JP2007112373A - 電動アシスト自転車の電力供給装置 - Google Patents

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Hideyuki Kuribayashi
英行 栗林
Hiroyuki Sugi
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Abstract

【課題】自転車のフレーム構造や形状を変更することなく、バッテリを簡単に搭載することができるとともに、バッテリの寿命延長を図ることができる電動アシスト自転車の電力供給装置を提供する。
【解決手段】電動アシスト自転車1を構成する後部車輪3のバッテリ内蔵ホイール12に内蔵したバッテリ21から供給される電力でモータ11を駆動し、人の踏み力による走行を補助する。バッテリ21の充電量が所定充電量以下に減少した場合、充電量の少ないバッテリ21をバッテリ内蔵ホイール12から外部に取り出して再充電又は交換する。各バッテリ21…を取り出さずに充電する場合、アダプター25を介して外部電源から供給される電力を、充電量が少ないバッテリ21に対して略満了状態に個別充電するか、他のバッテリ21と略同等量の充電量に個別充電する。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば人の踏み力をモータの駆動力によって補助する電動アシスト自転車の電力供給装置に関する。
従来、上述の電動アシスト自転車としては、例えば自転車のメインフレームに搭載した電池から供給される電力でモータを駆動し、その駆動力で後輪を回転させて走行する特許文献1の電動モータ付き自転車があるが、バッテリを搭載するためのスペースをメインフレームに設けなければならず、市販の自転車のフレームを利用することが難しい。また、バッテリの大きさや個数等に応じて、メインフレームの構造や形状を設計変更しなければならず、製作コストが高くなる。
また、自転車の車輪を人の踏み力により回転させて走行する際に、後輪の車軸端部に取り付けたモータを、該モータの外側に取り付けたバッテリから供給される電力により回転させて、人の踏み力をモータの駆動力によって補助する特許文献2の電動アシスト自転車のタイヤがあるが、モータ及びバッテリが後輪の片側に突出しているため、走行時の安定性が悪く、スムースな走行が困難である。また、モータ及びバッテリの全重量が後輪に付与されるため、後輪の耐久性が短くなる。
また、自転車に搭載された複数の各バッテリを直列充電する場合、各バッテリの充電量にバラツキがあっても、常に等量の充放電が行われるため、充電量が少ないバッテリが存在すれば、他のバッテリの電力を100%使用しようとすると、充電量の少ないバッテリが過放電状態となり、バッテリの寿命を短くすることになる。また、充電量の少ないバッテリを100%充電しようとすれば、他のバッテリが過充電状態となり、バッテリの寿命を短くすることになる。
特開平5−310177号公報 特開2002−46685号公報
この発明は上記問題に鑑み、自転車のフレーム構造や形状を変更することなく、バッテリを簡単に搭載することができるとともに、バッテリの寿命延長を図ることができるという電動アシスト自転車の電力供給装置の提供を目的とする。
請求項1に記載した発明の電動アシスト自転車の電力供給装置は、自転車の車輪を人の踏み力により回転する人力駆動部と、該車輪をモータの駆動力により回転する電動駆動部とを備え、人の踏み力をモータの駆動力によって補助する電動アシスト自転車において、上記モータに対して電力を供給するバッテリを、上記車輪のホイール型ケースに内蔵したことを特徴とする。
この発明によると、自転車に搭載したモータを、車輪のホイール型ケースに内蔵したバッテリから供給される電力により駆動するので、ホイール型ケースにバッテリが内蔵された車輪を取り付けるだけで、バッテリを簡単に搭載することができ、モータを駆動するのに必要な電力が走行する際に得られる。
上記バッテリは、例えばリチウム電池、ニッケル水素電池、ニッカド電池等の市販のバッテリ、或いは、天然の植物(珪藻等の海草類)からなるゼリー状のバッテリ等で構成することができる。天然の植物からなるバッテリを使用すれば、廃棄処分時において、自然環境に与える影響を少なくすることができる。また、ゼリー状のバッテリは、ホイール型ケース内部のスペースに応じて任意の大きさ及び形状に変形させることができる。
請求項2に記載した発明の電動アシスト自転車の電力供給装置は、上記請求項1に記載の構成と併せて、上記バッテリの出し入れが許容される開口部を、上記ホイール型ケースの側面に設け、上記開口部が閉塞される大きさ及び形状に形成した蓋部を、該開口部に対して開閉自在に設け、上記開口部が閉塞された状態に上記蓋部を固定する蓋部固定手段を、上記開口部と蓋部との対向縁部に設けたことを特徴とする。
この発明によると、所定充電量以下に充電量が減少するか、所定電圧以下に電圧が低下する等したバッテリを、ホイール型ケースの蓋部を開放して開口部から外部に取り出すので、外部電源に接続して再充電するか、充電済み又は新しいバッテリに交換するか、メンテナンス等の作業が容易に行える。
請求項3に記載した発明の電動アシスト自転車の電力供給装置は、上記請求項1又は2に記載の構成と併せて、上記ホイール型ケースに収容された搭載体に、該搭載体の回転中心に対して自由回転自在に軸受された車軸を中心として、上記バッテリが個々に装填される装填部を円周方向に所定間隔に隔てて複数設けたことを特徴とする。
この発明によると、後部車輪の回転時や走行中において、車輪の回転力により搭載体全体が回転するようなことがなく、バッテリに充電された電力が安定して得られる。
請求項4に記載した発明の電動アシスト自転車の電力供給装置は、上記請求項1乃至3のいずれか一つに記載の構成と併せて、上記モータを、上記自転車の前部又は後部に軸受される一方の車輪のホイール型ケースに内蔵し、上記バッテリを、上記他方の車輪のホイール型ケースに内蔵したことを特徴とする。
この発明によると、モータ及びバッテリの全重量が前後車輪に分散して付与されるので、一方の車輪に荷重が集中して付与されることがなく、前後車輪の耐久性が向上する。また、前後の重量バランスが略均等となるので、走行時の安定性が向上する。
請求項5に記載した発明の電動アシスト自転車の電力供給装置は、上記請求項1乃至4のいずれか一つに記載の構成と併せて、上記ホイール型ケースに内蔵した複数の各バッテリを直列に接続したことを特徴とする。
この発明によると、モータを駆動するのに必要な電力が安定して得られるとともに、全バッテリに充電された電力がなくなるまでに要する時間が長く、走行距離の延長を図ることができる。
請求項6に記載した発明の電動アシスト自転車の電力供給装置は、上記請求項1乃至5のいずれか一つに記載の構成と併せて、上記ホイール型ケースに内蔵した複数の各バッテリに対して外部電源から供給される電力を並列充電可能に設け、
上記各バッテリの充電量を個別に検知する充電量検知手段を設け、上記バッテリの充電量が所定充電量以下に減少したこと充電量検知手段で検知した際に、その検知に基づいて、充電量が少ないバッテリのみに外部電源から電力を供給し、他のバッテリと略同等量に個別充電する機能を備えたことを特徴とする。
この発明によると、ホイール型ケースに内蔵されたバッテリの充電量が所定充電量以下に減少したこと充電量検知手段で検知した際に、外部電源から供給される電力を、充電量が少ないバッテリに対して略満了状態に個別充電するか、他のバッテリと略同等量の充電量に個別充電する。
この発明によれば、自転車に搭載したモータを、車輪のホイール型ケースに内蔵したバッテリから供給される電力により駆動して、人の踏み力による走行をモータの駆動力によって補助するので、ホイール型ケースにバッテリが内蔵された車輪を取り付けるだけで、自転車のフレーム構造や形状を変更することなく、バッテリを簡単に搭載することができる。また、自転車全体の重心位置が低く、重量バランスを左右均等に保つことができるので、走行時の安定性が向上し、走行及び運転がスムースに行える。
また、充電量が少ないバッテリのみに電力を供給して、他のバッテリと略同等量の充電量に個別充電するので、過充電や過放電等がバッテリに発生するのを防止することができ、全バッテリの充電量が略同等量に保たれるので、電力の消費が略均等となり、他のバッテリに与える負荷が小さく、全バッテリの寿命が長くなり、耐久性が向上する。
この発明は、自転車のフレーム構造や形状を変更することなく、バッテリを簡単に搭載することができるとともに、バッテリの寿命延長を図ることができるという目的を、バッテリを車輪のホイール型ケースに内蔵し、所定充電量以下に充電量が減少したバッテリのみに個別充電することで達成した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、人の踏み力をモータの駆動力によって補助する電動アシスト自転車の電力供給装置を示し、図1に於いて、この電動アシスト自転車1は、フレーム2の後側下部に軸受した後部車輪3を人の踏み力により回転する人力駆動部Aと、フレーム2の前側下部に軸受した前部車輪4をモータ11の駆動力により回転する電動駆動部Bとを備えている。
上記人力駆動部Aは、自転車1を構成するフレーム2の下部中央に軸支したクランク軸5の両端部に左右一対の各ペダル9,9を連結し、クランク軸5に固定したスプロケット6と、後部車輪3に固定したスプロケット7との間にチェーン8を張架して、左右一対の各ペダル9,9を人の踏み力により回転させて、その回転力を後部車輪3に伝達する。
前記電動駆動部Bは、後部車輪3に設けた電力供給装置Cのバッテリ内蔵ホイール12に、電動式のモータ11に対して電力を供給する複数個の各バッテリ21…を内蔵し、各バッテリ21…の電力で駆動するモータ11を、前部車輪4に設けたモータ内蔵ホイール10に内蔵している。つまり、走行開始又は走行途中において、左右一対の各ペダル9,9に付加される人の踏み力に応じて前部車輪4をモータ11の駆動力により回転させ、人の踏み力による走行を補助する。なお、バッテリ21は、12V、10AHのバッテリを使用する。
上記電力供給装置Cは、図2、図3にも示すように、ケース型のバッテリ内蔵ホイール12をホイールケース13とホイールカバー14とに分離可能に設け、両方の回転中心に固定したベアリング15を介して、フレーム2の後側下部に軸架した後部車軸16上に対して自由回転可能に取り付けている。また、ホイールケース13とホイールカバー14との嵌合側周縁部は、Oリングやパッキン等のシール部材を介して、ネジやボルト等の固定手段により水密状態に固定している。なお、ホイールケース13の外周面には、合成ゴム製のチューブ式タイヤが装着される。
また、ホイールケース13とホイールカバー14との対向内壁面間に形成した収容部17には、複数個(4個)の各バッテリ21…が搭載される搭載体18を、ベアリングを介する等して、後部車軸16上に対して自由回転可能に取り付けている。つまり、後部車輪3の回転時や走行中において、車輪3の回転力により搭載体18が回転するようなことがなく、バッテリ21の向きが常時一定に保たれるので、バッテリ21に充電された電力が安定して得られる。
また、搭載体18の回転中心近傍に設けたロック部材19は、搭載体18の回転中心部に挿通した後部車軸16の外周面と対向する方向に対してスライド自在に設けられ、ロック部材19を、各装填部20…と対応する角度に隔てて後部車軸16の外周面に形成した一つの凹部16cに係合すると、搭載体18に設けた一つの装填部20を、ホイールカバー14に設けた開口部14aと対向する位置に回転固定することができる。
上記搭載体18には、図4にも示すように、該搭載体中心部に挿通した後部車軸16を中心として、各バッテリ21…が個々にホールドされる装填部20を円周方向に対して所定間隔に隔てて複数設けている。
前記装填部20には、バッテリ21上部に設けたプラス・マイナスの各接続端子21a,21aと対向して、各接続端子21a,21aに対して圧接される方向にスプリング等で付勢された各接続端子20a,20aを設けている。つまり、装填部20の各接続端子20a,20aとバッテリ21の各接続端子21a,21aとを対向して、装填部20に対してバッテリ21を装填すれば、装填部20の各接続端子20a,20aにバッテリ21の各接続端子21a,21aが接続され、バッテリ21に充電された電力をモータ11に供給することができる。
また、各装填部20…の各プラス側接続端子20a…と各マイナス側接続端子20aには、図5に示すように、3本の各接続線20A,20B,20Cが接続され、各装填部20…に装填した各バッテリ21…が直列に接続されるように設けている。
また、各接続線20A,20B,20Cは、中空断面形状を有する後部車軸16の軸中心部に形成した配線孔16aに、該車軸16の軸外周面に対して径方向に貫通して形成した複数の各挿通孔16b…から挿入され、該車軸16の軸端部から外部に引き出した各接続線20A,20B,20Cは、左右一対の各ペダル9,9に付加される人の踏み力を検知する踏み力検知装置26と、各バッテリ21…の充電量を個別に検知する充電量検知装置27とを介して、モータ11に接続している。
また、装填部20の上側に形成した各壁部20b,20bは、バッテリ21の上部外面に係止され、下側に形成した各壁部20c,20cは、バッテリ21の側部外面及び下部外面に圧接され、各壁部20b,20cの材料弾性によりバッテリ21をホールドする。
また、装填部20に張架されるバンド22は、装填部20に装填したバッテリ21の外面に対して圧接又は巻き付けられ、その圧接力や締付け力でバッテリ21をホールドする。
また、バッテリ21下部と対向してバンド固定部20に設けた係止バネ23は、装填部20に装填したバッテリ21下部に係止され、各壁部20b,20bに対する係止と、係止バネ23自体の材料弾性とでバッテリ21をホールドする。或いは、バンド22、係止バネ23のいずれか一方の固定手段で固定するか、例えばボルトやネジ、マグネット、面ファスナー等の固定手段で固定してもよい。
前記ホイールカバー14には、バッテリ21の出し入れが許容される開口部14aを、複数の各装填部20…と対応して円周方向に所定間隔に隔てて複数設けるとともに、開口部14aが閉塞される大きさ及び形状に形成した蓋部14bを、開口部14aの一側縁部に対して開閉自在に連結している。
また、蓋部14bの開放側縁部に設けた止め具14cは、開口部14aの開放側内縁部に対して係止され、車輪3の回転時や走行中において、蓋部14bによる閉塞状態を維持する。なお、止め具14cの代わりに、例えばネジやボトル、マグネット、ロック機構、施錠機構等の固定手段を用いて固定してもよい。且つ、開口部14aと蓋部14bとの嵌合側周縁部は、Oリングやパッキン等のシール部材を介して水密状態に固定される。
図9は、電力供給装置Cの回路構成を示し、各接続線20A,20B,20Cは、各バッテリ21…が個々に装填される各装填部20…と、各装填部20…と対応して個々に配設した電圧調整機能付き各整流器24…と、外部電源に接続される一つのアダプター25と、回路全体の通電をON・OFFする通電スイッチ29と、自転車1の各ペダル9,9に付加される踏み力を検知する踏み力検知装置26と、各装填部20…と対応して個々に配置した各充電量検知装置27…と、各バッテリ21…に対して個別に接続した各電磁スイッチ28…とを、各装填部20…に装填された各バッテリ21…に対して個別又は並列に充電されるように接続している。
上記各整流器24…は、各装填部20…に対して個別に接続され、外部電源から供給される直流の電力を交流に変換して、各装填部20…に対して個別に供給する。
前記アダプター25は、各装填部20…に対して並列に接続され、例えば家庭用コンセント、充電施設等の外部電源に接続したとき、外部電源からの電力を各装填部20…に装填された各バッテリ21…に対して個別又は並列に供給する。
前記踏み力検知装置26は、各接続線20A,20B及び通電スイッチ29を介して、モータ内蔵ホイール10のモータ11に接続され、通電スイッチ29をON操作した後、左右一対の各ペダル9,9に人の踏み力を付加すると、各ペダル9,9に付加される踏み力を踏み力検知装置26で検知し、その検知される踏み力に応じて前部車輪4をモータ11の駆動力により回転する。
前記各充電量検知装置27…は、各装填部20…に対して個別に接続され、各装填部20…に装填された各バッテリ21…の充電量を個別に随時検知するとともに、その検知に基づいて、各装填部20…に接続した各電磁スイッチ28…を開閉動作する。つまり、一つのバッテリ21の充電量が所定充電量以下に減少したことを充電量検知装置27で検知した場合、充電量が少ないバッテリ21に接続した電磁スイッチ28を閉じて通電させ、外部電源から供給される電力を充電量が少ないバッテリ21に対して個別に充電するとともに、他の各バッテリ21…に接続した各電磁スイッチ28…を開いて、外部電源から他の各バッテリ21…への電力供給を遮断又は中断する。
一方、各バッテリ21…の充電量が所定充電量以上であることを各充電量検知装置27…で個別に検知した場合、一つ又は全ての各バッテリ21…に接続した各電磁スイッチ28…を開いて、外部電源から各バッテリ21…への電力供給を遮断又は中断する。また、各バッテリ21…の充電量が所定充電量以下であることを各充電量検知装置27…で個別に検知すれば、各バッテリ21…に接続した各電磁スイッチ28…を閉じて通電させ、外部電源から供給される電力を充電量が少ない各バッテリ21…に対して個別又は並列に充電する。
なお、外部電源の代わりに、例えばモータ内蔵ホイール10に内蔵した発電機が発電する電力を各バッテリ21…に対して個別又は並列に充電することもできる。
また、バッテリ内蔵ホイール12に接続されたアダプター25を自転車1に予め搭載しておけば、外部電源が存在する場所であれば何処でも充電することができる。また、バッテリ内蔵ホイール12に接続されたアダプター接続部を、自転車1のフレーム2に設け、アダプター25を外部電源が存在する所定の充電場所に保管しておくか、アダプター25をバッテリ内蔵ホイール12内に対して出し入れ自在に設けてもよい。また、各装填部20…と対応して4個の各アダプター25…を個別に設けてもよい。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、電動アシスト自転車1に備えられた電力供給装置Cのバッテリ21を充電又は交換する方法を説明する。
先ず、後部車輪3のバッテリ内蔵ホイール12に内蔵されたバッテリ21の充電量が所定充電量以下に減少する等して、モータ11を駆動するのに必要な電力が得られなくなった場合、図2、図3に示すように、ホイールカバー14に設けた一つの止め具14cによる固定を解除して、下方に位置する蓋部14bを開放した後、搭載体18を任意方向に回転させて、バッテリ21が装填された装填部20を、ホイールカバー14の開口部14aと対向する位置に回転移動させた後、ロック部材19を、後部車軸16の凹部16cに係止して、搭載体18を回転不可にロック固定する。
次に、バンド22及び係止バネ23による固定を解除し、再充電又は交換するバッテリ21を装填部20から分離し、ホイールカバー14の開口部14aから外部に取り出して再充電するか、充電済みや新しいバッテリ21に交換する。
次に、ロック部材19による固定を解除して、別のバッテリ21が固定された搭載体18の装填部20を、ホイールカバー14の開口部14aと対向する回転移動させた後、上述と同様にして、再充電又は交換する各バッテリ21…を順番に取り出す。或いは、ホイールカバー14の開口部14aを搭載体18の各装填部20…と対向する位置に回転移動させて、各バッテリ21…を順番に取り出してもよい。
次に、充電済みや新しいバッテリ21を、ホイールカバー14の開口部14aから挿入して搭載体18の装填部20に装填し、バンド22及び係止バネ23で固定した後、ロック部材19による固定を解除して、搭載体18を、後部車軸16に対して自由回転可能に軸受し、ホイールカバー14の開口部14aを蓋部14bで閉塞して止め具14cにより固定すれば、各バッテリ21…の電力でモータ11を駆動することができる。
また、バッテリ内蔵ホイール12のホイールカバー14を開放して、充電量の少ないバッテリ21を取り出して再充電するか、充電済みや新しいバッテリ21に交換する等してもよい。或いは、後部車輪3をフレーム2から取り外した後、バッテリ内蔵ホイール12からバッテリ21を取り出して再充電又は交換してもよい。
次に、バッテリ内蔵ホイール12に内蔵された各バッテリ21…を充電する場合、アダプター25を外部電源に接続して、各バッテリ21…を所定充電量に個別充電又は並列充電するが、各バッテリ21…の充電量にバラツキがあっても、常に同等量の充放電が行われるため、一つのバッテリ21の充電量が所定充電量以下に減少したことを充電量検知装置27で検知した際には、その検知に基づいて、充電量が少ないバッテリ21に接続した電磁スイッチ28を閉じて通電させ、外部電源から供給される電力を充電量が少ないバッテリ21に対して個別に供給して略満了状態に100%充電(又は他のバッテリ21と略同等量の充電量に個別充電)し、他の各バッテリ21…に接続した各電磁スイッチ28…を開いて、各バッテリ21…への電力供給を遮断又は中断するので、他の各バッテリ21…に過充電状態が発生するのを防止することができる。
また、充電量の少ないバッテリ21が所定充電量に充電されたことを充電量検知装置27で検知した際には、充電完了と同時に、そのバッテリ21に接続した電磁スイッチ28を開いて通電を遮断又は中断して、充電を停止する。また、2個の各バッテリ21,21を個別充電することもできる。
また、各バッテリ21…の充電量が所定充電量以下に略同等量減少したことを充電量検知装置27で検知した際には、その検知に基づいて、各バッテリ21…に接続した各電磁スイッチ28…を閉じて、外部電源から供給される電力を各バッテリ21…に対して並列充電する。或いは、各バッテリ21…に対して個別充電してもよい。
また、充電量の多いバッテリ21の電力を100%使用する場合、充電量の少ないバッテリ21が過放電状態となるが、バッテリ21の充電量が所定充電量以下に減少したことを充電量検知装置27で検知したとき、その検知に基づいて、通電スイッチ29をOFFにするか、各バッテリ21…の回路を遮断する等して、モータ11への電力供給を中断すれば、充電量の少ないバッテリ21から電力が放電されることがなく、バッテリ21に過放電状態が発生するのを防止することができる。且つ、全バッテリ21…の充電量が略同等量に保たれるので、電力の消費が略均等となり、他のバッテリ21に与える負荷が小さくなる。
以上のように、前部車輪4のモータ内蔵ホイール10に内蔵したモータ11を、後部車輪3のバッテリ内蔵ホイール12に内蔵した各バッテリ21…から供給される電力により駆動して、人の踏み力による走行をモータ11の駆動力によって補助するので、バッテリ内蔵ホイール12に複数の各バッテリ21…が内蔵された車輪3を取り付けるだけで、自転車1のフレーム構造や形状を変更することなく、複数の各バッテリ21…を簡単に搭載することができる。また、自転車1全体の重心位置が低く、重量バランスを左右均等に保つことができるので、走行時の安定性が向上し、走行及び運転がスムースに行える。
また、モータ11を前部車輪4側に設け、バッテリ21を後部車輪3側に設けるので、モータ11及びバッテリ21の全重量が前後車輪3,4に分散して付与され、前後車輪3,4の一方に荷重が集中して付与されることがなく、前後車輪3,4の耐久性が向上する。
また、所定充電量以下に充電量が減少するか、所定電圧以下に電圧が低下する等したバッテリ21を、バッテリ内蔵ホイール12のホイールカバー14に設けた一つの蓋部14bを開放して開口部14aから外部に取り出すので、車輪3全体をフレーム2から取り外すような手間及び作業が省け、外部電源に接続して再充電するか、充電済みや新しいバッテリ21に交換するか、メンテナンス等の作業が容易に行える。また、充電済みや新しいバッテリ21をバッテリ内蔵ホイール12に収容し、装填体18の装填部20に装填した後、ホイールカバー14の開口部14aを蓋部14bで閉塞すれば、例えば雨水や泥、小石等の異物がバッテリ内蔵ホイール12に侵入するか、接続不良や漏電等が起きるのを確実に防止することができる。
また、バッテリ内蔵ホイール12に内蔵した複数の各バッテリ21…を直列に接続しているので、モータ11を駆動するのに必要な電力が安定して得られるとともに、全体の充電量が多く、全バッテリ21に充電された電力がなくなるまでに要する時間が長くなるので、走行距離の延長を図ることができる。
また、充電量が少ないバッテリ21のみに電力を供給して、他のバッテリ21と略同等量となる充電量に個別充電するので、過充電や過放電等がバッテリ21に発生するのを防止することができる。且つ、全バッテリ21…の充電量が略同等量に保たれるので、電力の消費が略均等となり、他のバッテリ21に与える負荷が小さく、全バッテリ21…の寿命が長くなり、耐久性が向上する。
図6、図7は、バッテリ内蔵ホイール12の各バッテリ21…を車軸16側に向きを揃えて装填した第2実施例の電力供給装置Cを示し、バッテリ21の各接続端子21a,21aを車軸16側に向けて、各バッテリ21…を搭載体18の各装填部20…に装填しているので、自転車1のフレーム構造や形状を変更することなく、複数の各バッテリ21…を簡単に搭載することができる。また、所定充電量以下に充電量が減少したバッテリ21のみに電力を供給して個別充電するので、バッテリ21の寿命が長くなり、第1実施例の発明と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図8は、バッテリ内蔵ホイール12のホイールカバー14に設けた扇状の開口部14aに、開口部14aが閉塞される大きさ及び形状に形成した扇状の蓋部14bを円周方向に対してスライド開閉自在に設けた他の例を示し、蓋部14bを、後部車軸16を中心として円周方向に向けてスライドさせ、ホイールカバー14の開口部14aをバッテリ21の出し入れが許容される大きさに開放するので、充電量の少ないバッテリ21を取り出して再充電するか、充電済みや新しいバッテリ21に交換する等の作業が容易に行え、上記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。また、開口部14a及び蓋部14bを、ホイールカバー14の略1/2に相当する大きさに形成すれば、2個の各バッテリ21,21を取り出し及び交換することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のバッテリを内蔵したホイール型ケースは、実施例のバッテリ内蔵ホイール12に対応し、
以下同様に、
モータを内蔵したホイール型ケースは、モータ内蔵ホイール10に対応し、
蓋部固定手段は、止め具14cに対応し、
充電量検知手段は、充電量検知装置27に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えばモータ内蔵ホイール10を後部車輪3に設け、バッテリ内蔵ホイール12を前部車輪4に設けてもよい。
本発明の電動アシスト自転車の電力供給装置は、クランク軸の軸受部分にモータが備えられた自転車にも利用することができる。
電動アシスト自転車を示す側面図。 第1実施例の電力供給装置のバッテリ出し入れ方法を示す側面図。 バッテリの出し入れ方法を示す縦断正面図。 各バッテリを上向きに揃えて装填した状態を示す側面図。 各バッテリと各接続線との配線を示す側面図。 第2実施例の電力供給装置のバッテリ出し入れ方法を示す側面図。 各バッテリを車軸側に向きを揃えて装填した状態を示す側面図。 バッテリを扇形の開口部から出し入れする他の例を示す側面図。 電力供給装置の配線系統を示す回路図。
符号の説明
A…人力駆動部
B…電動駆動部
C…電力供給装置
1…電動アシスト自転車
2…フレーム
3…後部車輪
4…前部車輪
10…モータ内蔵ホイール
11…モータ
12…バッテリ内蔵ホイール
13…ホイールケース
14…ホイールカバー
14a…開口部
14b…蓋部
14c…止め具
16…後部車軸
17…収容部
18…搭載体
19…ロック部材
20…装填部
20a…接続端子
20A,20B,20C…接続線
21…バッテリ
21a…接続端子
24…整流器
25…アダプター
26…踏み力検知装置
27…充電量検知装置
28…スイッチ
29…通電スイッチ

Claims (6)

  1. 自転車の車輪を人の踏み力により回転する人力駆動部と、該車輪をモータの駆動力により回転する電動駆動部とを備え、人の踏み力をモータの駆動力によって補助する電動アシスト自転車において、
    上記モータに対して電力を供給するバッテリを、上記車輪のホイール型ケースに内蔵した
    電動アシスト自転車の電力供給装置。
  2. 上記バッテリの出し入れが許容される開口部を、上記ホイール型ケースの側面に設け、
    上記開口部が閉塞される大きさ及び形状に形成した蓋部を、該開口部に対して開閉自在に設け、
    上記開口部が閉塞された状態に上記蓋部を固定する蓋部固定手段を、上記開口部と蓋部との対向縁部に設けた
    請求項1に記載の電動アシスト自転車の電力供給装置。
  3. 上記ホイール型ケースに収容された搭載体に、該搭載体の回転中心に対して自由回転自在に軸受された車軸を中心として、上記バッテリが個々に装填される装填部を円周方向に所定間隔に隔てて複数設けた
    請求項1又は2に記載の電動アシスト自転車の電力供給装置。
  4. 上記モータを、上記自転車の前部又は後部に軸受される一方の車輪のホイール型ケースに内蔵し、
    上記バッテリを、上記他方の車輪のホイール型ケースに内蔵した
    請求項1乃至3のいずれか一つに記載の電動アシスト自転車の電力供給装置。
  5. 上記ホイール型ケースに内蔵した複数の各バッテリを直列に接続した
    請求項1乃至4のいずれか一つに記載の電動アシスト自転車の電力供給装置。
  6. 上記ホイール型ケースに内蔵した複数の各バッテリに対して外部電源から供給される電力を並列充電可能に設け、
    上記各バッテリの充電量を個別に検知する充電量検知手段を設け、
    上記バッテリの充電量が所定充電量以下に減少したこと充電量検知手段で検知した際に、その検知に基づいて、充電量が少ないバッテリのみに外部電源から電力を供給し、他のバッテリと略同等量に個別充電する機能を備えた
    請求項1乃至5のいずれか一つに記載の電動アシスト自転車の電力供給装置。
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