JP2007110863A - モータのステータコア及びマグネット構造 - Google Patents

モータのステータコア及びマグネット構造 Download PDF

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JP2007110863A
JP2007110863A JP2005301482A JP2005301482A JP2007110863A JP 2007110863 A JP2007110863 A JP 2007110863A JP 2005301482 A JP2005301482 A JP 2005301482A JP 2005301482 A JP2005301482 A JP 2005301482A JP 2007110863 A JP2007110863 A JP 2007110863A
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Yuichiro Sadanaga
雄一郎 定永
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】圧粉鉄心コアを用いた従来のモータ構造は、コア内部で3次元方向の磁束の流れを作ることにより集磁効果が期待できるが、ラジアル方向の磁束流入が主であり、アキシャル方向の磁束を有効に活かしていないという課題があった。
【解決手段】磁性体からなるロータフレーム11と、前記ロータフレーム11に固着され共に回転するシャフト12と、磁力を発生するマグネット13からなるロータと、前記ロータを回転駆動させる磁気を発生するコイル14を巻回した磁性粉末からなるステータコア15を備えたステータとからなるモータのマグネット13はステータコア15のティース先端部17のアキシャル方向上下にオーバーハングする構造とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁性粉末鉄心を用いたモータのステータコア及びマグネット構造に関する。
従来、図3(a)に示すように、ステータ1及びロータ2のどちらか一方に磁性粉末鉄心を用いたモータとして、他方に用いられるマグネット3の寸法を長くしたものが知られている。図3(b)は電磁鋼板を用いた積層コア4内部の磁束の流れ、図3(c)は磁性粉末鉄心を用いた圧粉鉄心コア5内部の磁束6の流れをそれぞれ示しており、圧粉鉄心コア5を用いることで集磁効果が向上していることがわかる。(例えば、特許文献1参照。)
また、図4に示すように、圧粉鉄心コア5のマグネット3との対向面を長くし、マグネット3と略同等の長さとすることで集磁効果を向上させたものが知られている。(例えば、特許文献2参照。)
特開2004−153977号公報 特開2002−125350号公報
図3、4に示した従来のモータ構造は、圧粉鉄心コアを用いているため、コア内部で3次元方向の磁束の流れを作ることにより集磁効果が期待できるが、ラジアル方向の磁束流入が主であり、アキシャル方向の磁束を有効に活かしていないという課題があった。
上記課題を解決するために本発明は、磁性体からなるロータフレームと、前記ロータフレームに固着され共に回転するシャフトと、磁力を発生するマグネットからなるロータと、前記ロータを回転駆動させる磁気を発生するコイルを巻回した磁性粉末からなるステータコアを備えたステータと、前記ロータを回転自在に保持する軸受けとを備えたモータにおいて、ロータマグネットをステータコア先端部のアキシャル方向上下にオーバーハングさせたことを特徴とする。
この特徴により、マグネットとステータコアの対向面を増やすことができ、3次元の磁束流入が可能となるため、集磁効果が向上し、モータの効率向上を図ることが可能である。
本発明のモータのステータコア及びマグネット構造によれば、ロータマグネットをステータコア先端部のアキシャル方向上下にオーバーハングさせることで、ラジアル方向の磁束とアキシャル方向の磁束の双方をコアに流入させることが可能となるため、高効率なモータを得ることができる。
また、オーバーハング部付近で、磁化方向をアキシャル方向としたマグネットを用いることで、ステータコアのティース先端部に磁束を流入し易くする為、集磁効果を向上させることができ高効率なモータを得ることができる。
また、オーバーハングさせたマグネットのティース先端部とのアキシャル方向対向面を円弧形状とすることで、更に集磁効果を向上させることができ高効率なモータを得ることができる。
さらに、ティース先端部をアキシャル方向上下に円弧形状とることで、更にステータコアのティース先端部に磁束を流入し易くする為、集磁効果を向上させることができ高効率なモータを得ることができる。
ロータマグネットをステータコアのティース先端部のアキシャル方向上下にオーバーハングさせ、オーバーハングさせたマグネットのティース先端部とのアキシャル方向対向面を円弧形状とし、ラジアル方向に磁化されたマグネットの磁化方向をアキシャル方向に円弧状とし、ティース先端部をアキシャル方向上下に円弧形状とすることを特徴とする。
本発明に係わるモータを図1、2に示す。図1は第1の実施例の側面から見た断面図である。図において、12はシャフトで、ロータフレーム11に垂直に固定される。14はコイルであり圧粉成型された磁性粉末からなるステータコア15に巻回されている。前記シャフト12は軸受け18に回転可能に挿入されている。前記ステータコア15に空隙をもって対向し、前記ロータフレーム11にマグネット13が固着されている。前記コイル14に励磁電流を供給し、前記マグネット13との吸引・反発力により、モータを回転させる。マグネット13はステータコア15のティース先端部17のアキシャル方向上下にオーバーハングしている。
また、マグネット13はラジアル方向内周面を磁化方向として着磁されており、アキシャル方向上下端面部19ではアキシャル方向に着磁されている。
本実施例により、マグネット13のアキシャル方向上下端面オーバーハング部19において、磁束16を3次元的に集磁しているため、従来の積層鋼板を用いたステータコアの単なる置き換えではなく、高効率なモータを得ることができる。
図2は本発明における第2の実施例である。本実施例ではマグネット13のアキシャル方向上下端面オーバーハング部19はアキシャル方向に円弧形状としている。
また、ステータコア15のティース先端部17はアキシャル方向に円弧形状としている。
マグネット13はラジアル方向内周面を磁化方向として着磁されており、アキシャル方向上下端面部19ではアキシャル方向に着磁されている。
本実施例により、ティース先端オーバーハング部17及びマグネット13を円弧形状としているため、磁束の流れがより滑らかな磁路を形成することができ、起磁力の損失が少ない、より高効率なモータを得ることができる。
本発明のモータのステータコア及びマグネット構造は、モータの高効率化に最適であり、小型化を要する用途、例えば情報機器等に使用されるスピンドルモータ、自動車用の電装モータなどに有用である。
本発明の第1実施例のモータの断面図 本発明の第2実施例のモータの断面図 従来のモータの断面図(1) 従来のモータの断面図(2)
符号の説明
1 ステータ
2 ロータ
3、13 マグネット
4 積層コア
5、15 磁性粉コア
6、16 磁束
11 ロータフレーム
12 シャフト
14 コイル
17 ティース先端オーバーハング部
18 軸受け
19 マグネット端部

Claims (4)

  1. 磁性体からなるロータフレームと、前記ロータフレームに固着され共に回転するシャフトと、磁力を発生するマグネットからなるロータと、前記ロータを回転駆動させる磁気を発生するコイルを巻回した磁性粉末からなるステータコアを備えたステータと、前記ロータを回転自在に保持する軸受けとを備えたモータにおいて、ロータマグネットをステータコア先端部のアキシャル方向上下にオーバーハングさせたことを特徴とするモータのステータコア及びマグネット構造。
  2. ラジアル方向内周面を磁化方向とするマグネットのオーバーハング部付近で、磁化方向をアキシャル方向としたことを特徴とする請求項1記載のモータのステータコア及びマグネット構造。
  3. オーバーハングさせたマグネットのティース先端部とのアキシャル方向対向面を円弧形状としたことを特徴とする請求項1から請求項2いずれかに記載のモータのステータコア及びマグネット構造。
  4. ティース先端部をアキシャル方向上下に円弧形状としたことを特徴とする請求項1から請求項3いずれかに記載のモータのステータコア及びマグネット構造。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011512118A (ja) * 2008-02-07 2011-04-14 マグネティック アプリケーションズ インコーポレイテッド 小型高出力オルタネータ
US9800096B2 (en) 2012-07-19 2017-10-24 Mitsubishi Electric Corporation Interior permanent magnet synchronous motor with optimized thicknesses and sectional areas
DE102017105414A1 (de) 2017-03-14 2018-09-20 Minebea Mitsumi Inc. Elektromotor

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