JP2007110347A - カメラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体が十分明るい場合には、シャッター速度が高く、高画素の静止画情報を得ることができ、反対に被写体の明るさが十分ではない場合には、画素数が少ないが連続した複数の静止画を十分に短い間隔で得ることができるカメラ装置を提供する。
【解決手段】撮像素子2に、水平方向と垂直方向の画素を間引く間引き部19及び20を備え、更に垂直同期信号生成部5によって撮像素子2に入力される垂直制御信号周期を可変とし、間引き部19及び20の動作と連動して垂直同期信号周期を、間引き率が大の場合(間引き後の画素数が少ない)には垂直同期信号周期を長くし、間引き率が小の場合(間引き後の画素数が多い)には垂直同期信号周期を短くなるように制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、手ぶれ補正機能を有するカメラ装置に関する。
静止画撮影の画質に影響を与える要素として、カメラを構えた時の手ぶれが広く知られている。最近では、カメラといえばデジタルカメラを指すように、デジタル化されたカメラが主流となってきている。デジタルカメラは、レンズ、CCDやCMOSセンサーなどの撮像素子、信号処理部、記録メディア等から構成されており、レンズによって被写体の光学情報を撮像素子の撮像面に結像して、撮影する構成となっている。
デジタルカメラにおいて、撮像素子で光学情報を電気的情報に変換する際、一定期間、光信号を撮像面上に結像させる必要がある。このように、撮像面に結像させている時間を「シャッター時間(露光時間)」という。このシャッター時間の間に、デジタルカメラに手ぶれが生じると、撮像素子上の結像位置がずれてしまい、撮影された静止画はボケてしまう。
また、十分な光量が確保できる明るい被写体を撮影している時は、シャッター時間を短く(シャッター速度を速く)して撮影することができるので、手ぶれの影響を抑えることができるが、被写体の光量が少ない時にはシャッター時間を長くしなければならない。「被写体の光量が少ない時」とは、室内あるいは夜間の静止画撮影のように周囲光量が不足している時、ズーム倍率が高い時、レンズが小型化されてf値が高い時などが、それにあたる。
しかし、昨今では動画を撮影可能なカムコーダを中心に、手ぶれ補正の機能を備えたカメラが多数製品化されている。手ぶれ補正機能を利用することによって、手ぶれによる画質劣化を低減させることができる。
手ぶれ補正の方式には、「光学式手ぶれ補正」と「電子式手ぶれ補正」の2つの方式が広く知られている。光学式手ぶれ補正は、レンズあるいは撮像素子を物理的に動かし、手ぶれによる光軸のブレをキャンセルさせる方式である。電子式手ぶれ補正は、撮像素子の出力信号に対してデジタル信号処理を施すことにより、手ぶれを補正する方式である。具体的には、手ぶれが原因で生じた画像の動きベクトルを検出し、その動きベクトルをキャンセルさせるように画像信号処理(メモリに書き込まれた画像の切り出し範囲を、フレーム毎に変える等の信号処理)を行う方式である。
光学式手ぶれ補正は、精度の高い補正が可能である反面、レンズを動かすための可動部材を必要とするため、カメラの小型化や低価格化には適さない。一方、電子式手ぶれ補正は、光学式手ぶれ補正に匹敵する補正精度は得られないが、全てデジタル信号処理で実現できるため、小型化、低価格化に適している。よって、カムコーダの高級機では光学式手ぶれ補正が搭載され、普及機では電子式手ぶれ補正が搭載されていることが多い。
ここで、電子式の手ぶれ補正の実現方法として、撮像素子の高速撮影機能を利用する方式が考えられる。図5Aはカメラ装置に搭載される鏡筒を示す斜視図である。図5Bは従来のカメラ装置の構成を示すブロック図である。
図5Bにおいて、カメラ部3は、レンズ1及び撮像素子2から構成される。レンズ1は、被写体側から入射される反射光を撮像素子2(後述)の撮像面に結像させるものである。撮像素子2は、レンズ1によって結像された光信号を光電変換処理によって電気信号に変換して出力するものであり、CCDイメージセンサーやCMOSイメージセンサーなどから構成される。
アナログデジタル変換部(以下、ADCと記す)14は、撮像素子2から出力されるアナログ電気信号をデジタル変換する。
信号処理部(以下、DSPと記す)4は、ADC14から出力される電気信号に対して映像信号処理を行う。信号処理の内容は、ホワイトバランスや輪郭強調補正などのカメラ信号処理や、ゲイン調整などの映像信号処理などであるが、これらに限定されない。
メモリ15は、DSP4において信号処理を行う際に、一時的に映像信号が記憶される。
フレーム間引き部11は、DSP4から出力される映像信号に対してフレーム間引き処理を施し、表示部12へ表示させるための映像信号を生成する。
表示部12は、フレーム間引き部11から出力される映像信号が表示される。表示部12は、一般的に液晶ディスプレイが搭載されるが、有機ELディスプレイなど他の表示デバイスであってもよい。最近のカムコーダには、2〜4インチ程度のサイズを有する液晶ディスプレイや、1インチ程度の液晶ディスプレイが内蔵されている電子ビューファインダーが搭載されていることが多い。
垂直同期信号生成部5は、DSP4からの制御によって垂直同期信号(V−sync)を発生させる。発生された垂直同期信号は、撮像素子2へ入力される。
角速度センサ16は、カメラ装置のX軸方向の動き(角速度)を検出する。また、角速度センサ17は、カメラ装置のY軸方向の動き(角速度)を検出する。なお、前述のX軸及びY軸は、図5Aに示すようにカメラ装置に搭載される鏡筒の光軸Zに対して直交する軸である。
手ぶれ補正部8は、動き補償部6と画像合成部7とから構成される。動き補償部6は、角速度センサ16及び17で検出された動き量に基づいて、DSP4から出力される映像信号をフレーム毎に、前記動き量をキャンセルさせるよう信号処理を行う。画像合成部7は、動き補償部6で信号処理された映像信号を、数フレーム分合成する。
静止画信号処理部9は、手ぶれ補正部8において手ぶれ補正された映像信号を情報媒体10(後述)に記録させることが可能なフォーマットに変換する。変換処理は、例えばJPEGなどの画像圧縮技術を使って行われる。
情報媒体10は、静止画信号処理部9から出力される静止画が記録される。また、情報媒体10は、例えば半導体メモリーが搭載されているメモリーカードや、ディスク状情報媒体などで構成されるが、少なくともデジタル静止画が記録および再生可能な媒体であればよい。
以下、カメラ装置の動作について説明する。
図5Bに示すように、被写体の反射光などで構成される光学情報は、レンズ1を通って撮像素子2の上に結像される。撮像素子2は、結像された光学情報を光電変換処理によって電気信号に変換され出力される。通常、カメラ装置では、ユーザーによりシャッターボタンが一回操作されると、一枚の静止画が出力される構成となっているが、本構成では一回のシャッター操作で複数枚の静止画が撮像素子2から出力される。
撮像素子2から出力される映像信号は、ADC14でデジタル化され、DSP4へ入力される。DSP4では、ホワイトバランスなどのカメラ信号処理や、ゲイン調整などの映像信号処理が施される。なお、DSP4における信号処理動作の際、一時的に映像信号をメモリー15に記憶させている。DSP4から出力される映像信号は、フレーム間引き部11に入力され、表示部12に表示可能な映像信号に変換される。また、DSP4から出力される映像信号は、手ぶれ補正部8にも入力される。
手ぶれ補正部8には、角速度センサー16及び17で検出されたカメラ装置の動き量(手ぶれ)の情報が入力されている。動き補償部6では、角速度センサー16及び17から出力される動き量に基づいて、DSP4から出力される映像信号の動き補償処理を行う。具体的には、映像信号における所定領域をトリミングする際、映像信号のフレーム相関が高くなるように、トリミング位置を変える処理を行っている。
動き補償部6から出力される映像信号は、画像合成部7において数フレーム分合成される。なお、画像合成部7における合成処理は、撮像素子2における入射光量が多い場合は行わない。
画像合成部7から出力される映像信号は、静止画生成部9において画像圧縮処理などが施され、静止画が生成される。生成された静止画は、情報媒体10へ記録される。
図6は従来のカメラ装置における撮影動作を示すタイミング図である。通常の静止画の撮影では、(a)に示すように一回のシャッター操作で、撮像素子2から1枚(例えば1フレーム)の静止画が撮影されるが、被写体の光量が不足している場合、(b)に示すようにシャッター時間が長くなるように制御されて、1枚の静止画が撮影される。しかし、シャッター時間が長くなると、手ぶれの影響を受けやすくなる。
そこで(c)に示すように、シャッター時間を複数に分割して、複数の静止画を連続して撮影するように動作させる。(c)における各シャッター時間は、(a)に示すシャッター時間と同等の長さであり、手ぶれの影響を受けにくいシャッター時間に設定されている。また、(c)に示すシャッター時間の合計は、(b)に示すシャッター時間と同等のシャッター時間を確保している。すなわち、(c)に示すように撮影を行うことで、被写体の光量が不足していても、速いシャッター時間で撮影を行うことができ、手ぶれによる画質劣化が低く、明るい静止画を撮影することができる。
図7は手ぶれ補正の効果を説明する模式図である。図7において、横軸は時間を示し、(a)〜(c)はフレーム画像を示している。
カメラ装置で撮影中に手ぶれが発生した場合、前述のように短いシャッター時間で複数回静止画を撮影すると、(a)に示すように手ぶれの影響を受けていない静止画を、複数枚撮影することができる。しかし、(a)に示す複数枚の静止画をそのまま重ね合わせて一枚の静止画に合成すると、(b)に示すように手ぶれの影響を受けた画像になる。そこで、(c)に示すように、各静止画を手ぶれによる被写体の動きを補正するように、位置をずらして重ね合わせると、手ぶれの影響のない静止画を得ることができる。
このような手ぶれ補正の方法により、静止画の手ぶれを電子式に補正することが可能となる。
特開平10−200809号公報
しかしながら上記従来の構成では、複数枚の静止画を同時に撮影する場合には、低い周波数成分の手ぶれは補正できるが、高い周波数成分の手ぶれを補正するのが難しいという問題が発生する。
例えば、撮像素子2の水平解像度×垂直解像度が1280×960ピクセルであった場合、画素数は1228.8kpixとなる。これを、例えば66MHzのクロック周波数で撮像素子2から読み出す場合、一枚の静止画データを読み出すのに必要な時間は、理論上18.6msecになる。実際には、撮像素子2から出力される各画素信号の信号レベルなどによって、さらにデータ量が増える可能性が高く、複数の連続した静止画の間隔が18.6msec以上になる可能性が高い。したがって、周波数の低い手ぶれ成分は補正できるが、高い周波数の手ぶれ成分に対して十分な補正を行うことができないという問題が発生する。
本発明は、上記問題に鑑み、被写体が十分明るい場合には、シャッター速度が高く、高画素の静止画情報を得ることができ、反対に被写体の明るさが十分ではない場合には、画素数が少ないが連続した複数の静止画を十分に短い間隔で得ることができるカメラ装置を提供するものである。
この課題を解決するために本発明では、入射される光信号を電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子から出力される電気信号に基づき映像信号を生成する信号処理部と、前記信号処理部における映像信号の垂直同期信号に対して、周期が異なる垂直同期信号を生成可能な垂直同期信号生成部と、前記信号処理部における映像信号に基づいて前記撮像素子に対する露光時間の制御を行う露光制御部と、カメラ装置のブレ量を検出する角速度センサーと、前記角速度センサーから出力されるブレ量情報に基づいて、前記信号処理部から出力される映像信号の動き補償を行う動き補償部と、前記動き補償部で動き補償された映像信号を複数枚合成可能な画像合成部とを備えたカメラ装置であって、前記撮像素子で光電変換された電気信号に基づく画像において、水平および垂直方向の画素を間引き処理する水平画素間引き部および垂直画素間引き部を備え、前記撮像素子は、前記垂直同期信号生成部から出力される垂直同期信号に基づいてシャッター速度が制御され、速いシャッター速度で複数枚の画像を撮像可能であるとともに、前記水平画素間引き部および前記垂直画素間引き部は、前記撮像素子で撮像された画像から、水平および垂直方向の画素を間引くよう制御可能である。
本発明によれば、周波数成分の高い手ぶれが発生したとしても手ぶれ補正を行うことが可能となり、高画質の静止画を得ることができる。
本発明のカメラ装置は、前記水平画像間引き部および前記垂直画素間引き部は、前記露光制御部で制御される前記撮像素子の露光時間に基づいて、間引き率を変化させて画素を間引く構成とすることが好ましい。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるカメラ装置の構成を示すブロック図である。
図1において、カメラ部3は、レンズ1及び撮像素子2から構成される。レンズ1は、被写体側から入射される反射光を撮像素子2(後述)の撮像面に結像させるものである。
撮像素子2は、レンズ1によって結像された光信号を光電変換処理によって電気信号に変換して出力するものであり、CCDイメージセンサーやCMOSイメージセンサーなどから構成される。
また、撮像素子2には、垂直画素間引き部19と水平画素間引き部20とが備えられている。垂直画素間引き部19は、撮像素子2内部で垂直方向の画素を間引き、水平画素間引き部20は、水平方向の画素を間引くものである。
アナログデジタル変換部(以下、ADCと記す)14は、撮像素子2から出力されるアナログ電気信号をデジタル変換する。
信号処理部(以下、DSPと記す)4は、ADC14から出力される電気信号に対して映像信号処理を行う。信号処理の内容は、ホワイトバランスや輪郭強調補正などのカメラ信号処理や、ゲイン調整などの映像信号処理などであるが、これらに限定されない。
メモリ15は、DSP4において信号処理を行う際に、一時的に映像信号が記憶される。
フレーム間引き部11は、DSP4から出力される映像信号に対してフレーム間引き処理を施し、表示部12へ表示させるための映像信号を生成する。
表示部12は、フレーム間引き部11から出力される映像信号が表示される。表示部12は、一般的に液晶ディスプレイが搭載されるが、有機ELディスプレイなど他の表示デバイスであってもよい。最近のカムコーダには、2〜4インチ程度のサイズを有する液晶ディスプレイが搭載されていることが多い。
垂直同期信号生成部5は、DSP4からの制御によって垂直同期信号(V−sync)を発生させる。発生された垂直同期信号は、撮像素子2へ入力される。
角速度センサ16は、カメラ装置のX軸方向の動き(角速度)を検出する。また、角速度センサ17は、カメラ装置のY軸方向の動き(角速度)を検出する。なお、前述のX軸及びY軸は、図5Aに示すようにカメラ装置に搭載される鏡筒の光軸Zに対して直交する軸である。
手ぶれ補正部8は、動き補償部6と画像合成部7とから構成される。動き補償部6は、角速度センサ16及び17で検出された動き量に基づいて、DSP4から出力される映像信号をフレーム毎に、前記動き量をキャンセルさせるよう信号処理を行う。画像合成部7は、動き補償部6で信号処理された映像信号を、数フレーム分合成する。
静止画信号処理部9は、手ぶれ補正部8において手ぶれ補正された映像信号を情報媒体10に記録させることが可能なフォーマットに変換する。変換処理は、例えばJPEGなどの画像圧縮技術を使って行われる。
情報媒体10は、静止画信号処理部9から出力される静止画が記録される。情報媒体10は、例えば半導体メモリーが搭載されているメモリーカードや、ディスク状情報媒体などで構成されるが、少なくともデジタル静止画が記録および再生可能な媒体であればよい。
露出制御部18は、DSP4から出力される映像信号に基づいてシャッター速度を算出する。算出されたシャッター速度情報は、撮像素子2及び垂直同期信号生成部5へ出力される。露出制御部18は、撮像素子2から出力される画像データに基づいて、シャッター速度を算出するもので、通常マイクロコンピュータで構成されることが多い。
以下、カメラ装置の動作について説明する。
図1に示すように、被写体の反射光などで構成される光学情報は、レンズ1を通って撮像素子2の上に結像される。撮像素子2は、結像された光学情報を光電変換処理によって電気信号に変換され出力する。通常、カメラ装置では、ユーザーによりシャッターボタンが一回操作されると、一枚の静止画が出力される構成となっているが、本構成では一回のシャッター操作で複数枚の静止画が撮像素子2から出力される。
撮像素子2から出力される映像信号は、ADC14でデジタル化され、DSP4へ入力される。DSP4では、ホワイトバランスなどのカメラ信号処理や、ゲイン調整などの映像信号処理が施される。なお、DSP4における信号処理動作の際、一時的に映像信号をメモリー15に記憶させている。DSP4から出力される映像信号は、フレーム間引き部11に入力され、表示部12に表示可能な映像信号に変換される。また、DSP4から出力される映像信号は、手ぶれ補正部8にも入力される。
手ぶれ補正部8には、角速度センサー16及び17で検出されたカメラ装置の動き量(手ぶれ)の情報が入力されている。動き補償部6では、角速度センサー16及び17から出力される動き量に基づいて、DSP4から出力される映像信号の動き補償処理を行う。具体的には、映像信号における所定領域をトリミングする際、映像信号のフレーム相関が高くなるように、トリミング位置を変える処理を行っている。
動き補償部6から出力される映像信号は、画像合成部7において数フレーム分合成される。なお、画像合成部7における合成処理は、撮像素子2における入射光量が多い場合は行わない。
画像合成部7から出力される映像信号は、静止画生成部9において画像圧縮処理などが施され、静止画が生成される。生成された静止画は、情報媒体10へ記録される。
また、撮像素子2は、画素数を垂直方向および水平方向に間引く間引き部19および20を内蔵しており、各々露出制御部18の指示に従い、出力される静止画の画素数を可変制御させている。
間引き部19及び20において画素数が間引かれると、図2に示すように画素数が変化する。すなわち、図2に示すように総画素数が、
1280(H)×960(V)=1,228,800(pixel)
の撮像素子において、間引き部19及び20において設定される垂直/水平方向の間引き率がいずれも「間引きなし」の場合、撮像素子2からは123万画素の静止画がそのまま出力される。なお、以下の説明において、撮像素子の水平方向の画素数の単位を「H」、垂直方向の画素数の単位を「V」とする。
また、水平/垂直方向の間引き率が、ともに「1/2」の場合、
640(H)×480(V)=307,200(pixel)
となり、総画素数が約31万画素の静止画が出力される。また、水平/垂直方向の間引き率が、ともに「1/4」の場合、
320(H)×240(V)=76,800(pixel)
のように、総画素数が約7.7万画素の静止画が出力される。
次に、撮像素子2から画像データが出力されるタイミングについて説明する。
図3において、(a)は静止画の撮影を開始する際に、ユーザーによって操作されるシャッターボタンの操作タイミング、(b)は間引き率=1(すなわち間引き無し)の時に垂直同期信号生成部18から撮像素子2に入力される垂直同期信号、(c)は(b)の時の撮像素子のシャッター時間(露光時間)のタイミング、(d)は(b)の時の撮像素子2から出力される画像データのタイミング、(e)は間引き率=1/2の時に垂直同期信号生成部18から撮像素子2に入力される垂直同期信号、(f)は(e)の時の撮像素子2のシャッター時間(露光時間)のタイミング、(g)は(e)の時の撮像素子2から出力される画像データのタイミング、(h)は間引き率=1/4の時に垂直同期信号生成部18から撮像素子2に入力される垂直同期信号、(j)は(h)の時の撮像素子2のシャッター時間(露光時間)のタイミング、(k)は(h)の時の撮像素子2から出力される画像データのタイミングである。
図3において、晴天時の屋外撮影など、被写体における光量が十分な場合には、(a)に示すタイミングでシャッターボタンが操作されると、(b)に示すように垂直同期信号が1回出力される。撮像素子2は、(b)に示す垂直同期信号に基づいて、(c)に示すように1回の露光を行い、(d)に示すように1280(H)×960(V)の画像データを出力する。
また、曇天時の屋外撮影など、被写体における光量がやや少ない場合、(e)に示すように垂直同期信号は4回出力される。撮像素子2は、(e)に示す垂直同期信号に基づいて、(f)に示すように4回の露光を行い、(g)に示すように水平/垂直方向の画素が間引かれた画像データを4枚出力する。この時の、各画像データの画素数は、640(H)×480(V)である。
また、夜間屋外撮影や室内撮影など、被写体における光量が相当少ない場合、(h)に示すように垂直同期信号は16回出力される。撮像素子2は、(h)に示す垂直同期信号に基づいて、(j)に示すように16回の露光を行い、(k)に示すよう水平/垂直方向の画素が間引かれた画像データを16枚出力する。この時の、各画像データの画素数は、320(H)×240(V)である。
このように、垂直同期信号の周期と、間引き率すなわち撮像素子から出力される画素数とは、連動して制御される。
次に、シャッター速度と連続撮影される静止画の枚数との関係について説明する。
図4はシャッター速度と撮影枚数との関係を示す関係図であり、横軸がシャッター速度、縦軸が静止画の枚数である。なお、図4に示しているシャッター速度及び撮影枚数の数値は一例であり、他の値であってもよい。
図4に示すように、被写体における光量が十分な場合(図3(b)〜(d)の場合)、算出されるシャッター速度は、例えば1/400秒以上の高速に設定される。シャッター速度が、1/400秒以上に設定された場合は、一回のシャッター操作で1枚の静止画が撮影されるように制御される。この時、間引き部19、20は動作していないため、静止画に対して間引き処理は行われず、出力される静止画の画素数は1280(H)×960(V)である。
被写体の光量がやや少ない場合(図3(e)〜(g)の場合)、シャッター速度は自動的に遅くなるように制御される。シャッター速度が、例えば1/100〜1/400秒に設定された場合は、一回のシャッター操作で4枚の静止画が撮影されるように制御される。この時、間引き部19、20によって、画素数が640(H)×480(V)になるように間引かれる。
被写体の光量が相当に少ない場合(図3(h)〜(k)の場合)、シャッター速度はさらに自動的に遅くなるよう制御される。シャッター速度が、例えば1/100秒以下に設定された場合は、一回のシャッター操作で16枚の静止画が撮影されるよう制御される。この時、間引き部19、20によって、画素数が320(H)×240(V)になるように間引かれる。
図2〜図4を参照して説明したように、被写体における光量に基づいてシャッター速度が制御されるカメラ装置において、被写体における光量が少ない場合は、速いシャッター速度で撮影された複数枚(本実施の形態では4枚または16枚)を合成して、1枚の静止画を生成している。すなわち、手ぶれの影響をあまり受けていない高画質な画像を複数枚合成することで、明るくぶれていない高画質な静止画を生成している。
以上のように本実施の形態では、撮像素子に入力される垂直同期信号の周期と、撮像素子内部の間引き部とを連動させて制御しているため、被写体における光量が少なくなった場合には、画素数は少ないが画像(フレーム)間隔の極めて短い複数枚の静止画を得ることができるため、この複数枚の静止画を使用して高精度の電子式手ぶれ補正処理を行うことができる。すなわち、手ぶれ成分である高周波成分まで、補正することが可能になる。
例えば、前述の1280(H)×960(V)の静止画を垂直方向、水平方向ともに1/4に間引いた場合、画素数は320(H)×240(V)だが、同じ66MHzのクロック周波数で読み出したときの静止画の間隔は1.16msecであり、十分に短い間隔となるため、周波数の高い手ぶれ補正を行うことができるようになる。
また、実施の形態1は静止画撮影用の電子式手ぶれ補正において高画質化を実現できるものであり、光学式手ブレ補正装置が搭載されたカメラ装置に比べて、小型化に大きな効果がある。また、暗い被写体でも綺麗な静止画を撮影することができるので、ストロボ装置を搭載しないデジタルカメラを実現することができる。
なお、実施の形態1において、光量が少ない時にイメージセンサー2で撮像される画像の枚数は4枚及び16枚で制御しているが、この枚数に限るものではない。また、間引き部19及び20における間引き率は、1/2及び1/4に限るものではない。
本発明は、
本発明の実施の形態1における撮像装置の構成を示すブロック図 実施の形態1におけるシャッター速度と撮影枚数の関係を示す説明図 実施の形態1における撮像装置の動作を示すタイミング図 実施の形態1におけるシャッタースピードと撮影枚数との関係を示す特性図 撮像装置の手ぶれ方向を説明するための模式図 従来の撮像装置の構成を示すブロック図 従来の撮像装置の撮影動作を示すタイミング図 従来の撮像装置における手ぶれ補正の動作を説明するための模式図
符号の説明
1 レンズ
2 イメージセンサー
4 DSP
5 垂直同期信号生成部
6 動き補償部
7 画像合成部
8 手ブレ補正部
9 静止画生成部
10 情報媒体
11 フレーム間引き部
12 表示部
16、17 角速度センサー
18 露出制御部
19、20 間引き部

Claims (2)

  1. 入射される光信号を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像素子から出力される電気信号に基づき映像信号を生成する信号処理部と、
    前記信号処理部における映像信号の垂直同期信号に対して周期が異なる垂直同期信号を生成可能な垂直同期信号生成部と、
    前記信号処理部における映像信号に基づいて前記撮像素子に対する露光時間の制御を行う露光制御部と、
    カメラ装置の角速度を検出する角速度センサーと、
    前記角速度センサーから出力される角速度情報に基づいて、前記信号処理部から出力される映像信号の動き補償を行う動き補償部と、
    前記動き補償部で動き補償された映像信号を複数枚合成可能な画像合成部とを備えたカメラ装置であって、
    前記撮像素子で光電変換された電気信号に基づく画像において、水平および垂直方向の画素を間引き処理する水平画素間引き部および垂直画素間引き部を備え、
    前記撮像素子は、前記垂直同期信号生成部から出力される垂直同期信号に基づいてシャッター速度が制御され、速いシャッター速度で複数枚の画像を撮像可能であるとともに、
    前記水平画素間引き部および前記垂直画素間引き部は、前記撮像素子で撮像された画像から、水平および垂直方向の画素を間引くよう制御可能であることを特徴とするカメラ装置。
  2. 前記水平画像間引き部および前記垂直画素間引き部は、前記露光制御部で制御される前記撮像素子の露光時間に基づいて、間引き率を変化させて画素を間引く請求項1記載のカメラ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009218911A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Nec Corp 手ぶれ補正機能を有するカメラ付き携帯端末

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