JP2007103469A - 多層プリント配線板の内蔵コンデンサ形成構造 - Google Patents

多層プリント配線板の内蔵コンデンサ形成構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2007103469A
JP2007103469A JP2005288416A JP2005288416A JP2007103469A JP 2007103469 A JP2007103469 A JP 2007103469A JP 2005288416 A JP2005288416 A JP 2005288416A JP 2005288416 A JP2005288416 A JP 2005288416A JP 2007103469 A JP2007103469 A JP 2007103469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
printed wiring
capacitor
wiring board
built
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005288416A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Higashiura
健一 東浦
Akihiro Tanaka
顕裕 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aica Kogyo Co Ltd filed Critical Aica Kogyo Co Ltd
Priority to JP2005288416A priority Critical patent/JP2007103469A/ja
Publication of JP2007103469A publication Critical patent/JP2007103469A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

【課題】多層プリント配線板の内蔵コンデンサの形成構造であって、多層プリント配線板において、内蔵されたコンデンサと、実装される部品の電源供給用電極との間にインダクタ成分が発生しない内蔵コンデンサの形成構造を得る。
【解決手段】実装される部品の電源供給用電極3と、内層にグランド層7とを有する多層プリント配線板1において、電源供給用電極3とグランド層7との間に高誘電体層2が挟まれることにより、電源供給用電極3及びグランド層7とが、それぞれコンデンサ電極となっている多層プリント配線板1の内蔵コンデンサ形成構造である。
【選択図】図2

Description

この発明は、多層プリント配線板の内蔵コンデンサ形成構造であって、詳しくは、多層プリント配線板において、内蔵されたコンデンサと、実装される部品の電源供給用電極との間にインダクタ成分が発生しない内蔵コンデンサ形成構造に関する。
多層プリント配線板において、部品の高密度実装の対応のため、抵抗、コンデンサ、及び、インダクタといった受動素子をプリント配線板に内蔵させるという技術が、多数提案されている。このうち、コンデンサを内蔵させる技術としては、例えば、特許文献1〜3に記載のプリント配線板がある。
実全昭62−16616号公報 特開2004−95804号公報 特開2005−45096号公報
このような多層プリント配線板では、コンデンサの誘電体として作用する高誘電体層は、多層プリント配線板の厚さ方向の中央、または、外層から最も近い内層に設けられるのが一般的である。しかし、このような構造において、デバイスとコンデンサとの間に配線が存在するので、この配線にインダクタ成分が存在することとなり、コンデンサとしての機能が十分に発揮されない場合がある。
そこで、この発明が解決しようとする課題は、多層プリント配線板の内蔵コンデンサの形成構造であって、多層プリント配線板において、内蔵されたコンデンサと、実装される部品の電源供給用電極との間にインダクタ成分が発生しない内蔵コンデンサの形成構造を得ることである。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、実装される部品の電源供給用電極と、内層にグランド層とを有する多層プリント配線板において、上記電源供給用電極と上記グランド層との間に高誘電体層が挟まれることにより、上記電源供給用電極及びグランド層とが、それぞれコンデンサ電極となっていることを特徴とする多層プリント配線板の内蔵コンデンサの形成構造である。
請求項2に記載の発明は、前記高誘電体層の厚みは、1〜30μmであることを特徴とする請求項1に記載の多層プリント配線板の内蔵コンデンサの形成構造である。
請求項3に記載の発明は、前記高誘電体層の誘電率は、40〜70であることを特徴とする請求項1または2に記載の多層プリント配線板の内蔵コンデンサの形成構造である。
請求項1に記載の発明によれば、この構造により、電源供給用電極及びグランド層がコンデンサ電極となるので、この構造により内蔵コンデンサが形成されるとともに、実装される部品に対してバイパスコンデンサとして作用する。さらに、電源供給用電極がそのまま内蔵コンデンサの電極となっているため、バイパスコンデンサと電源供給用電極との間にインダクタ成分が発生しない。よって、この構造により多層プリント配線板に形成された内蔵コンデンサは、実装される部品への電源電流のバイパスコンデンサとしての機能を十分に発揮させることができるという効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の多層プリント配線板の内蔵コンデンサの形成構造において、高誘電体層の厚みを1μm以上とすることにより、通常のプリント配線板の製造方法を用いて高誘電体層を形成することができるとともに、厚みを30μm以下とすることにより、高誘電体層によるコンデンサ機能を十分に発揮させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の多層プリント配線板の内蔵コンデンサの形成構造において、高誘電体層の誘電率を40以上とすることにより、高誘電体層によるコンデンサ機能を十分に発揮させることができるとともに、70以下とすることにより、高誘電体層による層間絶縁性を確保することができる。
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る多層プリント配線板1において、実装される部品の電源供給用電極、及び、その周辺箇所を多層プリント配線板1の上面から見た図である。詳しくは、この多層プリント配線板1は、薄膜の高誘電体層2の上に電源供給用電極3、及び、線路4が形成されており、さらに、多層プリント配線板1の厚み方向を貫くバイアホール5が形成されている。
そして、電源供給用電極3は、線路4によりバイアホール5に接続されており、このバイアホール5は、多層プリント配線板1の内層に形成されている電源層(後述)に接続されている。なお、この多層プリント配線板1は、最上層、すなわち、高誘電体層2の上にソルダーレジスト層が形成されているものである。図1では、このソルダーレジスト層の記載を省略している。
図2は、この多層プリント配線板1を図1のA−A線で切断した断面図である。この多層プリント配線板1は4層構造であり、誘電体からなるコア層6の上にグランド層7が形成され、また、グランド層7の上に薄膜の高誘電体層2が形成されている。そして、高誘電体層2の上に電源供給用電極3、及び、線路4が形成されている。また、コア層6の下には、電源層8が形成され、電源層8の下に高誘電体層2が形成されている。さらに、この多層プリント配線板1を厚み方向に貫くバイアホール5は、電源層8と接続されている。
なお、この多層プリント配線板1は、最上層、すなわち、図2においては、上側の高誘電体層2の上と、下側の高誘電体層2の下にソルダーレジスト層が形成されているものである。図2においては、このソルダーレジスト層の記載を省略している。
図2の電源供給用電極3の箇所を見るとわかるように、この多層プリント配線板1は、電源供給用電極3と、グランド層7との間に薄膜の高誘電体層2が挟まれており、電源供給用電極3と、グランド層7とがそれぞれコンデンサ電極となって、内蔵コンデンサを形成するものである。
図3は、図2に示す多層プリント配線板1の断面構造における等化回路である。図3及び図2を対比すると、図3に記された各符号の部位は、それぞれ、図2の下記の部位に該当する。
図3 図2
13 電源供給用電極3
14 線路4
15 バイアホール5
17 グランド層7
18 電源層8
図2において、電源供給用電極3とグランド層7との間にはコンデンサが形成されており、バイパスコンデンサとして作用している。このコンデンサは、図3ではCで表されている。また、プリント配線板1の第2層にグラウンド層7を、第3層に電源層8が配置されていることにより、線路4及びバイアホール5に数nHのインダクタ成分が形成されている。図3では14及び15で表されている。これにより、コンデンサCによるデカップリング効果がより高められるものである。
(実施例1)
コア層6として、厚みが1.0mm、銅厚みが18μmの銅貼基材を用い、グランド層7及び電源層8を形成した。次いで、誘電率が50、厚みが12.5μmの高誘電体層2として樹脂付銅箔(日本ペイント株式会社製、InsucoatH、商品名)をコア層6の上下に積層した。
次いで、直径が0.5mmの電源供給用電極3、線路4、及び、バイアホール5を形成し、最上層にソルダーレジスト層を形成し、実施例1の多層プリント配線板を得た。この実施例1の多層プリント配線板の電源供給用電極3のキャパシタンスを測定したところ、7pFであった。なお、本実施例1のプリント配線板は、従前公知のプリント配線板の製造方法により製造した。
(実施例2)
実施例1の多層プリント配線板において、高誘電体層2として、誘電率が45、厚みが20μmの樹脂付銅箔(日立化成工業株式会社製、HD45、商品名)を用いた以外は、同一の構成により、実施例2の多層プリント配線板を得た。この実施例2の多層プリント配線板の電源供給用電極3のキャパシタンスを測定したところ、4pFであった。
電源供給用電極及びその周辺箇所を多層プリント配線板の上面から見た図。 多層プリント配線板を図1のA−A線で切断した断面図。 図2に示す多層プリント配線板の断面構造の等化回路。
符号の説明
1 多層プリント配線板
2 高誘電体層
3 電源供給用電極
4 線路
5 バイアホール
6 コア層
7 グランド層
8 電源層

Claims (3)

  1. 実装される部品の電源供給用電極と、内層にグランド層とを有する多層プリント配線板において、上記電源供給用電極と上記グランド層との間に高誘電体層が挟まれることにより、上記電源供給用電極及びグランド層とが、それぞれコンデンサ電極となっていることを特徴とする多層プリント配線板の内蔵コンデンサの形成構造。
  2. 前記高誘電体層の厚みは、1〜30μmであることを特徴とする請求項1に記載の多層プリント配線板の内蔵コンデンサの形成構造。
  3. 前記高誘電体層の誘電率は、40〜70であることを特徴とする請求項1または2に記載の多層プリント配線板の内蔵コンデンサの形成構造。
JP2005288416A 2005-09-30 2005-09-30 多層プリント配線板の内蔵コンデンサ形成構造 Pending JP2007103469A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005288416A JP2007103469A (ja) 2005-09-30 2005-09-30 多層プリント配線板の内蔵コンデンサ形成構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005288416A JP2007103469A (ja) 2005-09-30 2005-09-30 多層プリント配線板の内蔵コンデンサ形成構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007103469A true JP2007103469A (ja) 2007-04-19

Family

ID=38030147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005288416A Pending JP2007103469A (ja) 2005-09-30 2005-09-30 多層プリント配線板の内蔵コンデンサ形成構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007103469A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016081974A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 リンテック株式会社 離間装置および離間方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08204341A (ja) * 1995-01-27 1996-08-09 Nec Corp プリント基板内蔵型バイパスコンデンサ
JPH09213835A (ja) * 1996-02-06 1997-08-15 Fujitsu Ltd 半導体チップキャリヤ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08204341A (ja) * 1995-01-27 1996-08-09 Nec Corp プリント基板内蔵型バイパスコンデンサ
JPH09213835A (ja) * 1996-02-06 1997-08-15 Fujitsu Ltd 半導体チップキャリヤ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016081974A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 リンテック株式会社 離間装置および離間方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7894200B2 (en) Printed wiring board with built-in semiconductor element, and process for producing the same
JP4288266B2 (ja) 多層キャパシタ内蔵型のプリント基板の製造方法
US9999134B2 (en) Self-decap cavity fabrication process and structure
US7748115B2 (en) Method of forming a circuit board
JP5756958B2 (ja) 多層回路基板
JP2008198999A (ja) 電子素子内蔵印刷回路基板及びその製造方法
JP2009267310A (ja) キャパシタ部品およびその製造方法ならびに半導体パッケージ
CN104883807B (zh) 嵌入式板及其制造方法
JP2009522776A (ja) 容量積層構造、及びプリント回路基板装置及び方法
JP4287733B2 (ja) 電子部品内蔵多層プリント配線板
JP4753380B2 (ja) 下面電極型固体電解コンデンサ
JP2006222182A (ja) リジッドフレキシブル基板
KR20160004157A (ko) 칩 내장형 기판 및 이의 제조 방법
KR100536315B1 (ko) 반도체 패키지 기판 및 그 제조 방법
US20080251493A1 (en) Method for manufacturing printed wiring board with built-in capacitor
US8083954B2 (en) Method for fabricating component-embedded printed circuit board
JP2007103469A (ja) 多層プリント配線板の内蔵コンデンサ形成構造
JP4772586B2 (ja) 回路基板の製造方法
JP5913535B1 (ja) 部品内蔵基板及びその製造方法
US20100000778A1 (en) Printed circuit board
KR100653247B1 (ko) 내장된 전기소자를 구비한 인쇄회로기판 및 그 제작방법
JP4019717B2 (ja) 部品内蔵多層配線モジュール基板及びその製造方法
KR20120003822A (ko) 다층 임베디드 인쇄회로기판 및 이의 제조 방법
JP4015900B2 (ja) チップ抵抗体を内蔵した多層プリント配線板の製造方法
JP2006032510A (ja) コンデンサを内蔵したプリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110520

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110830