JP2007125388A - 斜めの開口部を伴う多目的釘 - Google Patents

斜めの開口部を伴う多目的釘 Download PDF

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Abstract

【課題】長骨の骨髄管の中において使用するための骨髄内釘を提供する。
【解決手段】上記の釘は、縦軸と、長骨の骨髄管の中に嵌合するための本体部分の外周部と、を定めている、本体部分、を含んでいる。この本体部分は、その本体部分を通る第1の開口部を定めている本体部分の第1の内壁、を有しており、上記第1の開口部は第1の開口部の中心線を定めている。また、上記本体部分は、その本体部分を通る第2の開口部を定めている本体部分の第2の内壁、を有している。さらに、上記第2の開口部は第2の開口部の中心線を定めている。上記第1の開口部の中心線と第2の開口部の中心線は、互いに対して、斜めになっている。上記第1の開口部の中心線と第2の開口部の中心線の内の少なくとも一方は上記本体部分の縦軸を横切っている。
【選択図】図1

Description

開示の内容
〔関連出願に対するクロス・リファレンス〕
以下の特許出願に対して、クロス・リファレンスが行なわれている。すなわち、本特許出願と同時に出願されていて、参照により本明細書に組み込まれている、「イントラメデュラリー・ネイル(INTRAMEDULLARY NAIL)」を発明の名称とするDEP5507、「イントラメデュラリー・ネイル・ウィズ・オブリーク・オープニングズ(INTRAMEDULLARY NAIL WITH OBLIQUE OPENINGS)」を発明の名称とするDEP5606、および「マルチプル・パーパス・ネイル・ウィズ・オブリーク・オープニングズ(MULTIPLE PURPOSE NAIL WITH OBLIQUE OPENINGS)」を発明の名称とするDEP5607。
〔発明の技術分野〕
本発明は、一般に、整形外科の分野に関連しており、特に、整形外科的な傷害または整形外科用の関節の製品と共に使用するための、骨に対してプロテーゼ部品を固定するための装置、に関連している。
〔発明の背景〕
骨格系は、人間の胴から延びている多くの長骨、を含んでいる。これらの長骨は、大腿骨、腓骨、脛骨、上腕骨、橈骨および尺骨、を含む。これらの長骨は、特に、事故により傷害に曝され、したがって、傷害の間に折れる場合が多く、複雑に壊れている骨折を被りやすい。
例えば、自動車事故は、長骨に対する傷害の一般的な原因である。特に、大腿骨および脛骨は、膝の近辺の領域が正面の自動車事故を受ける時に、頻繁に骨折する。
多くの場合に、長骨の遠位側および/または近位側の部分、例えば、大腿骨および脛骨は、幾つかの部分に骨折して、再編成しなければならない。一般的に、ピン、プレート、ねじ、釘、ワイヤおよび外部装置の形態である、機械的な装置は、一般的に、骨折した長骨を取り付けるために用いられている。これらのピン、プレート、ワイヤ、釘およびねじは、一般的に、例えば、チタン、ステンレス鋼またはコバルト−クロム等の、人体に適合性のある耐久性の材料により作られている。
長骨の骨折は、一般的に、3種類の可能な技術または方法の内の少なくとも一つにより、適切な位置に固定される。
第1の方法は、骨折した骨のそれぞれの部分の骨髄内管の中に配置される骨髄内釘の使用、である。
また、骨折した骨を修復する第2の方法は、骨の骨折した部分に橋渡しして、軟質組織の下および骨の外部に配置される内部骨プレートの使用、である。
さらに、骨折した骨を適切な位置に固定する別の方法は外部固定器の使用である。これらの外部固定器は、少なくとも2種類の大体のカテゴリ、を有している。この一つのカテゴリにおいて、上記固定器は概ね線形であり、この固定器の第1の部分は骨の第1の骨折の部分に連結して、その固定器の第2の部分はその骨の第2の骨折の部分に連結するようになっている。この場合に、第1の一連の骨ねじまたはピンは上記の固定器に最初に連結されてから、骨の第1の部分に連結される。その後、第2の一連のねじまたはピンが固定器に連結されてから、骨の第2の骨折の部分に連結されることにより、その骨の第1の骨折の部分を、その骨の第2の骨折の部分に、固定できる。
外部固定の第2の方法は、骨を固定するために、一連の離間しているリングを使用するリング型固定器の使用による。例えば、上方のリングおよび下方のリングが、ロッドにより、離間している。さらに、複数のワイヤが長骨を通して配置されて、リングにより、長骨のそれぞれの端部に連結される。その後、これらのワイヤは、自転車におけるスポークが締め付けられるように、かなり引っ張られることにより、骨の第1の骨折の部分を支持するための剛性の構造が与えられる。同様に、複数のワイヤがその骨の第2の骨折の部分を通して配置されて、下方のリングに固定されて、このリングにより引っ張られることにより、骨折の部位を橋渡ししている、骨の第2の骨折の部分の剛性の固定を与えることができる。
大腿骨の骨折を治療するために用いられる多様な装置がある。大腿骨の、頸部、頭部または転子間、の骨折は、多様な圧縮ねじ組立体により、うまく治療されており、これらの組立体は、一般に、胴部材、ラグ・スクリューおよび圧縮ねじ、を有する圧縮プレート、を含んでいる。この圧縮プレートは大腿骨の外部に固定され、胴部材は、大腿骨の頭部の方向に、予めドリルで設けた穴の中に挿入される。
ねじ山付きの端部と平滑な部分とを有するラグ・スクリューは胴部材を通して挿入されて、破壊された部分をまたいで、大腿骨の頭部の中に延びるようになっている。上記のねじ付きの部分は大腿骨の頭部に係合する。さらに、上記の圧縮ねじはラグ・スクリューを上記プレートに連結させる。この結果、圧縮ねじの張力を調節することにより、骨折部位の圧縮(整復)が調節可能になる。この場合に、ラグ・スクリューの平滑な部分は、圧縮ねじの調節を可能にするために、胴部材を通してスライドするように、自由である必要がある。
転子下および大腿長幹の骨折は、骨髄内ロッドの補助を伴って治療されており、これらのロッドは、骨折に関連している大腿骨の部分を固定するために、その大腿骨の骨髄管の中に挿入される。さらに、単一の角度を付けた十字釘または係止ねじが、大腿骨と骨髄内ロッドの近位側端部を通して、挿入される。また、一部の変形例において、1個以上のねじを、大腿長幹と骨髄内ロッドの遠位側端部を通して、挿入することも可能である。これらの標準的な骨髄内ロッドは、大腿長幹の下方部分の中の骨折を治療することにおいて、うまく用いられている。
近位側の大腿骨の骨折、例えば、小転子、大転子、および大腿頸部、の近辺の骨折は、多様な圧縮ねじの組立体および骨髄内ロッドにより、うまく治療されている。これらの骨髄内ロッドは、骨折に関連している大腿骨の部分を固定するために、その大腿骨の骨髄管の中に挿入される。一般的に、単一のねじが、大腿骨と骨髄内ロッドの近位側端部を通して、挿入される。あるいは、第2のねじを、例えば、大腿骨の頸部および頭部、の回転を阻止するために、その大腿骨を通して、さらに、骨髄内ロッドの近位側端部の中に、挿入することも可能である。
米国に導入された最も早期の骨髄内装置の一例は、ニュージャージー州、ロセルッジ(Rotherudge)のハウメディカ・カンパニー(Howmedica Company)により製造されているグロッセ−ケンプ(Grosse-Kempf)釘である。このグロッセ−ケンプ(Grosse-Kempf)釘は、インターロック用のねじを受容するための骨髄内ロッドの中のねじ山付きの穴、を含んでいる。この完全にねじ山を付けたねじは、一般的な圧縮ねじ組立体において見られる圧縮を可能にするように、スライドできない。
別の先行技術の装置はジッケル(Zickel)(商標)釘(米国特許第3,433,220号)の形態である。このジッケル(Zickel)(商標)釘は、大腿頭部の方向に挿入される単一の近位側三個フランジ型十字釘を有する中実の骨髄内釘、である。しかしながら、このような中実の断面は、その釘が案内ロッドの上において導入されること、を可能にしない。したがって、この釘は、閉鎖した外科技法が実施できないので、大腿骨の砕かれた遠位側の骨折部分のために用いられることが、拒まれている。加えて、十字釘を係止するための必要条件により、適当な圧縮を達成できない。
さらに別の先行技術の装置は、メンフィスのリチャーズ・メディカル・カンパニー(Richards Medical Company)、現在では、スミス・ネフュー・アンド・リチャーズ(Smith, Nephew, and Richards)により製造されている、ラッセル−テイラー(Russell-Taylor)(商標)インターロック釘の形態である。このラッセル−テイラー(Russell-Taylor)(商標)釘は、完全にねじ山を付けた係止ねじを同様に必要としており、それゆえ、骨髄内ロッドに対するねじのスライドを可能にしていない。
さらに別の先行技術の装置は、ストライカー−ハウメディカ(Stryker-Howmedica)により製造されている、ガンマ(Gamma)(商標)釘の形態である。このガンマ(Gamma)(商標)釘は、平滑な軸の使用により、ラグ・スクリューのスライド式の圧縮を与えている。また、このガンマ(Gamma)(商標)釘は、骨髄内釘の近位側の部分を通る止めねじにより、ラグ・スクリューの回転を止めている。
さらに別の先行技術の装置は、デピュイ・オルソペディクス・インコーポレイテッド(DePuy Orthpaedics, Inc.)により製造されている、エイス・トロキャンテリック(Ace Trochanteric)(商標)釘の形態であり、大腿頭部の中における第2のねじ山を付けたねじの使用により、不安定な骨折パタンにある、大腿頭部の回転を止める手段を与えている。この場合に、ラグ・スクリューは、上記の釘の中を自由に回転することを、可能にされている。
骨折して大腿骨釘により修復されている、骨の適当な治癒を促して助長するために、その大腿骨の骨折部分の安定が、適当な治癒を助長するために、必要である。現在の製品は、釘の中のプレートに対するねじの使用と、骨を係合すること、を行なっている。これらのねじはそれぞれの配置が限られていて、安定な骨に到達するための最良の場所に配置できない場合がしばしばある。このような骨髄内管の中において釘を配置するための限られた能力は、骨を適正に固定して、骨折した長骨の適当な治癒を助長するために必要な安定性を与えるための、能力を制限している。
本発明は、整形外科用のファスナー関する上記の問題の一部を軽減すること、に関連している。
〔発明の概要〕
本発明は、さまざまな位置に配置されるねじを係止することを可能にする一連の穴を含んでいる骨髄内釘の形態である。この骨髄内釘は、ダイナミゼーション・スロットの使用により、静的にまたは動的に、係止できる。本発明は、3個の別々のねじが、二つの異なる平面の中において、一度に、上記の釘を通して配置されること、を可能にしている。このような多数の平面の中において多数のねじを使用するための能力は、これらの係止用のねじを伴って達成される比較的に良好な安定性を可能にする。
本発明の釘の設計は、比較的に良好な骨折部分の安定化のために、対向している平面の中において達成される多数のねじの固定を与えている。さらに、多数の平面を用いることに加えて、上記のねじは、比較的に良好な軸方向および回転方向の安定性を補助する三角形の幾何学的な位置関係を作っている。
本発明は、一つの横穴と、角度を付けた交差している穴と、ねじの配置を係止するための静的−動的なスロットと、を伴う骨髄内釘、を提供している。上記の係止用のねじは、3個のねじが用いられる場合に、内側から外側の平面の中において、Z字の形状が現れるように、組み合わせて、上記の釘を通して、配置される。このような3個のねじの構成が利用されると、望まれる追加された安定性が達成される。また、上記のねじの形態は、特定の骨折のパタンに基づいて、望まれる固定に応じて、1個または2個のねじの組み合わせ物が使用可能になるように、角をつけることができる。
本発明の一例の実施形態によれば、長骨の骨髄管の中において使用するための骨髄内釘が提供されている。この釘は、縦軸と、長骨の骨髄管の中に嵌合するための本体部分の外周部と、を定めている、本体部分、を含んでいる。この本体部分は、その本体部分を通る第1の開口部を定めている本体部分の第1の内壁、を有しており、上記第1の開口部は第1の開口部の中心線を定めている。また、上記本体部分は、その本体部分を通る第2の開口部を定めている本体部分の第2の内壁、を有している。さらに、上記第2の開口部は第2の開口部の中心線を定めている。上記第1の開口部の中心線と第2の開口部の中心線は、互いに対して、斜めになっている。
本発明の別の実施形態によれば、長骨の骨髄管の中において使用するための骨髄内釘の組立体が提供されている。この釘組立体は、縦軸と、長骨の骨髄管の中に嵌合するための釘の外周部と、を定めている、釘、を含んでいる。この釘は、その釘を通る第1の開口部を定めている第1の内壁、を有している。上記第1の開口部は第1の開口部の中心線を定めている。また、上記釘は、その釘を通る第2の開口部を定めている第2の内壁、を有している。さらに、上記第2の開口部は第2の開口部の中心線を定めている。上記第1の開口部の中心線と第2の開口部の中心線は、互いに対して、斜めになっている。また、上記釘組立体は、上記第1の開口部にスライド可能に嵌合する第1のねじと、上記第2の開口部にスライド可能に嵌合する第2のねじと、を含んでいる。
本発明のさらに別の実施形態によれば、長骨において傷害の手術を行なうための方法が提供されている。この方法は、骨髄内釘を供給する工程、を含んでいる。この釘は、縦軸と、長骨の骨髄管の中に嵌合するための釘の外周部と、を定めている。上記釘は、その釘を通る第1の開口部を定めている第1の内壁、を有している。この第1の開口部は第1の開口部の中心線を定めている。また、上記釘は、その釘を通る第2の開口部を定めている釘の第2の内壁を有している。この第2の開口部は第2の開口部の中心線を定めている。さらに、上記第1の開口部の中心線と第2の開口部の中心線は、互いに対して、斜めになっている。
上記方法はまた、上記釘を、少なくとも部分的に、骨髄管の中に位置決めする工程と、長骨との協働と上記釘の中の第1の開口部とのスライド可能な協働とのために、第1のねじを供給する工程と、を含んでいる。上記方法は、長骨の小転子の皮質壁を通して上記第1のねじを挿入する工程と、上記第1の開口部を通してその第1のねじを挿入する工程と、をさらに含んでいる。上記方法はまた、長骨の大転子の皮質壁を通して上記第1のねじを挿入する工程と、長骨との協働と上記釘の中の第2の開口部とのスライド可能な協働とのために、第2のねじを供給する工程と、を含んでいる。上記方法は、長骨の皮質壁を通して上記第2のねじを挿入する工程と、上記第2の開口部を通してその第2のねじを挿入する工程と、長骨の皮質壁を通してその第2のねじを挿入する工程と、をさらに含んでいる。
本発明の別の実施形態によれば、長骨の骨髄管の中において使用するための骨髄内釘が提供されている。この釘は、縦軸と、長骨の骨髄管の中に嵌合するための本体部分の外周部と、を定めている、本体部分、を含んでいる。この本体部分は、その本体部分を通る第1の開口部を定めている本体部分の第1の内壁、を有している。上記第1の開口部は第1の開口部の中心線を定めている。また、上記本体部分は、その本体部分を通る第2の開口部を定めている本体部分の第2の内壁、を有している。上記第2の開口部は第2の開口部の中心線を定めている。上記第1および第2の開口部の中心線は、互いに対して、斜めになっている。さらに、上記第1の開口部の中心線および/または第2の開口部の中心線は上記本体部分の縦軸を横切っている。
本発明のさらに別の実施形態によれば、長骨の骨折を修復することにおいて使用するためのキットが提供されている。このキットは、長骨の骨髄管の中に植え込むように構成されている釘、を含んでいる。この釘は、縦軸と、長骨の骨髄管の中に嵌合するための釘の外周部と、を定めている。この釘は、その釘を通る第1の開口部を定めている第1の内壁、を有している。上記第1の開口部は第1の開口部の中心線を定めている。また、上記釘は、その釘を通る第2の開口部を定めている第2の内壁、を有している。上記第2の開口部は第2の開口部の中心線を定めている。上記第1および第2の開口部の中心線は、互いに対して、斜めになっている。さらに、上記第1および/または第2の開口部の中心線は上記釘の縦軸を横切っている。上記キットは、第1のねじであって、上記第1の開口部に対してスライド可能に嵌合するように構成されている、第1のねじと、同様に、第2のねじであって、上記第2の開口部に対してスライド可能に嵌合するように構成されている、第2のねじと、を含んでいる。
本発明の別の実施形態によれば、長骨において傷害の手術を行なうための方法が提供されている。この方法は、骨髄内釘を供給する工程、を含んでいる。この釘は、縦軸と、長骨の骨髄管の中に嵌合するための釘の外周部と、を定めている。また、上記釘は第1の内壁を有しており、この第1の内壁は、上記釘を通る第1の開口部、を定めている。さらに、この第1の開口部は第1の開口部の中心線を定めている。
上記釘は、その釘を通る第2の開口部を定めている、第2の内壁を有している。この第2の開口部は第2の開口部の中心線を定めている。上記第1および第2の開口部の中心線は互いに対して斜めになっている。さらに、上記第1または第2の開口部の中心線の内の少なくとも一つは上記釘の縦軸を横切っている。上記方法は、上記釘を、少なくとも部分的に、骨髄管の中に位置決めする工程と、長骨との協働と上記釘の中の第1の開口部とのスライド可能な協働とのために、第1のねじを供給する工程と、をさらに含んでいる。上記方法はまた、長骨の小転子の皮質壁を通して上記第1のねじを挿入する工程と、上記第1の開口部を通してその第1のねじを挿入する工程と、を含んでいる。
上記方法は、長骨の大転子の皮質壁を通して上記第1のねじを挿入する工程と、長骨との協働と上記釘の中の第2の開口部とのスライド可能な協働とのために、第2のねじを供給する工程と、をさらに含んでいる。上記方法は、長骨の皮質壁を通して上記第2のねじを挿入する工程と、上記第2の開口部を通してその第2のねじを挿入する工程と、長骨の皮質壁を通してその第2のねじを挿入する工程と、を含んでいる。
本発明の技術的な利点は、長骨の中のさまざまな位置に、係止用のねじを供給するための能力、を含む。例えば、本発明の一例の態様によれば、長骨の骨髄管の中において使用するための骨髄内釘が提供されている。この釘は、縦軸を定めている本体部分、を含んでいる。この本体部分は、第1の開口部を定めている第1の内壁と、第2の開口部を定めている第2の内壁と、を有している。これら第1および第2の開口部の中心線は互いに対して斜めになっている。係止用のねじが上記第1および第2の開口部の中に嵌合されうる。このようにして、本発明は、さまざまな位置に係止用のねじを供給するための能力、を提供している。
本発明の技術的な利点は、2個の別々のねじが1個または2個の異なる平面の中に配置されることを可能にするための能力、をさらに含む。例えば、本発明の別の態様によれば、長骨の骨髄管の中において使用するための骨髄内釘が提供されている。この釘は、縦軸を定めている本体部分、を含んでいる。この本体部分は、第1の開口部を定めている第1の壁部と、第2の開口部を定めている第2の壁部と、を有している。これら第1および第2の開口部は互いに対して斜めになっている。また、上記第1および第2の開口部のそれぞれはねじを受容できる。これらのねじの縦軸は、したがって、互いに対して、斜めになっている。このようにして、本発明は、2個の別々のねじが1個または2個の異なる平面の中に配置されることを可能にするための能力、を提供している。
本発明の技術的な利点は、多数のねじの固定が、比較的に良好な骨折の安定化のために、対向している平面の中において達成されることを可能にするための能力、をさらに含む。例えば、本発明のさらに別の態様によれば、長骨の骨髄管の中において使用するための骨髄内釘が提供されている。この釘は、第1および第2の開口部を有する本体部分、を含んでいる。これら第1および第2の開口部は互いに対して斜めになっている。これらの穴のそれぞれは、ねじを受容することために、役立つことができる。このようにして、本発明は、多数のねじの固定が、比較的に良好な骨折の安定化のために、対向している平面の中において達成されることを可能にするための能力、を提供している。
本発明の技術的な利点は、不安定な大腿骨の骨折を治療するために、多数の平面の中にねじを配置するための能力、も含む。例えば、本発明の別の態様によれば、大腿骨の中において使用するための骨髄内釘が提供されている。この釘は、第1および第2の穴を有する本体部分、を含んでいる。これら第1および第2の穴は互いに斜めになっているか、多数の平面の中にある。このようにして、本発明は、不安定な大腿骨の骨折を治療するために、多数の平面の中にねじを配置できる釘を供給するための能力、を提供している。
本発明の技術的な利点は、患者のためのさらに良好な軸方向および回転方向の安定性を補助する三角形の幾何学的な位置関係を与えるために、3個のねじを使用するための能力、を含む。例えば、本発明のさらに別の態様によれば、長骨の骨髄管の中において使用するための骨髄内釘が提供されている。この釘は本体部分を含んでいる。この本体部分は、第1、第2および第3の穴、を有している。これら3個の穴のそれぞれは、これらが三角形の幾何学的な位置関係を与えるように、位置決めされている。このようにして、本発明は、良好な軸方向および回転方向の安定性を補助する三角形の幾何学的な位置関係を与える3個のねじの使用手段、を提供している。
本発明の技術的な利点は、同一の釘による、転子対転子および大腿頸部の固定を防ぐための能力、も含む。例えば、本発明のさらに別の態様によれば、長骨の骨髄管の中において使用するための骨髄内釘が提供されている。この釘は、第1の横方向の開口部と、第2の離間している横方向の開口部と、斜めの開口部と、を含んでいる。これらの横方向の開口部の中心線と斜めの中心線は、互いに対して、斜めになっている。このようにして、本発明は、同一の釘の中における転子対転子および大腿頸部の固定手段、を提供している。
本発明の他の技術的な利点は、以下の図面、説明および特許請求の範囲の各請求項により、当業界の熟練者において、容易に明らかになるであろう。
対応している参照符号は、幾つかの図を通して、対応している部分、を示している。また、同一の参照符号は、幾つかの図を通して、同一の部分を示すことになる。
〔発明の詳細な説明〕
本発明の実施形態およびその利点は、以下の説明および図面を参照することにより、最良に理解され、この場合に、同一の符号は、各図面における、同一のおよび対応する、部分に対して用いられている。
本発明により、図1において、骨髄内釘組立体10が示されている。この骨髄内釘組立体10は、長骨4の骨髄内管6の中において、使用するためのものである。この骨髄内釘組立体10は骨髄内釘12を含んでいる。この釘12は、縦軸14と、当該骨髄内釘12の外周部16と、を定めている。外周部16は、長骨4の骨髄内管6の中に嵌合するための大きさに作られている。さらに、上記釘12は第1の内壁18を有している。この第1の内壁18は、釘12を通る第1の開口部20、を定めている。さらに、この第1の開口部20は第1の開口部の中心線22を定めている。上記釘12は第2の内壁24をさらに有している。この第2の内壁24は、釘12を通る第2の開口部26、を定めている。さらに、この第2の開口部26は第2の開口部の中心線28を定めている。これらの第1の開口部の中心線22と第2の開口部の中心線28は、互いに対して、斜めになっている。上記骨髄内釘組立体10は第1のねじ30をさらに含んでいる。この第1のねじ30は上記第1の開口部20の中にスライド可能に嵌合されうる。また、骨髄内釘組立体10は第2のねじ32も含んでいる。この第2のねじ32は第2の開口部26にスライド可能に嵌合できる。
上記釘12は、大腿骨4の骨髄内管6の中に挿入可能な、任意の適当な形状、を有することができる。骨髄内管6は中実であってもよく、あるいは、図1において示されているように、カニューレ形成されていてもよく、あるいは、縦方向の開口部34を含んでいてもよい。上記釘12は任意の形状を有していてよい。例えば、この釘12は、簡単のために、概ね丸いか、円形の断面、を有することができる。さらに、この釘12は均一の断面を有していてもよく、あるいは、図1において示されているように、その釘の、顆の中において、特に、近位顆の領域において、比較的に大きな直径を有していてよい。
例えば、図1において示されているように、上記釘12は、近位側部分36と、遠位側部分38と、を含んでいる。この近位側部分36は比較的に大きな直径DLを有しているが、遠位側部分38は比較的に小さい直径DSを有している。この近位側部分36の比較的に大きな直径DLは、釘12の当該近位側部分36の中に配置されるねじを支持するために、役立つ。
図1において示されているように、釘12は、第3の開口部42を定めている第3の内壁40、をさらに含むことができる。この場合に、例えば、ねじの形態の第3のファスナー44が、第3の開口部42の中に嵌合されうる。この第3の開口部42は第3の開口部の中心線46を定めることができる。上記のねじ30,32および44は、骨と協働できる任意の種類、であってよい。
例えば、ねじ30,32および44は、海綿質ねじまたは皮質ねじ、の形態であってよい。図1において示されているような、第2の開口部26および第3の開口部42は横向きにできる。また、第2のねじ32および第3のねじ44は、これらが横向きの開口部の中に嵌合することにおいて、これらが大腿骨4の対向している皮質壁に係合できるように、皮質ねじであることが好ましい。
例えば、図1において示されているように、第2のねじ32は、皮質ねじにより構成されているねじ山付きの本体部分48、を含んでいる。この第2のねじ32はヘッド部50をさらに含んでいる。また、この第2のねじ32は、図1において示されているように、大腿骨4の皮質壁7から、海綿骨質8を横切り、第2の開口部26を通り、海綿骨質8を抜けて、皮質壁7の中に再び、延びている。このような対向している皮質壁7による第2のねじ32の支持はその第2のねじ32のための十分な支持を与える。さらに、第2のねじ32のヘッド部50は、皮質壁7の外表面に対して、静止している。
同様に、第3のねじ44は皮質ねじの形態であることが好ましい。この第3のねじ44は、皮質用のねじ山付きの本体部分52と、ヘッド部54と、を含んでいる。この皮質用のねじ山付きの本体部分52は、皮質壁7を通り、海綿骨質8を抜けて、第3の開口部42を通り、さらに別の海綿骨質8を抜けて、対向している皮質壁7の中に入っている。この第3のねじ44のヘッド部54は大腿骨4の皮質壁7に対して静止している。
第1のねじ30は、海綿質ねじであっても、皮質ねじであってもよい。この第1のねじ30は大腿骨の頸部の中を通り、その大腿骨の頭部の中の骨折部分を固定するために使用できるので、この第1のねじ30は海綿質ねじであってよい。例えば、この第1のねじ30は、図1において示されているように、海綿質ねじの形態である。この第1のねじ30は、ねじ山付きの海綿質用の本体部分56と、ヘッド部58と、を含んでいる。この場合に、第1のねじ30は、皮質壁7を通り、海綿骨質8、第1の開口部20を抜けて、さらに別の海綿骨質8の中に入っている。
図1Aにおいて、本発明の別の実施形態は、釘12Aを含んでいる釘組立体10A、として示されている。この釘12Aは、この図1Aの釘12Aがこの釘12Aの中に形成されている溝34Aを有していて、図1の釘12の縦方向の開口部34と同じ一般的な用途に役立つことにおいて、図1の釘12とは、いくらか異なっている形状を有している。
上記の釘12は、図3において示されているように、例えば、大腿骨等の、長骨の骨髄管の中に、湾曲した釘12を案内することを補助するための、例えばシャンファー(chamfer)47である、平坦な表面等のような、レリーフ面、を有している。なお、上記のシャンファーが、平坦ではなく、例えば、球形または円筒形の一部分等のように、例えば、弓形である表面も有することができることが、当然に、認められるであろう。
図3Bにおいて、上記シャンファー47は、内側/外側の図において示されており、このシャンファー47は、釘12の湾曲した部分の原点70とは反対側の遠位側端部の側において、示されている。このシャンファーは、釘12の縦方向の外周部からの角度θ1により、定められうる。さらに、このシャンファーは、釘12の遠位側端部からのシャンファーの長さCL1により、定められうる。
図3において、シャンファー47は前方/後方の図において示されており、このシャンファー47は遠位側端部において示されている。なお、この先端部分は、図示されているよりも、大きくても小さくてもよいことが、当然に、認められるであろう。
次に、図2および図3において、図1の釘組立体10の骨髄内釘12が示されている。この釘12は、遠位側部分38と、近位側部分36と、を有している。この場合に、遠位側部分は、図2および図3において、完全に示されている。この図2において示されている遠位側部分は円筒形であり、直径DSにより定められている。この図2の釘12の前方/後方の図は直線状であり、縦軸14に沿って延在している。
上記の釘12は、この釘12の遠位側端部60に近接している一連の穴または開口部、を有している。図2および図3において分かるように、端部60は、釘12の骨髄管内への挿入を補助するために、概ねテーパーを付けた形状、を有している。この端部60の近くの釘12の遠位側部分38は、長骨または大腿骨4の中にその釘12の遠位側部分38を固定するための、複数の穴または開口部を有している。
例えば、図2および図3において示されているように、図2の釘12の前方/後方の図は、第1の遠位側開口部62と、第2の遠位側開口部64と、を示している。これらの図2において示されている遠位側の開口部62および64は、縦軸14に対して、横方向または垂直である。
図3において、釘12の遠位側端部38は、釘12の端部60に近接している付加的な穴、を有していてよい。例えば、図3において示されているように、釘12は、この釘12の縦軸14に対して横向きである第3の遠位側の開口部66と、この釘12の縦軸14に対して同様に横向きまたは垂直である第4の遠位側の開口部68と、を有している。これらの遠位側の開口部62,64,66および68の断面は任意の形状であってよいが、簡単のために、図2および図3において示されているように、断面が円形であってもよい。例えば、遠位側の開口部62,64および66は断面が円形に示されている。一方、図3において示されている第4の遠位側の開口部68は卵形の断面を有している。
図3において、上記釘12の内側/外側の形状は大腿骨の骨髄管に一致している。この場合に、大腿骨の内側/外側の面は湾曲しており、したがって、釘12は遠位側部分38において湾曲している。図3において示されているように、釘12の遠位側部分38は、原点70から延びている半径Rにより定められている、縦軸14に沿う、屈曲部分を有している。
図3において、釘12の近位側部分36は、釘12の挿入を補助して、その釘12を配向するためのノッチ部72と、解剖学的構造の中の軟質組織に対して隙間を作るためのシャンファー74と、を含んでいてよい。
次に、図3Aにおいて、釘12の遠位側部分38は中空の円形の断面を有している。第1の遠位側の開口部62は、図示のように、第3の遠位側の開口部66に対して、垂直である。中央の開口部またはカニューレ34は釘12の中に配置されている。
次に、図4および図4Aにおいて、釘12の近位側部分36は、図4および図4Aにおいて示されているように、第4の開口部の中心線の軸78を定めている第4の近位側の開口部76、をさらに含んでいる。第4の開口部76は、第1の開口部20と同様に、第2および第3の開口部26および42を定めている平面に対して、傾いているか斜めである。
例えば、図4Aにおいて示されているように、第2の開口部26の中心線28および第3の開口部42の中心線46は第1の開口の平面80を定めている。さらに、図4Aにおいて示されているように、平面80は釘12の縦方向の中心線14に対して同一平面にある。一方、第1の開口部20の中心線22は、釘12の縦軸14において、平面80と交差する第2の平面82、を定めている。
同様に、第4の開口部76の中心線78は第3の平面84を定めており、この平面84は第1の平面80および第2の平面82から角度を付けて配置されており、縦軸14において、第1の平面80および第2の平面82に交差している。このように、第1の開口部20および第2の開口部26を、第2の開口部26および第3の開口部42とは異なる平面において、設けることにより、複数のねじを、釘12の中において交差している構成で配置することが可能になり、同時に、これらのねじを釘の異なる部分に通して、それぞれを、互いに、交わらせたり、干渉させたりすることがない。
次に、図5において、釘12の縦方向の開口部またはカニューレ34は、カウンターボア86を含んでいてよく、このカウンターボア86には、めねじ88が形成されていてもよい。このめねじ88はねじ山付きのファスナー(図示されていない)と協働することができ、このねじ山付きのファスナーは上記のねじに係合して、それらのねじを釘の中の適切な位置に係止できる。
図6において、遠位側端部60の近くの釘12の遠位側部分38がさらに詳細に示されている。前に説明されているように、釘12の遠位側部分38は、一連の開口部、例えば、図6において示されているように、4個の離間している開口部、を有している。これらの開口部の内の2個は内側/外側の平面の中に配向されており、これらの開口部の他の2個は前方/後方の平面の中に配向されている。これらの開口部は、ファスナーにより、釘の遠位側の固定を行なう。
上記の開口部は釘12の縦軸14に対して垂直または直角であってよい。例えば、第3の開口部66は縦軸14に対して垂直または直角である。この第3の開口部66は概ね円筒形の形状を有している。また、第4の開口部68も、この第4の開口部68が卵形であることを除いて、釘12の縦軸14に対して垂直である。また、釘の中の開口部は斜めであって、縦方向の開口部34に対して垂直でなくてもよい。例えば、第1の開口部62は、鋭角αで、縦軸に交差しており、第2の開口部64も、鋭角βで、縦軸に交差している。
なお、上記遠位側の開口部62,64,66および68がカニューレ形成された釘12の両側の外壁を通過していることが、当然に、認められるであろう。また、釘12の近位側部分36の中の4個の開口部も、同様に、カニューレ形成された釘12の両側の外壁を通過していることも、当然に、認められるであろう。例えば、第1の開口部20、第2の開口部26、第3の開口部42および第4の開口部76は、全て、釘12の外壁のそれぞれに開口部を有していて、その開口部は釘12の両方の外壁を通過している。
次に、図7において、本発明の釘組立体10が、その骨髄内釘の、小転子に対する大転子の取り付けを伴う使用のために、示されている。図7において示されているように、釘組立体10は左大腿骨の中に備えられている。
上記の釘組立体10は、釘12と、第2の開口部26の中に配置されている第2のねじ32と、第3の開口部42の中に配置されている第3のねじ44と、を含んでいる。この釘組立体10は、図7において示されているように、第4の開口部76の中に配置されていて、第4の開口部の中心線78に沿って位置決めされている第4のねじ90、をさらに含んでいる。
本発明によれば、第4のねじ90は釘12の中に備えることができ、第2のねじ32および第3のねじ44は同じ釘12の中に備えられている。このように、第2のねじ32および第3のねじ44も釘12の中に備えられている状態で、第4のねじ90を釘12の中に配置するための能力は、第4のねじ90が第2のねじ32および第3のねじ44とは異なる平面の中に配置されているので、可能になる。
例えば、図4Aにおいて、第2の開口部26および第3の開口部42は第1の平面80を定めているが、第4の開口部76は第3の平面84を定めている。
再び、図7において、第4の開口部76および第4のねじ90を、第2の開口部26および第3の開口部42とは異なる平面の中に配置することにより、第4のねじ90は、図示のように、配置できる。これにより、第2のねじ32、第3のねじ44および第4のねじ90はZ字形状のパタンを形成し、このパタンは、骨髄内釘組立体10に、改善された剛性、強度および安定性、を与える。
第4のねじ90は、図7において示されているように、皮質ねじであってよく、また、図7において示されているように、ヘッド部92と、皮質用のねじ山を有している軸部94と、を含んでいる。このねじ90は、当該ねじ90を、皮質壁7を通し、海綿骨質8を通し、釘12の中の第4の開口部76を通し、さらに別の海綿骨質8を通し、別の皮質壁7を通すことにより、備えられている。このねじ90のヘッド部92は、大腿骨4の皮質壁7の外表面により支持されている。
次に、図8において、本発明の釘組立体10のための、さらに別の構成が示されている。この図8の釘組立体10は、釘12と、開口部26の中に配置されている第2のねじ32と、第3の開口部42の中に配置されている第3のねじ44と、を含んでいる。この図8において示されている釘組立体10は左右の大腿骨の両方において使用することが可能であり、近位顆の部分の中に配置される釘12の近位側部分36を有していてよい。あるいは、釘12の近位側部分36は大腿骨の遠位顆の中に配置することも可能である。この釘12の近位側部分36が遠位顆の中に配置される場合には、上記の釘組立体10は逆方向釘として作用する。
次に、図9において示されているような構成において、釘組立体10は右大腿骨において利用される。本発明の釘組立体10が、左大腿骨ではなく、右大腿骨の中において用いられる場合に、図1および図7において示されているように、第1の開口部20および第4の開口部76の機能は逆になる。例えば、図9の釘組立体10は、釘12と、第2の開口部26の中に嵌合している第2のねじ32と、第3の開口部42の中に嵌合している第3のねじ44と、を含んでいる。図9の釘組立体10は、第1の開口部20の中に嵌合している第4のねじ90、をさらに含んでいる。この第4のねじ90は、大転子3を小転子5に固定するために、利用される(図7を参照されたい)。
次に、図10において、第2のねじ32、第3のねじ44および第4のねじ90は、釘12の中に備えられて、示されている。この図10において示されている構成は、図7において示されている構成と、同じである。図10は、異なる平面の中の、第2のねじ32および第4のねじ90の配置、を示している。このように、異なる平面の中に、第2のねじ32および第4のねじ90を備えることにより、斜めのねじ90と、横方向のねじ44のように用いられているような、横方向のねじ32とを、同時に、備えることが可能になる。
次に、図11において、本発明の釘組立体と共に使用するための皮質ねじが示されている。この図7において示されている皮質ねじは、例えば、第3のねじ44として、使用できる。この第3のねじ44は、長さL1と、直径DSと、ピッチPSと、を有している。直径DSは、第3の開口部42の中にスライド可能に嵌合するように、選択される。また、第3のねじ44は、この第3のねじ44が、その第3のねじ44のヘッド部54を大腿骨4の皮質壁7に静止させて、第3の開口部42を貫通し、大腿骨4の反対側の皮質壁7の中に固定できるような、長さL1、を有している(図7を参照されたい)。さらに、この皮質ねじ44は、皮質骨に対して、当該ねじ44に、最適な係合強度を与えるように、選択されているねじピッチPS、を有している。
上記第3のねじ44、ならびに、第2のねじ32、第1のねじ30および第4のねじ90は、全て、皮質ねじであってよい。好ましくは、図1および図7において示されているように、第3のねじ44、第2のねじ32および第4のねじ90は皮質ねじである。
図11において点線で示されているような第2のねじ32は、この第2のねじ32が、その第2のねじのヘッド部50を大腿骨の皮質壁に静止させて、その大腿骨の反対側の皮質壁の中に延在すること、を可能にするために、十分な長さL2、を有している。
また、第4のねじ90が、図11において、仮想線で示されている。この第4のねじ90もまた、皮質ねじであり、この第4のねじ90のヘッド部92を大腿骨の皮質壁に静止させて、この皮質ねじ90の反対側の端部をその大腿骨の反対側の皮質壁の中に延在させるために、十分なねじの長さL3、を有している。これらの第2のねじ32および第4のねじ90は、それぞれ、第2の開口部26および第4の開口部76の中にスライド可能に嵌合するために十分な直径、を有していてよい。また、第2のねじ32および第4のねじ90は、第3のねじ44のピッチと同一のピッチ円直径PS、を有していてよい。
次に、図12において、海綿質ねじが示されている。この図12において示されているような海綿質ねじは、本発明の釘組立体10の開口部の任意のものの中において利用可能である。また、この図12において示されている海綿質ねじは、図1の釘組立体10の第1のねじ30の形態であってもよい。この海綿質ねじ30は、そのヘッド部58を、大腿骨の外側の皮質壁に静止させて、海綿質用のねじ山を含んでいる本体部分56を海綿骨質に対して係合させるように、設計されている。また、この海綿質ねじ30は、釘12の第1の開口部20の中にスライド可能に嵌合するために十分な、ねじの長さCSLと直径DSLと、を有している(図1を参照されたい)。さらに、この海綿質ねじ30は海綿骨質に係合するために十分なピッチPSLを有している。
次に、図12Aにおいて、小型の皮質ねじ96が示されている。この小型の皮質ねじ96は、上記釘12の遠位側部分38における、第1の開口部62と、第2の開口部64と、第3の開口部66と、第4の開口部68の、いずれの中にも、嵌合可能である(図6を参照されたい)。また、この小型の皮質ねじ96は、大腿骨の外側の皮質壁に係合するためのヘッド部98、も含んでいてよい。
次に、図13において、本発明のさらに別の実施形態が、釘組立体10Bとして、示されている。この釘組立体10Bは、当該釘組立体10Bが、釘12Bの第1の開口部20Bの中にスライドして圧縮するように構成されている第1のねじ30B、を含んでいることを除いて、図1〜図12の釘組立体10に類似している。上記ねじ30Bは、図1の釘組立体10のねじ30よりも、大きくてよい。上記釘12Bの第1の開口部20Bは、したがって、上記釘12の開口部20よりも、大きくてよい(図1を参照されたい)。第1の開口部20Bおよび第4の開口部76Bは、共に、釘12Bが右または左の大腿骨の中のいずれにあるかにより、第1のねじ30Bおよび第4のねじ90Bと共に用いられるので、第4の開口部76Bおよび第1の開口部20Bは同一の直径を有していてよい。
釘12Bは、図1の釘12の近位側部分36に類似している近位側部分36B、を含んでいてよい。また、この釘12Bは、図1の釘12の遠位側部分38に類似している遠位側部分38B、をさらに含んでいてよい。この遠位側部分38Bは、第1の開口部62B、第2の開口部64B、第3の開口部66B、および第4の開口部68B、を含むことができる。この遠位側部分38Bの中におけるこれらの開口部は、図1の釘12の遠位側部分38の中における開口部、に類似しているか同一であってもよい。
次に、図14において、ねじ30Bは、例えば、このねじ30Bの第2の端部35Bの近くの縦方向の開口部41Bの中に形成されている小型のカウンターボア33Bの中に形成されているめねじ等の、形態における、取り出し用の特徴部分31B、をさらに含んでいてよい。また、ねじ30Bは、このラグ・スクリュー30Bの第2の端部35Bから延びていて、かつ、小型のカウンターボア33Bと同心状であると共に縦方向の開口部41Bと同心状である、大型のカウンターボア37B、をさらに含んでいてよい。
図14において、ねじ30Bは、このねじ30Bのシャンク56Bのシャンク外周に形成されている複数のねじ山43B、をさらに含んでいてよい。これらのねじ山43Bは、図14において示されているように、不均一な断面を有していてよく、このことは、内容の全体が本明細書に組み込まれている、米国特許出願第11/168,737号において、さらに完全に説明されている。
再び、図14において、ねじ30Bのシャンク56Bの外周部22Bは、ねじ山43Bが形成されている第1の部分50B、を含んでいる。なお、この第1の部分50Bが、ねじ30Bの第1の端部39Bから第2の端部35Bまで、そのねじ30Bの縦方向の開口部34Bに沿って延在していてもよいことが、当然に、認められるであろう。また、図14において示されているように、外周部22Bが第2の部分52Bを含んでいてもよいことも、当然に、認められるであろう。さらに、シャンク56Bの外周部22Bの第2の部分52Bは平滑な表面62Bを定めていてもよい。図14において示されているように、シャンク56Bの外周部22Bは概ね円筒形であってよく、例えば、DS等の、直径により、定められる。
ねじ30Bは、図14において示されているように、概ね円筒形であり、ねじ山の直径Dと全長Lとにより、定められている。このねじ30Bのシャンク56Bは、ねじ山43Bを含む第1の部分50Bと、平滑な表面62Bを有している第2の部分52Bと、を含んでいる。ねじ30Bの全長Lは、ねじ山部分TLと、平滑な、すなわちねじ山の無い長さULと、に分割されている。このねじ山部分の長さTLは第1の部分50Bを定めており、平滑な部分の長さULは第2の部分52Bを定めている。さらに、ねじ山部分の長さTLは、例えば、シャンク56Bの全長Lの一部分、例えば、20〜40%の部分、であってよい。なお、平滑な部分の長さULは、ねじ30Bの第2の部分52Bが、大腿骨の骨折の部分の圧縮を可能にするために、骨髄内釘12B(図13を参照されたい)の開口部20Bの中に位置決め可能になるように、十分な長さであることが好ましいことが、当然に、認められるであろう。
ねじ山43は、図14において示されているように、ねじ30Bのシャンク56Bの外周部22Bの周りに螺旋状に進んでよい。このねじ山43Bは、近接しているねじ山の間において、縦方向の開口部34Bに沿って、一定の間隔を定めているピッチPにより、定めることができる。また、このねじ山43Bは、右手方向または左手方向のいずれの螺旋の形態でも、縦方向の開口部34Bの周りに螺旋状に進んでよい。このねじ山は、図14において示されているように、単一リード型でもよいが、二重リードの形態または三重リードの形態であってもよい。
次に、図15において、ねじ山43Bは、任意の適当な形状またはねじ山の形態を有していてよい。例えば、図15において示されているように、ねじ山43Bは箱およびテーパーの組合せ形態、を有することができる。例えば、図15において示されているように、ねじ山43Bは、任意の適当な形状またはプロファイル58Bを有することができる。例えば、図15において示されているように、プロファイル58Bは、山頂部60Bと反対側の谷底部62Bと、を含むことができる。さらに、後端面64Bは、ねじ30Bの第2の端部45Bに面して、山頂部60Bと谷底部62Bとの間に配置されており、先端面66Bは、ねじ30Bの第1の端部35Bに面して、山頂部60Bと谷底部62Bとの間に配置されている。
図15において示されているように、先端面66Bおよび後端面64Bは、矢印68Bと反対側の方向に分解するよりも、矢印68Bの方向に組み立てるために、少ない力を供給するように、構成することが可能である。このような組み立ての容易さおよび分解の困難さは、谷底部62Bおよび山頂部60Bに対して垂直または直角である形態を伴う後端面64Bを備えると共に、面取りされたまたは角度を付けた表面を伴うか、図15において示されているような、山頂部60Bと谷底部62Bとの間において部分的に角度を付けた表面を伴う先端面66Bを備えることにより、図15において示されているように、達成できる。
次に、図16において、ねじ山43Bがさらに詳細に示されている。このねじ30Bのねじ山43Bは、図16において示されているように、先端面66Bが垂直または直角な部分70Bと角度を付けた部分72Bとを含むように、先端面66Bを含んでいる。この角度を付けた部分72Bは、ねじ30Bを長骨または大腿骨4の中に組み立てるために、減少された力を供給する。この場合に、直角の部分70Bと角度を付けた部分72Bは、これらの間に、角度αを定めていてよい。さらに、応力を最小限にするために、山頂部60Bと、谷底部62Bと、後端面64Bと、先端面66Bは、応力を最小限にするための弓形の部分を、それぞれの間に、含んでいてよい。
次に、図17〜図17Eにおいて、本発明の釘におけるねじのねじ山のための代替のプロファイルの形態が示されている。図17において、弓形の谷底部および山頂部を有するプロファイル58Cが示されている。例えば、図17において示されているように、ねじ30Cのプロファイル58Cは弓形の山頂部60Cを有しており、この山頂部60Cまで、角度を付けた後端面64Cが延在している。さらに、先端面66Cも、同様に、弓形の山頂部60Cから、延在している。このプロファイル58Cは弓形の谷底部62Cをさらに含んでおり、この谷底部62Cは後端面64Cおよび先端面66Cに連接している。
次に、図17Aにおいて、ねじ30Dが、概ねV字形状のねじ山43Dを含んでいるプロファイル58Dを有するねじ山43D、を含むように、本発明のねじにおけるねじ山のためのさらに別のプロファイルが示されている。このプロファイル58Dは、後端面64Dと先端面66Dと、を含んでいる。この場合に、谷底部62Dおよび山頂部60Dは、図17Aにおいて示されているように、最小限になっている。
次に、図17Bにおいて、本発明によるねじのためのねじ山のさらに別のプロファイルが示されている。例えば、図17Bにおいて示されているように、このねじは、ブロック型または長方形であるプロファイル58Eを有するねじ山43E、を含んでいる。このプロファイル58Eは、平行で離間している、谷底部62Eと山頂部60Eと、を有している。さらに、このプロファイル58Eは、後端面64Eと、離間していて平行な先端面66Eと、を有している。これらの後端面64Eおよび先端面66Eは、谷底部62Eおよび山頂部60Eに対して、垂直または直角である。
次に、図17Cにおいて、本発明によるねじのためのねじ山のさらに別のプロファイルが示されている。このねじ30Fのねじ山43Fのプロファイル58Fは、標準的なねじのねじ山の、概ね先端を切ったV字形状、を有している。また、このプロファイル58Fは、平坦な山頂部60Fと、反対側の角度を付けた後端面64Fおよび先端面66Fと、を含んでいる。さらに、谷底部62Fは、後端面64Fおよび先端面66Fから、延出している。
次に、図17Dにおいて、ねじのねじ山のさらに別のプロファイルが、プロファイル58Gとして、示されている。このねじ30Gは、プロファイル58Gを有しているねじ山43G、を含んでいる。このプロファイル58Gは、山頂部60Gと離間している平行な谷底部62Gとに対して垂直である先端面66G、を含んでいる。また、このプロファイル58Gは、谷底部62Gと山頂部60Gとの間において、ある角度で位置決めされている後端面64G、をさらに含んでいる。
本発明によれば、図17Eにおいて、本発明のねじのプロファイルのさらに別の形態が示されている。この図17Eのねじ30Hは、プロファイル58Hを定めているねじ山43H、を含んでいる。このプロファイル58Hは、離間している平行な山頂部60Hと谷底部62Hと、を含んでいる。また、このプロファイル58Hは、谷底部62Hと山頂部60Hとに垂直である後端面64H、を含んでいる。また、このプロファイル58Hは、谷底部62Hと山頂部60Hとの間において、ある角度で位置決めされている先端面66H、をさらに含んでいる。
次に、図18において、本発明のさらに別の実施形態は、釘組立体110として、示されている。この図18の釘組立体110は、この図18の釘組立体110が、骨髄内釘112の近位側部分136において3個の開口部のみ、を有していることを除いて、図1の骨髄内釘組立体10に類似している。すなわち、この近位側部分136は、第1の開口部120と、第2の開口部126と、第3の開口部142と、を有している。
図18において示されているように、第2の開口部126および第3の開口部142は横向きである。また、第2の開口部126は概ね円形の断面を有しているが、第3の開口部142は卵形の開口部を有していてよい。第1の開口部120は、大腿骨4の頭部2の中に入るように、斜めにするか、ある角度で位置決めできる。なお、第3の開口部142は、開口部120および126の平面とは異なる平面の中にあることが、当然に、認められるであろう。
皮質ねじは、第2の開口部126と第3の開口部142の中に、配置されてもよい。例えば、図18において示されているように、第2のねじ132は第2の開口部126の中にスライド可能に嵌合され、第3のねじ144は第3の穴142にスライド可能に嵌合される。また、第1のねじ130は第1の開口部120にスライド可能に嵌合され、大腿骨4の頭部2の中の海綿骨質8に係合する。さらに、釘112は、この釘112が逆方向の様式で用いられる場合に、膝蓋骨腱のための隙間を形成するシャンファー174、を含んでいてよい。
上記の釘112が、図18において示されているような左大腿骨と、右大腿骨との両方において使用可能であることが、当然に、認められるであろう。また、上記第1の開口部120は、釘112が当該骨髄内釘の縦軸114の回りにおよそ180度だけ回転されれば、その釘112の大転子から小転子への固定のために、使用可能であることも、当然に、認められるであろう。
上記大腿骨のための釘が、大腿骨の解剖学的構造に適合するために、組み立てられるために、右手方向および左手方向の骨髄内釘が望まれる可能性があることが、当然に、認められるであろう。さらに、図18の大腿骨の骨髄内釘112は右大腿骨のための大腿骨釘には十分に適さないが、この釘112は、左大腿骨のための、大転子から小転子への骨髄内釘としての使用に適し得ることが、当然に、認められるであろう。
次に、図19において、第1の開口部120と、第2の開口部126と、第3の開口部142が、骨髄内釘112の近位側部分136の中に示されている。同様に、図4Aから分かるように、第2の開口部126および第3の開口部142は第1の平面を形成しているが、第1の開口部120は第2の平面を形成している。これらの第1の平面および第2の平面は、図19において示されているように、釘112の縦軸または中心線114を通過している。
次に、図20において、釘組立体110は右大腿骨4の中において使用するために示されている。この右大腿骨4の中において用いられる場合に、骨髄内釘112は、大転子から小転子への釘として、用いられる。例えば、図20において示されているように、骨髄内釘組立体110は、第2のねじ132を受容するための第2の開口部126と、第3のねじ144を受容するための第3の開口部142と、を有する骨髄内釘112、を含んでいる。これらの第2のねじ132および第3のねじ144は横方向のねじである。さらに、骨髄内釘112は、第4のねじ190を受容する第1の開口部120を含んでおり、この第4のねじ190は大転子3から小転子5まで通過している。
次に、図21、図22および図23において、本発明のさらに別の実施形態が、骨髄内釘組立体210として、示されている。この骨髄内釘組立体210は、図18〜図20の骨髄内釘110、に類似している。しかしながら、この釘組立体210は、左大腿骨の大転子から小転子への固定のため、さらに/または、右大腿骨の頸部の固定のために、設計されている。
例えば、図21において示されているように、釘組立体210は釘212を含んでおり、この釘212は図18〜図20の釘112に対して対称である。図21〜図23の釘組立体210は左大腿骨の大転子の小転子への固定および右大腿骨の頸部の固定のために構成されている。
例えば、図21において示されているように、釘組立体210は釘212を含んでおり、この釘212は、第2のねじ232を受容するための第2の開口部226と、第3のねじ244を受容するための第3の開口部242と、を有している。これらの第2のねじ232および第3のねじ244は平行であって、第1の平面280を描いている。釘212は、第1のねじ230を受容するための第1の開口部220、をさらに含んでいる。この第1の開口部220および釘212の縦方向の中心線214は第2の平面282を定めている。これらの第1の平面280および第2の平面282は、互いに、縦方向の中心線214において、交差している。
第2のねじ232は、大腿骨4の皮質壁7から、海綿骨質8を通り、第2の開口部226を通って、海綿骨質8を通り、皮質骨7の中まで、延在している。第3のねじ244は、皮質骨7から、海綿骨質8を通り、第3の開口部242を通って、海綿骨質8を通り、皮質骨7の中まで、延在している。さらに、第1のねじ230は、小転子5から、海綿骨質8を通り、第1の開口部220を通って、海綿骨質8を通り、大転子3の中まで、延在している。
図22において、釘212の近位側部分236がさらに詳細に示されている。この近位側部分236は、第1の開口部220と、第2の開口部226と、第3の開口部242と、を含んでいる。これらの第1の開口部220および第2の開口部226は概ね円筒形の断面を有しており、第3の開口部242も、図22において示されているように、円筒形である。
図23において示されているように、釘組立体210は、右大腿骨4に対して使用するための頸部固定用の釘組立体として、使用するように示されている。この釘組立体210は釘212を含んでおり、この釘212は近位側部分236を含んでいる。さらに、この近位側部分236は、第1の開口部220と、第2の開口部226と、第3の開口部242と、を含んでいる。第2のねじ232は第2の開口部226の中にスライド可能に嵌合されている。また、第3のねじ244は第3の開口部242の中にスライド可能に嵌合されている。第1のねじ230は第1の開口部220の中にスライド可能に嵌合されていて、大腿骨4の頭部2の中まで延在している。
次に、図24において、本発明の釘組立体が逆方向釘として使用可能であることが、当然に、認められるであろう。逆方向大腿釘においては、その釘は大腿骨の遠位側部分を通して挿入される。
例えば、図24において示されているように、釘組立体10は、大腿骨4において、逆方向の様式で、組み立てられて示されている。この釘組立体10は、図1〜図10において示されているように、釘12を含んでおり、この釘は大腿骨4の遠位顆の部分1の中に配置されている。この大腿骨4の遠位顆の部分1は釘12の近位側部分36を受容する。この近位側部分36は、第2のねじ32を受容するための第2の開口部26、を含んでいる。さらに、釘12の近位側部分36は、第3のねじ44を受容するための第3の開口部42、も含んでいる。これらの第2のねじ32および第3のねじ44は、一方の皮質壁7から、海綿骨質8を通り、釘12を抜けて、反対側の海綿骨質8を通り、反対側の皮質壁7の中まで、延在している。
次に、図25、図26および図27において、本発明のさらに別の実施形態が、釘組立体310として、示されている。この釘組立体310は転子入口釘組立体の形態である。この転子釘組立体310は、近位側部分336と遠位側部分338とを有している釘312、を含んでいる。図1の釘12とは異なり、釘312は、近位側部分336と遠位側部分338との間において、屈曲している。例えば、図25において示されているように、近位側部分336は近位側部分の中心線314を定めており、遠位側部分338は遠位側部分の縦方向の中心線315を定めている。これらの近位側部分の中心線314および遠位側部分の中心線315は、これらの間に、角度θ’を定めている。
次に、図26および図27において、釘312の近位側部分336は、近位側の中心線314を通って斜めに延在していて、頸部または第1のねじ330を受容するために用いられる第1の開口部320、を含んでいる。この近位側部分336は、第2の開口部326と、第3の開口部342と、をさらに含んでいる。これらの第2および第3の開口部326および342は、それぞれ、横方向のねじ332および344を受容するためのものである。上記釘312は、小転子から大転子へのねじを受容するための第4の開口部376、をさらに含んでいる。
上記の釘312は、図26において示されているように、例えば、大腿骨等の、長骨の骨髄管の中に、湾曲した釘312を案内することを補助するための、例えば、シャンファー347等の、平坦な表面等のような、レリーフ面、を含んでいてよい。なお、上記シャンファーは、例えば、球形または円筒形の一部分等の、例えば、弓形等のように、平坦ではない表面も有し得ることが、当然に、認められるであろう。
次に、図26Aにおいて、シャンファー347は、釘312の湾曲した部分の開始部分と反対側の遠位側端部の側において示されているシャンファー347を伴う内側/外側の図において、示されている。このシャンファーは、釘312の縦方向の外周部からの角度θ2により、定められうる。このシャンファーは、釘312の遠位側端部から、シャンファーの長さCL2により、さらに定められうる。
次に、図26Bにおいて、シャンファー347は、遠位側端部において示されているシャンファー347を伴う前方/後方の図において、示されている。なお、この先端部分が、図示されているよりも、大きくても小さくてもよいことが、当然に、認められるであろう。
次に、図27において、骨髄内釘組立体310は、骨髄内釘312に加えて、第1の開口部320との協働のための第1のねじ330、を含んでいる。この第1のねじ330は大腿骨4の頭部2の中に延在している。この釘組立体310は、第2の開口部326との協働のための第2のねじ332、をさらに含んでいる。さらに、この骨髄内釘組立体310は、第3の穴342の中にスライド可能に嵌合するための第3のねじ344、も含んでいる。また、上記釘312は第4の開口部376をさらに含んでいる。この場合に、第1のねじ330が除去されると、第4のねじ390が使用可能になる。
次に、図28において、本発明のさらに別の実施形態が、傷害の手術を行なうためのキット400として、示されている。このキット400は、図1の釘12に類似している釘412、を含んでいる。さらに、このキット400は、図1のねじ30に類似している第1のねじ430、を含んでいる。また、このキット400は、図1のねじ32に類似している第2のねじ432、をさらに含んでいる。さらに、このキット400は追加のねじも含むことが可能である。例えば、このキット400は、図1のねじ44に類似している第3のねじ444、ならびに、図9のねじ90に類似している第4のねじ490、を含んでいてもよい。また、このキット400は遠位側のねじもさらに含んでいてよい。例えば、このキット400は、図12Aのねじ96に類似している遠位側のねじ496、をさらに含んでいてよい。また、上記キット400は、4個の別々の遠位側のねじ496、を含んでいてよい。さらに、上記キット400は、上記の部分的にねじを付けたねじ430の代替品として、完全にねじを付けた海綿質ねじ430A、を含んでいてもよい。
次に、図29において、本発明のさらに別の実施形態が、傷害の手術を行なうための方法500として、示されている。この方法500は、骨髄内釘を供給する第1の工程502、を含むことができる。この釘は、縦軸と、この釘の外周部と、を定めることができる。この釘は、例えば、大腿骨等の、長骨の骨髄管の中に嵌合されうる。また、この釘は、この釘の中を通る第1の開口部を定めているこの釘の第1の内壁、を有している。さらに、この第1の開口部は第1の開口部の中心線を定めている。また、上記釘は、この釘の中を通る第2の開口部を定めている第2の内壁、を有している。この第2の開口部は第2の開口部の中心線を定めている。上記第1の開口部の中心線および第2の開口部の中心線は、互いに対して、斜めになっている。
上記方法500は、上記骨髄管の中に、少なくとも部分的に、上記釘を配置する第2の工程504、をさらに含んでいる。上記方法500は、上記長骨または大腿骨との協働のため、および、上記釘の中の第1の開口部とスライド可能に協働するための、第1のねじを供給する第3の工程506、をさらに含んでいる。上記方法500は、上記長骨の小転子の皮質壁を通して上記第1のねじを挿入する第4の工程508、をさらに含んでいる。
上記方法500は、上記第1の開口部を通して上記第1のねじを挿入する第5の工程510、をさらに含んでいる。上記方法500は、上記長骨の大転子の皮質壁を通して、上記第1のねじを挿入する第6の工程512、をさらに含んでいる。上記方法は、上記長骨との協働のため、および、上記釘の中の第2の開口部とのスライド可能な協働のための、第2のねじを供給する第7の工程514、をさらに含んでいる。上記方法500は、上記長骨の皮質壁を通して上記第2のねじを挿入する第8の工程516、をさらに含んでいる。上記方法は、上記第2の開口部を通して上記第2のねじを挿入する第9の工程518、をさらに含んでいる。上記方法は、上記長骨の皮質壁を通して上記第2のねじを挿入する第10の工程520、をさらに含んでいる。
次に、図30において、本発明のさらに別の実施形態が、傷害の手術を行なうための方法600として、示されている。この方法600は、骨髄内釘を供給する第1の工程602、を含むことができる。この釘は、縦軸と、上記長骨の骨髄管の中に嵌合するための外周部と、を定めている。この釘は、第1の開口部を定めている第1の内壁、を有している。さらに、この第1の開口部は第1の開口部の中心線を定めている。また、上記釘は、第2の開口部を定めている第2の内壁、を有している。この第2の開口部は第2の開口部の中心線を定めている。上記第1の開口部の中心線および第2の開口部の中心線は、互いに対して、斜めになっている。また、上記第1の開口部の中心線と第2の開口部の中心線の少なくとも一方は、上記釘の縦軸に対して横向きである。上記方法600は、上記骨髄管の中に、少なくとも部分的に、上記釘を配置する第2の工程604と、上記長骨との協働のため、および、上記釘の中の第1の開口部とのスライド可能な協働のための、第1のねじを供給する第3の工程606、とを含むことができる。上記方法600は、上記長骨の小転子の皮質壁を通して上記第1のねじを挿入する第4の工程608と、上記第1の開口部を通して上記第1のねじを挿入する第5の工程610、とを含むことができる。上記方法はまた、上記長骨の大転子の皮質壁を通して、上記第1のねじを挿入する第6の工程612と、上記長骨との協働のため、および、上記釘の中の第2の開口部とのスライド可能な協働のための、第2のねじを供給する第7の工程614、も含むことができる。上記方法600はまた、上記長骨の皮質壁を通して上記第2のねじを挿入する第8の工程616と、上記第2の開口部を通して上記第2のねじを挿入する第9の工程618、も含むことができる。上記方法はまた、上記長骨の皮質壁を通して上記第2のねじを挿入する第10の工程620、も含むことができる。
以上のように、本発明とその利点が詳細に説明されているが、種々の変形、置換および変更が、添付の特許請求の各請求項により定められているような、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、行なうことが可能であることが理解されるべきである。
〔実施の態様〕
(1)長骨の骨髄管の中において使用するための骨髄内釘において、
本体部分であって、縦軸、および、前記長骨の前記骨髄管の中に嵌合するための前記本体部分の外周部、を定めている、前記本体部分、
を備えており、
前記本体部分は、前記本体部分を通る第1の開口部を定めている前記本体部分の第1の内壁、を有しており、
前記第1の開口部は、第1の開口部の中心線を定めており、
前記本体部分は、前記本体部分を通る第2の開口部を定めている前記本体部分の第2の内壁、を有しており、
前記第2の開口部は、第2の開口部の中心線を定めており、
前記第1の開口部の中心線と前記第2の開口部の中心線とは、互いに対して斜めになっており、
前記第1の開口部の中心線、および前記第2の開口部の中心線のうちの少なくとも一方は、前記本体部分の前記縦軸を横切っている、
釘。
(2)実施態様1に記載の釘において、
前記本体部分の少なくとも一部分は、前記縦軸に沿って、カニューレ形成されている、釘。
(3)実施態様1に記載の釘において、
前記本体部分の少なくとも一部分は、前記縦軸に沿った溝を定めている、釘。
(4)実施態様1に記載の釘において、
前記第1の開口部、および前記第2の開口部のうちの少なくとも一方は、概ね円筒形の形状を有している、釘。
(5)実施態様1に記載の釘において、
前記第1の開口部、および前記第2の開口部のうちの少なくとも一方は、概ね卵形の形状を有している、釘。
(6)実施態様1に記載の釘において、
前記第1の開口部の中心線、および前記第2の開口部の中心線のうちの少なくとも一方は、前記本体部分の前記縦軸に交差している、釘。
(7)実施態様1に記載の釘において、
前記本体部分は、第3の開口部を定めている内壁、をさらに有しており、
前記第1の開口部、および前記第2の開口部は、概ね円筒形の形状を有している、
釘。
(8)実施態様1に記載の釘において、
前記本体部分の前記外周部は、ほぼ円筒形である、釘。
(9)実施態様8に記載の釘において、
前記釘は、第1の直径を有している第1の部分と、第2の直径を有している第2の部分と、を定めており、
前記第1の直径は前記第2の直径よりも大きい、
釘。
(10)実施態様1に記載の釘において、
前記第1の開口部、および前記第2の開口部は、前記第1の部分の中に配置されている、釘。
(11)実施態様10に記載の釘において、
前記第1の開口部の中心線、および前記第2の開口部の中心線のうちの少なくとも一方の他方は、前記本体部分の前記縦軸と鋭角を形成している、釘。
(12)長骨における骨折の修復において使用するためのキットにおいて、
前記長骨の骨髄管の中への植え込みのために構成されている釘であって、
前記釘は、縦軸、および、前記長骨の前記骨髄管の中に嵌合するための前記釘の外周部、を定めており、
前記釘は、前記釘を通る第1の開口部を定めている前記釘の第1の内壁、を有しており、
前記第1の開口部は、第1の開口部の中心線を定めており、
前記釘は、前記釘を通る第2の開口部を定めている前記釘の第2の内壁、を有しており、
前記第2の開口部は、第2の開口部の中心線を定めており、
前記第1の開口部の中心線と前記第2の開口部の中心線とは、互いに対して斜めになっており、
前記第1の開口部の中心線、および前記第2の開口部の中心線のうちの少なくとも一方は、前記釘の前記縦軸を横切っている、
前記釘と、
前記第1の開口部にスライド可能に嵌合するように構成されている第1のねじと、
前記第2の開口部にスライド可能に嵌合するように構成されている第2のねじと、
を備えている、キット。
(13)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記釘の少なくとも一部分は、前記縦軸に沿って、カニューレ形成されている、キット。
(14)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記釘の少なくとも一部分は、前記縦軸に沿った溝を定めている、キット。
(15)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記第1の開口部、および前記第2の開口部のうちの少なくとも一方は、概ね円筒形の形状を有している、キット。
(16)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記第1の開口部、および前記第2の開口部のうちの少なくとも一方は、概ね卵形の形状を有している、キット。
(17)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記第1の開口部の中心線、および前記第2の開口部の中心線のうちの少なくとも一方は、前記釘の前記縦軸に対して垂直である、キット。
(18)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記第1の開口部の中心線、および前記第2の開口部の中心線のうちの少なくとも一方は、前記釘の前記縦軸と交差している、キット。
(19)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記釘は、第3の開口部を定めている内壁、をさらに有しており、
前記第1の開口部、および前記第2の開口部は、概ね円筒形の形状を有している、
キット。
(20)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記釘の前記外周部は、ほぼ円筒形である、キット。
(21)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記釘は、第1の直径を有している第1の部分と、第2の直径を有している第2の部分と、を定めており、
前記第1の直径は前記第2の直径よりも大きい、
キット。
(22)実施態様21に記載のキットにおいて、
前記第1の開口部、および前記第2の開口部は、前記第1の部分の中に配置されている、キット。
(23)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記第1のねじ、および前記第2のねじのうちの少なくとも一方は、カニューレ形成されている、キット。
(24)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記釘は、めねじをさらに含んでいる、キット。
(25)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記釘の前記縦軸と前記第1の開口部の中心線とは、それら縦軸と中心線との間に、鋭角を定めている、キット。
(26)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記釘は、前記釘を通る第3の開口部、をさらに定めている、キット。
(27)実施態様12に記載のキットにおいて、
前記釘は、前記釘を通る第3の開口部、をさらに定めている、キット。
(28)長骨における傷害の手術を行なう方法において、
骨髄内釘を供給する工程であって、
前記釘は、縦軸、および、前記長骨の骨髄管の中に嵌合するための前記釘の外周部、を定めており、
前記釘は、前記釘を通る第1の開口部を定めている前記釘の第1の内壁、を有しており、
前記第1の開口部は、第1の開口部の中心線を定めており、
前記釘は、前記釘を通る第2の開口部を定めている前記釘の第2の内壁、を有しており、
前記第2の開口部は、第2の開口部の中心線を定めており、
前記第1の開口部の中心線と前記第2の開口部の中心線は、互いに対して斜めになっており、
前記第1の開口部の中心線、および前記第2の開口部の中心線のうちの少なくとも一方は、前記釘の前記縦軸を横切っている、
前記工程と、
前記釘を、少なくとも部分的に、前記骨髄管の中に位置させる工程と、
前記長骨との協働、および前記釘の中の前記第1の開口部とのスライド可能な協働のために、第1のねじを供給する工程と、
前記長骨の小転子の皮質壁を通して前記第1のねじを挿入する工程と、
前記第1の開口部を通して前記第1のねじを挿入する工程と、
前記長骨の大転子の皮質壁を通して前記第1のねじを挿入する工程と、
前記長骨との協働、および前記釘の中の前記第2の開口部とのスライド可能な協働のために、第2のねじを供給する工程と、
前記長骨の前記皮質壁を通して前記第2のねじを挿入する工程と、
前記第2の開口部を通して前記第2のねじを挿入する工程と、
前記長骨の前記皮質壁を通して前記第2のねじを挿入する工程と、
を含む、方法。
頸部に向けられているねじと、2個の横ねじと、第4のねじのための開口部と、を伴っている、本発明の一例の実施形態に従って、植え込まれている、骨髄内釘組立体の部分的な前方/後方の図である。 本発明の別の実施形態による、縦溝を伴う釘の部分的な前方/後方の図である。 図1の骨髄内釘組立体の骨髄内釘の前方/後方の図である。 図2の骨髄内釘の内側/外側の図である。 矢印の方向における、線3A−3Aに沿う、図2の断面図である。 釘の遠位側端部におけるシャンファーをさらに詳細に示している、図3の拡大された部分的な内側/外側の図である。 シャンファーをさらに詳細に示している、図3の釘の拡大された部分的な内側/外側の図である。 図2の骨髄内釘の近位側端部の拡大された部分的な内側/外側の図である。 図4の端面図である。 図2の骨髄内釘の近位側端部の拡大された部分的な前方/後方の図である。 矢印の方向における、線6−6に沿う、図2の断面図である。 頸部に向けられているねじと、2個の横ねじと、を伴っている、大腿骨の中に植え込まれている図1の骨髄内釘組立体の、部分的な前方/後方の図である。 2個の横ねじを伴っている、図1の骨髄内釘組立体の、部分的な前方/後方の図である。 大転子に向けられているねじと、2個の横ねじと、を伴っている、図1の骨髄内釘組立体の、部分的な前方/後方の図である。 本発明の別の実施形態による釘組立体を形成するために、小転子から大転子に延びている部分的にねじ山を付けたねじと、横方向の部分的にねじ山を付けたねじと、を伴っている、図1の釘組立体の部分的な斜視図である。 例えば、横ねじまたは小転子から大転子に向かうねじとして、図1の釘組立体と共に使用するための、皮質ねじの平面図である。 例えば、大腿頸部ねじとして、図1の釘組立体と共に使用するための、海綿質ねじの平面図である。 例えば、遠位ねじとして、図1の釘組立体と共に使用するための、別の海綿質ねじの平面図である。 頸部に向けられている、カニューレ形成されているねじと、2個の横ねじと、を伴っている、本発明の別の実施形態に従って、患者に植え込まれている骨髄内釘組立体の部分的な前方/後方の図である。 図13の骨髄内釘組立体において使用するためのラグ・スクリューの平面図である。 矢印の方向における、線15−15に沿う、図14のラグ・スクリューの断面図である。 図14のラグ・スクリューにおける、箱型のねじ山の形態の拡大されている部分図である。 本発明の骨髄内釘組立体の代替の実施形態と共に使用するための、代替のラグ・スクリューにおける、標準的なねじ山の形態の部分図である。 本発明の骨髄内釘組立体の代替の実施形態と共に使用するための、代替のラグ・スクリューにおける、V字形状のねじ山の形態の部分図である。 本発明の骨髄内釘組立体の代替の実施形態と共に使用するための、代替のラグ・スクリューにおける、正方形状のねじ山の形態の部分図である。 本発明の骨髄内釘組立体の代替の実施形態と共に使用するための、代替のラグ・スクリューにおける、先端を切ったV字形状のねじ山の形態の部分図である。 本発明の骨髄内釘組立体の代替の実施形態と共に使用するための、代替のラグ・スクリューにおける、逆の箱型のねじ山の形態の部分図である。 本発明の別の代替の実施形態と共に使用するための、さらに別の代替のねじ山の部分図である。 頸部に向けられているねじと、2個の横ねじと、を伴っている、本発明のさらに別の実施形態に従って、患者に植え込まれている骨髄内釘組立体の部分的な前方/後方の図である。 釘の近位側の部分をさらに詳細に示している、図18の骨髄内釘組立体の釘の部分的な内側/外側の図である。 図18の骨髄内釘組立体の部分的な前方/後方の図であり、2個の横ねじのみを伴うその使用方法を示しており、一方の横ねじは完全にねじ山が付けられており、他方の横ねじは部分的にねじ山が付けられている。 釘組立体を形成するために、小転子から大転子に延びている部分的にねじ山を付けたねじと、横方向の部分的にねじ山を付けたねじと、横方向の完全にねじ山を付けたねじと、を伴っている、本発明の別の実施形態による、骨髄内釘組立体の部分的な前方/後方の図である。 釘の近位側の部分をさらに詳細に示している、図21の骨髄内釘組立体の釘の部分的な内側/外側の図である。 大腿骨の中に配置されている、図21の骨髄内釘組立体の、部分的な前方/後方の図であり、小転子から大転子に延びている1個のみの完全にねじ山を付けたねじを伴っている、その使用方法を示している。 遠位大腿骨の中に配置されている、図21の骨髄内釘組立体の、部分的な前方/後方の図であり、2個のみの横ねじであって、両方が完全にねじ山を付けられている、横ねじ、を伴っている、その使用方法を示している。 小転子の中に入れるために構成されている釘を伴っている、本発明のさらに別の実施形態に従って、患者に植え込まれている骨髄内釘組立体の前方/後方の図である。 図25の骨髄内釘組立体の内側/外側の図である。 遠位側端部におけるシャンファーをさらに詳細に示している、図26の拡大された部分的な内側/外側の図である。 釘の遠位側端部におけるシャンファーの拡大された部分的な前方/後方の図である。 大腿骨の中に配置されている、図25の骨髄内釘組立体の、部分的な前方/後方の図であり、大腿骨の頸部の中に延びている、1個のみの完全にねじ山を付けたねじを伴っている、その使用方法を示している。 本発明のさらに別の実施形態による、傷害の外科手術を行なうことにおいて使用するためのキットの平面図である。 本発明のさらに別の実施形態による、傷害の外科手術を行なう方法のフロー図である。 本発明の別の実施形態による、傷害の外科手術を行なう別の方法のフロー図である。

Claims (12)

  1. 長骨の骨髄管の中において使用するための骨髄内釘において、
    本体部分であって、縦軸、および、前記長骨の前記骨髄管の中に嵌合するための前記本体部分の外周部、を定めている、前記本体部分、
    を備えており、
    前記本体部分は、前記本体部分を通る第1の開口部を定めている前記本体部分の第1の内壁、を有しており、
    前記第1の開口部は、第1の開口部の中心線を定めており、
    前記本体部分は、前記本体部分を通る第2の開口部を定めている前記本体部分の第2の内壁、を有しており、
    前記第2の開口部は、第2の開口部の中心線を定めており、
    前記第1の開口部の中心線と前記第2の開口部の中心線とは、互いに対して斜めになっており、
    前記第1の開口部の中心線、および前記第2の開口部の中心線のうちの少なくとも一方は、前記本体部分の前記縦軸を横切っている、
    釘。
  2. 請求項1に記載の釘において、
    前記本体部分の少なくとも一部分は、前記縦軸に沿って、カニューレ形成されている、釘。
  3. 請求項1に記載の釘において、
    前記本体部分の少なくとも一部分は、前記縦軸に沿った溝を定めている、釘。
  4. 請求項1に記載の釘において、
    前記第1の開口部、および前記第2の開口部のうちの少なくとも一方は、概ね円筒形の形状を有している、釘。
  5. 請求項1に記載の釘において、
    前記第1の開口部、および前記第2の開口部のうちの少なくとも一方は、概ね卵形の形状を有している、釘。
  6. 請求項1に記載の釘において、
    前記第1の開口部の中心線、および前記第2の開口部の中心線のうちの少なくとも一方は、前記本体部分の前記縦軸に交差している、釘。
  7. 請求項1に記載の釘において、
    前記本体部分は、第3の開口部を定めている内壁、をさらに有しており、
    前記第1の開口部、および前記第2の開口部は、概ね円筒形の形状を有している、
    釘。
  8. 請求項1に記載の釘において、
    前記本体部分の前記外周部は、ほぼ円筒形である、釘。
  9. 請求項8に記載の釘において、
    前記釘は、第1の直径を有している第1の部分と、第2の直径を有している第2の部分と、を定めており、
    前記第1の直径は前記第2の直径よりも大きい、
    釘。
  10. 請求項1に記載の釘において、
    前記第1の開口部、および前記第2の開口部は、前記第1の部分の中に配置されている、釘。
  11. 請求項10に記載の釘において、
    前記第1の開口部の中心線、および前記第2の開口部の中心線のうちの少なくとも一方の他方は、前記本体部分の前記縦軸と鋭角を形成している、釘。
  12. 長骨における骨折の修復において使用するためのキットにおいて、
    前記長骨の骨髄管の中への植え込みのために構成されている釘であって、
    前記釘は、縦軸、および、前記長骨の前記骨髄管の中に嵌合するための前記釘の外周部、を定めており、
    前記釘は、前記釘を通る第1の開口部を定めている前記釘の第1の内壁、を有しており、
    前記第1の開口部は、第1の開口部の中心線を定めており、
    前記釘は、前記釘を通る第2の開口部を定めている前記釘の第2の内壁、を有しており、
    前記第2の開口部は、第2の開口部の中心線を定めており、
    前記第1の開口部の中心線と前記第2の開口部の中心線とは、互いに対して斜めになっており、
    前記第1の開口部の中心線、および前記第2の開口部の中心線のうちの少なくとも一方は、前記釘の前記縦軸を横切っている、
    前記釘と、
    前記第1の開口部にスライド可能に嵌合するように構成されている第1のねじと、
    前記第2の開口部にスライド可能に嵌合するように構成されている第2のねじと、
    を備えている、キット。
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