JP2007104319A - プロファイル作成システム、処理装置、管理装置、処理プログラム及び管理プログラム - Google Patents

プロファイル作成システム、処理装置、管理装置、処理プログラム及び管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プリンタやスキャナ等の色再現/階調再現特性用のプロファイル作成システム等でより精度の高いプロファイルを作成する。
【解決手段】対象装置の色再現/階調再現特性を判定・定義する1以上の処理装置がネットワークを介し情報の授受が可能に接続した管理装置とで構成したプロファイル作成システムで、処理装置は対象装置で出力した1以上のパッチから成るチャート各パッチを測定し、パッチの分光反射率を取得し各パッチの測定の際の光源を特定する光源データを管理装置に送信し、分光強度分布データを受信する受信手段と分光反射率と分光強度分布データとに基づき補正三刺激値を取得する手段と補正三刺激値と各パッチのデータ信号に基づき対象装置のプロファイルを作成し、管理装置は受信した光源データの光源の分光強度分布を示す分光強度分布データを取得し、分光強度分布データを光源データの送信元の処理装置に送信することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタやスキャナ等の各種装置の色再現特性や階調再現特性の判定や定義を行うためのプロファイルを作成するプロファイル作成システム等に関する。
近年、プリンタなどの印刷装置、スキャナやデジタルカメラなどの入力機器、或いはカラーモニタなどの表示機器等の各種デバイス(装置)の特性を把握し、その特性をファイルに記述し、その特性ファイルを用いて様々なデバイスの色を合わせるカラーマネジメントという技術が一般的になってきた。このカラーマネジメントは、ICC(International Color Consortium)が提唱するICC規格に従って行われることが一般的であり、ICCでは特性ファイルのことをプロファイルと呼ぶ。
例えば、プリンタなどの印刷装置についてカラーマネジメントを行なうべく、印刷装置の色再現特性や階調再現特性を確認する際に、印刷装置に依存する色空間(CMYK)を、デバイスに依存しない三次元の色空間(CIEXYZ,CIELab等)との間の色変換を行なうプリンタプロファイルが作成される。
この際、印刷装置にてCMYKから成る複数のパッチから成るチャートを印刷して、当該印刷されたチャートを、標準光源D50の下で測色器等によって測色したL*a*b*値を用いてプロファイルを作成する。また、特許文献1には、一般的なプリンタプロファイルの作成方法が開示されている。
特開2001−320592号公報
上述した従来の装置の色や階調再現特性等の判定のためのプロファイル作成においては、チャートを測定する際における照明光が、ICCの規格書 (Specification ICC.1:2004-10)にて「標準光源D50」と指定されている。そのため、標準光源D50以外の照明光の下でチャートを測定した場合、正確な値が得られず、正確なプロファイルを作成することができず装置の色や階調再現特性等の判定精度が低くなるという問題が生じる。
このような問題に対し、各パッチの分光反射率に対して、測定環境における光源の分光強度分布を求めて、照明光の影響を加味した精度の高いプロファイルの作成が可能になるが、光源の分光強度分布を測定するためには非常に高額な分光放射輝度計等の非接触型の測色器が必要になるため、コスト高となる。
また、予め複数の光源の分光強度分布を測定して保持しておく手法も考えられるが、多大な数の光源の分光強度分布を測定して保持するのも記憶容量が必要となり、手間がかかる。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、測定対象の被測定対象装置のプロファイルを作成して色や階調再現特性等を判定等する際に、装置にて出力されたチャートを測定する際の光源のデータに基づいてプロファイルを作成するので、より精度の高いプロファイルを作成することができるプロファイル作成システム等を提供することを目的する。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、被測定対象装置の色再現特性及び/又は階調再現特性を判定又は/及び定義する少なくとも1以上の処理装置と、当該処理装置とネットワークを介して情報の授受が可能に接続された管理装置とにより構成されるプロファイル作成システムにおいて、前記処理装置は、前記被測定対象装置にて出力された少なくとも1以上のパッチから成るチャートの各前記パッチを測定して前記パッチの分光反射率を取得する分光反射率取得手段と、前記各パッチの測定を行なった際の光源を特定するための光源データを前記管理装置に送信する光源データ送信手段と、前記管理装置から送信された前記光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データを受信する分光強度分布データ受信手段と、前記分光反射率取得手段によって取得した前記分光反射率と、前記分光強度分布データ受信手段によって受信した前記分光強度分布データとに基づいて、補正三刺激値を取得する第1の補正三刺激値取得手段と、取得した前記補正三刺激値と前記各パッチのデータ信号に基づいて、前記被測定対象装置のプロファイルを作成する第1のプロファイル作成手段と、を有し、前記管理装置は、前記処理装置から送信された前記光源データを受信する光源データ受信手段と、受信した前記光源データに係る光源の分光強度分布を示す前記分光強度分布データを取得する分光強度分布データ取得手段と、前記分光強度分布データ取得手段にて取得した前記分光強度分布データを前記光源データの送信元である前記処理装置に送信する分光強度分布データ送信手段と、を有することを特徴とする。
これによれば、被測定対象装置の色再現特性や階調再現特性の判定や定義を行なう際に、照明光等の光源の影響を加味したプロファイルを作成することにより、任意の照明光のもとでの被測定対象装置の色再現特性や階調再現特性の判定や定義を行うことが可能になる。
上記課題を解決するため、請求項2に記載の発明は、被測定対象装置の色再現特性及び/又は階調再現特性を判定又は/及び定義する少なくとも1以上の処理装置と、当該処理装置とネットワークを介して情報の授受が可能に接続された管理装置とにより構成されるプロファイル作成システムにおいて、前記処理装置は、前記被測定対象装置にて出力された少なくとも1以上のパッチから成るチャートの各前記パッチを測定して前記パッチの分光反射率を取得する分光反射率取得手段と、前記各パッチの測定を行なった際の光源を特定するための光源データを前記管理装置に送信する光源データ送信手段と、前記分光反射率取得手段によって取得した前記分光反射率と、前記各パッチのデータ信号と、を前記管理装置に送信する信号送信手段と、前記管理装置から送信された前記被測定対象装置のプロファイルを受信するプロファイル受信手段と、を有し、前記管理装置は、前記処理装置から送信された前記光源データと、前記分光反射率と、前記各パッチのデータ信号と、を受信する光源データ及び信号受信手段と、受信した前記光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データを取得する分光強度分布データ取得手段と、受信した前記分光反射率と、前記分光強度分布データ取得手段にて取得した前記分光強度分布データとに基づいて、補正三刺激値を取得する第2の補正三刺激値取得手段と、取得した前記補正三刺激値と受信した前記各パッチのデータ信号に基づいて、前記被測定対象装置のプロファイルを作成する第2のプロファイル作成手段と、作成した前記プロファイルを前記光源データの送信元である前記処理装置に送信するプロファイル送信手段と、を有することを特徴とする。
これによれば、処理装置がプロファイル作成手段を備えていない場合であっても、被測定対象装置の色再現特性や階調再現特性の判定や定義を行なう際に、照明光等の光源の影響を加味したプロファイルを作成することにより、任意の照明光のもとでの被測定対象装置の色再現特性や階調再現特性の判定や定義を行うことが可能になる。
上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のプロファイル作成システムにおいて、前記管理装置は、少なくとも1以上の前記光源データと、当該光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データと、を夫々対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段を参照して受信した前記光源データに対応する前記分光強度分布データを検索する検索手段と、を有し、前記分光強度分布データ取得手段は、検索された前記分光強度分布データを取得することを特徴とする。
これによれば、管理装置は予め光源データと光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データとを対応付けて記憶しているので、光源データをキーとして対応する分光強度分布データを迅速且つ簡便に取得して処理装置に送信することができる。
上記課題を解決するため、請求項4に記載の発明は請求項3に記載のプロファイル作成システムにおいて、前記光源データは、光源の特性を示す複数の特性項目データによって構成され、前記検索手段による検索の結果、受信した前記光源データが前記記憶手段にない場合には、前記管理装置は、各前記特性項目データの優先順位を決定する優先順位決定手段を有し、前記分光強度分布データ取得手段は、前記記憶手段に記憶された前記光源データのうち、受信した前記光源データを構成する前記特性項目データと、前記優先順位が高い順に、同じ前記特性項目データを有する前記光源データを検索し、当該光源データに対応する前記分光強度分布データを取得することを特徴とする。
これによれば、管理装置に光源データの登録が無い場合であっても、特性項目データによって各特性項目の優先順位を決定することにより、特性の近い光源データの分光強度分布データを用いることが可能になる。
上記課題を解決するため、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のプロファイル作成システムにおいて、前記管理装置は、前記記憶手段に記憶された前記光源データのうち、受信した前記光源データを構成する前記特性項目データと、前記優先順位が高い順に従って検索しても同じ前記特性項目データを有する前記光源データがない場合には、受信した前記光源データに係る光源の分光強度分布を測定して分光強度分布データを作成する分光強度分布データ作成手段を有し、前記分光強度分布データ取得手段は、作成された前記分光強度分布データを取得することを特徴とする。
これによれば、管理装置に特性の近い光源データが無い場合には、管理装置は受信した光源データに係る光源の分光強度分布を測定して分光強度分布データを作成することにより、新規の光源の分光強度分布データを取得することが可能になる。
上記課題を解決するため、請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載のプロファイル作成システムにおいて、前記特性項目データは、前記光源の種類、前記光源のサイズ、前記光源の演色性、前記光源の色温度の少なくともいずれか一つの特性項目であることを特徴とする。
これによれば、管理装置に光源データの登録が無い場合であっても、特性が共通する光源の分光強度分布データを取得することができる。
上記課題を解決するため、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプロファイル作成システムにおいて、前記被測定対象装置は印刷装置であって、前記分光反射率取得手段は、前記印刷装置にて印刷された少なくとも1以上のパッチから成るカラーチャートの各前記パッチを測定して前記パッチの分光反射率を取得し、前記光源データ送信手段は、前記各パッチの測定を行なった際の照明光光源を特定するための光源データを前記管理装置に送信し、前記第1のプロファイル作成手段又は/及び前記第2のプロファイル作成手段は、前記補正三刺激値をCIELab空間における座標値に変換したL*a*b*値と、前記各パッチのCMYK値と、を用いて前記印刷装置のプロファイルを作成することを特徴とする。
これによれば、印刷装置のプロファイルを作成する際に、補正三刺激値をLabにおける座標値にて取得するため、より正確なプロファイルを取得することができる。
上記課題を解決するため、請求項8に記載の発明は、被測定対象装置の色再現特性及び/又は階調再現特性を判定又は/及び定義する少なくとも1以上の処理装置と、当該処理装置とネットワークを介して情報の授受が可能に接続された管理装置とにより構成されるプロファイル作成システムにおける前記処理装置において、前記被測定対象装置にて出力された少なくとも1以上のパッチから成るチャートの各前記パッチを測定して前記パッチの分光反射率を取得する分光反射率取得手段と、前記各パッチの測定を行なった際の光源を特定するための光源データを前記管理装置に送信する光源データ送信手段と、前記管理装置から送信された前記光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データを受信する分光強度分布データ受信手段と、前記分光反射率取得手段によって取得した前記分光反射率と、前記分光強度分布データ受信手段によって受信した前記分光強度分布データとに基づいて、補正三刺激値を取得する第1の補正三刺激値取得手段と、取得した前記補正三刺激値と前記各パッチのデータ信号に基づいて、前記被測定対象装置のプロファイルを作成する第1のプロファイル作成手段と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の処理装置において、前記被測定対象装置は印刷装置であって、前記分光反射率取得手段は、前記印刷装置にて印刷された少なくとも1以上のパッチから成るカラーチャートの各前記パッチを測定して前記パッチの分光反射率を取得し、前記光源データ送信手段は、前記各パッチの測定を行なった際の照明光光源を特定するための光源データを前記管理装置に送信し、前記第1のプロファイル作成手段は、前記補正三刺激値をCIELab空間における座標値に変換したL*a*b*値と、前記各パッチのCMYK値と、を用いて前記印刷装置のプロファイルを作成することを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項10に記載の発明は、コンピュータを、請求項8又は請求項9に記載の処理装置として機能させることを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項11に記載の発明は、被測定対象装置の色再現特性及び/又は階調再現特性を判定又は/及び定義する少なくとも1以上の処理装置と、当該処理装置とネットワークを介して情報の授受が可能に接続された管理装置とにより構成されるプロファイル作成システムにおける前記管理装置において、前記処理装置から送信された光源を特定するための光源データを受信する光源データ受信手段と、受信した前記光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データを取得する分光強度分布データ取得手段と、前記分光強度分布データ取得手段にて取得した前記分光強度分布データを前記光源データの送信元である前記処理装置に送信する分光強度分布データ送信手段と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項12に記載の発明は、被測定対象装置の色再現特性及び/又は階調再現特性を判定又は/及び定義する少なくとも1以上の処理装置と、当該処理装置とネットワークを介して情報の授受が可能に接続された管理装置とにより構成されるプロファイル作成システムにおける前記管理装置において、前記処理装置から送信された光源を特定するための光源データと、前記被測定対象装置にて出力された少なくとも1以上のパッチから成るチャートの各前記パッチを測定して取得された前記パッチの分光反射率と、前記各パッチのデータ信号と、を受信する光源データ及び信号受信手段と、受信した前記光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データを取得する分光強度分布データ取得手段と、受信した前記分光反射率と、前記分光強度分布データ取得手段にて取得した前記分光強度分布データとに基づいて、補正三刺激値を取得する第2の補正三刺激値取得手段と、取得した前記補正三刺激値と受信した前記各パッチのデータ信号に基づいて、前記被測定対象装置のプロファイルを作成する第2のプロファイル作成手段と、作成した前記プロファイルを前記光源データの送信元である前記処理装置に送信するプロファイル送信手段と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項13に記載の発明は、被測定対象装置の色再現特性及び/又は階調再現特性を判定又は/及び定義する少なくとも1以上の処理装置と、当該処理装置とネットワークを介して情報の授受が可能に接続された管理装置とにより構成されるプロファイル作成システムにおける前記管理装置において、前記処理装置から送信された光源を特定するための光源データと、前記被測定対象装置にて出力された少なくとも1以上のパッチから成るチャートの各前記パッチを測定して取得された前記パッチの分光反射率と、前記各パッチのデータ信号と、を受信する光源データ及び信号受信手段と、受信した前記光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データを取得する分光強度分布データ取得手段と、受信した前記分光反射率と、前記分光強度分布データ取得手段にて取得した前記分光強度分布データとに基づいて、補正三刺激値を取得する第2の補正三刺激値取得手段と、取得した前記補正三刺激値と受信した前記各パッチのデータ信号に基づいて、前記被測定対象装置のプロファイルを作成する第2のプロファイル作成手段と、作成した前記プロファイルを前記光源データの送信元である前記処理装置に送信するプロファイル送信手段と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の管理装置において、前記光源データは、光源の特性を示す複数の特性項目データによって構成され、前記検索手段による検索の結果、受信した前記光源データが前記記憶手段にない場合には、各前記特性項目データの優先順位を決定する優先順位決定手段を有し、前記分光強度分布データ取得手段は、前記記憶手段に記憶された前記光源データのうち、受信した前記光源データを構成する前記特性項目データと、前記優先順位が高い順に、同じ前記特性項目データを有する前記光源データを検索し、当該光源データに対応する前記分光強度分布データを取得することを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の管理装置において、前記記憶手段に記憶された前記光源データのうち、受信した前記光源データを構成する前記特性項目データと、前記優先順位が高い順に従って検索しても同じ前記特性項目データを有する前記光源データがない場合には、受信した前記光源データに係る光源の分光強度分布を測定して分光強度分布データを作成する分光強度分布データ作成手段を有し、前記分光強度分布データ取得手段は、作成された前記分光強度分布データを取得することを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項16に記載の発明は、請求項14又は15に記載の管理装置において、前記特性項目データは、前記光源の種類、前記光源のサイズ、前記光源の演色性、前記光源の色温度の少なくともいずれか一つの特性項目であることを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項17に記載の発明は、請求項11乃至16のいずれか一項に記載の管理装置において、前記被測定対象装置は印刷装置であって、前記分光反射率取得手段は、前記印刷装置にて印刷された少なくとも1以上のパッチから成るカラーチャートの各前記パッチを測定して前記パッチの分光反射率を取得し、前記光源データ送信手段は、前記各パッチの測定を行なった際の照明光光源を特定するための光源データを前記管理装置に送信し、前記第2のプロファイル作成手段は、前記補正三刺激値をCIELab空間における座標値に変換したL*a*b*値と、前記各パッチのCMYK値とを用いて、前記印刷装置のプロファイルを作成することを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項18に記載の発明は、コンピュータを、請求項11乃至請求項17のいずれか一項に記載の管理装置として機能させることを特徴とする管理プログラム。
本発明によれば、被測定対象装置の色再現特性や階調再現特性の判定や定義を行なう際に、照明光等の光源の影響を加味したプロファイルを作成することにより、任意の照明光のもとでの被測定対象装置の色再現特性や階調再現特性の判定や定義を行なうことが可能になる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、印刷装置のプロファイル作成システムSに本発明を適用した例を示す。
[プロファイル作成システムの構成及び機能]
先ず、本実施形態に係るプロファイル作成システムSについて、図1を用いて概念的に説明する。
図1は、本実施形態に係るプロファイル作成システムSの構成の概略を示す説明図である。
同図に示すように、当該プロファイル作成システムSは、性能判定の対象となる被測定対象装置の一例としてのインクジェットプリンタやレーザプリンタ等の印刷装置(以下、単に「プリンタ」と言う。) を接続する処理装置の一例としてのクライアント端末装置1a乃至1e、当該印刷装置の性能判定環境における照明光等の各種光源の分光強度分布を分光強度分布データとして管理する管理装置の一例としてのサーバ装置2とにより構成され、各クライアント端末装置1a乃至1eは、サーバ装置2と、IX(Internet eXchange)、ISP(Internet Service Provider)、DSL(Digital Subscriber Line)回線事業者(の装置)、FTTH(Fiber To The Home)回線事業者(の装置)、及び通信回線(例えば、電話回線や光ケーブル等)等によって、インターネット等のネットワークに物理的に接続され相互に情報の授受が可能に接続されている。
[クライアント端末装置の構成及び機能]
図2にクライアント端末装置1a乃至1eの概要構成例を示すブロック図を示す。なお、各クライアント端末装置1a乃至1eの構成は同じであるため、以下の説明において単に「クライアント端末装置1」とする。
同図に示す如くクライアント端末装置1は、演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、作業用RAM(Random Access Memory)、各種データ及びプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)等から構成された制御部11と、カラーチャートデータや当該カラーチャートデータの測色結果である分光反射率Cを記憶保存するためのHD等から構成された記憶手段としての記憶部12と、ユーザからの指示を受け付け当該指示に応じた指示信号を制御部11に対して与える入力部(例えば、操作パネル、或いは、マウス、キーボード等)13と、CRT,液晶ディスプレイ等の表示部14と、ネットワークを通じてサーバ装置2等との間の情報の通信制御を行なうための通信部15と、シリアル方式、USB方式、IEEE1394、或いはその他の適宜な方式でプリンタ等の被測定対照装置を接続してカラーパッチデータの印刷(出力)指示をプリンタに送信したり、カラーパッチの分光反射率を測定するための測色器(例えばGretagMacbeth社製Spectrolino)を接続して測色結果の受信を行なうための外部機器接続部16、を備えて構成され、制御部11、記憶部12、入力部13、表示部14、通信部15及び外部機器接続部16はバス17を介して相互に接続されている。
そして、記憶部12は、本発明のチャートとしてのカラーチャートを示すカラーチャートデータを記憶する。なお、本実施形態における被測定対象装置はCMYK混色によるプリンタであるため、このカラーチャートは、ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)12642で規格化されているIT8.7/3などのCMYKで表された複数のパッチで構成されるカラーチャートであって、これを印刷出力部13にて出力(印刷)し、その各パッチを測色器にて測定して、各パッチのデータ信号に対応する分光反射率を取得する。なお、被測定対象装置がRGB混色によるプリンタの場合には、RGB値で表されたパッチから構成されるカラーチャートを用いるなど、各装置固有の色空間に依るものとする。
より具体的に説明すると、後述する性能判定処理が開始されると、各クライアント端末装置1に接続された被測定対象装置であるプリンタによって記憶部12に記憶されているカラーチャートデータが印刷(出力)され、このカラーチャートを構成する各パッチを測色器を用いて測色して、各パッチのC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の値(データ信号)に対応する分光反射率Cを取得する。
そして、この分光反射率Cに対して、測定環境下における照明光等の光源の分光強度分布データを掛け合わせることによって補正を行ないプリンタに依存しないCIExyz色空間における座標値である補正三刺激値XYZを取得し、当該補正三刺激値XYZを国際照明委員会(CIE)が定めた1976CIELab空間における座標値であるL*a*b*値に変換して、当該L*a*b*値と各パッチのデータ信号を用いてプリンタのプロファイルを作成することにより、より精度の高い被測定対象装置の性能判定を可能にする。
なお、本実施形態は被測定対象装置をCMYK混色のプリンタとしているため、各パッチのデータ信号は、C(シアン:0≦C≦255)、M(マゼンタ:0≦M≦255)、Y(イエロー:0≦Y≦255)、K(ブラック:0≦K≦255)の各色の組み合わせにより構成される。
なお、この各パッチのデータ信号は、上述したようにそれぞれ0から255までのいずれかの値を有するため、これらの全ての組み合わせを測色器にて測定することは困難かつ煩雑であるため、実際には、例えばC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色6ステップ(0、51、102、153、204、255)、合計1296個のパッチに対応する分光反射率Cが取得される。この場合には、取得されている各パッチのデータ信号を補完演算して、所望の数のパッチのデータ信号と、当該パッチのデータ信号に対応する分光反射率Cを取得すればよい。パッチのデータ信号と分光反射率Cの組み合わせの数が多いほど、作成されるプリンタのプロファイルの精度が向上する。
また、CMYK+オレンジ+グリーン混色のプリンタや、CMYK+ライトシアン+ライトマゼンタ混色のプリンタなどCMYK混色以外のプリンタを被測定対象装置とする場合にも本発明を適用することができる。この場合、当該プリンタで印刷されるカラーチャートの各パッチは各色の組み合わせ(例えば、C値、M値、Y値、K値、オレンジ値、グリーン値等)にて構成されることとなる。
制御部11は、図示しないCPU、作業用RAM、本発明の処理プログラム等を含む各種制御プログラムやデータ等を記憶するROM及び発振回路等を備えて構成されており、図示しない操作部からの操作信号に基づいて、当該操作信号に含まれている操作情報に対応する動作を実現すべく上記各構成部材を制御するための制御情報を生成し、バス17を介して当該制御情報を該当する構成部材に出力して当該各構成部材の動作を統轄制御する。また、制御部11は、コンピュータとしてのCPUが、ROMや記憶部12等に記憶された処理プログラムを実行することにより、他の構成部材と協動して本発明の分光反射率取得手段、光源データ送信手段、分光強度分布データ受信手段、第1の補正三刺激値取得手段及び第1のプロファイル作成手段として機能するようになっている。
[サーバ装置の構成及び機能]
図3にサーバ装置2の概要構成例を示すブロック図を示す。
同図に示す如くサーバ装置2は、演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、作業用RAM(Random Access Memory)、各種データ及びプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)等から構成された制御部21と、各種光源を示す光源データの一例である光源型番データと、当該光源の分光強度分布を示す分光強度分布データと、夫々対応付けて記憶保存(登録)する分光強度分布データベース22Aを含むHD等から構成された記憶手段としての記憶部22と、サーバ装置2を管理する管理者等からの指示を受け付け当該指示に応じた指示信号を制御部21に対して与える入力部(例えば、操作パネル、或いは、マウス、キーボード等)23と、CRT,液晶ディスプレイ等の表示部24と、ネットワークを通じて各クライアント端末装置1等との間の情報の通信制御を行なうための通信部25と、シリアル方式、USB方式、IEEE1394、或いはその他の適宜な方式で分光放射輝度計(例えば、フォトリサーチ社製PR−705等)等を接続して、後に詳述する光源の分光放射輝度(分光強度分布)を測定して測色結果の受信を行なうための外部機器接続部26、を備えて構成され、制御部21、記憶部22、入力部23、表示部24、通信部25及び外部機器接続部26はバス27を介して相互に接続されている。
制御部21は、図示しないCPU、作業用RAM、本発明の管理プログラム等を含む各種制御プログラムやデータ等を記憶するROM及び発振回路等を備えて構成されており、図示しない操作部からの操作信号に基づいて、当該操作信号に含まれている操作情報に対応する動作を実現すべく上記各構成部材を制御するための制御情報を生成し、バス27を介して当該制御情報を該当する構成部材に出力して当該各構成部材の動作を統轄制御する。また、制御部21は、コンピュータとしてのCPUが、ROMや記憶部22等に記憶された管理プログラムを実行することにより、他の構成部材と協動して本発明の光源データ受信手段、分光強度分布データ取得手段、分光強度分布データ送信手段、記憶手段、検索手段、優先順位決定手段、及び分光強度分布データ作成手段として機能するようになっている。
[プロファイル作成処理]
続いて、プロファイル作成処理について図4乃至図6を用いて具体的に説明する。
図4(A)は、クライアント端末装置1の処理を示すフローチャートであり、図4(B)はサーバ装置2の処理を示すフローチャートである。
先ず、クライアント端末装置1は、カラーチャートデータを記憶部12から取得する(ステップS11)。そして、制御部11から外部機器接続部16を介してプリンタに印刷指示を送出し、当該カラーチャートを印刷(出力)させる(ステップS12)。
次に、制御部11は分光反射率取得手段として機能し、印刷したカラーチャートを測色器により測色して、各パッチに対応する分光反射率Cを装置内部に取り込んで取得する(ステップS13)。
そして、制御部11は光源データ送信手段として機能し、光源型番データをサーバ装置2に送信して分光強度分布データを要求する(ステップS14)。本実施形態では、測色器によって測色した際の環境下における照明光等の光源の型番を示す光源型番データを、本発明における光源を特定するための光源データとする。
ここで、光源の型番について詳細に説明する。
光源の型番は、例えば「FLR40SEX−N」のように記述され、メーカー共通のルールにて光源の特性を示す「ランプの種類」、「サイズ」、「演色性」、「色温度」の順に複数の特性項目を含んで構成する。換言すれば、当該光源を特定する光源型番データは、複数の特性項目データによって構成される。
特性項目「ランプの種類」の一例として、“FL”はスタータ形蛍光ランプ、“FLR”はラビットスタート形蛍光ランプ、“FHF”は高周波点灯専用形蛍光ランプ、を示す。
特性項目「サイズ」の一例として、10、20、40などの数値はワット数を示し、Sはガラス管の径を示す。
特性項目「演色性」の一例として、“EX”は3波長型、“SDL”は高演色形・演色AA、“EDL”は高演色形・演色AAAを示す。
そして、特性項目「色温度」の一例として、“D”は昼光色6500度、“N”は昼白色5000度、“W”は白色4200度、“WW”は温白色3500度、“L”は電球色3000度を示す。
上述した光源型番「FLR40SEX−N」であれば、各特性項目毎にFLR−40S−EX−Nと区分でき、ラビットスタート形蛍光ランプ(FLR)―40ワットガラス管径32mm(40S)―3波長型(EX)―昼白色5000度(N)という特性の光源であると特定することができる。
なお、上記は一例であって、この他にも様々な種類やサイズ等を有する多くの光源が市販されており、上記のようなルールに基づいてそれぞれ型番が決定されている。
このように、ステップS14では、ステップS13でカラーチャートを測色した際における室内に設置された光源の型番を、光源型番データとしてサーバ装置2に送信する。
そして、図4(B)のフローチャートに移行し、要求を受けたサーバ装置2にて管理プログラムが実行される。先ず、制御部21が光源データ受信手段として機能してシステムSに含まれる何れかのクライアント端末装置1から光源型番データを受信すると、制御部21は検索手段として機能し、分光強度分布データベース22Aを参照して、受信した光源型番データに対応する分光強度分布データを検索する(ステップS21、ステップS22)。
図5にサーバ装置2の記憶部22の分光強度分布データベース22Aに登録(記憶)された分光強度分布データの一例を示す。
同図に示す如く、光源型番と当該光源型番にて特定される光源の分光強度分布データ(SpecData)が夫々対応付けて記憶されている。そして、光源型番データを受信すると、当該光源型番データに係る光源型番が登録されているか否かを検索する。言い換えれば、受信した光源型番データに係る光源型番に対応する分光強度分布データが記憶されているかを検索することとなる。
検索の結果、対応する分光強度分布データが分光強度分布データベース22Aにある場合には(ステップS22:Yes)、制御部21は分光強度分布データ取得手段及び分光強度分布データ送信手段として機能し分光強度分布データを取得して光源型番データの送信元のクライアント端末装置1に送信して処理を終了する(ステップS23)。
そして、検索の結果、対応する分光強度分布データが分光強度分布データベース22Aに無い場合には(ステップS22:No)、光源の特性項目の優先順位を決定する(ステップS24)。この優先順位はサーバ装置2の管理者によって入力部23を操作して優先順位を入力することによって決定してもよく、或いは、クライアント端末装置1から光源型番データをサーバ装置2に送信する際に、優先順位を指示する優先順位指示データと共に送信するよう構成してもよく、また、ステップS22の検索において、対応する分光強度分布データが無いと判定されたときに、サーバ装置2から光源型番データの送信元であるクライアント端末装置1に対して「優先順位を決定してください」等のメッセージを送信して、これを受けたクライアント端末装置1にユーザが入力部13を操作することによってサーバ装置2に対して優先順位指示データにて応答を返すよう構成してもよい。
ここで、特性項目の優先順位の一例を図6(A)及び(B)に示す。
そして、分光強度分布データベース22Aに登録(記憶)された光源型番データのうち、受信した光源型番データを構成する特性項目データと、優先順位が高い順で同じ特性項目データを有する光源型番データを検索する(ステップS25、ステップS26)。
例えば、図6(A)に示す例では、「色温度」が最優先項目として指定され、続いて「演色性」、「ランプの種類」、「サイズ」の順で優先順位が決定されているので、受信した光源型番データで示される光源型番が「FCL40HEX−N」である場合には、分光強度分布データベース22Aに登録(記憶)された光源型番データのうち先ず初めに色温度が「N」であるものが選択される。図5に示す例によれば、光源型番が「FCR20HEX−N」「FLR40SEX−N」の二つが該当する。そして優先順位第2位の演色性が「EX」であるものが次に選択されるのであるが、上記両者共に該当するので、次に優先順位第3位のランプの種類が「FCR」であるものが選択されるので、この時点で「FCR20HEX−N」のみが検索されることとなる。
このように、優先順位に従って特性項目データが一致する光源型番データがある場合(ステップS26:Yes)には、制御部21は分光強度分布データ取得手段及び分光強度分布データ送信手段として機能し、当該光源型番データに対応する分光強度分布データを取得して、光源型番データの送信元のクライアント端末装置1に送信して処理を終了する(ステップS27)。なお、上記優先順位は、全ての特性項目に対して決定する場合に限らず、図6(B)に示すように、ある特定の項目(図6(B)に示す例では「演色性」と「色温度」)を無視して(考慮しない)で光源型番データを決定するよう構成してもよい。
また、優先順位に従って検索しても特性項目データが一致する(同じ)光源型番データが無い場合(ステップS26:No)には、制御部21は分光強度分布データ作成手段として機能し、受信した光源型番データに係る光源の分光強度分布を測定して分光強度分布データを作成し、分光強度分布データベース22Aに登録する(ステップS28)。より具体的には、光源型番データに係る光源の分光放射輝度(分光強度分布)を分光放射輝度計にて測定して外部機器接続部26を介して測定結果をサーバ装置2内部に取り込み、分光強度分布データを作成して、受信した光源型番データと対応付けて新たに分光強度分布データベース22Aに登録する。
そして、制御部21は分光強度分布データ取得手段及び分光強度分布データ送信手段として機能し、作成した分光強度分布データを分光強度分布データベース22Aから取得して光源型番データの送信元のクライアント端末装置1に送信し処理を終了する(ステップS29)。
一方、図4(A)のフローチャートに戻り、クライアント端末装置1は、上記ステップS23、S27及びS29の処理に基づいてサーバ装置2から送信された分光強度分布データを受信すると(ステップS15)、制御部11は分光強度分布データ受信手段及び第1の補正三刺激値取得手段として機能し、ステップS13で取得した分光反射率Cと、受信した分光強度分布データに基づいて補正三刺激値XYZを取得する(ステップS16)。
ここで、分光強度分布データを用いて補正三刺激値XYZを取得する手法について説明する。受信した分光強度分布データで示される測定環境下における光源の特性をP(λ)、カラーパッチの分光反射率CをR(λ)とすると、XYZ表色系の等色関数をx(λ)、y(λ)、z(λ)(数式中、変数の上にバーを付してxyz夫々を単位ベクトル化して示す。)とすると、以下の数式1により補正三刺激値XYZを取得できる。
Figure 2007104319
但し、定数kは以下の数式2で定義されるものとする。
Figure 2007104319
上記数式1の積分値は、可視光域における補正三刺激値XYZの取得を示すものであり、従来は光源の特性P(λ)はD50光源に限定されていたが、本発明によれば、分光反射率Cに対して測定環境下における光源の特性を示す分光強度分布データ(上記数式1におけるP(λ))に基づいて、光源による影響を加味しつつ、装置固体に依存しない色空間としてのCIEXYZ空間における座標値である補正三刺激値XYZを取得することができる。続いて、制御部11は第1のプロファイル作成手段として機能し、各パッチのデータ信号(C、M、Y、K)とステップS16にて取得した補正三刺激値XYZを用いて、クライアント端末装置1が所有するプロファイル作成モジュール等によりプリンタプロファイルを作成して処理を終了する(ステップS17)。より具体的に説明すると、ステップS16にて取得した補正三刺激値XYZからCIELab空間における座標値としてのL*a*b*値を求め、当該L*a*b*値と各パッチのCMYK値とを用いてプリンタプロファイルを作成する。
以上説明したプロファイル作成システムSによれば、プリンタ等の被測定対象装置の色再現特性や階調再現特性の判定や定義を行なう際に、照明光等の光源の影響を加味したプロファイルを作成することにより、任意の照明光のもとでの被測定対象装置の色再現特性や階調再現特性の判定や定義を行なうことが可能になる。また、サーバ装置2は予め光源型番データと光源型番データに係る照明の分光強度分布を示す分光強度分布データとを対応付けて分光強度分布データベース22Aに記憶しているので、光源型番データをキーとして対応する分光強度分布データを迅速且つ簡便に取得してクライアント端末装置1に送信することができる。
さらに、光源データとして複数の特性項目からなる光源型番データを用いたので、分光強度分布データベース22Aに光源型番データの登録が無い場合でも、各特性項目の優先順位を決定することにより、特性の近い光源型番データの分光強度分布データを用いて補正三刺激値XYZを取得してプロファイルを作成することができる。
また、分光強度分布データベース22Aに特性の近い光源型番が無い場合には、サーバ装置2は受信した光源型番データに係る光源の分光放射輝度(分光強度分布)を非接触測定器である分光放射輝度計にて測定して分光強度分布データを作成することにより、新規の光源の分光強度分布データを取得することが可能になる。
なお、本実施形態では、光源を特定するための光源データを、光源の型番を示す光源型番データを用いたが、これに限らず、1の光源を特定するために固有のID情報等を決定し、当該識別番号をキーとして光源を特定しても本発明を実施可能である。さらに、このときID情報を光源の特性を示す複数の識別番号にて構成すれば、上述したような優先順位を決定することもできる。しかし本実施形態にて詳述したように、もともと光源の型番は光源の特性項目を含む固有の番号で決定されているので、別個固有のIDを用いずとも当該光源の型番を示す光源型番データを光源データとして用いることができるのでユーザにとってより簡便となる。
[変形形態]
続いて、図7を用いて性能判定処理の変形形態について説明する。上述した実施形態では、各クライアント端末装置1がプロファイル作成モジュールを具備していたが、各クライアント端末装置1がプロファイル作成モジュール等を所有(インストール)していない等、プロファイル作成手段を具備しない(プロファイルを作成できない)場合において、プロファイル作成モジュールを備えるサーバ装置2にてプロファイルを作成する手法について述べる。
クライアント端末装置1の制御部11は、コンピュータとしてのCPUが、ROMや記憶部12等に記憶された管理プログラムを実行することにより、他の構成部材と協動して本発明の分光反射率取得手段、光源データ送信手段、信号送信手段、プロファイル受信手段として機能するようになっており、一方、サーバ装置2の制御部21は、コンピュータとしてのCPUが、ROMや記憶部22等に記憶された管理プログラムを実行することにより、他の構成部材と協動して本発明の光源データ及び信号受信手段、分光強度分布データ取得手段、第2の補正三刺激値取得手段、第2のプロファイル作成手段、プロファイル送信手段、記憶手段、検索手段、優先順位決定手段、及び分光強度分布データ作成手段として機能するようになっている。その他、各装置の各部材の構成は上述した実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
図7(A)は、他の実施形態に係るクライアント端末装置1の処理を示すフローチャートであり、図7(B)は他の実施形態に係るサーバ装置2の処理を示すフローチャートである。
なお、ステップS51乃至ステップS53の処理は上述した実施形態のステップS11乃至ステップS13と夫々同様の処理であるので詳細な説明は省略する。
そして、ステップS54において、クライアント端末装置1の制御部11は光源データ送信手段及び信号送信手段として機能し、ステップS53にて各パッチの測定を行なった際の光源を特定するための光源型番データと、測定の結果取得された分光反射率Cと、各パッチのデータ信号(C、M、Y、K)と、をサーバ装置2に送信してプリンタプロファイルを要求する(ステップS54)。図8にクライアント端末装置1がサーバ装置2の送信した各パッチのデータ信号と分光反射率Cの一例を示す。
そして、図7(B)のフローチャートに移行し、サーバ装置2にて管理プログラムが実行される。先ず、制御部21が光源データ及び信号受信手段として機能して、システムSに含まれる何れかのクライアント端末装置1から光源型番データ及び分光反射率Cと、各パッチのデータ信号(C、M、Y、K)を受信すると、制御部21は検索手段として機能し、分光強度分布データベース22Aを参照して、受信した光源型番データに対応する分光強度分布データを検索する(ステップS61、ステップS62)。なお当該検索処理は上述した実施形態のステップS21、S22と同様の処理であるので詳細な説明は省略する。
そして、受信した光源型番データに対応する分光強度分布データが分光強度分布データベース22Aにある場合には(ステップS62:Yes)、制御部21は分光強度分布データ取得手段として機能し、受信した光源型番データに対応する分光強度分布データを取得する(ステップS63)。
他方、受信した光源型番データに対応する分光強度分布データが分光強度分布データベース22Aに無い場合(ステップS62:No)には、光源の特性項目の優先順位を決定する(ステップS64)。分光強度分布データベース22Aに登録(記憶)された光源型番データのうち、受信した光源型番データを構成する特性項目データと、優先順位が高い順で同じ特性項目データを有する光源型番データを検索する(ステップS65、ステップS66)。そして、優先順位に従って特性項目データが一致する光源型番データがある場合(ステップS66:Yes)には、制御部21は分光強度分布データ取得手段として機能し、当該光源型番データに対応する分光強度分布データを取得する(ステップS63)。
他方、ステップS66において、優先順位に従って特性項目データが一致する光源型番データが無い場合(ステップS66:No)には、制御部21は分光強度分布データ作成手段として機能し、受信した光源型番データに係る光源の分光強度分布を測定して分光強度分布データを作成し、分光強度分布データベース22Aに登録する(ステップS67)。そして、制御部21は分光強度分布データ取得手段として機能し、作成した分光強度分布データを分光強度分布データベース22Aから取得する(ステップS68)。
なお、上記ステップS63乃至ステップS68の処理は、上述した実施形態のステップS23乃至ステップS28の説明において詳細に記載したのでここでの説明は省略する。
そして、制御部21は第2の補正三刺激値取得手段として機能し、ステップS63及びステップS68にて取得した分光強度分布データと、クライアント端末装置1より受信した分光反射率Cに基づいて、上記数式1により補正三刺激値XYZを取得する(ステップS69)。そして、制御部21は第2のプロファイル作成手段及びプロファイル送信手段として機能し、クライアント端末装置1より受信した各パッチのデータ信号(C、M、Y、K)と補正三刺激値XYZを用いて、プロファイル作成モジュール等によりプリンタプロファイルを作成し(ステップS70)、光源型番データの送信元のクライアント端末装置1に送信して処理を終了する(ステップS71)。
そして、図7(A)のフローチャートに戻り、クライアント端末装置1の制御部11はプロファイル受信手段として機能し、サーバ装置2から送信されたプリンタプロファイルを受信して処理を終了する(ステップS55)。
以上説明した実施形態によれば、クライアント端末装置1にプロファイル作成モジュール等のプロファイル作成のための機能が無い場合であっても、照明光等の光源の影響を加味したプロファイルを作成することにより、任意の照明光のもとでの被測定対象装置の色再現特性や階調再現特性の判定や定義を行なうことが可能になる。なお、上述した説明において、測定対象となる被測定対象装置をプリンタ(印刷装置)としたが、スキャナやデジタルカメラ等を被測定対象装置として、各装置の観察環境下における光源の影響を加味したプロファイルを作成することにより、任意の照明光のもとでの被測定対象装置の色再現特性や階調再現特性の判定や定義を行なうことが可能になる。この場合、複数のパッチからなるチャートをスキャンした画像或いは撮影した画像から、パッチ毎に画素値を抽出した値を各パッチのデータ値として用いればよい。
プロファイル作成システムSの構成の概略を示す説明図である。 クライアント端末装置1a乃至1eの概要構成例を示すブロック図である。 サーバ装置2の概要構成例を示すブロック図である。 (A)クライアント端末装置1の処理を示すフローチャートである。(B)サーバ装置2の処理を示すフローチャートである。 分光強度分布データベース22Aに登録(記憶)された分光強度分布データの一例である。 特性項目の優先順位の一例である。 (A)変形形態におけるクライアント端末装置1の処理を示すフローチャートである。(B)変形形態におけるサーバ装置2の処理を示すフローチャートである。 各パッチのデータ信号と分光反射率Cの一例である。
符号の説明
S プロファイル作成システム
1(1a〜1e) クライアント端末装置
11 制御部
12 記憶部
13 入力部
14 表示部
15 通信部
16 外部機器接続部
17 バス
2 サーバ装置
21 制御部
22 記憶部
22A 分光強度分布データベース
23 入力部
24 表示部
25 通信部
26 外部機器接続部
27 バス
C 分光反射率
XYZ 補正三刺激値

Claims (18)

  1. 被測定対象装置の色再現特性及び/又は階調再現特性を判定又は/及び定義する少なくとも1以上の処理装置と、当該処理装置とネットワークを介して情報の授受が可能に接続された管理装置とにより構成されるプロファイル作成システムにおいて、
    前記処理装置は、
    前記被測定対象装置にて出力された少なくとも1以上のパッチから成るチャートの各前記パッチを測定して前記パッチの分光反射率を取得する分光反射率取得手段と、
    前記各パッチの測定を行なった際の光源を特定するための光源データを前記管理装置に送信する光源データ送信手段と、
    前記管理装置から送信された前記光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データを受信する分光強度分布データ受信手段と、
    前記分光反射率取得手段によって取得した前記分光反射率と、前記分光強度分布データ受信手段によって受信した前記分光強度分布データとに基づいて、補正三刺激値を取得する第1の補正三刺激値取得手段と、
    取得した前記補正三刺激値と前記各パッチのデータ信号に基づいて、前記被測定対象装置のプロファイルを作成する第1のプロファイル作成手段と、を有し、
    前記管理装置は、
    前記処理装置から送信された前記光源データを受信する光源データ受信手段と、
    受信した前記光源データに係る光源の分光強度分布を示す前記分光強度分布データを取得する分光強度分布データ取得手段と、
    前記分光強度分布データ取得手段にて取得した前記分光強度分布データを前記光源データの送信元である前記処理装置に送信する分光強度分布データ送信手段と、
    を有することを特徴とするプロファイル作成システム。
  2. 被測定対象装置の色再現特性及び/又は階調再現特性を判定又は/及び定義する少なくとも1以上の処理装置と、当該処理装置とネットワークを介して情報の授受が可能に接続された管理装置とにより構成されるプロファイル作成システムにおいて、
    前記処理装置は、
    前記被測定対象装置にて出力された少なくとも1以上のパッチから成るチャートの各前記パッチを測定して前記パッチの分光反射率を取得する分光反射率取得手段と、
    前記各パッチの測定を行なった際の光源を特定するための光源データを前記管理装置に送信する光源データ送信手段と、
    前記分光反射率取得手段によって取得した前記分光反射率と、前記各パッチのデータ信号と、を前記管理装置に送信する信号送信手段と、
    前記管理装置から送信された前記被測定対象装置のプロファイルを受信するプロファイル受信手段と、を有し、
    前記管理装置は、
    前記処理装置から送信された前記光源データと、前記分光反射率と、前記各パッチのデータ信号と、を受信する光源データ及び信号受信手段と、
    受信した前記光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データを取得する分光強度分布データ取得手段と、
    受信した前記分光反射率と、前記分光強度分布データ取得手段にて取得した前記分光強度分布データとに基づいて、補正三刺激値を取得する第2の補正三刺激値取得手段と、
    取得した前記補正三刺激値と受信した前記各パッチのデータ信号に基づいて、前記被測定対象装置のプロファイルを作成する第2のプロファイル作成手段と、
    作成した前記プロファイルを前記光源データの送信元である前記処理装置に送信するプロファイル送信手段と、
    を有することを特徴とするプロファイル作成システム。
  3. 請求項1又は2に記載のプロファイル作成システムにおいて、
    前記管理装置は、
    少なくとも1以上の前記光源データと、当該光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データと、を夫々対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段を参照して受信した前記光源データに対応する前記分光強度分布データを検索する検索手段と、を有し、
    前記分光強度分布データ取得手段は、検索された前記分光強度分布データを取得することを特徴とするプロファイル作成システム。
  4. 請求項3に記載のプロファイル作成システムにおいて、
    前記光源データは、光源の特性を示す複数の特性項目データによって構成され、前記検索手段による検索の結果、受信した前記光源データが前記記憶手段にない場合には、前記管理装置は、各前記特性項目データの優先順位を決定する優先順位決定手段を有し、
    前記分光強度分布データ取得手段は、前記記憶手段に記憶された前記光源データのうち、受信した前記光源データを構成する前記特性項目データと、前記優先順位が高い順に、同じ前記特性項目データを有する前記光源データを検索し、当該光源データに対応する前記分光強度分布データを取得することを特徴とするプロファイル作成システム。
  5. 請求項4に記載のプロファイル作成システムにおいて、
    前記管理装置は、前記記憶手段に記憶された前記光源データのうち、受信した前記光源データを構成する前記特性項目データと、前記優先順位が高い順に従って検索しても同じ前記特性項目データを有する前記光源データがない場合には、受信した前記光源データに係る光源の分光強度分布を測定して分光強度分布データを作成する分光強度分布データ作成手段を有し、
    前記分光強度分布データ取得手段は、作成された前記分光強度分布データを取得することを特徴とするプロファイル作成システム。
  6. 請求項4又は5に記載のプロファイル作成システムにおいて、
    前記特性項目データは、前記光源の種類、前記光源のサイズ、前記光源の演色性、前記光源の色温度の少なくともいずれか一つの特性項目であることを特徴とするプロファイル作成システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプロファイル作成システムにおいて、
    前記被測定対象装置は印刷装置であって、
    前記分光反射率取得手段は、前記印刷装置にて印刷された少なくとも1以上のパッチから成るカラーチャートの各前記パッチを測定して前記パッチの分光反射率を取得し、
    前記光源データ送信手段は、前記各パッチの測定を行なった際の照明光光源を特定するための光源データを前記管理装置に送信し、
    前記第1のプロファイル作成手段又は/及び前記第2のプロファイル作成手段は、前記補正三刺激値をCIELab空間における座標値に変換したL*a*b*値と、前記各パッチのCMYK値と、を用いて前記印刷装置のプロファイルを作成することを特徴とするプロファイル作成システム。
  8. 被測定対象装置の色再現特性及び/又は階調再現特性を判定又は/及び定義する少なくとも1以上の処理装置と、当該処理装置とネットワークを介して情報の授受が可能に接続された管理装置とにより構成されるプロファイル作成システムにおける前記処理装置において、
    前記被測定対象装置にて出力された少なくとも1以上のパッチから成るチャートの各前記パッチを測定して前記パッチの分光反射率を取得する分光反射率取得手段と、
    前記各パッチの測定を行なった際の光源を特定するための光源データを前記管理装置に送信する光源データ送信手段と、
    前記管理装置から送信された前記光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データを受信する分光強度分布データ受信手段と、
    前記分光反射率取得手段によって取得した前記分光反射率と、前記分光強度分布データ受信手段によって受信した前記分光強度分布データとに基づいて、補正三刺激値を取得する第1の補正三刺激値取得手段と、
    取得した前記補正三刺激値と前記各パッチのデータ信号に基づいて、前記被測定対象装置のプロファイルを作成する第1のプロファイル作成手段と、
    を有することを特徴とする処理装置。
  9. 請求項8に記載の処理装置において、
    前記被測定対象装置は印刷装置であって、
    前記分光反射率取得手段は、前記印刷装置にて印刷された少なくとも1以上のパッチから成るカラーチャートの各前記パッチを測定して前記パッチの分光反射率を取得し、
    前記光源データ送信手段は、前記各パッチの測定を行なった際の照明光光源を特定するための光源データを前記管理装置に送信し、
    前記第1のプロファイル作成手段は、前記補正三刺激値をCIELab空間における座標値に変換したL*a*b*値と、前記各パッチのCMYK値と、を用いて前記印刷装置のプロファイルを作成することを特徴とする処理装置。
  10. コンピュータを、請求項8又は請求項9に記載の処理装置として機能させることを特徴とする処理プログラム。
  11. 被測定対象装置の色再現特性及び/又は階調再現特性を判定又は/及び定義する少なくとも1以上の処理装置と、当該処理装置とネットワークを介して情報の授受が可能に接続された管理装置とにより構成されるプロファイル作成システムにおける前記管理装置において、
    前記処理装置から送信された光源を特定するための光源データを受信する光源データ受信手段と、
    受信した前記光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データを取得する分光強度分布データ取得手段と、
    前記分光強度分布データ取得手段にて取得した前記分光強度分布データを前記光源データの送信元である前記処理装置に送信する分光強度分布データ送信手段と、
    を有することを特徴とする管理装置。
  12. 被測定対象装置の色再現特性及び/又は階調再現特性を判定又は/及び定義する少なくとも1以上の処理装置と、当該処理装置とネットワークを介して情報の授受が可能に接続された管理装置とにより構成されるプロファイル作成システムにおける前記管理装置において、
    前記処理装置から送信された光源を特定するための光源データと、前記被測定対象装置にて出力された少なくとも1以上のパッチから成るチャートの各前記パッチを測定して取得された前記パッチの分光反射率と、前記各パッチのデータ信号と、を受信する光源データ及び信号受信手段と、
    受信した前記光源データに係る光源の分光強度分布を示す分光強度分布データを取得する分光強度分布データ取得手段と、
    受信した前記分光反射率と、前記分光強度分布データ取得手段にて取得した前記分光強度分布データとに基づいて、補正三刺激値を取得する第2の補正三刺激値取得手段と、
    取得した前記補正三刺激値と受信した前記各パッチのデータ信号に基づいて、前記被測定対象装置のプロファイルを作成する第2のプロファイル作成手段と、
    作成した前記プロファイルを前記光源データの送信元である前記処理装置に送信するプロファイル送信手段と、
    を有することを特徴とする管理装置。
  13. 請求項11又は12に記載の管理装置において、
    少なくとも1以上の前記光源データと、当該光源データに係る光源の光源分布を示す分光強度分布データと、を夫々対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段を参照して受信した前記光源データに対応する前記分光強度分布データを検索する検索手段と、を有し、
    前記分光強度分布データ取得手段は、検索された前記分光強度分布データを取得することを特徴とする管理装置。
  14. 請求項13に記載の管理装置において、
    前記光源データは、光源の特性を示す複数の特性項目データによって構成され、前記検索手段による検索の結果、受信した前記光源データが前記記憶手段にない場合には、各前記特性項目データの優先順位を決定する優先順位決定手段を有し、
    前記分光強度分布データ取得手段は、前記記憶手段に記憶された前記光源データのうち、受信した前記光源データを構成する前記特性項目データと、前記優先順位が高い順に、同じ前記特性項目データを有する前記光源データを検索し、当該光源データに対応する前記分光強度分布データを取得することを特徴とする管理装置。
  15. 請求項14に記載の管理装置において、
    前記記憶手段に記憶された前記光源データのうち、受信した前記光源データを構成する前記特性項目データと、前記優先順位が高い順に従って検索しても同じ前記特性項目データを有する前記光源データがない場合には、受信した前記光源データに係る光源の分光強度分布を測定して分光強度分布データを作成する分光強度分布データ作成手段を有し、
    前記分光強度分布データ取得手段は、作成された前記分光強度分布データを取得することを特徴とする管理装置。
  16. 請求項14又は15に記載の管理装置において、
    前記特性項目データは、前記光源の種類、前記光源のサイズ、前記光源の演色性、前記光源の色温度の少なくともいずれか一つの特性項目であることを特徴とする管理装置。
  17. 請求項11乃至16のいずれか一項に記載の管理装置において、
    前記被測定対象装置は印刷装置であって、
    前記分光反射率取得手段は、前記印刷装置にて印刷された少なくとも1以上のパッチから成るカラーチャートの各前記パッチを測定して前記パッチの分光反射率を取得し、
    前記光源データ送信手段は、前記各パッチの測定を行なった際の照明光光源を特定するための光源データを前記管理装置に送信し、
    前記第2のプロファイル作成手段は、前記補正三刺激値をCIELab空間における座標値に変換したL*a*b*値と、前記各パッチのCMYK値とを用いて、前記印刷装置のプロファイルを作成することを特徴とする管理装置。
  18. コンピュータを、請求項11乃至請求項17のいずれか一項に記載の管理装置として機能させることを特徴とする管理プログラム。
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