JP2007122377A - 情報処理システム及び方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

情報処理システム及び方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 電子ペーパーデバイスに表示する画像情報に対して表示を可能にする有効期限(表示期間または表示終了時刻)を設定することで、情報漏洩の危険性を低減すること。
【解決手段】 入力されたデータを画像処理する画像処理デバイスと、画像処理デバイスにより画像処理された画像データを表示する表示デバイスと、を含む情報処理システムにおいて、画像処理デバイスは、画像データを前記表示デバイスに対して送信する場合に、当該画像データの表示期限を制御するための情報を、当該画像データに設定する設定部と、設定された表示期限を制御するための情報と画像データとを表示デバイスに送信する送信部と備え、表示デバイスは、送信部により送信された表示期限を制御するための情報に基づき、送信された画像データの表示期限を管理する管理部と、管理部により表示期限に到ったと判定された場合、記画像データの基づく表示を消去する表示制御部とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理をしたデータの表示に時間的な制限をかける情報処理技術に関するものである。
近年の情報化社会において、携帯情報端末に気軽に電子情報を蓄積し表示することができるようになり、その有効性が広く受け入れられている。一方で、ユーザがデータの消去を怠った端末から個人情報や機密情報が漏洩する危険性が高まっている。
このような課題に鑑み、例えば、特許文献1には、特定のアプリケーションプログラムを使用してネットワーク上の情報をダウンロードしたデータに関しては、アプリケーションプログラム終了時にすべて消去するシステムが考案されている。
また、携帯端末の普及に伴い、新たな情報表示デバイスとして軽量、安価な電子ペーパーの本格的な実用化に向けて開発が進められている。例えば、特許文献2に開示されている電気ペーパーや、非特許文献3に掲載される電子ペーパーが開発されている。また、2枚の基板間に挟まれた分散媒と呼ぶ液体中を粒子が移動する電気泳動現象を利用して文字を表示するようにした電子ペーパーも開発されている。これは、電極に印加する正負を変えることで、液体中の帯電粒子の状態を変えて、外から入射する光の散乱光を表示に利用する反射型パネルを構成するものである。これにRGBのカラーフィルタを組み合わせればフルカラー表示が可能である。このような電子ペーパーは自由に曲がり持ち歩ける紙の利点と、書き換えられるディスプレイの利点を合わせ持っている。
特開2002−027545号公報 特開平11−316397号公報 ASCII2000年2月号220頁〜225頁および3月号242頁〜247頁
以上のように情報表示デバイスの一つとして注目される電子ペーパーの普及が予測され、例えば、会議資料の提示目的などのために一時的に多数のユーザに貸し出される場面が想定される。
会議資料などは機密情報を含む場合が多く、会議終了時にはその資料を完全に回収しなければならない場合もある。このようなとき、たとえ資料が持ち出されたとしてもその内容が自動的に消去されればセキュリティ上非常に有効である。本発明は、会議資料の配布が電子ペーパーの貸し出しという形である場合、機密情報の漏洩を防止するシステムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するべく、本発明に係る情報処理システムは、
入力されたデータを画像処理する画像処理デバイスと、当該画像処理デバイスにより画像処理された画像データを表示する表示デバイスと、を含む情報処理システムであって、
前記画像処理デバイスは、
前記画像データを前記表示デバイスに対して送信する場合に、当該画像データの表示期限を制御するための情報を、当該画像データに設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された前記表示期限を制御するための情報と、前記画像データとを前記表示デバイスに送信する送信手段と備え、
前記表示デバイスは、
前記送信手段により送信された前記表示期限を制御するための情報に基づき、前記送信された画像データの表示期限を管理する管理手段と、
前記管理手段により前記表示期限に到ったと判定された場合、前記画像データの基づく表示を消去する表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
あるいは、本発明に係る情報処理システムは、
入力されたデータを画像処理する画像処理デバイスと、当該画像処理デバイスにより画像処理された画像データを表示する表示デバイスと、を含む情報処理システムであって、
前記画像処理デバイスは、
前記画像データを前記表示デバイスに対して送信する場合に、当該画像データを特定するための特定情報を生成する特定情報生成手段と、
前記特定情報生成手段により生成された特定情報と、前記画像データとを前記表示デバイスに送信する送信手段とを備え、
前記表示デバイスは、
前記送信手段により送信された前記特定情報と、前記画像データとを格納する格納手段と、
前記画像データに基づき画像を表示する表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明に拠れば、電子ペーパーデバイスに表示する画像情報に対して表示を可能にする有効期限(表示期間または表示終了時刻)を設定することで、情報漏洩の危険性を低減することが可能になる。
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態を適用するのに好適なシステムの構成を示す図である。図1において、150は情報処理装置として機能するコンピュータあるいはサーバ等を示しており、データの保存や編集を実行する。デジタル複合機250は、原稿を光学的に読み取りデジタル画像データに変換後、プリントアウトするコピー機能を備える。更に、デジタル複合機250は、デジタル画像データを、ネットワーク500を介して外部に送信する機能、外部から受信したデジタル画像データをプリントアウトする機能等を持つ。900(a、b、c)は、電子ペーパーデバイスであり、デジタル画像を表示するための軽量で低消費電力のデバイスであることが好ましい。情報処理装置150、デジタル複合機250及び電子ペーパーデバイス900(a、b、c)はネットワーク500に接続し、デジタル画像データやデバイス情報の入出力を行うことが可能である。また、デジタル複合機250は、公衆回線(電話回線)600と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行うことも可能である。
図2は、デジタル複合機250の構成を示す図であり、図3は、デジタル複合機250における制御システムの構成を示すブロック図である。
<画像入力部(スキャナ)>
図2において、画像入力デバイスであるスキャナ部200は、原稿となる紙上の画像を照明し、図示しないCCDラインセンサを走査することで、ラスターイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ201のトレイ202にセットされる。ユーザが操作部400(図3)から読み取り起動指示することにより、コントローラのCPU103(図3)がスキャナ200に指示を与え、フィーダ201は原稿用紙を一枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
<画像出力部(プリンタ)>
図2において、画像出力デバイスであるプリンタ部300はラスターイメージデータを用紙上に形成するための画像に変換する。その変換方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印刷するインクジェット方式等があるが、本発明の趣旨はどの方式でも限定されるものではない。
プリント動作の起動はコントローラのCPU103(図3)からの指示によって開始する。プリンタ部300は、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット302、303、304、305が装着される。また、排紙トレイ306は印刷し終わった用紙を受けるものである。
<デジタル複合機制御システム構成>
次に、デジタル複合機250の制御システムの構成を図3の参照により具体的に説明する。コントローラ100は画像入力デバイスであるスキャナ200や画像出力デバイスであるプリンタ300と接続する。また、コントローラ100は、LAN等を含むネットワーク500や公衆回線(電話回線)600と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行うことが可能である。
CPU103はデジタル複合機250の全体を制御するコントローラとして機能する。RAM107はCPU103が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリとしても利用することが可能である。
ROM108はブートROMとして利用され、デジタル複合機250のブートプログラムが格納されている。
HDD109はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データ等を格納することが可能である。このHDD109は、ネットワーク500に接続されているノードに関する画像出力速度、設置位置などの情報をアドレスごとに保存することが可能である。
操作部I/F104は操作部400とのインターフェース部であり、操作部400に表示するための画像データを操作部400に対して出力する。また、操作部I/F104は操作部400からユーザが入力した情報をCPU103に入力する。
ネットワークI/F105はネットワーク500に接続し、情報の入出力を行う。モデム106は公衆回線600に接続し、データ送受信を行うための変調復調処理を行う。
以上のデバイスがシステムバス101上に配置される。
イメージバスI/F110はシステムバス101と画像データを高速で転送するイメージバス102とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。イメージバス102は、PCIバスまたはIEEE1394などの高速バスで構成することが可能であり、イメージバス102上には以下のデバイスが接続される。
ラスターイメージプロセッサ(RIP)111はPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部112は、画像入出力デバイスであるスキャナ200やプリンタ300とコントローラ100とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部700は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部800は、プリント出力画像データに対して、プリンタに合わせた補正、解像度変換等を行う。画像圧縮部115は、多値画像データはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。
<スキャナ画像処理部>
次に、スキャナ画像処理部700の構成を図4の参照により説明する。
画像バスI/Fコントローラ701はイメージバス102と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する。また、画像バスI/Fコントローラ701はスキャナ画像処理部700内の各デバイスの制御及びデバイス間の動作タイミングを制御する。
テーブル処理部702は、読み取った輝度データのスキャナ特性を考慮して補正をするためのテーブル変換を行う。像域分離処理部703は、入力画像から文字部を検出することにより、像域を判定し、その後の画像処理に利用する像域信号を生成する。フィルタ処理部704は、エッジ強調などの目的に従ったデジタル空間フィルタでコンボリューション演算を行う。下地レベル検出部705は、画像1ページ内の画素値の頻度を集計し、背景に薄い色がある原稿を読み取った画像データ等が送られてきた場合に除去すべき下地レベルを検出する。編集部706は、例えば、入力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。
処理が終了した画像データは、再び画像I/Fバスコントローラ701を介して、イメージバス102上に転送される。
<プリンタ画像処理部>
次に、プリンタ画像処理部800の構成を図5の参照により説明する。
画像バスI/Fコントローラ801はイメージバス102と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する。また、画像バスI/Fコントローラ801はプリンタ画像処理部800内の各デバイスの制御及びデバイス間の動作タイミングを制御する。
下地除去処理部802は、上記下地レベル検出部705で検出された下地レベルを基に、背景色を除去する。色変換処理部803は、プリンタの出力特性にに合わせた色変換を行う。解像度変換部804はネットワーク500あるいは公衆回線600から受信した画像データをプリンタ300の解像度に変換するための解像度変換を行う。スムージング処理部805は、解像度変換後の画像データのジャギーを滑らかにする処理を行う。
<操作部>
次に、操作部400の説明を図6及び図7の参照により説明する。液晶操作パネル401は液晶にタッチパネルを組み合わせたものであり、設定内容の表示、ソフトキーの表示等がなされるものである。スタートキー402はコピー動作等を開始指示するためのハードキーであり、内部に緑色および赤色のLEDが組み込まれており、スタート可能のときに緑色、スタート不可のときに赤色のLEDが点灯する。ストップキー403は動作を停止させるときに使用するハードキーである。ハードキー群404には、テンキー、クリアキー、リセットキー、ガイドキー、ユーザモードキーが設けられている。
図7は、液晶操作パネル401に通常表示される送信画面を示す図である。機能選択ボタン(420〜423)によって、コピー、送信、ボックス操作、拡張機能のうち利用する機能を選択することができる。図7に示す状態は、送信機能が選択されている状態を示している。
宛先表示領域424には、現在設定されている送信先が表示される。
宛先表から検索ボタン425は、予め機器内に保存されている宛先表またはネットワーク上で参照できる場所に保存されている宛先表から、送信先を選択する場合に押下されるボタンである。
詳細情報ボタン426は、宛先表示領域424に表示されている宛先のうち一つを選択状態にした上で押下されるボタンであり、詳細情報ボタン426の押下により選択された宛先の詳細情報が表示される。
消去ボタン427は、宛先表示領域424に表示されている宛先のうち一つを選択状態にした上で押下されるボタンであり、消去ボタン427の押下により選択されていた宛先の情報が消去される。
コールボタン428は、以前操作した送信機能の設定を呼び出すためのボタンである。
新規宛先ボタン429、ワンタッチボタン436及び定型業務ボタン437はいずれか一つのみ選択可能であり、図7では新規宛先が選択された状態を示している。
ファクスボタン430、電子メールボタン431、Iファクスボタン432、ファイルボタン433、ボックスに保管ボタン434、電子ペーパーボタン435が押下されると、宛先設定を直接入力できる画面に切り替わる。そして、その画面で宛先を設定しOKボタンを押下すると、設定した宛先が宛先表示領域424に追加される。読み込み設定表示領域438は、現在設定されている読み込み解像度、カラーモード、原稿タイプが表示される。ファイル形式表示領域439は現在設定されている送信時ファイル形式が表示される。送信設定ボタン440は、送信の詳細な設定を行うときに使用するものであり、押下すると送信の詳細設定のための画面が表示される。
<電子ペーパーデバイス>
図8Aは、電子ペーパーデバイス900(a、b、c)が有する制御部850の構成を示すブロック図である。データ受信処理部856はデジタル複合機250から送信された画像データおよび画像データの表示時間制限に関して設定されたデータ(表示時間設定データ)の受信処理を行う。タイマー851は、デジタル複合機250から送信された画像データおよび表示時間設定データの受信処理に基づき起動して、時間の計測を行う。電子ペーパーデバイス(a、b、c)が受信した画像データは、画像データ記憶部853に格納される。表示時刻管理部852は受信した表示時間設定データ及びタイマー851の計測値に基づいて、格納された画像データを表示するための時間の管理を行う。表示時刻管理部852は、タイマー851により計測される時刻に従い、設定された有効期限(表示期間または表示終了時刻)に到達したか否かの判定を行う。電子ペーパーデバイス900(a、b、c)が受信した画像データは、表示制御部855の表示制御の下、設定された表示期間または表示終了時刻に到達するまで表示部920に表示される。
表示時刻管理部852が設定された表示期間または表示終了時刻に到ったと判定した場合、この判定結果に従い、画像データ消去部854は、画像データ記憶部853に格納されている画像データを消去する。また、表示制御部855は、画像データに基づいて表示部920に表示されている画面を消去(画面クリア)するように表示を制御する。
図8Bは、EPD(電気泳動現象を利用したディスプレイ)方式の表示部920について示す図である。これは、2枚のプラスチックフィルムの間に帯電したトナーを封じ込めて、トナーの面内分布を電気的に変化させて画像を形成するというものである。表示部920は、TFT部922、接着剤層923、カプセル化したディスプレイ媒体924、および樹脂素材926を備える。TFT部922がディスプレイ媒体924に電場を印加すると、ディスプレイ媒体924内の帯電したトナーは極性に応じてどちらかの電極上に静電吸着し、その表面を被う。ここで一方の電極を面積の小さな黒色、他方を面積の大きな白色にしておくことで、コントラストを発生させて画像を形成するという仕組みである。なお、画像形成後、電気を切っても電極表面に吸着されたトナーはその状態を保持するため、表示画像には不揮発性がある。電気泳動の詳細は、図11で説明する。
図9および図10は、TFT部922の実現方法を示す図であり、「特登録2547314 液晶表示装置の駆動回路」の中で説明されている表示領域に配置された各絵素にスイッチング素子を付加したマトリックス型表示装置の駆動回路を示すものである。
図9はマトリックス型表示装置の基本的なブロック回路を示す回路構成図であり、図10は行・列電極に加えられる信号波形の一例を示すタイミング波形図である。
図9において、911は表示パネルであり直交する方向に多数本配列された行電極911−aと、列電極911−bとの各交点でスイッチングトランジスタ911−cが形成される。スイッチングトランジスタ911−cのゲート電極が行電極911−aに、ソース電極が列電極911−bに、ドレイン電極がマトリックス状に配置された表示絵素電極にそれぞれ接続されることにより構成されている。
912は行電極駆動回路であり、図10に示すPsのような走査パルスを各行電極に出力する。913は列電極駆動回路であり、図10に示すPDのような表示内容に対応したデータ波形を各列電極に出力する。
914は行および列電極駆動回路を動作させるための制御回路であり、さらにタイマー制御、画像展開を実行するための制御機能を有する。915はメモリであり、表示対象となる画像データを記憶することが可能である。
このような表示装置において、走査パルスPsにより表示領域のある行が選択されスイッチングトランジスタ911−cがオン状態となる。そして、データ波形PDのその行に対応する電圧がスイッチングトランジスタ911−cを介して表示絵素電極に供給され、表示絵素電極とこれに対向する対向電極間に位置する電子ディスプレイ媒体911−dに電圧が印加される。
次に、この行が非選択となるとスイッチングトランジスタはオフ状態となる。そして、表示絵素電極と列電極は切り離されるため、電子ディスプレイ媒体911−dに印加されていた電圧はデータ波形の影響を受けることなくそのまま保持される。これが行方向に順次反復されることにより、クロストークのない鮮明な表示パターンが得られる。
図11A−Dは、ディスプレイ媒体24の仕組みを説明する図である。
図11Aは電気泳動ディスプレイ130を示す図である。バインダ132は、複数の粒子136および染色懸濁流体138が充填された少なくとも1つのカプセル134を含む。本実施形態において、粒子136はチタニア粒子である。適切な極性の直流電界がカプセル134に印加される場合、粒子136がディスプレイの視覚面へと移動して、光を散乱する。印加された電界が逆転される場合には、粒子136はディスプレイの背面に移動し、そしてディスプレイの視覚面は、暗く見える。
図11Bは別の電気泳動ディスプレイ140を示す図である。このディスプレイは、第1のセットの粒子142および第2のセットの粒子144をカプセル141内に含む。第1のセットの粒子142および第2のセットの粒子144は、対照をなす光学特性を有する。例えば、第1のセットの粒子142および第2のセットの粒子144は、異なる電気泳動移動度を有し得る。加えて、第1のセットの粒子142および第2のセットの粒子144は、対照をなす色を有し得る。例えば、第1のセットの粒子142は白で、第2のセットの粒子144は黒であり得る。カプセル141は実質的に透明な流体をさらに含む。カプセル141は、カプセル141を隣接して堆積された電極146および146’を有する。電極146、146’は、電圧源48に接続されており、カプセル141に交流(AC)電界または直流(DC)電界を提供し得る。電極146、146’に電界を印加する際に、第1のセットの粒子142は電極146’に向かって移動するが、第2のセットの粒子144は電極146に向かって移動する。
図11Cは懸濁粒子ディスプレイ150を示す。懸濁粒子ディスプレイ150は、透過な流体154中に針状の粒子152を含む。粒子152は、電極156、156’にAC電界を印加する際に、方向を変える。AC電界が印加されると、粒子152は表示面に対して垂直に方向付けされて、ディスプレイは透明に見える。AC電界が取り除かれると、粒子152は不規則に方向付けられて、ディスプレイ150は不透明に見える。
尚、図11A〜図11Cにより提供される電気泳動ディスプレイに本発明の趣旨は限定されるものではなく、他の電気泳動ディスプレイを適用することが可能であることは言うまでもない。電気泳動ディスプレイの他の例として、共有に係わる同時係属中の米国特許出願シリアル番号08/935,800および09/140,792で説明されている電気泳動ディスプレイを適用することも可能である。
また、表示媒体として、図11Dに示されるような複数の重クロム球体を含み得る。重クロム球体160は通常、第1の色の正に帯電された半球162および第2の色の負に帯電された半球164を液状媒体166内に含む。電極168、168’のペアを介して球体160中に電界を印加する際に、球体160は、回転して2つの半球162、164のうち1つの色を表示する。
<画像表示期限設定処理>
図12は、ユーザがデジタル複合機250で原稿を読み取り、その電子情報を電子ペーパーデバイス900(a、b、c)に送信する処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS121で原稿をスキャナ部200のトレイ202にセットする。ステップS122で送信宛先を設定する。この場合は、画像を表示させるための電子ペーパーデバイスを宛先に選択する。指定方法は、電子ペーパーデバイス自身がIPアドレスを持つ場合、IPアドレスを指定する。また、デジタル複合機と電子ペーパーデバイスとを直接、IEEE1394ケーブルやUSBケーブルまたはシリアルケーブル等で接続する場合はそのポートを指定する。
ステップS123において、後に詳述する時間制限設定操作を行い、ステップS124において、その他の画像処理等の設定を行う。ここで設定できる機能の例としては、原稿の特性に適した処理を行うために、文字モード、文字写真モードがある。また、写真モードから選択する原稿タイプ、生成デジタル画像の濃度を調整する機能、画像の鮮明さを調整するためのシャープネス、原稿の紙の色を除去するための地肌除去機能等がある。
以上すべての設定をした後、ステップS125において、スタートボタンを押下すると、原稿のスキャンが開始される。
図13は、図12の操作を行うための操作画面450を例示する図である。宛先表示欄451には現在指定されている宛先が一覧で表示される。宛先入力ボタン452を押下すると、ここでは図示しない宛先入力画面に遷移し、宛先入力が可能になる。消去ボタン453は、既に指定している宛先から、選択されているものを消去する場合に使用する。表示時間制限設定ボタン454は後述する表示時間制限設定を行うときに使用する。表示時間制限設定欄455は現在指定されている表示時間制限を表示する。OKボタン456はこの画面で行う設定を有効にして画面を閉じる際に押下する。キャンセルボタン457はこの画面で行う設定を無効にして画面を閉じる際に押下する。
<時間制限設定操作>
図14は、図12のステップS123における時間制限設定操作の処理の流れを詳細に説明するフローチャートである。電子ペーパーデバイスに画像を表示する期間または表示終了時刻を設定するために、まずステップS141において表示期間設定か表示終了時刻設定かを選択する。時間制限設定操作(図12のS123)の実行時において、図15に示す表示時間制限設定画面が表示される。ステップS141における選択は、図15に示す表示時間制限設定画面460内のラジオボタン461および462のどちらかを有効にすることで可能である。表示期間設定を選択した場合、処理はステップS142に進められる。ステップS142において、表示時間制限設定画面460内のラジオボタン462を選択して、設定欄463に数値を入力して表示期間の設定を行う。一方、表示終了時刻設定を選択した場合、処理はステップS143に進められる。ステップS143において、表示時間制限設定画面460内のラジオボタン461を選択して、設定欄463に数値を入力して表示終了時刻の設定を行う。
ステップS144において、設定確認画面を表示して設定内容を確認する。設定内容が正しければ(S145−YES)、OKボタン464を押下すると、表示時間制限の設定は完了する。ここで設定された表示時間制限に関するデータが表示時間設定データとなる。表示時間制限の設定が完了すると、操作設定画面450内の表示時間制限設定欄455(図13)にその内容が表示される。
一方、キャンセルボタン465を押下すると表示時間制限設定は無効になり処理はステップS141に戻され、再び表示期間または表示終了時刻の選択等を行う。
<画像表示期限実行処理>
以上の設定を行った後、操作部400のスタートボタン402が押下されると、原稿のスキャンが開始される。そして、原稿のスキャンにより読み取られたデータは送信画像フォーマットに変換され、変換された画像データおよび表示時間設定データが電子ペーパーデバイスに送信される。
図16は、電子ペーパーデバイス900(a、b、c)が、デジタル複合機250から送信された画像データおよび表示時間設定データを受信した後に開始する表示時間制御の流れを説明するフローチャートである。
まず、ステップS161において、画像データ等の受信に基づきタイマー851が起動する。表示時刻管理部852は受信した表示時間設定データに基づいて、画像データの表示を制御する。
ステップS162において、表示時刻管理部852が表示時間設定データの基づき表示終了時刻に達したか否かを監視する。
ステップS163において、表示時刻管理部852が設定された表示期間または表示終了時刻に到ったと判定した場合、表示制御部855は、電子ペーパーデバイスに表示されている画面を消去するように表示を制御する。また、画像データ消去部854は、画像データ記憶部853に格納されている画像データを消去して、処理を終了する。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、電子ペーパーデバイスに表示する画像情報に対して表示を可能にする有効期限(表示期間または表示終了時刻)を設定することで、情報漏洩の危険性を低減することが可能になる。
あるいは、本実施形態によれば、電子ペーパーデバイスに表示する画像情報に対して表示を可能にする有効期限を設けることで、個々の電子ペーパーデバイスに対して機密情報の消去操作が不要となる。
(第2実施形態)
第1実施形態ではデジタル複合機250から電子ペーパーデバイスに表示するための画像データを送信する際に、デジタル複合機250側で表示時間設定データを付加する構成を説明した。本実施形態では、受信した画像データの表示期間制限を、個々の電子ペーパーデバイスに対して管理者が設定する構成を説明する。
図17は、電子ペーパーデバイス900に対して、表示時間制限の設定を行う設定用端末950が接続した状態を示す図である。ここで、設定用端末950は専用端末、または設定用のソフトウェアを実行可能な情報処理装置(PC)であっても良い。更に、設定用端末950に代わり設定用ソフトウェアを実行可能なデジタル複合機250であっても良い。
設定端末950を使用して、管理者は、電子ペーパーデバイス900で画像データの表示を可能にする有効期限(表示期間または表示終了時刻設定)の設定を行う。この設定は、例えば、図15に示した表示時間制限設定画面を設定端末950に表示させることで行うことができる。
設定の際、管理者は、管理者であることを証明するための認証情報(例えば、管理者個人を特定するための指紋等の識別情報やパスワード)を入力する。設定端末950で設定された表示時間制限に関する情報(表示時間設定データ)と認証情報とに基づいて、電子ペーパーデバイス900に表示時間設定データが設定される。
図18Aは、本実施形態に係る電子ペーパーデバイス900が有する制御部1850の構成を示すブロック図である。第1実施形態において説明した図8Aの構成と同一の要素に関しては同一の参照番号を付している。同一の参照番号の要素に関しては重複を避けるため説明を省略する。
データ受信処理部1856は、設定端末950で設定された表示時間設定データ及び認証情報とデジタル複合機250から送信される画像データの受信処理を行う。認証処理部1857は、設定端末950において設定された認証情報と、予め設定されている管理者の真正な認証情報とを比較して、設定端末950で設定された認証情報が正しいものか判定する。
図18Bは、電子ペーパーデバイス900における制御部1850が表示時間設定データと認証情報を受信した際の処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS1801において、認証処理部1857は、設定端末950で設定された認証情報が正しいか否かについて、真正な認証情報との比較により判定する。ここで、認証処理部1857が設定端末950で設定された認証情報が正しいと判定した場合、処理はステップS1802に進められる。
ステップS1802において、設定端末950で設定された表示時間設定データが不図示のメモリに保存され、表示時間設定データが電子ペーパーデバイスに設定される。表示時間設定データの設定に従い、タイマー851が起動し、表示時刻管理部852は設定された表示時間設定データ及びタイマー851の計測値に基づいて、格納された画像データを表示するための時間の管理を行う。
そして、ステップS1803において、データ受信処理部1856は、表示時間設定が正常に行われたことを示す情報を設定端末950に送信して処理を終了する。
一方、ステップS1801において、設定端末950で設定された認証情報が、認証処理部1857により正しくない(NG)と判定された場合、処理はステップS1804に進められる。ステップS1804において、データ受信処理部1856は、設定端末950に対して、認証情報が正しくないことと、設定が正常に終了しないことを示す情報とを送信する。
表示時間設定データの設定が正常に行われた電子ペーパーデバイス900に対して画像データが送信された場合、画像データは、第1実施形態で説明したのと同様に処理される。すなわち、電子ペーパーデバイスにより受信された画像データは、画像データ記憶部853に格納される。表示時刻管理部852は、タイマー851により計測される時刻に従い、設定された表示期間または表示終了時刻に到達したか否かの判定を行う。画像データは、表示制御部855の表示制御の下、設定された表示期間または表示終了時刻に到達するまで表示部920に表示される。
表示時刻管理部852が設定された表示期間または表示終了時刻に到ったと判定した場合、この判定結果に従い、画像データ消去部854は、画像データ記憶部853に格納されている画像データを消去する。また、表示制御部855は、画像データに基づいて表示部920に表示されている画面を消去(画面クリア)するように表示を制御する。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、電子ペーパーデバイスに表示する画像情報に対して表示を可能にする有効期限(表示期間または表示終了時刻)を設定することで、情報漏洩の危険性を低減することが可能になる。
あるいは、本実施形態によれば、電子ペーパーデバイスに表示する画像情報に対して表示を可能にする有効期限を設けることで、個々の電子ペーパーデバイスに対して機密情報の消去操作が不要となる。
(第3実施形態)
先の第1及び第2実施形態では、電子ペーパーデバイス側にタイマー851が設けられていた構成を説明したが、本実施形態では、タイマーをデジタル複合機250側に設けて表示時刻の管理を行う構成について説明する。
本実施形態では電子ペーパーデバイスが常にデジタル複合機250からのデータを受信できる状態であることを前提する。例えば、電子ペーパーデバイス、デジタル複合機250の双方ともに、Bluetooth等の無線通信手段を有することが望ましい。
デジタル複合機250から電子ペーパーデバイスに表示用の画像データを送信する際、表示時間制限を設定するユーザの操作手順は第1実施形態と同様である。
図19Aは、第3実施形態のシステムにおいて、電子ペーパーデバイスに送信されるデータ構造550を示す図である。データ構造550は、表示用の画像データ552に、CPU103の制御の下に発生させたシリアル番号551が付加されたものである。
シリアル番号551は、1回の送信処理につき1種類発生されるものであり、シリアル番号551は、コントローラ100内のCPU103で乱数発生処理および演算の実行により求めることが可能である。シリアル番号に基づいて画像データ552を特定することができる。
図19Bは、本実施形態に係る電子ペーパーデバイス900が有する制御部1950の構成を示すブロック図である。第1実施形態において説明した図8Aの構成と同一の要素に関しては同一の参照番号を付している。同一の参照番号の要素に関しては重複を避けるため説明を省略する。
データ受信処理部1956は、デジタル複合機250が送信されるデータ構造550の受信処理を行う。データ受信処理部1956により受信処理されたデータ構造550(シリアル番号551及び画像データ552)は、データ記憶部1953に格納される。そして、格納された画像データ552は、表示制御部855の制御の下、表示部920に表示される。
一方、デジタル複合機250におけるCPU103の制御の下、データ構造550の送信完了時からタイマーの計測が開始される。また、CPU103は、設定された表示時間設定データ及びタイマーの計測値に基づいて、電子ペーパーデバイスにより画像データを表示するための時間の管理を行う。
設定された有効期限(表示期間または表示終了時刻)に到達したと、CPU103が判定した場合、CPU103の制御の下、図20に示すようなデータ構造560(消去命令)が生成され、電子ペーパーデバイスに対して送信される。
図20のデータ構造560は、クリア命令561とシリアル番号551を含む構造になっている。このシリアル番号551は、先に送信した画像データ552に付加されたシリアル番号551と同一のものである。
データ受信処理部1956により、データ構造560が受信処理されると、画像データ消去部854は、データ構造560からシリアル番号551を読み出す。そして、画像データ消去部854は、シリアル番号551に基づいてデータ記憶部1953に格納されている画像データ552を特定し、消去する。また、表示制御部855は、画像データ552に基づいて表示部920に表示されている画面を消去(画面クリア)するように表示を制御する。
デジタル複合機250は、データ構造560(消去命令)を送信すると同時に、CPU103の制御の下、液晶操作パネル401上にシリアル番号551と、消去命令送信時刻を表示し、ユーザに明示する。その際、消去対象となる画像データの概要を示すための画像情報を液晶操作パネル401上に表示することも可能である。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、電子ペーパーデバイスに表示する画像情報に対して表示を可能にする有効期限(表示期間または表示終了時刻)を設定することで、情報漏洩の危険性を低減することが可能になる。
あるいは、本実施形態によれば、電子ペーパーデバイスに表示する画像情報に対して表示を可能にする有効期限を設けることで、個々の電子ペーパーデバイスに対して機密情報の消去操作が不要となる。
(第4実施形態)
第3実施形態の構成においては画像データの消去をタイマーによる時間の計測により自動的に行っていたが、タイマーによる時間の計測によらず、ユーザによる手動の操作により画像データを必要最小限のタイミングで消去することも可能である。
図21は、液晶操作パネル401に表示される消去操作を行うための操作画面470を例示する図である。操作画面470には、消去対象画像一覧471と、画像データの消去を実行する際に押下する消去ボタン472、選択を確定するためのOKボタン473、選択を取り消すキャンセルボタン474が配置される。
消去対象画像一覧471には、画像データの送信時に設定した名称(書類1、2、・・・)、送信時に画像データに付加されたシリアル番号、送信時刻、画像データの管理者名が表示されている。ユーザはこの一覧から、消去すべきものを選択し、消去ボタン472を押下する。OKボタン473が押下されると選択が確定し、キャンセルボタン474が押下されると、消去ボタン472による選択が取り消される。
OKボタン473の押下により消去の対象となる画像データの選択が確定すると、CPU103の制御の下、図22に示す画像消去実行画面480が液晶操作パネル401上に表示される。この画像消去実行画面480には、画像送信時に設定した名称、シリアル番号、送信時刻、管理者名が表示され、更にパスワード入力欄481、消去実行ボタン482、キャンセルボタン483が配置されている。ここで、キャンセルボタン483が押下されると消去ボタン472による選択が取り消される。
消去を実行する際に、第3実施形態で説明したデータ構造550の送信時にパスワード設定した場合は、パスワード入力欄481に設定したパスワードを入力する。パスワードを設定していない場合は空欄のまま、消去実行ボタン482を押下する。消去実行ボタン482の押下により、CPU103は、第3実施形態で説明した画像データを消去するためのデータ構造560(消去命令)を生成し、所定の電子ペーパーデバイス900に対して図20に示すデータ構造560(消去命令)を送信する。
データ構造560(消去命令)が電子ペーパーデバイス900のデータ受信処理部1956(図19B)により受信処理されると、画像データ消去部854は、データ構造560からシリアル番号551を読み出す。そして、画像データ消去部854は、シリアル番号551に基づいてデータ記憶部1953に格納されている画像データ552を特定し、消去する。また、図19Bに示す表示制御部855は、画像データ552に基づいて表示部920に表示されている画面を消去(画面クリア)するように表示を制御する。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、必要最小限のタイミングで画像データの消去を実行することにより、情報漏洩の危険性を低減することが可能になる。
尚、第1乃至第4実施形態では、紙状の原稿をデジタル複合機250で読み取ってデジタル画像データに変換したものを電子ペーパーデバイスに送信する場合について説明した。しかしながら、実際には、送信可能な画像データは、デジタル複合機250が有するハードディスク109内に記憶されている画像データであってもよい。また、ネットワーク500上に存在するデータ等をデジタル複合機250が加工して電子ペーパーデバイス900に送信する場合であっても、同様の処理が可能であることは言うまでもない。
(他の実施形態)
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給することによっても、達成されることは言うまでもない。また、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される。また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るシステムの構成を示す図である。 本実施形態に係るデジタル複合機の構成を示す図である。 本実施形態に係るデジタル複合機における制御システムの構成を示すブロック図である。 スキャナ画像処理部の構成を示す図である。 プリンタ画像処理部の構成を示す図である。 デジタル複合機の操作部を説明する図である。 液晶操作パネルに通常表示される送信画面を例示する図である。 電子ペーパーデバイスが有する制御部の構成を示すブロック図である。 EPD(電気泳動現象を利用したディスプレイ)方式の表示部について示す図である。 TFT部の実現方法でスイッチングトランジスタを付加したマトリックス型表示装置のブロック図である。 TFT部の実現方法でスイッチングトランジスタを付加したマトリックス型表示装置の駆動波形を示す図である。 電子ディスプレイ媒体を説明する図である。 電子ディスプレイ媒体を説明する図である。 電子ディスプレイ媒体を説明する図である。 電子ディスプレイ媒体を説明する図である。 デジタル複合機で原稿を読み取り、その電子情報を電子ペーパーデバイスに送信する処理の流れを説明するフローチャートである。 図12の操作を行うための操作画面を例示する図である。 図12のステップS123における時間制限設定操作の処理の流れを詳細に説明するフローチャートである。 表示時間制限設定画面を例示する図である。 電子ペーパーデバイスが、デジタル複合機から送信された画像データおよび表示時間設定データを受信した後に開始する表示時間制御の流れを説明するフローチャートである。 電子ペーパーデバイスに対して、表示時間制限の設定を行う設定用端末が接続した状態を示す図である。 第2実施形態に係る電子ペーパーデバイスが有する制御部の構成を示すブロック図である。 電子ペーパーデバイスにおける制御部が表示時間設定データと認証情報を受信した際の処理の流れを説明するフローチャートである。 第3実施形態のシステムにおいて、電子ペーパーデバイスに送信されるデータ構造を示す図である。 第3実施形態に係る電子ペーパーデバイスが有する制御部の構成を示すブロック図である。 データ構造(消去命令)を示す図である。 液晶操作パネルに表示される消去操作を行うための操作画面を例示する図である。 液晶操作パネル上に表示される画像消去実行画面を例示する図である。

Claims (18)

  1. 入力されたデータを画像処理する画像処理デバイスと、当該画像処理デバイスにより画像処理された画像データを表示する表示デバイスと、を含む情報処理システムであって、
    前記画像処理デバイスは、
    前記画像データを前記表示デバイスに対して送信する場合に、当該画像データの表示期限を制御するための情報を、当該画像データに設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記表示期限を制御するための情報と、前記画像データとを前記表示デバイスに送信する送信手段と備え、
    前記表示デバイスは、
    前記送信手段により送信された前記表示期限を制御するための情報に基づき、前記送信された画像データの表示期限を管理する管理手段と、
    前記管理手段により前記表示期限に到ったと判定された場合、前記画像データの基づく表示を消去する表示制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記表示デバイスは、
    前記送信手段から送信された前記画像データを格納する格納手段と、
    前記管理手段により前記表示期限に到ったと判定された場合、前記画像データを前記格納手段から消去する画像データ消去手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記表示デバイスは、
    前記画像データの表示期限を制御するための情報と認証情報を入力するための入力手段と、
    前記認証情報が正しいか否かを判定する認証処理手段と、を更に備え、
    前記入力手段により入力された前記認証情報が正しいと前記認証処理手段により判定された場合、前記管理手段は、前記入力手段により入力された前記画像データの表示期限を制御するための情報に基づき、前記画像処理デバイスから送信される画像データの表示期限を管理すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 入力されたデータを画像処理する画像処理デバイスと、当該画像処理デバイスにより画像処理された画像データを表示する表示デバイスと、を含む情報処理システムであって、
    前記画像処理デバイスは、
    前記画像データを前記表示デバイスに対して送信する場合に、当該画像データを特定するための特定情報を生成する特定情報生成手段と、
    前記特定情報生成手段により生成された特定情報と、前記画像データとを前記表示デバイスに送信する送信手段とを備え、
    前記表示デバイスは、
    前記送信手段により送信された前記特定情報と、前記画像データとを格納する格納手段と、
    前記画像データに基づき画像を表示する表示制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  5. 前記画像処理デバイスは、
    前記送信手段による送信完了から前記画像データの表示期限を管理する管理手段と、
    前記管理手段により前記表示期限に到ったと判定された場合、前記画像データの基づく表示を消去するための消去命令を生成する消去命令生成手段とを更に備え
    前記管理手段により前記表示期限に到ったと判定された場合、前記送信手段は、前記消去命令生成手段により生成された前記消去命令と前記特定情報とを前記表示デバイスに送信すること
    を特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記表示デバイスは、
    前記画像データを前記格納手段から消去する画像データ消去手段を更に備え、
    前記送信手段により前記消去命令と前記特定情報とが送信された場合、前記画像データ消去手段は、当該特定情報により特定される画像データを前記格納手段から消去することを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記送信手段により前記消去命令と前記特定情報とが送信された場合、前記表示制御手段は、前記特定情報により特定される前記画像データの基づく表示を消去することを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
  8. 前記画像処理デバイスは、
    前記表示デバイスに送信済みの画像データを一覧表示する表示手段と、
    前記一覧表示から消去対象画像データを選択する選択手段とを更に備え、
    前記消去命令生成手段は、前記選択手段により選択された前記消去対象画像データに基づく表示を消去するための消去命令を生成し、
    前記送信手段は、前記消去命令生成手段により生成された前記消去命令と前記消去対象画像データを特定するための特定情報とを前記表示デバイスに送信することを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  9. 入力されたデータを画像処理する画像処理デバイスと、当該画像処理デバイスにより画像処理された画像データを表示する表示デバイスと、を含む情報処理システムにおいて実行される情報処理方法であって、
    前記画像データを前記表示デバイスに対して送信する場合に、当該画像データの表示期限を制御するための情報を、当該画像データに設定する設定工程と、
    前記設定工程により設定された前記表示期限を制御するための情報と、前記画像データとを前記表示デバイスに送信する送信工程と、
    前記送信工程により送信された前記表示期限を制御するための情報に基づき、前記送信された画像データの表示期限を管理する管理工程と、
    前記管理工程により前記表示期限に到ったと判定された場合、前記画像データの基づく表示を消去する表示制御工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  10. 前記送信工程により送信された前記画像データを格納手段に格納する格納工程と、
    前記管理工程により前記表示期限に到ったと判定された場合、前記画像データを前記格納手段から消去する画像データ消去工程と、を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  11. 前記画像データの表示期限を制御するための情報と認証情報を入力するための入力工程と、
    前記認証情報が正しいか否かを判定する認証処理工程と、を更に備え、
    前記入力工程により入力された前記認証情報が正しいと前記認証処理工程により判定された場合、前記管理工程は、前記入力工程により入力された前記画像データの表示期限を制御するための情報に基づき、前記画像処理デバイスから送信される画像データの表示期限を管理することを特徴とする請求項9または10に記載の情報処理方法。
  12. 入力されたデータを画像処理する画像処理デバイスと、当該画像処理デバイスにより画像処理された画像データを表示する表示デバイスと、を含む情報処理システムにおいて実行される情報処理方法であって、
    前記画像データを前記表示デバイスに対して送信する場合に、当該画像データを特定するための特定情報を生成する特定情報生成工程と、
    前記特定情報生成工程により生成された特定情報と、前記画像データとを前記表示デバイスに送信する送信工程と、
    前記送信工程により送信された前記特定情報と、前記画像データとを格納手段に格納する格納工程と、
    前記画像データに基づき画像を表示する表示制御工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  13. 前記送信工程による送信完了から前記画像データの表示期限を管理する管理工程と、
    前記管理工程により前記表示期限に到ったと判定された場合、前記画像データの基づく表示を消去するための消去命令を生成する消去命令生成工程とを更に備え
    前記管理工程により前記表示期限に到ったと判定された場合、前記送信工程は、前記消去命令生成手段により生成された前記消去命令と前記特定情報とを前記表示デバイスに送信することを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  14. 前記画像データを前記格納手段から消去する画像データ消去工程を更に備え、
    前記送信工程により前記消去命令と前記特定情報とが送信された場合、前記画像データ消去工程は、当該特定情報により特定される画像データを前記格納手段から消去することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  15. 前記送信工程により前記消去命令と前記特定情報とが送信された場合、前記表示制御工程は、前記特定情報により特定される前記画像データの基づく表示を消去することを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  16. 前記表示デバイスに送信済みの画像データを一覧表示する表示工程と、
    前記一覧表示から消去対象画像データを選択する選択工程とを更に備え、
    前記消去命令生成工程は、前記選択手段により選択された前記消去対象画像データに基づく表示を消去するための消去命令を生成し、
    前記送信工程は、前記消去命令生成工程により生成された前記消去命令と前記消去対象画像データを特定するための特定情報とを前記表示デバイスに送信することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  17. 請求項9乃至16のいずれかに記載の情報処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読の記憶媒体。
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