JP2007120156A - グラップル装置及び油圧ショベル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 油圧ショベルSのアーム5の先端に取付けられるブラケット10と、ブラケット10に対して回転可能に設けられるフレーム12と、フレーム12に開閉可能に設けられる一対のトング13と、ブラケット12に設けられるフレーム12の回転駆動機構14と、フレーム12に設けられるトング13の開閉駆動機構15とを備え、地面掘削用のオーガ20をその軸心がフレーム12の回転軸11に沿うようにフレーム12の下側に取付手段30を介して取付可能にした。
【選択図】 図1
Description
そして、このグラップル装置を搭載した油圧ショベルは、例えば、山林などで用いられ、アームを揺動,旋回させるとともにグラップル装置のトングを開閉動作させ、伐採した木材の集材,玉切り,木口揃え,椪積,積込み,荷降ろし,枝条処理などの種々の作業を行なう。
図10に示すように、この掘削機アタッチメントKは、油圧ショベル100のアーム101の先端に取付けられるブラケット102と、地面掘削用のオーガ103と、ブラケット102に設けられオーガ103を回転駆動する油圧モータを備えた回転駆動機構104とを備えて構成されている。
そして、この掘削機アタッチメントKを用いるときは、アーム101の先端のグラップル装置(図示せず)を取外し、掘削機アタッチメントKのブラケット102をアーム101の先端に取付ける。
また、地面に穴を掘削しようとするときは、オーガを取付け手段を介してグラップル装置に取付ける。この状態で、アームを適宜揺動させ、回転駆動機構を駆動してフレームを回転させる。これにより、オーガが回転するので、穴を開けることができる。この場合、もともとある回転駆動機構を用いてオーガを回転させることができるので、即ち、グラップル装置の回転駆動機構をオーガの回転駆動機構として共用できるので、装置の利用効率の向上が図られる。また、グラップル装置全体を取り外すことなく、オーガを取付けて掘削機に容易に変更できるので、変更作業性が向上させられる。
即ち、オーガをグラップル装置に取付ける際には、先ず、トングを開にした状態で、ホルダをベースプレートに第一止着手段により取付ける。この場合、トングを開いた状態でホルダを取り付けるので、取付けスペースが広くなっており、そのため、取付け作業性が向上させられる。次に、トングを閉にする。この場合、トングの開閉が許容されているので、トングがホルダに干渉する事態が防止される。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る油圧ショベルSは、クローラ式の走行体2を備えた車体1と、この車体1に旋回機構3を介して旋回自在に取付けられた旋回体4と、この旋回体4に上下揺動自在に取付けられたアーム5と、アーム5の先端に搭載される本発明の実施の形態に係るグラップル装置Gとを備えている。アーム5は、旋回体4に上下揺動自在に設けられ油圧シリンダで揺動駆動させられるブーム5aと、このブーム5aの先端部に上下揺動自在に設けられ油圧シリンダで揺動駆動させられる作業アーム5bとから構成されている。
また、例えば、伐採後の地面等に植林を行なう場合に、苗木を植える苗木穴を地面に掘削しようとするときは、オーガ20をグラップル装置Gに取付ける。この場合、図4(a)(b)に示すように、先ず、トング13を開にした状態で、ホルダ32の取付けプレート36をベースプレート31に接合させ、第一止着手段33のボルト40をボルト挿通孔37に挿通して雌ネジに41に螺合し、取付けプレート36をベースプレート31に固定して、ホルダ32をベースプレート31に取付ける。また、第二止着手段34のロッド43の一端部をホルダ32の筒部材35に挿通させボルト44及びナット46で止めた状態にする。
この場合、トング13を開いた状態でホルダ32及びロッド43を取り付けるので、取付けスペースが広くなっており、そのため、取付け作業性が向上させられる。
この場合、もし、オーガ20の基端部を直接ベースプレート31に取付けるように取付手段30を構成した場合には、例えば、オーガ20とホルダ32とを一体化した場合には、オーガ20を取付けた後ではトング13がオーガ20に干渉してトング13を閉じることができず、一方、トング13を閉じた状態では、トング13の架設杆17が邪魔になってホルダ32の取付ができなかったり取付を行ないにくくなるが、実施の形態では、トング13を開いた状態でホルダ32をしっかりと取り付け、その後、トング13を閉じた状態で、垂下したホルダ32にオーガ20の基端を取付けるので、取付けが極めて容易になり、取付け作業性が向上する。
ここで、トング13を閉じた状態にしなければならない理由は、オーガ20の回転の際に、トング13が他にぶつかったり、回転しにくくなったりする支障が生じないようにするためである。
取付手段30は、フレーム12の下側に溶接固定されるベースプレート31と、トング13の閉時にトング13に係合してベースプレート31側に押圧保持される腕部54を有しオーガ20の基端を保持するホルダ50と、オーガ20の基端を上記ホルダ50に止着する止着手段51と備えて構成されている。
また、ホルダ50は、取付けプレート53がベースプレート31に接合させられた状態で、上記のトング13が開閉してもその架設杆17が干渉しない長さ寸法に設定され、かつ、トング13の閉時に軸部材52が各トング13の架設杆17の間に臨んで下方に露出する大きさに形成されている。
この場合、もし、オーガ20の基端部を直接ベースプレート31に取付けるように取付手段30を構成した場合には、例えば、オーガ20とホルダ50とを一体化した場合には、トング13がオーガ20に干渉してトング13を閉じることができず、一方、トング13を閉じた状態では、トング13の架設杆17が邪魔になってホルダ50の取付ができなかったり取付を行ないにくくなるが、実施の形態では、トング13によりホルダ50をしっかりと保持し、その後、垂下したホルダ50にオーガ20の基端を取付けるので、取付が極めて容易になり、取付け作業性が向上する。
更に、作業機としては、上記の油圧ショベルSに限定されるものではなく、図9に示すような、作業アーム5が伸張するタイプの油圧ショベルSでもよく、また、本発明を、木材を割るフィンガを備えたスプリッタ等旋回駆動機構を有するアタッチメントに適用してもよく、どのような作業機に適用しても良いことは勿論である。
G グラップル装置
1 車体
5 アーム
10 ブラケット
11 回転軸
12 フレーム
13 トング
14 回転駆動機構
15 開閉駆動機構
16 フィンガ
17 架設杆
20 オーガ
23 筒状体
30 取付手段
31 ベースプレート
32 ホルダ
33 第一止着手段
34 第二止着手段
35 筒部材
36 取付けプレート
37 ボルト挿通孔
40 ボルト
41 雌ネジ
43 ロッド
44,45 ボルト
46,47 ナット
50 ホルダ
51 止着手段
52 軸部材
53 取付けプレート
54 腕部
55 突起
56 位置決め穴
60 ボルト
61 ナット
Claims (4)
- 作業機に揺動可能に設けられるアームの先端に取付けられるブラケットと、該ブラケットに対して回転可能に設けられるフレームと、該フレームに開閉可能に設けられる一対のトングと、上記ブラケットに設けられ上記フレームを回転駆動する回転駆動機構と、上記フレームに設けられ上記トングを開閉駆動する開閉駆動機構とを備えたグラップル装置において、
地面掘削用のオーガをその軸心が上記フレームの回転軸に沿うように上記フレームの下側に取付手段を介して取付可能にしたことを特徴とするグラップル装置。 - 上記各トングは、その開時に上記フレームの下側を開放し、閉時に上記フレームの下側に連通する空間を形成するフィンガを備えて構成され、
上記取付手段を、上記フレームの下側に固定されるベースプレートと、該ベースプレートに着脱可能に取付けられ該取付けられた状態で上記トングの開閉を許容しかつ該トングの閉時において上記オーガの基端の着脱を許容して該オーガの基端を保持するホルダと、上記ベースプレートに上記ホルダを止着する第一止着手段と、上記オーガの基端を上記ホルダに止着する第二止着手段とを備えて構成したことを特徴とする請求項1記載のグラップル装置。 - 上記各トングは、その開時に上記フレームの下側を開放し、閉時に上記フレームの下側に連通する空間を形成するフィンガを備えて構成され、
上記取付手段を、上記フレームの下側に固定されるベースプレートと、上記トングの閉時に該トングに係合して上記ベースプレート側に押圧保持される腕部を有し上記トングの閉時において上記オーガの基端の着脱を許容して上記オーガの基端を保持するホルダと、上記オーガの基端を上記ホルダに止着する止着手段とを備えて構成したことを特徴とする請求項1記載のグラップル装置。 - 上記請求項1乃至3記載のグラップル装置を搭載したことを特徴とする油圧ショベル。
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2005
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