JP2007128614A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1の記録層と第2の記録層が各々、厚さが異なる透光層で覆われた光ディスクに対しても情報の記録、再生を好適に行うことのできる光ディスク装置を提供すること。
【解決手段】光ディスク装置1は、DVD系およびCD系の光ディスク11、12の情報の記録および/または再生を行うとともに、光ディスク11として、第1の記録層111と第2の記録層112が各々、厚さが相違する第1の透光層116と第2の透光層117で覆われた片面2層DVD−ROM規格の光ディスクに対しても、情報の記録、再生を行う。波長λ1のレーザ光L1で光ディスク11に対して情報の記録、再生を行う際の対物レンズ45の5次球面収差をSA5としたとき、λ1、SA5については下式
−0.025λ1rms≦SA5≦ +0.025λ1rms
に満たすように設定してある。
【選択図】図1
【解決手段】光ディスク装置1は、DVD系およびCD系の光ディスク11、12の情報の記録および/または再生を行うとともに、光ディスク11として、第1の記録層111と第2の記録層112が各々、厚さが相違する第1の透光層116と第2の透光層117で覆われた片面2層DVD−ROM規格の光ディスクに対しても、情報の記録、再生を行う。波長λ1のレーザ光L1で光ディスク11に対して情報の記録、再生を行う際の対物レンズ45の5次球面収差をSA5としたとき、λ1、SA5については下式
−0.025λ1rms≦SA5≦ +0.025λ1rms
に満たすように設定してある。
【選択図】図1
Description
本発明は、第1の記録層および第2の記録層が厚さの相違する透光層で覆われた光ディスク(光記録ディスク)に対する情報の記録および/または再生を行う光ディスク装置に関するものである。
光ディスク装置では、レーザ光源から出射されたレーザ光を対物レンズによって光ディスクにおいて透光層(透光性基板)を介して記録層に集光して光ディスクに対する情報の記録、再生を行う。このような光ディスク装置として、透光層の厚さが相違する光ディスクに対する情報の記録、再生を行うことが可能なもの、例えば、DVD(ディジタル・バーサタイル・ディスク)規格の第1の光ディスク、およびCD(コンパクト・ディスク)規格の第2の光ディスクの双方に対して情報の記録、再生が可能なものが提案されている。ここで、第1の光ディスクでは透光層の厚さが0.6mmであるのに対して、第2の光ディスクでは透光層の厚さが1.2mmである。
このような光ヘッド装置において、第1の光ディスクに対して情報の記録、再生を行う際には、第1のレーザ光源から出射された波長が655nmの第1のレーザ光が用いられる一方、第2の光ディスクに対して情報の記録、再生を行う際には、第2のレーザ光源から出射された波長が785nmの第2のレーザ光が用いられる。ここで、第1の光ディスクおよび第2の光ディスクのいずれに対して情報の記録、再生を行う際にも共通の対物レンズが用いられる。但し、第1の光ディスクに対して情報の記録、再生を行う際には、NAが0.65近傍に設定される一方、第2の光ディスクに対して情報の記録、再生を行う際には、NAが0.5近傍に設定される。
このように、第1の光ディスクに対して情報の記録、再生を行うときと、第2の光ディスクに対して情報の記録、再生を行うときとでは、レーザ光の波長や透光層の厚さが相違するため、対物レンズを設計する際には、いずれの光ディスクに対しても情報の記録、再生が可能なレベルまで球面収差を小さくすることが要求される。このような要求に対して、従来は、第1の光ディスクに対して情報の記録、再生を行う際と、第2の光ディスクに対して情報の記録、再生を行う際との中間レベルに球面収差を設定して互換性を確保する第1の構成、対物レンズをいくつかのセクションに同心円状に分割し、第1の光ディスクおよび第2の光ディスクに対して情報の記録、再生を行う際の共通領域については3次球面収差を消去するように位相をシフトさせて互換性を確保する第2の構成、対物レンズに回折格子を形成し、第1のレーザ光と第2のレーザ光との色収差(回折力の差)を利用して双方の球面収差を消去して互換性を確保する第3の構成が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−81566号公報
さらに近年、第1の光ディスクとして、第1の記録層と第2の記録層が各々、厚さが相違する透光層(透光性基板)で覆われた片面2層DVD−ROM規格が提案されている。このような片面2層DVD−ROM規格の光ディスクにおいて、第1の記録層を覆う透光層の厚さは例えば0.575mmであり、第2の記録層を覆う透光層の厚さは例えば0.625mmである。このような規格の光ディスクに対して情報の記録、再生を行う際には、第1の記録層および第2の記録層の双方において収差の小さな集光特性が求められる。
かかる要求に関して、本願発明者が種々、検討した結果、上記の対策を適用した対物レンズを用いて片面2層DVD−ROM規格の光ディスクに対して情報の記録、再生を行おうとした場合に、3次球面収差が小さいにもかかわらず、この種の光ディスクの性能を引き出せないことがあるという知見を得た。また、かかる理由については以下の知見も得た。まず、第1の構成を採用した場合には、3次球面収差および高次球面収差の双方が存在するため、片面2層DVD−ROM規格の光ディスクの性能を出すことが困難である。また、第2の構成を採用した場合、3次球面収差は除去できるが、高次球面収差が存在するので、片面2層DVD−ROM規格の光ディスクでの集光マージンが小さいためである。さらに、第3の構成を採用した場合では、設計中心では球面収差を除去できるが、回折原理を利用している以上、レーザ光の波長が環境温度やレーザ光源毎にばらつきやすく、それに起因する収差が発生するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、第1の記録層と第2の記録層が各々、厚さが異なる透光層で覆われた光ディスクに対しても情報の記録、再生を好適に行うことのできる光ディスク装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、第1のレーザ光源から出射された波長λ1の第1のレーザ光を対物レンズによって第1の光ディスクにおいて第1の透光層を介して第1の記録層に集光するとともに、当該第1の光ディスクにおいて前記第1の透光層と厚さの異なる第2の透光層を介して第2の記録層に集光して前記第1の記録層および前記第2の記録層に対する情報の記録および/または再生を行う光ディスク装置において、前記対物レンズの5次球面収差の絶対値が0.025λ1rms以下であることを特徴とする。
本発明では、3次球面収差については、位相シフトや回折作用により対物レンズで解消する一方、5次球面収差については所定の範囲内に管理してある。このため、第1の記録層と第2の記録層が各々、厚さが透光層で覆われた片面2層DVD−ROM規格の第1の光ディスクに対して情報の記録、再生を行った際、ある程度のデフォーカス距離があっても十分なレベルのRF振幅を得ることができる。それ故、本発明によれば、厚さが透光層で覆われた第1の記録層および第2の記録層のいずれに対しても、確実に情報の記録、再生を行うことができる。
本発明においては、さらに、前記第1のレーザ光の波長λ1と異なる波長λ2をもって第2のレーザ光源から出射された第2のレーザ光を、前記対物レンズによって第2の光ディスクにおいて前記第1の透光層および前記第2の透光層と異なる厚さの第3の透光層を介して第3の記録層に集光して当該第3の記録層に対する情報の記録および/または再生を行う構成を採用してもよい。
本発明では、3次球面収差については、位相シフトや回折作用により対物レンズで解消する一方、5次球面収差については所定の範囲内に管理してある。このため、第1の記録層と第2の記録層が各々、厚さが透光層で覆われた片面2層DVD−ROM規格の第1の光ディスクに対して情報の記録、再生を行った際、ある程度のデフォーカス距離があっても十分なレベルのRF振幅を得ることができる。それ故、本発明によれば、厚さが透光層で覆われた第1の記録層および第2の記録層のいずれに対しても、確実に情報の記録、再生を行うことができる。
(全体構成)
図1(a)、(b)は、本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置の要部の構成を模
式的に示す説明図、および片面2層DVD−ROM規格の第1の光ディスクの説明図である。図1(a)において、本形態の光ディスク装置1は、トラックピッチおよび記録層を覆う透光層(透光性基板)の厚さが相違するDVD系の第1の光ディスク11、およびCD系の第2の光ディスク12の情報の記録および/または再生を行う装置であり、DVD用の波長655nm(λ1)の第1のレーザ光L1を出射する第1の半導体レーザ21(第1のレーザ光源)と、CD用の波長785nm(λ2)の第1のレーザ光L2を出射する第2の半導体レーザ22(第2のレーザ光源)とが用いられている。第1の光ディスク11では透光層の厚さが0.6mmであるのに対して、第2の光ディスク12では透光層(第3の透光層)の厚さが1.2mmである。
図1(a)、(b)は、本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置の要部の構成を模
式的に示す説明図、および片面2層DVD−ROM規格の第1の光ディスクの説明図である。図1(a)において、本形態の光ディスク装置1は、トラックピッチおよび記録層を覆う透光層(透光性基板)の厚さが相違するDVD系の第1の光ディスク11、およびCD系の第2の光ディスク12の情報の記録および/または再生を行う装置であり、DVD用の波長655nm(λ1)の第1のレーザ光L1を出射する第1の半導体レーザ21(第1のレーザ光源)と、CD用の波長785nm(λ2)の第1のレーザ光L2を出射する第2の半導体レーザ22(第2のレーザ光源)とが用いられている。第1の光ディスク11では透光層の厚さが0.6mmであるのに対して、第2の光ディスク12では透光層(第3の透光層)の厚さが1.2mmである。
本形態の光ディスク装置1では、第1のレーザ光L1および第2のレーザ光L2の戻り光を受光する共通の光検出器3が用いられている。また、光ディスク装置1は、レーザ光源21、22から光ディスク11、12に向けて、第1のビームスプリッタ41、第2のビームスプリッタ42、コリメートレンズ43、立ち上げミラー44、および対物レンズ45を備えた共通の光学系40を有しており、これらの光学素子によって、レーザ光源21、22から出射されたレーザ光L1、L2を光ディスク11、12に導く往路が構成されている。また、光学系40は、第2のビームスプリッタ42と光検出器3との間に非点収差生成用のセンサーレンズ46を備えており、対物レンズ45、立ち上げミラー44、コリメートレンズ43、第2のビームスプリッタ42、およびセンサーレンズ46によって、光ディスク11、12で反射した戻り光を光検出器3に導く復路が構成されている。なお、立ち上げミラー44の背後には、レーザ光源21、22から出射されたレーザ光L1、L2のうち、立ち上げミラー44を外れた光を検出するモニター用光検出器5が配置されている。光検出器3は、光ディスク11、12で反射した戻り光から情報を再生するとともに、フォーカシングエラー信号およびトラッキングエラー信号を生成するのに用いられる。これらのフォーカシングエラー信号およびトラッキングエラー信号は、対物レンズ駆動装置7にフィードバックされるようになっている。
このように構成した光ディスク装置1において、第1の光ディスク11および第2の光ディスク12のいずれに対して情報の記録、再生を行う際にも共通の対物レンズ45が用いられる。但し、第1の光ディスク11に対して情報の記録、再生を行う際には、NAが0.65近傍に設定される一方、第2の光ディスク12に対して情報の記録、再生を行う際には、NAが0.5近傍に設定される。
ここで、第1の光ディスク11に対して情報の記録、再生を行うときと、第2の光ディスク12に対して情報の記録、再生を行うときとでは、レーザ光L1、L2の波長や透光層の厚さが相違するため、対物レンズ45については、いずれの光ディスク11、12に対しても情報の記録、再生が可能なレベルまで球面収差が小さくなるように、例えば、対物レンズ45をいくつかのセクションに同心円状に分割し、第1の光ディスク11および第2の光ディスク12に対して情報の記録、再生を行う際の共通領域については3次球面収差を消去するように位相をシフトさせた輪帯位相シフト構造を採用して互換性を確保してある。また、対物レンズ45に回折格子を形成し、第1のレーザ光L1と第2のレーザ光L2との色収差を利用して双方の3次球面収差を消去する輪帯回折構造を採用して互換性を確保することもある。
さらに、本形態の光ディスク装置1では、図1(b)に示すように、第1の光ディスク11として、第1の記録層111と第2の記録層112が各々、厚さが相違する第1の透光層116と第2の透光層117で覆われた片面2層DVD−ROM規格の光ディスクに対しても、情報の記録、再生を確実に行えるように、対物レンズ45に対しては以下の構成が採用されている。ここで、片面2層DVD−ROM規格の第1の光ディスク11において、第1の記録層111を覆う第1の透光層116の厚さは0.575mmであり、第
2の記録層112を覆う第2の透光層117の厚さは0.625mmである。
2の記録層112を覆う第2の透光層117の厚さは0.625mmである。
(対物レンズの5次球面収差)
図2(a)、(b)は、図1に示す光ディスク装置において、対物レンズの5次球面収差が−0.025λ1rmsであるときの波面位相図、および第1の記録層111に焦点が合っているときの波面位相図である。図3(a)、(b)は、図1に示す光ディスク装置において、対物レンズの5次球面収差が+0.025λ1rmsであるときの波面位相図、および第1の記録層111に焦点が合っているときの波面位相図である。図4(a)、(b)は、図1に示す光ディスク装置において、対物レンズの5次球面収差が−0.026λ1rms、0λ1rms、+0.026λ1rmsであるとき、第1の記録層111からのデフォーカス距離とジッタ値やRF振幅との関係を示すグラフ、および第2の記録層112からのデフォーカス距離とジッタ値やRF振幅との関係を示すグラフである。
図2(a)、(b)は、図1に示す光ディスク装置において、対物レンズの5次球面収差が−0.025λ1rmsであるときの波面位相図、および第1の記録層111に焦点が合っているときの波面位相図である。図3(a)、(b)は、図1に示す光ディスク装置において、対物レンズの5次球面収差が+0.025λ1rmsであるときの波面位相図、および第1の記録層111に焦点が合っているときの波面位相図である。図4(a)、(b)は、図1に示す光ディスク装置において、対物レンズの5次球面収差が−0.026λ1rms、0λ1rms、+0.026λ1rmsであるとき、第1の記録層111からのデフォーカス距離とジッタ値やRF振幅との関係を示すグラフ、および第2の記録層112からのデフォーカス距離とジッタ値やRF振幅との関係を示すグラフである。
本形態では、図1(a)に示す対物レンズ45の球面収差のうち、3次球面収差については、上記の輪帯位相シフト構造や輪帯回折構造により、第1の光ディスク11および第2の光ディスク12に対して情報の記録、再生を行うのに支障がないレベルまで低減してある。さらに、本形態では、片面2層DVD−ROM規格の第1の光ディスク11に対して確実に情報の記録、再生を行えるように、DVD用の第1のレーザ光L1の波長をλ1とし、第1の光ディスク11に情報の記録、再生を行う際の対物レンズ45の高次球面収差のうち、5次球面収差についてはそれをSA5としたとき、λ1、SA5が下式
−0.025λ1rms ≦ SA5 ≦ +0.025λ1rms
に満たすように設定してある。このような条件を満たすには、対物レンズ45を製造した後、選別するという方法、あるいは対物レンズ45を製造する際の肉厚ばらつきを低減する方法などが採用される。
−0.025λ1rms ≦ SA5 ≦ +0.025λ1rms
に満たすように設定してある。このような条件を満たすには、対物レンズ45を製造した後、選別するという方法、あるいは対物レンズ45を製造する際の肉厚ばらつきを低減する方法などが採用される。
このような条件を設定するにあたって、対物レンズ45の5次球面収差SA5が−0.025λ1rmsであるときの波面位相図、および第1の記録層111に焦点が合っているときの波面位相図を求めた結果を図2(a)、(b)に示す。また、対物レンズ45の5次球面収差SA5が+0.025λ1rmsであるときの波面位相図、および第1の記録層111に焦点が合っているときの波面位相図を求めた結果を図3(a)、(b)に示す。これらの図からわかるように、5次球面収差SA5が−0.025λ1rmsであるときと、+0.025λ1rmsであるときとでは、波面位相図は光軸方向で反転している。
また、対物レンズ45の5次球面収差SA5が−0.026λ1rms、0λ1rms、+0.026λ1rmsであるとき、第1の記録層111からのデフォーカス距離とジッタ値(Jitter値)との関係を各々、図4(a)に「四角形(SA5 −0.026j total)」、「ひし形(SA5 0.00j total)」、「丸(SA5 +0.026j total)」で示す。また、図4(a)には、対物レンズ45の5次球面収差SA5が−0.026λ1rms、0λ1rms、+0.026λ1rmsであるときのRF振幅を求めた結果を「ひし形(SA5 −0.026f amp)」、「三角(SA5 −0.00f amp)」、「*(SA5 +0.026f amp)」で示すとともに、多項式を3本の線で表わしてある。
また、対物レンズ45の5次球面収差SA5が−0.026λ1rms、0λ1rms、+0.026λ1rmsであるとき、第2の記録層112からのデフォーカス距離とジッタ値(Jitter値)との関係を各々、図4(b)に「四角形(SA5 −0.026j total)」、「ひし形(SA5 0.00j total)」、「丸(SA5 +0.026j total)」で示す。また、図4(b)には、対物レンズ45の5次球面収差SA5が−0.026λ1rms、0λ1rms、+0.026λ1rmsである
ときのRF振幅を求めた結果を「ひし形(SA5 −0.026f amp)」、「三角(SA5 −0.00f amp)」、「*(SA5 +0.026f amp)」で示すとともに、多項式を3本の線で表わしてある。
ときのRF振幅を求めた結果を「ひし形(SA5 −0.026f amp)」、「三角(SA5 −0.00f amp)」、「*(SA5 +0.026f amp)」で示すとともに、多項式を3本の線で表わしてある。
図4(a)から分かるように、第1の記録層111については、対物レンズ45の5次球面収差SA5の極性がマイナスであるとき、ジッタ特性の最小値がディスクから遠ざかる方向にシフトする。また、対物レンズ45の5次球面収差SA5の極性がマイナスであるとき、第1の記録層111からのデフォーカス距離が0.0μmから−0.8μmに向けて増大するにともなって急峻に立ち上がるのに対して、対物レンズ45の5次球面収差SA5の極性がプラスであるとき、第1の記録層111からのデフォーカス距離が0.0μmから−0.8μmに向けて増大する際の立ち上がりが緩慢である。
これに対して、図4(b)から分かるように、第2の記録層112については、対物レンズ45の5次球面収差SA5の極性がプラスであるとき、ジッタ特性の最小値がディスクに近づく方向にシフトする。また、対物レンズ45の5次球面収差SA5の極性がプラスであるとき、第1の記録層111からのデフォーカス距離が0.0μmから1.0μmに向けて増大するにともなって急峻に立ち上がるのに対して、対物レンズ45の5次球面収差SA5の極性がマイナスであるとき、第2の記録層112からのデフォーカス距離が0.0μmから1.0μmに向けて増大する際の立ち上がりが緩慢である。
従って、第1の記録層111からすれば、対物レンズ45の5次球面収差SA5については、以下の条件
SA5 < +0.026λ1rms
が好ましく、第2の記録層112からすれば、対物レンズ45の5次球面収差SA5については、以下の条件
−0.026λ1rms < SA5
が好ましい。よって、対物レンズ45の5次球面収差SA5を、以下の条件
−0.026λ1rms ≦ SA5 ≦ +0.026λ1rms
に設定すれば、片面2層DVD−ROM規格の光ディスク11の第1の記録層111および第2の記録層112の双方に対して好適に情報の記録、再生を行うことができる。
SA5 < +0.026λ1rms
が好ましく、第2の記録層112からすれば、対物レンズ45の5次球面収差SA5については、以下の条件
−0.026λ1rms < SA5
が好ましい。よって、対物レンズ45の5次球面収差SA5を、以下の条件
−0.026λ1rms ≦ SA5 ≦ +0.026λ1rms
に設定すれば、片面2層DVD−ROM規格の光ディスク11の第1の記録層111および第2の記録層112の双方に対して好適に情報の記録、再生を行うことができる。
1 光ディスク装置
11 DVD系の光ディスク(第1の光ディスク)
12 CD系の光ディスク(第2の光ディスク)
21 第1の半導体レーザ(第1のレーザ光源)
22 第2の半導体レーザ(第2のレーザ光源)
45 対物レンズ
111 第1の記録層
112 第2の記録層
116 第1の透光層
117 第2の透光層
11 DVD系の光ディスク(第1の光ディスク)
12 CD系の光ディスク(第2の光ディスク)
21 第1の半導体レーザ(第1のレーザ光源)
22 第2の半導体レーザ(第2のレーザ光源)
45 対物レンズ
111 第1の記録層
112 第2の記録層
116 第1の透光層
117 第2の透光層
Claims (2)
- 第1のレーザ光源から出射された波長λ1の第1のレーザ光を対物レンズによって第1の光ディスクにおいて第1の透光層を介して第1の記録層に集光するとともに、当該第2の光ディスクにおいて前記第1の透光層と厚さの異なる第2の透光層を介して第2の記録層に集光して前記第1の記録層および前記第2の記録層に対する情報の記録および/または再生を行う光ディスク装置において、
前記対物レンズの5次球面収差の絶対値が0.025λ1rms以下であることを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項1において、前記第1のレーザ光の波長λ1と異なる波長λ2をもって第2のレーザ光源から出射された第2のレーザ光を、前記対物レンズによって第2の光ディスクにおいて前記第1の透光層および前記第2の透光層と異なる厚さの第3の透光層を介して第3の記録層に集光して当該第3の記録層に対する情報の記録および/または再生を行うことを特徴とする光ディスク装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080131 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090226 |