JP2007110362A - 衛星放送受信用コンバータ及び衛星放送受信用アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、発熱体を内蔵することで、フィードホーンを加熱することのできる衛星放送受信用コンバータ及びこの衛星放送受信用コンバータを備えた衛星放送受信用アンテナを提供することを目的とする。
【解決手段】 フィードホーン12と導波管15を介して一体となる構成のコンバータ13において、そのシャーシ16の内壁面に発熱体21を設置することにより、発熱体21の熱をシャーシ16、導波管15、及びフィードホーン12の順に伝達させることで、フィードホーン12、導波管15、及びシャーシ16それぞれの外側表面に積もった雪や氷を融解する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通信衛星からの直線偏波信号を受信する衛星放送受信用コンバータ及びこの衛星放送受信用コンバータを備えた衛星放送受信用アンテナに関するもので、特に、降雪地域に設置される衛星放送受信用コンバータ及びこの衛星放送受信用コンバータを備えた衛星放送受信用アンテナに関する。
衛星放送受信用アンテナであるパラボラアンテナは、通信衛星からの電波を反射させるパラボラ反射鏡と、パラボラ反射鏡で反射された電波を受信するフィードホーンと、フィードホーンにつながるコンバータと、を有する構造とされる。このパラボラアンテナは、屋外に設置されて、BS(Broadcasting Satellite)放送やCS(Communication Satellite)放送などの衛星放送の受信を行うアンテナとして使用されている。
このようなパラボラアンテナが降雪地帯で用いられると、通信衛星からの衛星放送を受信するように屋外に設置されるため、降雪によってパラボラ反射鏡に雪が積もったり、降雨の水滴や朝露が低気温のために氷結したりすることで、パラボラアンテナでの受信障害が起こることがある。そのため、パラボラ反射鏡の電波反射面に加熱手段を設けた融氷雪装置を設置して、パラボラ反射鏡における氷や雪を融解させて受信障害の発生を防止するパラボラアンテナ装置が提供されている(特許文献1参照)。このパラボラアンテナ装置は、外気温を計測する温度感知素子が設けられることで、外気温の高さに応じて加熱手段の通電制御を行うことで、氷雪による受信障害の発生を防止している。
特開平10−107522号公報
しかしながら、特許文献1によるパラボラアンテナ装置においては、パラボラ反射鏡表面の氷雪を融解させて、受信障害の発生を防止することができるが、このパラボラ反射鏡表面だけでなく、フィードホーンにも積雪する。このフィードホーンへの積雪のため、フィードホーンとパラボラ反射鏡との間が雪で遮られることにより、フィードホーンの受信感度が低下して、電波障害を引き起こす可能性がある。又、外気温が計測されるため、天候に関係なく外気温により積雪があるものとしてヒータを駆動されて、無駄な電力消費がある。又、この加熱手段として設けたヒータを駆動するために、ヒータに対して電力供給を行う電源が必要となる。
このような問題を鑑みて、本発明は、発熱体を内蔵することで、フィードホーンを加熱することのできる衛星放送受信用コンバータ及びこの衛星放送受信用コンバータを備えた衛星放送受信用アンテナを提供することを目的とする。又、本発明は、フィードホーン表面温度を測定して、フィードホーンへの積雪を検出することのできる衛星放送受信用コンバータ及びこの衛星放送受信用コンバータを備えた衛星放送受信用アンテナを提供することを別の目的とする。又、本発明は、太陽電池を備えることで消費電力を抑制することのできる衛星放送受信用コンバータ及びこの衛星放送受信用コンバータを備えた衛星放送受信用アンテナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の衛星放送受信用コンバータは、通信衛星からの電波を受信するフィードホーンが導波管を介して回路素子を覆うシャーシと接続されることで、前記フィードホーンと一体化された構成の衛星放送受信用コンバータにおいて、前記シャーシの内壁面に設置される発熱体を備え、該発熱体の熱を、前記シャーシ、前記導波管、及び前記フィードホーンそれぞれに伝達させることを特徴とする。
このような衛星放送受信用コンバータにおいて、傾斜を設けて除雪を促す形状とした屋根部を、前記フィードホーン及び前記導波管それぞれの上側に接触させて設置するものとしても構わない。更に、前記シャーシの蓋部に傾斜を設けて、除雪を促す形状とするものとしても構わない。
又、前記フィードホーン又は前記屋根部の外部表面の温度を検出する温度感知素子を備え、該温度感知素子で計測された温度が所定温度以下となったときに前記発熱体を駆動させるとすることで、積雪又は雨水の凍ったときと推測されたときのみ、前記発熱体を駆動させて消費電力を抑制するものとしても構わない。
これらの衛星放送受信用コンバータにおいて、前記フィードホーン及び前記導波管それぞれを複数備えるものとし、複数の通信衛星からの衛星放送が受信できるものとしても構わない。
更に、前記発熱体をニクロム線などによる電熱ヒータとしても構わないし、PTC面状発熱体などの半導体ヒータとしても構わない。
又、上述の衛星放送受信用コンバータにおいて、前記発熱体へ供給する電源を発生する太陽電池を備えるものとしても構わないし、該太陽電池からの電力が充電される二次電池を備えるものとしても構わない。更に、前記太陽電池が、前記シャーシの外壁面に設置されるものとしても構わない。
本発明の衛星放送受信用アンテナは、上述のいずれかの衛星放送受信用コンバータと、前記衛星放送受信用コンバータの前記フィードホーンに電波を反射させるパラボラ反射鏡と、を備えることを特徴とする。
又、太陽電池を備えるとき、前記支持アームの外壁面に前記太陽電池を設置するものとしても構わないし、前記パラボラ反射鏡の表面に前記太陽電池を設置するものとしても構わない。
本発明によると、フィードホーンと一体型となるコンバータのシャーシ内に発熱体を設置することで、発熱体からの熱をフィードホーンへ伝達させて、フィードホーンの積雪及び雨水が凍ったときに、雪及び氷の融解を行うことができ、受信障害の発生を防止することができる。又、屋根部及びシャーシの蓋に傾斜を設けることにより、除雪を更に促すことができる。又、温度感知素子をフィードホーン又は屋根部の表面に設置することで、外気温を計測する場合と比べて、より確実に、フィードホーンの表面上において積雪又は雨水が凍る温度を測定することができる。更に、太陽電池を備えるものとすることで、太陽電池の電力により発熱体を駆動させることができ、外部電源の使用機会を減らすことができる。
<衛星放送受信用アンテナの構成>
まず、本発明の各実施形態における衛星放送受信用アンテナの構成について、図面を参照して説明する。図1は、衛星放送受信用アンテナとその周りの環境との関係を示す概略図である。
図1の衛星放送受信用アンテナ1は、通信衛星である放送衛星2から送信される衛星放送信号による電波を反射させるパラボラ反射鏡11と、パラボラ反射鏡11の焦点位置に設置されるフィードホーン12と、フィードホーン12と一体型とされたコンバータ13と、パラボラ反射鏡11とコンバータ13とに接続されてコンバータ13を支持する支持アーム14と、を備える。
このような構成の衛星放送受信用アンテナ1は、放送衛星2から送信された衛星放送信号となる電波がパラボラ反射鏡11で反射されてフィードホーン12で受信されると、コンバータ13において、受信された12GHz帯の微弱な高周波信号(RF信号)である放送信号を1GHz帯の中間周波数信号(IF信号)に変換するとともに、低雑音増幅動作を行う。これにより、コンバータ13から、低雑音で十分な信号レベルを有するIF信号が出力される。
そして、コンバータ13が同軸ケーブル3を介して屋内に設置されたチューナ装置4と接続されることで、コンバータ13で得られたIF信号がチューナ装置4に与えられる。このチューナ装置4では、ユーザ所望のチャンネルが選局されることで、所望チャンネルの放送信号が選局されて復調される。この選局された後に復調された放送信号がテレビジョン5に与えられることで、テレビジョン5において、復号化された放送信号に基づく映像及び音声が再生出力される。
この図1に示す構成については、以下の各実施形態において、共通の構成となる。よって、以下の各実施形態では、それぞれの実施形態で特徴となる部分について、詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図2は、本実施形態の衛星放送受信用アンテナのコンバータの概略構成を示す上面図である。
本実施形態の衛星放送受信用アンテナにおけるコンバータ13は、フィードホーン12と、このフィードホーン12と接続された導波管15と、導波管15に接続されたシャーシ16と、によって構成されることで、フィードホーン12による一次放射器と一体型の構成を備える。そして、シャーシ16の内部には、図3の断面図のように、導波管15内を通して導かれたRF信号を受信するマイクロチップアンテナやヘリカルアンテナなどによるアンテナ素子17と、アンテナ素子17で受信されたRF信号をIF信号に変換するとともに低雑音増幅動作を行う回路や発熱体21の駆動制御を行う回路を構成する複数の回路素子18と、回路素子18が表面に設置される回路基板19と、回路基板19を支持する支持部20と、シャーシ16の内壁面に設置された発熱体21と、回路素子18及び発熱体21それぞれに外部電源から電源供給するためのリード線22と、を備える。
このような構成のコンバータ13において、発熱体21が動作することでシャーシ16が加熱されると、シャーシ16に伝達された発熱体21からの熱が、シャーシ16と一体となるように構成された導波管15及びフィードホーン12に伝達する。これにより、フィードホーン12、導波管15、及びシャーシ16のそれぞれが発熱体21の熱で加熱され、フィードホーン12、導波管15、及びシャーシ16それぞれの外側表面に積もった雪や氷を融解することができる。このとき、フィードホーン12、導波管15、及びシャーシ16それぞれを金属材料などの熱伝導率の高い材料で構成して、発熱体21からの熱をフィードホーン12まで伝達させる際の減衰量を抑制させる。
又、このフィードホーン12と一体化したコンバータ13に用いられる発熱体21としては、シャーシ16の内壁面を幾重にも折り曲げて這わせた形状とされるニクロム線などによって構成される電熱ヒータとしても構わないし、半導体粒子内に混合した導電性粒子による電気抵抗値の温度特性であるPTC(Positive Temperature Co-efficient)特性を用いたPTC面状発熱体などの半導体ヒータで構成されるものとしても構わない。PTC面状発熱体は、2つの電極間に半導体粒子よりなる合成樹脂に導電性粒子を混合したPCT素体を面状に構成し、温度が低いときには導電性粒子の連鎖により電流が流れることで発熱する。そして、温度が高くなると、半導体粒子が膨張することで導電性粒子の連鎖を断ち切ることで、電流が流れにくくなり、それ以上の温度上昇を防ぐことができる。
尚、本実施形態では、1つのフィードホーン12と一体型のコンバータ13としたが、例えば、図4に示すように、2つのフィードホーン12a,12bと一体型となるコンバータ13としても構わない。このとき、コンバータ13のシャーシ16には、フィードホーン12a,12bがそれぞれ導波管15a,15bを通じて接続されることとなる。そのため、シャーシ16の内壁面に設置された発熱体21の熱が、導波管15a,15bそれぞれを通じてフィードホーン12a,12bに伝達される。よって、フィードホーン12a,12b、導波管15a,15b、及びシャーシ16のそれぞれが発熱体21の熱で加熱されることとなる。更に、この図4の構成のようにフィードホーンを2つ設置することで2つの衛星放送を設けるものに限らず、2つ以上の複数のフィードホーンを導波管によってシャーシと一体型とすることで複数の衛星放送を受信することができるコンバータであっても構わない。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図5は、本実施形態の衛星放送受信用アンテナのコンバータの構成を示す概略図である。尚、本実施形態の衛星放送受信用アンテナにおいて、第1の実施形態における衛星放送受信用アンテナ(図2〜図4)と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の衛星放送受信用アンテナにおけるコンバータ13は、図5(a)に示す側面図のように、第1の実施形態と同様、フィードホーン12と、導波管15と、発熱体21(図3参照)が内壁面に設置されたシャーシ16と、を備えたフィードホーン12と一体型の構成とされるとともに、更に、フィードホーン12及び導波管15それぞれの上側を覆うように、図5(b)に示す正面図のような上側が頂点となる略三角形状の断面を備える屋根部23a,23bが構成される。尚、図5(b)において、屋根部23bの断面を点線で示す。
この屋根部23a,23bは、フィードホーン12及び導波管15と接触するように構成されるとともに、フィードホーン12及び導波管15に伝達された発熱体21からの熱が伝達しやすいように、熱伝導率の高い材料で構成される。又、シャーシ16については、図5(b)のように、その上側の蓋部分23cを屋根部23a,23bと同様、上側が頂点となる略三角形状の断面構造となるように構成し、その内壁面に発熱体21を貼り付けて設置する。よって、屋根部23a,23b及びシャーシ16の蓋部分23cに積もった雪が、屋根部23a,23b及びシャーシ16の蓋部分23cの傾斜によって、積もった位置にとどまらずに、除雪を促すことができる。
尚、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、複数のフィードホーンと一体化されたコンバータとしても構わない。例えば、図4と同様、フィードホーン12a,12bそれぞれを導波管15a,15bでシャーシ16に接続することで、2つのフィードホーン12a,12bと一体型の構成としたとき、図6(a)の上面図のように、フィードホーン12a,12bそれぞれの上側を覆うとともにフィードホーン12a,12b両方と接触させた屋根部23xと、導波管15a,15bそれぞれの上側を覆うとともに導波管15a,15b両方と接触させた屋根部23yと、を設置する。この屋根部23x,23yの断面構造を、図6(b)の正面図ように、屋根部23a,23bと同様の断面構造とすることで、屋根部23x,23y上で除雪を促すことができる。尚、図5(b)において、屋根部23yの断面を点線で示す。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。図7は、本実施形態の衛星放送受信用アンテナのコンバータの構成を示す概略図である。尚、本実施形態の衛星放送受信用アンテナにおいて、第1の実施形態における衛星放送受信用アンテナ(図2〜図4)と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態衛星放送受信用アンテナにおけるコンバータ13は、図7に示す断面図のように、第1の実施形態と同様、フィードホーン12と、導波管15と、発熱体21が内壁面に設置されるとともに回路素子18が設置された回路基板19を内包したシャーシ16と、を備えたフィードホーン12と一体型の構成とされるとともに、更に、フィードホーン12の表面温度を検出するためにフィードホーン12の表面に設置された熱電対やサーミスタなどの温度感知素子24を備える。
このとき、温度感知素子24からの信号を回路素子18で構成される制御回路に伝達するためのリード線25がシャーシ16内部に挿入され、回路基板19上の回路素子18に接続される。即ち、図8のブロック図に示すように、温度感知素子24で検出された信号がリード線25を介して制御回路30に与えられるとともに、制御回路30からの信号が電源32に接続されたリード線22と発熱体21との電気的な接離を行うスイッチ素子31に与えられる。
これにより、制御回路30が、温度感知素子24で検出された信号によりフィードホーン12表面の温度が所定値よりも低くなったことを検知すると、スイッチ素子31をONとするように指示して、発熱体21を駆動させる。又、逆に、発熱体21が駆動しているときに、制御回路30が、温度感知素子24で検出された信号によりフィードホーン12表面の温度が所定値よりも高くなったことを検知すると、スイッチ素子31をOFFとするように指示して、発熱体21を停止させる。これにより、フィードホーン12表面の温度が低くなり、積雪や雨水の凍る可能性がある温度となったときのみ、発熱体21を駆動させることができる。
尚、本実施形態において、第2の実施形態と同様、シャーシ16の蓋部に傾斜を設けるとともに、フィードホーン12及び導波管15に屋根部23a,23bを設置するようにしても構わない。このとき、フィードホーン12の屋根部23aの表面に温度感知素子24を設置することにより、本実施形態における効果を得ることができる。又、本実施形態においても、複数のフィードホーンと一体化されたコンバータとしても構わない。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について、図面を参照して説明する。図9は、本実施形態の衛星放送受信用アンテナのコンバータの構成を示す概略図である。尚、本実施形態の衛星放送受信用アンテナにおいて、第1の実施形態における衛星放送受信用アンテナ(図2〜図4)と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の衛星放送受信用アンテナにおけるコンバータ13は、図9(a)に示す断面図のように、第1の実施形態と同様、フィードホーン12と、導波管15と、発熱体21が内壁面に設置されるとともに回路素子18が設置された回路基板19を内包したシャーシ16と、を備えたフィードホーン12と一体型の構成とされるとともに、更に、シャーシ16の外壁面に設置された太陽電池26と、太陽電池26からの電力を保持する二次電池27と、を備える。このとき、図9(b)の正面図のように、太陽電池26がシャーシ16の上面及び側面となる外壁面に設置され、二次電池27がシャーシ16の下面となる外壁面に設置される。
このとき、太陽電池26からの電力を供給するためのリード線28と、二次電池27を充放電するために電気的に接続するリード線29とがシャーシ16内部に挿入され、回路基板19上の回路素子18に接続される。又、回路素子18によって制御回路30だけでなく、二次電池27の充放電を行うための電源回路35も構成される。よって、図10のブロック図に示すように、太陽電池26からの電力が電源回路35に供給され、電源回路35によって二次電池27の充放電が行われる。又、この電源回路35を通じて、太陽電池26又は二次電池27のいずれかからの電力が発熱体21及び回路素子18が形成する各回路(不図示)に供給される。
更に、制御回路30は、太陽電池26の電圧検出を行うことで、電源回路35による発熱体21への電力供給を、太陽電池26及び二次電池27のいずれで行うかを設定し、又、二次電池27の電圧検出を行うことで、二次電池27への充電を停止するか否かを設定する。即ち、太陽電池26からの電力が小さいときは、二次電池27による発熱体21への電力供給を行い、又、太陽電池26からの電力が大きいときは、太陽電池26による発熱体21への電力供給と二次電池27への充電動作を行う。そして、二次電池27に現れる電圧が十分大きくなったとき、二次電池への過充電を避けるために、二次電池27への充電動作を停止させる。
このように、本実施形態によると、太陽電池26からの電力によりコンバータ13内の各回路及び発熱体21を駆動させることができるため、外部から供給する電力を抑制することができる。又、太陽電池26からの電力を二次電池27へ充電させることにより、外部電源の使用機会を更に少なくすることができる。
尚、本実施形態において、コンバータ13のシャーシ16の表面に太陽電池26を設置するものとしたが、図11に示す衛星放送受信用アンテナのように、パラボラ反射鏡11表面の外周側を覆うように設置された太陽電池26aからの電力がリード線28aを介してコンバータ13内の各回路及び発熱体21に供給されるものとしても構わない。又、図12に示す衛星放送受信用アンテナのように、支持アーム14の上面及び側面を覆うように設置された太陽電池26bからの電力がリード線28bを介してコンバータ13内の各回路及び発熱体21に供給されるものとしても構わない。更に、図10のようにシャーシ16の外壁面へ設置された太陽電池26、図11のようにパラボラ反射鏡11の表面に設置された太陽電池26a、及び、図12のように支持アーム14に設置された太陽電池26bそれぞれを、2つ以上組み合わせた衛星放送受信用アンテナとしても構わない。
又、本実施形態において、第2の実施形態と同様、シャーシ16の蓋部に傾斜を設けるとともに、フィードホーン12及び導波管15に屋根部23a,23bを設置するようにしても構わないし、第3の実施形態と同様、温度感知素子24を設けて、フィードホーン12の表面温度が所定温度以下となるときに発熱体21が駆動するものとしても構わない。又、本実施形態においても、複数のフィードホーンと一体化されたコンバータとしても構わない。
本発明は、BS放送やCS放送などの通信衛星から送信される衛星放送を受信する屋外に設置される衛星放送受信用アンテナに好適な構成であり、特に、寒冷地などの降雪地帯に設置される衛星放送受信用アンテナに好適である。
は、衛星放送受信用アンテナとその周りの環境との関係を示す概略図である。 は、第1の実施形態の衛星放送受信用アンテナのコンバータの概略構成を示す上面図である。 は、第1の実施形態の衛星放送受信用アンテナのコンバータの概略構成を示す断面図である。 は、第1の実施形態の衛星放送受信用アンテナのコンバータの別の構成を示す概略構成を示す上面図である。 は、第2の実施形態の衛星放送受信用アンテナのコンバータの構成を示す概略図である。 は、第2の実施形態の衛星放送受信用アンテナのコンバータの別の構成を示す概略図である。 は、第3の実施形態の衛星放送受信用アンテナのコンバータの概略構成を示す断面図である。 は、図7のコンバータにおける温度感知素子と発熱体との関係を示すブロック図である。 は、第4の実施形態の衛星放送受信用アンテナのコンバータの構成を示す概略図である。 は、図9のコンバータにおける太陽電池、二次電池、及び発熱体の関係を示すブロック図である。 は、第4の実施形態の衛星放送受信用アンテナの別の構成を示す概略図である。 は、第4の実施形態の衛星放送受信用アンテナの別の構成を示す概略図である。
符号の説明
1 衛星放送受信用アンテナ
2 放送衛星
3 同軸ケーブル
4 チューナ装置
5 テレビジョン
11 パラボラ反射鏡
12 フィードホーン
13 コンバータ
14 支持アーム
15 導波管
16 シャーシ
17 アンテナ素子
18 回路素子
19 回路基板
20 支持部
21 発熱体
22 リード線
24 温度感知素子
25 リード線
26 太陽電池
27 二次電池
28,29 リード線

Claims (13)

  1. 通信衛星からの電波を受信するフィードホーンが導波管を介して回路素子を覆うシャーシと接続されることで、前記フィードホーンと一体化された構成の衛星放送受信用コンバータにおいて、
    前記シャーシの内壁面に設置される発熱体を備え、
    該発熱体の熱を、前記シャーシ、前記導波管、及び前記フィードホーンそれぞれに伝達させることを特徴とする衛星放送受信用コンバータ。
  2. 傾斜を設けて除雪を促す形状とした屋根部を、前記フィードホーン及び前記導波管それぞれの上側に接触させて設置することを特徴とする請求項1に記載の衛星放送受信用コンバータ。
  3. 前記シャーシの蓋部に傾斜を設けて、除雪を促す形状とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の衛星放送受信用コンバータ。
  4. 前記フィードホーン又は前記屋根部の外部表面の温度を検出する温度感知素子を備え、該温度感知素子で計測された温度が所定温度以下となったときに前記発熱体を駆動させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の衛星放送受信用コンバータ。
  5. 前記フィードホーン及び前記導波管それぞれを複数備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の衛星放送受信用コンバータ。
  6. 前記発熱体が電熱ヒータであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の衛星放送受信用コンバータ。
  7. 前記発熱体が半導体ヒータであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の衛星放送受信用コンバータ。
  8. 前記発熱体へ供給する電源を発生する太陽電池を備えることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の衛星放送受信用コンバータ。
  9. 前記太陽電池が、前記シャーシの外壁面に設置されることを特徴とする請求項8に記載の衛星放送受信用コンバータ。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載の衛星放送受信用コンバータと、
    前記衛星放送受信用コンバータの前記フィードホーンに電波を反射させるパラボラ反射鏡と、
    を備えることを特徴とする衛星放送受信用アンテナ。
  11. 前記衛星放送受信用コンバータと前記パラボラ反射鏡との間に接続されて、前記衛星放送受信用コンバータを支持する支持アームを備えることを特徴とする請求項10に記載の衛星放送受信用アンテナ。
  12. 請求項8又は請求項9に記載の衛星放送受信用コンバータと、
    前記衛星放送受信用コンバータの前記フィードホーンに電波を反射させるパラボラ反射鏡と、
    前記衛星放送受信用コンバータと前記パラボラ反射鏡との間に接続されて、前記衛星放送受信用コンバータを支持する支持アームと、
    を備え、
    前記支持アームの外壁面に前記太陽電池を設置することを特徴とする衛星放送受信用アンテナ。
  13. 請求項8又は請求項9に記載の衛星放送受信用コンバータと、
    前記衛星放送受信用コンバータの前記フィードホーンに電波を反射させるパラボラ反射鏡と、
    前記衛星放送受信用コンバータと前記パラボラ反射鏡との間に接続されて、前記衛星放送受信用コンバータを支持する支持アームと、
    を備え、
    前記パラボラ反射鏡の表面に前記太陽電池を設置することを特徴とする衛星放送受信用アンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9398642B2 (en) 2012-10-22 2016-07-19 Thales Canada Inc Removable heater for communication antenna
CN107104263A (zh) * 2017-05-09 2017-08-29 成都市宏山科技有限公司 一种便于除雪的基站天线
CN108011172A (zh) * 2017-11-29 2018-05-08 成都市宏山科技有限公司 能够避免积雪的基站天线
JP2018098734A (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 株式会社東芝 アンテナ装置

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