JP2007102600A - 保険資格管理装置、携帯端末及び保険資格確認装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】医療機関自体に通信環境を備えることなく、管理装置に格納された保険資格得喪に関する情報を確認することを可能とする保険資格確認システムを提供する。
【解決手段】保険資格確認システムは、保険者側の保険資格管理装置110と、被保険者の所持する携帯端末120と、医療機関側の保険資格確認装置130とから構成され、携帯端末120は、基地局140を経由して、公衆回線等のネットワーク141を介して保険者側の保険資格管理装置110に接続可能となっている。本発明では、保険資格管理装置110で管理される保険資格情報を、携帯端末120の健康保険証プログラム121により取得して、医療機関側の保険資格確認装置130に転送することとしている。
【選択図】 図1
【解決手段】保険資格確認システムは、保険者側の保険資格管理装置110と、被保険者の所持する携帯端末120と、医療機関側の保険資格確認装置130とから構成され、携帯端末120は、基地局140を経由して、公衆回線等のネットワーク141を介して保険者側の保険資格管理装置110に接続可能となっている。本発明では、保険資格管理装置110で管理される保険資格情報を、携帯端末120の健康保険証プログラム121により取得して、医療機関側の保険資格確認装置130に転送することとしている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通信機能を有する携帯端末を利用した健康保険の保険資格確認システムに関する。
一般に、健康保険の被保険者(医療保険に加入している者)が病気や怪我をした場合、被保険者証(以下、健康保険証)を病院に提示して一部負担金を支払えば、診察・投薬などの治療を受けることができる。ここで支払う額は一部負担金という名が示す通り、医療費の全額ではなく医療保険の種類や年齢等に応じた割合(負担割合)を医療費に乗じた額となる。残りの医療費については、被保険者が加入している保険者から支払われる。これを療養の給付という。ただし、どの医師にでもかかれるというわけではなく、地方社会保険事務局長の指定を受けた病院・診療所(以下、保険医療機関)の医師(保険医)である必要がある。
日本の公的医療保険は国民皆保険という制度をとっており、全ての国民は健康保険(政府管掌、組合管掌)、船員保険、共済組合(国家公務員、地方公務員、私立学校教職員)、市区町村、国民健康保険組合といった各保険者の何れかに属している。被保険者は、あらかじめ各保険者に資格取得届を提出し保険者から健康保険証の交付を受ける必要がある。
被保険者が健康保険証を病院に提示した場合、まず医療機関では健康保険証の記載内容(資格取得年月日や有効期限)を確認し、問題がなければ医療行為を行うと共に、提示された健康保険証から保険者番号、氏名、被保険者の記号番号等を取得・転記して診療報酬明細書(以下、レセプト)を作成する。通達では医療機関は最低でも月に1回(月初)に健康保険証の内容を確認すべきとなっている。
医療機関では、健康保険証を有する患者であれば医療保険に加入している者として医療行為を行う。しかし、実際には資格を喪失しているにもかかわらず健康保険証を提示する者や、診療途中(月途中など)で資格を喪失するなどして、医療保険に加入していない者に対し医療行為を行ってしまう可能性があった。この場合、療養の給付に相当する部分(総医療費のうち、本人が支払うべき一部負担額を除いた部分)について保険者から回収ができなくなってしまうという問題がある。
近年、このような問題を解決するためのシステムとして、患者の健康保険加入状況を確認するための資格確認センタを設け、資格確認センタでは各保険者から加入状況を収集・蓄積してデータベースを作成し、医療機関では診療行為を行う際に、被保険者の加入状況を資格確認センタとの通信で確認を行うというシステムが公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−208470号公報
日本の公的医療保険は国民皆保険という制度をとっており、全ての国民は健康保険(政府管掌、組合管掌)、船員保険、共済組合(国家公務員、地方公務員、私立学校教職員)、市区町村、国民健康保険組合といった各保険者の何れかに属している。被保険者は、あらかじめ各保険者に資格取得届を提出し保険者から健康保険証の交付を受ける必要がある。
被保険者が健康保険証を病院に提示した場合、まず医療機関では健康保険証の記載内容(資格取得年月日や有効期限)を確認し、問題がなければ医療行為を行うと共に、提示された健康保険証から保険者番号、氏名、被保険者の記号番号等を取得・転記して診療報酬明細書(以下、レセプト)を作成する。通達では医療機関は最低でも月に1回(月初)に健康保険証の内容を確認すべきとなっている。
医療機関では、健康保険証を有する患者であれば医療保険に加入している者として医療行為を行う。しかし、実際には資格を喪失しているにもかかわらず健康保険証を提示する者や、診療途中(月途中など)で資格を喪失するなどして、医療保険に加入していない者に対し医療行為を行ってしまう可能性があった。この場合、療養の給付に相当する部分(総医療費のうち、本人が支払うべき一部負担額を除いた部分)について保険者から回収ができなくなってしまうという問題がある。
近年、このような問題を解決するためのシステムとして、患者の健康保険加入状況を確認するための資格確認センタを設け、資格確認センタでは各保険者から加入状況を収集・蓄積してデータベースを作成し、医療機関では診療行為を行う際に、被保険者の加入状況を資格確認センタとの通信で確認を行うというシステムが公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
前記特許文献1に記載の健康保険の資格確認システムについて説明する。
図11は、従来の資格確認システムの概略構成を示すブロック図である。
図11に示すように、資格確認システムは、医療機関の資格確認装置1101と、資格管理センタの資格管理装置としての管理用サーバ1111とが、公衆回線等のネットワークを介して接続されている。
管理用サーバ1111は、予めシステムに登録された医療機関に関する情報を格納した医療機関認証データベース1112と、各被保険者の資格情報を格納した資格確認認証データベース1113とを有する。なお、医療機関と、被保険者とのそれぞれに対し、認証用の情報を記憶したカードが予め発行される。
本システムでは、医療機関の資格確認装置1101に機関認証用カードが装着されることにより、資格確認装置1101がネットワークを介して管理用サーバ1111に対し、接続要求を送信する。
管理用サーバ1111は、接続要求に含まれる医療機関識別情報と、医療機関認証データベース1112に格納されている医療機関識別情報とを比較して、医療機関の認証を行い、資格確認装置1101に認証通知を送信する。
認証通知を受信した資格確認装置1101は、保険資格の確認を希望する患者の資格認証用カードに記憶された情報を取得し、管理用サーバ1111に対して資格確認要求を送信する。
管理用サーバ1111は、資格確認要求に含まれる被保険者情報に基づき資格確認認証データベース1113を検索し、当該被保険者の資格を確認して、結果を資格確認装置1101に送信する。
医療機関の資格確認装置1101は、受信した資格確認結果についてモニタ表示等を行う。ここで表示する情報としては、被保険者が保険資格を有する旨の表示、あるいは、被保険者が保険資格を喪失している旨の表示等が挙げられる。
図11は、従来の資格確認システムの概略構成を示すブロック図である。
図11に示すように、資格確認システムは、医療機関の資格確認装置1101と、資格管理センタの資格管理装置としての管理用サーバ1111とが、公衆回線等のネットワークを介して接続されている。
管理用サーバ1111は、予めシステムに登録された医療機関に関する情報を格納した医療機関認証データベース1112と、各被保険者の資格情報を格納した資格確認認証データベース1113とを有する。なお、医療機関と、被保険者とのそれぞれに対し、認証用の情報を記憶したカードが予め発行される。
本システムでは、医療機関の資格確認装置1101に機関認証用カードが装着されることにより、資格確認装置1101がネットワークを介して管理用サーバ1111に対し、接続要求を送信する。
管理用サーバ1111は、接続要求に含まれる医療機関識別情報と、医療機関認証データベース1112に格納されている医療機関識別情報とを比較して、医療機関の認証を行い、資格確認装置1101に認証通知を送信する。
認証通知を受信した資格確認装置1101は、保険資格の確認を希望する患者の資格認証用カードに記憶された情報を取得し、管理用サーバ1111に対して資格確認要求を送信する。
管理用サーバ1111は、資格確認要求に含まれる被保険者情報に基づき資格確認認証データベース1113を検索し、当該被保険者の資格を確認して、結果を資格確認装置1101に送信する。
医療機関の資格確認装置1101は、受信した資格確認結果についてモニタ表示等を行う。ここで表示する情報としては、被保険者が保険資格を有する旨の表示、あるいは、被保険者が保険資格を喪失している旨の表示等が挙げられる。
しかし、前記特許文献1に記載の構成では、各医療機関において資格確認装置1101から管理用サーバ1111に接続するための通信環境を備えていることが必要となっていた。ところが、保険医療機関は全国に約25万件存在しており、その中にはベッド数が100を超えるような大病院で、カルテやレセプトをコンピュータで作成するシステムを所有し、院内・院外との通信環境が整っている所もあれば、個人で経営しており環境が整っていない所もある。この場合、個人で経営している病院等では、金銭的な問題でコンピュータシステムや通信環境を導入できない場合や、慣れ親しんだ今までのやり方が良いという理由でコンピュータシステムや通信環境を導入しない場合があり、医療機関毎にかなり温度差があるのが実情である。
従って、医療機関によっては、保険資格確認センタによる保険資格確認方法を実施するための通信環境等を積極的に導入しようとはしない場合があり、結果として、保険資格確認センタによる保険資格確認方法を用いたシステムが全国的に普及させることが困難となっていた。
従って、医療機関によっては、保険資格確認センタによる保険資格確認方法を実施するための通信環境等を積極的に導入しようとはしない場合があり、結果として、保険資格確認センタによる保険資格確認方法を用いたシステムが全国的に普及させることが困難となっていた。
本発明は前記課題を解決するためのものであり、医療機関自体に通信環境を備えることなく、管理装置に格納された保険資格の得喪に関する情報を確認することを可能とする保険資格確認システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明は、保険者により認定された被保険者の保険資格を示す保険資格情報を格納した保険資格情報格納手段と、携帯端末からのダウンロード要求に応じて、保険証プログラムを前記携帯端末に送信する手段と、前記携帯端末に備えられた保険証プログラムからの資格確認要求に応じて、当該保険資格確認要求に含まれる被保険者情報に基づき、前記保険資格情報格納手段から保険資格情報を取得して、前記携帯端末に送信する手段とを備えることを特徴とする。
また、前記保険資格情報は、任意に設定された有効期限情報を含むことを特徴とする。
また、本発明の携帯端末は、保険者により認定された被保険者の保険資格情報を管理する保険資格管理装置に対して、ネットワーク介して接続可能な携帯端末であって、前記管理装置に対して、被保険者識別情報を含む保険資格情報要求を送信して、保険資格情報を受信し、保険資格情報記憶部に記憶する健康保険証プログラムと、各医療機関に備えられた保険資格確認装置に対して、前記保険資格情報記憶部に記憶した保険資格情報を送信する保険資格情報送信部とを備えることを特徴とする。
また、前記保険資格情報記憶部と前記保険資格情報送信部とを、非接触式ICカードで構成することを特徴とする。
また、本発明の保険資格確認装置は、保険者により認定された被保険者の保険資格情報を受信して、当該保険資格情報を表示する保険資格確認装置であって、保険者により認定された被保険者の保険資格情報を管理する保険資格管理装置から携帯端末により受信され、当該携帯端末の情報記憶部に記憶された前記保険資格情報を、前記携帯端末から受信する保険資格情報受信部と、保険資格情報受信部が受信した保険資格情報を表示する保険資格情報表示部とを備えることを特徴とする。
また、前記保険資格情報受信部は、前記携帯端末に備えられた前記情報記憶部として非接触式のICカードから前記保険資格情報を受信するICカードリーダで構成することを特徴とする。
また、前記保険資格情報は、任意に設定された有効期限情報を含むことを特徴とする。
また、本発明の携帯端末は、保険者により認定された被保険者の保険資格情報を管理する保険資格管理装置に対して、ネットワーク介して接続可能な携帯端末であって、前記管理装置に対して、被保険者識別情報を含む保険資格情報要求を送信して、保険資格情報を受信し、保険資格情報記憶部に記憶する健康保険証プログラムと、各医療機関に備えられた保険資格確認装置に対して、前記保険資格情報記憶部に記憶した保険資格情報を送信する保険資格情報送信部とを備えることを特徴とする。
また、前記保険資格情報記憶部と前記保険資格情報送信部とを、非接触式ICカードで構成することを特徴とする。
また、本発明の保険資格確認装置は、保険者により認定された被保険者の保険資格情報を受信して、当該保険資格情報を表示する保険資格確認装置であって、保険者により認定された被保険者の保険資格情報を管理する保険資格管理装置から携帯端末により受信され、当該携帯端末の情報記憶部に記憶された前記保険資格情報を、前記携帯端末から受信する保険資格情報受信部と、保険資格情報受信部が受信した保険資格情報を表示する保険資格情報表示部とを備えることを特徴とする。
また、前記保険資格情報受信部は、前記携帯端末に備えられた前記情報記憶部として非接触式のICカードから前記保険資格情報を受信するICカードリーダで構成することを特徴とする。
以上のように、本発明の資格管理装置によれば、次の効果がある。
医療機関側には資格確認センタと接続する環境が存在しない場合であっても、通信機能を持つ携帯端末を使用して患者の健康保険資格を確認することができる。この場合、携帯端末に送信する保険資格情報に、任意に設定された有効期限情報を含めることとしたので、定期的に保険資格情報の更新を要求することができ、最新の保険資格情報を確認することが可能となる。
また、携帯端末におけるICカードと、保険資格確認装置におけるICカードリーダとにより保険資格情報の送受信を行うこととしたので、独自のセキュアなプロトコルによる相互通信を実施することが可能となる。
医療機関側には資格確認センタと接続する環境が存在しない場合であっても、通信機能を持つ携帯端末を使用して患者の健康保険資格を確認することができる。この場合、携帯端末に送信する保険資格情報に、任意に設定された有効期限情報を含めることとしたので、定期的に保険資格情報の更新を要求することができ、最新の保険資格情報を確認することが可能となる。
また、携帯端末におけるICカードと、保険資格確認装置におけるICカードリーダとにより保険資格情報の送受信を行うこととしたので、独自のセキュアなプロトコルによる相互通信を実施することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係る資格確認システムについて、図面に基づき説明する。
図1は、本実施の形態に係る資格確認システムの概略構成を示すブロック図である。
本システムは、保険者側の保険資格管理装置110と、被保険者側の携帯端末120と、医療機関側の保険資格確認装置130とから構成され、携帯端末120は、基地局140,公衆回線等のネットワーク141を介して保険者側の保険資格管理装置110に接続可能となっている。
携帯端末120は、通信機能を有するとともに、保険資格管理装置110からダウンロードした健康保険証プログラム121とを備えている。
保険資格確認装置130は、携帯端末120との間で相互通信を行うことにより、保険資格の確認に必要な情報の受信を行う。
なお、携帯端末120としては、例えば、携帯電話が該当し、この場合の基地局140は、移動電話事業者の基地局となる。
本実施の形態では、保険資格管理装置110で管理される保険資格情報を、携帯端末120の健康保険証プログラム121により取得して、医療機関側の保険資格確認装置130に転送することとしている。
図1は、本実施の形態に係る資格確認システムの概略構成を示すブロック図である。
本システムは、保険者側の保険資格管理装置110と、被保険者側の携帯端末120と、医療機関側の保険資格確認装置130とから構成され、携帯端末120は、基地局140,公衆回線等のネットワーク141を介して保険者側の保険資格管理装置110に接続可能となっている。
携帯端末120は、通信機能を有するとともに、保険資格管理装置110からダウンロードした健康保険証プログラム121とを備えている。
保険資格確認装置130は、携帯端末120との間で相互通信を行うことにより、保険資格の確認に必要な情報の受信を行う。
なお、携帯端末120としては、例えば、携帯電話が該当し、この場合の基地局140は、移動電話事業者の基地局となる。
本実施の形態では、保険資格管理装置110で管理される保険資格情報を、携帯端末120の健康保険証プログラム121により取得して、医療機関側の保険資格確認装置130に転送することとしている。
図2は、保険者側の保険資格管理装置110の概略構成を示すブロック図である。
保険資格管理装置110は、ホスト側システム200と、サーバ側システム210とで構成されている。
ホスト側システム200は、保険者により加入が認められた被保険者の資格情報の登録処理を行う保険資格情報登録処理部201と、被保険者の資格情報を格納した保険資格データベース202aと、健康保険証の発行状況に関する情報を格納した証発行管理データベース203aとを備える。
サーバ側システム210は、ホスト側システム200の各データベース202a,203aに対応する保険資格データベース202b,証発行管理データベース203bを備え、サーバ・ホスト連携処理部204により、各データベース間の同期をとっている。また、サーバ側システム210は、認証処理部211,保険資格情報取得処理部212,入力データベース更新部213,送受信部214の各処理部と、入力データベース215とを備える。
認証処理部211は、被保険者番号及びパスワードに基づく被保険者認証処理を行う。
保険資格情報取得処理部212は、認証処理部211により認証された被保険者について、保険資格データベース203bに格納された保険資格情報を取得して、送受信部214を介して携帯端末120に送信する。
入力データベース更新部214は、健康保険証プログラム121のダウンロード,パスワード変更登録,保険資格失効等の証発行管理データベース203bを変更する情報を入力データベース215に格納するとともに、入力データベース215に格納した情報に基づき、証発行管理データベース203bを更新する。
保険資格管理装置110は、ホスト側システム200と、サーバ側システム210とで構成されている。
ホスト側システム200は、保険者により加入が認められた被保険者の資格情報の登録処理を行う保険資格情報登録処理部201と、被保険者の資格情報を格納した保険資格データベース202aと、健康保険証の発行状況に関する情報を格納した証発行管理データベース203aとを備える。
サーバ側システム210は、ホスト側システム200の各データベース202a,203aに対応する保険資格データベース202b,証発行管理データベース203bを備え、サーバ・ホスト連携処理部204により、各データベース間の同期をとっている。また、サーバ側システム210は、認証処理部211,保険資格情報取得処理部212,入力データベース更新部213,送受信部214の各処理部と、入力データベース215とを備える。
認証処理部211は、被保険者番号及びパスワードに基づく被保険者認証処理を行う。
保険資格情報取得処理部212は、認証処理部211により認証された被保険者について、保険資格データベース203bに格納された保険資格情報を取得して、送受信部214を介して携帯端末120に送信する。
入力データベース更新部214は、健康保険証プログラム121のダウンロード,パスワード変更登録,保険資格失効等の証発行管理データベース203bを変更する情報を入力データベース215に格納するとともに、入力データベース215に格納した情報に基づき、証発行管理データベース203bを更新する。
図3は、被保険者の所持する携帯端末120の概略構成を示すブロック図である。
携帯端末120は、通信部301,表示部302と、ICカード310と、健康保険証プログラム121とを備える。
通信部301は、健康保険証プログラム121がネットワーク141を介して資格管理装置110に接続するための機能を有する。
ICカード310は、健康保険証プログラム121が受信した保険資格情報を記憶する情報記憶部311と、保険資格確認装置130との間で情報記憶部311内のデータの送受信を行う送受信部312とを備える。本実施の形態では、ICカード310として非接触式ICカードを用いている。
健康保険証プログラム121は、保険資格確認装置110にアクセスして最新の保険資格情報を取得し、ICカード310内の情報記憶部311に記憶するとともに、表示部302に保険資格情報を表示する。
携帯端末120は、通信部301,表示部302と、ICカード310と、健康保険証プログラム121とを備える。
通信部301は、健康保険証プログラム121がネットワーク141を介して資格管理装置110に接続するための機能を有する。
ICカード310は、健康保険証プログラム121が受信した保険資格情報を記憶する情報記憶部311と、保険資格確認装置130との間で情報記憶部311内のデータの送受信を行う送受信部312とを備える。本実施の形態では、ICカード310として非接触式ICカードを用いている。
健康保険証プログラム121は、保険資格確認装置110にアクセスして最新の保険資格情報を取得し、ICカード310内の情報記憶部311に記憶するとともに、表示部302に保険資格情報を表示する。
図4は、医療機関側の保険資格確認装置130の概略構成を示すブロック図である。
保険資格確認装置130は、保険資格情報表示部401,制御部402,送受信部403とから構成される。
保険資格情報表示部401は、携帯端末120から送受信部403を介して受信した資格確認情報を表示する。
本実施の形態では、送受信部403として、携帯端末120に備えられた非接触式のICカード310に対応するICカードリーダー/ライターを備えるものとする。
保険資格確認装置130は、保険資格情報表示部401,制御部402,送受信部403とから構成される。
保険資格情報表示部401は、携帯端末120から送受信部403を介して受信した資格確認情報を表示する。
本実施の形態では、送受信部403として、携帯端末120に備えられた非接触式のICカード310に対応するICカードリーダー/ライターを備えるものとする。
図5は、資格管理装置110に備えられた証発行管理データベース203a,203bのデータ構造の一例を示す図である。
証発行管理データベース203a,203bは、被保険者番号501,パスワード502,更新区分503,登録年月日504,更新年月日505の各データ項目を有する。
被保険者番号501は、保険資格データベース202a,202bに登録された被保険者を一意に識別するための情報である。
パスワード502は、被保険者の認証処理に用いる。
更新区分503は、保険資格の状況を示すものであり、「0」は仮登録状態を示し、「1」は本登録状態を示し、「2」は保険資格の失効状態を示す。
証発行管理データベース203a,203bは、被保険者番号501,パスワード502,更新区分503,登録年月日504,更新年月日505の各データ項目を有する。
被保険者番号501は、保険資格データベース202a,202bに登録された被保険者を一意に識別するための情報である。
パスワード502は、被保険者の認証処理に用いる。
更新区分503は、保険資格の状況を示すものであり、「0」は仮登録状態を示し、「1」は本登録状態を示し、「2」は保険資格の失効状態を示す。
図6は、資格管理装置110に備えられた入力データベース215のデータ構造の一例を示す図である。
入力データベース215は、被保険者番号601,登録区分602,更新前パスワード603,更新後パスワード604,処理年月日605の各データ項目を有する。
被保険者番号601は、被保険者番号501に対応する。
登録区分602は、証発行管理データベース203bの更新内容を示し、「1」は保険証プログラム121のダウンロードを示し、「2」はパスワード変更を示し、「3」は保険資格失効を示す。
更新前パスワード603,更新後パスワード604は、登録区分602が「2」(パスワード変更)の場合に格納する。
入力データベース215は、被保険者番号601,登録区分602,更新前パスワード603,更新後パスワード604,処理年月日605の各データ項目を有する。
被保険者番号601は、被保険者番号501に対応する。
登録区分602は、証発行管理データベース203bの更新内容を示し、「1」は保険証プログラム121のダウンロードを示し、「2」はパスワード変更を示し、「3」は保険資格失効を示す。
更新前パスワード603,更新後パスワード604は、登録区分602が「2」(パスワード変更)の場合に格納する。
図7は、資格管理装置110のサーバ・ホスト連携処理部204に対し設定されるスケジュールデータの一例を示す図である。
スケジュールデータ700には、例えば、処理時刻701,処理内容702,ホスト側システム200及びサーバ側システム210の各データベース202a,203a,202b,203b,215の更新状況703,704が示されている。
本例では、午前9時に処理を開始し、午前9時〜午後5時まで、ホスト側システム200で資格情報登録処理を行う。
サーバ側では、随時、健康保険証プログラム121のダウンロードを行う。
各データベースについては、登録処理の終了時刻である午後5時にホスト側システム200のデータベース202a,203aの内容に基づき、サーバ側システム200のデータベース202b,203bとの同期を取る。
翌朝8時30分に、バッチ処理により、サーバ側の入力データベースの内容に基づき証発行データベース203bを更新するとともに、更新したサーバ側の証発行データベース203bの内容に基づき、ホスト側の証発行データベース203aとの同期を取る。
以上により、資格管理装置110におけるサーバ側システム210のデータベース202b,203bと、ホスト側システム200のデータベース202a,202bとの同期を取ることが可能となる。
スケジュールデータ700には、例えば、処理時刻701,処理内容702,ホスト側システム200及びサーバ側システム210の各データベース202a,203a,202b,203b,215の更新状況703,704が示されている。
本例では、午前9時に処理を開始し、午前9時〜午後5時まで、ホスト側システム200で資格情報登録処理を行う。
サーバ側では、随時、健康保険証プログラム121のダウンロードを行う。
各データベースについては、登録処理の終了時刻である午後5時にホスト側システム200のデータベース202a,203aの内容に基づき、サーバ側システム200のデータベース202b,203bとの同期を取る。
翌朝8時30分に、バッチ処理により、サーバ側の入力データベースの内容に基づき証発行データベース203bを更新するとともに、更新したサーバ側の証発行データベース203bの内容に基づき、ホスト側の証発行データベース203aとの同期を取る。
以上により、資格管理装置110におけるサーバ側システム210のデータベース202b,203bと、ホスト側システム200のデータベース202a,202bとの同期を取ることが可能となる。
以上の構成に基づき、本実施の形態に係る保険資格確認システムの行う処理について説明する。
図8は、保健資格管理装置110による保険資格情報登録処理の概要を示すフローチャートである。
保険資格情報登録処理では、まず、新規加入をする被保険者に資格取得届を提出させる(ステップ801)。この場合、被扶養者が有れば(ステップ802)、被扶養者認定申請書も提出させる(ステップ803)。
保険者側の担当者により、資格取得届等の審査を行わせる(ステップ804)。審査内容としては資格取得届10の記載内容(本人の氏名・生年月日・性別・住所といった基本4情報や、本人の勤め先の名称、所在地、代表者氏名や押印、給与月額)が正しいかといったことや、被扶養者の有無等である。
審査の結果、申請内容に不備が無ければ(ステップ805)、保険資格情報を保険資格管理装置110のホスト側システム200に入力させ、被保険者資格登録処理部201が、保険資格データベース202a及び証発行管理データベース203aに被保険者情報,被扶養者情報,証発行情報を登録する(ステップ806〜808)。サーバ・ホスト連携処理部204は、バッチ処理により、ホスト側システム200の各データベース202a,203aと、サーバ側システム210の各データベース202b,203bとの同期を取る。
登録処理後、担当者により被保険者に対して登録した旨の通知をさせる(ステップ809)。この場合の通知には被保険者番号,証発行管理DB23aに登録した際の初回パスワードと、健康保険証プログラム121をダウンロードするための専用サイトのURL(または、2次元バーコード)が記載されている。なお、この通知は、ホスト側システム200が、被保険者の所持する携帯端末に電子メールを送信することにより行ってもよい。
携帯端末120は、被保険者の操作に応じて、専用サイトのURLにより健康保険証プログラム121のダウンロードサイトにアクセスして、ダウンロード要求を行う(ステップ810)。携帯端末120からのアクセスに対し、サーバ側システム210の認証処理部211は、被保険者番号と初回パスワードを入力させ、認証処理を行う。この場合の認証処理では、証発行管理データベース204bの更新区分503が「0」(仮登録状態)で、かつ入力データベース215に記録が存在しない場合には、健康保険証発行可能であると判断し、被保険者が所持する携帯端末120に健康保険証プログラム121をダウンロードさせる(ステップ811,812)。
この際、証発行管理データベース203bの更新区分503を「1」(本登録状態)に変更する(ステップ813)。当該ステップは毎日8時半に実施するバッチ処理で実行する。
また、入力データベース215には、ダウンロード履歴として、被保険者番号601、登録区分602、処理年月日605等を登録する(ステップ814)。登録区分602にはダウンロードを示す「1」を設定する。
図8は、保健資格管理装置110による保険資格情報登録処理の概要を示すフローチャートである。
保険資格情報登録処理では、まず、新規加入をする被保険者に資格取得届を提出させる(ステップ801)。この場合、被扶養者が有れば(ステップ802)、被扶養者認定申請書も提出させる(ステップ803)。
保険者側の担当者により、資格取得届等の審査を行わせる(ステップ804)。審査内容としては資格取得届10の記載内容(本人の氏名・生年月日・性別・住所といった基本4情報や、本人の勤め先の名称、所在地、代表者氏名や押印、給与月額)が正しいかといったことや、被扶養者の有無等である。
審査の結果、申請内容に不備が無ければ(ステップ805)、保険資格情報を保険資格管理装置110のホスト側システム200に入力させ、被保険者資格登録処理部201が、保険資格データベース202a及び証発行管理データベース203aに被保険者情報,被扶養者情報,証発行情報を登録する(ステップ806〜808)。サーバ・ホスト連携処理部204は、バッチ処理により、ホスト側システム200の各データベース202a,203aと、サーバ側システム210の各データベース202b,203bとの同期を取る。
登録処理後、担当者により被保険者に対して登録した旨の通知をさせる(ステップ809)。この場合の通知には被保険者番号,証発行管理DB23aに登録した際の初回パスワードと、健康保険証プログラム121をダウンロードするための専用サイトのURL(または、2次元バーコード)が記載されている。なお、この通知は、ホスト側システム200が、被保険者の所持する携帯端末に電子メールを送信することにより行ってもよい。
携帯端末120は、被保険者の操作に応じて、専用サイトのURLにより健康保険証プログラム121のダウンロードサイトにアクセスして、ダウンロード要求を行う(ステップ810)。携帯端末120からのアクセスに対し、サーバ側システム210の認証処理部211は、被保険者番号と初回パスワードを入力させ、認証処理を行う。この場合の認証処理では、証発行管理データベース204bの更新区分503が「0」(仮登録状態)で、かつ入力データベース215に記録が存在しない場合には、健康保険証発行可能であると判断し、被保険者が所持する携帯端末120に健康保険証プログラム121をダウンロードさせる(ステップ811,812)。
この際、証発行管理データベース203bの更新区分503を「1」(本登録状態)に変更する(ステップ813)。当該ステップは毎日8時半に実施するバッチ処理で実行する。
また、入力データベース215には、ダウンロード履歴として、被保険者番号601、登録区分602、処理年月日605等を登録する(ステップ814)。登録区分602にはダウンロードを示す「1」を設定する。
図9は、携帯端末120の健康保険証プログラム121が最新の保険資格情報を取得する処理を示すフローチャートである。
携帯端末120は、被保険者の操作に応じてダウンロード済みの健康保険証プログラム121を起動して(ステップ901)、初回起動か否かを判定する(ステップ902)。
健康保険証プログラム121の起動が始めての場合には、初回パスワード・新規パスワード入力画面を表示し(ステップ903)、被保険者番号とともに、初回パスワード及び任意の新しいパスワードを入力させる(ステップ904)。一方、2回目以降の起動の場合には、登録パスワード入力画面を表示して(ステップ905)、被保険者番号とパスワードとを入力させる(ステップ904)。
被保険者番号及びパスワードが入力された後、健康保険証プログラム121は、通信部301,基地局140,ネットワーク141を介して資格管理装置110に接続して、入力内容含む保険資格確認要求を送信する(ステップ906)。
保険資格管理装置110は、入力された被保険者番号及びパスワードを受信し、新規パスワードが入力された場合には(ステップ907)、入力データベース215に新規パスワードを登録する。登録項目は、被保険者番号601、登録区分602、更新前パスワード603、更新後パスワード604、登録日605となる。登録区分602にはパスワード変更を示す「2」を設定する。この情報は、例えば毎日午前8時半に実施されるバッチ処理で、サーバ側システム210の証発行管理DB203b及びホスト側システム200の証発行管理DB203aのパスワード502に反映される(ステップ908)。
次に、保険資格管理装置110の認証処理部211は、入力された被保険者番号とパスワードに基づき認証処理を行う(ステップ909)。この認証処理では、被保険者番号及びパスワードをキーとしてサーバ側システム210の証発行管理データベース203bを検索する。
証発行管理データベース203bに該当するデータが存在しない場合には、携帯端末120にエラーメッセージを送信する(ステップ911)。
一方、該当するデータが存在する場合には(ステップ910)、保険資格情報確認処理部212が、被保険者番号をキーとしてサーバ側システム210の保険資格データベース202bにアクセスする(ステップ912)。
保険資格データベース202bに該当するデータが存在する場合、保険資格データベース202bから検索した被保険者の保険資格情報を携帯端末120に送信する(ステップ913)。
携帯端末120の健康保険証プログラム121は、受信した保険資格情報によりICカード310の情報記憶部311内のデータを更新する(ステップ914)。この場合、健康保険証の有効期限(自年月日)は、保険資格データベース202bの取得年月日、有効年月日は保険資格データベース202bの喪失年月日となる。但し、保険資格情報を更新した日時点で喪失していない場合、有効期限は保険資格情報更新日とする。なお、有効期限については、通達等を考慮し、保険資格情報更新日の属する月の末日とすることもできる。これは保険者の裁量で変更が可能である。
保険資格データベース202bに該当するデータが存在しない場合や(ステップ915)、保険資格情報更新日時点で既に保険資格を喪失している場合には(ステップ916)、健康保険証の失効処理を行う(ステップ917)。この場合には、入力データベース更新部213が入力データベース215に失効に関する情報を登録する。入力データベース215への登録内容としては、被保険者番号601、登録区分602、処理年月日605等を登録する。登録区分には失効を示す「3」を設定する。この情報は毎日8時半に実施されるバッチ処理で、サーバ側システム210の証発行管理データベース203b及びホスト側システム200の証発行管理データベース203aに反映される。
携帯端末120は、被保険者の操作に応じてダウンロード済みの健康保険証プログラム121を起動して(ステップ901)、初回起動か否かを判定する(ステップ902)。
健康保険証プログラム121の起動が始めての場合には、初回パスワード・新規パスワード入力画面を表示し(ステップ903)、被保険者番号とともに、初回パスワード及び任意の新しいパスワードを入力させる(ステップ904)。一方、2回目以降の起動の場合には、登録パスワード入力画面を表示して(ステップ905)、被保険者番号とパスワードとを入力させる(ステップ904)。
被保険者番号及びパスワードが入力された後、健康保険証プログラム121は、通信部301,基地局140,ネットワーク141を介して資格管理装置110に接続して、入力内容含む保険資格確認要求を送信する(ステップ906)。
保険資格管理装置110は、入力された被保険者番号及びパスワードを受信し、新規パスワードが入力された場合には(ステップ907)、入力データベース215に新規パスワードを登録する。登録項目は、被保険者番号601、登録区分602、更新前パスワード603、更新後パスワード604、登録日605となる。登録区分602にはパスワード変更を示す「2」を設定する。この情報は、例えば毎日午前8時半に実施されるバッチ処理で、サーバ側システム210の証発行管理DB203b及びホスト側システム200の証発行管理DB203aのパスワード502に反映される(ステップ908)。
次に、保険資格管理装置110の認証処理部211は、入力された被保険者番号とパスワードに基づき認証処理を行う(ステップ909)。この認証処理では、被保険者番号及びパスワードをキーとしてサーバ側システム210の証発行管理データベース203bを検索する。
証発行管理データベース203bに該当するデータが存在しない場合には、携帯端末120にエラーメッセージを送信する(ステップ911)。
一方、該当するデータが存在する場合には(ステップ910)、保険資格情報確認処理部212が、被保険者番号をキーとしてサーバ側システム210の保険資格データベース202bにアクセスする(ステップ912)。
保険資格データベース202bに該当するデータが存在する場合、保険資格データベース202bから検索した被保険者の保険資格情報を携帯端末120に送信する(ステップ913)。
携帯端末120の健康保険証プログラム121は、受信した保険資格情報によりICカード310の情報記憶部311内のデータを更新する(ステップ914)。この場合、健康保険証の有効期限(自年月日)は、保険資格データベース202bの取得年月日、有効年月日は保険資格データベース202bの喪失年月日となる。但し、保険資格情報を更新した日時点で喪失していない場合、有効期限は保険資格情報更新日とする。なお、有効期限については、通達等を考慮し、保険資格情報更新日の属する月の末日とすることもできる。これは保険者の裁量で変更が可能である。
保険資格データベース202bに該当するデータが存在しない場合や(ステップ915)、保険資格情報更新日時点で既に保険資格を喪失している場合には(ステップ916)、健康保険証の失効処理を行う(ステップ917)。この場合には、入力データベース更新部213が入力データベース215に失効に関する情報を登録する。入力データベース215への登録内容としては、被保険者番号601、登録区分602、処理年月日605等を登録する。登録区分には失効を示す「3」を設定する。この情報は毎日8時半に実施されるバッチ処理で、サーバ側システム210の証発行管理データベース203b及びホスト側システム200の証発行管理データベース203aに反映される。
図10は、医療機関に設置された保険資格確認装置130の行う保険資格確認処理を示すフローチャートである。
医療機関では、予め健康保険証プログラム121をダウンロードした携帯端末120を被保険者に提示させる(ステップ1001)。
保険資格確認装置130は、送受信部403により、携帯端末120のICカード310の送受信部312を介して保険資格情報を受信する(1002)。この場合、携帯端末120は、非接触型のICカード310を備えるものとし、保険資格確認装置110の送受信部403は、ICカードのリーダー/ライター機能を有するものとする。これにより、ICカード310の送受信部312を、保険資格確認装置130の送受信部403に近づけさせて(例えば、10cm以内)、ICカード310の情報記憶部311内の保険資格情報を受信する。
保険資格確認装置130の制御部402は、送受信部403を介して受信した最新の保険資格情報を取得して、表示部401に表示する(ステップ1003)。ここで表示する項目としては、被保険者番号、保険者番号、保険者名称、氏名、生年月日、性別、有効期限自年月日、有効期限至年月日が該当する。
医療機関では、表示部403に表示した項目に基づき、担当者に保険資格を確認させる(ステップ1004)。ここで、有効期限至年月日が診療を行う日よりも前の場合には、携帯端末120に格納されている保険資格情報が最新でないことを示すため、被保険者に対して保険資格情報の更新を依頼をさせる(ステップ1005)。これに対し、被保険者は、健康保険証プログラム121により最新の保険資格情報を取得した後、再度携帯端末120の提示を行うこととなる。
一方、有効期限至年月日が診療を行う日よりも後の場合には、携帯端末120に格納されている保険資格情報が最新であるため、保険資格確認がされたものとして医師による診療が開始される(ステップ1006)。
診療が行われた結果、カルテ及びレセプトには、保険資格確認装置130の表示部401に表示した被保険者番号、保険者番号、保険者名称、氏名、生年月日、性別等が転記される(ステップ1007)。
以上の処理により、医療機関側において、保険資格確認装置130から保険者側の保険資格管理装置110へ接続する環境が存在しない場合であっても、最新の保険資格情報を確認することが可能となる。
また、ICカード310を備えた携帯端末120を健康保険証の代わりとして用いるため、ICカード化された健康保険証の発行費用を軽減することが可能となる。
なお、本実施の形態では、非接触式ICカードにより保険資格情報の記憶及び送受信を行うこととしているが、これに限らず、保険資格確認装置130の送受信部403の構成によっては、携帯端末120の内部記憶装置と、赤外線通信等の他の送受信装置を用いることとしてもよい。
医療機関では、予め健康保険証プログラム121をダウンロードした携帯端末120を被保険者に提示させる(ステップ1001)。
保険資格確認装置130は、送受信部403により、携帯端末120のICカード310の送受信部312を介して保険資格情報を受信する(1002)。この場合、携帯端末120は、非接触型のICカード310を備えるものとし、保険資格確認装置110の送受信部403は、ICカードのリーダー/ライター機能を有するものとする。これにより、ICカード310の送受信部312を、保険資格確認装置130の送受信部403に近づけさせて(例えば、10cm以内)、ICカード310の情報記憶部311内の保険資格情報を受信する。
保険資格確認装置130の制御部402は、送受信部403を介して受信した最新の保険資格情報を取得して、表示部401に表示する(ステップ1003)。ここで表示する項目としては、被保険者番号、保険者番号、保険者名称、氏名、生年月日、性別、有効期限自年月日、有効期限至年月日が該当する。
医療機関では、表示部403に表示した項目に基づき、担当者に保険資格を確認させる(ステップ1004)。ここで、有効期限至年月日が診療を行う日よりも前の場合には、携帯端末120に格納されている保険資格情報が最新でないことを示すため、被保険者に対して保険資格情報の更新を依頼をさせる(ステップ1005)。これに対し、被保険者は、健康保険証プログラム121により最新の保険資格情報を取得した後、再度携帯端末120の提示を行うこととなる。
一方、有効期限至年月日が診療を行う日よりも後の場合には、携帯端末120に格納されている保険資格情報が最新であるため、保険資格確認がされたものとして医師による診療が開始される(ステップ1006)。
診療が行われた結果、カルテ及びレセプトには、保険資格確認装置130の表示部401に表示した被保険者番号、保険者番号、保険者名称、氏名、生年月日、性別等が転記される(ステップ1007)。
以上の処理により、医療機関側において、保険資格確認装置130から保険者側の保険資格管理装置110へ接続する環境が存在しない場合であっても、最新の保険資格情報を確認することが可能となる。
また、ICカード310を備えた携帯端末120を健康保険証の代わりとして用いるため、ICカード化された健康保険証の発行費用を軽減することが可能となる。
なお、本実施の形態では、非接触式ICカードにより保険資格情報の記憶及び送受信を行うこととしているが、これに限らず、保険資格確認装置130の送受信部403の構成によっては、携帯端末120の内部記憶装置と、赤外線通信等の他の送受信装置を用いることとしてもよい。
110 保険資格管理装置、120 携帯端末、121 健康保険証プログラム、130 保険資格確認装置、140 基地局、141 ネットワーク、200 ホスト側システム、201 被保険者資格登録処理部、202a,202b 保険資格データベース、203a,203b 証発行管理データベース、204 サーバ・ホスト連携処理部、210 サーバ側システム、211 認証処理部、212 保険資格確認処理部、213 入力データベース更新部、214 送受信部、215 入力データベース、301 通信部、302 表示部、310 ICカード、311 情報記憶部、312 送受信部、401 表示部、402 制御部、403 送受信部。
Claims (6)
- 保険者により認定された被保険者の保険資格を示す保険資格情報を格納した保険資格情報格納手段と、
携帯端末からのダウンロード要求に応じて、保険証プログラムを前記携帯端末に送信する手段と、
前記携帯端末に備えられた保険証プログラムからの資格確認要求に応じて、当該保険資格確認要求に含まれる被保険者情報に基づき、前記保険資格情報格納手段から保険資格情報を取得して、前記携帯端末に送信する手段と
を備えることを特徴とする保険資格管理装置。 - 前記保険資格情報は、任意に設定された有効期限情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の保険資格管理装置。
- 保険者により認定された被保険者の保険資格情報を管理する保険資格管理装置に対して、ネットワーク介して接続可能な携帯端末であって、
前記管理装置に対して、被保険者識別情報を含む保険資格情報要求を送信して、保険資格情報を受信し、保険資格情報記憶部に記憶する健康保険証プログラムと、
各医療機関に備えられた保険資格確認装置に対して、前記保険資格情報記憶部に記憶した保険資格情報を送信する保険資格情報送信部と
を備えることを特徴とする携帯端末。 - 前記保険資格情報記憶部と前記保険資格情報送信部とを、非接触式ICカードで構成することを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
- 保険者により認定された被保険者の保険資格情報を受信して、当該保険資格情報を表示する保険資格確認装置であって、
保険者により認定された被保険者の保険資格情報を管理する保険資格管理装置から携帯端末により受信され、当該携帯端末の情報記憶部に記憶された前記保険資格情報を、前記携帯端末から受信する保険資格情報受信部と、
保険資格情報受信部が受信した保険資格情報を表示する保険資格情報表示部と
を備えることを特徴とする保険資格確認装置。 - 前記保険資格情報受信部は、
前記携帯端末に備えられた前記情報記憶部として非接触式のICカードから前記保険資格情報を受信するICカードリーダで構成することを特徴とする請求項5に記載の保険資格確認装置。
Priority Applications (1)
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JP2005293373A JP2007102600A (ja) | 2005-10-06 | 2005-10-06 | 保険資格管理装置、携帯端末及び保険資格確認装置 |
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Publications (1)
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- 2005-10-06 JP JP2005293373A patent/JP2007102600A/ja active Pending
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