JP2007109562A - 表示装置用照明装置及び液晶表示装置 - Google Patents
表示装置用照明装置及び液晶表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007109562A JP2007109562A JP2005300570A JP2005300570A JP2007109562A JP 2007109562 A JP2007109562 A JP 2007109562A JP 2005300570 A JP2005300570 A JP 2005300570A JP 2005300570 A JP2005300570 A JP 2005300570A JP 2007109562 A JP2007109562 A JP 2007109562A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge tube
- discharge
- tubes
- display device
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Planar Illumination Modules (AREA)
Abstract
【課題】放電管から筐体側へ漏洩するリーク電流を、他の放電管からのリーク電流によって補うことにより、放電管群の輝度のばらつきを効果的に抑制しうる構成を提供する。
【解決手段】照明装置1は、複数の冷陰極管10からなる放電管群2が筐体20の内部に収容された構成をなしている。冷陰極管2は、交流電圧が印加される一対の電極を備えると共に直線状に構成され、両電極間が放電領域とされている。筐体20は、金属部材を有し、底壁部20cと側壁部20a、20bを備えている。そして、複数の冷陰極管20のうち、側壁部20a、20bと対向する第1の放電管11、12の長さを、筐体20との平均距離がこれら第1の放電管11、12より大きい第2の放電管13よりも長くしている。
【選択図】図1
【解決手段】照明装置1は、複数の冷陰極管10からなる放電管群2が筐体20の内部に収容された構成をなしている。冷陰極管2は、交流電圧が印加される一対の電極を備えると共に直線状に構成され、両電極間が放電領域とされている。筐体20は、金属部材を有し、底壁部20cと側壁部20a、20bを備えている。そして、複数の冷陰極管20のうち、側壁部20a、20bと対向する第1の放電管11、12の長さを、筐体20との平均距離がこれら第1の放電管11、12より大きい第2の放電管13よりも長くしている。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示装置用照明装置及び液晶表示装置に関する。
例えば、液晶テレビなどの液晶表示装置に用いる液晶パネルは、自発光しないため、別途に外部ランプとしてバックライト装置と称される照明装置を必要としている。このバックライト装置は、液晶パネルの裏側或いは側方に設置されるようになっており、大まかには、金属製で液晶パネル側の面が開口したベースと、ランプとしてベース内に収容される複数本の放電管と、ベースの開口部分に配されて放電管が発する光を効率的に液晶パネル側へ放出させるための多数枚の光学部材類(拡散シートなど)などを備えた構成をなしている。
特開2004−103303公報
ところで、上記のように放電管を導電性部材を有する筐体内に収容する場合、筐体に近接する放電管から筐体側へリーク電流が生じ、その近接する放電管の輝度が他の放電管に比べて低くなってしまい、放電管群全体として輝度にばらつきが生じてしまうという問題がある。特に、点灯周波数が高い場合には、筐体に近接する放電管が点灯しなくなる虞もある。
本発明は上記のような事情に基づいてなされたものであって、放電管から筐体側へ漏洩するリーク電流を、他の放電管からのリーク電流によって補うことにより、放電管群の輝度のばらつきを効果的に抑制しうる構成を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、
一対の電極を備えると共に両電極間が放電領域とされた放電管が複数並設されてなる放電管群と、
前記放電管群の周囲に配される、導電性部材を有する筐体と、
各放電管の電極に交流成分を含む電圧を印加する電源と、
を備え、
複数の前記放電管のうち、前記導電性部材と対向する第1の放電管を、当該第1の放電管と隣接しかつ前記放電領域における前記導電性部材との平均距離が当該第1の放電管より大きい第2の放電管よりも長くしたことを特徴とする。
一対の電極を備えると共に両電極間が放電領域とされた放電管が複数並設されてなる放電管群と、
前記放電管群の周囲に配される、導電性部材を有する筐体と、
各放電管の電極に交流成分を含む電圧を印加する電源と、
を備え、
複数の前記放電管のうち、前記導電性部材と対向する第1の放電管を、当該第1の放電管と隣接しかつ前記放電領域における前記導電性部材との平均距離が当該第1の放電管より大きい第2の放電管よりも長くしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の表示装置用照明装置において、
前記第1の放電管と前記第2の放電管とが、並列に接続されており、
前記放電管群の長手方向の所定位置において、前記第1の放電管と前記第2の放電管との電位が、共にグランドレベルとなるように構成されていることを特徴とする。
前記第1の放電管と前記第2の放電管とが、並列に接続されており、
前記放電管群の長手方向の所定位置において、前記第1の放電管と前記第2の放電管との電位が、共にグランドレベルとなるように構成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の表示装置用照明装置において、
前記筐体は、前記放電管群の一方側を覆う底壁部と、前記底壁部からそれぞれ立ち上がり状に形成され、前記放電管群の両側の放電管と対向するように配される一対の側壁部を有し、
それら側壁部と対向する前記放電管群の両側の放電管がそれぞれ前記第1の放電管とされ、
それら第1の放電管の内側に隣接する放電管が、前記第2の放電管とされていることを特徴とする。
前記筐体は、前記放電管群の一方側を覆う底壁部と、前記底壁部からそれぞれ立ち上がり状に形成され、前記放電管群の両側の放電管と対向するように配される一対の側壁部を有し、
それら側壁部と対向する前記放電管群の両側の放電管がそれぞれ前記第1の放電管とされ、
それら第1の放電管の内側に隣接する放電管が、前記第2の放電管とされていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の表示装置用照明装置において、
前記放電管群は、それぞれ直線状に構成されかつ互いに平行に配される3本の放電管からなることを特徴とする。
前記放電管群は、それぞれ直線状に構成されかつ互いに平行に配される3本の放電管からなることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の表示装置用照明装置において、
複複数の放電管の一端側の電極を共通接続する第1共通接続ラインと、
他端側の電極を共通接続する第2共通接続ラインと、
を備え、
前記電源は、
前記第1共通接続ラインに対し交流成分を含む電圧を印加する第1電源と、
前記第1共通接続ラインに印加される電圧のうちの交流成分と同一周波数かつ逆位相の交流成分を含む電圧を前記第2共通接続ラインに印加する第2電源と、
を備えたことを特徴とする。
複複数の放電管の一端側の電極を共通接続する第1共通接続ラインと、
他端側の電極を共通接続する第2共通接続ラインと、
を備え、
前記電源は、
前記第1共通接続ラインに対し交流成分を含む電圧を印加する第1電源と、
前記第1共通接続ラインに印加される電圧のうちの交流成分と同一周波数かつ逆位相の交流成分を含む電圧を前記第2共通接続ラインに印加する第2電源と、
を備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、液晶表示装置において、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の表示装置用照明装置と、液晶パネルと、が設けられていることを特徴とする。
<請求項1,6の発明>
請求項1,6の発明によれば、第2の放電管の長さを第1の放電管と同じにした場合と比較して、第2の放電管から第1の放電管へと電流がリークしやすくなる。従って、第1の放電管から筐体へ流れるリーク電流を、第2の放電管から第1の放電管へと流れるリーク電流によって効果的に補うことができ、輝度のばらつきを抑制することができる。
請求項1,6の発明によれば、第2の放電管の長さを第1の放電管と同じにした場合と比較して、第2の放電管から第1の放電管へと電流がリークしやすくなる。従って、第1の放電管から筐体へ流れるリーク電流を、第2の放電管から第1の放電管へと流れるリーク電流によって効果的に補うことができ、輝度のばらつきを抑制することができる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、放電管群の長手方向に関し大部分の位置において、第1の放電管よりも第2の放電管のほうが電位の絶対値が大きくなる。従って、第2の放電管から第1の放電管へリーク電流がより生じやすくなる。
請求項2の発明によれば、放電管群の長手方向に関し大部分の位置において、第1の放電管よりも第2の放電管のほうが電位の絶対値が大きくなる。従って、第2の放電管から第1の放電管へリーク電流がより生じやすくなる。
<請求項3の発明>
請求項3の構成によれば、放電管等から発生する電磁ノイズが外部に漏洩しにくい好適例となり、その一方で、両側の放電管から側壁部へ漏洩する電流を、それら内側の放電管からのリーク電流によって効果的に補うことができる。
請求項3の構成によれば、放電管等から発生する電磁ノイズが外部に漏洩しにくい好適例となり、その一方で、両側の放電管から側壁部へ漏洩する電流を、それら内側の放電管からのリーク電流によって効果的に補うことができる。
<請求項4の発明>
3本の放電管によって放電管群が構成され、かつ両側の放電管から側壁部に電流がリークする構成の場合、第1の放電管と第2の放電管との輝度差が顕著となる傾向にあるが、請求項4の構成によれば、このような輝度差を効果的に抑制できるため有効である。
3本の放電管によって放電管群が構成され、かつ両側の放電管から側壁部に電流がリークする構成の場合、第1の放電管と第2の放電管との輝度差が顕著となる傾向にあるが、請求項4の構成によれば、このような輝度差を効果的に抑制できるため有効である。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、放電管の両端を逆位相の高電圧で駆動する、いわゆる両端高圧駆動方式を実現しつつ、放電管群全体の輝度のばらつきを効果的に抑制できる好適例となる。
請求項5の発明によれば、放電管の両端を逆位相の高電圧で駆動する、いわゆる両端高圧駆動方式を実現しつつ、放電管群全体の輝度のばらつきを効果的に抑制できる好適例となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る液晶表示装置用の照明装置を例示する概略図である。図2は、図1の照明装置をA−A断面にて切断した断面概略図である。図3はリーク電流の発生する様子を概念的に説明する説明図である。図4は図1の照明装置1をバックライト装置として用いた液晶表示装置の一部を例示する概略断面図である。
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る液晶表示装置用の照明装置を例示する概略図である。図2は、図1の照明装置をA−A断面にて切断した断面概略図である。図3はリーク電流の発生する様子を概念的に説明する説明図である。図4は図1の照明装置1をバックライト装置として用いた液晶表示装置の一部を例示する概略断面図である。
1.全体構成
まず、図1を参照して、本発明の概要を説明する。
照明装置1は、液晶表示装置用のサイドライトとして構成されるものであり、並設される3本の長手状の冷陰極管10(冷陰極管10は放電管に相当する)からなる放電管群2と、その放電管群2を取り囲む筐体20とを備えた構成をなしている。各冷陰極管10は、一対の電極を備えると共に、それぞれ直線状に構成され、両電極間が放電領域(符号C1,C2,C3)とされている。
まず、図1を参照して、本発明の概要を説明する。
照明装置1は、液晶表示装置用のサイドライトとして構成されるものであり、並設される3本の長手状の冷陰極管10(冷陰極管10は放電管に相当する)からなる放電管群2と、その放電管群2を取り囲む筐体20とを備えた構成をなしている。各冷陰極管10は、一対の電極を備えると共に、それぞれ直線状に構成され、両電極間が放電領域(符号C1,C2,C3)とされている。
筐体20は、図1、図2に示すように、導電性部材に相当する金属部材によって構成されており、放電管群2の側方を覆う底壁部20cと、底壁部20cからそれぞれ立ち上がり状に形成され、放電管群2の両側の冷陰極管10(即ち第1放電管11、12)と対向するように配される一対の側壁部20a,20bを有している。なお、筐体20の一部は接地されている。
図1に示すように、この複数の冷陰極管10は並列接続されており、一端側のインバータ回路6と、他端側のインバータ回路7によって、各冷陰極管10の両端に逆位相の交流成分を含む電圧を印加する両側高圧駆動方式の構成となっている。
各冷陰極管10の一端側の電極は第1共通接続ライン21に共通接続されており、他端側の電極は、第2共通接続ライン22に共通接続されている。また、各冷陰極管10の両端には図示しないバラストコンデンサがそれぞれ設けられており、冷陰極管10の管電流の安定化が図られている。
第1共通接続ライン21には、インバータ回路6(インバータ回路6は、第1電源に相当する)が接続されている。このインバータ回路6は例えば、プッシュプルインバータ回路などの公知のインバータ回路によって構成されている。
第2共通接続ライン22には、インバータ回路7(インバータ回路7は第2電源に相当する)が接続されている。インバータ回路7も、プッシュプルインバータ回路などの公知のインバータ回路によって構成されている。このインバータ回路7は、第1共通接続ライン21に印加される交流電圧と同一周波数かつ逆位相の交流電圧を第2共通接続ライン22に印加する構成をなしている。
2.特徴構成
図1、図2に示すように、照明装置1の放電管群2は、筐体20の側壁部20a、20bと対向する第1の放電管11、12と、第1の放電管11、12の内側に隣接する第2の放電管13とからなる3本の冷陰極管10によって構成されており、本実施形態では、この第1の放電管11、12を第2の放電管13よりも長く構成している。
図1、図2に示すように、照明装置1の放電管群2は、筐体20の側壁部20a、20bと対向する第1の放電管11、12と、第1の放電管11、12の内側に隣接する第2の放電管13とからなる3本の冷陰極管10によって構成されており、本実施形態では、この第1の放電管11、12を第2の放電管13よりも長く構成している。
第2の放電管13の放電領域C3における筐体20との平均距離L3は、第1の放電管11、12の放電領域C1、C2における側壁部20a、20bとの平均距離L1、L2よりも大きくなっており、この構成では、第1の放電管11、12と筐体20との距離が近いため、これら第1の放電管11、12から筐体20へとリーク電流が生じやすくなっている。本実施形態では、このような問題に対し、第2の放電管13から第1の放電管11、12へとリーク電流を積極的に発生させて、筐体20へのリーク電流を補うようにしている。
即ち、第2の放電管13の長さを第1の放電管11、12と同じにした場合と比較して、第2の放電管13から第1の放電管11、12へと電流がリークしやすくなっている。従って、図3に示すように、第1の放電管11、12から筐体20へ流れるリーク電流を、第2の放電管13から第1の放電管11、12へと流れるリーク電流によって効果的に補うことができ、輝度のばらつきを抑制することができるようになっている。なお、図3では、各冷陰極管10内において電流が流れる様子を太矢印にて示しており、各冷陰極管10からリーク電流が流れる様子を細矢印にて示している。
また、放電管群2の長手方向の所定位置において、第1の放電管11、12と第2の放電管13の電位が、共にグランドレベルとなるように構成されている。本実施形態では、放電管群2の長手方向と直交する仮想面F(より詳しくは、各放電管11、12、13の中心位置で切断した仮想切断面)の面上において、第1の放電管11、12と第2の放電管13の電位が、共にグランドレベルとなるように構成されている。この構成では、仮想面Fを除く長手方向(後述するX軸方向)のいずれの位置においても、第2の放電管13のほうが第1の放電管11、12よりも電位の絶対値が大きくなる。従って、中央の第2の放電管13から両側の第1の放電管11、12へとリーク電流が生じることとなる。
図4、図5は、放電管群2の長手方向(即ち、各冷陰極管10の長手方向)をX軸方向とし、放電管群2の長手方向(X軸方向)の位置と各冷陰極管10の電位との関係をグラフとして示している(横軸を長手方向(X軸方向)の位置、縦軸を電位としている)。なお、図4、図5では、X軸方向において上記の仮想面Fの位置を0位置とし、それよりも第2共通接続ライン22側を正、第1共通接続ライン21側を負として示している。また、図4は、第1共通接続ライン21側が正の電位となっている場合を示しており、図5は、第2共通接続ライン22側が正の電位となっている場合を示している。また、各図において、第1の放電管11、12に対応するグラフをV1にて示し、第2の放電管13に対応するグラフをV2にて示している。図4、図5では、X軸方向(放電管群2の長手方向)において第1の放電管11、12の端部に対応する位置をX1,X2で示し、第2の放電管13の端部に対応する位置をX3,X4で示している。
図4に示すように、第1共通接続ライン21側の電位が高くなった場合には、仮想面Fの左側のいずれのX位置においても、第2の放電管13のほうが第1の放電管11、12よりも電位が高くなり、仮想面Fの左側において図3のようにリーク電流が発生することとなる。図5のように、第2共通接続ライン22側の電位が高くなった場合には、仮想面Fの右側のいずれのX位置においても、第2の放電管13のほうが第1の放電管11、12よりも電位が高くなり、この領域において同様にリーク電流が発生することとなる。
次に、図6を参照し、上記のような照明装置を用いた液晶表示装置について説明する。
液晶表示装置100は、下面に拡散パターンが成型または印刷により形成された導光板39の下に下側反射シート38が配置され、導光板39の上に光学シート30を介して液晶表示素子(本発明の液晶パネルに相当)31が配置されている。導光板39は、少なくとも一端面(側面)が入光部となっており、その入光部近傍には1端面当たり3本以上(この例では3本)の冷陰極管(蛍光灯)10が配置されている。
液晶表示装置100は、下面に拡散パターンが成型または印刷により形成された導光板39の下に下側反射シート38が配置され、導光板39の上に光学シート30を介して液晶表示素子(本発明の液晶パネルに相当)31が配置されている。導光板39は、少なくとも一端面(側面)が入光部となっており、その入光部近傍には1端面当たり3本以上(この例では3本)の冷陰極管(蛍光灯)10が配置されている。
冷陰極管10の周囲には、冷陰極管10及び導光板39の入光部を覆うように筐体20が配置されている。ここでは、筐体20は、反射シート26と、この反射シート26の廻りに一体的または組み合された放熱用金属シート27とによって構成されている。その反射シート26の外側には、液晶表示素子31の端部を覆うように上側金属カバー32が配置されており、下側反射シート38の外側には下側金属カバー33が配置されている。
以上のように、本実施形態によれば、第2の放電管13の長さを第1の放電管11、12と同じにした場合と比較して、第2の放電管13から第1の放電管11、12へと電流がリークしやすくなる。従って、第1の放電管11、12から筐体20へ流れるリーク電流を、第2の放電管13から第1の放電管11、12へと流れるリーク電流によって効果的に補うことができ、輝度のばらつきを抑制することができる。
また、長手方向の所定位置において全ての放電管の電位がグランドレベルとなるように構成されているため、放電管群2の長手方向に関し大部分の位置において、第1の放電管11、12よりも第2の放電管13のほうが電位の絶対値が大きくなる。従って、第2の放電管13から第1の放電管11、12へリーク電流がより生じやすくなっている。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図7によって説明する。
図7は、実施形態2に係る照明装置を概念的に例示する説明図である。
なお、実施形態1では、第1の放電管11、12の内側の放電管が1本であったのに対し、実施形態2では、内側の放電管が多数本となっている点が異なっており、それ以外については同様であるので、同様の部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略するものとする。
次に、本発明の実施形態2を図7によって説明する。
図7は、実施形態2に係る照明装置を概念的に例示する説明図である。
なお、実施形態1では、第1の放電管11、12の内側の放電管が1本であったのに対し、実施形態2では、内側の放電管が多数本となっている点が異なっており、それ以外については同様であるので、同様の部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略するものとする。
照明装置1は、液晶表示装置のバックライトとして構成されるものであり、並設される多数本の長手状の冷陰極管10(冷陰極管10は放電管に相当する)からなる放電管群2と、その放電管群2を取り囲む筐体20とを備えた構成をなしている。各冷陰極管10は、実施形態1と同様に、一対の電極を備えると共に、それぞれ直線状に構成され、両電極間が放電領域(符号C1,C2,C3)とされている。
筐体20は、実施形態1と同様に、導電性部材に相当する金属部材によって構成されており、放電管群2の側方を覆う底壁部20cと、底壁部20cからそれぞれ立ち上がり状に形成され、放電管群2の両側の冷陰極管10(即ち第1放電管11、12)と対向するように配される一対の側壁部20a,20bを有している。筐体20の一部は接地されている。なお、実施形態1と同様に、それら側壁部20a、20bと対向する両側の放電管がそれぞれ第1の放電管11、12とされ、それら第1の放電管11、12の内側に隣接する放電管が、第2の放電管14、15とされている。
また、複数の冷陰極管10は並列接続されており、実施形態1と同様に、一端側にインバータ回路6が接続され、他端側にインバータ回路7が接続されており、各冷陰極管10の両端に逆位相の交流電圧を印加する両側高圧駆動方式の構成が採られている。各冷陰極管10の一端側の電極は第1共通接続ライン21に共通接続されており、他端側の電極は、第2共通接続ライン22に共通接続されている。また、各冷陰極管10の両端には図示しないバラストコンデンサがそれぞれ設けられており、冷陰極管10の管電流の安定化が図られている。
そして、本実施形態でも、複数の冷陰極管10のうち、筐体20の側壁部20a、20bと対向する第1の放電管11、12を、隣接する第2の放電管14、15よりも長くしている。第2の放電管14は放電領域における筐体20との平均距離が、第1の放電管11より大きく、第2の放電管15は、放電領域における筐体20との平均距離が第1の放電管12よりも大きくなっており、本構成でも、第1の放電管11、12から筐体20へとリーク電流が生じやすく、第2の放電管14、15から第1の放電管11、12へとリーク電流を積極的に発生させて、筐体20へのリーク電流を補うようにしている。
また、実施形態1と同様に、放電管群2の長手方向の所定位置において、第1の放電管11、12と第2の放電管14、15の電位が、共にグランドレベルとなるように構成されている。従って、本実施形態でも、放電管群2の長手方向と直交する仮想面F(より詳しくは、各放電管11、12、14、15の中心位置で切断した仮想切断面)の面上において、第1の放電管11、12と第2の放電管14、15の電位が、共にグランドレベルとなるように構成されている。この構成では、仮想面Fを除く長手方向(後述するX軸方向)のいずれの位置においても、第2の放電管13のほうが第1の放電管11、12よりも電位の絶対値が大きくなる。従って、内側の第2の放電管14、15から両側の第1の放電管11、12へとリーク電流が生じやすくなっている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、直線状の放電管を並設した放電管群を例示したが、放電管の形状はこれに限定されない。例えば、U字状の放電管、或いは、2本の直線状放電管をハーネスで接続した略U字状の放電管を並設した構成などであってもよい。
(2)上記実施形態では、放電管の例として冷陰極管を例示したが熱陰極管、或いは、外部電極型の放電管などであってもよい。
(3)上記実施形態では、反射シートと金属シートとを組み合わせてなる筐体を例示したが、導電性部材を有する構成であればこれに限定されない。例えば、金属無垢の構成などであってもよい。
(4)上記実施形態では、筐体をグランドラインと接続した構成を例示したが、筐体は接地されていなくてもよい。
(2)上記実施形態では、放電管の例として冷陰極管を例示したが熱陰極管、或いは、外部電極型の放電管などであってもよい。
(3)上記実施形態では、反射シートと金属シートとを組み合わせてなる筐体を例示したが、導電性部材を有する構成であればこれに限定されない。例えば、金属無垢の構成などであってもよい。
(4)上記実施形態では、筐体をグランドラインと接続した構成を例示したが、筐体は接地されていなくてもよい。
1…表示装置用照明装置
2…放電管群
6…インバータ回路(電源、第1電源)
7…インバータ回路(電源、第2電源)
10…放電管
11、12…第1の放電管
13…第2の放電管
14…第2の放電管
15…第2の放電管
20…筐体
20a,20b…側壁部
20c…底壁部
21…第1共通接続ライン
22…第2共通接続ライン
2…放電管群
6…インバータ回路(電源、第1電源)
7…インバータ回路(電源、第2電源)
10…放電管
11、12…第1の放電管
13…第2の放電管
14…第2の放電管
15…第2の放電管
20…筐体
20a,20b…側壁部
20c…底壁部
21…第1共通接続ライン
22…第2共通接続ライン
Claims (6)
- 一対の電極を備えると共に両電極間が放電領域とされた放電管が複数並設されてなる放電管群と、
前記放電管群の周囲に配される、導電性部材を有する筐体と、
各放電管の電極に交流成分を含む電圧を印加する電源と、
を備え、
複数の前記放電管のうち、前記導電性部材と対向する第1の放電管を、当該第1の放電管と隣接しかつ前記放電領域における前記導電性部材との平均距離が当該第1の放電管より大きい第2の放電管よりも長くしたことを特徴とする表示装置用照明装置。 - 前記第1の放電管と前記第2の放電管とが、並列に接続されており、
前記放電管群の長手方向の所定位置において、前記第1の放電管と前記第2の放電管との電位が、共にグランドレベルとなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置用照明装置。 - 前記筐体は、前記放電管群の一方側を覆う底壁部と、前記底壁部からそれぞれ立ち上がり状に形成され、前記放電管群の両側の放電管と対向するように配される一対の側壁部を有し、
それら側壁部と対向する前記放電管群の両側の放電管がそれぞれ前記第1の放電管とされ、
それら第1の放電管の内側に隣接する放電管が、前記第2の放電管とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置用照明装置。 - 前記放電管群は、それぞれ直線状に構成されかつ互いに平行に配される3本の放電管からなることを特徴とする請求項3に記載の表示装置用照明装置。
- 複数の放電管の一端側の電極を共通接続する第1共通接続ラインと、
他端側の電極を共通接続する第2共通接続ラインと、
を備え、
前記電源は、
前記第1共通接続ラインに対し交流電圧を印加する第1電源と、
前記第1共通接続ラインに印加される電圧の交流成分と同一周波数かつ逆位相の交流成分を含む電圧を前記第2共通接続ラインに印加する第2電源と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の表示装置用照明装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の表示装置用照明装置と、
液晶パネルと、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005300570A JP2007109562A (ja) | 2005-10-14 | 2005-10-14 | 表示装置用照明装置及び液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005300570A JP2007109562A (ja) | 2005-10-14 | 2005-10-14 | 表示装置用照明装置及び液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007109562A true JP2007109562A (ja) | 2007-04-26 |
Family
ID=38035267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005300570A Pending JP2007109562A (ja) | 2005-10-14 | 2005-10-14 | 表示装置用照明装置及び液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007109562A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009129791A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 放電灯点灯装置、照明器具、液晶表示用バックライト装置 |
-
2005
- 2005-10-14 JP JP2005300570A patent/JP2007109562A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009129791A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 放電灯点灯装置、照明器具、液晶表示用バックライト装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101301954B1 (ko) | 백라이트 유닛 및 이를 포함하는 액정표시장치모듈 | |
KR100618095B1 (ko) | 액정표시장치 | |
US7278757B2 (en) | Illumination system having a housing and a flat lamp arranged therein | |
JP4532461B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2007109562A (ja) | 表示装置用照明装置及び液晶表示装置 | |
JP2006173086A (ja) | バックライトアセンブリー及びこれを具備した液晶表示装置 | |
KR101043669B1 (ko) | 액정표시장치의 램프 구동장치 | |
JPWO2006054413A1 (ja) | 外部電極蛍光ランプとそれを備えた表示装置用照明装置およびその表示装置 | |
US7364316B2 (en) | Backlight unit | |
JPWO2010001657A1 (ja) | 液晶表示装置及び液晶表示ユニット | |
JP4294022B2 (ja) | ランプ、バックライトアセンブリ、並びに液晶表示装置 | |
JP2008177016A (ja) | 照明装置及びこれを備えた表示装置 | |
JP4566174B2 (ja) | ランプホルダ及びバックライト装置 | |
KR100929206B1 (ko) | 액정표시장치모듈 | |
KR101338985B1 (ko) | 백라이트장치 및 액정표시장치 | |
KR20040045286A (ko) | 발광장치 | |
JP2007095493A (ja) | 放電灯点灯装置 | |
KR100971391B1 (ko) | 액정표시장치 | |
JP2008135348A (ja) | 照明装置 | |
KR20080073572A (ko) | 액정표시장치 및 백라이트 구조 | |
JP4573827B2 (ja) | 蛍光管接続装置およびバックライト装置 | |
JP2009099427A (ja) | 液晶ディスプレイ機器用のバックライトシステム | |
JP2005134919A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2005327569A (ja) | 照明装置 | |
JP2008076919A (ja) | 液晶表示装置 |