JP2007128675A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトな構成で、反応ガス流路に沿って反応ガスを良好に流すとともに、バッファ部を不要にして電極面利用率を向上させることを可能にする。
【解決手段】燃料電池10は、電解質膜・電極構造体12を挟持する第1及び第2セパレータ14、16を備える。燃料電池10の一端縁部には、それぞれ複数の酸化剤ガス入口連通孔30aと燃料ガス入口連通孔32aとが設けられるとともに、前記燃料電池10の他端縁部には、それぞれ複数の酸化剤ガス出口連通孔30bと燃料ガス出口連通孔32bとが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔30aと酸化剤ガス出口連通孔30bとは、酸化剤ガス流路36を構成する複数の直線状酸化剤ガス流路溝36aに連結されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが積層され、前記電解質・電極構造体と一方のセパレータとの間には、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、積層方向に貫通して前記反応ガス流路の入口側又は出口側に連通する反応ガス連通孔が形成される内部マニホールド型の燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。この燃料電池は、固体高分子電解質膜の両側に、それぞれ電極触媒(電極触媒層)と多孔質カーボン(拡散層)からなるアノード側電極及びカソード側電極を対設した電解質膜・電極構造体を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持する発電セルにより構成されている。通常、燃料電池では、この発電セルを所定の数だけ積層した燃料電池スタックが使用されている。
上記の燃料電池では、積層されている各発電セルのアノード側電極及びカソード側電極に、それぞれ反応ガスである燃料ガス及び酸化剤ガスを供給するため、内部マニホールドを構成する場合が多い。この内部マニホールドは、発電セルの積層方向に貫通して設けられる反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔を備えており、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路の入口側及び出口側には、前記反応ガス入口連通孔及び前記反応ガス出口連通孔がそれぞれ連通している。
この場合、反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔は、開口面積が比較的小さい。従って、反応ガスの流れを円滑に行うため、反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔の近傍には、バッファ部が必要になっている。例えば、特許文献1に開示されている燃料電池のガス通路板では、図7に示すように、例えば、酸化剤ガス側のガス通路板1を備えている。このガス通路板1は、カーボンや金属により構成される溝部材2を有するとともに、前記ガス通路板1の上部側に酸化剤ガスの入口マニホールド3が設けられる一方、前記ガス通路板1の下部側に酸化剤ガスの出口マニホールド4が形成されている。
溝部材2には、入口マニホールド3に連通する入口側通流溝5aと、出口マニホールド4に連通する出口側通流溝5bと、前記入口側通流溝5aと前記出口側通流溝5bとを連通する中間通流溝6とが設けられている。入口側通流溝5a及び出口側通流溝5bは、複数の突起7aを介して格子状に形成される一方、中間通流溝6は複数回折り返した曲折形態に形成され、複数本の直線状溝部8と、折り返し部に複数の突起7bにより形成された格子状溝部9とを備えている。
このように構成される従来技術では、入口側通流溝5a及び出口側通流溝5bがバッファ部を構成しており、供給ガスの電極への接触面積が広くなるとともに、この供給ガスが自由に移動することができる一方、中間通流溝6では、複数本の直線状溝部8を介して反応ガスを高速でむらなく通流させることができ、且つ、圧損を低減する、としている。
特開平10−106594号公報(図1)
しかしながら、上記の特許文献1では、格子状溝部9内に反応ガスが流れ難い滞留部位Tが発生し易い。このため、溝部材2内で反応ガスが均一に流動することができず、電極に対して前記反応ガスを良好に供給することが困難になるという問題がある。
しかも、バッファ部(入口側通流溝5a及び出口側通流溝5b)では、発電機能を有することができない。従って、所望の電極面積を確保するためには、燃料電池全体を大サイズに構成する必要があるという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、コンパクトな構成で、反応ガス流路に沿って反応ガスを良好に流すとともに、バッファ部を不要にして電極面利用率を向上させることが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが積層され、前記電解質・電極構造体と一方のセパレータとの間には、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、積層方向に貫通して前記反応ガス流路に連通する反応ガス連通孔が形成される内部マニホールド型の燃料電池である。
反応ガス連通孔は、反応ガス流路の入口側に連通する複数の反応ガス入口連通孔と、前記反応ガス流路の出口側に連通する複数の反応ガス出口連通孔とを有し、前記反応ガス流路は、複数の前記反応ガス入口連通孔と複数の前記反応ガス出口連通孔とを接続する複数の直線状流路溝を有している。
また、反応ガス流路と反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔とは、セパレータに貫通形成される孔部を介して前記セパレータの一方の面側から他方の面側に連通することが好ましい。さらに、1つの反応ガス連通孔と2つ以上の孔部とを連通させる凹部が設けられることが好ましい。
さらにまた、セパレータ間には、冷却媒体を供給する冷却媒体流路が形成されるとともに、積層方向に貫通して前記冷却媒体流路に連通する冷却媒体連通孔が形成され、前記セパレータは、矩形状を有しており、互いに対向する第1及び第2側部には、反応ガス連通孔が設けられる一方、前記セパレータの前記第1及び第2側部に交差する第3及び第4側部には、前記冷却媒体連通孔が設けられることが好ましい。
また、本発明では、反応ガス連通孔は、酸化剤ガス流路の入口側に連通する複数の酸化剤ガス入口連通孔と、前記酸化剤ガス流路の出口側に連通する複数の酸化剤ガス出口連通孔と、燃料ガス流路の入口側に連通する複数の燃料ガス入口連通孔と、前記燃料ガス流路の出口側に連通する複数の燃料ガス出口連通孔とを有している。
そして、セパレータの側部外周縁部には、燃料ガス入口連通孔及び燃料ガス出口連通孔の外方に位置して酸化剤ガス入口連通孔及び酸化剤ガス出口連通孔が設けられている。
本発明によれば、複数の反応ガス入口連通孔と複数の反応ガス出口連通孔とを有するとともに、前記反応ガス入口連通孔及び前記反応ガス出口連通孔は、反応ガス流路を構成する複数の直線状流路溝に接続されている。このため、反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔の開口面積が有効に拡大され、バッファ部を不要にすることができる。これにより、電極面利用率を向上させることが可能になるとともに、燃料電池全体を良好にコンパクト化することができる。
しかも、反応ガス流路は、複数の直線状流路溝を有している。従って、電極面全面に沿って反応ガスを均一且つ円滑に供給することができ、発電性能の向上が容易に図られる。
また、本発明によれば、セパレータの側部外周縁部には、燃料ガス入口連通孔及び燃料ガス出口連通孔の外方に位置して酸化剤ガス入口連通孔及び酸化剤ガス出口連通孔が設けられている。これにより、酸化剤ガス入口連通孔及び酸化剤ガス出口連通孔の開口断面積を大きく設定することができ、空気中の酸素量を十分に確保して燃料電池の発電性能を良好に維持することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池10の要部分解斜視図であり、図2は、前記燃料電池10を積層した燃料電池スタック11の酸化剤ガスの流れを示す断面図であり、図3は、前記燃料電池スタック11の燃料ガスの流れを示す断面図である。
燃料電池10は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)12と、第1及び第2セパレータ14、16とを、水平方向(矢印A方向)に積層しており、通常、燃料電池スタック11を構成する。第1及び第2セパレータ14、16としては、例えば、カーボンプレートが使用される。
電解質膜・電極構造体12は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜18と、前記固体高分子電解質膜18を挟持するカソード側電極20及びアノード側電極22とを備える。カソード側電極20は、固体高分子電解質膜18と同一表面積に設定される一方、アノード側電極22は、前記固体高分子電解質膜18よりも小さな表面積に設定される。
カソード側電極20及びアノード側電極22は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子を前記ガス拡散層の表面に一様に塗布して形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜18の両面に形成される。
図1に示すように、燃料電池10の矢印B方向の一端縁部(第1側部)には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための複数の酸化剤ガス入口連通孔(反応ガス入口連通孔)30aが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。酸化剤ガス入口連通孔30aは、矢印C方向に長尺な矩形状に設定される。
燃料電池10の矢印B方向の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための複数の燃料ガス入口連通孔(反応ガス入口連通孔)32aが、酸化剤ガス入口連通孔30aの内方に位置し且つ矢印C方向に配列して設けられる。燃料ガス入口連通孔32aは、酸化剤ガス入口連通孔30aの開口面積よりも小さな開口面積に設定されるとともに、前記酸化剤ガス入口連通孔30aよりも多数に設定される。
燃料電池10の矢印B方向の他端縁部(第2側部)には、矢印A方向に互いに連通して酸素含有ガスを排出するための複数の酸化剤ガス出口連通孔(反応ガス出口連通孔)30bが、矢印C方向に配列して設けられる。燃料電池10の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して水素含有ガスを排出するための複数の燃料ガス出口連通孔(反応ガス出口連通孔)32bが、酸化剤ガス出口連通孔30bの内方に位置し且つ矢印C方向に配列して設けられる。
燃料電池10の矢印C方向の一端縁部(第3側部)には、矢印A方向に互いに連通して冷却媒体を供給するための複数の冷却媒体入口連通孔34aが、矢印B方向に配列して設けられる。燃料電池10の矢印C方向の他端縁部(第4側部)には、矢印A方向に互いに連通して冷却媒体を排出するための複数の冷却媒体出口連通孔34bが、矢印B方向に配列して設けられる。
第1セパレータ14の電解質膜・電極構造体12に向かう面14aには、酸化剤ガス流路(反応ガス流路)36が設けられる。酸化剤ガス流路36は、複数の酸化剤ガス流路溝36aを有し、前記酸化剤ガス流路溝36aは、矢印C方向に互いに所定の間隔ずつ離間し且つ矢印B方向に直線状に延在する。
酸化剤ガス流路溝36aは、図1及び図4に示すように、矢印B方向両端部で入口孔部38aと出口孔部38bとに連通する。入口孔部38a及び出口孔部38bは、燃料ガス入口連通孔32a及び燃料ガス出口連通孔32bの内方に位置し、且つ矢印C方向に所定間隔ずつ離間して設けられる。
図5に示すように、面14bには、1つの酸化剤ガス入口連通孔30aとそれぞれ2つの入口孔部38aとを連通させる入口凹部40aが設けられる。すなわち、4本の酸化剤ガス流路溝36aは、入口孔部38aから入口凹部40aを介して2本に集約された後、1つの酸化剤ガス入口連通孔30aに連通する。面14bには、同様に、1つの酸化剤ガス出口連通孔30bとそれぞれ2つの出口孔部38bとを連通させる出口凹部40bが設けられる。
第1セパレータ14の面14bには、各冷却媒体入口連通孔34aと冷却媒体出口連通孔34bとを連通する冷却媒体流路42が設けられる。冷却媒体流路42は、複数の冷却媒体流路溝42aを有し、前記冷却媒体流路溝42aは、矢印C方向に直線状に延在する。
図6に示すように、第2セパレータ16の電解質膜・電極構造体12に向かう面16aには、燃料ガス流路(反応ガス流路)44が設けられる。燃料ガス流路44は、矢印B方向に直線状に延在する複数の燃料ガス流路溝44aを有する。各燃料ガス流路溝44aの矢印B方向両端は、入口孔部46aと出口孔部46bとに連通する。入口孔部46aは、燃料ガス入口連通孔32aから内方に所定の距離だけ離間する一方、出口孔部46bは、燃料ガス出口連通孔32bから内方に所定の間隔だけ離間する。
図1及び図6に示すように、第2セパレータ16の面16bには、2つの入口孔部46aと1つの燃料ガス入口連通孔32aとを連通させる入口凹部48aが設けられる。面16bには、同様に、2つの出口孔部46bと1つの燃料ガス出口連通孔32bとを連通させる出口凹部48bが設けられる。
なお、最上位の燃料ガス入口連通孔32a及び燃料ガス出口連通孔32bは、それぞれ1つの入口孔部46a及び出口孔部46bに連通するように構成してもよい。面16bでは、第1セパレータ14の面14bに形成される冷却媒体流路42に対応する領域が平面状に構成される。
図1〜図3に示すように、第2セパレータ16の面16bには、溝部50が形成され、この溝部50に第1シール部材52が装着される。この第1シール部材52は、複数の酸化剤ガス入口連通孔30aを囲繞する部分と、複数の燃料ガス入口連通孔32aから複数の入口孔部46aを囲繞する部分と、複数の酸化剤ガス出口連通孔30bを囲繞する部分と、複数の燃料ガス出口連通孔32bから複数の出口孔部46bを囲繞する部分とを有する。
第1及び第2セパレータ14、16の面14a、16a間には、第2シール部材54と第3シール部材56とが介装されるとともに、前記面16aと電解質膜・電極構造体12を構成する固体高分子電解質膜18の外周縁部との間には、第4シール部材58が介装される。第2シール部材54は、それぞれ複数の酸化剤ガス入口連通孔30a同士、及び複数の酸化剤ガス出口連通孔30b同士を囲繞する部分を有する(図1参照)。
第3シール部材56は、電解質膜・電極構造体12の外周部外方を囲繞し、且つ燃料ガス入口連通孔32a及び燃料ガス出口連通孔32bの内方に配置される(図6参照)。第4シール部材58は、固体高分子電解質膜18の外周縁部に接触するとともに、第2セパレータ16の面16aに形成される燃料ガス流路44を囲繞する。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
図1に示すように、複数の酸化剤ガス入口連通孔30aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、複数の燃料ガス入口連通孔32aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、複数の冷却媒体入口連通孔34aには、純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。
酸化剤ガスは、図2及び図5に示すように、各酸化剤ガス入口連通孔30aから第1セパレータ14の面14bに形成される入口凹部40aを通って入口孔部38aに供給される。さらに、酸化剤ガスは、入口孔部38aから面14a側に設けられている各酸化剤ガス流路溝36aに導入される(図2及び図4参照)。このため、酸化剤ガスは、矢印B方向に直線状に延在する複数の酸化剤ガス流路溝36aに沿って移動することにより、電解質膜・電極構造体12のカソード側電極20に供給される。
一方、燃料ガスは、図1及び図3に示すように、燃料ガス入口連通孔32aから第2セパレータ16の面16bに形成されている入口凹部48aを通って入口孔部46aに供給される。燃料ガスは、入口孔部46aを通って面16a側に送られ、この面16aに形成されている複数の燃料ガス流路溝44aに導入される(図3及び図6参照)。このため、燃料ガスは、矢印B方向に直線状に延在する複数の燃料ガス流路溝44aに沿って移動し、電解質膜・電極構造体12のアノード側電極22に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体12では、カソード側電極20に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極22に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、カソード側電極20に供給されて消費された酸化剤ガスは、図1に示すように、各酸化剤ガス流路溝36aに連通する出口孔部38bを通って第1セパレータ14の面14b側に導入される。さらに、酸化剤ガスは、出口凹部40bから酸化剤ガス出口連通孔30bに排出される(図1及び図5参照)。
同様に、アノード側電極22に供給されて消費された燃料ガスは、各燃料ガス流路溝44aに連通する出口孔部46bから第2セパレータ16の面16b側に移動する(図6参照)。その後、燃料ガスは、出口凹部48bから燃料ガス出口連通孔32bに排出される(図1及び図6参照)。
また、複数の冷却媒体入口連通孔34aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ14の面14bに形成された複数の冷却媒体流路溝42aに沿って矢印C方向に移動する。このため、冷却媒体は、電解質膜・電極構造体12の発電面(電極面)全面にわたって冷却した後、複数の冷却媒体出口連通孔34bに排出される。
この場合、本実施形態では、複数の酸化剤ガス入口連通孔30aと複数の酸化剤ガス出口連通孔30bとを有するとともに、前記酸化剤ガス入口連通孔30a及び前記酸化剤ガス出口連通孔30bは、酸化剤ガス流路36を構成する複数の直線状酸化剤ガス流路溝36aに接続されている。一方、複数の燃料ガス入口連通孔32aと複数の燃料ガス出口連通孔32bとは、燃料ガス流路44を構成する複数の直線状燃料ガス流路溝44aに接続されている。
このため、第1及び第2セパレータ14、16では、酸化剤ガス及び燃料ガスを分配するためのバッファ部を設ける必要がない。これにより、燃料電池10では、電極面利用率を有効に向上させることができ、所望の発電性能を有するとともに、前記燃料電池10全体を良好にコンパクト化することができるという効果が得られる。
しかも、酸化剤ガス流路36及び燃料ガス流路44は、それぞれ複数の直線状酸化剤ガス流路溝36a及び燃料ガス流路溝44aを有している。従って、簡単な構成で、電解質膜・電極構造体12の電極面全面に沿って酸化剤ガス及び燃料ガスを均一に供給することができ、発電性能の向上が容易に図られるという利点がある。
さらに、本実施形態では、第1及び第2セパレータ14、16の側部外周縁部には、燃料ガス入口連通孔32a及び燃料ガス出口連通孔32bの外方に位置して酸化剤ガス入口連通孔30a及び酸化剤ガス出口連通孔30bが設けられている。このため、酸化剤ガス入口連通孔30a及び酸化剤ガス出口連通孔30bの開口断面積を燃料ガス入口連通孔32a及び燃料ガス出口連通孔32bの開口断面積よりも大きく設定することができる。
しかも、1つの燃料ガス入口連通孔32a及び1つの燃料ガス出口連通孔32bには、それぞれ2つの入口孔部46a及び出口孔部46bを介して2本の燃料ガス流路溝44aが連通している。一方、1つの酸化剤ガス入口連通孔30a及び1つの酸化剤ガス出口連通孔30bには、それぞれ4つの入口孔部38a及び出口孔部38を介して4本の酸化剤ガス流路溝36aが連通している。
これにより、複数の燃料ガス流路溝44a及び複数の酸化剤ガス流路溝36aを集約することができ、第1及び第2セパレータ14、16内のスペースの有効利用を図ることが可能になる。従って、第1及び第2セパレータ14、16を含む燃料電池10全体のコンパクト化が容易に図られるとともに、発電性能を良好に維持することができるという効果が得られる。
さらにまた、酸化剤ガス流路36及び燃料ガス流路44は、それぞれ複数の直線状酸化剤ガス流路溝36a及び複数の直線状燃料ガス流路溝44aを有しており、酸化剤ガス及び燃料ガスを均一に分配することができる。これにより、燃料電池10では、所望の発電性能を確実に維持することが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視図である。 前記燃料電池を積層した燃料電池スタックの酸化剤ガスの流れを示す断面図である。 前記燃料電池スタックの燃料ガスの流れを示す断面図である。 前記燃料電池を構成する第1セパレータの一部拡大説明図である。 前記第1セパレータの正面説明図である。 前記燃料電池を構成する第2セパレータの正面説明図である。 特許文献1に開示されている燃料電池のガス通路板の説明図である。
符号の説明
10…燃料電池 11…燃料電池スタック
12…電解質膜・電極構造体 14、16…セパレータ
18…固体高分子電解質膜 20…カソード側電極
22…アノード側電極 30a…酸化剤ガス入口連通孔
30b…酸化剤ガス出口連通孔 32a…燃料ガス入口連通孔
32b…燃料ガス出口連通孔 34a…冷却媒体入口連通孔
34b…冷却媒体出口連通孔 36…酸化剤ガス流路
38a、46a…入口孔部 38b、46b…出口孔部
40a、48a…入口凹部 40b、48b…出口凹部
42…冷却媒体流路 42a…冷却媒体流路溝
44…燃料ガス流路 44a…燃料ガス流路溝
52、54、56、58…シール部材

Claims (6)

  1. 電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが積層され、前記電解質・電極構造体と一方のセパレータとの間には、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、積層方向に貫通して前記反応ガス流路に連通する反応ガス連通孔が形成される内部マニホールド型の燃料電池であって、
    前記反応ガス連通孔は、前記反応ガス流路の入口側に連通する複数の反応ガス入口連通孔と、
    前記反応ガス流路の出口側に連通する複数の反応ガス出口連通孔と、
    を有し、
    前記反応ガス流路は、複数の前記反応ガス入口連通孔と複数の前記反応ガス出口連通孔とを接続する複数の直線状流路溝を有することを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔とは、前記セパレータに貫通形成される孔部を介して前記セパレータの一方の面側から他方の面側に連通することを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項2記載の燃料電池において、1つの前記反応ガス連通孔と2つ以上の前記孔部とを連通させる凹部が設けられることを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記セパレータ間には、冷却媒体を供給する冷却媒体流路が形成されるとともに、
    積層方向に貫通して前記冷却媒体流路に連通する冷却媒体連通孔が形成され、
    前記セパレータは、矩形状を有しており、互いに対向する第1及び第2側部には、前記反応ガス連通孔が設けられる一方、
    前記セパレータの前記第1及び第2側部に交差する第3及び第4側部には、前記冷却媒体連通孔が設けられることを特徴とする燃料電池。
  5. 電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが積層され、前記電解質・電極構造体と一方のセパレータとの間には、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、積層方向に貫通して前記反応ガス流路に連通する反応ガス連通孔が形成される内部マニホールド型の燃料電池であって、
    前記反応ガス連通孔は、前記反応ガス流路である酸化剤ガス流路の入口側に連通する複数の酸化剤ガス入口連通孔と、
    前記酸化剤ガス流路の出口側に連通する複数の酸化剤ガス出口連通孔と、
    前記反応ガス流路である燃料ガス流路の入口側に連通する複数の燃料ガス入口連通孔と、
    前記燃料ガス流路の出口側に連通する複数の燃料ガス出口連通孔と、
    を有し、
    前記セパレータの側部外周縁部には、前記燃料ガス入口連通孔及び前記燃料ガス出口連通孔の外方に位置して前記酸化剤ガス入口連通孔及び前記酸化剤ガス出口連通孔が設けられることを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項5記載の燃料電池において、前記セパレータ間には、冷却媒体を供給する冷却媒体流路が形成されるとともに、
    積層方向に貫通して前記冷却媒体流路に連通する冷却媒体連通孔が形成され、
    前記セパレータは、矩形状を有しており、互いに対向する第1及び第2側部には、前記反応ガス連通孔が設けられる一方、
    前記セパレータの前記第1及び第2側部に交差する第3及び第4側部には、前記冷却媒体連通孔が設けられることを特徴とする燃料電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018504739A (ja) * 2014-12-16 2018-02-15 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 燃料電池のセルスタックおよびそのようなスタックを含む燃料電池

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