁面に補強リブ等を設ける必要がないので、加工工程を省略でき、組立てが容易となってコンパクトな構成のため、小型軽量化が図れて狭いスペースに設置できる作用を有する。
請求項2の発明は、前記両筺体2、4の上下部をリニアガイドレール9、10に装着し、一方の筺体2は前記リニアガイドレール9、10に固定して取り付け、他方の筺体4は前記リニアガイドレールに沿って移動可能に装着したリニアガイドベアリング11、12に設けたことを特徴とする。
それ故、一方の筐体4が、レール上を移動させられることにより低圧室を簡単に開閉することができる作用を有する。
請求項3の発明は、前記両筺体2、4の突合せ部2b、4bの一端を蝶番27で枢動可能に連結し、一方または両方の筺体2、4を枢動させて開閉可能に密閉させることを特徴とするものである。
一方の筺体を開閉させるための移動用レールを不用にし、向い合う筐体2、4のいずれかの位置である一端を蝶番27で回動可能に連結した為、設置場所のスペースにあわせて、一方の筐体を、上下方向、水平方向、斜め方向に旋回動させることにより簡単に開閉することが出来る作用を有する。
請求項4の発明は、前記筺体2、4の突合せ部2b、4bの内側に一体的に接合用の筐体フランジ3、5をそれぞれ設け、両筐体フランジの間にパッキン6を配して開閉可能に密閉させることを特徴とする。
筐体2、4の外周端部に位置する突合せ部2b、4bは幅が狭い為、間に配するパッキン6を用いて気密性を保持するには技術的な制約があるが、この突合せ部の内側に筐体フランジ3、5を一体に設けてあると広い接合面を有するため、両筐体フランジの間に配するパッキン6で気密性を高める作用を有し、また、筺体フランジを一体的に設けたことにより筺体の強度を高める作用を呈する。
本発明は、筺体の接合面にフランジを有して内部に凹部を具えた対をなす圧力容器用鏡板からなる筐体を用いて開閉可能に気密に構成したため、従来の平面構成における平板リブを皆無にすることが可能となり、リプ材料の不要化、リブ部溶接作業の不要化、リブ部塗装の不要化を可能にして、コスト縮減を実現し、きわめて低コストの低圧室の製作を可能にするものである。
本発明を図面に基いて説明すると、図1は本発明の実施形態を示した正面図、図2は図1のA−A線方向断面図、図3は図1のB−B線方向断面図、図4は他の実施形態を示す正面図である。この低圧室の構成部材である筐体は、例えば、平鏡板、皿形鏡板、正半楕円体形鏡板、近似半楕円体形鏡板、深皿形鏡板、欠球、特殊皿形鏡板、半球形鏡板、パイプキャップなどであって、外周端部の突合せ部の内方に接合用のフランジを有して内部に設けた凹部を互いに対向させて居住空間ができるよう構成してある。実施例では、筐体は株式会社ホッカイ製であって、材料は一般構造用圧延鋼材SS400の正半楕円体形鏡板で内径1800mmでのもので構成した。ここで、特殊皿形鏡板とは、株式会社ホッカイ社内規格であるMD、XD、UD記号のものを意味する。また、その他の鏡板の呼称について、すべて株式会社ホッカイの呼称を引用した。
低圧室1の構造について説明する。低圧室1は、対をなす圧力容器用鏡板をプレス加工などによりその中央部を一方に押圧して内部に凹部2aを設けた一方の筐体2を形成し、該筐体の外周端部に設けた突合せ部2bの内側に沿って、接合用の筐体フランジ3を気密に固着してある。さらに、前記筐体2と対をなす他方の筐体4の内部にも同様に凹部4aを設け、両凹部を向かい合せに配して筺体内部に居住空間25を形成するようにしてあり、さらに、両突合せ部2b、4bの間にパッキン6を配して気密に開閉できるように構成してある。
また、突合せ部2b、4bの内側に沿って気密に固着させた両筺体フランジ3,5の間にパッキン6を配し、該筺体2、4を気密に開閉できるように構成してもよい。この筐体フランジは必ずしも必要ではないが、筐体の外周端部に設けてある突合せ部2b、4bの間にパッキン6を配する構成に比べて、該突合せ部の内側に沿って筐体フランジ3、5を設けてあると、該筐体の外周端部の強度を増すと共に、両筐体2、4の接合面が突合せ部2b、4bに比べて広い当接面を有する為、気密効果を向上させる作用を有している。このパッキン6は筐体フランジ3、5の一方或いは両方の外周に配されている。
次に、低圧室1の開閉方法について説明する。低圧室1を構成する一方の筐体2は、脚部13と緊結され、該脚部13は架台14に緊結されて床上に固定して設置されている。他方の筐体4は、一方の筐体2の上下部分に緊結された固定金具7及び8に緊結されたリニアガイドレール9及び10上を移動可能に装着してあるリニアガイドベアリング11及び12にそれぞれ緊結されている。従って、低圧室1を開閉するには、筐体4をリニアガイドレール9及び10上を該レールに沿って移動させればよい。このリニアガイドレールは室内のスペース等の制約から直線状または曲線状の場合がある。そのため、開閉操作を行うには、一方の筐体4を該レールに沿って直線運動や曲線運動させる。
次に、低圧室1の居住性について説明する。低圧室1を構成する筐体2、4の内部に両凹部2a、4aを向かい合せにして構成した居住空間25の下方に、略水平な床21が設置され、さらに、この床21上または一方の筐体2または4に椅子22及び23が設置されている。この床及び椅子は一方の筐体2に設けてあり、他方の筐体4には取り付けてないので該筐体4は開閉の為に可動させるできる。そして、低圧室内の入室者は椅子22及び23に座ってくつろぐことが可能である。この低圧室内の居住空間は、少なくとも1人以上の複数人が可能であり、有効利用の点から2人が最も好ましい。
次に、低圧室1の閉所不安感の解消について説明する。このように密閉された低圧室1内の居住空間25では、息苦しく閉所不安感を覚える入室者もいるが、一方の筐体2の壁面中央部分に設けた筐体開口部15にフランジ16が気密に溶接されている。このフランジ16にはOリング17、透明アクリル板18及びフランジ20が、ボルト19で緊結されて気密が保持される。
次に、低圧室1を構成する筐体2及び4の材質について説明すると、低圧室の筐体は、実施例では筐体2及び4の材料を、地球環境に配慮してリサイクル可能な一般構造用圧延鋼材SS400としたが、必ずしもこれに限定されるものではない。筐体2及び4の材料は他の金属材料、プラスチックス材料、木材、その他の材料でもよい。またそれらの材料の組み合わせてもよい。さらにまた、透明アクリル板18は透明材料に限らず、不透明材料でもよい。
次に、低圧室1の開閉方法については前記したが必ずしも直線運動に限定されるものではなく回転運動による開閉機構でもよいし、さらに、直線運動と回転運動との組み合わせによる開閉機構でもよいことはもちろんである。
本発明の実施例では、室内有効容積が1.73立方メートルで製作費250万円であったが、従来の直方体形をした低圧室では室内有効容積が同じ場合の製作費が350万円であったので、実に30%ものコスト縮減を可能とした。
産業上の利用可能性としては、一般家庭はもとより学校、スポーツジム、ホテル、温泉、ゴルフ場レストハウス、病院、整骨院、老人ホーム、プロスポーツ選手、低圧室サービスショップ等々、幅広い利用が期待される。
本発明の実施形態を示した正面図である。 図1のA−A線方向断面図である。 図1のB−B線方向断面図である。 他の実施形態を示した正面図である。
符号の説明
1 低圧室
2 筺体
2a 凹部
2b 突合せ部
3 筺体フランジ
4 筺体
4a 凹部
4b 突合せ部
5 筺体フランジ
6 パッキン
7 固定金具
8 固定金具
9 リニアガイドレール
10 リニアガイドレール
11 リニアガイドベアリング
12 リニアガイドベアリング
13 脚部
14 架台
15 筺体開口部
16 フランジ
17 Oリング
18 透明アクリル板
19 ボルト
20 フランジ
21 床板
22 椅子
23 椅子
25 居住空間
26 蝶番

Claims (4)

  1. 凹部(2a、4a)を有した圧力容器用鏡板からなる2個の筺体(2、4)の該凹部を互いに対向させて筐体内部に居住空間(25)を設け、該筺体の外周端部の突合せ部(2b、4b)の間にパッキン(6)を配して開閉可能に密閉させることを特徴とする低圧室。
  2. 前記両筺体(2、4)の上下部をリニアガイドレール(9、10)に装着し、一方の筺体(2)は前記リニアガイドレール(9、10)に固定して取り付け、他方の筺体(4)は前記リニアガイドレールに移動可能に装着したリニアガイドベアリング(11、12)に設けたことを特徴とする請求項1記載の低圧室。
  3. 前記両筺体(2、4)の突合せ部(2b、4b)の一端を蝶番(27)で枢動可能に連結し、一方または両方の筺体(2、4)を駆動させて開閉可能に密閉させることを特徴とする請求項1記載の低圧室。
  4. 前記筺体(2、4)の突合せ部(2b、4b)の内側に一体的に接合用の筐体フランジ(3、5)を設け、両筐体フランジの間にパッキン(6)を配して開閉可能に密閉させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の低圧室。

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017066587A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 日本気圧バルク工業株式会社 高圧低圧ルーム
JP2022099814A (ja) * 2020-12-23 2022-07-05 株式会社M2プランニング 高地トレーニングカプセル

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