JP2007124015A - 携帯通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 煩わしい操作を必要とすることなく、画面を構成するオブジェクトの色をユーザの好みに応じてカスタマイズすることができる携帯通信端末を提供する。
【解決手段】 ユーザによる操作入力に基づいて被写体を撮影し、ピクセルごとの色情報からなる画像データを生成する撮像制御部4と、画像データに基づいて色の出現頻度を算出し、複数の上位色を判別する画像データ解析部6と、画像データ解析部6により判別された各上位色に基づいて、画面を構成するオブジェクトの色を変更する表示制御部7により構成される。画像データ解析部6は、画像データの色情報を画像データの最大色数よりも色数の少ない基準色データと比較し、比較結果に基づいてピクセルごとの色を判断して出現頻度を算出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯通信端末に係り、さらに詳しくは、ユーザによる操作入力に基づいて各種機能を選択させるメニュー画面を表示したり、メール受信を知らせるポップアップウィンドウを画面上に表示する携帯電話機などの携帯通信端末の改良に関する。
近年、通話機能以外にも様々な機能を備えた携帯電話機が普及している。例えば、電子メールを作成して送信したり、受信した電子メールを閲覧するメール機能や、インターネット上のサーバーに接続して画像データなどを読み出すネット接続機能、被写体を撮影して画像データを生成する撮像機能を備えた携帯電話機が製品化されている。この様な携帯電話機では、各種機能を実行する際、メニュー画面を表示して機能を選択させる場合が少なくない。メニュー画面には、例えば、選択可能な機能を絵や記号を用いてグラフィカルに示す複数のアイコンが配置され、このアイコンを操作選択することにより、当該アイコンに割り当てられている機能を実行することができる。つまり、ユーザは、機能を切り替えようとするたびに、メニュー画面を表示させることとなる。また、電子メールの受信時などにメッセージが配置されたポップアップウィンドウを画面上に表示する機能を備えた携帯電話機も製品化されている。
この様な携帯電話機において、機能の切り替えごとに表示されるメニュー画面やアイコン、ポップアップウィンドウなどのオブジェクトをユーザの好みに応じてカスタマイズできれば極めて便利である。しかし、従来の携帯電話機では、メニュー画面やアイコン、ポップアップウィンドウなどのオブジェクトのカスタマイズが行えなかったり、オブジェクトのカスタマイズを行える場合であっても、オブジェクトを変更するための操作が複雑で煩わしいという問題があった。さらに、オブジェクトをカスタマイズする際、オブジェクトは、デフォルトで予め用意されたものにしか変更できないという問題があった。
なお、特許文献1には、撮影した画像を加工し、外装部材のデザインの一部として表示させる技術が開示されている。この特許文献1に記載の電子カメラは、画像データを加工し、加工後の画像データを単に撮影画像のモニター画面とは異なる画面上に表示させているに過ぎず、画面内のオブジェクトをカスタマイズするものではない。また、特許文献2には、撮影した画像データからアドレス情報を抽出し、抽出したアドレス情報に基づいてインターネット上のサーバーに接続して壁紙データを読み出させる技術が開示されている。この特許文献2に記載の携帯通信端末は、撮影画像を解析してアドレス情報を抽出し、抽出したアドレス情報に基づいてサーバーから壁紙データを取得して画面上に表示させている。つまり、この携帯通信端末は、オブジェクトを変更する際、変更用の画像データが格納されているサーバーのアドレス情報をユーザが直接入力するのに代えて、撮影画像を解析することによって入力を行うものである。従って、サーバー上に予め用意された画像データにしかオブジェクトを変更することができなかった。
特開2000−22995号公報 特開2004−320121号公報
上述した通り、従来の携帯通信端末では、オブジェクトのカスタマイズを行えなかったり、カスタマイズが行える場合であっても、オブジェクトを変更するための操作が複雑で煩わしいという問題があった。さらに、オブジェクトをカスタマイズする際、オブジェクトは予め用意されたものにしか変更できないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザによる操作入力に基づいて各種機能を選択させるメニュー画面を表示したり、メール受信を知らせるポップアップウィンドウを画面上に表示する携帯電話機などの携帯通信端末の利便性を向上させることを目的としている。特に、煩わしい操作を必要とすることなく、画面を構成するオブジェクトの色をユーザの好みに応じてカスタマイズすることができる携帯通信端末を提供することを目的としている。
本発明による携帯通信端末は、ユーザによる操作入力に基づいて被写体を撮影し、ピクセルごとの色情報からなる画像データを生成する撮像手段と、上記画像データに基づいて色の出現頻度を算出し、2以上の上位色を判別する画像データ解析手段と、上記画像データ解析手段により判別された各上位色に基づいて、画面を構成するオブジェクトの色を変更する表示制御手段とを備えて構成される。
この様な構成により、撮影された画像データに基づいて算出された色の出現頻度から判別される複数の上位色によってオブジェクトの色が自動的に変更されるので、煩わしい操作を必要とすることなく、オブジェクトをユーザの好みに応じてカスタマイズすることができる。
具体的には、上記表示制御手段が、出現頻度が最も高い上位色と、この上位色からの色空間における距離が最も大きな上位色とをオブジェクトにおける互いに異なる領域に配置するように構成される。或いは、上記表示制御手段が、色空間における距離が最も大きな2つの上位色をオブジェクトにおける互いに異なる領域に配置するように構成される。
本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、上記オブジェクトが、ユーザ操作により選択可能な選択オブジェクトと、この選択オブジェクトに背景として重ねて配置される背景オブジェクトとからなり、上記表示制御手段が、色空間における距離に基づいて上記各上位色をグループ化し、色空間における距離が最も大きな2つの上位色のうちの一方の上位色を含むグループに属する上位色を上記選択オブジェクトに使用し、他方の上位色を含むグループに属する上位色を上記背景オブジェクトに使用するように構成される。この様な構成によれば、色空間における距離に基づいてグループ化された各上位色が選択オブジェクトと背景オブジェクトにそれぞれ使用されるので、両者を色差、すなわち、色違いの大きな色で塗り分けることができる。具体的には、メニュー画面などにおいて、方向キーなどの操作により選択可能な機能を絵や記号を用いてグラフィカルに示すアイコンを選択オブジェクトとすることにより、アイコン及びその背景を色違いの大きな色で塗り分けることができる。
また、本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、上記表示制御手段が、各上位色の色情報を等色差性の表色系に変換して距離を判断するように構成される。この様な構成によれば、色空間における距離を心理的感覚に合致するように評価することができる。
また、本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、上記表示制御手段が、他のオブジェクト上に重ねて表示されるポップアップウィンドウの色を変更するように構成される。
また、本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、上記画像データの最大色数よりも色数の少ない基準色データを記憶する基準色記憶手段を備え、上記画像データ解析手段が、画像データの色情報を上記基準色データと比較し、比較結果に基づいてピクセルごとの色を判断して出現頻度を算出するように構成される。
本発明による携帯通信端末によれば、撮影された画像データに基づいて算出された色の出現頻度から判別される複数の上位色によってオブジェクトの色が自動的に変更されるので、煩わしい操作を必要とすることなく、オブジェクトをユーザの好みに応じてカスタマイズすることができる。従って、ユーザによる操作入力に基づいて各種機能を選択させるメニュー画面を表示したり、メール受信を知らせるポップアップウィンドウを画面上に表示する携帯電話機などの携帯通信端末の利便性を向上させることができる。
実施の形態1.
図1(a)及び(b)は、本発明の実施の形態1による携帯通信端末の一構成例を示した外観図であり、図1(a)には、正面から見た様子が示され、図1(b)には、側面から見た様子が示されている。本実施の形態による携帯通信端末100は、携帯電話機などの携帯可能な端末装置であり、通話機能以外にも様々な機能を備えている。例えば、電子メールを作成して送信したり、受信した電子メールを閲覧するメール機能や、インターネットなどの通信ネットワーク上のサーバーに接続するネット接続機能、被写体を撮影して画像データを生成する撮像機能を備えている。
携帯通信端末100には、表示画面11、方向キー12、ガイドキー13〜17、アンテナ18、受話用レシーバ19a、送話用マイクロフォン19b及びカメラ20が設けられている。表示画面11は、端末筐体の操作面に配置され、各種画面の表示が行われる。具体的には、送信メールの作成画面や受信メールの閲覧画面、ネットワーク接続時の接続画面、被写体撮影時のファインダー画面などの表示が行われる。また、各種機能をユーザに選択させるためのメニュー画面の表示が行われる。また、メール受信時などには、メッセージが配置されたポップアップウィンドウが画面上に表示される。
方向キー12は、押圧部位に応じて異なる操作入力が可能な多機能キーであり、表示画面11内におけるカーソル位置や操作選択の対象を移動させる際に使用される。各ガイドキー13〜17は、動作状態に応じて割り当てられる機能が異なる機能キーであり、機能割り当てがソフトキーとして表示画面11内に表示される。ガイドキー13は、選択された機能を実行させる際などに操作されるキーであり、決定キーということもある。ガイドキー14は、メール作成モードやメール閲覧モードに動作状態を移行させる際に使用される。ガイドキー15は、撮影モードに移行させる際に使用され、メモリ内への撮影画像の取り込みを指示するためのレリーズ操作にも使用される。
カメラ20は、被写体を撮影して画像データを生成する撮像装置であり、端末筐体における操作面とは反対側に配置される。撮影時には、ファインダー画面が表示され、ユーザは、表示画面11をファインダーとして使用することができる。
この携帯通信端末100では、メニュー画面やポップアップウィンドウなどのオブジェクトの色を撮影された画像データに基づいて変更する動作が行われる。ここでは、画面を構成する構成要素をオブジェクトと呼ぶことにする。具体的には、メニュー画面やメニュー画面内に配置されるアイコン、ポップアップウィンドウをオブジェクトと呼ぶ。この様なオブジェクトについて、オブジェクト内、或いは、オブジェクト間における互いに異なる領域についての配色が変更される。
図2は、図1の携帯通信端末の内部における概略構成の一例を示したブロック図である。この携帯通信端末100は、無線通信部1、主制御部2、操作入力部3、撮像制御部4、撮影画像記憶部5、画像データ解析部6、表示制御部7、LCD11a、アンテナ18及びカメラ20により構成される。無線通信部1は、移動体通信網を介して基地局と無線通信を行うセルラー方式の通信手段であり、アンテナ18を介して電子メールなどの通信データを送受信する処理を行っている。
操作入力部3は、ユーザが操作した入力キーに応じて入力信号を出力する動作を行っている。撮像制御部4は、カメラ20による撮影を制御し、ユーザによる操作入力に基づいて撮影された画像データを出力する動作を行っている。この画像データは、ピクセルごとの色情報からなる。色情報としては、例えば、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3つの色ごとの強度データが用いられる。撮影画像記憶部5は、撮像制御部4により出力された画像データ5aを書き換え可能に記憶する半導体メモリである。
画像データ解析部6は、画像データ5aに基づいて画像内における色の出現頻度を算出し、画像データ5aから複数の上位色を抽出する処理を行っている。すなわち、撮影画像からピクセル数の多い色が上位色として抽出される。
LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)11aは、液晶パネル及びバックライトからなり、表示データに基づいて画面表示を行う出力装置である。表示制御部7は、LCD11aの動作制御を行う制御手段であり、メニュー画面やポップアップウィンドウの表示を行っている。この表示制御部7では、画像データ解析部6により抽出された各上位色に基づいて、オブジェクトの色を変更する動作が行われる。
図3は、図2の携帯通信端末の要部における構成例を示したブロック図であり、画像データ解析部6が示されている。この画像データ解析部6は、色情報比較部21、基準色記憶部22、出現頻度算出部23及び上位色判別部24からなる。
基準色記憶部22は、画像データ5aの最大色数よりも色数の少ない基準色データ22aを記憶する不揮発性メモリである。画像データ5aの最大色数は、ピクセルデータとして表示可能な色調数であり、色情報のビット数により規定される。基準色データ22aは、上記最大色数よりも色数の少ない所定の色情報からなり、色の出現頻度を算出する際の色の基準として用いられる。例えば、基準色として100色の色を定め、各基準色を規定する色情報が色ごとに基準色データ22aとして予め格納される。
色情報比較部21は、画像データ5aの色情報を基準色データ22aと比較し、比較結果に基づいてピクセルごとの色を判別する処理を行っている。すなわち、画像内におけるピクセルごとに各基準色の中からピクセルの色情報に最も近い基準色が抽出され、当該ピクセルに関連付けられる。この様にして画像データ5aの色数を下げることにより、出現頻度算出に係る処理負荷を低減することができるとともに、所定の基準色について出現頻度を算出することができる。
出現頻度算出部23は、色情報比較部21による判別結果に基づいて、基準色ごとの出現頻度を算出する処理を行っている。ここでは、出現頻度として、基準色に関連付けられたピクセルの数が算出されるものとする。
上位色判別部24は、出現頻度算出部23により算出された出現頻度に基づいて上位色を判別し、上位色データとして出力する処理を行っている。例えば、出現頻度の最も高い基準色を含めて出現頻度の高い複数の基準色が上位色として判別される。具体的には、出現頻度の高い方から上位20色が抽出される。
図4は、図2の携帯通信端末の要部における構成例を示したブロック図であり、表示制御部7が示されている。この表示制御部7は、色情報変換部31、距離算出部32、オブジェクト配色決定部33及び配色情報記憶部34からなる。色情報変換部31は、画像データ5aの解析によって得られた上位色データについて、色空間における距離を人の心理的感覚に合致させるために、色情報を変換する処理を行っている。
具体的には、各上位色について、その色情報が等色差性を有する表色系に変換される。ここでは、等色差性の表色系として、L*a*b*表色系が用いられるものとする。L*a*b*表色系は、同じ色違い(色差という)に見える色同士の距離(心理的な距離感)を均等にした色空間(均等色空間)に基づく表色系である。この均等色空間において、L*の値は、明度指数と呼ばれる。また、a*及びb*の値は、いずれもクロマティクネス指数と呼ばれ、色相及び彩度に相当する。
例えば、RGBの強度データからなる色情報をL*a*b*表色系に変換する場合、RGBの各振幅値をXYZ表色系に変換することによって、XYZ表色系を介してRGBからL*a*b*表色系に変換することができる。具体的には、RGBからXYZ表色系への変換について、RGBの各振幅値をR,G,Bとし、XYZ表色系における各振幅値をX,Y,Zとして、次式(1)により表される。
Figure 2007124015
XYZ表色系からL*a*b*表色系への変換については、パラメータをXn=0.95045,Yn=1.0,Zn=1.08892とし、変換後の各振幅値をL*,a*,b*として、振幅比X/Xn,Y/Yn,Z/Znが全て0.008856よりも大きい場合、次式(2)により表される。
Figure 2007124015
振幅比X/Xn,Y/Yn,Z/Znが全て0.008856以下の場合には、関数f(x)=7.787x+16/116を用いて、次式(3)により表される。
Figure 2007124015
距離算出部32は、色情報変換部31による変換後の色情報に基づいて、色空間における上位色間の距離、すなわち、色差を算出する処理を行っている。具体的には、2つの上位色について、L*a*b*表色系における振幅値をそれぞれ(Lα,aα,bα)、(Lβ,aβ,bβ)として、上位色間の距離(色差)ΔEがユークリッド距離として、次式(4)により表される。
Figure 2007124015
配色情報記憶部34は、オブジェクトごとの配色情報34a及び34bを書き換え可能に記憶する不揮発性メモリである。配色情報34a及び34bは、オブジェクトの表示色を規定するデータである。オブジェクト配色決定部33は、距離算出部32により算出された距離情報に基づいて各上位色を2つのグループにグループ化し、各グループに属する上位色に基づいて、オブジェクト内、或いは、オブジェクト間における互いに異なる領域についての配色を決定する処理を行っている。
具体的には、色空間における距離ΔEが最も大きな2つの上位色p,qを抽出し、上位色p,qからの距離に基づいて、各上位色がグループ化される。2つの上位色p,qのうちの一方の上位色、例えば、pを含むグループPに属する上位色と、他方の上位色qを含むグループQに属する上位色とでオブジェクトの配色が決定される。ここでは、オブジェクトの配色の変更時に、配色を変更しても良いか否かが照会され、ユーザによって配色の変更が許可されると、配色情報34a及び34bを変更して表示データが出力されるものとする。また、ユーザによって予め指定されたオブジェクトについて、配色の変更が行われるものとする。
図5のステップS101〜S109は、図2の携帯通信端末における動作の一例を示したフローチャートであり、オブジェクトの配色の変更時における処理手順が示されている。まず、撮像制御部4は、ユーザにより配色の変更対象が指定され、そして、撮影画像の取り込みを指示するレリーズ操作が行われると、このレリーズ操作のタイミングでカメラ20により生成された画像データを撮影画像として撮影画像記憶部5内に格納する(ステップS101〜S103)。
次に、画像データ解析部6は、撮影画像記憶部5内の画像データ5aについてピクセルごとの色情報を基準色データと比較し、比較結果に基づいて色の出現頻度を算出する(ステップS104,S105)。この色の出現頻度に基づいて上位色が判別される(ステップS106)。
表示制御部7は、判別された各上位色について色情報をRGBからL*a*b*表色系に変換し、色空間における上位色間の距離を算出する(ステップS107)。次に、表示制御部7は、オブジェクトの配色を変更しても良いか否かの照会を行い、ユーザにより配色の変更が許可されなければ、この処理を終了する(ステップS108)。一方、配色の変更が許可されれば、変更対象として指定されたオブジェクトの配色を距離に基づいてグループ化した各上位色に基づいて決定し、当該オブジェクトの配色情報を変更する(ステップS109)。
図6は、図2の携帯通信端末における画面表示の一例を示した図であり、各種機能を選択させるメニュー画面40の様子が示されている。メニュー画面40は、各種機能の選択画面であり、ユーザによる操作入力に基づいて待ち受け画面などから切り替えて表示される。このメニュー画面40には、ピクト表示領域41、タイトル表示領域42、機能表示領域43及びソフトキー表示領域44が配置されている。
ピクト表示領域41は、電波の受信状態や電池残量などを絵文字(pictogram:ピクトグラム)で表示する領域であり、画面内における最上段に配置されている。タイトル表示領域42は、動作状態を文字列により表示する領域である。機能表示領域43は、画面操作により選択可能な複数のアイコン51〜57を表示する領域である。このアイコン51〜57は、方向キーなどによる画面操作によって選択可能なオブジェクト(以下、選択オブジェクトと呼ぶことにする)であり、割り当てられた機能(アプリケーションプログラム)が絵や記号を用いてグラフィカルに示される。
この例では、各種機能(アプリケーションプログラム)を示すアイコンとして、ネット接続機能を示すアイコン51や、着信音などの再生音の設定を変更する機能を示すアイコン52、撮像機能を示すアイコン53、メール機能を示すアイコン54、メモリ内に格納させたデータを参照する機能を示すアイコン55、メッセージを作成又は閲覧する機能を示すアイコン56、及び、電卓機能及び時計機能を示すアイコン57が配置されている。
ソフトキー表示領域44は、ガイドキーの機能割り当てを表示する領域であり、画面内における最下段に配置されている。ここでは、選択対象として選択されたアイコンは、フォーカシングして表示されるものとする。なお、方向キーの操作により、選択対象を移動させることができる。また、特定のアイコンが選択された状態でソフトキーである「決定」キー62を操作すると、当該機能が実行される。また、「戻る」キー61を操作すれば、メニュー画面40を表示させる前の画面に復帰させることができる。
この様なメニュー画面40やアイコン51〜57をオブジェクトとして、上位色に基づく配色の変更処理が行われる。ここでは、画面内の各表示領域41〜44が上位色pを含むグループPに属する上位色で配色され、アイコン51〜57が上位色qを含むグループQに属する上位色で配色される。グループPに属する上位色による配色は、領域内における背景色として使用される。すなわち、グループPに属する上位色は、各表示領域41〜44において、絵文字や文字列、アイコン、ソフトキーなどのオブジェクトに背景として重ねて配置されるオブジェクト(以下、背景オブジェクトと呼ぶことにする)に使用される。また、タイトル表示領域42及びソフトキー表示領域44には、機能表示領域43とは異ならせて同一色が配置される。
図7は、図2の携帯通信端末における画面表示の他の例を示した図であり、他のオブジェクト上に重ねて表示されるポップアップウィンドウ45の表示画面40aの様子が示されている。この表示画面40aは、メール受信時に表示される画面であり、タイトル表示領域42及び機能表示領域43上に重ねてポップアップウィンドウ45が表示されている。
このポップアップウィンドウ45は、タイトルを表示する表示エリア45aと、メッセージを表示する表示エリア45bからなるオブジェクトであり、メール受信を知らせるメッセージが表示されている。ここでは、この様なポップアップウィンドウ45についても、メニュー画面40の各表示領域42〜44と同様に、配色の変更処理が行われるものとする。すなわち、グループPに属する上位色が各表示エリア45a及び45b内に背景色として配置される。なお、ポップアップウィンドウ45の表示状態において、ソフトキーである「メール」キー63を操作すれば、受信メールの閲覧画面を表示させることができる。
図8は、メニュー画面の機能表示領域内に表示されるアイコンの一例を示した図であり、メール機能を示すアイコン54が示されている。このアイコン54は、境界線で区分された複数の領域a1〜a4,b1〜b5からなる。
具体的には、ネットワークをイメージさせる2つの円環部と、封書をイメージさせる矩形部からなる。各円環部は、それぞれ2つの領域a1及びa2、並びに、a3及びa4に区分されている。また、矩形部は、4つの領域にb1〜b4に区分されている。この様な各領域について、グループQに属する上位色が配置される。具体的には、領域a1〜a4に同一色を配置し、領域b3及びb5には、領域a1〜a4とは異なる色がそれぞれ配置される。
図9(a)及び(b)は、図2の携帯通信端末における動作の一例を示した図であり、図9(a)には、撮影画像71の一例が示され、図9(b)には、撮影画像71の解析結果として決定されたオブジェクトの配色情報72及び73が示されている。この例では、選択オブジェクトの色(アイコン色)としてグループQに属する上位色72a〜72cからなる配色情報72が割り当てられている。また、背景オブジェクトとしてアイコン及びメニュー画面などの背景が指定され、背景色としてグループPに属する上位色73a及び73bからなる配色情報73が割り当てられている。
ここでは、オブジェクトの各領域に配色情報の上位色を割り当てる際の割り当て順が予め定められているものとし、色空間における距離が近いものから順に配置されるものとする。例えば、配色情報72では、上位色qの次に、この上位色qに距離が最も近いグループQ内の上位色が配置される。
図10は、図2の携帯通信端末における動作の一例を示した遷移図であり、メニュー画面40におけるオブジェクトの配色変更の様子が示されている。この例では、撮影画像に基づいて決定された配色情報73に従って表示領域42〜44の配色が変更され、配色情報72に従ってアイコン51〜57の配色が変更されている。
本実施の形態によれば、撮影画像に基づいて算出された色の出現頻度から判別される複数の上位色によってアイコンや背景などのオブジェクトの色が自動的に変更されるので、煩わしい操作を必要とすることなく、オブジェクトをユーザの好みに応じてカスタマイズすることができる。また、色空間における距離が最も大きな2つの上位色p,qに基づいてグループ化された各上位色がアイコンとその背景にそれぞれ使用されるので、両者を色差、すなわち、色違いの大きな色で塗り分けることができる。
なお、本実施の形態では、色空間における距離が最も大きな2つの上位色p,qによって各上位色がグループ化される場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、出現頻度が最も高い上位色rと、この上位色rからの色空間における距離が最も大きな上位色sとを抽出し、これらの上位色r,sに基づいて各上位色をグループ化しても良い。
また、本実施の形態では、配色情報72及び73がそれぞれアイコン及び背景に割り当てられる場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、アイコン及び背景に割り当てる配色情報を選択可能であるようにしても良い。また、本実施の形態では、各グループ内の上位色について、色空間における距離が近いものから順に割り当てられるとしたが、距離の遠いものから順に割り当てても良い。この場合、配色情報72において、上位色qの次に、この上位色qから距離が最も遠いグループQ内の上位色が配置されることとなる。また、この様な上位色の割り当て順を選択可能であるようにしても良い。
また、本実施の形態では、カメラ20により撮影された画像データを解析することによってオブジェクトの色が変更される場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、インターネットなどの通信ネットワークを介してネットワーク上のサーバーから取得した1又は2以上の画像データがメモリ内に格納されている場合、この様な画像データの中からユーザが選択指定した画像データを解析してオブジェクトの色を変更するようなものであっても良い。
本発明の実施の形態1による携帯通信端末の一構成例を示した外観図である。 図1の携帯通信端末の内部における概略構成の一例を示したブロック図である。 図2の携帯通信端末の要部における構成例を示したブロック図であり、画像データ解析部6が示されている。 図2の携帯通信端末の要部における構成例を示したブロック図であり、表示制御部7が示されている。 図2の携帯通信端末における動作の一例を示したフローチャートであり、オブジェクトの配色の変更時における処理手順が示されている。 図2の携帯通信端末における画面表示の一例を示した図であり、各種機能を選択させるメニュー画面40の様子が示されている。 図2の携帯通信端末における画面表示の他の例を示した図であり、ポップアップウィンドウ45の表示画面40aの様子が示されている。 メニュー画面の機能表示領域内に表示されるアイコンの一例を示した図であり、メール機能を示すアイコン54が示されている。 図2の携帯通信端末における動作の一例を示した図である。 図2の携帯通信端末における動作の一例を示した遷移図であり、メニュー画面40におけるオブジェクトの配色変更の様子が示されている。
符号の説明
1 無線通信部
2 主制御部
3 操作入力部
4 撮像制御部
5 撮影画像記憶部
6 画像データ解析部
7 表示制御部
11 表示画面
11a LCD
12 方向キー
13〜17 ガイドキー
18 アンテナ
19a 受話用レシーバ
19b 送話用マイクロフォン
20 カメラ
21 色情報比較部
22 基準色記憶部
23 出現頻度算出部
24 上位色判別部
31 色情報変換部
32 距離算出部
33 オブジェクト配色決定部
34 配色情報記憶部
100 携帯通信端末

Claims (7)

  1. ユーザによる操作入力に基づいて被写体を撮影し、ピクセルごとの色情報からなる画像データを生成する撮像手段と、
    上記画像データに基づいて色の出現頻度を算出し、2以上の上位色を判別する画像データ解析手段と、
    上記画像データ解析手段により判別された各上位色に基づいて、画面を構成するオブジェクトの色を変更する表示制御手段とを備えたことを特徴とする携帯通信端末。
  2. 上記表示制御手段は、出現頻度が最も高い上位色と、この上位色からの色空間における距離が最も大きな上位色とをオブジェクトにおける互いに異なる領域に配置することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  3. 上記表示制御手段は、色空間における距離が最も大きな2つの上位色をオブジェクトにおける互いに異なる領域に配置することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  4. 上記オブジェクトは、ユーザ操作により選択可能な選択オブジェクトと、この選択オブジェクトに背景として重ねて配置される背景オブジェクトとからなり、
    上記表示制御手段は、色空間における距離に基づいて上記各上位色をグループ化し、色空間における距離が最も大きな2つの上位色のうちの一方の上位色を含むグループに属する上位色を上記選択オブジェクトに使用し、他方の上位色を含むグループに属する上位色を上記背景オブジェクトに使用することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  5. 上記表示制御手段は、各上位色の色情報を等色差性の表色系に変換して距離を判断することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の携帯通信端末。
  6. 上記表示制御手段は、他のオブジェクト上に重ねて表示されるポップアップウィンドウの色を変更することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  7. 上記画像データの最大色数よりも色数の少ない基準色データを記憶する基準色記憶手段を備え、
    上記画像データ解析手段は、画像データの色情報を上記基準色データと比較し、比較結果に基づいてピクセルごとの色を判断して出現頻度を算出することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。

JP2005309881A 2005-10-25 2005-10-25 携帯通信端末 Pending JP2007124015A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111275777A (zh) * 2018-12-04 2020-06-12 北京京东尚科信息技术有限公司 自动配色方法、装置、介质及电子设备
JP2020197820A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 株式会社Macbee Planet 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

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