JP2007117709A - シアターコントロール装置およびシアターコントロールシステム - Google Patents

シアターコントロール装置およびシアターコントロールシステム Download PDF

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Hiroyuki Uchiumi
宏之 内海
Hiroshi Yamane
啓史 山根
Akihisa Ogawa
明久 小川
Naoki Kihara
直樹 木原
Yukihisa Saito
幸久 齋藤
Haruki Ishizaka
春樹 石坂
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Nippon Telegraph and Telephone West Corp
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Abstract

【課題】デジタル記録された本編コンテンツを含む1幕を自動的に上映することができ、また、複数の幕を上映するに際して本編コンテンツなどの電子コンテンツが各幕間で異なる場合でも、各幕を上映するための機器設定を自動的に行うことが可能なシアターコントロール装置を得る。
【解決手段】デジタル記録された幕間CM、有料CM、予告編、本編コンテンツの複数指定、各コンテンツの再生順序および再生開始条件、前記各コンテンツを再生出力する場合のコンテンツサーバ301、プロジェクタ302およびバリマスク305、ステージ照明機器306などの機器設定を1上映シーケンスデータとして登録可能な設定マネージャ100と、この設定マネージャ100に登録された1上映シーケンスデータに基づいて制御対象機器に対する制御指示を制御インターフェース161a〜163bを介して出力するSTEPシーケンサ120とを備えた構成とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、上映機器や劇場設備機器を1幕単位でシーケンス制御するシアターコントロール装置、およびこのシアターコントロール装置を利用したシアターコントロールシステムに関する。
上映劇場では、開場から終映までに上映されるコンテンツ群により1幕を構成している。一般に、1幕中に再生出力されるコンテンツ群には、広告と予告編を含む告知コンテンツと、本編コンテンツと、その他背景音楽やアナウンスの音声コンテンツとが含まれる。
広告コンテンツは、テレビ放映される広告フィルムが流用されることが多く、予告編コンテンツや本編コンテンツとは画郭サイズが異なる。このため、広告コンテンツと予告編コンテンツの間に、投影画像の拡大率変更、音響プロセッサの入力モード変更、バリマスクの調整などが行われる。また、劇場内の照明なども観客の移動を考慮して適宜に変更する必要がある。これらの機器設定を劇場スタッフがすべて行うのは作業負担が大きく、これを軽減するため、1幕単位で上映機器や劇場設備機器の機器設定を自動的に行うようにしたシアターコントロール装置が利用されている。
例えば、1幕を構成する各コンテンツごとに再生機器(VTR装置)を用意し、各再生機器装置ごとにその再生時における他の上映機器や劇場設備機器の設定をプリセット可能とし、シーケンス制御により1幕中の各種設定を自動的に行うシアターコントロール装置がある(特許文献1参照)。
特開昭63−70304号公報
しかしながら、近年のデジタルコンテンツ技術の発達に伴い、デジタル記録された本編コンテンツによる上映が開始されている。このようにデジタル記録された本編コンテンツを上映する場合、上映機器の主たる装置としては、外部ストレージにデジタル記録された本編コンテンツをネットワークを介して受信・再生し、または内部記憶装置にデジタル記録された本編コンテンツを再生する1台のデジタル再生機器と、再生映像データをスクリーンに投影するプロジェクタと、再生音声データをスピーカより出力する音響プロセッサとが利用される。従って、例えば、同じ日に、1幕目に上映した本編コンテンツとは別の本編コンテンツを2幕目に上映する場合や、告知コンテンツとして1幕目と異なるデジタルコンテンツを上映するような場合でも同じデジタル再生機器で再生させることになる。ところが、特許文献1のシアターコントロール装置は、1幕中の上映コンテンツ数に対応する数の再生機器と制御設定キー群を1対1で対応させるものであり、上記のような構成の上映機器に対応することができない。
そこで、この発明の課題は、デジタル記録された本編コンテンツを含む1幕を自動的に上映することができ、また、複数の幕を上映するに際して本編コンテンツなどの電子コンテンツが各幕間で異なる場合でも、各幕を上映するための機器設定を自動的に行うことが可能なシアターコントロール装置を得ることにある。
上記の課題を解決するため、この発明は、デジタル記録された本編コンテンツの指定、この本編コンテンツと共に1幕を構成する各種のコンテンツの指定、前記本編コンテンツと前記各種のコンテンツの再生順序および再生開始条件、前記本編コンテンツと前記各種コンテンツを再生出力する場合の上映機器および劇場設備機器の機器設定を1上映シーケンスデータとして登録可能な制御シーケンス設定装置と、前記制御シーケンス設定装置に登録された1上映シーケンスデータに基づいて制御対象機器に対する制御指示を制御インターフェースを介して出力するプログラム実行装置とを備えた構成とした。
なお、本編コンテンツは、電子化された映画コンテンツである。各種のコンテンツは、例えば、予告編コンテンツ、広告コンテンツなどの告知コンテンツ、背景音楽やアナウンスの音声コンテンツであり、電子コンテンツ、アナログコンテンツのいずれでもよい。
上映機器には、少なくとも本編コンテンツの再生出力に関するデジタル機器が含まれ、各種のコンテンツに対応した再生出力に関する機器が選択的に含まれる。
デジタル機器としては、例えば、ネットワークを介して取得した本編コンテンツをデジタル記録し、これを再生することが可能なコンテンツサーバ、本編コンテンツの記録媒体を再生するデジタルプレーヤなどのデジタル再生機器、デジタル再生機器の映像出力を受けてスクリーンに投影するプロジェクタ、デジタル再生機器の音声出力を受けてスピーカの音響制御を行う音響プロセッサが挙げられる。
各種のコンテンツに対応した再生出力に関する機器としては、例えば、前記デジタル機器を利用することができるのは勿論であり、別途、電子広告コンテンツを再生するシネアドプレーヤ、電子予告編コンテンツを再生する予告編プレーヤ、AV入出力切替機、AV入出力変換機、フィルム映写機、テープ記録媒体の再生装置などを選択的に含めることができる。
劇場設備機器は、前記上映機器を除く劇場付属機器であり、例えば、バリマスク、場内照明機器、火災報知機器などである。
上記構成によれば、1幕の構成に基づいた上映機器や劇場設備機器の制御内容が、制御シーケンス設定装置を用いることにより予め1上映シーケンスデータとして登録される。プログラム実行装置が1上映シーケンスデータに基づいて制御インターフェースから制御指示を出力することにより、1幕を構成する本編コンテンツおよび各種コンテンツが、再生順序と再生開始条件に従って上映機器により順次に再生出力され、上映機器および劇場設備機器が各コンテンツの再生出力に適した設定に変更される。その結果、デジタル記録された本編コンテンツを含む1幕が自動的に上映される。
また、上記構成によれば、1上映シーケンスデータが1幕に対応するため、複数の幕を上映するに際して本編コンテンツなどの電子コンテンツが各幕間で異なる場合でも、複数の上映シーケンスに異なるコンテンツや制御内容を登録することにより、各幕を上映するための機器設定を自動的に行うことができる。
上記構成において、前記1上映シーケンスデータに前記上映機器としてフィルム映写機の指定を登録可能とし、前記制御インターフェースにフィルム映写機を接続可能とした構成を採用すれば、各種コンテンツとしてフィルムコンテンツが含まれる1幕の上映に際し、係員によりフィルム映写機による上映とデジタル再生機器による上映とを切り替える必要がなくなり、その結果、フィルムコンテンツとデジタル記録された本編コンテンツで混成された1幕を自動的に上映可能にしつつ、運用負担を軽減することができる。
上記構成において、前記プログラム実行装置の処理履歴情報を記録するログ管理装置を備えた構成を採用すれば、処理履歴情報から機器の障害兆候を把握することができ、また、広告依頼主は、広告コンテンツが予定通りに上映されたことを確認することが可能になる。
上記構成において、前記上映機器から送信された機器状態情報を記録する状態管理装置を備えた構成を採用すれば、上映機器の状態を一括管理することができる。
また、前記状態管理装置を利用することにより、前記機器状態情報の内容または受信状況に基づいて機器異常を監視する緊急対応装置を備え、前記制御シーケンス設定装置により前記機器異常に対応するための緊急シーケンスデータを登録可能とし、前記緊急対応装置が、検出した機器異常に応じた緊急シーケンスデータを前記プログラム実行装置に実行させる構成を採用すれば、緊急対応装置により機器異常の自動復旧を図ることができる。
上記のように機器状態情報の送信可能な上映機器としては、DCI(Digital Cinema Initiatives)に準拠した機器など、デジタルに対応したものが挙げられる。
また、上記構成において、前記上映機器に遅れ時間をもって連動させる予備上映機器の設定を前記1上映シーケンスデータに登録可能とし、前記制御インターフェースに予備上映機器を接続可能とし、前記上映機器と前記予備上映機器とを切り替え可能とした構成を採用すれば、仮にAコンテンツの上映継続が困難な機器異常が上映機器に生じた場合でも、予備上映機器による再生出力を速やかに開始することができる。ここで、予備上映機器は、上映機器に対し遅れ時間をもって連動再生するので、Aコンテンツと同一内容のコンテンツを予備上映機器に再生させておけば、観客に対して、Aコンテンツを遅れ時間分だけ時間的に戻ったところから再生出力させることができる。
また、上記構成において、ネットワーク通信装置を備え、前記ネットワーク通信装置を介して前記制御シーケンス設定装置に対し前記上映シーケンスデータを登録可能とし、前記ネットワーク通信装置を介して前記機器状態情報、前記処理履歴情報、及び前記機器異常の発生を示す機器異常情報のうち、1以上の情報を予め登録された通知先に送信可能とし、前記ネットワーク通信装置の受信した制御指示により前記緊急対応装置が緊急シーケンスデータを実行するようにした構成を採用すれば、上映シーケンスデータの設定と、前記1以上の情報の遠隔監視が可能になる。ここで、前記処理履歴情報に基づいて上映機器等の動作を分析することができ、前記機器状態情報及び前記機器異常情報はいずれも上映機器の状態を示す情報であるから、前記1以上の情報の遠隔監視により上映機器の状態把握および復旧を遠隔地から迅速に行うことが可能になる。その結果、係員が劇場の機器設置室に常駐する必要性をなくすことができる。
具体的には、上記のようにネットワーク通信装置を備えたシアターコントロール装置と、このシアターコントロール装置とネットワークを介して接続された通信装置とを含み、前記通信装置と前記シアターコントロール装置との間で、前記制御シーケンス設定装置に登録される上映シーケンスデータを送受信可能に設けたシアターコントロールシステムを構成することにより、上映シーケンスデータの遠隔設定が可能なシアターコントロールシステムが実現され、その結果、複数のシアターコントロール装置に対し、上映シーケンスデータの遠隔設定と集中管理を行うことができる。
さらに、上記シアターコントロールシステムにおいて、前記通信装置により前記機器状態情報および前記処理履歴情報のうち、1以上の情報の取得を可能とし、前記シアターコントロール装置を、前記ネットワークを介して受信した取得要求に応じた情報を前記通信装置に送信するように設けた構成を採用することにより、上映機器の一括管理、機器異常の把握、復旧が遠隔地にいながら可能なシアターコントロールシステムが実現され、その結果、複数の上映劇場を集中管理することができる。
より具体的には、前記通信装置と接続されており、前記シアターコントロール装置と前記通信装置との間で送受信される上映シーケンスデータと、前記通信装置の受信した前記機器状態情報および前記処理履歴情報のうち、1以上の情報とを蓄積するデータベース装置を備えたシアターコントロールシステムとすれば、例えば、シーケンスデータを蓄積することにより、各劇場に設定するシーケンスデータ(上映シーケンスデータ、緊急シーケンスデータ)を一括管理することができ、シアターコントロール装置側に設定されているシーケンスデータと、データベース装置に蓄積されたシーケンスデータとを照合することにより設定状況を確認することができる。また、前記機器状態情報および前記処理履歴情報を蓄積することにより、各劇場での一定期間の上映状況を容易に確認することができ、各劇場の管理に反映することができる。
上述のように、この発明によれば、デジタル記録された本編コンテンツを含む1幕を自動的に上映することができ、また、複数の幕を上映するに際して本編コンテンツなどの電子コンテンツが各幕間で異なる場合でも、各幕を上映するための機器設定を自動的に行うことが可能なシアターコントロール装置を得ることができる。
以下、この発明の実施形態に係るシアターコントロール装置を添付図面に基づいて説明する。図1は、このシアターコントロール装置の機能を概念的に示した機能ブロック図であり、図2は、このシアターコントロール装置の回路ブロック図であり、図3は、このシアターコントロール装置の外観図である。
図2、図3に示すように、このシアターコントロール装置は、箱体のケーシングに格納された外部電源供給装置10と、メインボード20とを備えている(以下、このシアターコントロール装置のことをシアターコントロールBOX1という)。メインボード20は、コンピュータ21と、バス(BUS)22を介してコンピュータ21に接続された記憶保持装置23および24と、各種の制御インターフェース25a〜25eと、ネットワーク通信と各種の制御に兼用される通信制御インターフェース26と、制御インターフェース25a〜25eに接続される信号線のコネクタボード27、28とを有する。なお、通信制御インターフェースの「各種の制御」とは、ネットワーク2を介して受信した制御指示に基づいて各機器を制御することである。
メインボード20には、制御インターフェース25a〜25eに接続された機器の状態を示すアラームランプ11aの表示ボード11と、制御インターフェース25a〜25eに接続された上映機器に広告(CM)コンテンツを指定するためのシネアド選択キー12a、13aを設けた入力ボード12、13と、コンピュータ21に各種の制御指示を手動入力するためのシーケンス制御キー14a〜14gを設けた入力ボード14と、コンピュータ21、記憶保持装置23および24の保持する情報を表示するための液晶パネル15aを設けたLCDボード15と、記憶保持装置23の保持するプログラムを指定するためのプログラム選択キー16aおよび選択プログラムを表示するランプ16bを設けた入力・表示ボード16とが接続されている。
上記のハードウェア構成を含むシアターコントロールBOX1は、図1に示すように、機能的に各種の装置が具現化されるプログラマブル制御装置となっている。以下、図2、図3に示した符号を適宜引用しつつ具体的に説明する。
設定マネージャ100は、デジタル記録された本編コンテンツの指定、この本編コンテンツと共に1幕を構成する各種のコンテンツの指定、前記本編コンテンツと前記各種のコンテンツの再生順序および再生開始条件、前記本編コンテンツと前記各種コンテンツを再生出力する場合の上映機器および劇場設備機器の機器設定を1上映シーケンスデータとして記憶保持装置23のシーケンスデータ格納部101に登録可能な制御シーケンス設定装置に相当し、記憶保持装置23に保持されたプログラムによりコンピュータ21を含む上記ハードウェア上に実現される。
具体的には、上映シーケンスデータは、記憶保持装置23に保持されたLANドライバ110によりコンピュータ21、NIC(Network Interface Card)26のEthenet I/Fポート111などで実現されるネットワーク通信装置を介して、外部端末またはネットワーク2に接続されたサーバなどから設定マネージャ100に入力されるようになっている。設定マネージャ100は、受信した上映シーケンスデータをシーケンスデータ格納部101に登録・管理する。シーケンスデータ格納部101には、複数(この実施形態では、ランプ16bで表示可能な数となっている)の上映シーケンスデータを格納することができる。
また、設定マネージャ100は、コンピュータ21を含む上記ハードウェアに対して、上記通信装置を介して受信した各種のパラメータを記憶保持装置23のパラメータ格納部102に登録・管理させ、上記通信装置を介して外部端末やサーバに上映シーケンスデータ、パラメータを閲覧させる機能を有する。
パラメータ格納部102に登録されるパラメータとしては、ネットワーク2を経由してシアターコントロールBOX1にログインするための識別情報(この実施形態では、ID番号)やパスワード、制御インターフェース25a〜25eに接続される各機器のデバイスデータ(通信パラメータ)、上記ネットワーク通信装置のLAN設定データ、上記ネットワーク通信装置を介して情報を送受信する外部端末やサーバの通信先データなどが挙げられる。
前記上映シーケンスデータの一例を図4に概念的に示す。この上映シーケンスデータ200に記述可能な設定事項は次の通りである。
201:登録番号
この設定により、上映シーケンスデータの選択が可能になる。
202:各シーケンスSTEPにおいて上映するコンテンツの区分(幕間CMコンテンツ(以下、単に幕間CMという)、有料CMコンテンツ(以下、単に有料CMという)、予告編コンテンツ(以下、単に予告編という)、本編コンテンツ(以下、単に本編という)の設定
この設定により、1幕の構成に応じた本編コンテンツと各種のコンテンツの再生順序を設定することが可能になる。
203:予めデジタル記録された本編コンテンツに割り当てられた上映指定番号(001〜009)の設定
この設定により、上映指定番号のコンテンツの再生指示が上映機器に自動的に送信され、シーケンスSTEPごとに1つのコンテンツが再生される。
上映指定番号は、外部ストレージにデジタル記録された本編コンテンツや内部記憶装置にデジタル記録された本編コンテンツごとに予め割り当てられる。
204:プロジェクタのON/OFF設定
205:プロジェクタのMUTE/OFF設定
これらの設定により、各シーケンスSTEPにおいて上映される上記(203)のコンテンツに対応するプロジェクタの出力制御が自動化される。
206:フィルム映写機のSTART/STOP設定
フィルム映写機を予備上映機器としてデジタル再生機器に連動させることが可能になる。
207:場内照明のON/OFF設定
208:ステージ照明のON/OFF設定
209:誘導灯のON/OFF設定
これらの設定により、1幕の構成に応じて、また各シーケンスSTEPにおいて上映される上記(203)のコンテンツに応じて場内の照明が自動的に調整される。
210:バリマスクの画郭サイズ(CINE、VISTA、TV)設定
211:スキャンコンバータの画像拡大率(75%、100%、105%、133%)設定
これらの設定により、各シーケンスSTEPにおいて上映される上記(203)のコンテンツに応じてスクリーンへの画像投影サイズが自動的に調整される。
212:音響プロセッサの音響入力モード(NoSync1、NoSync2、6ch)設定
213:音響プロセッサの音量(0〜100段階)設定
これらの設定により、1幕の構成に応じて、また各シーケンスSTEPにおいて上映される上記(203)のコンテンツに応じて場内の音響環境が自動的に調整される。
214:シーケンスSTEPの実行待ち時間(0〜999秒)設定
215:シーケンスSTEPのスタートタイミング(前ステップ終了、幕間CMコンテンツ終了、有料CMコンテンツ終了、予告編終了、本編終了、エンドロール受信)設定
これらにより、各シーケンスSTEPが自動的に実行される。また、上映機器と予備上映機器とを遅れ時間をもって連動させることが可能になり、各シーケンスSTEP間の実行間隔を自在に設定することが可能になる。
上記の上映シーケンスデータ200では、シーケンスSTEP1を、開場から幕間CMコンテンツ上映の直前までに実行させる機器設定とし、シーケンスSTEP2を、幕間CMコンテンツの上映時に実行させる機器設定とし、シーケンスSTEP3を、有料CMコンテンツの上映時に実行させる機器設定とし、シーケンスSTEP4を、予告編の上映時に実行させる機器設定とし、シーケンスSTEP5を、本編の上映時に実行させる機器設定とし、シーケンスSTEP6を、本編上映後に予備上映機器としてのフィルム映写機を遅れ時間もって連動させる機器設定とし、シーケンスSTEP7を、コンテンツサーバから本編のエンドロール受信情報が送られた時に実行させる機器設定とし、シーケンスSTEP8を、コンテンツサーバから本編の終了受信情報が送られた時に実行させる機器設定とした対応となっている。
なお、上記の上映シーケンスデータ200は一例であり、制御対象機器の制御コマンドに基づいて設定項目を変更、追加等することができる。シーケンスSTEPの設定可能数は、適宜に定めればよい。
図1に示したSTEPシーケンサ120は、コンピュータ21を含む上記ハードウェアと、記憶保持装置23に保持されたプログラムからなり、上映シーケンスデータに基づいて制御対象機器に対する制御指示を制御インターフェース25a〜25eを介して出力するプログラム実行装置に相当し、記憶保持装置23に保持されたプログラムによりコンピュータ21を含む上記ハードウェア上に実現される。
1のシーケンスSTEP中の設定事項には、実行順序が定められており、STEPシーケンサ120は、この実行順序に従って各制御指示を出力させるようになっている。実行順序は、適宜に定めることができる。例えば、上記の上映シーケンスデータ200を例にすると、プロジェクタのMUTE制御(205)→フィルム映写機制御(206)→場内照明制御(207)→ステージ照明制御(208)→バリマスク制御(210)→音量および上映関連制御(211)、(212)、(213)→プロジェクタ動作関連制御(204)、シーケンスSTEPのスタートタイミング制御(215)と定めることができる。
また、STEPシーケンサ120は、各種の手動キー12a〜14g、16aが操作されると、記憶保持装置23に保持され、これらの入力を管理するキーマネージャ130から信号を受け取り、この信号に対応した制御指示を出力するようになっている。なお、キーマネージャ130は、記憶保持装置23に保持されたプログラムによりコンピュータ21を含む上記ハードウェア上に実現される。
具体的には、プログラム選択キー16aによりシーケンスデータ格納部101に登録された上映シーケンスデータの1つが任意に選択されると、STEPシーケンサ120は、キーマネージャ130からの信号を設定マネージャ100に送信するようになっている。なお、選択された上映シーケンスデータの登録番号がランプ16bの点灯により表示される。
上映シーケンスデータが選択された状態でシネアド選択キー12a、13aのいずれかが押されると、STEPシーケンサ120は、キーマネージャ130からの信号を設定マネージャ100に送信し、設定マネージャ100は、この信号に予め対応付けられた幕間CMまたは有料CMを、選択された上映シーケンスデータに登録し、選択された上映シーケンスデータをSTEPシーケンサ120に送信し、STEPシーケンサ120は、受信した上映シーケンスデータによるシーケンス制御を開始する。
ここで、上映シーケンスデータ200に基づいて幕間CMまたは有料CMの指定登録の具体例を述べると、幕間CMまたは有料CMが予めデジタル記録された電子コンテンツの場合には、シネアド選択キー12a、13aのそれぞれに対応する指定番号を幕間CMまたは有料CMごとに割り当て可能とし、シネアド選択キー12a、13aの操作に応じて設定マネージャ100がその指定番号をシーケンスSTEP2、3の設定事項(203)に登録するように構成することができる。なお、設定マネージャ100により指定番号を予めシーケンスSTEP2、3の設定事項(203)に登録可能とし、シネアド選択キー12a、13aのいずれかが操作されるとSTEPシーケンサ120がシーケンス制御を開始するように設定可能とすればよい。
また、幕間CMまたは有料CMがフィルムコンテンツとしてフィルム映写機にセットされる場合には、シネアド選択キー12a、13aのいずれかが操作されるとSTEPシーケンサ120がシーケンス制御を開始するように設定可能とし、設定マネージャ100によりシーケンスSTEP2〜4の設定事項(205)、(206)に登録する制御指示によりプロジェクタとフィルム映写機間で上映切替を適宜に実現させればよい。
STEPシーケンサ120の出力する制御指示は、状態管理・ログマネージャ140に送られる。状態管理・ログマネージャ140は、前記プログラム実行装置の処理履歴情報を記録するログ管理装置、および上映機器から送信された機器状態情報を記録する状態管理装置に相当し、記憶保持装置23に保持されたプログラムによりコンピュータ21の内蔵クロック150を利用して上記ハードウェア上に実現される。
状態管理・ログマネージャ140は、制御インターフェース25a〜25eを各種の上映機器および劇場設備機器の制御インターフェース161a〜163bとして割り振り、かつ制御対象機器との間の通信を制御するデバイスマネージャ160に対してSTEPシーケンサ120の制御指示を送信する。デバイスマネージャ160は、制御対象機器の接続された制御インターフェースから出力する。すなわち、状態管理・ログマネージャ140、デバイスマネージャ160を介して制御インターフェースから出力される。なお、デバイスマネージャ160は、記憶保持装置23に保持されたプログラムによりコンピュータ21を含む上記ハードウェア上に実現される。
ここまでの構成により、STEPシーケンサ120が1上映シーケンスデータの全シーケンスSTEPを実行すると、デジタル記録された複数のコンテンツが再生順序と再生開始条件に従って上映機器により再生出力され、上映機器および劇場設備機器が各コンテンツの再生出力に適した設定に調整される。その結果、1幕の上映が自動的に行われる。
なお、STEPシーケンサ120は、デバイスマネージャ160により制御インターフェース25dに割り振られた制御インターフェース162dに接続される各種照明の設定、制御インターフェース162cに接続されるバリマスクの画郭サイズ設定の制御指示を制御インターフェース25dに備わる各種の設備機器制御キーの手動操作に応じて出力するようになっている。
さらに、STEPシーケンサ120は、クロックタイマによるシーケンスの自動制御開始も可能となっている。
また、シーケンス制御キー14a(以下、SKIPキー14aという)が手動操作されると、STEPシーケンサ120は、実行中のシーケンスSTEPをスキップして次のシーケンスSTEPを実行するようになっている。
また、シーケンス制御キー14b(以下、RESTEPキー14bという)が手動操作されると、STEPシーケンサ120は、実行中のシーケンスSTEPを再実行するようになっている。
また、シーケンス制御キー14g(以下、切替キー14gという)が手動操作されると、STEPシーケンサ120は、設定マネージャ100により予めシーケンスデータ格納部101に登録された切替シーケンスデータを参照し、上映機器による上映を停止し、予備上映機器による上映に切り替える。
例えば、上映機器がコンテンツサーバ、プロジェクタなどのデジタル機器であり、予備上映機器としてフィルム映写機が接続されている場合、STEPシーケンサ120は、デジタル機器をOFF制御し、音響プロセッサ、場内照明機器、ステージ照明機器、誘導灯、バリマスクの制御をフィルム映写機の制御器に切り替える。これにより、デジタル機器からフィルム映写機によるコンテンツの再生出力に切り替えられる。
また、予備上映機器がデジタル機器の場合、STEPシーケンサ120は、上記の各機器の制御を続行し、予備上映機器の再生出力系統に切り替える。
上記の状態管理・ログマネージャ140は、デバイスマネージャ160を介して、作動中の上映機器のうち、デジタル機器(コンテンツサーバ、プロジェクタ、音響プロセッサ、シネアドプレーヤ、予告編プレーヤ、予備コンテンツサーバなど)の制御インターフェース161a〜161fであるものに対し、定期的に機器状態情報の送信要求を送信し、返信された機器状態情報を状態管理データ141として記憶保持装置23に記録する。また、状態管理・ログマネージャ140は、STEPシーケンサ120からの出力に基づいて、少なくともシーケンスログデータを含む処理履歴情報を状態管理データ141として記憶保持装置23に記録するようになっている。
状態管理データ141は、図5に概念的に示すように、デジタル機器状態管理データ142とアナログ機器状態管理データ143に分けて各機器ごとに記録され、クロック150による時刻記録と共に、最新のものを最上位として機器状態情報および各種の処理履歴情報を一体的にまとめて記録するようになっている。
一例を述べると、デジタル機器状態管理データ142では、機器状態情報142aとしてデジタル機器から受信した信号により、ステータスの取得時刻、ステータスの内容(正常/異常、ON/OFF等)が記録される。また、STEPシーケンサ120が実行したデジタル機器に関する処理履歴情報142b(STEP処理時間と処理内容とからなるシーケンスログデータを含む)も記録される。
一方、アナログ機器状態管理データ143では、フィルム映写機のトリガー信号により機器状態情報143a(幕間上映開始/終了等)が記録される。また、STEPシーケンサ120が実行したアナログ機器に関する処理履歴情報143b(STEP処理時間と処理内容とからなるシーケンスログデータを含む)も記録される。
また、状態管理・ログマネージャ140は、状態管理データ141から上映に関わる情報(幕間CM、有料CM、予告編、本編など)を抽出した後、上記パラメータ格納部102に登録された通知先データに基づき、上記ネットワーク通信装置とネットワーク2を介して外部端末やサーバ等に送信する機能を備える。この送信は、外部端末やサーバ等の送信要求やシーケンス制御により行うことができる。
上記状態管理データ141は、緊急対応マネージャ170により監視されるようになっており、また、状態表示マネージャ180からの取得要求に応じて状態管理・ログマネージャ140により状態表示マネージャ180に対して送信される。
状態表示マネージャ180は、受信した状態管理データ141に基づき、LCDボード15を介して液晶パネル15aに各機器の機器異常情報や機器状態情報を表示する機能と、STEPシーケンサ120に対するシーケンス制御の処理履歴情報の取得要求送信と該当情報の受信をリアルタイムで実行し、次シーケンスSTEPの処理内容を液晶パネル15aに表示する機能などを有し、記憶保持装置23に保持されたプログラムによりコンピュータ21を含む上記ハードウェア上に実現される。
一方、緊急対応マネージャ170は、機器状態情報142a、143aの内容または受信状況に基づいて機器異常を監視する緊急対応装置に相当し、記憶保持装置23に保持されたプログラムによりコンピュータ21を含む上記ハードウェア上に実現される。
緊急対応マネージャ170による処理フローを図6(a)に基づいて説明する。緊急対応マネージャ170は、状態管理データ141を参照することにより、機器異常が発生していないか否かを定常的に検出し続け(S1)、機器異常を検出した場合には、コンテンツの上映に影響する機器異常か否かを判断し(S2)、該当する場合は上映中か否かを判断し(S3)、上映中である場合には、上映停止処理を実行する(S4)。ここで、上映中でない場合、または上記(S2)で上映に影響しないと判断した場合には、そのままSTEPシーケンサ120による制御が続行される(S5)。
上記(S4)、(S5)の後、緊急対応マネージャ170は、LCDボード15を介して液晶パネル15aにより機器異常の内容を表示し(S6)、表示ボード11を介してアラームランプ11aをその機器異常に予め定められた点灯状態とし(S7)、上記ネットワーク通信装置を介して上記通知先データの外部端末やサーバ等に機器異常の発生を示す機器異常情報を送信する(S8)。
上記各処理をより具体的に述べると、上記(S1)における緊急対応マネージャ170の機器異常検出は、次の機能により実現することができる。すなわち、カットリレー信号を監視する機能、状態管理データ141の機器状態情報の最新記録に一定時間を経過しても機器からの応答がない「通信異常」、機器が突発的に停止したことを示す「制御不能」、入力モードの切り替え失敗を示す機器状態情報が記録されていた場合に機器異常と判断する機能、また、最新の処理履歴情報の制御シーケンスの値(上記設定事項において記述される)と最新の機器状態情報とを対比し、これらが不一致の場合に機器異常と判断する機能である。
上記機器異常情報は、シアターコントロールBOX1の識別情報と、機器異常の内容を示す情報とを含む。機器異常の内容を示す情報は、緊急対応マネージャ170が上記状態管理データ141から所定の情報を抽出する構成、又は特定の機器異常の検出結果に予め対応付けられたエラー信号を生成する構成を採用することができる。以下では、少なくとも上記識別情報と、上記抽出情報又はエラー信号とを含む機器異常情報を、単にエラーデータと呼ぶ。
上記(S2)における緊急対応マネージャ170の機器異常判断は、設定マネージャ100により、上映に影響する機器異常のリストを上記シーケンスデータ格納部101に登録可能とし、緊急対応マネージャ170が、検出した機器異常と一致するものを予め登録されたリストから検索し、ヒットした場合に緊急対応上映続行不可と判断するように設けることにより実現することができる。
上記(S4)における緊急対応マネージャ170の上映停止処理は、設定マネージャ100により、上記シーケンスデータ格納部101に予め緊急シーケンスデータを登録可能とし、緊急対応マネージャ170が、検出した機器異常に対応するデータを検索し、ヒットした場合にこれをSTEPシーケンサ120に実行させるように設けることにより実現することができる。上映に影響する機器異常は予め想定することが可能であるから、図6(b)に緊急シーケンスデータを概念的に例示するように、各種の機器ごとにSTEPシーケンサ120に実行させる制御内容をプログラム記述しておけばよい。
上記のような緊急対応シーケンスにより、上記(S4)では、緊急対応マネージャ170が、該当する緊急対応シーケンスの実行制御指示をSTEPシーケンサ120に送信することによりコンテンツの上映を停止させることができる。
なお、上記(S2)において上映続行が可能な事例としては、例えば、予備上映機器の機器異常や、プロジェクタの中にはランプ交換を示す機器状態情報を検出した場合が挙げられる。これらの場合にも、緊急対応マネージャ170や状態表示マネージャ180により、機器異常の内容を表示させることにより、計画的な保守運用が可能となり、重大な機器異常の発生を動的に予防することができる。
上記(S8)までが実行されることにより、係員等は、ネットワーク2を介してシアターコントロールBOX1に接続した外部端末や、アラームランプ11a、液晶パネル15aの表示から機器異常の内容を判断し、その内容に応じて配線回りを調査することができ、RESTEPキー14bを操作することによりSTEPシーケンサ120による機器の再起動ができ、また、SKIPキー14aにより問題のないシーケンスSTEPを飛ばして自動上映の復旧を迅速に図ることができる。
また、係員は、復旧に時間を要すると判断した場合、切替キー14gを操作することにより、予備上映機器(この実施形態では上記のフィルム映写機)に切り替えて自動上映の復旧を迅速に図ることができる。
以下、シアターコントロールBOX1の第1使用例に基づいてその動作を説明する。図7に上記のシアターコントロールBOX1によりデジタルシアターを構成した第1使用例を示し、図8に第1使用例のシステムフローを示す。図7に示すように、シアターコントロールBOX1には、コンテンツサーバ301、プロジェクタ302、コンテンツサーバ301の再生音声を出力する音響機器(プロセッサ)303、フィルム映写機304、ステージ照明機器306、場内照明機器307、誘導灯308、バリマスク305、状態表示装置309、カットリレー310が接続されている。
コンテンツサーバ301、プロジェクタ302は、DCI準拠のものが利用されている。コンテンツサーバ301は、内部記録装置にデジタル記録されたコンテンツを再生し、機器状態情報(コンテンツの再生開始、終了、エンドロールの受信開始などの処理内容や処理時刻、各種のステータス情報など)の送出機能を有する。
プロジェクタ302は、各種設定のプリセット機能、画面モード指定などが可能となっている。コンテンツサーバ301の映像再生データをスクリーンに投影出力する。音響機器303は、各種の入力切替、MUTE機能、状態確認機能などを有する。
コンテンツサーバ301は、プロジェクタ302と音響機器303と接続されており、プロジェクタ302、音響機器303に対し、映像データ、音響データの出力を行うようになっている。
フィルム映写機304は、再生および停止制御指示、また各コンテンツの再生開始、終了などの状態を示すトリガー信号の送受信機能を有し、音響機器303と接続されている。フィルム映写機304の再生音声データは音響機器303に送信される。
ステージ照明機器306、場内照明機器307は、リレー制御により5段階の照明調整が可能となっており、誘導灯308は、リレー制御によりON/OFFが可能となっている。
バリマスク305は、CINESCO/VISTA/STANDARD/TVの4段階制御が可能となっている。
状態表示装置309は、上記液晶パネル15aやネットワーク接続された外部端末、オプションの制御インターフェースに接続された外部表示装置などで適宜に構成される。
カットリレー310は、火災報知器の作動に連動してシアターコントロールBOX1に信号を送信するようになっており、シアターコントロールBOX1は、これを受けて予め登録された緊急対応シーケンスを実行するようになっている。
図8のシステムフローは、各機器の主電源が投入されており、コンテンツサーバ301の内部記録装置に本編が記録され、フィルム映写機304には、シネアド選択キー12aの操作により選択される幕間CM、有料CM、予告編、本編を連続記録したリールが予めセットされている状態において、シネアド選択キー12aの操作により上記フィルム映写機304の幕間CMと有料CMが選択され、シアターコントロールBOX1のシーケンス制御が開始された直後から示している。なお、この第1使用例では、シアターコントロールBOX1の送受信する情報は、例外なく上記の状態管理データ141として記録するように設定されており、この処理については特に言及しない。
図8(a)に示すように、シアターコントロールBOX1は、開場から観客が座席に移動する間における劇場内の機器調整を目的としたシーケンスSTEP1の設定内容により(S10)の各制御を実行する。
すなわち、シアターコントロールBOX1は、プロジェクタ302にMUTEの制御指示を送信し、プロジェクタ302はMUTE状態となる。
次に、シアターコントロールBOX1は、音響機器303の入力切替と音量設定の制御指示を送信し、音響機器303は、背景音楽やアナウンスを出力し、また実行終了の機器状態情報をシアターコントロールBOX1に返す。
これを受けて、シアターコントロールBOX1は、各種照明機器306、307、308に点灯の制御指示を送信し、ステージ照明機器306、場内照明機器307は、最も明るい点灯状態となり、誘導灯308は点灯する。
次に、シアターコントロールBOX1は、音響機器303にMUTEの制御指示を送信し、音響機器303はMUTE状態となる。
シアターコントロールBOX1は、上記のMUTE指示後、300秒間待機する(S10)。
300秒経過後、シアターコントロールBOX1は、開場から観客が座席に移動する間に上映する幕間CMの再生出力に伴う劇場内の機器調整を目的としたシーケンスSTEP2の設定内容により(S20)の各制御を実行する。
すなわち、シアターコントロールBOX1は、バリマスク305にTVサイズへの変更を指示する制御指示を送信し、バリマスク305はTVサイズに調整する。
次に、シアターコントロールBOX1は、音響機器303にMUTE−OFFの制御指示を送信し、音響機器303は初期の音量設定で再生可能となる。
次に、シアターコントロールBOX1は、フィルム映写機304に再生開始の制御指示を送信し、フィルム映写機304は、リールを回転させて幕間CMをスクリーンに上映し、音響機器303は、音声をスピーカより出力させる。
次に、シアターコントロールBOX1は、状態表示装置309に幕間CMの上映開始を示す信号を送信し、状態表示装置309はこれを表示する。
フィルム映写機304は、幕間CMの上映を終了すると、そのトリガー信号をシアターコントロールBOX1に送信する(S20)。
これを受けて、シアターコントロールBOX1は、有料CMの再生出力に伴う劇場内の機器調整を目的としたシーケンスSTEP3の設定内容により(S30)の各制御を実行する。
すなわち、シアターコントロールBOX1は、場内照明機器307、ステージ照明機器306に中間の点灯段階の制御指示を送信し、両照明機器306、307は、点灯段階を調整する。
次に、シアターコントロールBOX1は、音響機器303に音量を所定値とする制御指示を送信し、音響機器303は音量調整を行う。
フィルム映写機304は、有料CMの上映を開始するとそのトリガー信号をシアターコントロールBOX1に送信する。
これを受けて、シアターコントロールBOX1は、状態表示装置309に有料CMの上映開始を示す情報を状態表示装置309に送信し、状態表示装置309はこれを表示する。
フィルム映写機304は、有料CMの上映を終了すると、そのトリガー信号をシアターコントロールBOX1に送信する(S30)。
これを受けて、シアターコントロールBOX1は、図8(b)に示すように、予告編の再生出力に伴う劇場内の機器調整を目的としたシーケンスSTEP4の設定内容により(S40)の各制御を実行する。
すなわち、シアターコントロールBOX1は、バリマスク305にVISTAサイズへの変更を指示する制御指示を送信し、バリマスク305はVISTAサイズに調整する。
フィルム映写機304は、予告編の上映を開始するとそのトリガー信号をシアターコントロールBOX1に送信する。
これを受けて、シアターコントロールBOX1は、状態表示装置309に予告編の上映開始を示す信号を状態表示装置309に送信し、状態表示装置309はこれを表示する。
フィルム映写機304は、予告編の上映を終了すると、そのトリガー信号をシアターコントロールBOX1に送信する。
これを受けて、シアターコントロールBOX1は、フィルム映写機304に停止の制御指示を送信し、フィルム映写機304は、リールの回転を停止し、またそのトリガー信号をシアターコントロールBOX1に送信する(S40)。
これを受けて、シアターコントロールBOX1は、本編の再生出力に伴う劇場内の機器調整を目的としたシーケンスSTEP5の設定内容により(S50)の各制御を実行する。
すなわち、シアターコントロールBOX1は、コンテンツサーバ301に本編再生準備の制御指示を送信し、コンテンツサーバ301は、本編をロードする。
次に、シアターコントロールBOX1は、バリマスク305にCINESCOサイズへの変更を指示する制御指示を送信し、バリマスク305はCINESCOサイズに調整する。
次に、シアターコントロールBOX1は、各種照明機器306、307、308にOFFの制御指示を送信し、各種照明機器306、307、308は消灯する。
次に、シアターコントロールBOX1は、音響機器303に音量を所定値とする制御指示を送信し、音響機器303は音量調整を行う。
次に、シアターコントロールBOX1は、コンテンツサーバ301から再生準備完了の信号を受けると、コンテンツサーバ301に本編再生の制御指示を送信し、コンテンツサーバ301は、本編再生を開始し、またシアターコントロールBOX1に機器状態情報を返す。
これを受けて、シアターコントロールBOX1は、プロジェクタ302にMUTE−OFFの制御指示を送信し、プロジェクタ302は、MUTE解除状態となり、本編の上映が開始される。
次に、シアターコントロールBOX1は、状態表示装置309に本編の上映開始を示す信号を状態表示装置309に送信し、状態表示装置309はこれを表示する。
シアターコントロールBOX1は、上記のMUTE−OFF指示後、300秒間待機する(S50)。
300秒経過後、シアターコントロールBOX1は、本編上映中の機器調整を目的としたシーケンスSTEP6の設定内容により(S60)の各制御を実行する。
すなわち、シアターコントロールBOX1は、フィルム映写機304にSTARTの制御指示を送信し、フィルム映写機304は、リールの回転を再開し、予備上映機器として機能する。
次に、シアターコントロールBOX1は、定期的にコンテンツサーバ301、プロジェクタ302の機器状態情報を要求し、コンテンツサーバ301、プロジェクタ302はこれを返す(S60)。
次に、シアターコントロールBOX1は、本編終了に備える機器調整を目的としたシーケンスSTEP7の設定内容により(S70)の各制御を実行する。
すなわち、シアターコントロールBOX1は、コンテンツサーバ301からエンドロールの受信開始を示す機器状態情報を受けると、ステージ照明機器306、場内照明機器307に点灯の制御指示を送信し、ステージ照明機器306、場内照明機器307は、最も暗い点灯状態となる(S70)。
次に、シアターコントロールBOX1は、本編終了時から1幕終映までの機器調整を目的としたシーケンスSTEP8の設定内容により(S80)の各制御を実行する。
すなわち、シアターコントロールBOX1は、コンテンツサーバ301から本編の上映終了を示す機器状態情報を受けると、プロジェクタ302にMUTEの制御指示を送信し、プロジェクタ302は、MUTE状態となり、その機器状態情報をシアターコントロールBOX1に送信する。
これを受けて、シアターコントロールBOX1は、順次、フィルム映写機304、プロジェクタ302に停止の制御指示を送信し、フィルム映写機304、プロジェクタ302は停止し、またプロジェクタ302はその機器状態情報をシアターコントロールBOX1に送信する。
次に、シアターコントロールBOX1は、音響機器303に入力と音量を所定値に変更する制御指示を送信し、音響機器303は入力と音量を調整する。
次に、シアターコントロールBOX1は、各種照明機器306、307、308に点灯の制御指示を送信し、ステージ照明機器306、場内照明機器307は、最も明るい点灯状態となり、誘導灯308は点灯する(S80)。
この第1使用例では、以上により、1幕の上映がシアターコントロールBOX1により自動的になされる。
この第1使用例のように、このシアターコントロールBOX1によれば、フィルム映写機304でしか幕間CM、有料CM、予告編を上映することができないような上映劇場でも、各種のデジタル機器と既存のアナログ機器の両方を使用しながら上映の自動化を達成することができる。また、既存のフィルム映写機を予備上映機器として利用することもできる。したがって、このシアターコントロールBOX1は、デジタルシアターシステムを導入中の上映劇場に好適である。なお、予備上映機器としては、VTRなどの他のアナログ機器を利用することもできる。
次に、シアターコントロールBOX1の第2使用例を図9、図10に基づいて説明する。なお、以下においては、上記第1使用例との相違点を述べ、同一の構成には同符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、この第2使用例では、シアターコントロールBOX1に、幕間CMや有料CMを再生するためのデジタル機器であるシネアドプレーヤ311が接続されており、シネアドプレーヤ311による再生とコンテンツサーバ301による再生とを切り替えるAV入出力切替・変換機312がプロジェクタ302との間に設けられている。
シネアドプレーヤ311は、DCI非準拠のものが利用されているが、幕間CMや有料CMがデジタル記録される内部記録装置を有し、また、各種の機器状態情報の送信機能を有する。AV入出力切替・変換機312は、入力モードの切替や画像拡大率の制御機能などを有する。シアターコントロールBOX1には、シネアドプレーヤ311、AV入出力切替・変換機312に対応する制御コマンドがプリセットされている。
図10に示すように、この第2使用例では、シアターコントロールBOX1は、幕間CMの再生出力に伴う劇場内の機器調整を目的としたシーケンスSTEP2の設定内容により(S21)の各制御を実行する。
この(S21)では、デジタル機器であるシネアドプレーヤ311により幕間CMが上映されるので、照明調整後、シアターコントロールBOX1の制御指示を受けたAV入出力切替・変換機312により、プロジェクタ302とシネアドプレーヤ311とが接続される。そして、プロジェクタ302の入力モードの切替や画像拡大率が所定値に調整されたことをシアターコントロールBOX1が確認した後、プロジェクタ302のMUTEが解除され、幕間CMが上映される。そして、この上映中、プロジェクタ302とシネアドプレーヤ311の機器状態は、シアターコントロールBOX1により定期的に監視される。
また、シアターコントロールBOX1は、有料CMの再生出力に伴う劇場内の機器調整を目的としたシーケンスSTEP3の設定内容により(S31)の各制御を実行する。
この(S31)では、シアターコントロールBOX1により、ステージ照明機器306、場内照明機器307による照明が(S21)よりもさらに暗くなるように制御された後、有料CMがシネアドプレーヤ311により再生され、この上映中、シアターコントロールBOX1により、プロジェクタ302とシネアドプレーヤ311の機器状態が定期的に監視される。
この第2使用例のように、このシアターコントロールBOX1によれば、制御コマンドを適宜にプリセットしておけば、DCI非準拠のデジタル機器を利用することが可能になり、既にデジタル機器による幕間CM、有料CMの上映システムを導入している上映劇場でも、DCI準拠のコンテンツサーバやプロジェクタと既存のデジタル機器の両方を使用しながら上映の自動化を達成することができる。また、このシアターコントロールBOX1によれば、全てのコンテンツをデジタル機器により途切れなく上映することができる。
上記のようなシアターコントロールBOX1の利点は、他の使用例においても発揮される。その一例としてシアターコントロールBOX1の第3使用例を図11、図12に基づいて説明する。なお、以下においては、上記第1使用例および上記第2使用例との相違点を述べ、同一の構成には同符号を付し、その説明を省略する。
図11に示すように、この第3使用例では、シアターコントロールBOX1に、予告編を再生するためのデジタル機器である予告編プレーヤ313が接続されている。予告編プレーヤ313は、AV入出力切替・変換機312に接続される。
予告編プレーヤ313は、DCI準拠、または非準拠のもののいずれでもよい。非準拠のものを利用する場合には、予めシアターコントロールBOX1に予告編プレーヤ313の制御コマンドをプリセットすればよい。
図12に示すように、アターコントロールBOX1は、図8(b)に示すように、予告編の再生出力に伴う劇場内の機器調整を目的としたシーケンスSTEP4の設定内容により(S41)の各制御を実行する。
この(S41)では、シアターコントロールBOX1の制御指示を受けたAV入出力切替・変換機312により、プロジェクタ302と予告編プレーヤ313とが接続される。そして、音響機器303の入力モードの切替が所定値に調整されたことをシアターコントロールBOX1が確認した後、プロジェクタ302のMUTEが解除され、予告編が上映される。そして、この上映中、プロジェクタ302と予告編プレーヤ313の機器状態は、シアターコントロールBOX1により定期的に監視される。
また、このシアターコントロールBOX1によれば、1幕の上映をデジタル機器のみで行うことが可能である。これにより、フィルム映写機の操作を無くし、係員の負担をより軽減することができる。その一例として、このシアターコントロールBOX1の第4使用例を図13に基づいて説明する。なお、以下においては、上記第1使用例〜上記第3使用例との相違点を述べ、同一の構成には同符号を付し、その説明を省略する。
図13に示すように、この第4使用例では、シアターコントロールBOX1に、予備のコンテンツサーバ314が接続されている。予備のコンテンツサーバ314は、AV入出力切替・変換機312に接続されている。コンテンツサーバ301と予備のコンテンツサーバ314には、同一の幕間CM、有料CM、予告編、本編が記録されている。予備のコンテンツサーバ314は、DCI準拠、または非準拠のもののいずれでもよい。
この第4使用例では、幕間CM、有料CMを上映するためのシーケンスSTEP2、シーケンスSTEP3による制御内容は、上記(S21)、(S31)に準じ、予告編を上映するためのシーケンスSTEP4による制御内容は上記(S41)に準じ、本編を上映するためのシーケンスSTEP5、7、8による制御内容は上記(S50)、(S70)、(S80)に準じるが、本編上映中の機器調整を目的としたシーケンスSTEP6の設定内容により、フィルム映写機をSTARTさせることに代えて、シアターコントロールBOX1が予備のコンテンツサーバ314に再生を開始させる点が異なる。これにより、予備のコンテンツサーバ314は、予備上映機器として機能する。
上記のように、予備上映機器をデジタル機器から構成すれば、フィルム映写機による場合に比して、緊急時の切替運転の際、フィルム映写機の制御器に制御系を切り替える必要がなくなり、より切替上映を簡易かつ迅速に復旧を行うことができる。
特に、コンテンツサーバ301と予備のコンテンツサーバ314とに同一設定により再生出力が可能なものを利用すれば、切替運転時にコンテンツサーバ301の設定のままでコンテンツサーバ314による復旧上映が可能となり、切替上映をなお一層に簡易かつ迅速に復旧を行うことができる。
上記のごとく予備のコンテンツサーバ314を設ける場合でも、図14に第5使用例を示すように、既存のデジタル機器(この例では、シネアドプレーヤ311)をシアターコントロールBOX1に接続することができる。
上記シアターコントロールBOX1は、上述のようにネットワーク2を介して上映シーケンスデータや機器状態情報などの送受信機能を有する。このため、シアターコントロールBOX1によれば、遠隔操作により複数のスクリーンを有する上映劇場を、1箇所でまとめて集中制御することができる。このようなシアターコントロールBOX1を含むシアターコントロールシステムの一例を以下に説明する。
図15に示したように、A社系列及びB社系列の各興行会社は複数の劇場を有し、各劇場に1台のシアターコントロールBOX1が設置されている。全てのシアターコントロールBOX1は、ネットワーク2に接続されている。
A社系列、B社系列と独立の関係にあるシアターコントロールセンターには、ネットワーク2に接続されたスイッチングHUB3(以下、単にSW3という)を介してシアターコントロールBOX1のネットワーク通信装置(LANドライバ110など)との間で各種の情報を送受信する通信インターフェース401を備えた通信サーバ4(通信装置)と、通信インターフェース501を介してSW3に接続されたデータベースサーバ5と、通信インターフェース601を介してSW3に接続されたWeb兼メールサーバ6とが設置されている。
通信サーバ4は、各シアターコントロールBOX1側の設定マネージャ100に上映シーケンスデータ、緊急対応シーケンスデータ、各種のパラメータを送信し、これらを登録させると共に、各種のシーケンスデータを一括設定する設定マネージャ402を有する。上記一括設定は、例えば、シアターコントロールBOX1側でグルーピング設定を行うことで容易に実現することができる。
設定マネージャ402により送信される各種シーケンスデータは、データベースサーバ5のシーケンス関連データ蓄積部502から取得され、各種のパラメータはパラメータ蓄積部503から取得される。設定マネージャ402は、シアターコントロールBOX1側で設定されている上映シーケンスデータ等のシーケンス設定情報を取得し、シーケンス関連データ蓄積部502のデータ内容と照合し、シアターコントロールBOX1側の設定の正誤を確認する。
シーケンス関連データ蓄積部502への各種のデータ蓄積は、Web兼メールサーバ6を介して実施することが可能になっている。具体的には、Web兼メールサーバ6は、上記外部端末として利用される設定・閲覧用PC(Personal Computer)7のログイン機能と、ログインユーザのアクセス権限に応じて、シーケンス関連データ蓄積部502に対するシーケンスデータ、シーケンスログデータ等の登録・閲覧を許可する閲覧・登録マネージャ602を有する。このように各種のデータアクセスにログイン認証によるアクセス権限を設定すれば、不正アクセスが防止され、また、誤った上書きや理解不足による設定ミスも防止される。
ここで、上記シーケンスログデータを分析すれば、有料CMの上映状況を把握することができる。このため、広告依頼者のみにシーケンスログデータへのアクセス権限を設定することにより、上記シーケンスログデータの改ざんを防止し、その信頼性を確保することができる。このように、A社系列、B社系列と独立の関係にある上記シアターコントロールセンター側に上記シーケンスログデータを蓄積させ、かつ上記シーケンスログデータをアクセス権限により厳重に管理することで、広告依頼者は、自己の有料CMの上映履行状況を正確に把握することができる。
また、通信サーバ4は、各シアターコントロールBOX1との間で、状態管理・ログマネージャ140が管理する上記状態管理データ141に含まれるデータを取得し、データベースサーバ5の状態管理ログデータ蓄積部504に反映させる状態管理・ログデータ取得・蓄積マネージャ403を有する。
Web兼メールサーバ6は、状態管理ログデータ蓄積部504に蓄積された各データの集約・表示を上記ログインユーザのアクセス権限に応じて許可する状態管理・ログデータ集約・表示マネージャ603を有する。
また、通信サーバ4は、各シアターコントロールBOX1側の緊急対応マネージャ170から発せられた上記エラーデータを受信し、Web兼メールサーバ6に転送し、また、状態管理ログデータ蓄積部504に反映させる緊急データ対応マネージャ404を有する。
一方、Web兼メールサーバ6は、通信サーバ4が上記エラーデータを受信した場合に、上記通知先として予め登録された設定・閲覧用PC7や携帯電話端末9にその内容を通知する緊急対応マネージャ605を有する。
また、データベースサーバ5は、状態管理ログデータ蓄積部504から各シアターコントロールBOX1側の上映に関するデータを抽出し、これを蓄積する上映ログデータ蓄積部505を有する。
Web兼メールサーバ6は、上映ログデータ蓄積部505に蓄積されたデータから、指定されたコンテンツや劇場などの条件に応じて、該当するログデータを抽出し、また、統計処理を行って表示させる上映ログレポートマネージャ604を有する。この上映ログレポートマネージャ604により、手作業による上映レポートの作成が不要になり、その結果、レポートの偽造・改竄の防止を図ることができる。また、告知依頼主は、設定・閲覧用PC7により上映依頼コンテンツの上映状況を随時把握することが可能となり、劇場側による上映依頼コンテンツの確実な上映を促進させることができる。
また、Web兼メールサーバ6は、劇場側に設置されたチケット管理システムやスケジュール管理システムなどの管理システム8に登録された上映スケジュールデータを取得し、この上映スケジュールデータに基づいてシアターコントロールBOX1に登録可能な上映シーケンスデータを自動的に作成する他サブシステム連携マネージャ606を有する。この他サブシステム連携マネージャ606により、既存の管理システムに入力されたデータを利用して上映シーケンスデータが作成されるので、重複した入力・登録作業が回避され、その結果、スタッフの稼動軽減を図ることができる。
このシアターコントロールシステムは、上述した複数のシアターコントロール1と、ネットワーク2と、SW3と、通信サーバ4と、データベースサーバ5と、Web兼メールサーバ6と、設定・閲覧用PC7とで構成されている。
なお、このシアターコントロールシステムでは、データベースサーバ5内に、本編や各種のコンテンツをデジタル記録するためのコンテンツ専用記録装置を設けてもよい。例えば、コンテンツ専用記録装置には、データ改変防止や不正侵入対策等のセキュリティを施して上記のコンテンツを格納すればよい。格納されたコンテンツは、シアターコントロールBOX1を経由せず、直接コンテンツサーバへ配信することができる。
また、このシアターコントロールシステムでは、通信サーバ4の設定マネージャ402が、上記コンテンツ配信に関する情報を管理し、シアターコントロールBOX1の設定マネージャ100に提供するように構成できる。なお、シアターコントロールBOX1がネットワーク2を介して受信した配信情報を設定マネージャ100に保持させる必要はなく、設定マネージャ100が通信サーバ4の設定マネージャ402に対して適宜に配信情報を問い合わせるようにすることができる。
このシアターコントロールシステムを利用して劇場に設置されたシアターコントロールBOX1を遠隔管理する場合の具体的な処理フローを各運用処理に分けて説明する。
図16は、シアターコントロールセンター側から、劇場に設置されるシアターコントロールBOX1の状態管理データ141を定期的に自動取得し、取得データを蓄積する処理の一例を示している。
図16に示す処理前の段階において、通信サーバ4の状態管理・ログデータ取得・蓄積マネージャ403には、自動取得の開始条件(例えば、処理実行時間帯、取得間隔)、状態管理データ141の取得要求内容(状態管理データ141の全部又は一部、例えば、処理履歴情報のみ、機器状態情報のみ)が予め係員により登録されている。この登録は、複数のシアターコントロールBOX1のそれぞれに対して可能である。
上記の自動取得の開始条件になると、状態管理・ログデータ取得・蓄積マネージャ403は、シアターコントロールBOX1に対し状態管理データ141の取得要求を出す(S100)。
この取得要求を受信したシアターコントロールBOX1は、通信サーバ4のアドレス及びパスワードを認証した後、要求に応じた状態管理データ141を通信サーバ4に送信する(S101)。
通信サーバ4の状態管理・ログデータ取得・蓄積マネージャ403は、受信した状態管理データ141に基づいて次の処理を実行する。
すなわち、状態管理・ログデータ取得・蓄積マネージャ403は、状態管理データ141に含まれるシーケンスログデータなどの処理履歴情報をデータベースサーバ5に送信し、シーケンス関連データ蓄積部502への書き込み処理をさせる(S102)。シーケンスログデータは、例えば、系列名、興行会社名、劇場名、シアターコントロールBOX1のIPアドレス、時刻情報、シーケンス処理履歴(プロジェクタON、照明OFFなど)の内容を含む。
また、状態管理・ログデータ取得・蓄積マネージャ403は、状態管理データ141の処理履歴情報及び機器状態情報を利用して図17に示すような上映ログデータを作成してデータベースサーバ5に送信し、上映ログデータ蓄積部505への書き込み処理をさせる(S103)。
また、状態管理・ログデータ取得・蓄積マネージャ403は、状態管理データ141に含まれる機器状態情報をデータベースサーバ5に送信し、状態管理ログデータ蓄積部504への書き込み処理をさせる(S104)。
上記(S100)〜(S104)までの処理により、状態管理データ141のシアターコントロールセンター側への蓄積が完了する。
図18は、シアターコントロールセンター側のデータベースサーバ5に蓄積された各種のデータを設定・閲覧用PC7、携帯電話端末9などの任意のネットワーク端末から閲覧する処理の一例を示している。設定・閲覧用PC7等からの送信は、時刻指定等による自動処理、又はオペレータ入力によって実施される。
図18に示す処理前の段階において、データ閲覧等の各種権限を示す認証コードがWeb兼メールサーバ6の状態管理・ログデータ集約・表示マネージャ603に予め登録されている。この認証コードは、A社、B社の社系列、興行会社、劇場、データの単位で設定することができる。
先ず、設定・閲覧用PC7等は、Web兼メールサーバ6にログイン要求を送信する(S110)。
次に、Web兼メールサーバ6は、状態管理・ログデータ集約・表示マネージャ603で受信したログイン要求を認証する(S111)。
次に、認証された設定・閲覧用PC7等は、所望のデータ(シーケンスログデータなどのシーケンス関連データ、状態管理ログデータ、上映ログデータ、各種設定パラメータの全部又は一部)の閲覧要求を送信する(S112)。
次に、状態管理・ログデータ集約・表示マネージャ603は、この閲覧要求を受けてデータベースサーバ5に対し認証コードと共にデータ取得要求を送信する(S113)。
次に、データベースサーバ5は、認証コードを基に要求されたデータを蓄積部502〜504から抽出し、その抽出データを状態管理・ログデータ集約・表示マネージャ603に送信する(S114)。
次に、状態管理・ログデータ集約・表示マネージャ603は、受信した抽出データを認証された設定・閲覧用PC7等に送信し、設定・閲覧用PC7等にそのデータが表示される(S115)。
上記(S110)〜(S115)までの処理により、設定・閲覧用PC7等による状態管理データの閲覧処理が完了する。
図19は、設定・閲覧用PC7等からシアターコントロールセンター側に蓄積されたシーケンスデータを変更し、その変更をシアターコントロールBOX1に反映させる処理の一例を示している。設定・閲覧用PC7等からの送信は、時刻指定等による自動処理、又はオペレータ入力によって実施される。
先ず、通信サーバ4の設定マネージャ402は、定期的にシアターコントロールBOX1にシーケンスデータの取得要求を送信する(S120)。
シアターコントロールBOX1は、アドレス及びパスワードの認証後に、要求に応じたシーケンスデータを抽出し、通信サーバ4に送信する(S121)。
設定マネージャ402は、受信したシーケンスデータをデータベースサーバ5にシーケンス関連データ蓄積部502への書き込み処理をさせる(S122)。
設定・閲覧用PC7等からWeb兼メールサーバ6の閲覧・登録マネージャ602にログイン要求が送信されると(S123)、閲覧・登録マネージャ602は上記(S111)と同じようにログイン認証を行う(S124)。
次に、認証された設定・閲覧用PC7等は、シーケンス関連データ蓄積部502に蓄積されたシーケンスデータの閲覧要求を送信する(S125)。
次に、閲覧・登録マネージャ602は、この閲覧要求を受けてデータベースサーバ5に対し認証コードと共にデータ取得要求を送信する(S126)。
次に、データベースサーバ5は、認証コードを基に要求されたシーケンスデータをシーケンス関連データ蓄積部502から抽出し、その抽出されたシーケンスデータを閲覧・登録マネージャ602に送信する(S127)。
次に、閲覧・登録マネージャ602は、受信したシーケンスデータを認証された設定・閲覧用PC7等に送信し、設定・閲覧用PC7等にそのシーケンスデータが表示される(S128)。
設定・閲覧用PC7等は、表示されたシーケンスデータの中から変更登録命令が入力された場合、閲覧・登録マネージャ602に変更登録要求を送信する(S129)。この変更登録要求は、パターン登録として実施することもできる。
変更登録要求を受けた閲覧・登録マネージャ602は、データベースサーバ5にシーケンス関連データ蓄積部502への仮登録させる(S130)。
データベースサーバ5は、仮登録の完了を閲覧・登録マネージャ602に通知し(S131)、閲覧・登録マネージャ602は、設定・閲覧用PC7等に登録完了を通知する(S132)。
次に、設定・閲覧用PC7等は、当該シアターコントロールBOX1に仮登録シーケンスデータを反映させる要求を閲覧・登録マネージャ602に送信する(S133)。
この反映要求を受けた閲覧・登録マネージャ602は、通信サーバ4へ反映要求を送信する(S134)。
通信サーバ4の設定マネージャ402は、その反映要求を受けてデータベースサーバ5に対し仮登録シーケンスデータの取得要求を送信する(S135)。
データベースサーバ5は、シーケンス関連データ蓄積部502から仮登録シーケンスデータを抽出し、通信サーバ4へ送信する(S136)。
仮登録シーケンスデータを受けた設定マネージャ402は、該当するシアターコントロールBOX1へその仮登録シーケンスデータと、その登録要求とを送信する(S137)。
これらを受けたシアターコントロールBOX1は、アドレス及びパスワードの認証後に、仮登録シーケンスデータを登録し、最新のシーケンスデータを設定マネージャ402に送信する(S138)。
最新シーケンスデータを受けた設定マネージャ402は、その最新シーケンスデータをデータベースサーバ5に送信し、シーケンス関連データ蓄積部502に書き込み処理をさせ(S139)、また、閲覧・登録マネージャ602に反映完了を通知する(S140)。
反映完了を受けた閲覧・登録マネージャ602は、設定・閲覧用PC7等にシーケンスデータの反映完了を通知する(S141)。
上記(S120)〜(S141)までの処理により、設定・閲覧用PC7等による状態管理データの登録変更処理が完了する。
図20は、設定・閲覧用PC7等からシアターコントロールセンター側に蓄積された各種パラメータを変更し、その変更をシアターコントロールBOX1に反映させる処理の一例を示している。この処理は、上記シーケンスデータの変更に準じる処理であるため、概要を述べるに留める。
設定マネージャ402は、定期的にシアターコントロールBOX1にシーケンスデータの取得要求を送信し(S150)、シアターコントロールBOX1は、アドレス及びパスワードの認証後に、要求に応じたパラメータを抽出し、通信サーバ4に送信し(S151)、設定マネージャ402は、受信したパラメータをデータベースサーバ5にパラメータ蓄積部503への書き込み処理をさせる(S152)。
設定・閲覧用PC7等からWeb兼メールサーバ6の閲覧・登録マネージャ602にログイン要求が送信されると(S153)、閲覧・登録マネージャ602はログイン認証を行い(S154)、認証された設定・閲覧用PC7等は、パラメータ蓄積部503に蓄積された各種パラメータの閲覧要求を送信する(S155)。
閲覧・登録マネージャ602は、この閲覧要求を受けてデータベースサーバ5に対し認証コードと共にデータ取得要求を送信し(S156)、データベースサーバ5は、要求されたパラメータをパラメータ蓄積部503から抽出して閲覧・登録マネージャ602に送信し(S157)、閲覧・登録マネージャ602は、受信したパラメータを認証された設定・閲覧用PC7等に送信し、設定・閲覧用PC7等にそのパラメータが表示される(S158)。
設定・閲覧用PC7等は、表示されたパラメータの中から変更登録命令が入力された場合、閲覧・登録マネージャ602に変更登録要求を送信する(S159)。
変更登録要求を受けた閲覧・登録マネージャ602は、データベースサーバ5にパラメータ蓄積部503への仮登録させ(S160)、データベースサーバ5は、仮登録の完了を閲覧・登録マネージャ602に通知し(S161)、閲覧・登録マネージャ602は、設定・閲覧用PC7等に登録完了を通知する(S162)。
次に、設定・閲覧用PC7等は、当該シアターコントロールBOX1に仮登録パラメータを反映させる要求を閲覧・登録マネージャ602に送信し(S163)、
この反映要求を受けた閲覧・登録マネージャ602は、通信サーバ4へ反映要求を送信する(S164)。
通信サーバ4の設定マネージャ402は、その反映要求を受けてデータベースサーバ5に対し仮登録パラメータの取得要求を送信し(S165)、データベースサーバ5は、パラメータ蓄積部503から抽出した仮登録パラメータを通信サーバ4へ送信する(S166)。
仮登録パラメータを受けた設定マネージャ402は、該当するシアターコントロールBOX1へその仮登録パラメータと、その登録要求とを送信する(S167)、これらを受けたシアターコントロールBOX1は、アドレス認証後に、仮登録パラメータを登録し、最新のパラメータを設定マネージャ402に送信する(S168)。
最新シーケンスデータを受けた設定マネージャ402は、その最新シーケンスデータをデータベースサーバ5に送信し、パラメータ蓄積部503に書き込み処理をさせ(S169)、また、閲覧・登録マネージャ602に反映完了を通知する(S170)。
反映完了を受けた閲覧・登録マネージャ602は、設定・閲覧用PC7等にパラメータの反映完了を通知する(S171)。
上記(S150)〜(S171)までの処理により、設定・閲覧用PC7等によるパラメータの登録変更処理が完了する。
図21は、いずれかのシアターコントロールBOX1にエラーが発生し、そのシアターコントロールBOX1から上記緊急対応マネージャ170によりエラーデータがシアターコントロールセンター側に送信された場合に、設定・閲覧用PC7等にアラームが送信される処理の一例を示している。
上記エラーデータは、系列名、興行会社名、劇場名、送信時刻、機器異常の緊急度及び発生時刻、異常発生後の処理履歴の内容をさらに含む。
シアターコントロールBOX1がエラーデータを送信すると(S180)、これを受信した通信サーバ4の緊急データ対応マネージャ404は、Web兼メールサーバ6にそのエラーデータを送信し(S181)、また、データベースサーバ5にそのエラーデータを送り、状態管理ログデータ蓄積部504に書き込み処理をさせる(S182)。
Web兼メールサーバ6の緊急対応マネージャ605は、エラーデータを受信すると、データベースサーバ5に緊急連絡先データの取得要求を送信する(S183)。
これを受けたデータベースサーバ5は、パラメータ蓄積部503から該当する緊急連絡先データを抽出して緊急対応マネージャ605に送信する(S184)。
緊急対応マネージャ605は、受信した緊急連絡先データに該当する設定・閲覧用PC7等に対し、受信したエラーデータ、そのエラーデータに対応した報知等を送信する(S185)。この(S185)の処理は、複数の緊急連絡先があった場合、一斉に行われる。
上記(S180)〜(S185)までの処理により、アラーム送信処理が完了する。
実施形態に係るシアターコントロールBOXの機能ブロック図 図1のシアターコントロールBOXの回路ブロック図 図1のシアターコントロールBOXの平面図 図1のシアターコントロールBOXで処理される上映シーケンスデータの一例を示した概念図 図1のシアターコントロールBOXで処理される状態管理データを例示した概念図 (a)図1の緊急対応マネージャが実行する処理のフロー図、(b)緊急対応シーケンスデータを例示した概念図 図1のシアターコントロールBOXの第1使用例の全体構成図 第1使用例で実行されるシステムフロー図の先頭部 図8(a)の続きを示したシステムフロー図 図1のシアターコントロールBOXの第2使用例の全体構成図 第2使用例で実行される部分システムフロー図 図1のシアターコントロールBOXの第3使用例の全体構成図 第3使用例で実行される部分システムフロー図 図1のシアターコントロールBOXの第4使用例の全体構成図 図1のシアターコントロールBOXの第5使用例の全体構成図 図1のシアターコントロールBOXを含むシアターコントロールシステムの全体構成図 図15に示すシアターコントロールシステムにおいて、シアターコントロールBOX1の状態管理データをセンター側に取得・蓄積する場合のフロー図 上映ログデータの一例を示す概念図 図15に示すシアターコントロールシステムにおいて、データベースサーバに蓄積されたデータを端末で閲覧する場合のフロー図 図15に示すシアターコントロールシステムにおいて、端末からシアターコントロールBOXのシーケンスデータを変更登録する場合のフロー図 図15に示すシアターコントロールシステムにおいて、端末からシアターコントロールBOXのパラメータを変更登録する場合のフロー図 図15に示すシアターコントロールシステムにおいて、シアターコントロールセンター側から設定・閲覧用PCにアラームを送信する場合のフロー図
符号の説明
1 シアターコントロールBOX
2 ネットワーク
3 スイッチングHUB
4 通信サーバ
5 データベースサーバ
6 Web兼メールサーバ
7 設定・閲覧PC
8 管理システム
9 携帯電話端末
100 設定マネージャ
110 LANドライバ
120 STEPシーケンサ
140 状態管理・ログマネージャ
161a〜163b 制御インターフェース
170 緊急対応マネージャ
301 コンテンツサーバ
302 プロジェクタ
303 音響機器
304 フィルム映写機
305 バリマスク
306 ステージ照明機器
307 場内照明機器
308 誘導灯
402 設定マネージャ
403 状態管理・ログデータ取得・蓄積マネージャ
404 緊急データ対応マネージャ
502 シーケンス関連データ蓄積部
503 パラメータ蓄積部
504 状態管理ログデータ蓄積部
505 上映ログデータ蓄積部
602 閲覧・登録マネージャ
603 状態管理・ログデータ集約・表示マネージャ
604 上映ログレポートマネージャ
605 緊急対応マネージャ

Claims (10)

  1. デジタル記録された本編コンテンツの指定、この本編コンテンツと共に1幕を構成する各種のコンテンツの指定、前記本編コンテンツと前記各種コンテンツの再生順序および再生開始条件、前記本編コンテンツと前記各種のコンテンツを再生出力する場合の上映機器および劇場設備機器の機器設定を1上映シーケンスデータとして登録可能な制御シーケンス設定装置と、
    前記制御シーケンス設定装置に登録された1上映シーケンスデータに基づいて制御対象機器に対する制御指示を制御インターフェースを介して出力するプログラム実行装置とを備えたシアターコントロール装置。
  2. 前記1上映シーケンスデータに前記上映機器としてフィルム映写機の指定を登録可能とし、前記制御インターフェースにフィルム映写機を接続可能とした請求項1に記載のシアターコントロール装置。
  3. 前記プログラム実行装置の処理履歴情報を記録するログ管理装置を備えた請求項1または2に記載のシアターコントロール装置。
  4. 前記上映機器から送信された機器状態情報を記録する状態管理装置を備えた請求項1から3のいずれかに記載のシアターコントロール装置。
  5. 前記機器状態情報の内容または受信状況に基づいて機器異常を監視する緊急対応装置を備え、前記制御シーケンス設定装置により前記機器異常に対応する緊急シーケンスデータを登録可能とし、
    前記緊急対応装置が、検出した機器異常に対応する緊急シーケンスデータを前記プログラム実行装置に実行させる請求項4に記載のシアターコントロール装置。
  6. 前記上映機器に遅れ時間をもって連動させる予備上映機器の設定を前記1上映シーケンスデータに登録可能とし、前記制御インターフェースに予備上映機器を接続可能とし、前記上映機器と前記予備上映機器の切り替え装置を設けた請求項1から5のいずれかに記載のシアターコントロール装置。
  7. ネットワーク通信装置を備え、前記ネットワーク通信装置を介して前記制御シーケンス設定装置に対し前記上映シーケンスデータを登録可能とし、前記ネットワーク通信装置を介して前記機器状態情報、前記処理履歴情報、及び前記機器異常の発生を示す機器異常情報のうち、1以上の情報を予め登録された通知先に送信可能とし、前記ネットワーク通信装置の受信した制御指示により前記緊急対応装置が緊急シーケンスデータを実行するようにした請求項5又は6に記載のシアターコントロール装置。
  8. 請求項7に記載のシアターコントロール装置と、このシアターコントロール装置とネットワークを介して接続された通信装置とを含み、前記通信装置と前記シアターコントロール装置との間で、前記制御シーケンス設定装置に登録される上映シーケンスデータを送受信可能に設けたシアターコントロールシステム。
  9. 前記機器状態情報および前記処理履歴情報のうち、1以上の情報の取得要求を前記通信装置により前記シアターコントロール装置に送信可能とし、
    前記シアターコントロール装置を、前記ネットワークを介して受信した取得要求に応じた情報を前記通信装置に送信するように設けた請求項8に記載のシアターコントロールシステム。
  10. 前記通信装置と接続されており、前記シアターコントロール装置と前記通信装置との間で送受信される上映シーケンスデータと、前記通信装置の受信した前記機器状態情報および前記処理履歴情報のうち、1以上の情報とを蓄積するデータベース装置を備えた請求項9に記載のシアターコントロールシステム。
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