JP2007122861A - サスペンション、ヘッドジンバルアセンブリ、及び、これを用いたディスク装置 - Google Patents

サスペンション、ヘッドジンバルアセンブリ、及び、これを用いたディスク装置 Download PDF

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明高 姚
Shoki Yo
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Abstract

【課題】搭載された磁気ヘッドスライダに良好な浮上安定性能と共振性能を与える適切な剛性を有するサスペンション、HGA、ディスク装置を提供すること。
【解決手段】ヘッドジンバルアセンブリ用のサスペンションは、一端側に制御システムに接続される複数の接続パッド390と、他端側に複数の電気信号トレース309と、を有するフレキシャ13を備えており、フレキシャは、磁気ヘッドスライダを保持するタング部328と、このタング部をフレキシャに連結する連結部317と、を備え、連結部は、タング部の幅よりも狭い幅を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ディスク装置にかかり、特に、剛性に優れたサスペンションを有するヘッドジンバルアセンブリ(HGA)に関する。また、サスペンション上のマルチトレースを支持するトレース支持ブリッジを備えたサスペンションを有するヘッドジンバルアセンブリに関する。
情報記憶装置として、データを記憶するための磁気ディスクを備えたディスク装置がある。ユーザは、上述したようなディスク装置に対して、大記憶容量を希望することはもちろんのこと、より高速にかつより正確な記録再生動作をも期待している。従って、ディスク装置の製造者は、例えば、データトラックの密度の増加や、トラック幅を狭くしたり、かつ/あるいは、トラック間隔を狭くしたりすることによって、より大容量になるようディスク装置を改良し続けている。
しかしながら、トラック密度を増加させ、高記録密度のディスクを用いて迅速かつ正確に記録再生動作を実現するためには、ディスク装置が記録再生ヘッドの位置決め制御において、上記トラック密度の増加に適切に対応して作動する必要がある。ところが、トラック密度の増加に伴い、記憶媒体上の目的のデータトラック上で迅速かつ正確な記録再生ヘッドの位置決め制御を行うことは、より困難な技術となる。従って、ディスク装置の製造者は、増加し続けているトラック密度の利益を生かすために、記録再生ヘッドの位置決め制御を改良する方法を常に探究している。
そして、記録再生ヘッドの速度を増加したり、高密度記録媒体上の目的のトラック上に記録再生ヘッドを微小位置調整するために、従来より、種々の2段アクチュエータシステムが開発されている。そのような2段アクチュエータシステムは、一般的には、主のアクチュエータとなるボイスコイルモータ(VCM)と、PZTマイクロアクチュエータといった補助的なマイクロアクチュエータと、を備えている。
上述した主なアクチュエータとなるボイルコイルモータ(VCMアクチュエータ)は、記録媒体上の目的のデータトラック上に、記録再生ヘッドを位置合わせするために支持するアクチュエータアームを回転させるサーボコントロールシステムによって制御されている。また、補助アクチュエータであるPZTマイクロアクチュエータは、位置決め速度を増加させたり、目的のトラック上に記録再生ヘッドを正確に位置合わせするよう、VCMアクチュエータと協働して用いられる。従って、VCMアクチュエータが、記録再生ヘッドの位置を大きく調整し、その上で、PZTマイクロアクチュエータが、記録媒体と相対的に記録再生ヘッドの位置が最適となるよう微小調整する。このようにVCMアクチュエータとPZTマイクロアクチュエータが連結して協働することによって、効果的にかつ正確に高密度記録媒体に対する情報の記録再生を実現することができる。
ここで、図19に、ヘッド位置決めシステムを備えた従来例におけるディスク装置を示す。この図は、従来例におけるディスク装置の一部を示しており、ディスク装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータ102に搭載された磁気ディスク101を備えている。そして、ボイスコイルモータアーム104が、記録再生ヘッドが組み込まれた磁気ヘッドスライダ103を搭載したマイクロアクチュエータ105を有するヘッドジンバルアセンブリ(HGA)100を支持している。ボイスコイルモータ(VCM)は、上記ボイスコイルモータアーム104の動作を制御するために設けられており、換言すると、磁気ヘッドスライダ103をディスク101の表面にてトラック間を移動するよう制御するために備えられている。これにより、記録再生ヘッドにて、ディスクに対するデータの記録再生が可能となる。そして、作動中には、記録再生ヘッドが組み込まれた磁気ヘッドスライダ103と回転している磁気ディスク101との間における空力的な相互作用によって浮上力が生じる。この浮上力は、HGA100のサスペンションによって与えられるバネ力と反対方向に等しく生じており、これにより、磁気ヘッドスライダが、回転している磁気ディスク101の表面上空を所定の高さに浮上され、当該磁気ヘッドスライダの浮上高さが保たれることとなる。
図20は、2段アクチュエータが組み込まれた上記図19に示す従来例におけるディスク装置のヘッドジンバルアッセンブリ100(HGA)を示す。ここで、従来技術では、VCMやヘッドサスペンションアセンブリの固有の精度誤差により、ディスクに対してデータの記録再生を正確に行うための記録再生ヘッドの性能に悪影響を与え、磁気ヘッドスライダ103は、迅速かつ微小位置決め制御を実現することができない。従って、PZTマイクロアクチュエータ105は、上述したように、磁気ヘッドスライダと記録再生ヘッドとの位置制御を改善するために備えられている。特に、PZTマイクロアクチュエータ105は、VCMとヘッドサスペンションアセンブリの耐共振性を補うために、VCMと比較してより微小に、磁気ヘッドスライダ103の位置ずれを補正する。そして、マイクロアクチュエータ105は、例えば、より狭いデータトラック間隔を有するディスクに対して使用することで、ディスク装置におけるトラックパーインチ(トラック/インチ(TPI))の値を50%増加させることができる。同時に、ヘッドのシークタイム、及び、セットリングタイムを減少させることができる。このようにして、PZTマイクロアクチュエータ105によって、ディスク装置、及び、それに用いられるデータストレージディスクの表面記録密度の飛躍的な増加が可能となる。
そして、図19及び図20に示すマイクロアクチュエータは、一般的に知られているU型マイクロアクチュエータ105である。このU型マイクロアクチュエータ105は、間に磁気ヘッドスライダ103を保持する2本のサイドアーム107を有しており、このサイドアームの動作によって磁気ヘッドスライダを可動させることができる。また、PZT素子が2つのサイドアームに装着されているため、制御システムから供給される電圧によって磁気ヘッドの位置を調整すべくPZT素子に変形を生じさせ、これにより、PZTマイクロアクチュエータ10にて、より微小に磁気ヘッドスライダの位置ずれを調整することができる。
図21に、図20に開示した従来例のPZTマイクロアクチュエータ105の先端部分の拡大図を示す。この図に示すように、従来例におけるPZTマイクロアクチュエータ105は、それぞれにPZT素子が装備された2つのセラミックビームであるサイドアーム107を備えたセラミックU型フレームを備えている。そして、図20及び図21を参照すると、PZTマイクロアクチュエータ105は、物理的にフレキシャ114に接合される。そして、3つの電気的接続ボール109(金ボールボンディング(GBB)、又は、半田ボールボンディング(SBB))が、マイクロアクチュエータ105をサスペンションインナートレース910に接続するために、各セラミックビーム107の側面に設けられている。加えて、磁気ヘッドスライダ103をトレース110に接続するために、4つの金属ボール108(GBB又はSBB)が設けられている。
そして、図22に、磁気ヘッドスライダ103をマイクロアクチュエータ105に実装するときの主な工程を示す。この図に示すように、磁気ヘッドスライダ103は、エポキシ112によって所定の2箇所106にて、部分的に2つのセラミックアーム107に装着される。これにより、磁気ヘッドスライダ103の動作を、マイクロアクチュエータ105のセラミックアーム107の動作に依存させることができる。また、PZT素子116は、当該PZT素子の励起によって磁気ヘッドスライダ103の動作を制御できるよう、マイクロアクチュエータの各セラミックアーム107に装備されている。特に、サスペンショントレース910を介して電源が供給されると、PZT素子は、U型マイクロアクチュエータフレームを変形できるよう2つのセラミックアーム107を伸張させる。これによって、記録再生ヘッドの位置を微小調整するために、磁気ヘッドスライダ103はディスクのトラック上を移動される。このように、磁気ヘッドスライダ103の微小位置決め制御が実行される。
また、IT産業では、周知のように、ディスク装置(HDD)の容量は急速に増加しているが、一方で、HDDの販売価格はどんどん下落しており、製造業者は、市場に対応できるよう、実質的なコストダウンの方法の開発を継続している。例えば、磁気ヘッドスライダを、100%形状のスライダから50%形状のスライダへと縮小するなど、ますますの小型化が行われている。そして、現在では、30%形状のスライダが開発され、さらには20%形状のスライダを目標としている。このように、スライダのサイズが小さくなっているので、ABS側の面もまた小さくなっているが、より大容量のHDDの要求により、ヘッドの浮上高さをより低くすることが必要となっている。これは、磁気ヘッドスライダのABS形状やサスペンションの剛性といった静的パラメータなどの設計においては大きな挑戦となっている。そして、ABSの設計限界につき、剛性をより低くすることはサスペンションにとって必要であり、特に、マイクロアクチュエータが適用されると、サスペンションの設計はより困難となる。このような理由により、製造業者は、小さいサイズの磁気ヘッドスライダに対する最適な設計を追及している。
特開2002−133803号公報
このため、本発明では、上記従来例の有する不都合を改善し、特に、搭載された磁気ヘッドスライダに良好な浮上安定性能と共振性能を与える適切な剛性を有するサスペンション、HGA、ディスク装置を提供することをその目的とする。また、本発明は、広いサーボ帯域、及び、大容量を有するディスク装置を提供する、ことをその目的とする。
そこで、本発明の一形態であるヘッドジンバルアセンブリ用のサスペンションは、
一端側に制御システムに接続される複数の接続パッドと、他端側に複数の電気信号トレースと、を有するフレキシャを備えており、
フレキシャは、磁気ヘッドスライダを保持するタング部と、このタング部をフレキシャに連結する連結部と、を備え、
連結部は、タング部の幅よりも狭い幅を有する、
ことを特徴としている。
そして、フレキシャは、連結部を中央に連結するトップ支持バーと、前記トップ支持バーを各端部に連結する2つのサイド支持バーと、を備えた、ことを特徴としている。ここで、トップ支持バーは、0.085mmよりも広い幅であると望ましい。また、サイド支持バーは、0.10mmよりも広い幅であると望ましい。さらに、連結部は、0.5mm〜0.9mmの範囲の幅であると望ましい。
また、タング部を支持するためのディンプルを有するロードビームを備え、ディンプルは、連結部を支持する位置に形成されている、ことを特徴としている。特に、ディンプルは、連結部とタング部との間の連結端部に位置する、と望ましい。あるいは、ディンプルは、連結部とタング部との間であってタング部寄りに位置していてもよい。
また、フレキシャは、電気信号トレースを支持する少なくとも1つのトレース支持ブリッジを備えた、ことを特徴としている。そして、トレース支持ブリッジは、PI(ポリイミド)部材にて形成されている、ことを特徴としている。
また、本発明の他の形態であるヘッドジンバルアセンブリは、
磁気ヘッドスライダと、
この磁気ヘッドスライダを搭載するサスペンションと、
を備えたヘッドジンバルアセンブリであって、
サスペンションは、
一端側に制御システムに接続される複数の接続パッドと、他端側に複数の電気信号トレースと、を有するフレキシャを備えており、
このフレキシャは、磁気ヘッドスライダを保持するタング部と、このタング部をフレキシャに連結する連結部と、を備え、
連結部は、タング部の幅よりも狭い幅を有する、
ことを特徴としている。
そして、上記ヘッドジンバルアセンブリは、磁気ヘッドスライダを保持して可動させるマイクロアクチュエータを備えていてもよい。
さらに、本発明の他の形態であるディスク装置は、
ヘッドジンバルアセンブリと、
このヘッドジンバルアセンブリを連結するドライブアームと、
ディスクと、
このディスクを回転させるスピンドルモータと、を備えたディスク装置であって、
ヘッドジンバルアセンブリは、
磁気ヘッドスライダと、
この磁気ヘッドスライダを搭載するサスペンションと、
を備えると共に、
サスペンションは、
一端側に制御システムに接続される複数の接続パッドと、他端側に複数の電気信号トレースと、を有するフレキシャを備えており、
このフレキシャは、磁気ヘッドスライダを保持するタング部と、このタング部をフレキシャに連結する連結部と、を備え、
連結部は、前記タング部の幅よりも狭い幅を有する、
ことを特徴としている。
なお、本発明のさらなる特徴及び利点は、後述する実施例にて、本発明の本質の一部を解説し、及び、図示した図面等を参照して説明する。
本発明は、従来技術と比較すると、サスペンションが最適な剛性、例えば、ピッチ剛性、ロール剛性、横方向の剛性、を得られるよう改良された構成を採っている。これにより、改善された構成のフレキシャは、サスペンションのピッチ及びロール剛性より小さくし、横方向の剛性をより大きくすることができ、磁気ヘッドスライダの良好な浮上性能と、サスペンション自身の良好な共振性能を得ることができる。そして、これに応じて、良好な共振性能によってHDDのサーボ帯域が改善され、また、ディスク装置のディスク記録性能の改善を図ることができる。
加えて、サスペンションは、電気的マルチトレースを支持する少なくとも1つのトレース支持ブリッジを備えているため、マルチトレースの変形を抑制でき、振動も減少させることができる。従って、上述したフレキシャを備えたディスク装置にて、良好な静的及び動的性能を実現することができる。また、トレース支持ブリッジは、フレキシャの横方向の剛性をも改善するため、これに応じて、ディスク装置の共振性能を改善でき、記録性能も改善することができる。
以下、本発明の種々の実施例を、図を参照して説明する。上述したように、本発明では、最適な剛性、特に、ピッチ剛性、ロール剛性、横方向の剛性、を達成するために改善されたフレキシャを有するサスペンションに設計されている。従って、搭載された小さいサイズのスライダが回転するディスク上で浮上している際に、磁気ヘッドが安定した浮上高さを保ち、良好な動的及び静的な特性を得ることができる。
加えて、サスペンションの剛性が改善されると共に、ロードビームのディンプルからのサスペンションの位置も最適化され、ヘッドがディスク上を浮上していてロード時の力が加えられた際に、Z方向の移動量に関係するサスペンションタング部の変形を減少させることができる。これにより、浮上しているヘッドとマイクロアクチュエータのより安定した作動を維持でき、また、フレキシャとヘッドが接触しているが、フレキシャの変形によってサーボ機構に不要なノイズが発生することを抑制することができる。
このように、本発明のサスペンションは、小さいサイズの磁気ヘッドスライダを搭載するときに、良好な性能が発揮されるよう最適化されたサスペンションを提供する。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施例におけるサスペンション1は、ロードビーム17と、フレキシャ13と、ヒンジ15と、ベースプレート11と、を備えている。そして、ロードビーム17上は、ディンプル329が形成されている。また、フレキシャ13には、その一端側に、図示しない制御システムに接続される複数の接続パッド308が形成されており、他端側に、複数の電気的マルチトレース309,311が設けられている。
図3を参照すると、フレキシャ13は、磁気ヘッドスライダ(図示せず)を保持するために用いられるサスペンションタング部328と、このサスペンションタング部328をフレキシャ13に連結させる連結部317と、を備えている。本発明では、サスペンションタング部328は、電気的マルチトレース309に接続される複数の接合パッド330と、電気的マルチトレース311に接続される複数の接合パッド390と、が備えている。そして、連結部317は、サスペンションタング部328の幅よりも狭い幅cにて形成されている。ここでは、サスペンションタング部328は、バネ構造となるよう、フレキシャ13から吊り下げられるような構造で連結部317にて連結されている。そして、連結部317は狭い幅cにて形成されているため、サスペンションタング部328はピッチ及びロールの両方向において、より低い剛性となっている。従って、サスペンションタング部328に磁気ヘッドスライダ(図示せず)が搭載されると、より低いピッチ及びロール剛性によって、当該磁気ヘッドスライダの浮上が実現されうる。
図4は、フレキシャ13の連結部317の幅cと、フレキシャ13を有するサスペンション1のピッチ及びロール剛性と、の間の関係を表す曲線を示す。ここで、曲線297は、連結部317の幅cとピッチ剛性との関係を表す曲線であり、曲線298は、連結部317の幅cとロール剛性との関係を表す曲線であり、この曲線に示すように、フレキシャ13を有するサスペンション1のピッチ剛性及びロール剛性は共に、連結部317の幅cの減少に伴って減少する。なお、本実施例では、連結部317は、略長方形に形成されているが、連結部317は、また、サスペンション1の剛性を減少させるために、他の形状であってもよい。また、図5は、図3に示した連結部317の幅cと、フレキシャ13を有するサスペンション1の横方向の剛性と、の関係を表す曲線を示す。この図から、フレキシャ13を有するサスペンション1の横方向の剛性は、連結部317の幅cの減少に伴って減少することがわかる。
ここで、通常、小さいサイズ、つまり、従来例の磁気ヘッドスライダと比較して30%のスライダサイズ、又は、30%以下のサイズの磁気ヘッドスライダが搭載されているサスペンションは、以下の条件を満たす必要がある。まず、良好な浮上安定性能、及び、サスペンション自体の良好な共振性能、を確保する必要がある。また、フレキシャ13を有するサスペンション1のピッチ剛性及びロール剛性は両方とも、1.00μNm/degreeより小さく、横方向の剛性は1.00N/mmよりも大きい、という条件を満たす必要がある。このように、より小さいピッチ/ロール剛性は、磁気ヘッドスライダの浮上安定性をよりよく改善し、また、大きな横方向の剛性は、ヘッドジンバルアセンブリ(HGA)の共振性能をよりよく改善する。
ここで、図6及び図7を参照すると、これらの図は、HGAの共振とサスペンションのフレキシャの横方向の剛性との間の関係を示している。図6において、曲線905,902,901,903は、サスペンション1の横方向の剛性が1.05,1.15,1.25,1.35N/mmであるときにそれぞれ対応する共振ゲイン曲線を示す。また、図7において、曲線907,910,909,908は、サスペンション1の横方向の剛性が1.05,1.15,1.25,1.35N/mmであるときにそれぞれ対応する共振位相曲線を示す。これらに示されるように、横方向の剛性は、1.00N/mmに近い値、例えば、1.05(曲線905及び曲線907参照)になるときに、低い周波数領域において共振のピーク904,906がそれぞれ現れる。このことは、横方向の剛性が高い場合における共振と比較すると、共振特性が悪くなっていることを示しており、これは、HGAの動的性能に影響を及ぼし、HDDのサーボ特性にも影響を及ぼす。
以上のことから、ピッチ及びロール剛性が1.00μNm/degreeよりも小さく、また、横方向の剛性が1.00N/mmよりも大きい、ということを条件として、図4及び図5を参照すると、連結部317の幅cは、0.5mm〜0.9mmの範囲であると望ましいことがわかる。なお、連結部317の幅cは、実際に要求される条件やスライダのサイズによって、任意に調整可能である。
続いて、図3を参照すると、フレキシャ13は、さらに、連結部317に中央部分で連結されるトップ支持バー319と、このトップ支持バー319に各先端部で連結される2つのサイド支持バー315と、を備えている。そして、トップ支持バー319と2つのサイド支持バー315と連結部317との間、つまり、フレキシャ13には、2つの切り欠き部340が形成されている。具体的には、2つの切り欠き部340は、連結部317の両脇(サイド)に対称的に形成されている。なお、上記切り欠き部340であるトップ支持バー319とサスペンションタング部328との間における連結部317の長さ(トップ支持バー319とサスペンションタング部328との間の距離)に相当する隙間は、必要に応じて変更可能である。
そして、上記トップ支持バー319は、剛性、特に、フレキシャ13を有するサスペンション1のピッチ剛性、ロール剛性、横方向の剛性の影響を与える幅wを有する。そして、図8の曲線は、トップ支持バー319の幅wと、ピッチ及びロール剛性との関係を表す曲線である。ここで、曲線292は、トップ支持バー319の幅wとピッチ剛性との関係を表す曲線であり、曲線291は、トップ支持バー319の幅wとロール剛性との関係を表す曲線である。これらの曲線に示すように、フレキシャ13を有するサスペンション1のピッチ剛性及びロール剛性は共に、トップ支持バー319の幅wの減少に伴って減少する。そして、図9は、トップ支持バー319とフレキシャ13を有するサスペンション1の横方向の剛性との関係を表す曲線である。図示するように、フレキシャ13を有するサスペンション1の横方向の剛性は、トップ支持バー319の幅wの減少に伴って減少する。
そして、上記同様に、磁気ヘッドスライダが良好な浮上特性を有し、サスペンション自身が良好な共振特性を有することを確保すべく、フレキシャ13を有するサスペンション1のピッチ及びロール剛性を、1.00μNm/degreeよりも小さく設定し、また、横方向の剛性は、1.00N/mmよりも大きく設定する必要がある。すると、図8及び図9に基づくと、トップ支持バー319の幅wは、0.085mm以上であると望ましいことがわかる。このとき、その幅wの上限値は、図8から0.145mmよりも高い値、つまり、0.15mm又は0.16mmであると推測できる。従って、トップ支持バー319の幅wは、0.085mm〜0.15mm又は0.16mm(少なくとも0.145mm)の範囲であると望ましい。なお、上記トップ支持バー319の幅wは、実際に要求される条件や、スライダのサイズに応じて設定可能である。
また、本発明では、上記2本のサイド支持バー315は、剛性、特に、フレキシャ13を有するサスペンション1のピッチ剛性、ロール剛性、横方向の剛性の影響を与える幅yをそれぞれ有する(図3参照)。そして、図10の曲線は、サイド支持バー319の幅yと、ピッチ及びロール剛性との関係を表す曲線である。ここで、曲線294は、サイド支持バー315の幅yとピッチ剛性との関係を表す曲線であり、曲線293は、サイド支持バー315の幅yとロール剛性との関係を表す曲線である。これらの曲線に示すように、フレキシャ13を有するサスペンション1のピッチ剛性及びロール剛性は共に、サイド支持バー315の幅yの減少に伴って減少する。そして、図11は、サイド支持バー315とフレキシャ13を有するサスペンション1の横方向の剛性との関係を表す曲線である。図示するように、フレキシャ13を有するサスペンション1の横方向の剛性は、サイド支持バー315の幅yの減少に伴って減少する。
そして、上記同様に、磁気ヘッドスライダが良好な浮上特性を有し、サスペンション自身が良好な共振特性を有することを確保すべく、フレキシャ13を有するサスペンション1のピッチ及びロール剛性を、1.00μNm/degreeよりも小さく設定し、また、横方向の剛性は、1.00N/mmよりも大きく設定する必要がある。すると、図10及び図11により、サイド支持バー315の幅yは、0.10mm以上であると望ましいことがわかる。そして、その幅yの上限値は、図10から、0.145mmよりも高い値、つまり、0.18mmから0.2mmであると推測できる。従って、サイド支持バー315の幅yは、0.10mm〜0.20mm(少なくとも0.145mm)の範囲であると望ましい。なお、上記サイド支持バー315の幅yは、実際に要求される条件や、スライダのサイズに応じて設定可能である。
そして、本発明では、図1乃至3に示すように、フレキシャ13は、サスペンション1を形成するロードビーム17、ヒンジ15、及び、ベースプレートに対して組み付けられる時に、ロードビーム17のディンプル329が連結部317を支持する。そして、ディスク上へのロード時の負荷が常時磁気ヘッドスライダの中心領域に適用される。
ここで、図12を参照すると、2つの切り欠き部340は、連結部317を挟んで両側方側に対称的に形成されているので、これにより、支持中心となるディンプル329を有するサスペンション1のバネ構造部分が形成されている。そして、てこの原理により、ディンプル329の位置からサスペンションタング部328と連結部317との連結端部(図12で点線で示す境界)までの距離dは(図12参照)、連結部317とサスペンションタング部328の変形により、フレキシャ13の搭載された磁気ヘッドスライダのZ方向(図12で紙面にほぼ垂直な方向)の変位に影響を及ぼしうる。ここで、図13に、上記距離dが変化したときにおける、フレキシャ13の連結部317の幅c(図3参照)とそのZ方向の変形量との間の関係を表す曲線を示す。曲線200は、距離dが0.2mmである場合を示し、曲線201は、距離dが0mmである場合(ディンプル329がサスペンションタング部328と連結部317との境界線上にある場合)を示す。この図に示すように、連結部317の幅cが同じの場合には、磁気ヘッドスライダのZ方向の変形量は、距離dの減少と共に小さくなる。従って、サスペンションのほかのパラメータが同一である際に、Z方向における磁気ヘッドスライダの変位を抑制するためには、距離dは0に近い値であると望ましいことがわかる。
但し、ディンプル329は、完全に連結部317側や連結端部といった境界線上に位置して、連結部317を支持することに限定されない。例えば、ディンプル329の一部が連結端部(サスペンションタング部328と連結部317と境界線)上に位置すると共に、当該ディンプル329の他の部分がサスペンションタング部328側に位置していてもよい。つまり、ディンプル329は、上記サスペンションタング部328と連結部317と連結端部である境界線上をまたがって、サスペンションタング部328寄りに位置していてもよい。
図14を参照して、本発明の第2の実施例を説明する。フレキシャ13’は、上述した図2に示すフレキシャ13と同様の構成を採っているが、さらに、電気的マルチトレース309,311を支持するために両側部にそれぞれ2つのトレース支持ブリッジ270を備えている。具体的には、トレース支持ブリッジ270は、サイド支持バー315から延びる帯状に形成されており、電気的マルチトレース309,311を支持するために十分な長さを有している。そして、トレース支持ブリッジ270は、良好な剛性を得るために、ポリマー(PI(ポリイミド))部材にて形成されている。但し、トレース支持ブリッジ270は、電気的マルチトレース309,311を支持するために、他の材料にて形成されていてもよい。
このように、トレース支持ブリッジ270は電気的マルチトレース309,311を支持しているため、製造工程にてマルチトレース309,311が変形することを抑制することができ、また、ディスク上をスライダが浮上している際にトレースの振動を減少させることができる。従って、上述したようなフレキシャ13’を有するディスク装置のHGAの良好な静的及び動的性能を実現することができる。また、トレース支持ブリッジ270は、フレキシャ13の横方向の剛性を改善することができ、これは、ヘッドの静的及び動的性能を補助しうる。
図15を参照して、本発明の第3の実施例を説明する。フレキシャ13”は、上述した図4に示すフレキシャ13’と同様の構成を採っているが、本実施例では、特に、電気的マルチトレース309,311を支持するために両側部にそれぞれ1つのトレース支持ブリッジ200を備えている。このトレース支持ブリッジ200は、サイド支持バー315から延びて形成されている。なお、トレース支持ブリッジ200の数は、フレキシャやサスペンションの形状などによる条件によって変化しうる。加えて、トレース支持ブリッジ270の形状は、電気的マルチトレース309,311を支持するためであれば、いかなる形状であってもよい。
図16を参照して、本発明の第4の実施例を説明する。フレキシャ13'''は、上述した図15に示すフレキシャ13”とほぼ同様の構成を採っているが、本実施例では、特に、サスペンションタング部328’が上述したタング部328の形状と比較してする重量が減少するよう形成されている。具体的には、図16に示すように、サスペンションタング部328’は、台形のように形成されている。但し、サスペンションタング部328は、上記形状に限定されず、その重量が減少され、また、適切な剛性が得られていれば、いかなる形状であってもよい。このように、本実施例では、フレキシャ13'''及びサスペンションの全体重量を減少させるために、サスペンションタング部328’の重量を減少させている。従って、上記フレキシャを有するディスク装置の耐衝撃性を改善することができる。
図17を参照して、本発明の第5の実施例を説明する。本実施例におけるHGA2は、磁気ヘッドスライダ203と、U型マイクロアクチュエータ205と、サスペンション1と、を備えている。そして、磁気ヘッドスライダ203は、U型マイクロアクチュエータ205に装備された2つのサイドアーム217の間に保持されており、サイドアーム217が可動することで移動される。また、サスペンション1は、磁気ヘッドスライダ203とマイクロアクチュエータ205とを支持するためのものである。
本実施例では、マイクロアクチュエータ205は、それぞれにPZT素子216が装着された2つのサイドアーム217を有するセラミック製のU型フレームを備えている。そして、PZTマイクロアクチュエータ205は、エポキシなどの接着剤にて物理的にフレキシャ13に接合されている。そして、複数の電気的接続ボール(金ボールボンディング又は半田ボールボンディング(GBB又はSBB))が、マイクロアクチュエータ205をサスペンショントレース311に各サイドアーム217の側面で接合するために設けられている。さらに、磁気ヘッドスライダ203をトレース309に接合するための複数の電気的接続金属ボール(GBB又はSBB)が、設けられている。
なお、本発明では、マイクロアクチュエータ205は、上述したU型マイクロアクチュエータであることに限定されず、他のマイクロアクチュエータであってもよい。例えば、薄膜タイプのマイクロアクチュエータや、金属支持タイプ(U型マイクロアクチュエータ205のセラミック部材に替えて)、などのマイクロアクチュエータであってもよい。また、HGAは、マイクロアクチュエータを搭載していなくてもよく、この場合には、HGAは、磁気ヘッドスライダ203をディスク装置のVCMのみで位置決め制御してもよい。
本発明の第6の実施例を、図18を参照して説明する。図18に示すディスク装置5は、ハウジング508と、ディスク501と、スピンドルモータ502と、上述したHGA2が接合されたVCM507と、が組み付けられることによって実現されている。なお、一般的なディスク装置の構造、及び/あるいは、製造方法は、いわゆる当業者にとっては周知であるため、その詳細な説明は省略する。
本発明は、上述した実施例を参照して説明したが、かかる内容に限定されず、本発明の思想の範囲に含まれる種々の改良や同等の変形例も含まれる。
本発明のサスペンションは、ディスク装置に搭載されるヘッドジンバルアセンブリ及びディスク装置に利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
実施例1におけるサスペンションの構成を示す斜視図である。 図1に開示したサスペンションの分解斜視図を示す。 図1に開示したフレキシャの平面図を示す。 図3に開示したフレキシャの連結部の幅cと、フレキシャを有するサスペンションのピッチ及びロール剛性と、の間の関係を表す曲線を示す図である。 図3に開示したフレキシャの連結部の幅cと、フレキシャを有するサスペンションの横方向の剛性と、の間の関係を表す曲線を示す図である。 図3に開示したフレキシャのトップ支持バーの幅wと、フレキシャを有するサスペンションのピッチ及びロール剛性と、の間の関係を表す曲線を示す図である。 図3に開示したフレキシャのトップ支持バーの幅wと、フレキシャを有するサスペンションの横方向の剛性と、の間の関係を表す曲線を示す図である。 図3に開示したフレキシャのサイド支持バーの幅yと、フレキシャを有するサスペンションのピッチ及びロール剛性と、の間の関係を表す曲線を示す図である。 図3に開示したフレキシャのサイド支持バーの幅yと、フレキシャを有するサスペンションの横方向の剛性と、の間の関係を表す曲線を示す図である。 図3に開示したフレキシャの平面図であり、図1に開示したサスペンションのロードビームのディンプルに対するサスペンションタング部の位置関係を示す図である。 サスペンションのディンプルとサスペンションタング部との距離dが異なる場合における、図11に開示したフレキシャの連結部の幅cと、Z方向における位置ずれと、の間の関係を表す曲線を示す図である。 図1に開示したサスペンションの横方向の剛性の値が異なる場合における、共振ゲインと周波数の間の関係を表す線図を示す。 図1に開示したサスペンションの横方向の剛性の値が異なる場合における、共振位相と周波数の間の関係を表す線図を示す。 実施例2における両側部にそれぞれ2つのトレース支持ブリッジを有するフレキシャの平面図である。 実施例3における両側部にそれぞれ1つのトレース支持ブリッジを有するフレキシャの平面図である。 実施例4における重量が減少されたサスペンションタング部を有するフレキシャの平面図である。 実施例5における図1に開示したフレキシャを備えたHGAを示す斜視図である。 実施例6における図18に開示したHGAを備えたディスク装置を示す斜視図である。 従来例におけるディスク装置の一部を示す図である。 従来例におけるHGAの構成を示す斜視図である。 図20に開示した従来例のおけるHGAの一部を示す拡大図である。 図20に開示したHGAに搭載されたマイクロアクチュエータに磁気ヘッドスライダを装着する方法を示す図である。
符号の説明
1 サスペンション
2 ヘッドジンバルアセンブリ
5 ディスク装置
11 ベースプレート
13 フレキシャ
15 ヒンジ
17 ロードビーム
203 磁気ヘッドスライダ
205 マイクロアクチュエータ
216 PZT素子
217 サイドアーム
315 サイド支持バー
317 連結部
319 トップ支持バー
328 サスペンションタング部
329 ディンプル
340 切り欠き部

Claims (21)

  1. ヘッドジンバルアセンブリ用のサスペンションであって、
    一端側に制御システムに接続される複数の接続パッドと、他端側に複数の電気信号トレースと、を有するフレキシャを備えており、
    前記フレキシャは、磁気ヘッドスライダを保持するタング部と、このタング部をフレキシャに連結する連結部と、を備え、
    前記連結部は、前記タング部の幅よりも狭い幅を有する、
    ことを特徴とするサスペンション。
  2. 前記フレキシャは、前記連結部を中央に連結するトップ支持バーと、前記トップ支持バーを各端部に連結する2つのサイド支持バーと、を備えた、
    ことを特徴とする請求項1記載のサスペンション。
  3. 前記トップ支持バーは、0.085mmよりも広い幅を有する、
    ことを特徴とする請求項2記載のサスペンション。
  4. 前記サイド支持バーは、0.10mmよりも広い幅を有する、
    ことを特徴とする請求項2又は3記載のサスペンション。
  5. 前記連結部は、0.5mm〜0.9mmの範囲の幅を有する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のサスペンション。
  6. 前記タング部を支持するためのディンプルを有するロードビームを備え、
    前記ディンプルは、前記連結部を支持する位置に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のサスペンション。
  7. 前記ディンプルは、前記連結部と前記タング部との間の連結端部に位置する、
    ことを特徴とする請求項6記載のサスペンション。
  8. 前記ディンプルは、前記連結部と前記タング部との間であって当該タング部寄りに位置している、
    ことを特徴とする請求項6記載のサスペンション。
  9. 前記フレキシャは、前記電気信号トレースを支持する少なくとも1つのトレース支持ブリッジを備えた、
    ことを特徴とする請求項2,3,4,5,6,7又は8記載のサスペンション。
  10. 前記トレース支持ブリッジは、PI(ポリイミド)部材にて形成されている、
    ことを特徴とする請求項9記載のサスペンション。
  11. 磁気ヘッドスライダと、
    この磁気ヘッドスライダを搭載するサスペンションと、
    を備えたヘッドジンバルアセンブリであって、
    前記サスペンションは、
    一端側に制御システムに接続される複数の接続パッドと、他端側に複数の電気信号トレースと、を有するフレキシャを備えており、
    このフレキシャは、磁気ヘッドスライダを保持するタング部と、このタング部をフレキシャに連結する連結部と、を備え、
    前記連結部は、前記タング部の幅よりも狭い幅を有する、
    ことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
  12. 前記フレキシャは、前記連結部を中央に連結するトップ支持バーと、前記トップ支持バーを各端部に連結する2つのサイド支持バーと、を備えた、
    ことを特徴とする請求項11記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  13. 前記トップ支持バーは、0.085mmよりも広い幅を有する、
    ことを特徴とする請求項12記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  14. 前記サイド支持バーは、0.10mmよりも広い幅を有する、
    ことを特徴とする請求項12又は13記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  15. 前記タング部を支持するためのディンプルを有するロードビームを備え、
    前記ディンプルは、前記連結部を支持する位置に形成されている、
    ことを特徴とする請求項11,12,13又は14記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  16. 前記ディンプルは、前記連結部と前記タング部との間の連結端部に位置する、
    ことを特徴とする請求項15記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  17. 前記ディンプルは、前記連結部と前記タング部との間であって当該タング部寄りに位置している、
    ことを特徴とする請求項15記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  18. 前記フレキシャは、前記電気信号トレースを支持する少なくとも1つのトレース支持ブリッジを備えた、
    ことを特徴とする請求項11,12,13,14,15,16又は17記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  19. 前記トレース支持ブリッジは、PI(ポリイミド)部材にて形成されている、
    ことを特徴とする請求項18記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  20. 前記磁気ヘッドスライダを保持して可動させるマイクロアクチュエータを備えた、
    ことを特徴とする請求項11,12,13,14,15,16,17,18又は19記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  21. ヘッドジンバルアセンブリと、
    このヘッドジンバルアセンブリを連結するドライブアームと、
    ディスクと、
    このディスクを回転させるスピンドルモータと、を備えたディスク装置であって、
    前記ヘッドジンバルアセンブリは、
    磁気ヘッドスライダと、
    この磁気ヘッドスライダを搭載するサスペンションと、
    を備えると共に、
    前記サスペンションは、
    一端側に制御システムに接続される複数の接続パッドと、他端側に複数の電気信号トレースと、を有するフレキシャを備えており、
    このフレキシャは、前記磁気ヘッドスライダを保持するタング部と、このタング部をフレキシャに連結する連結部と、を備え、
    前記連結部は、前記タング部の幅よりも狭い幅を有する、
    ことを特徴とするディスク装置。
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