JP2007105438A - 温熱式電気治療器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電池を電源として使用できる小型軽量で携帯可能で、快適かつ効果的な全身治療ができる温熱式電気治療器を提供することである。
【解決手段】 表面が温熱水で濡れた状態にある一対の皮膚接触電極部、該電極部に通電するための導線及び電池が含まれている電源部からなり、該電極部が温熱水を入れた容器の少なくとも一部であるか、その表面に存在し、該温熱水が容器内から布を伝って該電極部の表面に移行して補充される構成であることを特徴とする温熱式電気治療器である。
【選択図】 図1
Description
本発明は温熱式電気治療器に関する。詳しくは温熱水を温熱源として使用した温熱式電気治療器に関する。
従来、温熱式電気治療器用の電極としては、温熱源として電気発熱体を備えたものが利用されている(例えば、特許文献1、2)。またこれまで、温熱式あるいは非温熱式いずれの電気治療器の電極においても、接触インピーダンスを小さくするために、粘着性の伝導性ポリマーを使用したシール状の電極を、被治療体に張り付けるものが電極として用いられている(例えば、特許文献3、4)。
特許第3192742号公報 特許第3118305号公報 特公平10−005348号公報 特許第2623284号公報
しかしながら、特許文献1、2による電気治療器は、温熱源としての電気発熱体による消費電気量が大きいために、電源として電池を使用することは不可能で、必然的に交流電源を使用することとなり、使用場所が制限されるという問題点があり、特許文献3、4による電気治療器は、電極を人体の治療部位あるいはツボ部位にしたがって、自由に位置を移動させる自由度が限定されるという問題点があった。また、特許文献1〜4によるこれまでの温熱式あるいは非温熱式の総ての電気治療器用の電極は、被治療体との接触表面が乾燥状態にあることに起因して、治療体に硬い(チカチカした)通電感触があり、不快感を伴うという問題点があった。
本発明の目的は、小型かつ軽量でどこででも使用でき、人体の治療部位に応じて自由に位置を移動させて治療ができ、通電治療に伴う不快感を解消し、快適な通電感触を与える温熱式電気治療器用を提供することである。
本発明者は上記の問題点を解決するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は表面が温熱水で濡れた状態にある一対の皮膚接触電極部、該電極部に通電するための導線及び電池が含まれている電源部からなることを特徴とする温熱式電気治療器である。
すなわち、本発明は表面が温熱水で濡れた状態にある一対の皮膚接触電極部、該電極部に通電するための導線及び電池が含まれている電源部からなることを特徴とする温熱式電気治療器である。
本発明の温熱式電気治療器は下記のような効果を奏する。
(1)温熱源として温熱水を使うので、従来の電気発熱体を用いた温熱式電気治療器に比べて、消費電気量が大幅に低減できる。
(2)電極は常に温熱水で濡れている状態であり、治療体と電極との間の接触インピーダンスが著しく低減できる。
(3)(1)と(2)の結果として、電源として電池が使用できる。
(4)(3)から治療器の電源部分を小型軽量化できるので、携帯可能となるばかりでなく、交流電源を必要としないため、どこでも使える。
(5)一対の電極は被治療体に貼り付ける必要がなく、治療部位あるいはツボ位置に応じて自由、容易に移動できる。
(6)このように電極表面が温熱水による“濡れ状態”にあるので、被治療体に対して穏やかで快適な感触を与える。
(1)温熱源として温熱水を使うので、従来の電気発熱体を用いた温熱式電気治療器に比べて、消費電気量が大幅に低減できる。
(2)電極は常に温熱水で濡れている状態であり、治療体と電極との間の接触インピーダンスが著しく低減できる。
(3)(1)と(2)の結果として、電源として電池が使用できる。
(4)(3)から治療器の電源部分を小型軽量化できるので、携帯可能となるばかりでなく、交流電源を必要としないため、どこでも使える。
(5)一対の電極は被治療体に貼り付ける必要がなく、治療部位あるいはツボ位置に応じて自由、容易に移動できる。
(6)このように電極表面が温熱水による“濡れ状態”にあるので、被治療体に対して穏やかで快適な感触を与える。
以下に、本発明の構成と形態について説明する。
本発明の温熱式電機治療器は、一対の皮膚接触電極部、該電極部に電流を導くための端子、導線及び電池が含まれる電源部から構成される。
皮膚接触電極部は、温熱水を入れる容器、温熱水、電極表面を覆う布、温熱水を容器内から表面の布に導くための布からなる。
本発明の温熱式電機治療器は、一対の皮膚接触電極部、該電極部に電流を導くための端子、導線及び電池が含まれる電源部から構成される。
皮膚接触電極部は、温熱水を入れる容器、温熱水、電極表面を覆う布、温熱水を容器内から表面の布に導くための布からなる。
温熱水を入れる容器の材質は、容器そのものが電極となるのが好ましく、導電性を有する金属製のものがより好ましく、錆びにくいステンレススチールが特に好ましく、強度は電極面圧として約1kg/cm2以上が最も好ましい。容器は導電性を有するので、そのまま電極部としても使用できるが少なくとも容器の一部であってもよい。また、導電性をもたない容器であってもその表面のみ導電性を有する材料、例えば、金属板、金属箔、金属メッキをした布などであってもよい。
容器の形状は特に限定はないが、円筒状、立方体状、直方体状等人体の治療に適した形状が好ましい。容器の大きさも治療に適すれば特に限定はないが、携帯可能な大きさがよく、好ましくは面積50〜300cm2で厚さ2〜10cm、より好ましくは面積80〜200cm2で厚さ3〜7cmである。温熱保持時間を長くするために、容器の容量を大きくしたり、容器の厚さを厚くすることも任意である。さらにまた、電極表面の形状は、平面状に限らず、なだらかな円弧状のものでもよい。また、四肢や顔面などの局所的な箇所の治療に使用する場合には、電極表面の面積を後述の実施例よりも小さくすることもできる。この場合、温熱保持時間を考慮して上記の容量を確保する時、電極の厚さは対応した分だけ長くしたりする。
被治療体に接触する上記の電極表面は布で覆われる。その布は容器内の温熱水によって温熱状態にあるばかりでなく、容器の孔を通って表面の布に達する布を設けて、水の表面張力を利用して、容器内の温熱水を電極表面の布に伝え、布を常に“濡れ状態”とするように構成する。電極表面を覆う布としては木綿やタオル地のような含水能力の大きい天然繊維からなる織布もしくは不織布が好ましい。容器の孔は、容器内の水がこぼれにくく温熱水が移行する布が入れば特に限定はないが、例えば、電極表面中央に1つ以上の直径3〜6mmの孔が挙げられ、この孔を通して上記の布と同じ材質の織布もしくは不織布、例えばガーゼのようなものを温熱水と電極表面を覆う布をつなぎ、温熱水を電極表面の布に導く。
温熱水容器の電極となる面以外は、容器の保護と保温のため、例えば袋で覆われるか容器に入れられてもよい。保護の容器としては、アクリル樹脂やベークライトのような相応の強度があり、断熱性の優れたプラスチック材料が好ましい。
温熱水の温度は20℃以上、100℃以下が好ましく、30℃以上、70℃以下がより好ましい。20℃以上であると電極部表面を暖めることができ、さらに被治療体を温めることができるので温熱式電気治療器となる。100℃以下であると簡単に温熱水を容器に供給することができる。容器に入れる温熱水の量は任意である。
温熱水の温度は20℃以上、100℃以下が好ましく、30℃以上、70℃以下がより好ましい。20℃以上であると電極部表面を暖めることができ、さらに被治療体を温めることができるので温熱式電気治療器となる。100℃以下であると簡単に温熱水を容器に供給することができる。容器に入れる温熱水の量は任意である。
又、容器の一部に上記電極部に電流を導くための端子部を設ける。これは後記する電池から導線を通じて電気が供給される箇所となる。また、端子部と電極部表面が通電できる状態であればその間が容器そのものであっても導線であってもよい。
電源部は電池、直流交流変換チョッパー、アテニュエーター、及びスイッチを備える。温熱水により電極部表面を暖めることができるので、さらに暖めるエネルギーは必要でなく、被治療体に通電するための電流だけですみ、電源は小さくてよく、市販の電池が使用できる。電池は、好ましくは1V〜9Vのものが好ましく使え、実際には1.5V、3.0V、6.0V、及び9.0Vのいずれかの電池が使用できる。
この発明による温熱式電気治療器を用いて治療するには、被治療体の通電部位に一対の電極部を置き端子−導線を通して電池に連結する。他人の助けが得られる場合には、座位で脊椎に沿って首骨から尾骨まで、一対の電極を上と下、あるは背骨を挟んで左右に当ててもらう。一方、一人で使用する場合には、一対の電極を床面に置いて、その上に仰向けに寝た状態で使用できる。
被治療体の脊椎、肩、腰を中心とする約30分間の治療を行う場合の一つの実施例を図1及び図3に基づいて説明する。
被治療体の脊椎、肩、腰を中心とする約30分間の治療を行う場合の一つの実施例を図1及び図3に基づいて説明する。
図1において、1は電極を覆う布、2は温熱水を入れる容器、3は温熱水、4は温熱水を電極を覆う布に伝える布、5は保温容器である。図3における符号の説明は図1と共通である。
図1において、電極表面を覆う布1は、木綿やタオル地を用いた。温熱水を入れる容器2は、ステンレススチール製であり、上側表面が電極となっている。また、容器5は保温と温熱水容器2を保護するためのもので、アクリル樹脂製の容器を用いた。
図3は、図1の4の部分について拡大したものである。電極表面中央には1つの直径5mmの孔が存在し、この孔を通してガーゼ4が堅くはめられており、電極表面へ温熱水を浸透させた。その結果、治療体との接触面は常に温熱水による“濡れ状態”が現出された。
図3は、図1の4の部分について拡大したものである。電極表面中央には1つの直径5mmの孔が存在し、この孔を通してガーゼ4が堅くはめられており、電極表面へ温熱水を浸透させた。その結果、治療体との接触面は常に温熱水による“濡れ状態”が現出された。
電極の表面のサイズは直径約11cmの円形で、厚さは約5cmで、温熱水容器の容量は約500mlである。1.5Vの電池を用いた。
本発明による温熱式電気治療器は、種々の関節炎、椎間板ヘルニア、むち打ち症等の骨や関節や筋肉の病気治療ばかりでなく、神経麻痺や小児麻痺の治療、その他種々の病気後遺症のリハビリ治療のために快適かつ効果的に使用できる。
1 電極部を覆う布
2 温熱水を入れる容器
3 温熱水
4 温熱水浸透用布
5 保温容器
6 電源コード接続端子
7 温熱水注入口
8 電源コード
2 温熱水を入れる容器
3 温熱水
4 温熱水浸透用布
5 保温容器
6 電源コード接続端子
7 温熱水注入口
8 電源コード
Claims (4)
- 表面が温熱水で濡れた状態にある一対の電極部、該電極部に通電するための導線及び電池が含まれている電源部からなることを特徴とする温熱式電気治療器。
- 前記電極部が温熱水を入れた容器の少なくとも一部であるか、その表面に存在し、該温熱水が容器内から布を伝って該電極部の表面に移行して補充される構成であることを特徴とする請求項1に記載の温熱式電気治療器。
- 前記温熱水の温度が20℃以上100℃以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の温熱式電気治療器。
- 前記電池の容量が1〜9Vであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の温熱式電気治療器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005326693A JP2007105438A (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | 温熱式電気治療器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005326693A JP2007105438A (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | 温熱式電気治療器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007105438A true JP2007105438A (ja) | 2007-04-26 |
Family
ID=38031748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005326693A Pending JP2007105438A (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | 温熱式電気治療器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007105438A (ja) |
-
2005
- 2005-10-13 JP JP2005326693A patent/JP2007105438A/ja active Pending
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