JP2007128211A - 火災検知器及び火災警報器 - Google Patents

火災検知器及び火災警報器 Download PDF

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Abstract

【課題】組み付け作業や製造コストの増加を招かず整流板を固定することができる、リサイクル時の解体の容易な構造の火災検知器及び火災警報器を提供すること。
【解決手段】整流板9の四隅の取付片91を、前ケース31の四隅の対応する取付用ボス31bの貫通孔31cに挿入して、各取付片91の係止爪91aを対応する取付用ボス31bの係止用段部31dに係止させ、次に、後ケース33を前ケース31に取り付けて、後ケース33の2つのキー部材33cの先端を、対応する2つの取付用ボス31b及び取付片91箇所の、取付片91と貫通孔31cの内壁との間隙Sに挿入させると、係止用段部31dに係止された係止爪91aの係止用段部31dに対する係止解除が、取付片91と貫通孔31cの内壁との間隙Sに先端が挿入されたキー部材33cによって阻止されて、整流板9が前ケース31に対して脱落不能に取り付けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、住宅の室内等に設置されてその室内等における火災の発生の有無を検出する火災検知器、及び、火災発生検出時に警報を行う火災警報器に関するものである。
この種の火災検知器や火災警報器においては、設置した空間の雰囲気を内部に取り込んで、取り込んだ雰囲気の光拡散量を発光受光素子により測定し、測定した光拡散量から雰囲気の煙濃度を割り出すことで、設置した空間における火災の発生を検出し、火災警報器ではさらに、音声や表示によりこれを警報している。
そして、設置した空間の雰囲気を取り込み光拡散量の測定を行う検知部は、少量の雰囲気で光拡散量を測定できるように、火災検知器や火災警報器の本体内ではなく本体から独立して本体の前面から突設した小空間内に設けられ、検知部内への雰囲気の取り込みは、検知部の周面全体に亘って形成したスリットを介して行うようにすることが多い(例えば特許文献1,2)。
特開2002−197558号公報 特開2003−99871号公報
火災検知器や火災警報器の本体から前方に突出した小空間に検知部を設けると、壁や天井を伝って流れる煙は本体との段差を乗り越えて検知部内に取り込まれることになるが、そうすると、煙の流れの速度如何では、本体との段差を乗り越えた煙の流れが本体の前面に沿ってスリットの形成された検知部の周面に向かわず、むしろ検知部を通り越すような流れとなって、火災検知器や火災警報器を設置した空間の雰囲気を効率よく検知部内に取り込むことができないことが予想される。
そこで、本体との段差を乗り越えた煙の流れを本体の前面に沿って検知部の周面に誘導する整流板を、例えば検知部の突出高さ分だけ本体の前面から間隔をおいて配置することが考えられる。
その場合、整流板の本体への取り付けを、前後二分割する本体の取り付けと同じく本体の裏側から挿通したねじで行うとすると、ねじ止め箇所が増加する分だけ組み付け作業が煩雑化して製造コストを増加させてしまい、また、耐用年数使用後の回収、リサイクル時の解体を面倒にしてしまう。
そこで、係止爪を用いたスナップフィット方式で整流板を本体に取り付けるようにすれば、組み付け作業や製造コストの増加を招かず、また、回収、リサイクル時の解体も容易になるが、他の物体の衝突や地震による揺れ等により係止爪の係止が外れて整流板が脱落すると、肝心の火災発生時に検知部内への煙の取り込みが遅れて火災発生の検知や警報の遅れを招いてしまうので、そのようにならない対策を講じる必要がある。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、組み付け作業や製造コストの増加を招かず整流板を固定することができる、リサイクル時の解体の容易な構造の火災検知器及び火災警報器を提供することにある。
前記目的を達成する請求項1乃至請求項3記載の本発明は火災検知器に関するものであり、請求項4記載の本発明は火災警報器に関するものである。
そして、請求項1に記載した本発明の火災検知器は、筐体前部と筐体後部とで構成される筐体の前面から突設された検知部を、前記前面から間隔をおき該前面に沿って配置される整流板により覆い、前記前面と前記整流板との間を通過する火災監視領域の雰囲気を前記検知部の周面から内部に取り込んで、該検知部の内部で測定した火災監視領域の雰囲気の煙濃度により、前記火災監視領域における火災の発生の有無を検出する火災検知器において、前記筐体前部から突設されて突設方向に内部を貫通する貫通孔が形成され、前記筐体前部を前記筐体後部と組み付けた状態で前記筐体の前面から突出する筒状ボスと、前記貫通孔又は該貫通孔付近の筐体前部部分に形成された被係止部と、前記整流板に設けられ、該整流板を前記配置に位置させた状態で前記貫通孔に挿入可能な可撓片と、前記可撓片に形成され、前記整流板を前記配置に位置させて前記貫通孔に前記可撓片を挿入した状態で前記被係止部と係止可能な係止爪と、前記筐体後部から突設され、該筐体後部を前記筐体前部と組み付けた状態で前記筐体の内部に延出するキー部材とを備え、前記キー部材は、前記筐体前部と前記筐体後部とを組み付けた状態で、前記被係止部に係止された前記係止爪の前記被係止部との係止を解除する方向への前記可撓片の変位を阻止する位置に配置されることを特徴とする。
また、請求項2に記載した本発明の火災検知器は、請求項1に記載した本発明の火災検知器において、前記可撓片が、前記整流板を前記配置に位置させて前記貫通孔に前記可撓片を挿入した状態で前記係止爪を前記被係止部に係止させると共に、該被係止部と前記係止爪との係止を解除するための撓み変位を可能とする間隙を前記貫通孔との間に画成するように構成されており、前記キー部材が、前記筐体後部を前記筐体前部と組み付けた状態で、前記整流板を前記配置に位置させて前記貫通孔に挿入した前記可撓片と前記貫通孔との間に挿入されて、前記可撓片と前記貫通孔との前記間隙を埋めるように構成されているものとした。
さらに、請求項3に記載した本発明の火災検知器は、請求項1に記載した本発明の火災検知器において、前記可撓片が、前記整流板を前記配置に位置させて前記貫通孔に前記可撓片を挿入した状態で前記係止爪を前記被係止部と間隔をおいて対向させるように構成されており、前記キー部材が、前記筐体後部を前記筐体前部と組み付けた状態で、前記整流板を前記配置に位置させて前記貫通孔に挿入した前記可撓片と前記貫通孔との間に挿入されて、前記係止爪を前記被係止部に接近、係止させるように前記可撓片を撓み変形させるように構成されているものとした。
また、請求項4に記載した本発明の火災警報器は、請求項1又は2記載の火災検知器を備え、該火災検知器による火災の発生の検出時に火災警報信号を外部に出力することを特徴とする。
請求項1に記載した本発明の火災検知器によれば、整流板が検知部を覆い筐体の前面から間隔をおいて前面に沿って配置されるように、筐体前部の筒状ボスの貫通孔に整流板の可撓片を挿入し、この状態で筐体後部を筐体前部に組み付けると、貫通孔又は貫通孔付近の筐体前部部分の被係止部に可撓片の係止爪が係止されると共に、係止爪の被係止部に対する係止を解除する方向への可撓片の変位を阻止する位置にキー部材が配置される。
このため、係止爪の被係止部に対する係止を解除させるような可撓片の変位を筐体後部のキー部材により阻止して、係止爪と被係止部とのスナップフィット方式による整流板の筐体への取り付けを、他の物体の衝突や地震による揺れ等で係止が外れてしまうことの無いように確実に行うことができ、しかも、ねじ等の固定部用部品を別途必要としないので、組み付け作業や製造コストの増加を招かずリサイクル時の解体の容易な構造とすることができる。
尚、請求項1に記載した本発明の火災検知器において、請求項2に記載した本発明の火災検知器の構成を採用すれば、係止爪の被係止部に対する係止を解除する方向への可撓片の変位を阻止する位置にキー部材を配置した状態で、可撓片に撓み変位が生じて負荷が加わることの無いようにして、可撓片の耐久性をより高く維持することができる。
また、請求項1に記載した本発明の火災検知器において、請求項3に記載した本発明の火災検知器の構成を採用すれば、被係止部に係止されていた係止爪の係止状態の解除を、筐体後部を筐体前部から取り外しキー部材の配置を変えて、キー部材により撓み変形させられていた可撓片を撓み変形前の状態に復帰させることで実現できるようにして、解体の容易な構成とすることができる。
そして、請求項4に記載した本発明の火災警報器によれば、請求項1、2又は3に記載した本発明の火災検知器によって得られる効果を伴った火災警報器を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る火災警報器の斜視図であり、図1中引用符号1で示す本実施形態の火災警報器は、本体3(請求項中の筐体に相当)と、本体3の前面5から突設された円柱状の検知部7と、この検知部7を覆うように本体3の前面5に取り付けられた整流板9とを有している。
前記検知部7は、その周面全体に亘って雰囲気取込用のスリット71が形成されており、検知部7の内部には、スリット71から取り込まれた火災警報器1の設置空間の雰囲気の光拡散量を測定する発光受光素子(図示せず)等が収容されている。
尚、前記発光受光素子による雰囲気の光拡散量の測定結果は、本体3の内部に設けられた不図示のマイクロコンピュータにおいて雰囲気の煙濃度を割り出すために用いられ、割り出した煙濃度に基づいてマイクロコンピュータは、火災警報器1の設置空間における火災の発生を検知し、本体3の前面5に設けたインジケータ11やスピーカ13等により警報する。
前記本体3は、図2に本体の左右方向中央で切断した縦断面図で示すように、前ケース31(請求項中の筐体前部に相当)と後ケース33(請求項中の筐体後部に相当)とにより前後二分割できるように構成されており、前ケース31と後ケース33とは、本体3の内部に向けて前ケース31と後ケース33とのそれぞれから突設されたねじ止め用ボス31a,33aどうしを、後ケース33側から挿入した取り付けねじ35により締結することで、取り付け固定される。
図1に示すように、前記本体3の前面でもある前ケース31の前記前面5には、その四隅から、検知部7の突設高さと同じ寸法で取付用ボス31b(請求項中の筒状ボスに相当)がそれぞれ突設されている。
前記各取付用ボス31bは円柱状の外観を呈しており、その内部には、図2に示すように、取付用ボス31bを突設方向に貫通する貫通孔31cが形成されていて、貫通孔31cの本体3内部側の開口端付近には係止用段部31d(請求項中の被係止部に相当)が形成されている。
前記整流板9の裏面には、前ケース31の取付用ボス31bの貫通孔31cに挿入可能な太さ(乃至幅)で、取付片91(請求項中の可撓片に相当)がそれぞれ突設されており、各取付片91の先端には、前ケース31の取付用ボス31bの係止用段部31dとスナップフィット方式の係止を行う係止爪91aが形成されている。
尚、図2中に示されている取付片91は2つであるが、実際には、前ケース31の四隅の取付用ボス31bに対応して整流板9の裏面の四隅に取付片91がそれぞれ突設されている。
そして、前記各取付片91は、整流板9が本体3の前面5から間隔をおいて前面5に沿って配置されるように各取付用ボス31bの貫通孔31cに整流板9の各取付片91を挿入することで、図3の要部拡大断面図中想像線で示すように、係止爪91aが貫通孔31cの内壁に乗り上げて撓んだ状態から、図3中実線で示すように、貫通孔31cの内壁を乗り越えた係止爪91aが係止用段部31dに係止されるように元の状態に復元して、貫通孔31cの内壁との間に間隙Sを画成するような可撓性を有している。
ちなみに、前記間隙Sは、係止用段部31dに係止された係止爪91aがその係止状態を解除するのに充分なだけ取付片91が撓むのを許容する寸法で画成される。
図2に示すように、前記本体3の内側に面する後ケース33の内面33bには、先端に先細りのテーパ面33dを有するキー部材33cが突設されている。
尚、図2中に示されているキー部材33cは、前ケース31の図2中に示されている下側の取付用ボス31bに対応する位置に突設されたもののみであるが、実際には、整流板9の四隅のうち図2中に示されているキー部材33cが突設された隅と対角線上に位置するもう一つの隅にもキー部材33cが突設されている。
そして、各キー部材33cは、図4に要部拡大断面図で示すように、整流板9を取り付けた前ケース31に後ケース33を組み付けることで、係止用段部31dに係止爪91aが係止された取付片91と貫通孔31cの内壁との間隙Sを埋めるように、その先端が一部挿入されて、そのテーパ面33dが取付片91に近接乃至接触するように構成されている。
次に、上述のように構成された前ケース31、後ケース33、及び、整流板9を組み付ける際の手順に沿って、本実施形態の火災警報器1の作用について説明する。
まず、整流板9の四隅の取付片91を、前ケース31の四隅の対応する取付用ボス31bの貫通孔31cに挿入して、各取付片91の係止爪91aを対応する取付用ボス31bの係止用段部31dに係止させ、次に、後ケース33を前ケース31に取り付けて、後ケース33の2つのキー部材33cの先端を、対応する2つの取付用ボス31b及び取付片91箇所の、取付片91と貫通孔31cの内壁との間隙Sに挿入させる。
すると、前ケース31や整流板9の四隅のうち対角線上に位置する二つの隅において、係止用段部31dに係止された係止爪91aの係止用段部31dに対する係止解除が、取付片91と貫通孔31cの内壁との間隙Sに先端が挿入されたキー部材33cによって阻止される。
これにより、前ケース31の前面5から検知部7の突設高さと同じ寸法の間隔をおいて前面5に沿う位置に、検知部7を覆うように整流板9が前ケース31に対して脱落不能に取り付けられる。
このため、本実施形態の火災警報器1によれば、他の物体の衝突や地震による揺れ等で、取付用ボス31bの係止用段部31dと取付片91の係止爪91aとによるスナップフィット方式で前ケース31に取り付けられた整流板9が前ケース31から脱落しないようにすることができ、ねじ等の固定部用部品を別途必要とせず組み付け作業や製造コストの増加を招くことなく、かつ、リサイクル時の解体の容易な形態で、整流板9を前ケース31に確実に取り付けることができる。
尚、整流板9の各取付片91の構成と後ケース33の各キー部材33cの構成は、以下に説明する変形実施形態のように、上述した実施形態とは異なる構成にすることもできる。
その場合、各取付片91は、整流板9が本体3の前面5から間隔をおいて前面5に沿って配置されるように、後ケース33の取り付け前の前ケース31の各取付用ボス31bの貫通孔31cに、整流板9の各取付片91を挿入した状態で、図5に要部拡大断面図で示すように、先端の係止片91aが取付用ボス31bの係止用段部31dに間隔をおいて対向するように形成される。
また、各キー部材33cは、図6に要部拡大断面図で示すように、整流板9を取り付けていない前ケース31に後ケース33を組み付けた状態で、各キー部材33cの先端が貫通孔31cの本体3内部側の開口端付近に一部挿入されて、そのテーパ面33dが取付用ボス31bの係止用段部31dと対向するように形成される。
整流板9の各取付片91と後ケース33の各キー部材33cとを上述のように構成した場合には、整流板9の四隅の取付片91を、前ケース31の四隅の対応する取付用ボス31bの貫通孔31cに挿入して、図5に示すように、各取付片91の係止爪91aを対応する取付用ボス31bの係止用段部31dに対向させ、次に、後ケース33を前ケース31に取り付ける。
すると、図7に要部拡大断面図で示すように、後ケース33の2つのキー部材33cのテーパ面33dが、対応する2つの取付用ボス31b及び取付片91箇所の取付片91に当接して、係止爪91aが係止用段部31dに近接、係止されるように取付片91を撓み変形させ、取付片91と貫通孔31cの内壁との間にキー部材33cがくさび状に挿入された状態となる。
これにより、前ケース31や整流板9の四隅のうち対角線上に位置する二つの隅において、係止用段部31dに係止された係止爪91aの係止用段部31dに対する係止解除が、取付片91と貫通孔31cの内壁との間に先端がくさび状に挿入されたキー部材33cによって阻止される。
そのため、前ケース31の前面5から検知部7の突設高さと同じ寸法の間隔をおいて前面5に沿う位置に、検知部7を覆うように整流板9が前ケース31に対して脱落不能に取り付けられる。
このような構成による変形実施形態によっても、先に説明した実施形態の火災警報器1と同様の効果を得ることができる。
尚、先に説明した実施形態の火災警報器1によれば、係止爪91aが貫通孔31cの内壁を乗り越えて係止用段部31dに係止される状態では、取付片91が撓み変形前の状態に復元していて、係止用段部31dに対する係止爪91aの係止を解除させるように取付片91が撓み変形するのを阻止するために、取付片91と貫通孔31cの内壁との間隙Sにキー部材33cの先端を挿入しても、取付片91が撓み変形した状態にはならないので、撓み変形による負荷が加わった状態に取付片91が長期間置かれることの無いようにして、取付片91の耐久性をより高く維持することができる。
一方、後半に説明した変形実施形態の場合は、後ケース33を前ケース31から取り外して、キー部材33cの先端をくさび状に挿入された取付片91と貫通孔31cの内壁との間から抜き取ることで、キー部材33cにより撓み変形されていた取付片91を元の状態に復帰させることができるので、係止用段部31dに係止されていた係止爪91aの係止解除作業を容易にして、解体の容易な構成とすることができる。
また、上述した各実施形態では、係止爪91aが取付片91の先端に形成されているものとしたが、先端以外の取付片91部分に係止爪91aを形成してもよく、また、上述した各実施形態で貫通孔31cの本体3内部側の開口端付近に形成した係止用段部31bは、前ケース31の前面5から間隔をおいて前面5に沿う位置に、検知部7を覆うように整流板9を配置した際に、取付片91の係止爪91aが係止又は対向できる位置であれば、貫通孔31c内でなくその付近の前ケース31部分に形成してもよい。
そして、上述した各実施形態では、火災の発生の検出時にインジケータ11やブザー13による警報を出力する火災警報器1を例に取って説明したが、本発明は、自ら警報は出力せず単に火災の発生の検出を行う火災検知器についても、同様に適用可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る火災警報器の斜視図である。 図1の本体の左右方向中央で切断した縦断面図である。 図2の係止爪と係止用段部との係止状態を示す要部拡大断面図である。 図2のキー部材による取付片の撓み変形阻止状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の変形実施形態に係る火災警報器における係止爪と係止用段部との係止解除状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の変形実施形態に係る火災警報器におけるキー部材の取付用ボス内での配置を示す要部拡大断面図である。 図6のキー部材による取付片の撓み変形阻止状態を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 火災警報器
3 本体(筐体)
31 前ケース(筐体前部)
31b 取付用ボス(筒状ボス)
31c 貫通孔
31d 係止用段部(被係止部)
33 後ケース(筐体後部)
33c キー部材
5 本体前面
7 検知部
9 整流板
91 取付片(可撓片)
91a 係止爪
S 間隙

Claims (4)

  1. 筐体前部と筐体後部とで構成される筐体の前面から突設された検知部を、前記前面から間隔をおき該前面に沿って配置される整流板により覆い、前記前面と前記整流板との間を通過する火災監視領域の雰囲気を前記検知部の周面から内部に取り込んで、該検知部の内部で測定した火災監視領域の雰囲気の煙濃度により、前記火災監視領域における火災の発生の有無を検出する火災検知器において、
    前記筐体前部から突設されて突設方向に内部を貫通する貫通孔が形成され、前記筐体前部を前記筐体後部と組み付けた状態で前記筐体の前面から突出する筒状ボスと、
    前記貫通孔又は該貫通孔付近の筐体前部部分に形成された被係止部と、
    前記整流板に設けられ、該整流板を前記配置に位置させた状態で前記貫通孔に挿入可能な可撓片と、
    前記可撓片に形成され、前記整流板を前記配置に位置させて前記貫通孔に前記可撓片を挿入した状態で前記被係止部と係止可能な係止爪と、
    前記筐体後部から突設され、該筐体後部を前記筐体前部と組み付けた状態で前記筐体の内部に延出するキー部材とを備え、
    前記キー部材は、前記筐体前部と前記筐体後部とを組み付けた状態で、前記被係止部に係止された前記係止爪の前記被係止部との係止を解除する方向への前記可撓片の変位を阻止する位置に配置される、
    ことを特徴とする火災検知器。
  2. 前記可撓片は、前記整流板を前記配置に位置させて前記貫通孔に前記可撓片を挿入した状態で前記係止爪を前記被係止部に係止させると共に、該被係止部と前記係止爪との係止を解除するための撓み変位を可能とする間隙を前記貫通孔との間に画成するように構成されており、前記キー部材は、前記筐体後部を前記筐体前部と組み付けた状態で、前記整流板を前記配置に位置させて前記貫通孔に挿入した前記可撓片と前記貫通孔との間に挿入されて、前記可撓片と前記貫通孔との前記間隙を埋めるように構成されている請求項1記載の火災検知器。
  3. 前記可撓片は、前記整流板を前記配置に位置させて前記貫通孔に前記可撓片を挿入した状態で前記係止爪を前記被係止部と間隔をおいて対向させるように構成されており、前記キー部材は、前記筐体後部を前記筐体前部と組み付けた状態で、前記整流板を前記配置に位置させて前記貫通孔に挿入した前記可撓片と前記貫通孔との間に挿入されて、前記係止爪を前記被係止部に接近、係止させるように前記可撓片を撓み変形させるように構成されている請求項1記載の火災検知器。
  4. 請求項1、2又は3記載の火災検知器を備え、該火災検知器による火災の発生の検出時に火災警報信号を外部に出力することを特徴とする火災警報器。
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