JP2007131114A - パワーステアリング装置 - Google Patents

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Takashi Ohata
貴史 大畑
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Abstract

【課題】 絞り量を高精度に変えることができ、しかも、二つの面取面を簡易に得ることができるパワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】 複数の液溝5aを有し、バルブボディ4に相対角変位を可能に嵌合されているバルブスプール5の前記液溝5aの溝縁に、研削加工により面取された研削面取面51と、該研削面取面51の溝底5d側縁部を液溝5aの長手方向中間部から両端側へ漸次面取量が少なくなるように押圧加工により面取された押圧面取面52とを設けた。
【選択図】 図5

Description

本発明はバルブボディとバルブスプールとの相対角変位を利用して液圧の制御動作をなす回転式の液圧制御弁を備えるパワーステアリング装置に関する。
液圧制御弁を備えるパワーステアリング装置は、操舵輪に繋がって回転することが可能な入力軸と、該入力軸にトーションバーにより同軸的に連結された出力軸と、車両の舵取機構中に配置された操舵補助用の液圧シリンダ及び液圧ポンプに連なり、操舵輪の操舵に応じて圧液の給排動作をなす液圧制御弁とを備えており、前記出力軸がラックアンドピニオン式の舵取装置に繋がるように構成されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
液圧制御弁は、内側に複数の第1の液溝を有するバルブボディと、第1の液溝に対応する第2の液溝を周面に有し、前記バルブボディに相対角変位を可能に嵌合されたバルブスプールとを備え、第1及び第2の液溝の幅方向両側の溝縁で構成される絞り部の絞り量に基づいて昇圧する圧液により前記液圧シリンダを動作させるように構成されている。
また、特許文献1の液圧制御弁の絞り部は、押圧加工により面取された第1押圧面取面と、該第1押圧面取面の溝底側縁部を押圧加工により面取された第2押圧面取面とにより形成されている。
また、特許文献2の液圧制御弁の絞り部は、研削加工により面取された第1研削面取面と、該研削面取面の溝底側縁部を研削加工により面取された第2研削面取面とにより形成されている。
以上のように絞り部に二つの面取面が形成されていることにより、バルブボディ及びバルブスプールの相対角変位量に対する絞り面積の変化率を小さくすることができ、液圧シリンダが発生する操舵補助力を穏やかに増加させ、操舵輪の操作感覚の変化を小さくすることができる。
特開平8−11736号公報 特開2002−316656号公報
しかしながら、特許文献1に示されたパワーステアリング装置にあっては、液圧制御弁の絞り部が第1押圧面取面と、第2押圧面取面とにより形成されているため、絞り量を高精度に変えることができず、改善策が要望されていた。また、特許文献2に示されたパワーステアリング装置にあっては、液圧制御弁の絞り部が第1研削面取面と、第2研削面取面とにより形成されているため、第1研削面取面を研削加工した後、第2研削面取面を研削加工する作業が難しく、改善策が要望されていた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は絞り量を高精度に変えることができ、しかも、二つの面取面を簡易に得ることができるパワーステアリング装置を提供することにある。
第1発明に係るパワーステアリング装置は、内側に複数の第1の液溝を有するバルブボディと、第1の液溝に対応する第2の液溝を周面に有し、操舵手段の操舵により前記バルブボディに相対角変位を可能に嵌合されたバルブスプールとを備え、第1及び第2の液溝の幅方向両側の溝縁で構成される絞り部の絞り量に基づいて昇圧する圧液により操舵補助するパワーステアリング装置において、第2の液溝の溝縁は、研削加工により面取された研削面取面と、該研削面取面の溝底側縁部を押圧加工により面取された押圧面取面とを有することを特徴とする。
第2発明に係るパワーステアリング装置は、前記押圧面取面は第2の液溝の長手方向中間部から両端側へ漸次面取量が少ないことを特徴とする。
第1発明にあっては、第1の面取面が研削加工により形成されているため、研削面取面を高精度にでき、また、第2の面取面が押圧加工により形成されているため、押圧面取面を簡易に得ることができる。
第2発明にあっては、面取量の割に面取深さを浅くすることができるため、押圧面取面の精度を高めることができる。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るパワーステアリング装置の一部の構成を示す断面図、図2は要部の構成を示す模式的縦断平面図、図3はバルブボディとバルブスプールとの嵌合周上に並ぶ給油室、送油室及び排油室を直線展開して示した動作説明図であり、(a) はバルブボディとバルブスプールとの間に相対角変位が生じていない状態(中立状態)、(b)はバルブボディとバルブスプールとの間に相対角変位が生じている状態を示している。図4はパワーステアリング装置の全体の構成を示す模式図である。
パワーステアリング装置は、操舵手段としての操舵輪Aに繋がって回転することが可能な入力軸1と、該入力軸1にトーションバー2により同軸的に連結された出力軸3と、出力軸3に連結された筒形のバルブボディ4と、該バルブボディ4に相対角変位が可能に嵌合され、入力軸1に連結されたバルブスプール5と、バルブボディ4が回転を可能に内嵌される圧液室6aを有するバルブハウジング6とを備えている。
入力軸1はトーションバー2を連結する側に筒部1aを有しており、該筒部1aの先端に円筒形をなすバルブスプール5が一体的に設けられている。このバルブスプール5及び筒部1a内にはトーションバー2が挿入され、該トーションバー2の一端が筒部1aの基端にダウエルピン7により連結されている。また、筒部1aの先端はすべり軸受8により出力軸3の一端部に回転自在に支持されている。
出力軸3は一端部に嵌合孔3aを有し、他端部に後記するラック軸のラック歯に噛合するピニオン9を有しており、嵌合孔3aにトーションバー2の他端及びすべり軸受8が夫々内嵌されている。トーションバー2はスプライン嵌合により連結されている。
バルブボディ4は、出力軸3の一端に連結ピン10により一体的に連結された円筒形をなしており、トーションバー2の捩れの範囲内でバルブスプール5と相対角変位が可能になっている。この相対角変位の量は最大で約5°であり、最大相対角変位量以上、換言すればトーションバー2の捩れの範囲以上ではバルブボディ4及びバルブスプール5が一体に回転する。
バルブボディ4の内側には、夫々等しい幅を有する複数個の第1の液溝4aが周方向に等配をなして並設されており、バルブスプール5の外周部には、同様に、夫々等しい幅を有する複数個の第2の液溝5aが周方向に等配をなして並設されている。
第1及び第2の液溝4a,5aは、トーションバー2に捩れが生じていない中立状態において、周方向に千鳥配置され、第1の液溝4aの夫々は第2の液溝5a,5a間のランドに対向し、第2の液溝5aの夫々は第1の液溝4a,4a間のランドに対向して、バルブボディ4とバルブスプール5との嵌合周上には、第1の液溝4aの内側の第1の液室と、第2の液溝5aの外側の第2の液室とが交互に並んだ状態となり、第1及び第2の液室間の連通部、即ち、第1及び第2の液溝4a,5aの幅方向両側の溝縁間は、前記相対角変位に応じて夫々の連通面積(絞り面積)を増減する絞り部4b,5bとして作用する。
また、バルブボディ4は、一つおきのランドを径方向に貫通し液圧源たる液圧ポンプPの吐出側に連通する給液孔4cと、該給液孔4cを有するランドの一側に配された第1の液溝4aから径方向に貫通し液圧シリンダSの一方のシリンダ室に連通する第1の送液孔4dと、給液孔4cを有するランドの他側に配された第1の液溝4aから径方向に貫通し液圧シリンダSの他方のシリンダ室に連通する第2の送液孔4eとを有する。また、バルブスプール5は、第1及び第2の送液孔4d,4e間に配されたランドに臨む第2の液溝5aを径方向に貫通し排液先となる液タンクTに連通する排液孔5cを有する。
給液孔4cに臨む第2の液溝5aは給液室40を構成し、第1及び第2の送液孔4d,4eに臨む第1の液溝4a,4aは第1及び第2の送液室41,42を構成し、排液孔5cに臨む第2の液溝5aは排液室43を構成し、給液室40の両側には、第1の送液室41又は第2の送液室42を経て排液室43に至る液路が夫々形成され、給液室40と送液室41,42とが絞り部4bを介して連通し、また送液室41,42と排液室43とが絞り部5bを介して連通される。
バルブハウジング6は給液孔4cと、第1及び第2の送液孔4d,4eと、排液孔5cとに対応する位置で圧液室6aに開口するポート6b,6c,6d,6eが夫々設けられており、夫々のポート7b,7c,7d,7eと液圧ポンプP、液圧シリンダS、液圧タンクTとが液管11〜14により接続されている。
図5はバルブスプールの構成を示す側面図、図6は図5のVI−VI線の拡大断面図、図7は図5のVII −VII 線の拡大断面図である。
バルブスプール5の第2の液溝5aの絞り部5bを構成する溝縁には、研削加工により面取し放射線に対して傾斜する研削面取面51を形成し、さらに該研削面取面51の溝底5d側縁部を押圧加工により面取し研削面取面51に対して傾斜する押圧面取面52を形成する。
研削面取面51は、円板形をなす砥石をその回転中心が液溝5aの長手方向となるように配置し、該砥石を回転させつつ研削面取面51を形成する。この研削面取面51は液溝5aの側面からバルブスプール5の周面にかけて放射線に対して傾斜するように面取りされる。
押圧面取面52は、先端が略V字形に尖るポンチ本体の先端部両側に略三角形部を有するポンチを液溝5aの外方から放射方向に移動させ、略三角形部を研削面取面51の溝底5d側縁部に押圧し、略三角形をなす痕跡を生じさせることにより形成される。従って、押圧面取面52の面取深さは痕跡を目視することができる程度の非常に浅い面である。このように略三角形部を有するポンチにより形成された押圧面取面52は液溝5aの長手方向中央部から両端近くにかけて漸次面取量が少なくなり、且つ液溝5aの側面から周面にかけて漸次面取量が少なくなるように形成されている。
以上のように構成されたパワーステアリング装置は、操舵手段としての操舵輪Aが操舵中立位置から操作されることにより、入力軸1を介してトーションバー2に捩れが発生するとともに、バルブボディ4及びバルブスプール5に相対角変位が発生し、液圧ポンプPから液管11、ポート6b及び給液孔4cを経て給液室40に供給された圧液が絞り部4bにより流量制御され、一方の送液室41又は42に開口する送液孔4d又は4eから液圧シリンダSの一方のシリンダ室に圧液が供給され、液圧シリンダSのピストンの一端に連結されたラック軸Rが軸長方向へ移動し、該ラック軸R及びピストンの他端に連結された一対の車輪が転向され、操舵補助が行われる。この操舵補助時、ラック軸Rのラック歯に噛合するピニオン9を有する出力軸3は、ラック軸Rの軸長方向への移動に連動して回転し、この出力軸3に連結されているバルブボディ4はバルブハウジング6に対して回転する。
尚、以上説明した実施の形態では液溝5aの長手方向中央部から両端近くにかけて漸次面取量が少なくなる押圧面取面52を有する構成としたが、その他、押圧面取面52は液溝5aの長手方向一端側から他端の近くにかけて漸次面取量が少なくなる構成としてもよい。
本発明に係るパワーステアリング装置の一部の構成を示す断面図である。 本発明に係るパワーステアリング装置の要部の模式的縦断平面図である。 本発明に係るパワーステアリング装置のバルブボディとバルブスプールとの嵌合周上に並ぶ給油室、送油室及び排油室を直線展開して示した動作説明図である。 本発明に係るパワーステアリング装置の全体の構成を示す模式図である。 本発明に係るパワーステアリング装置のバルブスプールの構成を示す側面図である。 図5のVI−VI線の拡大断面図である。 図5のVII −VII 線の拡大断面図である。
符号の説明
4 バルブボディ
4a 第1の液溝
4b 絞り部
5 バルブスプール
5a 第2の液溝
5b 絞り部
5d 溝底
51 研削面取面
52 押圧面取面
A 操舵輪(操舵手段)

Claims (2)

  1. 内側に複数の第1の液溝を有するバルブボディと、第1の液溝に対応する第2の液溝を周面に有し、操舵手段の操舵により前記バルブボディに相対角変位を可能に嵌合されたバルブスプールとを備え、第1及び第2の液溝の幅方向両側の溝縁で構成される絞り部の絞り量に基づいて昇圧する圧液により操舵補助するパワーステアリング装置において、第2の液溝の溝縁は、研削加工により面取された研削面取面と、該研削面取面の溝底側縁部を押圧加工により面取された押圧面取面とを有することを特徴とするパワーステアリング装置。
  2. 前記押圧面取面は第2の液溝の長手方向中間部から両端側へ漸次面取量が少ない請求項1記載のパワーステアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021131114A (ja) * 2020-02-19 2021-09-09 マツダ株式会社 車両制御システム

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