JP2007116445A - コンテンツ配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】動画圧縮ファイルを不正に視聴できないようにし、かつ、動画圧縮ファイルを視聴可能に修復するための修復データのデータ量を小さく抑えることができるコンテンツ配信システムを提供する。
【解決手段】コンテンツ配信システムのサーバは、動画圧縮ファイルであるMPEGファイル内の各Iピクチャを正常に再生できない欠陥Iピクチャにし(図中(1))、欠陥Iピクチャを元のIピクチャに戻すための修復データを作成する(図中(2))。欠陥Iピクチャにより、MPEGファイル内のBピクチャ、Pピクチャも正常に再生できないため、MPEGファイルは視聴不能となる。クライアントは、欠陥Iピクチャを含むMPEGファイルを再生するとき、サーバから修復データを取得し(図中(3))、欠陥Iピクチャを元のIピクチャに修復してMPEGファイルを再生する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンテンツ配信システムに関し、さらに詳しくは、動画圧縮ファイルを蓄積するサーバと、サーバから動画圧縮ファイルをダウンロードして再生するクライアントとを備えたコンテンツ配信システムに関する。
インターネット等のネットワークを介してサーバからクライアントへ動画を配信する方法として、ストリーム配信とダウンロード配信とがある。ストリーム配信はコンテンツの不正コピーを防止できる点で有効であるが、ネットワークの状態によっては高いビットレートの動画を配信できず、コンテンツの再生が途切れてしまう場合がある。
一方、ダウンロード配信は、クライアントのハードディスクドライブに動画ファイルをいったん格納した後、ハードディスクドライブから動画ファイルを読み出して再生するため、ネットワークの状態に関係なく、高画質の動画を再生できる。しかしながら、ダウンロード配信ではハードディスクに動画ファイルを格納するため、動画ファイルを不正コピーし、不正に視聴することができる。そのため、ダウンロード配信では、不正コピーの防止対策が問題となる。
特開2004−227536号公報では、コンテンツを基本部と残存部とに分割し、一方をCD−ROM等の記憶媒体に記憶してユーザに配布し、他方をインターネット等の伝送経路を通じてそのユーザが利用するクライアントに配信し、クライアントで分割されたコンテンツを合成して再生する方法が開示されている。しかしながら、特開2004−227536号公報では、コンテンツの具体的な配信方法及び合成方法が示されていない。仮に、コンテンツの他方をダウンロードするのであれば、記憶媒体に記憶された一方のコンテンツとともにクライアントのハードディスクに記憶することができるため、容易に不正コピーできてしまう。また、2つに分割されたコンテンツはいずれか一方でも再生可能であるため、分割されたコンテンツの一方でも不正コピーすれば、部分的にコンテンツを視聴できる。
特開2004−70573号公報に開示されたデジタルコンテンツ不正コピー防止システムでは、クライアントは、データの一部が欠落したコンテンツデータ(穴あきコンテンツデータ)をダウンロードする。クライアントが穴あきコンテンツデータを再生するとき、サーバは、穴を補充する補正データをストリーム配信する。これにより、クライアントは穴あきコンテンツデータの穴を補正データで修復して再生でき、かつ、ハードディスクに保存された穴あきコンテンツデータでは、コンテンツを完全に再生できないため、不正コピーを防止できるとしている。
しかしながら、穴あきコンテンツデータだけでも視聴可能であるため、穴あきコンテンツデータを不正コピーすれば、不完全なコンテンツではあるものの不正に視聴することが可能となる。したがって、不正コピーに対する抑止力は低い。
さらに、穴あき部分は補正データにより修復されるが、補正データがいかなるデータであるか不明である。仮に、補正データが画像データの一部であれば、補正データのデータ量が大きくなる。補正データのデータ量が大きければ、ストリーム配信された補正データが再生に間に合わない場合が生じる。補正データ量を小さくすれば、この問題は解決するが、補正データ量が小さければ、コンテンツデータの「穴」も小さくなるため、不正コピーに対する抑止力がさらに低下する。
また、クライアントは穴あきコンテンツデータを再生するとき、穴あき部分を再生するごとに補正データを要求する。要するに、クライアントは、コンテンツデータの「穴」の個数と同じ回数分サーバにアクセスして補正データを取得する。そのため、サーバの負担が増大する。
特開2004−227536号公報 特開2004−70573号公報
本発明の目的は、動画圧縮ファイルを不正に視聴できないようにし、かつ、動画圧縮ファイルを視聴可能に修復するための修復データのデータ量を小さく抑えることができるコンテンツ配信システムを提供することである。
本発明の他の目的は、動画ファイルの再生中におけるクライアントからサーバへのアクセス数を低減できるコンテンツ配信システムを提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明によるコンテンツ配信システムは、クライアントと、クライアントに接続されるサーバとを備える。
サーバは、サーバ記憶手段と、正常再生不能化手段と、修復データ作成手段と、動画圧縮ファイル送信手段と、修復データ送信手段とを備える。サーバ記憶手段は、動画圧縮ファイルを記憶する。動画圧縮ファイルは、配列された複数の画像を含み、複数の画像は、単独で復号される複数の基本画像と、基本画像を利用して復号される複数の差分画像とで構成される。正常再生不能化手段は、基本画像を正常な再生が不可能な欠陥基本画像にする。ここで、正常な再生が不可能な状態とは、基本画像を正常に復号できない状態や、復号できても、スクランブル等の暗号が掛けられていることにより正常に再生できない状態をいう。修復データ作成手段は、欠陥基本画像を元の基本画像に修復するための修復データを欠陥基本画像ごとに作成する。動画圧縮ファイル送信手段は、欠陥基本画像を含む動画圧縮ファイルを送信する。修復データ送信手段は、修復データを送信する。
クライアントは、クライアント記憶手段と、復号手段と、再生手段と、メモリ手段と、修復データ取得手段と、修復手段と、消去手段とを備える。クライアント記憶手段は、送信された動画圧縮ファイルを記憶する。復号手段は、動画圧縮ファイル内の画像を配列順に復号する。再生手段は、復号された画像を再生する。ここで、再生手段は、復号手段が復号した順に復号された画像を再生してもよいし、復号された順に再生せず、復号された画像を配列し直して、再生してもよい。メモリ手段は、送信された修復データを格納する。修復データ取得手段は、動画圧縮ファイルを復号するとき、動画圧縮ファイル内の欠陥基本画像に対応する修復データを取得してメモリ手段に格納する。修復手段は、欠陥基本画像を復号する前に、格納された修復データを使用して欠陥基本画像を元の基本画像に修復する。消去手段は、修復後、使用済みの修復データをメモリ手段から消去する。
本発明によるコンテンツ配信システムは、動画圧縮ファイル内の複数の画像のうち、基本画像のみを正常に再生できないようにする。基本画像が正常に再生できなければ、差分画像も正常に再生できない。なぜなら、差分画像は基本画像を利用して復号されるため、利用される基本画像が正常に再生できなければ、差分画像も正常に再生できないからである。したがって、基本画像のみを正常に再生できないようにするだけで、全ての画像を正常に再生できなくでき、動画圧縮ファイルを視聴不能にすることができる。
また、基本画像のみを改変して欠陥基本画像とするため、動画圧縮ファイルを正常に再生するための修復データのデータ量を抑えることができる。
また、修復に使用された修復データは消去されるため、修復データが不正コピーに利用されるのを防止できる。
好ましくは、修復データ作成手段はさらに、動画圧縮ファイル内における欠陥基本画像の配列位置と、欠陥基本画像に対応する修復データに関する情報とを含む修復テーブルを作成する。クライアントはさらに、修復テーブルを取得する手段と、先頭特定手段とを備える。先頭特定手段は、修復データ取得手段が所定数の修復データを取得後、修復テーブルに基づいて、取得された所定数の修復データのうち最後に使用される修復データに対応する欠陥基本画像の次に復号される欠陥基本画像に対応する修復データを先頭修復データに特定する。修復データ取得手段は、所定数の修復データのうち未使用の修復データの数が所定数未満になったとき、特定された先頭修復データから、対応する欠陥基本画像が復号される順に所定数の修復データを新たに取得する。
動画圧縮ファイル内の欠陥基本画像に対応する修復データを、対応する欠陥基本画像を復号するごとに要求する場合、サーバとの間のトラフィックが混雑する。一方、動画圧縮ファイル内の欠陥基本画像に対応する修復データの全てを一度に要求する場合、データ量が大きくなるため、たとえば、ハードディスクドライブといった記憶容量の大きい不揮発性の記憶装置に記憶させなければならない場合がある。修復データを不揮発性の記憶装置に格納すれば、不正コピーに利用することが可能となるため好ましくない。
本発明では、所定数の修復データ(修復データ群)を随時取得し、未使用の修復データの数が所定数未満になったとき、次の修復データ群を新たに取得する。このため、修復データを1つずつ取得する場合よりも、クライアントからサーバへのアクセス数を低減でき、クライアントとサーバとの間のトラフィックを緩和できる。さらに、全ての修復データを一度に取得する場合よりも取得するデータ量を少なくできるため、不揮発性の記憶手段に修復データを格納する必要がなくなり、修復データが不正コピーに利用されるのを防止できる。
好ましくは、メモリ手段は、複数のメモリ領域を含む。消去手段は、メモリ手段に格納された所定数の修復データのうち使用済みの修復データが格納されたメモリ領域を解放する。修復データ取得手段は、新たに取得された修復データを解放されたメモリ領域に格納する。
この場合、新たに取得された修復データ群は、メモリ手段のうち使用済みの修復データが格納されたメモリ領域に上書きされ、使用済みの修復データは消去される。そのため、使用済みの修復データが不正コピーに利用されるのを防止できる。
好ましくは、基本画像は行列状に配置される複数のマクロブロックを含む。正常再生不能化手段は、基本画像内の複数のマクロブロックの配置を変更して欠陥基本画像とする。修復データ作成手段は、変更されたマクロブロックの元の配置に関する情報を修復データに含める。修復手段は、修復データに基づいて欠陥基本画像内のマクロブロックを元の配置に戻す。
この場合、基本画像内のマクロブロックの配置を変更するのみで正常に再生できなくする。また、画像データを削除するのではなく、画像データの配置を変更するだけなので、欠陥基本画像のデータ量自体は正常な基本画像とほぼ同じである。修復データはマクロブロックの配置に関する情報であるため、画像データ等を削除して正常に再生できなくする場合よりも、修復データのデータ量を小さく抑えることができる。
好ましくは、正常再生不能化手段は、基本画像のうちの一部のデータを削除する。修復データ作成手段は、削除されたデータ及び基本画像内における削除されたデータの配置に関する情報を修復データに含める。修復手段は、修復データに基づいて欠陥基本画像に削除されたデータを元の位置に配置する。
この場合、基本画像内の一部のデータを削除するだけで、基本画像を正常に再生できなくするだけでなく、差分画像も正常に再生できなくする。また、修復データとして削除された一部のデータを含めれば、基本画像を正常に修復できるため、修復データのデータ量を抑えることができる。
好ましくは、動画圧縮ファイルはMPEGファイルであり、基本画像はIピクチャであり、差分画像はBピクチャ及びPピクチャである。削除されたデータはIピクチャのピクチャヘッダである。
この場合、Iピクチャのピクチャヘッダを削除して欠陥Iピクチャを作成すれば、Iピクチャを復号することはできなくなり、Bピクチャ、Pピクチャも復号できなくなる。また、Iピクチャのピクチャヘッダが修復データとなるため、修復データのデータ量を抑えることができる。
好ましくは、クライアントはさらに、再生指示受信手段と、条件決定手段とを備える。再生指示受信手段は、再生種類を含む再生指示を受ける。条件決定手段は、受けた再生指示の再生種類に基づいて、修復データの取得条件を決定する。修復データ取得手段は、取得条件に基づいて所定数の修復データを取得する。ここで、再生の種類とは、正常再生、早送り再生、早戻し再生等であり、早送り再生や早戻し再生の場合、2倍速、3倍速といった再生速度に関する情報を含んでもよい。
この場合、クライアントは再生種類に応じて修復データを取得できる。
本発明によるクライアントは、上記コンテンツ配信システムに使用されるクライアントであり、本発明によるサーバは、上記コンテンツ配信システムに使用されるサーバである。本発明によるクライアントプログラムは上記クライアントに実現させるためのプログラムである。
また、本発明によるコンテンツ配信方法は、上記コンテンツ配信システムの動作方法である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[全体構成]
図1を参照して、コンテンツ配信システムは、動画圧縮ファイルである複数のMPEGファイルを蓄積するサーバ(コンピュータ)1と、クライアント(コンピュータ)2とを備える。これらはインターネット3で相互に接続されるが、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、その他のコンピュータネットワーク経由で相互に接続されてもよい。図1では、1つのクライアント2がサーバ1に接続されているが、複数のクライアント2がサーバ1に接続されてもよい。
MPEGファイルは、図2に示すように連続して配列される複数のGOP(Group Of Pictures)で構成される。各GOPは複数の画像フレーム(以下、単に画像ともいう)を含む。具体的には、各GOPは、単独で復号可能な基本画像であるIピクチャ(フレーム)を1つ含む。また、各GOPは、単独で復号できず、復号するためにIピクチャを利用する差分画像である複数のBピクチャ及びPピクチャ(フレーム)を含む。なお、図2では、各GOPが複数の画像フレームで構成されるとしたが、各GOPが複数の画像フィールドで構成されてもよい。
クライアント2は、サーバ1から所望のMPEGファイルをダウンロードする。ダウンロードされたMPEGファイルは、正常に再生できないように処理されている。ここで、正常に再生できないとは、MPEGファイルを復号できなかったり、復号できても、画像がスクランブル等により暗号化されていて正常に視聴できないことをいう。以下、正常に再生できないように処理されたMPEGファイルを欠陥MPEGファイルという。欠陥MPEGファイルを再生するとき、クライアント2はサーバ1から欠陥MPEGファイルを正常に復号するための修復データを取得し、修復データを用いて欠陥MPEGファイルを正常に復号し、再生する。
[サーバの構成]
再び図1を参照して、サーバ1は、ハードディスクドライブ(以下、HDDという)10と、CPU13と、メモリ14とを含む。これらは図示しないバスで相互に接続される。
HDD10には、複数のMPEGファイルが登録された動画データベース11と、サーバ1の動作を制御するためのサーバアプリケーション(プログラム)12とが記憶される。
サーバアプリケーション12は、動画データベース11に登録されたMPEGファイルを欠陥MPEGファイルにする。サーバアプリケーション12はまた、欠陥MPEGファイルを元の正常なMPEGファイルに修復するための修復データと、修復データに関する情報をリスト化した修復テーブルとを作成し、クライアント2からの要求に応じて修復データをストリーム配信する。
サーバアプリケーション12は、メモリ14にロードされ、CPU13により実行されることで、上記動作を実現する。
[クライアント]
クライアント2は、ハードディスクドライブ(HDD)20と、CPU23と、メモリ24とを含む。これらは図示しないバスで相互に接続される。
HDD20は、サーバ1からダウンロードした欠陥MPEGファイルが登録される動画データベース21と、要求アプリケーション(プログラム)22と、復号アプリケーション(プログラム)25と、再生アプリケーション(プログラム)26とを保存する。
要求アプリケーション22は、欠陥MPEGファイルを再生するときに、複数の修復データ(以下、修復データ群という)をサーバ1に要求し、取得する。復号アプリケーション25は、取得された修復データ群を用いて、欠陥MPEGファイル内のピクチャ(フレーム)を配列順に順次復号する。再生アプリケーション26は復号されたピクチャを再生する。
要求アプリケーション22、復号アプリケーション25及び再生アプリケーション26は、メモリ24にロードされ、CPU23により実行されることで、上記動作を実現する。
[動作概要]
[MPEGファイルの正常再生不能化]
サーバ1は、欠陥MPEGファイルを作成する。このとき、サーバ1は、図2に示すようにMPEGファイル内の複数の画像のうち、Iピクチャのみを正常に再生できないように処理する(正常再生不能化処理:図2中(1))。Iピクチャ以外のB、Pピクチャに対しては正常再生不能化処理を実行しない。B、PピクチャはIピクチャに基づいて復号されるため、Iピクチャが正常に再生できなければ、B、Pピクチャも正常に再生できない。以下、正常再生不能化処理を実行されたIピクチャを欠陥Iピクチャという。欠陥MPEGファイルは、要するに、欠陥Iピクチャを含むMPEGファイルである。
Iピクチャを再生できないように処理する方法としては、Iピクチャのみをスクランブル処理する。また、Iピクチャのピクチャヘッダを特定し、特定されたピクチャヘッダをランダムデータと置換する。要するに、ピクチャヘッダを削除する。ピクチャヘッダを削除することによりIピクチャは復号できなくなり、かつ、仮にピクチャヘッダを修復して復号しても、スクランブル処理によりIピクチャは正常に視聴できない。
サーバ1は欠陥Iピクチャを作成したとき、修復データを欠陥Iピクチャごとに作成する(図2中(2))。サーバ1は各修復データに修復データIDを付してHDD10に格納する。修復データは、Iピクチャのピクチャヘッダデータと、スクランブルを解除するためのデスクランブルテーブルとを含む。
以上のとおり、サーバ1は、MPEGファイルのうち、Iピクチャに対してのみ正常再生不能化処理を行うことで、全てのピクチャを正常に再生できなくする。さらに、正常再生不能化処理はIピクチャに対してのみ実行されるため、修復データのデータ量を少なく抑えることができる。
[クライアントでのMEPGファイル再生処理]
クライアント2はサーバ1から欠陥MPEGファイルをダウンロードし、その欠陥MPEGファイルを再生する。このとき、クライアント2は欠陥MPEGファイル内に連続して配列された複数のピクチャ(I、B、P)を配列順に順次復号するが、欠陥Iピクチャを復号するために対応する修復データをサーバ1から取得する。
このとき、クライアント2は、各欠陥Iピクチャを復号するごとに対応する修復データを取得したり、修復データの全てを一度に取得したりしない。図2(3)に示すように、クライアント2は、連続して配列された複数の修復データ(ID=0〜299)をいくつかに区切り(図2では3つに区切り)、区切られた修復データ群(ID=0〜99、100〜199、200〜299)を順次取得する。
図2(3)では、クライアント2は初めに修復データID=0〜99の修復データ群をサーバ1から取得してメモリ24に格納し、格納された修復データ群を用いて欠陥Iピクチャを順次復号しながら再生する。格納された修復データ群のうち、修復に使用された修復データ(以下、使用済み修復データという)の数が増え、修復に未だ使用されていない修復データ(以下、未使用修復データという)の数が所定数未満となったとき、クライアント2は次の修復データ群(ID=100〜199)をサーバ1から取得してメモリ24に格納し、格納された修復データ群を用いて欠陥Iピクチャを復号する。新たな修復データ群をメモリ24に格納するとき、クライアント2は使用済み修復データを消去する。
クライアント2が修復データを1つずつ要求すれば、クライアント2からサーバ1へのアクセス回数が増加し、クライアント2とサーバ1との間のトラフィックが混雑する。一方、クライアント2が修復データの全てを一度に要求して取得すれば、取得した修復データの全てをメモリ24に格納できず、取得した修復データをHDD20に格納しなければならない場合が生じる。修復データをHDD20に格納する場合、修復データが不正コピーに利用される可能性が生じる。本実施の形態では、クライアント2は、修復データ群を随時取得するため、サーバ1との間のトラフィックを緩和できる。また、取得した修復データ群をメモリ24に格納し、使用済み修復データを消去することにより、修復データが不正コピーに利用されるのを防止できる。
[全体動作]
図3を参照して、サーバ1はまず、HDD20に蓄積された各MPEGファイルに対して正常再生不能化処理を実行し、欠陥MPEGファイルを作成する(S100)。このとき、サーバ1は複数の修復データと、修復データに関する情報をリスト化した修復テーブルとを作成する。
クライアント2は、所望の欠陥MPEGファイルを要求し、サーバ1から欠陥MPEGファイル及び修復テーブルを取得する(図3中(1))。
続いて、クライアント2は、欠陥MPEGファイルを通常再生する(図3中(2))。このとき、クライアント2は、修復データ群を要求する(修復データ要求処理:S200)。クライアント2はまず、取得する修復データの先頭を示す先頭修復データID=0とする。クライアント2はさらに、再生種類(ここでは通常再生)に基づいて取得条件を決定し、その取得条件に基づく修復データ群を要求する。図3では、取得条件は、カウント数=100、検索方向=前方、スキップ数=0となっている。この場合、クライアント2は、先頭修復データID=0から数えて100個(カウント数=100)の修復データを再生方向(検索方向=前方)にスキップせずに(スキップ数=0)送信するよう要求する。クライアント2は修復テーブルに基づいて修復データを要求する。
サーバ1はクライアント2からの要求を受け、修復データID=0〜99の修復データ群を配信する(修復データ送信処理:S400)。
クライアント2は修復データ群をメモリ24に格納し、修復データID=0〜99の修復データに対応する欠陥Iピクチャを含むGOPを順次復号し、再生する(復号処理:S300)。
クライアント2は、メモリ24に格納された未使用修復データ数が所定数未満になったとき、先頭修復データID=100とし、修復データID=100以降の修復データ群の配信をサーバ1に要求する(修復データ要求処理:S200)。
サーバ1は修復データID=100〜199の修復データ群を配信する。クライアント2は、配信された新たな修復データ群を、メモリ24のうち使用済み修復データが格納されているメモリ領域に格納する。この動作により、クライアント2は使用済み修復データを消去する。したがって、使用済み修復データはクライアント2に記憶されず、不正コピーに利用できない。
以上の動作を繰り返し、クライアント2は通常再生を継続する。
なお、クライアント2は早送り再生や早戻し再生といったトリック再生もできる。クライアント2が早送り再生を実行する場合(図3中(3))、クライアント2は、MPEGファイル内のIピクチャのみを再生する。クライアント2はさらに、再生速度(2倍速、3倍速等)に応じてIピクチャをn個置きに(nは自然数)再生する。早送り再生時にIピクチャを1つ置きに再生する場合、クライアント2は、次に再生する予定のGOP内の欠陥Iピクチャに対応する先頭修復データIDを決定し(図3では修復データID=200)、さらに、取得条件として、カウント数=100、検索方向=前方、スキップ数=1とする。要するに、クライアント2は先頭修復データID=200から数えて100個(カウント数=100)の修復データを再生方向(検索方向=前方)に、1つおきにスキップしながら(スキップ数=1)送信するよう要求する。
サーバ1はクライアント2からの要求を受け、修復データID=200〜398のうち偶数番号の修復データ群(総計100個)を配信する。クライアント2は修復データ群を取得し、Iピクチャを1つ置きにスキップして再生する。
早送り再生と同様に、クライアント2は早戻し再生もできる(図3中(4))。早戻し再生では、クライアント2はIピクチャを通常再生方向と逆の方向に再生する。つまり、取得条件中の検索方向は「後方」(通常再生方向と逆の方向)になる。早戻し再生時にIピクチャを1つ置きに再生する場合、クライアント2は、次に再生する予定のGOP内の欠陥Iピクチャに対応する修復データID(図3ではID=500)から数えて100個(カウント数=100)の修復データを通常再生方向と逆の方向(検索方向=後方)に、1つ置きにスキップして(スキップ数=1)送信するよう指示する。
クライアント2から要求を受けたサーバ1は、先頭修復データID=500からスキップ数分デクリメントした修復データIDを有する修復データを収集し、ID=500〜302の偶数番号に対応する修復データ群を配信する。
以上の動作により、クライアント2は早戻し再生に対応した修復データ群を取得し、早戻し再生することができる。
以下、図3中に示した正常再生不能化処理(S100)、修復データ要求処理(S200)、復号処理(S300)及び修復データ送信処理(S400)の詳細を説明する。
[正常再生不能化処理]
サーバ1内のサーバアプリケーション12は、動画データベース11内の各MPEGファイルに対して正常再生不能化処理(S100)を実行し、欠陥MPEGファイルを作成する。
図4を参照して、サーバアプリケーション12はまず、MPEGファイル内のGOPをMPEGファイルの先頭から検索する(S101)。このとき、サーバアプリケーション12は、MPEGファイル内のGOPヘッダを検索することによりGOPを検索できる。GOPを検索したとき(S102でYES)、サーバアプリケーション12はさらに、検索したGOP内のIピクチャを検索する(S103)。Iピクチャを検索したとき、サーバアプリケーション12は、Iピクチャのピクチャヘッダを特定する。
サーバアプリケーション12は、特定されたピクチャヘッダを読み出し、メモリ14にいったん格納する(S104)。続いて、MPEGファイル内の特定されたピクチャヘッダをランダムデータに置換する(S105)。要するに、ピクチャヘッダを削除する。これによりIピクチャは復号不能となる。
サーバアプリケーション12はさらに、Iピクチャに対してスクランブル処理を実行する(S106及びS107)。MPEGファイル内の各画像は行列状に配置される複数のマクロブロックで構成される。サーバアプリケーション12はスクランブル処理を実行してIピクチャ内のマクロブロックの配置を変更する。サーバアプリケーション12はまず、各マクロブロックの配置変更後の位置を示すスクランブルテーブルを作成する(S106)。サーバアプリケーション12はさらに、配置変更されたマクロブロックの位置を元に戻すためのデスクランブルテーブルを作成する。デスクランブルテーブルは、スクランブルテーブルに基づいて作成される。スクランブルテーブル及びデスクランブルテーブルを作成後、サーバアプリケーション12は、スクランブルテーブルに基づいて、Iピクチャのマクロブロックの配置を変更する(S107)。以上の動作によりIピクチャは欠陥Iピクチャになる。欠陥Iピクチャを作成後、サーバアプリケーション12はMPEGファイルを更新する(S108)。これにより、MPEGファイル内のIピクチャをステップS105〜S107により作成された欠陥Iピクチャに置き換え、欠陥MPEGファイルにする。
続いて、サーバアプリケーション12は、作成された欠陥Iピクチャを元の正常なIピクチャに修復するための修復データを作成する(S109)。図5に修復データのデータ構造を示す。修復データは、ステップS104で読み出されたピクチャヘッダ(以下、置換データともいう)と、ステップS107で作成したデスクランブルテーブルとを含む。修復データはさらに、修復データを特定するための修復データIDと、対応する欠陥Iピクチャのタイムスタンプと、欠陥Iピクチャ内のランダムデータの位置(つまり、正常なIピクチャにおけるピクチャヘッダの位置)を示すオフセットと、修復データ内の置換データ(ピクチャヘッダ)の位置情報と、置換データのデータサイズとを含む。
サーバアプリケーション12はさらに、図6に示す修復テーブルを作成する(S110)。修復テーブルは、複数の修復レコードを含む。各修復レコードには、欠陥MPEGファイル内の各欠陥Iピクチャの配列位置に関する情報と、各欠陥に対応する修復データに関する情報とが登録される。具体的には、修復レコードには、修復データIDと、欠陥Iピクチャのタイムスタンプと、欠陥Iピクチャ内のランダムデータの位置を示すオフセットと、欠陥Iピクチャのサイズと、対応する修復データのサイズとを含む。修復レコード内の修復データID、タイムスタンプ及びオフセットは、対応する修復データ内の修復データID、タイムスタンプ及びオフセットと同じである。
修復テーブルに修復レコードを登録後、サーバアプリケーション12はステップS102に戻る。要するに、MPEGファイル内の全てのIピクチャを欠陥Iピクチャにする。全てのIピクチャを欠陥Iピクチャにしたとき、サーバアプリケーション12はステップS102で次のGOPがないと判断し(S102でNO)、動作を終了する。
以上の動作により、サーバアプリケーション12は、欠陥MPEGファイルと、修復データ及び修復テーブルとを作成する。
なお、上述の正常再生不能化処理では、MPEGファイル内の全てのIピクチャを欠陥Iピクチャとしたが、全てのIピクチャを欠陥Iピクチャにしなくてもよい。たとえば、1つおきにIピクチャを欠陥Iピクチャにしてもよい。
[修復データ要求処理]
続いて、図3中の修復データ要求処理(S200)について説明する。図7を参照して、クライアント2内の要求アプリケーション22は、ユーザ操作によりMPEGファイルの再生指示が入力されたか否かを監視する(S201)。クライアント2は、マウスやキーボード等の図示しない入力装置を備え、クライアント2のユーザは入力装置を用いて再生指示を入力する。
再生指示が入力されたとき(S201でYES)、要求アプリケーション22は図8に示す修復データ要求コマンドを作成し送信する(S202〜S205)。修復データ要求コマンドは、取得する修復データ群のうち先頭の修復データのIDである先頭修復データIDと、取得条件であるカウント数、検索方向及びスキップ数とを含む。カウント数は取得する修復データ数を示す。
要求アプリケーション22はまず、修復データ要求コマンドに含める先頭修復データID=0とする(S202)。続いて、ユーザ操作により指示された再生の種類(通常再生、早送り再生、早戻し再生等)及び再生速度(2倍速、3倍速等)を特定する(S203)。以降、通常再生が指示されたと仮定する。
要求アプリケーション22は、ステップS203で特定された再生種類及び再生速度に基づいて、取得条件を決定する(S204)。具体的には、検索方向=前方(再生方向)、スキップ数=0とし、要求する修復データ数を示すカウント数を所定の数(たとえば100)に決定する(S204)。以上の動作により、図8に示す修復データ要求コマンドが作成される。要求アプリケーション22は、作成された修復データ要求コマンドをサーバ1に送信する(S205)。
サーバ1は修復データ要求コマンドを受信し、後述する修復データ送信処理により、先頭修復データIDの修復データから要求された数(ここでは100個)の修復データ群を送信する(図3中のS400)。要求アプリケーション22は、サーバ1から送信された修復データ群を取得し(S206)、メモリ24に格納する(S207)。このとき、格納された各修復データ(未使用修復データ)には、未使用であることを示す未使用フラグが立てられる。
クライアント2は後述する復号処理(図3中のS300)で、欠陥MPEGファイル内の欠陥Iピクチャを対応する修復データを用いて正常なIピクチャに順次修復し、復号する。欠陥Iピクチャを順次修復することにより、欠陥MPEGファイルは正常に再生される。使用された修復データ(使用済み修復データ)には、未使用フラグに代えて、使用済みを示す使用済みフラグが立てられる。
再生中、要求アプリケーション22は、メモリ24内の未使用修復データの数を監視する(S208)。未使用修復データの数が所定数以上であるとき(S208でNO)、ユーザ操作による再生終了指示、又は再生変更指示がなければ(ステップS211及びS212でNO)、ステップS208に戻って監視を継続する。
一方、未使用修復データ数が所定数未満となったとき(S208でYES)、要求アプリケーション22は、新たな修復データ群を取得する準備をする。
要求アプリケーション22はまず、メモリ24のうち使用済み修復データが格納されているメモリ領域を解放する(S209)。
続いて、次にサーバ1に要求する修復データ群の先頭修復データIDを特定する(S210)。要求アプリケーション22は、既にメモリ24に格納された複数の修復データのうち、ステップS204で決定された検索方向で末尾に相当する修復データIDを特定する。次に、末尾の修復データIDに対応する欠陥Iピクチャの次に復号される予定の欠陥Iピクチャを特定する。特定された欠陥Iピクチャに対応する修復データIDを先頭修復データIDとする。
たとえば、通常再生の場合であって、メモリ24に修復データID=0〜99の修復データが登録されているとき、検索方向(再生方向)で末尾に相当する修復データID=99を特定し、その修復データに対応する欠陥Iピクチャの次に復号される予定の欠陥Iピクチャに対応する修復データID=100を先頭修復データIDに特定する。
要求アプリケーション22は、ステップS210で特定された先頭修復データID(=100)と、ステップS204で既に決定された取得条件(カウント数、検索方向、スキップ数)とを含む修復データ要求コマンドを作成し、サーバ1に送信する(S205)。サーバ1は修復データ要求コマンドを受信し、修復データID=100〜199の修復データ群をクライアント2に送信する。
要求アプリケーション22は、修復データID=100〜199の修復データ群を取得し(S206)、メモリ24に格納する(S207)。このとき、要求アプリケーション22は、取得した修復データ群を、メモリ24のうちステップS209で解放されたメモリ領域に優先的に格納する。この動作により、要求アプリケーション22は、使用済み修復データをメモリ24から消去する。このように要求アプリケーション22は使用済み修復データを順次消去するため、使用済み修復データが不正コピーに使用されるのを防止できる。
以上の動作を繰り返し、要求アプリケーション22は、使用済み修復データを順次消去し、新たな修復データ群を随時取得する。要求アプリケーション22が修復データを1つずつ要求する場合、サーバ1との間のトラフィックが混雑する。一方、欠陥MPEGファイル用の修復データの全てを一度に取得する場合、取得した修復データの全てをメモリ24に格納できず、取得した修復データをHDD20に格納しなければならない場合が生じる。修復データをHDD20に格納する場合、修復データを不正コピーに利用される可能性が生じる。本実施の形態では、要求アプリケーション22は、複数の修復データの束(修復データ群)を随時取得するため、サーバ1との間のトラフィックを緩和できる。また、取得した修復データ群をメモリ24に格納し、使用済み修復データを随時消去することにより、修復データが不正コピーに利用されるのを防止できる。
なお、ユーザ操作により、再生終了指示がクライアント2に入力されたとき、要求アプリケーション22は再生終了指示を受けたと判断する(S211でYES)。この場合、要求アプリケーション22は、メモリ24のうち、修復データ(未使用及び使用済みを含む)が格納されたメモリ領域を全て解放し、終了する(S218)。修復データが格納されたメモリ領域は解放されているため、新たなデータが上書きされ、修復データは消去される。したがって、修復データが不正コピーに使用されるのを防止できる。
なお、ステップS201でユーザ操作により早送り再生が指示されたと判断した場合、ステップS204で検索方向は「前方」に決定され、スキップ数は再生速度に応じて設定される。また、ステップS201で早戻し再生が指示されたと判断した場合、ステップS204で検索方向は「後方」に決定され、スキップ数は再生速度に応じて設定される。
[再生変更時の修復データ要求処理]
MPEGファイルを再生中に再生の種類を変更したとき、たとえば通常再生を早戻し再生(2倍速)に変更したとき、図7中のステップS212で、要求アプリケーション22は再生が変更されたと判断する(S212でYES)。この場合、要求アプリケーションは変更された再生の種類を「早戻し再生」、再生速度を「2倍速」と特定する(S213)。
続いて、要求アプリケーション22は、再生種類、再生速度に対応した修復データを取得するための修復データ要求コマンドを作成する(S214〜S216)。要求アプリケーション22はまず、ステップS213で特定した再生種類及び再生速度に基づいて、取得条件を決定する。具体的には、スキップ数=100、検索方向=後方(再生方向と逆の方向)、スキップ数=1(2倍速に対応)と決定する(S214)。スキップ数は、再生速度に応じて設定される。
続いて、修復データ要求コマンドに含める先頭修復データIDを特定する(S215及びS216)。具体的には、後述する復号処理により直近に復号された画像(I、B、Pピクチャ)のオフセットを特定し(S215)、特定されたオフセットからステップS214で決定された検索方向に向かって最も近いオフセットを有する修復データIDを修復テーブルに基づいて特定する。特定された修復データIDを先頭修復データIDとする(S216)。
以上の動作により、修復データ要求コマンドが作成される。修復データ要求コマンドを作成後、要求アプリケーション22は、メモリ24のうち、修復データが既に登録されたメモリ領域を全て解放する(S217)。再生種類が変更されたため、既に取得した修復データを全て消去するためである。
メモリ領域を解放した後、要求アプリケーション22はステップS205に戻り、新たな修復データ群を取得する。
以上の動作により、再生実行中に再生種類を変更しても、変更された再生種類に対応して修復データ要求コマンドを作成し、修復データ群を取得できる。また、既に修復データが格納されたメモリ領域を解放することにより、再生変更前に取得した修復データを消去できる。
[復号処理]
図9を参照して、復号アプリケーション25は、ユーザの操作により再生開始指示を受けたとき(S301でYES)、再生の種類及び再生速度を特定する(S302)。以下、通常再生の指示を受けたと仮定して説明する。
復号アプリケーションは欠陥MPEGファイル内の連続して配列されたピクチャ(フレーム)のうち、先頭のピクチャを特定する(S303)。続いて、特定されたピクチャがIピクチャであるか否かを判断する(S304)。Iピクチャである場合(S304でYES)、そのIピクチャは欠陥Iピクチャであるため、修復データを用いて正常なIピクチャに修復する(S305及びS306)。
復号アプリケーション25はまず、特定されたIピクチャに対応する修復データを特定する(S305)。具体的には、復号アプリケーション25は修復テーブルを参照し、特定されたIピクチャのオフセットを含む修復レコードに登録された修復データIDを特定する。
続いて、復号アプリケーション25は、特定された修復データIDの修復データをメモリ24から読み出し、欠陥Iピクチャを修復する(S306)。復号アプリケーション25はまず、修復テーブル内のオフセット(ピクチャヘッダ位置)に基づいて、欠陥Iピクチャ内のランダムデータを修復データ内のピクチャヘッダに置き換える。続いて、修復データ内のデスクランブルテーブルに基づいて、欠陥Iピクチャ内のマクロブロックをスクランブル処理前の元の配置に戻す。以上の動作により、復号アプリケーション25は欠陥Iピクチャを正常なIピクチャに修復する。
修復後、復号アプリケーション25は、修復に使用した修復データに使用済みフラグを立てる(S307)。これにより、修復データ要求処理において、要求アプリケーション22は、使用済み修復データを格納したメモリ領域を解放できる。復号アプリケーション25は修復されたIピクチャを復号し(S308)、復号されたIピクチャをメモリ24に格納する(S309)。
再生終了指示を受けていない場合(S310でNO)、復号アプリケーション25は、欠陥MPEGファイルのうち、次に復号すべきピクチャが存在するか否かを判断する(S311)。次に復号すべきピクチャは再生種類及び再生速度に応じて決定される。通常再生の場合、MEPGファイル内のピクチャの配列順に復号するため、復号アプリケーション25は、次に配列されたピクチャが存在するか否か判断する(S311)。
次に配列されたピクチャが存在する場合(S311でYES)、そのピクチャを特定する(S312)。復号アプリケーション25は、特定されたピクチャに対してステップS304以降の動作を実行する。特定されたピクチャがBピクチャ又はPピクチャである場合(S304でNO)、これらのピクチャは正常であるため、そのまま復号する(S308)。
以上の動作を繰り返し、配列された複数のピクチャを順次復号する。再生アプリケーション26は、復号されてメモリ24に格納されたピクチャを再生する。
以上、復号処理では、欠陥Iピクチャを修復し、修復したIピクチャを復号する。そのため、クライアント2は、欠陥MPEGファイルを正常に再生できる。さらに、使用済み修復データに対しては使用済みフラグを立てるため、修復データ要求処理において使用済み修復データが格納されたメモリ領域を解放し、新たな修復データを上書きできる。そのため、使用済み修復データを消去することができ、修復データを利用した不正コピーを防止できる。
上述の説明では、全てのIピクチャを欠陥Iピクチャとしたが、複数のIピクチャのうちのいくつかを欠陥Iピクチャとしてもよい。この場合ステップS304でIピクチャと特定し、さらにそのIピクチャが欠陥Iピクチャであるか否かを修復テーブルに基づいて判断する。具体的には、ステップS304で特定されたIピクチャのオフセットが修復テーブルに登録された修復レコード内のオフセットと一致するか否か判断する。一致すれば、そのIピクチャは欠陥Iピクチャであるため、修復する(S305及びS306)。
なお、ステップS302で特定された再生種類が「早送り再生」の場合、復号アプリケーションは複数のピクチャのうちIピクチャのみを復号する。したがって、ステップS311で復号アプリケーション25は次に配列されたIピクチャが存在するか否かを判断し、存在する場合、ステップS312でそのIピクチャを特定する。なお、「早送り再生」の「再生速度」に応じて、Iピクチャをスキップすることもある。たとえば、修復データ要求処理における修復データ要求コマンド内のスキップ数が「1」である場合、復号アプリケーションはIピクチャを1つ置きに順次復号する。ステップS302で特定された再生種類が「早戻し再生」の場合も同様である。
[修復データ送信処理]
続いて、図3中の修復データ送信処理(S400)について説明する。図10を参照して、サーバアプリケーション12は、修復データ要求コマンドの受信を監視する(S401)。
修復データ要求コマンドを受信したとき(S401でYES)、サーバアプリケーション12はクライアント2に送信する修復データの修復データIDを特定する(S402)。サーバアプリケーションはまず、クライアント2に送信する修復データとして、修復データ要求コマンド内の先頭修復データIDを特定する。続いて、修復テーブルに基づいて、コマンド内の検索方向及びスキップ数に応じた次の修復データIDを特定する。たとえば、図8に示す修復データ要求コマンドの場合、先頭修復データID=0、検索方向=前方、スキップ数=0であるため、次の修復データIDを「1」と特定する。サーバアプリケーション12は特定された修復データIDの数がカウント数と同じ数になるまで修復データIDを特定する。
修復データIDの特定を完了した後、サーバアプリケーションは特定された修復データIDに対応した修復データを収集し(S403)、収集された修復データ群をクライアント2に送信する(S404)。
以上のとおり、サーバアプリケーション12は、修復データ要求コマンドの内容に応じて、修復テーブルを参照して送信すべき修復データを収集する。
以上、本実施の形態では、クライアント2に送信すべき修復データIDの特定をサーバ1で実行したが(図10中のステップS402)、クライアント2で修復データIDを特定してもよい。この場合、クライアント2から送信される修復データ要求コマンドは、取得すべき複数の修復データの修復データIDを含むが、カウント数、検索方向、スキップ数等の情報を含める必要はない。
また、上述の実施の形態では、Iピクチャのマクロブロックをスクランブル処理したが、スクランブル処理に代えて、各マクロブロックの輝度や色差データを変更することにより正常に再生できなくしてもよい。
本実施の形態では、Iピクチャに対してのみ正常再生不能化処理を実行したが、複数のB、Pピクチャのうちのいくつかに対して正常再生不能化処理を実行してもよい。
本実施の形態では、修復データ内にデスクランブルテーブルを含めたが、クライアント2が予め複数のデスクランブルテーブルを有してもよい。この場合、各デスクランブルテーブルはデスクランブルIDを有する。正常再生不能化処理において、サーバアプリケーション12は、クライアント2が有する複数のデスクランブルテーブルに対応する複数のスクランブルテーブルのうちのいずれかで各Iピクチャをスクランブル処理し、処理に使用したスクランブルテーブルに対応するデスクランブルテーブルのデスクランブルIDを修復データに含める。復号アプリケーション25は、修復データ内のデスクランブルIDによりデスクランブルテーブルを特定し、特定されたデスクランブルテーブルを用いて欠陥Iピクチャのスクランブルを解除する。この場合、修復データに含まれるデータ量をさらに少なくすることができる。
本実施の形態におけるMPEGファイルは、MPEG1、MPEG2、MPEG4、MPEG7といったMPEG形式のファイルである。動画圧縮ファイルのうち、単独で復号可能な基本画像と、単独で復号できず基本画像を利用して復号される差分画像とで構成されるものであれば本発明を適用できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明の実施の形態によるコンテンツ配信システムの構成を示す機能ブロック図である。 図1に示すコンテンツ配信システムの概要を示す図である。 図1中のコンテンツ配信システムの動作を示すシーケンス図である。 図3中の正常再生不能化処理の詳細を示すフロー図である。 図4中のステップS109で作成される修復データのデータ構造を示す図である。 図4中のステップS110で作成される修復テーブルのデータ構造を示す図である。 図3中の修復データ要求処理の詳細を示すフロー図である。 図7中のS205で送信される修復データ要求コマンドに含まれる情報を示す図である。 図3中の復号処理の詳細を示すフロー図である。 図3中の修復データ送信処理の詳細を示すフロー図である。
符号の説明
1 サーバ
2 クライアント
3 インターネット
11,21 動画データベース
12 サーバアプリケーション
22 要求アプリケーション
24 メモリ
25 復号アプリケーション
26 再生アプリケーション

Claims (13)

  1. クライアントと、前記クライアントに接続されるサーバとを備えたコンテンツ配信システムであって、
    前記サーバは、
    配列された複数の画像を含み、前記複数の画像は、単独で復号される複数の基本画像と、前記基本画像を利用して復号される複数の差分画像とで構成される動画圧縮ファイルを記憶するためのサーバ記憶手段と、
    前記基本画像を、正常な再生が不可能な欠陥基本画像にする正常再生不能化手段と、
    前記欠陥基本画像を元の基本画像に修復するための修復データを前記欠陥基本画像ごとに作成する修復データ作成手段と、
    前記欠陥基本画像を含む動画圧縮ファイルを送信する動画圧縮ファイル送信手段と、
    前記修復データを送信する修復データ送信手段とを備え、
    前記クライアントは、
    前記送信された動画圧縮ファイルを記憶するためのクライアント記憶手段と、
    前記動画圧縮ファイル内の画像を配列順に復号する復号手段と、
    前記復号された画像を再生する再生手段と、
    前記送信された修復データを格納するためのメモリ手段と、
    前記動画圧縮ファイルを復号するとき、前記動画圧縮ファイル内の欠陥基本画像に対応する修復データを取得して前記メモリ手段に格納する修復データ取得手段と、
    前記欠陥基本画像を復号する前に、前記格納された修復データを使用して前記欠陥基本画像を元の基本画像に修復する修復手段と、
    修復後、使用済みの修復データを前記メモリ手段から消去する消去手段とを備えることを特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記修復データ作成手段はさらに、前記動画圧縮ファイル内における欠陥基本画像の配列位置と、前記欠陥基本画像に対応する修復データに関する情報とを含む修復テーブルを作成し、
    前記クライアントはさらに、
    前記修復テーブルを取得する手段と、
    前記修復データ取得手段が所定数の修復データを取得後、前記修復テーブルに基づいて、前記取得された所定数の修復データのうち最後に使用される修復データに対応する欠陥基本画像の次に復号される欠陥基本画像に対応する修復データを先頭修復データに特定する先頭特定手段とを備え、
    前記修復データ取得手段は、前記所定数の修復データのうち未使用の修復データの数が所定数未満になったとき、前記特定された先頭修復データから、対応する欠陥基本画像が復号される順に前記所定数の修復データを新たに取得することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  3. 請求項2に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記メモリ手段は、複数のメモリ領域を含み、
    前記消去手段は、前記メモリ手段に格納された前記所定数の修復データのうち、使用済みの修復データが格納されたメモリ領域を解放し、
    前記修復データ取得手段は、前記新たに取得された修復データを前記解放されたメモリ領域に格納することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記基本画像は行列状に配置される複数のマクロブロックを含み、
    前記正常再生不能化手段は、前記基本画像内の複数のマクロブロックの配置を変更して欠陥基本画像とし、
    前記修復データ作成手段は、前記変更されたマクロブロックの元の配置に関する情報を前記修復データに含め、
    前記修復手段は、前記修復データに基づいて前記欠陥基本画像内のマクロブロックを元の配置に戻すことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記正常再生不能化手段は、前記基本画像のうちの一部のデータを削除し、
    前記修復データ作成手段は、前記削除されたデータ及び前記基本画像内における前記削除されたデータの配置に関する情報を前記修復データに含め、
    前記修復手段は、前記修復データに基づいて前記欠陥基本画像に前記削除されたデータを戻すことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  6. 請求項5に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記動画圧縮ファイルはMPEGファイルであり、前記基本画像はIピクチャであり、前記差分画像はBピクチャ及びPピクチャであり、
    前記削除されたデータは前記Iピクチャのピクチャヘッダであることを特徴とするコンテンツ配信システム。
  7. 請求項2に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記クライアントはさらに、
    再生種類を含む再生指示を受ける再生指示受信手段と、
    前記受けた再生指示の再生種類に基づいて、修復データの取得条件を決定する条件決定手段とを備え、
    前記修復データ取得手段は、前記取得条件に基づいて前記所定数の修復データを取得することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  8. 配列された複数の画像を含み、前記複数の画像は単独で復号される複数の基本画像と前記基本画像を利用して復号される差分画像とで構成される動画圧縮ファイルを蓄積したサーバに接続可能なクライアントであって、
    前記サーバから送信された動画圧縮ファイルであって、正常な再生が不可能な欠陥基本画像を含む動画圧縮ファイルを記憶するためのクライアント記憶手段と、
    前記動画圧縮ファイル内の画像を配列順に復号する復号手段と、
    前記復号された画像を再生する再生手段と、
    前記欠陥基本画像を元の基本画像に修復するための修復データを格納するためのメモリ手段と、
    前記動画圧縮ファイルを復号するとき、前記動画圧縮ファイル内の欠陥基本画像に対応する修復データを前記サーバから取得して前記メモリ手段に格納する修復データ取得手段と、
    前記欠陥基本画像を復号する前に、前記格納された修復データを使用して前記欠陥基本画像を元の基本画像に修復する修復手段と、
    修復後、使用済みの修復データを前記メモリ手段から消去する消去手段とを備えることを特徴とするクライアント。
  9. 請求項8に記載のクライアントであって、
    前記サーバはさらに、前記動画圧縮ファイル内における欠陥基本画像の配列位置と、前記欠陥基本画像に対応する修復データを特定するための情報とを含む修復テーブルを有し、
    前記クライアントはさらに、
    前記修復テーブルを取得する手段と、
    前記修復データ取得手段が所定数の修復データを取得後、前記修復テーブルに基づいて、前記取得された所定数の修復データのうち最後に使用される修復データに対応する欠陥基本画像の次に復号される欠陥基本画像に対応する修復データを先頭修復データに特定する先頭特定手段とを備え、
    前記修復データ取得手段は、前記所定数の修復データのうち未使用の修復データの数が所定数未満になったとき、前記特定された先頭修復データから、対応する欠陥基本画像が復号される順に前記所定数の修復データを新たに取得することを特徴とするクライアント。
  10. 請求項9に記載のクライアントであって、
    前記メモリ手段は、複数のメモリ領域を含み、
    前記消去手段は、前記メモリ手段に格納された前記所定数の修復データのうち、使用済みの修復データが格納されたメモリ領域を解放し、
    前記修復データ取得手段は、前記新たに取得された修復データを前記解放されたメモリ領域に格納することを特徴とするクライアント。
  11. 動画圧縮ファイルを再生するクライアントに接続可能なサーバであって、
    配列された複数の画像を含み、前記複数の画像は、単独で復号される複数の基本画像と、前記基本画像を利用して復号される複数の差分画像とで構成される動画圧縮ファイルを記憶するためのサーバ記憶手段と、
    前記基本画像を、正常な再生が不可能な欠陥基本画像にする正常再生不能化手段と、
    前記欠陥基本画像を元の基本画像に修復するための修復データを前記欠陥基本画像ごとに作成する修復データ作成手段と、
    前記欠陥基本画像を含む動画圧縮ファイルを送信する動画圧縮ファイル送信手段と、
    前記クライアントからの要求に応じて前記欠陥基本画像に対応した修復データを送信する修復データ送信手段とを備えることを特徴とするサーバ。
  12. クライアントと、前記クライアントに接続されるサーバとを備えたコンテンツ配信システムによるコンテンツ配信方法であって、
    配列された複数の画像を含み、前記複数の画像は、単独で復号される複数の基本画像と、前記基本画像を利用して復号される複数の差分画像とで構成される動画圧縮ファイルを前記サーバに記憶するステップと、
    前記基本画像を正常な再生が不可能な欠陥基本画像にするステップと、
    前記欠陥基本画像を元の基本画像に修復するための修復データを前記欠陥基本画像ごとに作成するステップと、
    前記欠陥基本画像を含む動画圧縮ファイルを前記サーバから前記クライアントへ送信するステップと、
    前記修復データを前記サーバから前記クライアントへ送信するステップと、
    前記送信された動画圧縮ファイルを前記クライアントに記憶するステップと、
    前記クライアントにおいて、前記動画圧縮ファイル内の画像を配列順に復号するステップと、
    前記クライアントにおいて、前記復号された画像を再生するステップと、
    前記送信された修復データを前記クライアントに格納するステップと、
    前記動画圧縮ファイルを復号するとき、前記欠陥基本画像に対応する修復データを取得して前記クライアントに格納するステップと、
    前記欠陥基本画像を復号する前に、前記格納された修復データを使用して前記欠陥基本画像を元の基本画像に修復するステップと、
    修復後、使用済みの修復データを前記クライントから消去するステップとを備えることを特徴とするコンテンツ配信方法。
  13. 請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の手段をクライアントコンピュータに実現させるためのクライアントプログラム。

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