JP2007124570A - ビデオストリーム処理方法、ビデオストリーム記録再生システム、及びビデオストリーム再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のビデオストリームを安定して同時再生することが可能なビデオストリーム処理方法を提供すること。
【解決手段】ビデオストリーム処理方法は、複数のビデオストリームに含まれ同時再生される複数のデータユニットを連結し、前記連結された前記複数のデータユニットを記録し、前記記録された前記複数のデータユニットを読み出す。
【選択図】 図4
【解決手段】ビデオストリーム処理方法は、複数のビデオストリームに含まれ同時再生される複数のデータユニットを連結し、前記連結された前記複数のデータユニットを記録し、前記記録された前記複数のデータユニットを読み出す。
【選択図】 図4
Description
本発明は、複数のビデオストリームを処理するビデオストリーム処理方法に関する。また、本発明は、複数のビデオストリームを記録し再生するビデオストリーム記録再生システムに関する。また、本発明は、複数のビデオストリームを再生するビデオストリーム再生装置に関する。
近年、映像機器の研究開発は目覚しく、例えば、ランダムアクセス可能なデータ蓄積媒体から複数のビデオストリームを読み出して、これら読み出された複数のビデオストリームを一画面に合成する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−118802
上記したように、複数のビデオストリームを一画面に合成出力するにあたり、データ蓄積媒体からランダムアクセスにより、複数のビデオストリームが取り出され再生されている。このため、同時に再生するストリーム数が多くなると、例えば数十ストリームに達すると、データ蓄積媒体にランダムアクセスしているとビデオストリームの読み出しが間に合わなくなり、再生映像が乱れるという問題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数のビデオストリームを安定して同時再生することが可能なビデオストリーム処理方法、ビデオストリーム記録再生システム、及びビデオストリーム再生装置を提供することにある。
この発明のビデオストリーム処理方法、ビデオストリーム記録再生システム、及びビデオストリーム再生装置は、以下のように構成されている。
(1)この発明のビデオストリーム処理方法は、複数のビデオストリームに含まれ同時再生される複数のデータユニットを連結し、前記連結された前記複数のデータユニットを記録し、前記記録された前記複数のデータユニットを読み出す。
(2)この発明のビデオストリーム記録再生システムは、複数のビデオストリームに含まれ同時再生される複数のデータユニットを連結する連結手段と、前記連結手段により連結された前記複数のデータユニットを記録する記録手段と、前記記録手段により記録された前記複数のデータユニットを読み出す読出手段と、前記連続的に記録された複数のデータユニットを読み出す読出手段とを備えている。
(3)この発明のビデオストリーム再生装置は、複数のビデオストリームに含まれ同時再生される複数のデータユニットを連結し、前記連結された前記複数のデータユニットを記録した記録先から、前記複数のデータユニットを読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された前記複数のデータユニットをデコードするデコード手段とを備えている。
本発明によれば、複数のビデオストリームを安定して同時再生することが可能なビデオストリーム処理方法、ビデオストリーム記録再生システム、及びビデオストリーム再生装置を提供できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一例のビデオストリーム記録再生システム(ビデオストリーム再生装置)の一例を示す概略図である。
図1に示すように、例えば、ビデオストリーム記録再生システムは、エンコード部11、多重化部12、読み出し/書き込み部13、記憶部14、分離部15、デコード部16を備えている。
図2は、ビデオストリームの記録処理の一例の概要を示す図であり、図3は、ビデオストリームの再生処理の一例の概要を示す図である。以下、図1〜図3を参照して、ビデオストリームの記録再生について説明する。
ビデオストリーム記録再生システムは、ビデオデータから複数のビデオストリームを生成し、複数のビデオストリームに含まれ同時再生される複数のアクセスユニット(データユニット)を多重化(連結)し、多重化された複数のデータユニットを1ストリームとして記録する。
より具体的には、エンコード部11は、ベースバンドのビデオ信号を圧縮して、エレメンタリストリームを生成する。エンコード部11に提供されるパラメータが、ビットレート、アクセスユニットに含まれるフレーム数、アクセスユニットの符号量などを一定にするか否かを指定する。例えば、エンコード部11が、複数のエンコーダにより構成されている場合、これら各エンコーダに対して提供されるパラメータにより、アクセスユニットに含まれるフレーム数が一定になるように指定される。例えば、アクセスユニットに含まれるフレーム数が15個や30個で一定になるように指定される。
多重化部12は、複数のビデオストリームから生成された同時再生される複数のアクセスユニットを連結して、一つのストリームを生成する。多重化部12に提供されるパラメータが、多重化するビデオストリーム数、アクセスユニットが固定長か否か、固定長の場合にはアクセスユニットのサイズを指定する。アクセスユニットが固定長でなくてもよい場合には、個々のアクセスユニットのサイズをアクセスユニットのヘッダに追加する。アクセスユニットが固定長でなければならない場合には、アクセスユニットを指定されたサイズの固定長ブロックに格納する。いずれの場合にも、複数のビデオストリームから生成された同時再生される複数のアクセスユニットを連結して、一つのストリームを生成する。
ここで、アクセスユニットを固定サイズにして処理するケースについて説明する。図2に示すように、例えば、48個のビデオストリームから生成された同時再生される48個のアクセスユニットから、パディング処理により48個の固定長ブロックが生成される。生成された48個の固定長ブロックが連結され、一つのストリームが生成される。連結により生成されたストリームは、読み出し/書き込み部13によりハードディスクなどの記憶部14へ書き込まれる。
上記説明において、ベースバンドのビデオ信号を入力としたが、本発明はこれだけに限定されるものではない。例えば、エンコードされたビデオストリームを解析して、アクセスユニット単位に分割し、連結するようにしてもよい。アクセスユニットの符号量がビデオストリームによって大きく異なり、かつ、アクセスユニットの符号量を一定にしたい場合には、エンコードされたビデオストリームを一旦デコードしてから再エンコードするようにしてもよい。
また、エンコード部11は、アクセスユニットの符号量を一定にすると指定された場合には、ビットレートとアクセスユニットに含まれるフレーム数からアクセスユニットの符号量を計算し、量子化の際にレート制御を行う。例えば、ビットレートが4Mbps、アクセスユニットに含まれるフレーム数を15個と指定した場合には、アクセスユニットの符号量を2Mbpsとなるようにレート制御を行う。
多重化部12は、アクセスユニットを固定長にする場合、アクセスユニットの固定長サイズを、エンコード部11によりビデオストリームが生成された際のアクセスユニットの符号量の最大値あるいはそれよりも大きな値に設定する。例えば、アクセスユニットの符号量の最大値が2Mbpsであるとすると、アクセスユニットのサイズとしては256kBを指定する。また、アクセスユニットのサイズをあらかじめ設定し、そのサイズに収まるように、エンコード部11に対するビットレートを指定し、レート制御を行うようにしてもよい。
図3に示すように、記憶部14に書き込まれたストリームが読み出され、この読み出されたストリームを構成している複数の固定長ブロックが分離され、分離された夫々の固定長ブロックからアクセスユニットが取り出され、取り出されたアクセスユニットがデコードされる。各アクセスユニットには同じ数のフレームが含まれている。よって、各アクセスユニットは同じ速さで消費されていく。このため、記憶部14から多重化されたストリームを順次読み出しても、特定のストリームに対するバッファのオーバフローあるいはアンダフローが起こることはない。
図4は、上記説明したビデオストリームの記録処理の一例を示すフローチャートである。図4に示すように、エンコード部11により、パラメータが読み込まれ、エンコードが開始される(ステップ11)。アクセスユニットの符号量が固定長に指定されていない場合には(ステップ12、NO)、エンコード部11により、そのままアクセスユニットがエンコードされ(ステップ15)、アクセスユニットに対してサイズを含むヘッダが付加される(ステップ16)。続いて、多重化部12により、各アクセスユニットが連結され、1ストリームが生成され(ステップ17)、読み出し/書き込み部13により、生成された1ストリームが記憶部14へ書き込まれる(ステップ18)。
アクセスユニットの符号量が固定長に指定されている場合には(ステップ12、YES)、エンコード部11により、アクセスユニットあたりの符号量が計算され、レート制御が行なわれた上で、エンコードされる(ステップ13)。さらに、エンコード部11のパディング処理により、アクセスユニットから固定サイズのブロックが生成される(ステップ14)。続いて、多重化部12により、各ブロックが連結され、1ストリームが生成され(ステップ17)、読み出し/書き込み部13により、生成された1ストリームが記憶部14へ書き込まれる(ステップ18)。
図5は、上記説明したビデオストリームの再生処理の一例を示すフローチャートである。図5に示すように、読み出し/書き込み部13により、記憶部14からストリームが読み出され(ステップ21)、分離部15により、ストリームに含まれる各アクセスユニット(又は各ブロック)が分離され(ステップ22)、デコード部16により、各アクセスユニット(又は各ブロックから取り出された各アクセスユニット)がデコードされる(ステップ23)。
以上説明した本実施形態によれば、複数のストリームをアクセスユニットごとに順に記憶部へ記憶することにより、シーケンシャルにデータを読み出しても、バッファのオーバフローやアンダフローを起こすことなく、複数のストリームのデコードが可能になる。また、各アクセスユニットのサイズを固定にすることにより、あらかじめ確保するバッファのサイズを見積もることができ、記憶部の容量に制約のあるシステムにおいても、メモリ不足の心配がなくなる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
11…エンコード部、12…多重化部、13…読み出し/書き込み部、14…記憶部、15…分離部、16…デコード部
Claims (10)
- 複数のビデオストリームに含まれ同時再生される複数のデータユニットを連結し、
前記連結された前記複数のデータユニットを記録し、
前記記録された前記複数のデータユニットを読み出す、
ことを特徴とするビデオストリーム処理方法。 - 前記複数のデータユニットを1ストリームとして連結し記録することを特徴とする請求項1に記載のビデオストリーム処理方法。
- 各々が固定長の前記複数のデータユニットを連結し記録することを特徴とする請求項1に記載のビデオストリーム処理方法。
- 前記複数のデータユニットから複数の固定長ブロックを生成し、これら複数の固定長ブロックを連結し記録することを特徴とする請求項1に記載のビデオストリーム処理方法。
- 複数のビデオストリームに含まれ同時再生される複数のデータユニットを連結し、前記連結された前記複数のデータユニットを記録した記録先から、前記複数のデータユニットを読み出し、
前記読み出された前記複数のデータユニットをデコードする、
ことを特徴とするビデオストリーム処理方法。 - 複数のビデオストリームに含まれ同時再生される複数のデータユニットを連結する連結手段と、
前記連結手段により連結された前記複数のデータユニットを記録する記録手段と、
前記記録手段により記録された前記複数のデータユニットを読み出す読出手段と、
前記連続的に記録された複数のデータユニットを読み出す読出手段と、
を備えたことを特徴とするビデオストリーム記録再生システム。 - 前記連結手段及び前記記録手段は、前記複数のデータユニットを1ストリームとして連結し記録することを特徴とする請求項6に記載のビデオストリーム記録再生システム。
- 前記連結手段及び前記記録手段は、各々が固定長の前記複数のデータユニットを連結し記録することを特徴とする請求項6に記載のビデオストリーム記録再生システム。
- 前記連結手段及び前記記録手段は、前記複数のデータユニットから複数の固定長ブロックを生成し、これら複数の固定長ブロックを連結し記録することを特徴とする請求項6に記載のビデオストリーム記録再生システム。
- 複数のビデオストリームに含まれ同時再生される複数のデータユニットを連結し、前記連結された前記複数のデータユニットを記録した記録先から、前記複数のデータユニットを読み出す読出手段と、
前記読出手段により読み出された前記複数のデータユニットをデコードするデコード手段と、
を備えたことを特徴とするビデオストリーム再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005317526A JP2007124570A (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | ビデオストリーム処理方法、ビデオストリーム記録再生システム、及びビデオストリーム再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005317526A JP2007124570A (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | ビデオストリーム処理方法、ビデオストリーム記録再生システム、及びビデオストリーム再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007124570A true JP2007124570A (ja) | 2007-05-17 |
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Family Applications (1)
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JP2005317526A Withdrawn JP2007124570A (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | ビデオストリーム処理方法、ビデオストリーム記録再生システム、及びビデオストリーム再生装置 |
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- 2005-10-31 JP JP2005317526A patent/JP2007124570A/ja not_active Withdrawn
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