JP2007104367A - 絶縁ゲート電界効果トランジスタを用いた多入力cmos増幅器と、それを用いた高利得多入力cmos増幅器、高安定多入力cmos増幅器、高利得高安定多入力cmos増幅器、多入力cmos差動増幅器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 複数個のCMOSインバータを用い,その各出力端子を接続して一つの出力端子とし、各CMOSインバータの入力端子は同複数個の独立した入力端子として用いて多入力CMOS増幅器を構成する。CMOSインバータを偶数段接続することにより、各入力から見て反転出力であり、かつオープンループゲインの極めて大きな高利得多入力増幅器を実現する。さらに必要なら入力オフセット電圧の調整された上記増幅器を多段接続して高利得高安定多入力CMOS増幅器を構成する。
【選択図】 図6
Description
CMOSインバータを用いた増幅器は、例えば特許文献1〜4に提案されているがすべて一つの出力端子に対応する入力端子は一つであり、上記欠点を有する。
さらに、このような増幅器で問題となるのはいわゆる入力オフセット電圧Vofsが存在することである。すなわち、図2に示すように出力電圧が基準電位、この場合は接地電位(0V)、となる入力電圧はやはり基準電位に等しいことが理想であるが、製造プロセスによる変動などで必ずしも基準電位ではなく、基準電位から見てある値、Vofsだけずれてしまうのが普通である。Vofsは通常極めて小さくなるように設計されるが、それでも各段の利得だけ増幅されていくので最後には動作範囲を逸脱してしまう恐れがある。この悪影響は増幅段数の制限を生じ、必要なオープンループゲインを確保できない欠点につながる。
そのため、入力オフセット電圧調整が必要であるが入力端子が一つであると信号入力端子に入力オフセット電圧調整回路を入れなければならず、信号の品質に悪影響を及ぼす欠点を有する。
さらにまた、上記複数個の入力端子を有する多入力CMOS増幅器の少なくとも一つを高入力インピーダンスの信号入力端子として用い、他の入力端子は負帰還回路構成のためやオフセット電圧調整回路構成のために用いて従来の欠点を除去する。
(1)多入力CMOS増幅器は、
第一の絶縁ゲート電界効果トランジスタおよびそれとは導電形が反対の第二の絶縁ゲート電界効果トランジスタのそれぞれのドレインを接続して出力端子とし、それぞれのソースはそれぞれ第一の電源および第二の電源に接続し,またそれぞれのゲート電極を接続して入力端子とするCMOSインバータ増幅器を複数個接続してなる増幅器であって、それぞれのCMOSインバータ増幅器の入力端子をそれぞれ入力端子として用い、またそれぞれの出力端子を共通接続して一つの出力端子として用いることを特徴とする。
(2)上記(1)記載の多入力CMOS増幅器は、
前記CMOSインバータ増幅器のそれぞれが同等の特性を有することを特徴とする。
(3)高利得多入力CMOS増幅器は、
上記(1)又は(2)記載の前記多入力CMOS増幅器を初段とし、その出力端子に反転出力を得、かつオープンループゲインを増大させるように他のCMOSインバータ増幅器を偶数段接続したことを特徴とする。
(4)上記(3)記載の高利得多入力CMOS増幅器は、
前記初段のCMOS増幅器を構成する前記各CMOSインバータ増幅器の各絶縁ゲート電界効果トランジスタのしきい値電圧の絶対値を後段の前記CMOSインバータ増幅器を構成する各絶縁ゲート電界効果トランジスタのしきい値電圧の絶対値よりも大きくしたことを特徴とする。
(5)上記(1)又は(2)記載の多入力CMOS増幅器は、
少なくとも一つの入力端子を信号入力端子とし、他の入力端子の一つを、入力オフセット電圧を調整するための電源に接続したことを特徴とする。
(6)上記(3)又は(4)記載の高利得多入力CMOS増幅器は、
少なくとも一つの入力端子を信号入力端子とし、他の入力端子の一つを、入力オフセット電圧を調整するための電源に接続したことを特徴とする。
上記(1)又は(2)記載の第一の前記多入力CMOS増幅器の複数個の入力端子の内の一つと前記出力端子とを負帰還回路を通して接続し,他の前記入力端子は基準電位に保ち,前記出力端子にオフセット電圧調整電位を発生させるようにして負帰還増幅器を構成し、前記出力端子を前記第一の多入力CMOS増幅器と同等な特性を有する前記第二の多入力CMOS増幅器の、選択された入力端子に相当する前記入力端子に接続して前記第二の多入力CMOS増幅器の入力オフセット電圧を調整するように構成したことを特徴とする。
(8)上記(3)又は(4)記載の高利得多入力CMOS増幅器は、
上記(3)又は(4)記載の第一の前記高利得多入力CMOS増幅器の複数個の入力端子の内の一つと前記出力端子とを負帰還回路を通して接続し,他の前記入力端子は基準電位に保ち,前記出力端子にオフセット電圧調整電位を発生させるようにして負帰還増幅器を構成し,前記出力端子を前記第一の高利得多入力CMOS増幅器と同等な特性を有する前記第二の高利得多入力CMOS増幅器の、選択された入力端子に相当する前記入力端子に接続して前記第二の高利得多入力CMOS増幅器の入力オフセット電圧を調整するように構成したことを特徴とする。
(9)高利得高安定多入力CMOS増幅器は、
上記(5)記載の前記多入力CMOS増幅器を、反転出力を得、かつオープンループゲインを増大させるように奇数段従属接続したことを特徴とする。
(10)高利得高安定多入力CMOS増幅器は、
上記(6)記載の前記高利得多入力CMOS増幅器を、反転出力を得、かつオープンループゲインを増大させるように奇数段従属接続したことを特徴とする。
(11)上記(1)、(2)、(5)および(7)のいずれか1項記載の多入力CMOS増幅器は、
前記入力端子を3個以上とし,少なくとも一つの前記入力端子を信号入力に用い、他の前記入力端子の一つを、入力オフセット電圧を調整するための入力端子とし、他の前記入力端子の一つを負帰還回路からの帰還信号の入力端子としたことを特徴とする。
(12)上記(3)、(4)、(6)および(8)のいずれか1項記載の高利得多入力CMOS増幅器は、
前記入力端子を3個以上とし,少なくとも一つの前記入力端子を信号入力に用い、他の前記入力端子の一つを、入力オフセット電圧を調整するための入力端子とし、他の前記入力端子の一つを負帰還回路からの帰還信号の入力端子としたことを特徴とする。
前記入力端子を3個以上とし,少なくとも一つの前記入力端子を信号入力に用い、他の前記入力端子の一つを、入力オフセット電圧を調整するための入力端子とし、他の前記入力端子の一つを負帰還回路からの帰還信号の入力端子としたことを特徴とする。
(14)上記(1)、(2)、(5)、(7)および(11)のいずれか1項記載の多入力CMOS増幅器は、
すべての前記CMOSインバータ増幅器を、第一の四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタおよびそれとは導電形が反対の第二の四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタのそれぞれのドレインを接続して出力端子とし、それぞれのソースをそれぞれ第一の電源および第二の電源に接続し,それぞれの第一のゲート電極を接続して入力端子とし、それぞれの第二のゲートをそれぞれしきい値電圧調整のための電源に接続してなるCMOSインバータ増幅器に置き換えたことを特徴とする。
(15)上記(3)、(4)、(6)、(8)および(12)のいずれか1項記載の高利得多入力CMOS増幅器は、
すべての前記CMOSインバータ増幅器を、第一の四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタおよびそれとは導電形が反対の第二の四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタのそれぞれのドレインを接続して出力端子とし、それぞれのソースをそれぞれ第一の電源および第二の電源に接続し,それぞれの第一のゲート電極を接続して入力端子とし、それぞれの第二のゲートをそれぞれしきい値電圧調整のための電源に接続してなるCMOSインバータ増幅器に置き換えたことを特徴とする。
(16)上記(9)、(10)および(13)のいずれか1項記載の高利得高安定多入力CMOS増幅器は、
すべての前記CMOSインバータ増幅器を、第一の四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタおよびそれとは導電形が反対の第二の四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタのそれぞれのドレインを接続して出力端子とし、それぞれのソースをそれぞれ第一の電源および第二の電源に接続し,それぞれの第一のゲート電極を接続して入力端子とし、それぞれの第二のゲートをそれぞれしきい値電圧調整のための電源に接続してなるCMOSインバータ増幅器に置き換えたことを特徴とする。
(17)多入力CMOS差動増幅器は、
上記(1)、(2)、(5)、(7)、(11)および(14)のいずれか1項記載の多入力CMOS増幅器、上記(3)、(4)、(6)、(8)、(12)および(15)のいずれか1項記載の高利得多入力CMOS増幅器および上記(9)、(10)、(13)および(16)のいずれか1項記載の高利得高安定多入力CMOS増幅器のいずれか1つの増幅器を奇数段従属接続したものと,偶数段従属接続したもののぞれぞれの出力を、同相信号除去比を高めるように共通に接続したことを特徴とする。
Vout = −K1*A1*(Vin1−Vofs1)−K2*A2*(Vin2−Vofs2)− ・・・・−Kn*An*(Vinn−Vofsn) (n>1) ・・・・ (1)
と表せる。
Kj = Roj/(Ro1+Ro2+・・・+Roj+・・・・+Ron), (j=1,2,・・・,n)
である。Kj(j=1,2,・・・,,n)は1より小さいので、各入力から見たオープンループゲインは小さくなる。しかし、これは後段に同様なCMOSインバータ増幅器を従属接続することで回避できる。さて、図6で特に特性の同一のCMOSインバータ増幅器を用いれば,
Vout = −(1/n)*A*(Vin1−Vofs)−(1/n)*A*(Vin2−Vofs)− ・・・ −(1/n)*A*(Vinn−Vofs),
A=A1=A2=・・・=An; Vofs=Vofs1=Vofs2=・・・=Vofsn ・・・・ (2)
となり、各入力から見たオープンループゲインは1/nとなるが、後段に同様CMOSインバータ増幅器を従属接続、例えば図8のように2段目、3段目を接続したとするとオープンループゲインはA*A*A/nとなる。Aは通常nよりは十分大きいと考えられるのでこれにより十分大きなオープンループゲインGを有する高利得多入力CMOS増幅器が得られる。以後、図6や図8など本発明の多入力CMOS増幅器または高利得多入力CMOS増幅器を図9に示す記号で統一して表すことにする。また、オープンループゲインG、A、A1、A2などは十分大きな値とする。
Va = Vofs1+(K2*A2*Vofs2+・・・+Kn*An*Vofsn)/(K1*A1) ・・・ (3)
とすれば良い。すなわち、一番目以外の入力端子全てに基準電位、0Vを与えた時,出力電圧を0Vとすることが出来る。特に特性の同一な増幅器を用いた場合は、
Va = n*Vofs ・・・(4)
とすれば良い。その他の入力端子は高入力インピーダンスを有する信号入力端子として用いることが出来る。図10において、丸記号とVaで上記Vaなる電位を有する電源、GRDは基準電位の回路ノード、この場合は接地を示す。
Vout = (K1*A1*Vofs1+K2*A2*Vofs2+・・・+Kn*An*Vofsn)/( K1*A1)
となる。これは、(3)式の右辺に等しい。そこで、図12に示すように、同じ回路構成の多入力CMOS増幅器または高利得多入力CMOS増幅器である増幅器1および増幅器2を用い,増幅器1は図11と同じ接続とし,その出力Vout1を増幅器2の1番目の入力に印加すれば、その増幅器2の入力オフセット電圧をゼロにすることが出来ることになる。これら二つの増幅器を同じ半導体チップ上に作製すれば,温度変化などによる特性の変動は同じであるので極めて安定して入力オフセット電圧がゼロに調整された増幅器が構成できる。さらに必要ならこれら入力オフセット電圧のゼロに調整された増幅器を図13のように多段接続して、動作範囲の安定した、かつオープンループゲインの極めて大きな高利得高安定多入力CMOS増幅器を構成できる。この場合、図に示したように後段の増幅器の入力端子数は2でも十分であるし、あるいは、入力オフセット調整用端子に用いた以外の入力端子を共通接続して前段の出力端子と接続することでも良い。なお、図13において、Va1、Va2、およびVa3で示した電源はそれぞれの増幅器の、入力オフセット調整用電源であり、GRDは基準電位の回路ノードである。このように、多段接続された各増幅器の入力オフセット電圧が各段でそれぞれ調整されていることは増幅器の出力電圧がどちらかの電源電圧にラッチされてしまうなどの欠点を回避できるので重要である。なお、入力オフセット電圧の増幅器全体の特性に及ぼす影響は後段の増幅器のものほど小さくなるので場合によっては後段の入力オフセット電圧調整電源を省略することも出来る。これらの増幅器も記号は図9を用いることにする。
上記で述べた通常の絶縁ゲート電界効果トランジスタの代わりにP形、N形の四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタXTP1およびXTN1を用い,図15のように各々の第二ゲートをしきい値電圧調整用電源VptcおよびVntcにそれぞれ接続して、CMOSインバータ増幅器を構成することも出来る。この場合,しきい値電圧の絶対値が大きい増幅器はオープンループゲインが大きいので,多入力端子を有する上記各種多入力CMOS増幅器の初段を構成するのに用いると初段のオープンループゲインの低下を軽減できる。しかし、しきい値電圧絶対値が大きい増幅器は負荷駆動能力が低下するので、後段の増幅器はしきい値電圧の絶対値を小さくしてこれを補うようにする。最終段にこれを用いれば負荷駆動能力を高める効果は特に大きい。また、しきい値電圧を動的に制御して,例えば、無信号時などの待機時や未使用時のときはしきい値電圧の絶対値を大きくして,CMOSインバータに流れる貫通電流を極めて小さくすることが出来る。
そこで、図21(簡単のため信号入力端子は一個の場合を示したが必要なら複数個にしても良い)のように偶数段接続した増幅器(図では2個)と奇数段接続した増幅器(図では一個)をそれぞれほぼ同じ十分大きなオープンループゲインとなるように調整し,その出力を接続して新たな出力端子とすれば近似的な多入力差動増幅器が得られる。
また、CMOSインバータは最も高速で動作する回路であり,これを用いた増幅器は高いカットオフ周波数を持たせることが出来る。また電源電圧が小さくても動作可能であり,将来の素子微細化による電源電圧の低電圧化に対応し易いし、またより高いカットオフ周波数を有するように出来る。さらに、基本回路が同じCMOSインバータであるからディジタル回路とアナログ回路の混載が容易である。
図8は、図6の回路の出力を増幅するようにした高利得多入力CMOS増幅器回路図である。
ここで、初段のCMOSインバータを構成する各電界効果トランジスタのしきい値電圧の絶対値を後段のCMOSインバータを構成する各電界効果トランジスタのそれよりも大きくして、初段の各CMOSインバータのオープンループゲインを高め、初段で用いた各CMOSインバータの出力端子を共通接続したことによる初段のオープンループゲインの低下を軽減することが出来る。以上のようにして得られた多入力、反転出力で、十分大きなオープンループゲインAを有する高利得多入力CMOS増幅器や図6の多入力CMOS増幅器を図9に示す記号で表すことにする。
図10は、1つの入力端子に入力オフセット電圧調整用電圧を印加するようにした高安定多入力CMOS増幅器の回路図である。
図6の多入力CMOS増幅器の入力端子の任意の一つ、図10では1番目、をこの増幅器の入力オフセット電圧を調整するための電源Vaを接続するための端子として用いている。入力オフセット電圧をゼロとするように調整する場合、すなわち、他の全ての入力端子に基準電位(0V)を与えた場合に出力電圧も基準電位となるようにするには、例えば,式(3)または式(4)に示した電位に電源Vaを調節すれば良い。また、別の電位を与えて意図的に入力オフセット電圧を大きくし,出力電圧が高電位から低電位に遷移する入力電圧範囲を変化させることも出来る。そうすると、増幅器の機能を発揮させたり、停止させたりを制御できることになる。また、以上の実施例では増幅器の動作点、すなわち入力および出力の直流バイアス点は基準電位(0V)であった。この直流バイアス点は基準電位以外に設定することも可能である。例えば,図2で出力電圧が+VsからーVsに変化し始める部分など、入力電圧に対する出力電圧の変化が線形ではなく,非線形性の強いところに出力の直流バイアス点を設定し、二つの異なる信号周波数をもつ信号をそれぞれの入力端子(同じ入力端子でも良いが、別々の方が入力回路に与える相互干渉は少ない)に印加すれば、二つの信号のいわゆる混合器や周波数変換器として動作させることが出来る。図8の高利得多入力CMOS増幅器の場合でも調整はより困難となるが同様なことは出来る。
図13は本発明の第五の実施例を示す。
図13は、図10または図12の回路を多段積みした高利得高安定多入力CMOS増幅器増幅器回路図である。
図10または図12の入力オフセット電圧をゼロとするように調整された増幅器を奇数個用いて多段従属接続すれば、動作範囲の安定した、かつ反転出力でオープンループゲインの極めて大きな高利得高安定多入力CMOS増幅器を構成できる。ただし、初段以外の増幅器の入力端子は2個あれば十分である。
図14は本発明の第六の実施例を示す。以上述べた,本発明の実施例において,入力端子数が3個以上の場合、一つを入力オフセット電圧調整用の端子として用い,他の一つを負帰還回路からの帰還信号入力に用い,さらに残りの入力端子を信号入力に用いている。このようにすると、負帰還回路で定まる利得を有し,オフセット電圧の調整された増幅器が構成できる。
図18は本発明の第八の実施例である。図16および図17の記号で示す二入力CMOS増幅器の一方の入力端子を、入力オフセット電圧を調整する電源Vaに接続し,他方を信号入力に用いる四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタによるCMOS増幅器である。
図20は本発明の第十の実施例である。図19の多入力CMOS増幅器を初段とし、図18のCMOS増幅器を偶数個従属接続してオープンループゲインが増大され、かつ反転出力で動作範囲の安定したCMOS増幅器を示す。図では初段の信号入力端子は一つで,後段の多入力CMOS増幅器の信号入力端子は互いに接続して一入力とした場合を例として示す。
図21は本発明の第十一の実施例を示す。以上の実施例では反転出力の増幅器のみを説明してきたが、非反転出力を得るにはこれを偶数段接続すれば良い。
そこで、偶数段接続した増幅器(図では2個)と奇数段接続した増幅器(図では一個)をそれぞれほぼ同じ十分大きなオープンループゲインとなるように調整し,その出力を接続して新たな出力端子とすれば近似的なCMOS差動増幅器が得られる。この際、各段の入力オフセット電圧が調整されている方が動作をより安定化できるのでVa1、Va2、Va3でそれぞれの増幅器のオフセット電圧を調整する例を示した。図では信号入力端子が一個の場合を示したが必要なら複数個にして多入力CMOS差動増幅器とすることも出来る。
TN1、TN2 : N形絶縁ゲート電界効果トランジスタ
XTP1、XTP2 : P形四端子絶縁ゲート電界効果トランジスタ
XTN1、XTN2 : N形四端子絶縁ゲート電界効果トランジスタ
+Vs、 −Vs : 正、負の電源の電圧
A、A1、A2、・・・、An、G:増幅器のオープンループゲイン、または単に利得
Vofs、Vofs1、Vofs2、・・・、Vofsn:増幅器の入力オフセット電圧
Va、Va1、Va2、・・・、Van:入力オフセット電圧調整用電源の電位
Vin、Vin1、Vin2、・・・、Vinn、: 増幅器の入力端子あるいはその電位
Vin11、Vin21、・・・、Vinn1:増幅器1の各入力端子あるいはその電位
Vin12、Vin22、・・・、Vinn2:増幅器2の各入力端子あるいはその電位
Vout、Vout1、Vout2:増幅器の出力端子あるいはその電位
GRD : 接地
Zf、Zi、Zg: インピーダンス
Claims (17)
- 第一の絶縁ゲート電界効果トランジスタおよびそれとは導電形が反対の第二の絶縁ゲート電界効果トランジスタのそれぞれのドレインを接続して出力端子とし、それぞれのソースはそれぞれ第一の電源および第二の電源に接続し,またそれぞれのゲート電極を接続して入力端子とするCMOSインバータ増幅器を複数個接続してなる増幅器であって、それぞれのCMOSインバータ増幅器の入力端子をそれぞれ入力端子として用い、またそれぞれの出力端子を共通接続して一つの出力端子として用いることを特徴とする多入力CMOS増幅器。
- 前記CMOSインバータ増幅器のそれぞれが同等の特性を有することを特徴とする請求項1記載の多入力CMOS増幅器。
- 請求項1又は2記載の前記多入力CMOS増幅器を初段とし、その出力端子に反転出力を得、かつオープンループゲインを増大させるように他のCMOSインバータ増幅器を偶数段接続したことを特徴とする高利得多入力CMOS増幅器。
- 前記初段のCMOS増幅器を構成する前記各CMOSインバータ増幅器の各絶縁ゲート電界効果トランジスタのしきい値電圧の絶対値を後段の前記CMOSインバータ増幅器を構成する各絶縁ゲート電界効果トランジスタのしきい値電圧の絶対値よりも大きくしたことを特徴とする請求項3記載の高利得多入力CMOS増幅器。
- 少なくとも一つの入力端子を信号入力端子とし、他の入力端子の一つを、入力オフセット電圧を調整するための電源に接続したことを特徴とする請求項1又は2記載の多入力CMOS増幅器。
- 少なくとも一つの入力端子を信号入力端子とし、他の入力端子の一つを、入力オフセット電圧を調整するための電源に接続したことを特徴とする請求項3又は4記載の高利得多入力CMOS増幅器。
- 請求項1又は2記載の第一の前記多入力CMOS増幅器の複数個の入力端子の内の一つと前記出力端子とを負帰還回路を通して接続し,他の前記入力端子は基準電位に保ち,前記出力端子にオフセット電圧調整電位を発生させるようにして負帰還増幅器を構成し、前記出力端子を前記第一の多入力CMOS増幅器と同等な特性を有する前記第二の多入力CMOS増幅器の、選択された入力端子に相当する前記入力端子に接続して前記第二の多入力CMOS増幅器の入力オフセット電圧を調整するように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の多入力CMOS増幅器。
- 請求項3又は4記載の第一の前記高利得多入力CMOS増幅器の複数個の入力端子の内の一つと前記出力端子とを負帰還回路を通して接続し,他の前記入力端子は基準電位に保ち,前記出力端子にオフセット電圧調整電位を発生させるようにして負帰還増幅器を構成し,前記出力端子を前記第一の高利得多入力CMOS増幅器と同等な特性を有する前記第二の高利得多入力CMOS増幅器の、選択された入力端子に相当する前記入力端子に接続して前記第二の高利得多入力CMOS増幅器の入力オフセット電圧を調整するように構成したことを特徴とする請求項3又は4記載の高利得多入力CMOS増幅器。
- 請求項5記載の前記多入力CMOS増幅器を、反転出力を得、かつオープンループゲインを増大させるように奇数段従属接続したことを特徴とする高利得高安定多入力CMOS増幅器。
- 請求項6記載の前記高利得多入力CMOS増幅器を、反転出力を得、かつオープンループゲインを増大させるように奇数段従属接続したことを特徴とする高利得高安定多入力CMOS増幅器。
- 前記入力端子を3個以上とし,少なくとも一つの前記入力端子を信号入力に用い、他の前記入力端子の一つを、入力オフセット電圧を調整するための入力端子とし、他の前記入力端子の一つを負帰還回路からの帰還信号の入力端子としたことを特徴とする請求項1、2、5および7のいずれか1項記載の多入力CMOS増幅器。
- 前記入力端子を3個以上とし,少なくとも一つの前記入力端子を信号入力に用い、他の前記入力端子の一つを、入力オフセット電圧を調整するための入力端子とし、他の前記入力端子の一つを負帰還回路からの帰還信号の入力端子としたことを特徴とする請求項3、4、6および8のいずれか1項記載の高利得多入力CMOS増幅器。
- 前記入力端子を3個以上とし,少なくとも一つの前記入力端子を信号入力に用い、他の前記入力端子の一つを、入力オフセット電圧を調整するための入力端子とし、他の前記入力端子の一つを負帰還回路からの帰還信号の入力端子としたことを特徴とする請求項9又は10項記載の高利得高安定多入力CMOS増幅器。
- すべての前記CMOSインバータ増幅器を、第一の四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタおよびそれとは導電形が反対の第二の四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタのそれぞれのドレインを接続して出力端子とし、それぞれのソースをそれぞれ第一の電源および第二の電源に接続し,それぞれの第一のゲート電極を接続して入力端子とし、それぞれの第二のゲートをそれぞれしきい値電圧調整のための電源に接続してなるCMOSインバータ増幅器に置き換えたことを特徴とする請求項1、2、5、7および11のいずれか1項記載の多入力CMOS増幅器。
- すべての前記CMOSインバータ増幅器を、第一の四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタおよびそれとは導電形が反対の第二の四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタのそれぞれのドレインを接続して出力端子とし、それぞれのソースをそれぞれ第一の電源および第二の電源に接続し,それぞれの第一のゲート電極を接続して入力端子とし、それぞれの第二のゲートをそれぞれしきい値電圧調整のための電源に接続してなるCMOSインバータ増幅器に置き換えたことを特徴とする請求項3、4、6、8および12のいずれか1項記載の高利得多入力CMOS増幅器。
- すべての前記CMOSインバータ増幅器を、第一の四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタおよびそれとは導電形が反対の第二の四端子二重絶縁ゲート電界効果トランジスタのそれぞれのドレインを接続して出力端子とし、それぞれのソースをそれぞれ第一の電源および第二の電源に接続し,それぞれの第一のゲート電極を接続して入力端子とし、それぞれの第二のゲートをそれぞれしきい値電圧調整のための電源に接続してなるCMOSインバータ増幅器に置き換えたことを特徴とする請求項9、10および13のいずれか1項記載の高利得高安定多入力CMOS増幅器。
- 請求項1、2、5、7、11および14のいずれか1項記載の多入力CMOS増幅器、請求項3、4、6、8、12および15のいずれか1項記載の高利得多入力CMOS増幅器および請求項9、10、13および16のいずれか1項記載の高利得高安定多入力CMOS増幅器のいずれか1つの増幅器を奇数段従属接続したものと,偶数段従属接続したもののぞれぞれの出力を、同相信号除去比を高めるように共通に接続したことを特徴とする多入力CMOS差動増幅器。
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