JP2007124186A - 画像処理装置の画像切り出し方法、画像切り出し装置、プログラム - Google Patents

画像処理装置の画像切り出し方法、画像切り出し装置、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】迅速に画像切り出し処理を行うことを課題とする。
【解決手段】画像領域Gの中から、要素画像EGを含む切り出し領域TRを切り出す方法であって、画像領域Gの左上座標(0,0)を検索開始点として、X座標0→Xmaxの検索を+Y方向に繰り返し、Upperを特定する工程(1)、要素画像上端部を検索開始点として、Y座標Upper→Ymaxの検索を−X方向に繰り返し、Leftを特定する工程(2)、要素画像左端部を検索開始点として、X座標Left→Xmaxの検索を+Y方向に繰り返し、Lowerを特定する工程(3)、要素画像下端部を検索開始点として、Y座標Lower→0の検索を+X方向に繰り返し、Rightを特定する工程(4)、特定されたLeft,Right,Upper,Lowerに基づいて、切り出し領域TRを切り出す工程、を実行するものである。
【選択図】図2

Description

画像領域の中から、任意の形状の要素画像を含む切り出し領域を切り出す画像処理装置の画像切り出し方法、画像切り出し装置、プログラムに関する。
印刷物などの原稿を光学的に読み取り、その読み取り結果を画像データとして出力するイメージスキャナと、当該イメージスキャナから出力された画像データをディスプレイ上に表示して加工処理を行うホストコンピュータと、から成る画像処理システムにおいて、ホストコンピュータに出力(転送)するデータ量を少なくするため、原稿に相当する画像形成領域(以下、「要素画像」と称する)を矩形(長方形または正方形)に切り出し(自動トリミングし)、その切り出し領域の画像データのみをホストコンピュータに出力する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−36902号公報
図13および図14は、従来一般的に行われている画像切り出し方法を示す図である。図示矢印は、要素画像EGのアウトラインL(要素画像EGと余白部BLとの境界線)を検出するための検索方向を示している。また、図13(a)は、そのアウトラインLの左端部を検出する工程を示している。当該左端部検出工程では、画像領域Gの左上座標(0,0)を検索開始点として、X座標0→Xmaxの検索を+Y方向に繰り返し、アウトラインLを検出した最小の値を左端部のX座標(X1)として特定する。また、同図(b)は、アウトラインLの右端部検出工程を示しており、画像領域Gの右上座標(Xmax,0)を検索開始点として、X座標Xmax→0の検索を+Y方向に繰り返し、アウトラインLを検出した最小の値を右端部のX座標(X2)として特定する。
また、同図(c)は、アウトラインLの上端部検出工程を示しており、画像領域Gの左上座標(0,0)を検索開始点として、Y座標0→Ymaxの検索を+X方向に繰り返し、アウトラインLを検出した最小の値を上端部のY座標(Y1)として特定する。さらに、図14(a)は、アウトラインLの下端部検出工程を示しており、画像領域Gの左下座標(0,Ymax)を検索開始点として、Y座標Ymax→0の検索を+X方向に繰り返し、アウトラインLを検出した最小の値を下端部のY座標(Y2)として特定する。
このようにして得られたX座標X1,X2並びにY座標Y1,Y2に基づいて、図14(b)に示すように、左上座標(X1,Y1)、右上座標(X2,Y1)、左下座標(X1,Y2)、右下座標(X2,Y2)を頂点とする切り出し領域TR(図示斜線部)を切り出す。当該切り出し領域TRは、要素画像EGを含む最小領域の矩形領域(上辺および下辺がX座標方向と平行であり、且つ左辺および右辺がY座標方向と平行な矩形の領域)であり、その一部に余白部BLを含んでいる。
ところが、上記の画像切り出し方法は、要素画像EGの大きさに拘わらず、画像領域Gの全てを検索する必要がある。すなわち、要素画像EGがどんなに小さい場合でも、4つのX1,X2,Y1,Y2の値を得るために、0〜XmaxまでのY座標の検索、並びに0〜YmaxまでのX座標の検索をそれぞれ2回ずつ行わなければならないため、処理時間がかかるといった問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、迅速に画像切り出し処理を行い得る画像処理装置の画像切り出し方法、画像切り出し装置、プログラムを提供することを課題とする。
本発明の画像処理装置の画像切り出し方法は、左上座標(0,0)、右上座標(Xmax,0)、左下座標(0,Ymax)、右下座標(Xmax,Ymax)を頂点とする画像領域(但し、Xmax>0,Ymax>0)を表す画像データを取得し、当該画像領域の中から、任意の形状の要素画像を含み且つ左上座標(Left,Upper)、右上座標(Right,Upper)、左下座標(Left,Lower)、右下座標(Right,Lower)を頂点とする切り出し領域を、その面積が小さくなるように切り出す画像処理装置の画像切り出し方法であって、画像処理装置が、検索開始点を(0,0)として、X座標0→Xmaxの検索を、要素画像のアウトライン上端部を検出するまで+Y方向に繰り返し、当該アウトライン上端部のY座標に基づいて、Upperを特定するUpper特定ステップ、アウトライン上端部を検索開始点として、Y座標Upper→Ymaxの検索を、要素画像のアウトライン左端部を検出するまで−X方向に繰り返し、当該アウトライン左端部のX座標に基づいて、Leftを特定するLeft特定ステップ、アウトライン左端部を検索開始点として、X座標Left→Xmaxの検索を、要素画像のアウトライン下端部を検出するまで+Y方向に繰り返し、当該アウトライン下端部のY座標に基づいて、Lowerを特定するLower特定ステップ、アウトライン下端部を検索開始点として、Y座標Lower→0の検索を、要素画像のアウトライン右端部を検出するまで+X方向に繰り返し、当該アウトライン右端部のX座標に基づいて、Rightを特定するRight特定ステップ、Upper特定ステップ、Left特定ステップ、Lower特定ステップおよびRight特定ステップにおいて特定されたX座標Left,RightおよびY座標Upper,Lowerに基づいて、切り出し領域を切り出す画像切り出しステップ、を実行することを特徴とする。
また、本発明の画像切り出し装置は、左上座標(0,0)、右上座標(Xmax,0)、左下座標(0,Ymax)、右下座標(Xmax,Ymax)を頂点とする画像領域(但し、Xmax>0,Ymax>0)を表す画像データを取得し、当該画像領域の中から、任意の形状の要素画像を含み且つ左上座標(Left,Upper)、右上座標(Right,Upper)、左下座標(Left,Lower)、右下座標(Right,Lower)を頂点とする切り出し領域を、その面積が小さくなるように切り出す画像切り出し装置であって、検索開始点を(0,0)として、X座標0→Xmaxの検索を、要素画像のアウトライン上端部を検出するまで+Y方向に繰り返し、当該アウトライン上端部のY座標に基づいて、Upperを特定するUpper特定手段、アウトライン上端部を検索開始点として、Y座標Upper→Ymaxの検索を、要素画像のアウトライン左端部を検出するまで−X方向に繰り返し、当該アウトライン左端部のX座標に基づいて、Leftを特定するLeft特定手段、アウトライン左端部を検索開始点として、X座標Left→Xmaxの検索を、要素画像のアウトライン下端部を検出するまで+Y方向に繰り返し、当該アウトライン下端部のY座標に基づいて、Lowerを特定するLower特定手段、アウトライン下端部を検索開始点として、Y座標Lower→0の検索を、要素画像のアウトライン右端部を検出するまで+X方向に繰り返し、当該アウトライン右端部のX座標に基づいて、Rightを特定するRight特定手段、Upper特定手段、Left特定手段、Lower特定手段およびRight特定手段により特定されたX座標Left,RightおよびY座標Upper,Lowerに基づいて、切り出し領域を切り出す画像切り出し手段、を備えていることを特徴とする。
本発明の画像処理装置の画像切り出し方法、並びに画像切り出し装置は、画像領域の左上座標(0,0)からX座標0→Xmaxの検索を+Y方向に繰り返すことにより検出したアウトライン上端部のY座標に基づいてUpperを特定し、アウトライン上端部からY座標Upper→Ymaxの検索を−X方向に繰り返すことにより検出したアウトライン左端部のX座標に基づいてLeftを特定し、アウトライン左端部からX座標Left→Xmaxの検索を+Y方向に繰り返すことにより検出したアウトライン下端部のY座標に基づいてLowerを特定し、さらにアウトライン下端部からY座標Lower→0の検索を+X方向に繰り返すことにより検出したアウトライン右端部のX座標に基づいてRightを特定する。すなわち、画像切り出し処理を行う際、要素画像のアウトラインに沿って検索すれば良く、画像領域の全体を検索する必要がないため、迅速に画像切り出しを行うことができる。特に本発明は、画像領域に対して要素画像の面積が小さい場合に有効である。なお、「○○方向に検索を繰り返す」とは、「○○方向への検索ラインを1ずつずらしながら検索を進めていく」ことを指す。また、「切り出す」とは、要素画像の大きさに合わせて画像領域の中から不用な余白背景部を除去する、いわゆるトリミングを指すものである。
上記の画像処理装置の画像切り出し方法において、Upper特定ステップでは、検索開始点を(0,0)として、X座標0→Xmaxの検索を、要素画像のアウトラインを検出するまで+Y方向に1ずつインクリメントしていき、最初に要素画像のアウトラインを検出したときの座標を、要素画像のアウトライン上端部の座標(X1,Upper)として特定し、Left特定ステップでは、アウトライン上端部の座標(X1,Upper)を検索開始点として、Y座標Upper→Ymaxの検索を、Y=Ymaxを検出するまで−X方向に1ずつインクリメントしていき、最初にY=Ymaxを検出したときのX座標+1と、最後に要素画像のアウトラインを検出したときのY座標Y2とに基づいて、要素画像のアウトライン左端部の座標(Left,Y2)を特定し、Lower特定ステップでは、アウトライン左端部の座標(Left,Y2)を検索開始点として、X座標Left→Xmaxの検索を、X=Xmaxを検出するまで+Y方向に1ずつインクリメントしていき、最初にX=Xmaxを検出したときのY座標−1と、最後に要素画像のアウトラインを検出したときのX座標X3と、に基づいて、要素画像のアウトライン下端部の座標(X3,Lower)を特定し、Right特定ステップでは、アウトライン下端部の座標(X3,Lower)を検索開始点として、Y座標Lower→0の検索を、Y=0を検出するまで+X方向に1ずつインクリメントしていき、最初にY=0を検出したときのX座標−1を要素画像のアウトライン右端部のX座標Rightとして特定することが好ましい。
この構成によれば、アウトライン上端部のY座標をUpper、アウトライン左端部のX座標をLeft、アウトライン下端部のY座標をLower、さらにアウトライン右端部のX座標をRightとして特定するため、切り出し領域の面積を最小面積とすることができる。すなわち、要素画像の各端部と、切り出し領域のアウトラインとが重なるようにして画像切り出しを行うため、切り出し領域のデータ量を最小限に留めることができる。また、Upper特定ステップでは、最初に要素画像のアウトラインを検出したときのY座標をUpperとして特定し、Left特定ステップ、Lower特定ステップおよびRight特定ステップでは、最初に画像領域のアウトライン(Y=Ymax、X=XmaxまたはY=0)を検出した点から1だけ戻った値をLeft、LowerまたはRightとして特定するといった簡単な制御で、各端部を特定することができる。
上記の画像処理装置の画像切り出し方法において、画像データは、光学的にスキャニングされたデータであり、画像処理装置は、Y座標方向において、Y=0からYmax方向に向かってスキャニングされた画像データを取得し、当該画像データの取得と並行して、少なくともUpper特定ステップを実行することが好ましい。
この構成によれば、画像領域全体の画像データ取得を待ってUpper特定ステップを実行するのではなく、Y座標方向において、Y=0からYmax方向に向かってスキャニング(走査)された画像データを取得しながら、少なくともUpper特定ステップを実行することができる。このため、画像切り出し処理に要する時間を短縮することができる。なお、Upper特定ステップだけでなく、その他のステップも画像データの取得と並行して実行することが当然好ましい。
上記の画像処理装置の画像切り出し方法において、要素画像が、複数の部分要素画像から成り、X座標方向および/またはY座標方向において、複数の部分要素画像間に空白領域が存在する場合、画像処理装置は、X座標方向および/またはY座標方向における空白領域の数Nxおよび/またはNy(但し、NxおよびNyは1以上の整数)を設定する空白領域設定ステップをさらに実行し、Left特定ステップでは、−X方向にY座標の検索を繰り返し、最大(Nx+1)番目、若しくは検索終了時までに検出した最後の部分要素画像の左端部を、要素画像のアウトライン左端部として特定し、Lower特定ステップでは、+Y方向にX座標の検索を繰り返し、(Ny+1)番目の部分要素画像の下端部を、要素画像のアウトライン下端部として特定し、Right特定ステップでは、+X方向にY座標の検索を繰り返し、最大(Nx+1)番目、若しくは検索終了時までに検出した最後の部分要素画像の右端部を、要素画像のアウトライン右端部として特定することが好ましい。
この構成によれば、要素画像が、複数の部分要素画像から成り、且つX座標方向および/またはY座標方向において各部分要素画像間に空白領域が存在する場合でも、本発明を適用することができる。
本発明のプログラムは、コンピュータに、上記のいずれか1項に記載の画像処理装置の画像切り出し方法における各ステップを実行させるためのものであることを特徴とする。
このコンピュータを実行することにより、迅速に画像切り出し処理を行い得る画像処理装置の画像切り出し方法を実現することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の画像切り出し方法、画像切り出し装置、プログラムについて説明する。本発明は、画像領域の中から、任意の形状の要素画像を含む切り出し領域の切り出しを行う際に、画像領域全体の検索を必要とせず、要素画像の大きさに応じた検索のみで迅速に画像切り出しを行うことを特徴としたものである。そこで、本発明の画像処理装置の画像切り出し方法等をイメージスキャナに搭載した場合を例に挙げ、当該イメージスキャナと、ホストコンピュータとから成る画像処理システムについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理システム10のブロック図である。同図に示すように、画像処理システム10は、光学的に画像を読み取るイメージスキャナ20と、当該イメージスキャナ20で読み取った画像を取得して加工処理や印刷処理など種々の処理を行うホストコンピュータ40と、から成る。
イメージスキャナ20は、CCDラインイメージセンサを用いて画像読み取り(スキャニング)を行うスキャニング部21と、スキャニング部21でスキャンした画像データを取得する画像データ取得部22と、取得した画像データによって表される画像領域G(図2参照)の中から画像形成領域(以下、「要素画像」と称する,図2参照)EGを矩形に切り出す(自動トリミングする)画像切り出し処理など、種々の画像処理を行う画像処理部23と、上記の画像切り出し処理を実行する工程において特定された要素画像EGの端部座標を記憶する座標記憶部24と、画像切り出し処理において切り出された切り出し領域TR(図2参照)の画像データを出力する画像データ出力部25と、を備えている。
画像処理部23は、画像領域Gを所定の法則にしたがって検索することによって、要素画像EGの上端部(Upper)を特定し、そのY座標を座標記憶部24に格納するUpper特定部231と、同様に要素画像EGの左端部(Left)を特定し、そのX座標を座標記憶部24に格納するするLeft特定部232と、要素画像EGの下端部(Lower)を特定し、そのY座標を座標記憶部24に格納するLower特定部233と、要素画像EGの右端部(Right)を特定し、そのX座標を座標記憶部24に格納するするRight特定部234と、座標記憶部24に格納されている座標に基づいて、切り出し領域TRの切り出しを行う画像切り出し部235と、を有し、画像切り出し処理を実行するように設定されている場合、上記の各部を機能させる。
なお、画像切り出し処理を実行するか否かの設定は、ホストコンピュータ40内にインストールされているスキャナドライバ(図示省略)によって提供されるGUI(グラフィカルユーザインターフェース,図示省略)を用いて行うことができる。また、画像処理部23では、画像切り出し処理以外にも、GUIで設定された設定値にしたがって、二値化処理、色補正、ハイライト補正並びに画像の傾き補正等を行う。
一方、ホストコンピュータ40は、イメージスキャナ20から出力(転送)された画像データ(切り出し処理が実行された場合は切り出し領域TRに相当する画像データ)を入力する画像データ入力部41と、入力した画像データに種々の加工処理を行う加工処理部42と、を備えている。加工処理部42では、入力した画像データを画像編集したり、文書データに貼り付けたり等の処理を行う。
ここで、図2を参照し、イメージスキャナ20の画像処理部23における画像切り出し処理の概要を説明する。例えば、画像データ取得部22により、4つの座標(0,0)、(Xmax,0)、(0,Ymax)、(Xmax,Ymax)を頂点とする矩形の画像領域G中に、同図に示すような形状の要素画像EGが配置された画像データを取得した場合、画像処理部23では、図1に示した各特定部231〜234により、(1).上端部(Upper)、(2).左端部(Left)、(3).下端部(Lower)、(4).右端部(Right)の順に各端部を特定する。
そして、特定した4つの値に基づいて、左上座標(Left,Upper)、右上座標(Right,Upper)、左下座標(Left,Lower)、右下座標(Right,Lower)を頂点とする切り出し領域TR(図示斜線部)を、画像切り出し部235により切り出す。当該切り出し領域TRは、上辺および下辺がX座標方向と平行であり、且つ左辺および右辺がY座標方向と平行な矩形の領域である。
なお、本実施形態においては、要素画像EGの形状は任意である。したがって、図3に示すように、要素画像EG内部に空白領域(以下、「くり抜き領域」と称する)EDを有する形状「A」の画像を切り出す場合も考えられる。この場合、本実施形態では、くり抜き領域EDも要素画像EGに含まれるものとする。すなわち、図3に示す要素画像EGの場合、図示太線部のアウトラインL(輪郭線)のみを検出対象とし、その内部状態は検出しない。したがって、以下の説明では、「要素画像EGの各端部(Upper,Left,Lower,Right)」を、「アウトラインLの各端部」と称するものとする。
また、同図に示す例の場合、各端部が「点」ではなく「線」で存在する場合があるが(図示点線部Upper,Lower参照)、このような場合であっても、本実施形態では、(1)〜(4)に示す「点」を順に検出し、それらの座標に基づいて、切り出し領域TRを決定するものとする。
ここで、図4および図5のフローチャート、並びに図6ないし図8の説明図を参照して、画像処理部23における画像切り出し処理について詳細に説明する。なお、画像データ取得部22において取得した画像データを展開したとき、図6(a)に示すように、左上座標(0,0)、右上座標(Xmax,0)、左下座標(0,Ymax)、右下座標(Xmax,Ymax)を頂点とする矩形の画像領域G(但し、Xmax>0,Ymax>0)が得られるものとする。また、スキャニング部21では、X座標方向に一列に配置されたCCDイメージラインセンサを、Y=0からYmax方向に相対移動する(走査する)ことによって、スキャニングを行うものとする。
スキャニング部21によりスキャニングを開始し、その読み取り結果を画像データ取得部22が取得すると、その画像データの取得と平行して(同期して)、画像処理部23による画像切り出し処理を開始する。最初の検索開始点(X0,Y0)は、画像領域Gの左上座標(0,0)である(図4のS11)。そして、検索点を(X,Y)とし、アウトラインLを検出するまで、X座標0→Xmaxの検索を+Y方向に繰り返す(S12)。すなわち、アウトラインLを検出しない場合は(S12:アウトラインなし)、検索ラインを+Y方向に1ずつインクリメントする(検索ラインを+Y方向に1ずつずらす,S13)。また、アウトラインLを検出した場合は(S12:アウトラインあり)、最初にアウトラインLを検出したときの座標をアウトライン上端部の座標(X1,Upper)として特定する(図6(b)参照)。
つまり、最初にX=Xmaxを検出しなくなったとき(このときの検索ラインの開始点(0,Y)を図6(a)に白丸で示す)のX座標をX1とし、Y座標をUpperとする(S14)。なお、フローチャートには特に示していないが、特定したY座標(Upper)の値を、座標記憶部24に格納する。
次に、検索開始点(X0,Y0)を、特定したアウトライン上端部の座標(X1,Upper)とし(S15)、さらに検索点を(X,Upper)として、アウトラインLを検出しなくなるまで、Y座標Upper→Ymaxの検索を−X方向に繰り返す(S16,図6(c)参照)。すなわち、アウトラインLを検出した場合は(S16:アウトラインあり)、検索ラインを−X方向に1ずつインクリメントし(S17)、アウトラインLを検出しない場合は(S16:アウトラインなし)、最初にY=Ymaxを検出したとき(このときの検索ラインの開始点(X,Upper)を図6(c)に白丸で示す)のX座標の値+1と、最後にアウトラインLを検出したときのY座標Y2とに基づいて、アウトライン左端部の座標(Left,Y2)を特定する(S18,図7(a)参照)。また、特定したX座標(Left)の値を、座標記憶部24に格納する。
次に、検索開始点(X0,Y0)を、特定したアウトライン左端部の座標(Left,Y2)とし(図5のS19)、さらに検索点を(Left,Y)として、アウトラインLを検出しなくなるまで、X座標Left→Xmaxの検索を+Y方向に繰り返す(S20,図7(b)参照)。すなわち、アウトラインLを検出した場合は(S20:アウトラインあり)、検索ラインを+Y方向に1ずつインクリメントし(S21)、アウトラインLを検出しない場合は(S20:アウトラインなし)、最初にX=Xmaxを検出したとき(このときの検索ラインの開始点(Left,Y)を図7(b)に白丸で示す)のY座標の値−1と、最後にアウトラインLを検出したときのX座標X3とに基づいて、アウトライン左端部の座標(X3,Lower)を特定する(S22,図7(c)参照)。また、特定したY座標(Lower)の値を、座標記憶部24に格納する。
次に、検索開始点(X0,Y0)を、特定したアウトライン左端部の座標(X3,Lower)とし(S23)、さらに検索点を(X,Lower)として、アウトラインLを検出しなくなるまで、Y座標Lower→0の検索を+X方向に繰り返す(S24,図8(a)参照)。すなわち、アウトラインLを検出した場合は(S24:アウトラインあり)、検索ラインを+X方向に1ずつインクリメントし(S25)、アウトラインLを検出しない場合は(S24:アウトラインなし)、最初にY=0を検出したとき(このときの検索ラインの開始点(X,Lower)を図8(a)に白丸で示す)のX座標の値−1と、最後にアウトラインLを検出したときのY座標Y4とに基づいて、アウトライン左端部の座標(Right,Y4)を特定する(S26,図8(b)参照)。また、特定したX座標(Right)の値を、座標記憶部24に格納する。なお、S26におけるアウトライン左端部のY座標(Y4)の特定は省略可能である。
そして、座標記憶部24に格納されているX座標Left,RightおよびY座標Upper,Lowerによって特定される4点(Left,Upper)、(Right,Upper)、(Left,Lower)、(Right,Lower)に基づいて、切り出し領域TRを決定し、これを切り出す(S27)。つまり、切り出し領域TRは、図8(c)の斜線部に相当し、要素画像EGを含む最小領域の矩形領域となる。また、切り出し領域TRは、その一部に余白部BLを含む(但し、要素画像EGの上辺および下辺がX座標方向と平行であり、且つ左辺および右辺がY座標方向と平行な矩形の領域である場合、すなわち要素画像EGと切り出し領域TRとが一致する場合を除く)。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、要素画像EGを含む矩形の切り出し領域TRを切り出す場合、要素画像EGのアウトラインLに沿って検索すれば良く、画像領域Gの全体を検索する必要がないため、迅速に画像切り出しを行うことができる。また、これに伴い、画像切り出し処理に要するイメージスキャナ20の制御負荷を軽減することができる。特に、画像領域Gに対して要素画像EGの面積が小さい場合は、検索する領域が小さくなるため有効である。
また、検出したアウトライン上端部のY座標をUpper、アウトライン左端部のX座標をLeft、アウトライン下端部のY座標をLower、さらにアウトライン右端部のX座標をRightとして特定するため、切り出し領域TRの面積を最小面積とすることができる。すなわち、要素画像EGの各端部と、切り出し領域TRのアウトラインLとが重なるようにして画像切り出しを行うため、切り出し領域TRのデータ量を最小限に留めることができ、ひいてはホストコンピュータ40へのデータ転送の負荷を軽減することができる。
また、画像切り出し処理を実行する際、画像領域G全体の画像データ取得を待ってUpper特定ステップを実行するのではなく、Y座標方向において、Y=0からYmax方向に向かってスキャニングされた画像データを取得しながら、図4または図5のフローチャートに示した各ステップ(少なくともS11〜S14:Upper特定ステップ)を実行するため、画像切り出し処理に要する時間を短縮することができる。
なお、上記の例では、Upper特定ステップにおいて、最初に要素画像EGのアウトラインLを検出したときのY座標をUpperとして特定するものとしたが(図4のS14参照)、最初に要素画像EGのアウトラインLを検出したときのY座標から1だけ戻った値をUpperとして特定しても良い。また、上記の例では、Left特定ステップ、Lower特定ステップおよびRight特定ステップにおいて、最初に画像領域Gのアウトライン(Y=Ymax、X=XmaxまたはY=0)を検出した点から1だけ戻った値をLeft、LowerまたはRightとして特定するものとしたが(図4のS18,図5のS22,図5のS26参照)、最初に画像領域Gのアウトライン(Y=Ymax、X=XmaxまたはY=0)を検出した点をLeft、LowerまたはRightとして特定するようにしても良い。
すなわち、図6(a)における検索開始点(0,Y)から1本−Y方向側の検索ラインを上端部の切り出し線とし、図6(c)における開始点(X,Upper)の検索ラインを左端部の切り出し線とし、図7(b)における開始点(Left,Y)の検索ラインを下端部の切り出し線とし、さらに図8(a)における開始点(X,Lower)の検索ラインを右端部の切り出し線として、画像切り出しを行うようにしても良い。
この構成によれば、上記の切り出し例と比較すると切り出し領域TRが若干広くなってしまうが、画像切り出しによって要素画像EGの端部が欠けてしまうことを防止することができる。特に、検索ラインの間隔が広く設定されている場合は、本例を適用することが好ましい。
続いて、図9ないし図11を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、要素画像EGが1つの場合を例示したが、本実施形態では要素画像EGが複数個存在する場合(この場合の各要素画像EGを、以下「部分要素画像」と称する)について言及する。
例えば、図9(a)に示すように、要素画像EGが2つの部分要素画像EG1,EG2から成る場合、第1実施形態における画像切り出し処理を適用すれば、同図(b)の斜線部で表される切り出し領域TRを切り出すため、問題はない。ところが、図10(a)に示すように、要素画像EGが、複数の部分要素画像EG1,EG2から成り、且つX座標方向とY座標方向のうち少なくとも一方において、当該複数の部分要素画像間に空白領域ENが存在する場合(図示の例では、X座標方向に空白領域ENx、Y座標方向に空白領域ENyが存在している)、第1実施形態における画像切り出し処理を適用すると、同図(b)の斜線部で表される切り出し領域TRを切り出すことになってしまう。つまり、部分要素画像EG2が切り出し領域TRに含まれないことになってしまい、部分要素画像EG2の切り出しを行う場合には、原稿の向きを変えてイメージスキャナ20の読み取り面に配置し直すなど面倒な作業が必要となる。
そこで、このような問題を解決すべく、本実施形態では、X座標方向および/またはY座標方向における空白領域ENの数Nxおよび/またはNy(但し、NxおよびNyは1以上の整数)をユーザが設定できるようにし、その設定値に基づいて画像切り出し処理を行うように構成した。以下、上記の実施形態と異なる点を中心に説明する。
例えば、図11(a)に示すように、3つの部分要素画像EG1,EG2,EG3が配置されている場合、X座標方向における空白領域ENxは1つ(Nx=1)である。また、Y座標方向における空白領域ENyは2つ(Ny=2)である。したがって、画像切り出し処理を実行する前に、ユーザによりNx=1,Ny=2が設定されることとなる。なお、当該設定は、ホストコンピュータ40にインストールされているスキャナドライバ(図示省略)により提供されるGUIを用いて行うことができる。
まず、3つの部分要素画像EG1,EG2,EG3から成る要素画像EGのアウトライン上端部(Upper)から特定する。当該アウトライン上端部の特定は、第1実施形態と同様であり、検索開始点を(0,0)として、X座標0→Xmaxの検索を、要素画像EGのアウトラインL(部分要素画像EG1,EG2,EG3のいずれかのアウトライン)を検出するまで+Y方向に1ずつインクリメントしていき、最初に要素画像EGのアウトラインLを検出したときの座標を、上端部の座標(X1,Upper)として特定する(同図(b)参照)。
次に、アウトライン左端部(Left)を特定する。アウトライン左端部の特定は、−X方向にY座標の検索を繰り返し、最大(Nx+1)番目、若しくは検索終了時までに検出した最後の部分要素画像の左端部を、要素画像EGのアウトライン左端部として特定する。本実施形態の場合、Nx=1であるから2番目の部分要素画像の左端を検出するか、またはX=0の検索ラインの検索を終えるまで検索を繰り返す。
なお、「2番目の部分要素画像の左端を検出する」とは、検出したY座標の値が、隣り合う検索ライン間でYmax以外の値からYmaxに変化する(以下、「新Ymaxへの変化」と称する)のが2回目である場合を指す。したがって、最大2回目に新Ymaxへの変化を検出したときのX座標+1と、最後に要素画像EGのアウトラインLを検出したときのY座標Y2とに基づいて、アウトライン左端部の座標(Left,Y2)を特定する。但し、同図に示すように、2回目の新Ymaxへの変化を検出できない場合は、それまでに検出した最後の新Ymaxへの変化(図示の例の場合、1回目の新Ymaxへの変化)に基づいて、要素画像EG(部分要素画像EG1)のアウトライン左端部を特定する(同図(c)参照)。
次に、アウトライン下端部(Lower)を特定する。アウトライン下端部の特定は、+Y方向にX座標の検索を繰り返し、(Ny+1)番目の部分要素画像の下端部を、要素画像EGのアウトライン下端部として特定する。本実施形態の場合、Ny=2であるから3番目の部分要素画像の下端部を検出する。したがって、図12(a)に示すように、1回目の部分要素画像の下端部の検出、並びに2回目の部分要素画像の下端部の検出を無視し、3回目の部分要素画像の下端部の検出に基づいて、アウトライン下端部の座標(X3,Lower)を特定する。
次に、アウトライン右端部(Right)を特定する。アウトライン右端部の特定は、+X方向にY座標の検索を繰り返し、最大(Nx+1)番目、若しくは検索終了時までに検出した最後の部分要素画像の右端部を、要素画像EGのアウトライン右端部として特定する。すなわち、上記のアウトライン左端部の検出の場合と同様に、2番目の部分要素画像の右端を検出するか、またはX=Xmaxの検索ラインの検索を終えるまで検索を繰り返す。図12(b)に示すように、本例の場合は、2回目の新Y=0への変化(隣り合う検索ライン間におけるY=0以外の値からY=0への変化)を検出できないため、1回目に検出した最後の新Y=0への変化に基づいて、要素画像EG(部分要素画像EG2)のアウトライン右端部を特定する。
そして、同図(c)に示すように、特定した4点(Left,Upper)、(Right,Upper)、(Left,Lower)、(Right,Lower)に基づいて、切り出し領域TR(図示斜線部)を決定し、これを切り出す。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、要素画像EGが、複数の部分要素画像から成り、且つX座標方向および/またはY座標方向において各部分要素画像間に空白領域ENx,ENyが存在する場合でも、正確に切り出し領域TRを決定することができる。
なお、上記の2つの実施形態では、画像切り出し処理を実行する画像処理部23を、イメージスキャナ20に搭載するものとしたが、ホストコンピュータ40に搭載することも可能である。この場合、加工処理部42によって画像切り出し処理を実行させることとなる。このように、画像処理を実行可能な装置であれば、イメージスキャナ20やホストコンピュータ40以外にも、本発明を適用可能である。
また、上記の例に示した、画像処理部23の機能をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを記録媒体(図示省略)に格納して提供することも可能である。記録媒体としては、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリスティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク、ハードディスク等を利用可能である。
また、上記の実施形態における画像処理システム10の例によらず、装置構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。例えば上記の例では、要素画像EGを囲むアウトラインLの各端部を、上端部→左端部→下端部→右端部の順に検出するものとしたが、上端部→右端部→下端部→左端部など、その順序を変更することも可能である。
本発明の一実施形態に係る画像処理システムのブロック図である。 画像データの一例を示す図である。 くり抜き領域を有する要素画像の一例を示す図である。 画像切り出し処理を示すフローチャートである。 図4に続くフローチャートである。 図4および図5のフローチャートを補足説明するための図である。 図6に続く補足説明図である。 図6,図7に続く補足説明図である。 第2実施形態を説明するための図である。 第2実施形態の各工程を説明するための図である。 図10に続く説明図である。 図10,図11に続く説明図である。 従来技術を説明するための図である。 図13に続く説明図である。
符号の説明
10:画像処理システム,20:イメージスキャナ,23:画像処理部,24:座標記憶部,40:ホストコンピュータ,BL:余白部,EG:要素画像,EG1〜EG3:部分要素画像,EN:空白領域,G:画像領域,L:アウトライン,TR:切り出し領域

Claims (6)

  1. 左上座標(0,0)、右上座標(Xmax,0)、左下座標(0,Ymax)、右下座標(Xmax,Ymax)を頂点とする画像領域(但し、Xmax>0,Ymax>0)を表す画像データを取得し、当該画像領域の中から、任意の形状の要素画像を含み且つ左上座標(Left,Upper)、右上座標(Right,Upper)、左下座標(Left,Lower)、右下座標(Right,Lower)を頂点とする切り出し領域を、その面積が小さくなるように切り出す画像処理装置の画像切り出し方法であって、
    前記画像処理装置が、
    検索開始点を(0,0)として、X座標0→Xmaxの検索を、前記要素画像のアウトライン上端部を検出するまで+Y方向に繰り返し、当該アウトライン上端部のY座標に基づいて、前記Upperを特定するUpper特定ステップ、
    前記アウトライン上端部を検索開始点として、Y座標Upper→Ymaxの検索を、前記要素画像のアウトライン左端部を検出するまで−X方向に繰り返し、当該アウトライン左端部のX座標に基づいて、前記Leftを特定するLeft特定ステップ、
    前記アウトライン左端部を検索開始点として、X座標Left→Xmaxの検索を、前記要素画像のアウトライン下端部を検出するまで+Y方向に繰り返し、当該アウトライン下端部のY座標に基づいて、前記Lowerを特定するLower特定ステップ、
    前記アウトライン下端部を検索開始点として、Y座標Lower→0の検索を、前記要素画像のアウトライン右端部を検出するまで+X方向に繰り返し、当該アウトライン右端部のX座標に基づいて、前記Rightを特定するRight特定ステップ、
    前記Upper特定ステップ、前記Left特定ステップ、前記Lower特定ステップおよび前記Right特定ステップにおいて特定されたX座標Left,RightおよびY座標Upper,Lowerに基づいて、前記切り出し領域を切り出す画像切り出しステップ、
    を実行することを特徴とする画像処理装置の画像切り出し方法。
  2. 前記Upper特定ステップでは、検索開始点を(0,0)として、X座標0→Xmaxの検索を、前記要素画像のアウトラインを検出するまで+Y方向に1ずつインクリメントしていき、最初に前記要素画像のアウトラインを検出したときの座標を、前記要素画像のアウトライン上端部の座標(X1,Upper)として特定し、
    前記Left特定ステップでは、前記アウトライン上端部の座標(X1,Upper)を検索開始点として、Y座標Upper→Ymaxの検索を、Y=Ymaxを検出するまで−X方向に1ずつインクリメントしていき、最初にY=Ymaxを検出したときのX座標+1と、最後に前記要素画像のアウトラインを検出したときのY座標Y2とに基づいて、前記要素画像のアウトライン左端部の座標(Left,Y2)を特定し、
    前記Lower特定ステップでは、前記アウトライン左端部の座標(Left,Y2)を検索開始点として、X座標Left→Xmaxの検索を、X=Xmaxを検出するまで+Y方向に1ずつインクリメントしていき、最初にX=Xmaxを検出したときのY座標−1と、最後に前記要素画像のアウトラインを検出したときのX座標X3とに基づいて、前記要素画像のアウトライン下端部の座標(X3,Lower)を特定し、
    前記Right特定ステップでは、前記アウトライン下端部の座標(X3,Lower)を検索開始点として、Y座標Lower→0の検索を、Y=0を検出するまで+X方向に1ずつインクリメントしていき、最初にY=0を検出したときのX座標−1を前記要素画像のアウトライン右端部のX座標Rightとして特定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置の画像切り出し方法。
  3. 前記画像データは、光学的にスキャニングされたデータであり、
    前記画像処理装置は、Y座標方向において、Y=0からYmax方向に向かってスキャニングされた前記画像データを取得し、当該画像データの取得と並行して、少なくとも前記Upper特定ステップを実行することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置の画像切り出し方法。
  4. 前記要素画像が、複数の部分要素画像から成り、X座標方向および/またはY座標方向において、前記複数の部分要素画像間に空白領域が存在する場合、
    前記画像処理装置は、
    前記X座標方向および/または前記Y座標方向における前記空白領域の数Nxおよび/またはNy(但し、NxおよびNyは1以上の整数)を設定する空白領域設定ステップをさらに実行し、
    前記Left特定ステップでは、−X方向にY座標の検索を繰り返し、最大(Nx+1)番目、若しくは検索終了時までに検出した最後の部分要素画像の左端部を、前記要素画像のアウトライン左端部として特定し、
    前記Lower特定ステップでは、+Y方向にX座標の検索を繰り返し、(Ny+1)番目の部分要素画像の下端部を、前記要素画像のアウトライン下端部として特定し、
    前記Right特定ステップでは、+X方向にY座標の検索を繰り返し、最大(Nx+1)番目、若しくは検索終了時までに検出した最後の部分要素画像の右端部を、前記要素画像のアウトライン右端部として特定することを特徴とする請求項1、2または3に記載の画像処理装置の画像切り出し方法。
  5. 左上座標(0,0)、右上座標(Xmax,0)、左下座標(0,Ymax)、右下座標(Xmax,Ymax)を頂点とする画像領域(但し、Xmax>0,Ymax>0)を表す画像データを取得し、当該画像領域の中から、任意の形状の要素画像を含み且つ左上座標(Left,Upper)、右上座標(Right,Upper)、左下座標(Left,Lower)、右下座標(Right,Lower)を頂点とする切り出し領域を、その面積が小さくなるように切り出す画像切り出し装置であって、
    検索開始点を(0,0)として、X座標0→Xmaxの検索を、前記要素画像のアウトライン上端部を検出するまで+Y方向に繰り返し、当該アウトライン上端部のY座標に基づいて、前記Upperを特定するUpper特定手段、
    前記アウトライン上端部を検索開始点として、Y座標Upper→Ymaxの検索を、前記要素画像のアウトライン左端部を検出するまで−X方向に繰り返し、当該アウトライン左端部のX座標に基づいて、前記Leftを特定するLeft特定手段、
    前記アウトライン左端部を検索開始点として、X座標Left→Xmaxの検索を、前記要素画像のアウトライン下端部を検出するまで+Y方向に繰り返し、当該アウトライン下端部のY座標に基づいて、前記Lowerを特定するLower特定手段、
    前記アウトライン下端部を検索開始点として、Y座標Lower→0の検索を、前記要素画像のアウトライン右端部を検出するまで+X方向に繰り返し、当該アウトライン右端部のX座標に基づいて、前記Rightを特定するRight特定手段、
    前記Upper特定手段、前記Left特定手段、前記Lower特定手段および前記Right特定手段により特定されたX座標Left,RightおよびY座標Upper,Lowerに基づいて、前記切り出し領域を切り出す画像切り出し手段、
    を備えていることを特徴とする画像切り出し装置。
  6. コンピュータに、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置の画像切り出し方法における各ステップを実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110674685A (zh) * 2019-08-19 2020-01-10 电子科技大学 一种基于边缘信息增强的人体解析分割模型及方法
CN113344937A (zh) * 2021-04-25 2021-09-03 中国科学院空天信息创新研究院 一种自动识别和去除遥感影像黑边的方法

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