JP2007104625A - 一心双方向の波長多重光通信システムにおける光送受信装置 - Google Patents

一心双方向の波長多重光通信システムにおける光送受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】波長多重光通信システムにおいて、対向する装置間で装置構成が同一で自動波長設定が可能な、経済性の優れた光送受信装置を提供する。
【解決手段】光送受信装置310は、波長λおよびλの両方の光信号に対応した光送信器312と、波長λおよびλの両方の光信号に対応した光受信器314と、送受信の経路をクロスとスルーの間で切り換え可能な2×2の光スイッチ316と、波長λおよびλの光信号を合分波する波長合分波装置318とを備える。この光送受信装置は、対向する光送受信装置からの受信光信号の波長に応じて、制御回路1000により、光送信器312の波長と光スイッチ316の接続状態を切り換えることができる。制御回路1000がランダムな時間間隔で送受信波長を切り換えることで、対向する光送受信装置との間で同時に同一の送受信波長を設定することによる波長設定動作の繰り返し確率を低減することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、一心双方向の波長多重光通信システムの光送受信装置に関する。
従来、波長多重光通信システムには、波長の帯域に応じて装置構成の異なる光送受信装置を必要としていた。図1に、現在市販されているメディアコンバータを用いた一心双方向の波長多重光通信システムの構成例を示す。このシステム100は、光伝送路120を介して接続され、装置構成が異なる2つの光送受信装置110および130から構成されている。
光送受信装置110は、波長λ(例えば、1.3μm帯)の光送信器112と、波長λ(例えば、1.5μm帯)の光受信器114と、波長λおよびλの光信号を合分波する波長合分波器116とを備えている。他方、光送受信装置130は、波長λ(1.5μm帯)の光送信器132と、波長λ(1.3μm帯)の光受信器134(光受信器は使用可能な波長帯域が広いため、変換効率は落ちるが、光受信器114を使用できる可能性あり)と、波長λおよびλの光信号を合分波する波長合分波器136とを備えている。このように、これらの光送受信装置は、光送信器と光受信器の波長構成が逆になっている。
このシステム構成により、光送受信装置110から光送受信装置130への光信号の伝送には、波長λを用い、光送受信装置130から光送受信装置110への光信号の伝送には、波長λを用いて通信が行われることになる。このように、このシステム構成では、対向する装置間で装置構成が異なる2種類の光送受信装置を用意しなければならないという問題がある。
この問題に対して、光送受信装置の構成を単一品種化する方法が知られている(特許文献1)。図2に、このような光送受信装置を用いた一心双方向の波長多重光通信システムの構成例を示す。このシステム200は、光伝送路220を介して接続され、装置構成が同じ2つの光送受信装置210および230から構成されている。
光送受信装置210は、波長λ(例えば、1.3μm帯)の光送信器211と、波長λ(例えば、1.5μm帯)の光送信器212と、波長λの光受信器214と、波長λの光受信器215とを備えている。光送受信装置210はさらに、光送信器211および光受信器214の切り換えを行う光スイッチ216と、光送信器212および光受信器215の切り換えを行う光スイッチ217と、光スイッチ216および217に接続され、波長λおよびλの光信号を合分波する波長合分波器218とを備えている。
同様に、光送受信装置230は、波長λ(1.3μm帯)の光送信器231と、波長λ(1.5μm帯)の光送信器232と、波長λの光受信器234と、波長λの光受信器235とを備えている。光送受信装置230はさらに、光送信器231および光受信器234の切り換えを行う光スイッチ236と、光送信器232および光受信器235の切り換えを行う光スイッチ237と、光スイッチ236および237に接続され、波長λおよびλの光信号を合分波する波長合分波器238とを備えている。
このシステム構成により、光送受信装置210から光送受信装置230への光信号の伝送には、光スイッチ216および236の設定を通じて波長λを用い、光送受信装置230から光送受信装置210への光信号の伝送には、光スイッチ217および237の設定を通じて波長λを用いて通信が行われることになる。このように、このシステム構成では、光スイッチを適切に設定することにより、対向する装置間で同じ装置構成の光送受信装置を使用することができる。
特開昭63−169132号公報
このように、図1の構成では、対向する装置間で装置構成が異なる2種類の光送受信装置が必要となり、装置の互換性がなく、保守運用の観点から不便である。また、図2の構成では、対向する装置間で装置構成が同じである光送受信装置を使用することができるが、装置内に使用していない光送信器および光受信器が存在することになり、経済性の観点から不利である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、一心双方向の波長多重光通信システムにおいて、対向する装置間で同じ装置構成とすることができ、経済性の優れた光送受信装置を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、光伝送路を介して一心双方向の波長多重光通信を行うための光送受信装置であって、送信する光信号を第1および第2の波長のいずれかに設定可能な光送信器と、前記第1および第2の波長のいずれの光信号も受信可能な光受信器と、前記第1および第2の波長の光信号を合分波する波長合分波器であって、前記光伝送路との間で前記第1の波長の光信号を透過する第1の入出力ポートと、前記光伝送路との間で前記第2の波長の光信号を透過する第2の入出力ポートとを有する波長合分波器と、前記光送信器および前記光受信器と、前記波長合分波器の第1および第2の入出力ポートとの間の接続状態をクロスまたはスルーに切り換え可能な2×2光スイッチとを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、光伝送路を介して一心双方向の波長多重光通信を行うための光送受信装置であって、送信する光信号を第1および第2の波長のいずれかに設定可能な光送信器と、前記第1および第2の波長のいずれの光信号も受信可能な光受信器と、前記光受信器の前段に配置され、前記第1および第2の波長のいずれかの光信号を透過するよう設定可能な波長可変フィルタと、前記光送信器からの光信号を前記光伝送路に透過し、前記光伝送路からの光信号を前記波長可変フィルタを介して前記光受信器に透過する光カプラとを備えたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の光送受信装置であって、前記光カプラは、光サーキュレータであることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の光送受信装置であって、前記光送信器は、温度制御により前記第1および第2の波長のいずれかに設定可能なレーザダイオードを備えたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の光送受信装置であって、前記光送信器は、前記第1の波長の光信号を出力する第1のレーザダイオードと、前記第2の波長の光信号を出力する第2のレーザダイオードとを備えたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の光送受信装置であって、前記第1および第2のレーザダイオードは、単一のチップに集積されたことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、光伝送路を介して一心双方向の波長多重光通信を行うための光送受信装置であって、第1および第2の波長を含む光信号を出力可能な広帯域光源を備えた光送信器と、前記第1および第2の波長のいずれの光信号も受信可能な光受信器と、前記第1および第2の波長の光信号を合分波する波長合分波器であって、前記光伝送路との間で前記第1の波長の光信号を選択的に透過する第1の入出力ポートと、前記光伝送路との間で前記第2の波長の光信号を選択的に透過する第2の入出力ポートとを有する波長合分波器と、前記光送信器および前記光受信器と、前記波長合分波器の第1および第2の入出力ポートとの間の接続状態をクロスまたはスルーに切り換え可能な2×2光スイッチとを備えたことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、光伝送路を介して一心双方向の波長多重光通信を行うための光送受信装置であって、第1および第2の波長を含む光信号を出力可能な広帯域光源を備えた光送信器と、前記第1および第2の波長のいずれの光信号も受信可能な光受信器と、前記光送信器の後段に配置され、前記第1および第2の波長のいずれかの光信号を透過するよう設定可能な波長可変フィルタと、前記光送信器からの光信号を前記波長可変フィルタを介して前記光伝送路に透過し、前記光伝送路からの光信号を前記光受信器に透過する光カプラとを備えたことを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の光送受信装置であって、前記光受信器と前記光カプラとの間に配置され、前記第1および第2の波長のいずれかの光信号を透過するよう設定可能な波長可変フィルタをさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8または9に記載の光送受信装置であって、前記光カプラは、光サーキュレータであることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の光送受信装置であって、対向する光送受信装置との間で送信波長および受信波長の設定を行う制御回路をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の光送受信装置において、前記制御回路は、ランダムな時間間隔で前記第1および第2の波長のいずれかを送信波長に設定し、他方の波長を受信波長に設定するように構成され、前記設定された受信波長で所定のレベルの光信号を検出したときに、該設定された送信波長と受信波長で通信を確立するように動作することを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項11に記載の光送受信装置において、前記制御回路は、所定の時間間隔で前記第1および第2の波長のいずれかをランダムに選択して送信波長に設定し、他方の波長を受信波長に設定するように構成され、前記設定された受信波長で所定のレベルの光信号を検出したときに、該設定された送信波長と受信波長で通信を確立するように動作することを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、請求項11に記載の光送受信装置において、前記制御回路は、ランダムな時間間隔で前記第1および第2の波長のいずれかをランダムに選択して送信波長に設定し、他方の波長を受信波長に設定するように構成され、前記設定された受信波長で所定のレベルの光信号を検出したときに、該設定された送信波長と受信波長で通信を確立するように動作することを特徴とする。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図3に、本発明による一心双方向の波長多重光通信システムにおける光送受信装置の基本構成例を示す。この光送受信装置310は、波長λ(例えば、193.1THz)およびλ(例えば、193.3THz)の両方の光信号に対応した光送信器312と、波長λおよびλの両方の光信号に対応した光受信器314と、送受信の経路を切り換える2×2の光スイッチ316と、波長λおよびλの光信号を合分波する波長合分波装置318とを備えている。この光送受信装置310は、送受信に用いる波長に応じて、光スイッチ316の接続状態をスルーとクロスとの間で切り換えることができるようになっている。このような基本構成を有する光送受信装置を用いることで、対向する装置間で同じ構成の光送受信装置を使用することができる。また、従来技術に比べ、各装置において、光送信器、光受信器および光スイッチの数を削減できるため経済的である。以下、具体的な実施例およびその代替的な実施例について詳しく説明する。
図4は、本発明の実施例1に係る波長多重光通信システムの構成を示している。このシステム400は、同じ装置構成の2つの光送受信装置410および430が光伝送路420を介して接続されている。
光送受信装置410は、単一モードで発振し、温度により波長を可変することができる分布帰還型レーザダイオード(DFB−LD)412と、DFB−LDの温度を制御する回路413と、DFB−LDの波長可変範囲の光信号を受信することができる光受信器414と、送受信の経路を切り換える2×2の光スイッチ416と、2つの異なる波長の光信号を合分波する波長合分波器418とを備えている。
同様に、光送受信装置430は、単一モードで発振し、温度により波長を可変することができる分布帰還型レーザダイオード(DFB−LD)432と、DFB−LDの温度を制御する回路433と、DFB−LDの波長可変範囲の光信号を受信することができる光受信器434と、送受信の経路を切り換える2×2の光スイッチ436と、2つの異なる波長の光信号を合分波する波長合分波器438とを備えている。
DFB−LDでは、例えば、温度を1℃変化させると、波長が約0.1nm(12.5GHz)変化する。この場合、温度制御回路によりDFB−LDの温度を16℃変化させると、その発振波長は200GHz変化することになる。これに対応して、波長合分波器には、200GHz間隔の光信号を適切に合分波できるものを用いる。
この波長間隔は、温度制御回路による可変温度範囲や光通信システムの波長透過特性に応じて設定することができる。例えば、LD動作温度を0℃から100℃とすると可変温度範囲は、100℃程度以下であることから、実際的な波長可変範囲は、10nm(1250GHz)が限界である。また、ITU勧告の波長グリッドを考慮すると、波長間隔はDWDMの12.5、25、50、100、200、400、800GHzが候補となる。なお、この範囲の波長変化では、通常、光受信器の特性はほとんど劣化しないので、単一の光受信器を用いることができる。
具体的には、図4に示す構成において、温度制御回路413によりDFB−LD412の設定温度をTとし、DFB−LD412の発振波長をλに設定する。他方、温度制御回路433によりDFB−LD432の設定温度をTとし、DFB−LD432の発振波長をλに設定する。さらに、対向する装置の一方、例えば、光送受信装置410の光スイッチ416をクロスに設定し、他方の装置、すなわち、光送受信装置430の光スイッチ436をスルーに設定する。
このように設定することにより、光送受信装置410から光送受信装置430への光信号の伝送には、波長λを用い、光送受信装置430から光送受信装置410への光信号の伝送には、波長λを用いて通信を行うことができる。このように、本実施例では、対向する装置間で同じ構成の光送受信装置を使用することができる。また、各装置において、光送信器と光受信器と光スイッチをそれぞれ1つしか使用しないので単一品種化を実現する従来技術に比べて経済的である。なお、ここでは波長可変光源の一例としてDFB−LDをあげたが、DBRなど他の波長可変光源を用いてもよい。
図5に、本発明の実施例2に係る波長多重光通信システムの構成を示す。このシステム500は、同じ装置構成の2つの光送受信装置510および530が光伝送路520を介して接続されている。本実施例の特徴は、波長可変光源として、2つのDFB−LDからなるレーザダイオードアレイ(LDアレイ)を用いることである。
光送受信装置510は、2つのDFB−LDからなるレーザダイオードアレイ(LDアレイ)512と、2つのDFB−LDの1つを選択する選択回路513と、LDアレイの波長範囲の光信号を受信することができる光受信器514と、送受信の経路を切り換える2×2の光スイッチ516と、2つの異なる光信号を合分波する波長合分波器518とを備えている。
同様に、光送受信装置530は、2つのDFB−LDからなるレーザダイオードアレイ(LDアレイ)532と、2つのDFB−LDの1つを選択する選択回路533と、LDアレイの波長範囲の光信号を受信することができる光受信器534と、送受信の経路を切り換える2×2の光スイッチ536と、2つの異なる光信号を合分波する波長合分波器538とを備えている。
図6に、本実施例に係るLDアレイの構成例を示す。図6(a)の構成において、LDアレイ610aは、2つのDFB−LD612aおよび614aと、2つのDFB−LDに結合された光カプラ616aと、光カプラ616aからの光信号を増幅する光増幅器618aとを備えている。DFB−LD612aおよび614aは、それぞれ異なる発振波長λおよびλを有し、選択回路513により一方のDFB−LDが選択される。選択されたDFB−LDは、変調信号により直接駆動され、波長λまたはλの変調光信号が出力される。
他方、図6(b)の構成において、LDアレイ610bは、2つのDFB−LD612bおよび614bと、2つのDFB−LDに結合された光カプラ616bと、光カプラ616bからの光を変調する変調器617bと、変調器617bからの光信号を増幅する光増幅器618bとを備えている。DFB−LD612bおよび614bは、異なる発振波長λおよびλを有し、選択回路513により一方のDFB−LDが選択される。選択されたDFB−LDからの光は、変調器617bで変調信号により変調され、波長λまたはλの変調光信号が出力される。なお、この図6(b)の構成では、変調によるチャーピングの影響が少なく、高速化および長距離化に有利である。
図5に示す構成において、選択回路513によりLDアレイ512からの変調光信号の波長をλに設定する。他方、選択回路533によりLDアレイ532からの変調光信号の波長をλに設定する。さらに、対向する装置の一方、例えば、光送受信装置510の光スイッチ516をクロスに設定し、他方の装置、すなわち、光送受信装置530の光スイッチ536をスルーに設定する。
このように設定することにより、光送受信装置510から光送受信装置530への光信号の伝送には、波長λを用い、光送受信装置530から光送受信装置510への光信号の伝送には、波長λを用いて通信を行うことができる。このように、本実施例では、対向する装置間で同じ構成の光送受信装置を使用することができる。なお、図6(a)、(b)では、光増幅器を用いているが、所望の光パワーが得られるのであれば、必ずしも必要ではない。
本実施例において、選択した波長を微調整のために、各DFB−LDの温度制御を組み合わせて発振波長を可変するようにしてもよい。本実施例では、LDアレイを1チップに集積化することにより、経済性を向上させることができる。また、本実施例の構成では、1つのLDが故障しても、残りのLDを使用して通信することができ、装置の冗長性という利点も有している。さらに、2つのLDを使用するため、例えばDWDMだけでなく、CWDMで採用されている20nmの広い波長間隔を実現できる可能性もある。
図7に、本発明の実施例3に係る波長多重光通信システムの構成を示す。このシステム700は、同じ装置構成の2つの光送受信装置710および730が光伝送路720を介して接続されている。
光送受信装置710は、スペクトル幅が広い広帯域光源712と、所定の波長範囲の光信号を受信することができる光受信器714と、送受信の経路を切り換える2×2の光スイッチ716と、所定の波長の光信号を合分波する波長合分波器718とを備えている。
同様に、光送受信装置730は、スペクトル幅が広い広帯域光源732と、所定の波長範囲の光信号を受信することができる光受信器734と、送受信の経路を切り換える2×2の光スイッチ736と、所定の波長の光信号を合分波する波長合分波器738とを備えている。
本実施例では、例えば、スペクトル幅が30nm程度と広い広帯域光源を使用し、光スイッチの設定と波長合分波器の波長特性により、対向する装置間でスペクトルが重ならないように設定することができる。
具体的には、図7に示す構成において、光送受信装置710の光スイッチ716をクロスに設定することによって、波長合分波器718の波長λのポートが広帯域光源712に接続され、波長λのポートが光受信器714に接続されるようにする。他方、光送受信装置730の光スイッチ736をスルーに設定することによって、波長合分波器738の波長λのポートが光受信器734に接続され、波長λのポートが広帯域光源732に接続されるようにする。
このように設定することにより、光送受信装置710から光送受信装置730への光信号の伝送には、波長λを用い、光送受信装置730から光送受信装置710への光信号の伝送には、波長λを用いて通信を行うことができる。このように、本実施例では、対向する装置間で同じ構成の光送受信装置を使用することができる。また、各装置において、光送信器、光受信器および光スイッチをそれぞれ1つしか使用しないので従来技術に比べて経済的である。
本実施例では、波長合分波器によって、広帯域光源から所望の波長をもつ光スペクトルが切り取られるため、実施例1および2に示すような波長を可変化するための光源の波長制御が不要になる。
図8に、本発明の実施例4に係る波長多重光通信システムの構成を示す。このシステム800は、同じ装置構成の2つの光送受信装置810および830が光伝送路を介して接続されている。
光送受信装置810は、単一モードで発振し、温度により波長を可変することができる分布帰還型レーザダイオード(DFB−LD)812と、DFB−LDの温度を制御する回路813と、DFB−LDの波長可変範囲の光信号を受信することができる光受信器814と、透過波長を可変することができる波長可変フィルタ816と、光サーキュレータ818とを備えている。
同様に、光送受信装置830は、単一モードで発振し、温度により波長を可変することができる分布帰還型レーザダイオード(DFB−LD)832と、DFB−LDの温度を制御する回路833と、DFB−LDの波長可変範囲の光信号を受信することができる光受信器834と、透過波長を可変することができる波長可変フィルタ836と、光サーキュレータ838とを備えている。
DFB−LDおよび温度制御回路の動作は、実施例1の場合と同様である。
図8に示す構成において、温度制御回路813によりDFB−LD812の設定温度をTとし、DFB−LD812の発振波長をλに設定する。他方、温度制御回路833によりDFB−LD832の設定温度をTとし、DFB−LD832の発振波長をλに設定する。さらに、光送受信装置810の波長可変フィルタ816の透過波長をλに設定し、光送受信装置830の波長可変フィルタ836の透過波長をλに設定する。
このように設定することにより、光送受信装置810から光送受信装置830への光信号の伝送には、波長λを用い、光送受信装置830から光送受信装置810への光信号の伝送には、波長λを用いて通信を行うことができる。このように、本実施例では、対向する装置間で同じ構成の光送受信装置を使用することができる。また、各装置において、光送信器、光受信器および光スイッチをそれぞれ1つしか使用しないので従来技術に比べて経済的である。
本実施例において、光サーキュレータの代わりに1×2の光カプラを使用することもできる。また、実施例2で説明したLDアレイを用いてもよい。
図9に、本発明の実施例5に係る波長多重光通信システムの構成を示す。このシステム900は、同じ装置構成の2つの光送受信装置910および930が光伝送路920を介して接続されている。
光送受信装置910は、スペクトル幅が広い広帯域光源912と、所定の波長範囲の光信号を受信することができる光受信器914と、透過波長を可変することができる2つの波長可変フィルタ915および916と、光サーキュレータ918とを備えている。
同様に、光送受信装置930は、スペクトル幅が広い広帯域光源932と、所定の波長範囲の光信号を受信することができる光受信器934と、透過波長を可変することができる2つの波長可変フィルタ935および936と、光サーキュレータ938とを備えている。
本実施例では、実施例3と同様に、スペクトル幅が30nmと広い広帯域光源を使用し、波長可変フィルタの透過波長を調整することにより、対向する装置間でスペクトルが重ならないように設定することができる。
具体的には、図9に示す構成において、光送受信装置910の波長可変フィルタ915の透過波長をλに設定し、光送受信装置930の波長可変フィルタ935の透過波長をλに設定する。また、光送受信装置910の波長可変フィルタ916の透過波長をλに設定し、光送受信装置930の波長可変フィルタ936の透過波長をλに設定する。
このように設定することにより、光送受信装置910から光送受信装置930への光信号の伝送には、波長λを用い、逆に光送受信装置930から光送受信装置910への光信号の伝送には、波長λを用いて通信を行うことができる。このように、本実施例では、対向する装置間で同じ構成の光送受信装置を使用することができる。また、各装置において、光送信器、光受信器および光スイッチをそれぞれ1つしか使用しないので従来技術に比べて経済的である。
本実施例において、光サーキュレータの代わりに1×2の光カプラを使用することもできる。また、本実施例では、実施例4に示すような光源の波長制御が不要になる。さらに、広帯域光源は、インコヒーレント光であるため、DFB−LDなどのコヒーレント光に比べ、反射光耐力に優れるという特徴がある。したがって、伝送路の反射量が比較的少ない場合には、光受信器側の波長可変フィルタを削減することが可能である。
(波長多重光通信システムにおける波長設定方法)
次に、上記の各構成において、対向する光送受信装置間で送受信に使用する波長を相互に設定する方法について説明する。図10は、図3に示す本発明の基本構成において波長設定を行う制御回路1000を付加した光送受信装置を示している。制御回路1000は、光送信器312の波長と光スイッチ316の経路を制御することにより、電源投入時などに対向する装置との間で自動的に波長設定を行うように動作する。
本発明の一実施形態によれば、制御回路1000により、対向する装置同士が同時に同じ波長を選択し続けたり、伝送路の断絶や対向する装置の故障などによって受信光信号がなくなった場合に、設定波長を切り換え続けたりする動作を回避することができる。以下、上述した実施例1の構成(図4)に基づいて、本発明による制御回路の動作について説明するが、本発明の原理は他の実施例についても同様に適用することができることに留意されたい。
図11は、本発明の実施例1(図4)の構成において、波長設定を行う制御回路を備えた波長多重光通信システムを示している。このシステム1100では、制御回路1010を備えた光送受信装置1110と、制御回路1030を備えた光送受信装置1130とが伝送路420を介して対向している。制御回路1010は、温度制御413を介してDFB−LD412の発振波長を制御するとともに、光スイッチ416の経路を選択することで送受信の波長を設定する。同様に、制御回路1030は、温度制御433を介してDFB−LD432の発振波長を制御するとともに、光スイッチ436の経路を選択することで送受信の波長を設定する。
装置1110および1130は、電源投入時やリセット時などに波長設定動作を実行する。例えば、装置1110に電源が投入されると、光受信器414で受信光信号の有無を検出する。所定の波長(例えばλ)を検出した場合は、装置1110は検出した波長に対応して、制御回路1010により送信光信号の波長(λ)を設定する。所定の波長を検出しなかった場合は、装置1110は制御回路1010により送信光信号を所定の波長(例えばλ)に設定し、対向する装置1130からその波長に対応した波長(λ)の受信光信号を待つ。対向する装置1130から対応した波長(λ)の光信号を受信した場合は、それぞれの波長の光信号で送受信を開始する。対向する装置1130から対応した波長(λ)の光信号を受信しなかった場合は、所定の時間経過後に、改めて上記の動作を繰り返す。
しかしながら、このような動作では、例えば装置1110および1130の電源が同時に投入され、同時に初期設定の波長λで光信号を送信した場合、所定の時間経過後に、同じ動作を繰り返すことになる。これにより、装置間での波長設定動作が無限ループに入り、永遠に波長設定が行われないことになる。そこで、本発明では、制御回路により、各装置の波長設定動作の繰り返し間隔をランダムに設定することでこの問題を回避する。
図12に、対向する光送受信装置間での波長設定動作の一例を概念的に示す。図に示すように、時刻tにおいて対向する装置AおよびBが、例えば電源投入などにより同時に同一の波長λの光信号を送信したとする。この場合、これらの装置の両方とも送信光信号の波長λに対応する波長λを受信しないことになる。そのため、装置AおよびBはそれぞれ独立にランダムな時間を選択し、その時間が経過した後に、再度、波長をλに切り換えて送信を行う。図12では、この場合も偶然に同一の時刻tで、同一の波長λに切り換わった場合を示している。図12では、次に、装置Aが再度、ランダムな時間の経過後に、時刻tで波長をλに切り換えている。この時点で、装置Bは、ランダムに設定した時間がまだ経過しておらず、装置Aからの波長λの光信号を検出する。これにより、装置Bは、送信光信号の波長を検出した受信光信号の波長λに対応する波長、すなわちλに設定する。そして、装置Aは、装置Bが設定した波長λの光信号を検出し、これにより、装置AおよびBは互いに通信可能な状態に入る。
図12では、波長の切り換え時間の間隔をランダムに設定することにより、両装置が同時に同一波長に切り換わる確率を低減しているが、図13に示すように、時間間隔をランダムに設定するのではなく、所定の時間間隔で波長をランダムに切り換えるようにしてもよい。さらに、これらを組み合わせて、時間と波長をそれぞれランダムに切り換えるようにしてもよい。
次に、図14を参照して、時間間隔をランダムに切り換える場合を例に、波長設定動作の詳細フローの一例について説明する。
S100で、光送受信装置に電源が投入され、S102で、再送回数のカウンタxの値が0に初期化される。次に、S104で、送受信の波長が初期値に設定され(例えば、送信波長λ)、S106で、所定の受信光信号(波長λ)の検出が行われる。所定の光信号が検出されれば、S108で、対応する送信光信号(λ)に設定され、S110で、同期の確立を試みられる。同期が確立されると、S112で、それぞれの送受信波長で通信が開始される。通信中に、何らかの理由で信号が断絶した場合は、S102に戻って動作がリセットされる。
S110で、同期が確立されなければ、S114で、送受信が継続され、警報が発せられる。この間、同期が確立されれば、S112に移行して通信が開始され、所定の時間が経過しても同期が確立されないか、その間に信号が断絶した場合は、S102に戻って動作がリセットされる。
S106で、所定の受信光信号(波長λ)が検出されないときは、S116で、ランダムに選択された時間だけ所定の波長λの光信号が送信され、所定の受信光信号(波長λ)の検出が行われる。ランダムに選択された時間が経過する前に、所定の受信光信号が検出された場合は、S110に移行して同期の確立が試みられる。ランダムに選択された時間が経過しても所定の受信光信号が検出されない場合は、S118で、送受信波長を切り換え(送信波長λ)、S120で、所定の受信光信号(波長λ)の検出が行われる。所定の光信号が検出されれば、S122で、対応する送信光信号(λ)が設定され、S124で、同期の確立が試みられる。同期が確立されると、S126で、それぞれの送受信波長で通信が開始される。通信中に、何らかの理由で信号が断絶した場合は、S102に戻って動作がリセットされる。
S124で、同期が確立されなければ、S128で、送受信が継続され、警報が発せられる。この間、同期が確立されれば、S126に移行して通信が開始され、所定の時間が経過しても同期が確立されないか、その間に信号が断絶した場合は、S102に戻って動作がリセットされる。
S120で、所定の受信光信号(波長λ)が検出されないときは、S130で、ランダムに選択された時間だけ所定の波長λの光信号が送信され、所定の受信光信号(波長λ)の検出が行われる。ランダムに選択された時間が経過する前に、所定の受信光信号が検出された場合は、S124に移行して同期の確立が試みられる。ランダムに選択された時間が経過しても所定の受信光信号が検出されない場合は、S132で、再送モードとなり、再送回数のカウンタxの値が1だけインクリメントされ、S134で、再送回数xが所定の最大送信回数Mに達していないかが確認される。最大送信回数に達していなければ、S104に戻り、再度、波長設定動作が繰り返される。最大送信回数に達していれば、S136で、送受信が継続され、警報が発せられる。この間、所定の光信号が検出されれば、S124に移行し、同期の確立が試みられる。このような制御回路による波長設定動作をまとめると表1のようになる。
Figure 2007104625
表1において、対向する装置間でそれぞれ別の波長が設定されている場合は、正常な状態であり、通信モードとなる。同じ波長が設定されている場合は、波長設定動作が繰り返され、再送モードとなる。これら以外の場合は、一方の装置が何らかの理由で動作していないか(電源OFFまたは故障)、伝送路が断絶している状態であり、動作中の装置は警告を発し、待機モードとなる。
以上のように、光送受信装置の制御回路により、装置間で自動的に送受信波長の自動設定が可能となり、また、制御回路にランダム性を導入することによって、装置間の自動波長設定動作が無限ループに入り、波長設定動作が繰り返される確率を低減することができる。
以上、本発明について、いくつかの実施形態について具体的に説明したが、本発明の原理を適用できる多くの実施可能な形態に鑑みて、ここに記載した実施形態は、単に例示に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、経済的な観点から光送信器と光受信器の部分だけ単一品種化し、2×2光スイッチ部を2つの受動光部品(クロスとスルーに対応)で構成するような応用も考えられる。ここに例示した実施形態は、本発明の趣旨から逸脱することなくその構成と詳細を変更することができる。さらに、説明のための構成要素および手順は、本発明の趣旨から逸脱することなく変更、補足、またはその順序を変えてもよい。
2種類の光送受信装置を用いた波長多重光通信システムの従来の構成例を示す図である。 1種類の光送受信装置を用いた波長多重光通信システムの従来の構成例を示す図である。 波長多重光通信システムを構成する本発明による光送受信装置の基本構成例を示す図である。 本発明の実施例1による光送受信装置を用いた波長多重光通信システムの構成例を示す図である。 本発明の実施例2による光送受信装置を用いた波長多重光通信システムの構成例を示す図である。 本発明の実施例2による光送受信装置のレーザダイオードアレイの構成例を示す図である。 本発明の実施例3による光送受信装置を用いた波長多重光通信システムの構成例を示す図である。 本発明の実施例4による光送受信装置を用いた波長多重光通信システムの構成例を示す図である。 本発明の実施例5による光送受信装置を用いた波長多重光通信システムの構成例を示す図である。 図3に示す本発明の基本構成例において波長設定を行う制御回路を付加した光送受信装置の構成例を示す図である。 図4に示す本発明の構成例において波長設定を行う制御回路を備えた波長多重光通信システムの構成例を示す図である。 対向する光送受信装置間での本発明の波長設定動作の一例を概念的に示す図である。 対向する光送受信装置間での本発明の波長設定動作の別の一例を概念的に示す図である。 図12に示す本発明の波長設定動作における詳細フローの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 波長多重光通信システム
110,130 光送受信装置
112,132 光送信器
114,134 光受信器
116,136 波長合分波器
120 光伝送路
200 波長多重光通信システム
210,230 光送受信装置
211,212,231,232 光送信器
214,215,234,235 光受信器
216,217,236,237 光スイッチ
218,238 波長合分波器
220 光伝送路
310 光送受信装置
312 波長可変光送信器
314 光受信器
316 2×2光スイッチ
318 波長合分波器
400 波長多重光通信システム
410,430 光送受信装置
412,432 DFBレーザダイオード
413,433 温度制御回路
414,434 光受信器
416,436 2×2光スイッチ
418,438 波長合分波器
420 光伝送路
500 波長多重光通信システム
510,530 光送受信装置
512,536 レーザダイオードアレイ
513,533 選択回路
514,534 光受信器
516,536 2×2光スイッチ
518,538 波長合分波器
520 光伝送路
610a,610b レーザダイオードアレイ
612a,614a,612b,614b DFBレーザダイオード
616a,616b 光カプラ
617b 変調器
618a,618b 光増幅器
700 波長多重光通信システム
710,730 光送受信装置
712,738 広帯域光源
714,734 光受信器
716,736 2×2光スイッチ
718,738 波長合分波器
720 光伝送路
800 波長多重光通信システム
810,830 光送受信装置
812,832 DFBレーザダイオード
813,833 温度制御回路
814,834 光受信器
816,836 波長可変フィルタ
818,838 光サーキュレータ
820 光伝送路
900 波長多重光通信システム
910,930 光送受信装置
912,932 広帯域光源
914,934 光受信器
915,935,916,936 波長可変フィルタ
918,938 光サーキュレータ
920 光伝送路
1000 制御回路
1100 波長多重光通信システム
1110,1130 光送受信装置
1010,1030 制御回路

Claims (14)

  1. 光伝送路を介して一心双方向の波長多重光通信を行うための光送受信装置であって、
    送信する光信号を第1および第2の波長のいずれかに設定可能な光送信器と、
    前記第1および第2の波長のいずれの光信号も受信可能な光受信器と、
    前記第1および第2の波長の光信号を合分波する波長合分波器であって、前記光伝送路との間で前記第1の波長の光信号を透過する第1の入出力ポートと、前記光伝送路との間で前記第2の波長の光信号を透過する第2の入出力ポートとを有する波長合分波器と、
    前記光送信器および前記光受信器と、前記波長合分波器の第1および第2の入出力ポートとの間の接続状態をクロスまたはスルーに切り換え可能な2×2光スイッチと
    を備えたことを特徴とする光送受信装置。
  2. 光伝送路を介して一心双方向の波長多重光通信を行うための光送受信装置であって、
    送信する光信号を第1および第2の波長のいずれかに設定可能な光送信器と、
    前記第1および第2の波長のいずれの光信号も受信可能な光受信器と、
    前記光受信器の前段に配置され、前記第1および第2の波長のいずれかの光信号を透過するよう設定可能な波長可変フィルタと、
    前記光送信器からの光信号を前記光伝送路に透過し、前記光伝送路からの光信号を前記波長可変フィルタを介して前記光受信器に透過する光カプラと
    を備えたことを特徴とする光送受信装置。
  3. 請求項2に記載の光送受信装置であって、
    前記光カプラは、光サーキュレータであることを特徴とする光送受信装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の光送受信装置であって、
    前記光送信器は、温度制御により前記第1および第2の波長のいずれかに設定可能なレーザダイオードを備えたことを特徴とする光送受信装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の光送受信装置であって、
    前記光送信器は、前記第1の波長の光信号を出力する第1のレーザダイオードと、前記第2の波長の光信号を出力する第2のレーザダイオードとを備えたことを特徴とする光送受信装置。
  6. 請求項5に記載の光送受信装置であって、
    前記第1および第2のレーザダイオードは、単一のチップに集積されたことを特徴とする光送受信装置。
  7. 光伝送路を介して一心双方向の波長多重光通信を行うための光送受信装置であって、
    第1および第2の波長を含む光信号を出力可能な広帯域光源を備えた光送信器と、
    前記第1および第2の波長のいずれの光信号も受信可能な光受信器と、
    前記第1および第2の波長の光信号を合分波する波長合分波器であって、前記光伝送路との間で前記第1の波長の光信号を選択的に透過する第1の入出力ポートと、前記光伝送路との間で前記第2の波長の光信号を選択的に透過する第2の入出力ポートとを有する波長合分波器と、
    前記光送信器および前記光受信器と、前記波長合分波器の第1および第2の入出力ポートとの間の接続状態をクロスまたはスルーに切り換え可能な2×2光スイッチと
    を備えたことを特徴とする光送受信装置。
  8. 光伝送路を介して一心双方向の波長多重光通信を行うための光送受信装置であって、
    第1および第2の波長を含む光信号を出力可能な広帯域光源を備えた光送信器と、
    前記第1および第2の波長のいずれの光信号も受信可能な光受信器と、
    前記光送信器の後段に配置され、前記第1および第2の波長のいずれかの光信号を透過するよう設定可能な波長可変フィルタと、
    前記光送信器からの光信号を前記波長可変フィルタを介して前記光伝送路に透過し、前記光伝送路からの光信号を前記光受信器に透過する光カプラと
    を備えたことを特徴とする光送受信装置。
  9. 請求項8に記載の光送受信装置であって、
    前記光受信器と前記光カプラとの間に配置され、前記第1および第2の波長のいずれかの光信号を透過するよう設定可能な波長可変フィルタをさらに備えたことを特徴とする光送受信装置。
  10. 請求項8または9に記載の光送受信装置であって、
    前記光カプラは、光サーキュレータであることを特徴とする光送受信装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の光送受信装置であって、対向する光送受信装置との間で送信波長および受信波長の設定を行う制御回路をさらに備えたことを特徴とする光送受信装置。
  12. 請求項11に記載の光送受信装置において、
    前記制御回路は、ランダムな時間間隔で前記第1および第2の波長のいずれかを送信波長に設定し、他方の波長を受信波長に設定するように構成され、前記設定された受信波長で所定のレベルの光信号を検出したときに、該設定された送信波長と受信波長で通信を確立するように動作することを特徴とする光送受信装置。
  13. 請求項11に記載の光送受信装置において、
    前記制御回路は、所定の時間間隔で前記第1および第2の波長のいずれかをランダムに選択して送信波長に設定し、他方の波長を受信波長に設定するように構成され、前記設定された受信波長で所定のレベルの光信号を検出したときに、該設定された送信波長と受信波長で通信を確立するように動作することを特徴とする光送受信装置。
  14. 請求項11に記載の光送受信装置において、
    前記制御回路は、ランダムな時間間隔で前記第1および第2の波長のいずれかをランダムに選択して送信波長に設定し、他方の波長を受信波長に設定するように構成され、前記設定された受信波長で所定のレベルの光信号を検出したときに、該設定された送信波長と受信波長で通信を確立するように動作することを特徴とする光送受信装置。
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