JP2007102055A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】マーカーペンを用いて表示面に書き込まれた書き込み像を電子データとして記憶する。
【解決手段】演算処理部7は、画像メモリ8aに記憶された画像データと、画像メモリ8bに記憶された書き込み像の画像データとを合成し、表示面2bに表示された画像に書き込み像が合成された合成画像の画像データを生成する。画像メモリ8cは、演算処理部7によって生成された合成画像の画像データを記憶する。プロジェクタ1は、画像メモリ8b或いは8cに記憶された画像データを紙媒体に印刷された画像としてプリンタ12から出力できる。プロジェクタ1は、プロジェクタ1に電気的に接続されたパソコン(PC)11に画像メモリ8b又は8cに記憶された画像データを電子ファイルとして記憶しておくこともできる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、リアプロジェクション方式で画像を表示するリアプロジェクションモニター等のプロジェクタの技術分野に関する。
プロジェクタとは別に設けられたスクリーンに画像を投影することによって拡大された画像を表示できるプロジェクタ(所謂、フロントプロジェクタ)は、大型スクリーンに画像を表示できるため、会議やプレゼンテーション用のツールの一種として用いられている。このようなプロジェクタを用いてプレゼンテーションを行う発表者或いは会議を進行する進行役は、画像が投影されたスクリーンの所定の位置をレーザーポインタから出射された光、或いは支持棒によって指し示すことによって、スクリーンに投影された画像を説明しながらプレゼンテーション或いは会議を進行する場合が多い。
特許文献1は、フロントプロジェクタの保守及び製造に要する費用を抑制しつつ、画像が投影されたスクリーンを指し示したり、スクリーンに投影された画像に合わせてこのスクリーンに文字等を表示したりすることが可能な入力システム及び投射型表示システムを開示している。
近年、このようなフロントプロジェクタとは異なる画像表示方式を採用するリアプロジェクションモニターが知られている。リアプロジェクションモニターは、光源から出射された光を液晶パネル等の電気光学装置によって変調し、変調された光をダイクロイックプリズムによって合成して得られる投射光をスクリーンの裏面に投射することによってスクリーンの表示面の側から画像が見えるように構成されている。
特開2000−148375号公報
しかしながら、フロントプロジェクタは、リアプロジェクションモニターに比べて表示された画像が暗いため、大きなスクリーンが必要でない、例えばグループミーティング等の比較的少人数で行う会議を明るい部屋で行う場合、リアプロジェクションモニターに比べて表示された画像が見え難い問題点がある。
そこで、十分な大画面を有し、且つフロントプロジェクタに比べて明るい画像表示が可能なリアプロジェクションモニターに画像を表示しながら、会議を進めることも考えられるが、リアプロジェクションモニターに画像データを供給するパソコンでリアプロジェクションモニターに表示する画像に合わせて文字或いは絵を入力し、且つこれら入力された文字或いは絵の電子データを編集しながら会議を進めた場合、文字或いは絵の電子データをパソコンを用いて編集する操作は煩雑であり、且つ相応の処理時間を要する。特にリアプロジェクションモニターの表示された画像を説明しながら会議を進行する進行役には、会議の進行及び文字等の電子データの編集という複数の操作が要求されることになり、操作の煩雑さ、及び操作に要する時間はより一層大きくなる問題点がある。
加えて、リアプロジェクションモニターに表示された画像を直接見ながら、この画像が表示されたスクリーンに汎用のマーカーペンを用いて直接文字或いは絵を書き込みながら会議を進行したほうが、書き込まれた文字或いは絵等の書き込み情報と、スクリーンに表示された画像の関係が直接的に理解できる。したがって、このような書き込み情報を簡便な方法で記録できる技術に対する要望は大きいと考えられる。
また、リアプロジェクションモニターに表示された画像と、書き込まれた文字或いは絵等の書き込み情報との関連性が分かるように書き込み情報を記録しておくほうが、書き込み情報のみを記録する場合に比べて情報としての価値は相対的に高くなると考えられる。より具体的には、例えばリアプロジェクションモニターに表示された画像と、書き込まれた文字或いは絵との相対的な位置関係及び表示された画像に対して書き込まれた文字や絵のサイズをそのまま記録しておくほうが、記録された書き込み情報の価値は、書き込み情報のみを記録する場合に比べて一般的に高いと考えられる。
よって、本発明は上記問題点等に鑑みてなされたものであり、例えば、リアプロジェクションモニターのスクリーンに書き込まれた文字等の書き込み情報を簡便且つ迅速に記録し、書き込まれた文字等の書き込み情報をスクリーンに表示された画像と関連付けて記録することによって書き込み情報の価値を相対的に高めることができるプロジェクタを提供することを課題とする。
本発明に係るプロジェクタは上記課題を解決するために、光源光を出射する光源と、画像データに基づいて前記光源光を変調して出射する投射手段と、前記投射手段からの光が投射される表示面を有しており、前記表示面に前記画像データに基づいた表示が行われるスクリーンと、該スクリーンの前記表示面の側に配置されており、前記表示面に書き込まれた書き込み画像を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段によって読み取られた書き込み画像のデータを記憶する記憶手段とを備える。
本発明に係るプロジェクタによれば、例えば白色光源の一例であるハロゲンランプ等の光源から出射された光源光は、投射手段に導かれる。
投射手段は、例えば白色の光源光を赤色、緑色及び青色の光の3原色に分離する複数のミラー、各原色に対応するライトバルブとして夫々機能する複数の液晶パネル、及び表示すべき画像を構成する各原色の画像成分を合成するダイクロイックプリズムを備えており、表示すべき画像の画像データに基づいて液晶パネルが各原色の画像成分を変調することによって生成された変調光をダイクロイックプリズムが合成し、合成された合成光が表示面に出射される。尚、投射手段からの光は、投射手段の一部として設けられた反射ミラーによって反射されることによって表示面に出射される。
スクリーンは、所謂リアプロジェクションモニターの表示方式に基づいて表示面に画像データに基づいた表示を行う。
読み取り手段は、例えばCCD(Charge Coupling Device)型或いはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型の撮像素子を備えたスキャナーであり、スクリーンの表示面の側に配置されており、例えば汎用のマーカーペンを用いて表示面に書き込まれた文字或いは絵等の書き込み画像を読み取る。
記憶手段は、例えばスキャナー等の読み取り手段に電気的に接続されたメモリであり、読み取り手段から送信された、表示面に書き込まれた書き込み画像のデータを記憶する。これにより、別途パソコン等の情報処理手段を操作することなく、読み取り手段によって読み込まれたデータを容易に記憶しておくことが可能であり、別途パソコン等の情報処理手段を操作する煩雑さ、及び操作に要する時間はなくすことが可能である。
加えて、本発明に係るプロジェクタによれば、例えばマーカーペンを用いて表示面に直接文字或いは絵等の書き込み画像を書き込むことが可能であるため、例えば従来のホワイトボードにマーカーペンを用いて文字或いは絵を書き込む場合と同様に、表示面に簡便に文字等の画像を書き込むことが可能であるうえ、パソコンを用いて画像のデータを編集する場合に比べて画像のデータの修正も格段に簡便になる。より具体的には、表示面に書き込まれた文字或いは絵を構成するインクを拭き取ることによって、表示面において文字或いは絵等の画像を容易に修正できる。また、記憶手段は、書き込み像の背景となる画像の画像データとは別に、読み取り手段によって読み取られた書き込み画像のデータを記憶しておくことが可能である。
以上のように本発明に係るプロジェクタによれば、例えばリアプロジェクションモニターのスクリーンの表示面に書き込まれた書き込み画像のデータを簡便且つ迅速に記憶手段に記憶させておくことが可能である。
本発明に係るプロジェクタの一の態様では、前記画像データと前記読み取られた画像のデータとを合成した画像データを生成する合成画像生成手段を備えていてもよい。
この態様によれば、合成画像生成手段が書き込まれた画像のデータ及び画像データを合成することによって、書き込まれた画像のデータが画像データに重ね合わされた合成画像が生成される。より具体的には、画像合成手段は、ペンを用いて表示面に書き込まれた文字等の画像のデータの、例えばスクリーンに表示された画像上における平面的な位置、即ち表示面における座標情報、及び画像に対する相対的なサイズに関する情報等を記憶し、これら記憶された情報に基づいて、背景とされる画像に書き込まれた画像を合成し、一の合成画像を生成する。このような合成画像によれば、背景とされる画像及び書き込まれた画像の相対的な位置関係及びサイズの関係に関する情報により、書き込まれた画像のデータのみを記憶しておく場合に比べて、情報としての合成画像の価値を書き込まれた画像のデータのみが記憶されている場合に比べて相対的に高めることが可能である。
本発明に係るプロジェクタの他の態様では、前記光源光は、白色光であり、前記投射手段は、前記読み取り手段が前記書き込み像を読み取る際に前記白色光を前記書き込み像に照射し、前記読み取り手段は、前記白色光のうち前記スクリーンを透過した透過光を検出することによって前記書き込み像を読み取ってもよい。
この態様によれば、例えば投射手段は表示すべき画像に対応した光を照射する代わりに、光源から出射された白色光をそのまま表示面に照射する。書き込み像は、例えば表示面に白色光を遮るインクをペンを用いて塗布することによって形成された文字或いは絵であり、投射面に投射された白色光のうち書き込み像に到達した光は、書き込み像にさえぎられ、表示面のうち書き込み像が書き込まれていない領域では白色光がスクリーンを透過する。読み取り手段は、スクリーンを透過した白色光を検出することによって白色光が透過しなかった書き込み像を読み取ることが可能である。
この態様では、前記投射手段は、前記読み取り手段が前記書き込まれた画像を読み取る際に赤色、緑色及び青色の夫々の波長を有する色光の夫々を前記スクリーンに選択的に照射し、前記読み取り手段は、前記色光のうち前記書き込み像を透過した光を前記色光毎に検出することによって、前記書き込み像を構成する赤色、緑色及び青色の夫々の色に対応する画像を読み取ってもよい。
投射手段は、例えば複数のミラーを介して白色光を赤色、緑色及び青色の夫々の波長を有する3種類の色光に分離することでカラー表示を行っている。この態様においては、投射手段は、上記の各色光を選択的にスクリーンに照射する、すなわち全画面で各色光による単色表示を行うことで、読み取り手段は書き込み像に照射された色光毎に書き込み像を透過した光を検出し、書き込み像の色情報を読み取る。より具体的には、例えば書き込み像が赤色のインクで形成されている場合には、赤色、緑色及び青色の色光のうち緑色及び青色の光によって、読み取り手段が書き込み画像を検出することができ、読み取りが行われる。加えて、投射手段が選択的に各色光を書き込み像に照射し、読み取り手段が書き込み像を透過した各色光を検出することによって書き込み像をフルカラーで検出できる。したがって、この態様によれば、書き込み像の形状だけでなく、書き込み像の色情報も書き込み像の画像データに含ませることが可能である。また、赤色。緑色及び青色を順次書き込み像に照射することによって、読み取り手段はスクリーンを透過した各色光を検出できる。これにより、書き込み像をカラー表示で読み取ることも可能である。
本発明に係るプロジェクタの他の態様では、前記スクリーンは、前記投射面を有する平板状のスクリーン本体部と、前記表示面を有する透明な書き込み板とを備えており、
前記スクリーン本体部及び前記書き込み板は、前記スクリーン本体部における前記投射面に対向する裏面と、前記書き込み板における前記表示面に対向する裏面とが互いに臨むように配置されており、前記書き込み板は取り外しが可能であってもよい。
この態様によれば、書き込み板は取り外しが可能であり、繰り返し書き込み像をスクリーン本体部に書き込みことによってスクリーン本体部の表面に残留するインクを低減でき、スクリーン本体部を透過する投射光の透過率が低下することを抑制できる。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施形態から明らかにされる。
以下図面を参照しながら、本実施形態に係るプロジェクタを説明する。
先ず、図1乃至図4を参照しながら本実施形態に係るプロジェクタの構成を説明する。図1は本実施形態に係るプロジェクタの正面図であり、図2は本実施形態に係るプロジェクタの側面図である。
図1において、プロジェクタ1は、画像を表示する表示面2bを有するスクリーン2、スキャナー6、及び後述する投射装置5を収納する筺体3を備えている。
スクリーン2は、筺体3内に臨む投射面に照射された投射光を表示面2bに透過させることによって表示面2bに画像を表示する透過型のスクリーンである。スクリーン2は、例えば筺体3の内側に配置された樹脂製のフレネルレンズシートと、このフレネルレンズシートから空気層を介して表示面2b側に配置された樹脂製のレンチキュラレンズシートとが重ねて配置された多層構造を有している。スクリーン2によれば、フレネルレンズシートの背面側、即ち筺体3の内側から入射した投射光がフレネルレンズと空気層との界面で屈折し、屈折された投射光は空気層とレンチキュラレンズとの界面で屈折して集光される。その結果、画像は、スクリーン2の表示面2bに表示される。また、スクリーン2は、接着層を介してフレネルレンズシート及びレンチキュラシートが相互に接着されていてもよい。このような構成を有するスクリーン2によれば、迷光及びゴースト像の発生を抑制することができ、より一層高品位の画像を表示することが可能である。
図2において、プロジェクタ1は、投射装置5、反射ミラー4及びスキャナー6を備えている。
スクリーン2は、画像が表示される表示面2b及び筺体3内に臨む投射面2aを有している。表示面2bは、汎用のマーカーペンを用いて文字或いは絵等が自在に書き込める面である。表示面2bは、表示面2bに画像が表示された状態で文字或いは絵等を書き込めるように構成されている。したがって、表示面2bに表示された画像を見る観察者は、表示面2bに表示された画像を見ながら従来から用いられているマーカーペンを用いて表示面2bに文字等を書き込むことが可能である。
投射装置5は、筺体3内に収納されており、表示すべき画像の画像データに基づいて投射光Pを生成すると共にこの投射光Pを反射ミラー4を介してスクリーン2に照射する。
反射ミラー4は、スクリーン2からみて筺体3内の背面側に配置されており、投射装置5から出射された投射光Pをスクリーン2の投射面2aに向かって反射する。その結果、投射光Pが表示面2bに到達し、表示面2bに画像が表示される。
スキャナー6は、スクリーン2からみて表示面2bの側に配置されており、不図示の駆動装置によって図中X方向に沿って移動可能である。スキャナー6は、スキャナー6における表示面2bに臨む側の面に設けられた複数の撮像素子によって、表示面2bに書き込まれた文字等の書き込み像を読み取る。このような撮像素子としては、汎用のスキャナー或いはデジタルカメラに用いられるCCD素子又はCMOS素子が用いられる。また、後述するようにプロジェクタ1は、投射光Pを生成するための光源をスキャナー6の光源として兼用できるため、スキャナー6を簡便な構成にできる。尚、本実施形態のプロジェクタ1は、書き込み像を読み取る際に用いられる光源をスキャナー6が備えていることを除外するものではない。
次に、図3を参照しながら投射装置5の構成を詳細に説明する。図3は、投射装置5の詳細な構成を示す平面図である。
投射装置5は、その内部に本発明の「光源」の一例であるランプユニット1102、本発明の「投射手段」の一例を夫々構成するミラー1106、ダイクロイックミラー1108及び液晶パネル1110を備えている。
ランプユニット1102は、ハロゲンランプ等の白色光源であり、表示面2bに画像を表示する際に白色光をミラー1106に出射する。ランプユニット1102から射出された白色光は、ライトガイド1104内に配置された4枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとして機能する液晶パネル1110R、1110B及び1110Gに入射する。
液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gの夫々は、画像信号処理回路から供給される赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の原色信号に基づいて駆動される。4枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離された光は、各原色信号に基づいて駆動される液晶パネル1110R、1110G及び1110Bによって変調される。
ここで、液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gによる表示像について着目すると、液晶パネル1110Gによる表示像は、液晶パネル1110R、1110Bによる表示像に対して左右反転される。尚、液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gには、ダイクロイックミラー1108によって、R、G、Bの各原色に対応する光が入射するので、カラーフィルタを設ける必要はない。
液晶パネル1110R、1110G及び1110Bの夫々によって変調された変調光は、表示すべき画像を構成する各原色の画像成分を含んでいる。液晶パネル1110R、1110G及び1110Bの夫々から出射された変調光(R光、G光、B光)は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射する。ダイクロイックプリズム1112では、液晶パネル1110Rから出射されたR光及び液晶パネル1110Bから出射されたB光が90度に屈折する一方、液晶パネル1110Gから出射されたG光は直進する。ダイクロイックプリズム1112は、各色の画像成分(R光、G光、B光)を合成することによって投射光Pを生成すると共に、投射レンズ1114及び図2に示した反射ミラー4を介してスクリーン2の投射面2aに投射光Pを投射する。これにより、表示面2bに表示すべき画像がカラー表示される。
投射装置5は、ランプユニット1102から出射された白色光をスクリーン2に照射し、スキャナー6が表示面2bに書き込まれた書き込み像を読み取る際の照明光を出射することが可能である。より具体的には、スキャナー6が書き込み像を読み取る際に、ランプユニット1102から出射された白色光は4枚のミラー1106及びダイクロイックミラー1108によって赤色、緑色及び青色の夫々の波長を持った光に分離されることなく、白色光のまま液晶パネル1110に入射される。
白色光は、液晶パネル1110によって遮られることなくそのまま拡大レンズ1114を介して反射ミラー4に出射される。反射ミラー4によって反射された白色光は、スクリーン2の投射面2aの側からスクリーン2に照射される。マーカーペン等の汎用のペンに用いられるインクは白色光を透過させないため、投射面2aに投射された白色光のうち書き込み像に到達した白色光は、書き込み像に遮られ、表示面2bのうち書き込み像が書き込まれていない領域では白色光がスクリーン2を透過する。スキャナー6は、スクリーン2を透過した白色光を検出することによって白色光が透過しなかった領域に書き込まれた書き込み像を読み取ることが可能である。
スキャナー6は、投射装置5から出射される照明光の波長に応じて書き込み像をカラー画像として読み取ることが可能である。スキャナー6が書き込み像を読み取る際に、投射装置5は、ランプユニット1102から出射された白色光を赤色、緑色及び青色の夫々の波長を有する3種類の色光に分離すると共に、これら3種類の色光の夫々をスクリーン2に投射面2aの側から照射する。より具体的には、プロジェクタ1が備える制御部或いはプロジェクタ1の外部に設置されたPC等の入力手段から送信された指示情報に基づいて4枚のミラー1106、ダイクロイックミラー1108及び液晶パネル1110の駆動が制御される。投射装置5は、ランプユニット1102から出射された白色光から赤色、緑色及び青色の夫々の波長のみを有する色光を順次スクリーン2に照射する。各色光に対する光の透過率が異なる材料を用いて表示面2bに書き込まれた書き込み像は、各色光に対する光の透過率が異なるため、スキャナー6に受光される各色光の割合が異なる。したがって、各色光を書き込み像に照射した際にスキャナー6が受光した画像データ、即ち書き込み像の色情報に基づいて書き込み像をカラー画像として読み取ることが可能である。また、投射装置5からスクリーン2に投射される各色光が書き込み像を透過するか否かが判定されるだけでも、書き込み像が赤色、緑色及び青色のどの色を有しているかを判定することも可能である。
このように、プロジェクタ1によれば、書き込み像の色情報を検出できるため、書き込み像の形状だけでなく、表示面2bに色分けして文字等の書き込み像が書き込まれたという事実も電子データとして記憶しておくことができ、読み込まれた書き込み像の情報としての価値を高めることが可能である。
次に、図4を参照しながら本実施形態に係るプロジェクタの情報処理系統の構成を説明する。図4は、本実施形態に係るプロジェクタ1の情報処理系統の構成を示すブロック図である。
図4において、プロジェクタ1は、投射装置5、スキャナー6及び回路部10を備えている。
スキャナー6は、スクリーン2の表示面2bに書き込まれた文字等の書き込み像を読み取る。
回路部10は、制御部9、本発明の「合成画像生成手段」に一例である演算処理部7、本発明の「記憶手段」の一例である画像メモリ8b、画像メモリ8a及び8cを備えている。
制御部9は、投射装置5、スキャナー6、演算処理部7、画像メモリ8a、8b及び8cの動作を制御する。尚、制御部9は、PC11に入力された指令情報に基づいて投射装置5、スキャナー6、演算処理部、画像メモリ8a、8b及び8cの動作を制御することも可能である。
画像メモリ8bは、スキャナー6が読み取った書き込み像の画像データを受け取り、この画像データを記憶する。したがって、表示面2bに書き込まれた文字或いは絵等の書き込み像の画像データを別途PC11に記録する操作、及び画像データを編集する煩雑な操作を行うことなく、書き込み像の画像データを電子データとして画像メモリ8bに記憶しておくことが可能である。より具体的には、画像メモリ8bは、書き込み像の背景となる画像の画像データ、即ち表示面2bに表示された画像の画像データとは別に、書き込み像の画像データを記憶できる。加えて、スキャナー6が書き込み像を読み込むだけで、書き込み像が電子データとして記憶されるため、使用者が別途パソコン等の情報処理手段の操作に要する時間をなくすことが可能である。このように、プロジェクタ1によれば、スクリーン2の表示面2bに書き込まれた文字等の書き込み像を簡便且つ迅速に画像メモリ8bに記憶しておくことが可能である。
プロジェクタ1では、ペンを用いて表示面2bに直接文字或いは絵等の書き込み像を書き込むことが可能であるため、従来のホワイトボードにマーカーペンを用いて文字或いは絵を書き込む場合と同様に、表示面2bに簡便に書き込み像を書き込むことが可能である。例えば、使用者は、表示面に書き込まれた文字或いは絵を構成するインクを拭き取ることによって、表示面2bにおいて容易に文字或いは絵等の書き込み像を修正できる。
プロジェクタ1によれば、表示面2bに表示された画像と同じ画像をパソコン等の情報処理手段に接続されたディスプレイに表示させながらこのディスプレイに書き込み像と同じ像を重ねて表示させた状態でパソコンを用いて書き込み像を編集、又は記録する場合に比べて、書き込み像の修正又は記録を格段に簡便に行うことが可能である。これにより、使用者がパソコン等の情報処理手段を操作する負担を低減できる。
画像メモリ8aは、表示すべき画像の画像データを記憶しており、制御部9の制御下でこの画像データを投射装置5に供給する。投射装置5は、画像メモリ8aから供給された画像データに基づいて液晶パネル1110を駆動し、投射光を生成する。尚、画像メモリ8aに記憶される画像データは、PC11から供給される。
演算処理部7は、画像メモリ8aに記憶された画像データと、画像メモリ8bに記憶された書き込み像の画像データとを合成し、表示面2bに表示された画像に書き込み像が合成された合成画像の画像データを生成する。
演算処理部7は、ペンを用いて表示面2bに書き込まれた文字等の書き込み像の、例えばスクリーン2に表示された画像に対する平面的な位置、即ち表示面2bにおける座標情報及びスクリーン2に表示された画像に対する相対的なサイズに関する情報等を記憶し、これら記憶された情報に基づいて、書き込み像の背景とされる画像に書き込み像を合成し、一の合成画像を生成する。
画像メモリ8cは、演算処理部7によって生成された合成画像の画像データを記憶する。
尚、プロジェクタ1は、画像メモリ8b或いは8cに記憶された画像データを紙媒体に印刷された画像としてプリンタ12から出力できる。プロジェクタ1は、プロジェクタ1に電気的に接続されたパソコン(PC)11に画像メモリ8b又は8cに記憶された画像データを電子ファイルとして記憶しておくこともできる。
ここで、図5及び図6を参照しながらスクリーン2に表示された画像、スクリーン2に書き込まれた書き込み像を具体的に例示し、画像メモリ8b及び8cに記憶される画像データを説明する。図5は、スクリーン2に表示された画像、スクリーン2に書き込まれた書き込み像の関係を説明するための図である。図6は、画像メモリ8b及び8cの夫々に記憶された画像データの一例を示す図である。
図5(a)において、グラフを含む画像g1が表示された表示面2bのうちグラフ等の絵或いは文字が表示されない無地の画像が表示された領域30に書き込み像g2がペン20を用いて書き込まれている。より具体的には、表示面2bは、投射面2aに投射された投射光に応じて図5(b)に示すように書き込み像g2を含まない画像g1を表示している。書き込み像g2は、図5(c)に示すように画像g1とは別に表示面2bにペンを用いて物理的に書き込まれた像である。図5(c)に示した書き込み像g2は、スキャナー6によって読み込まれる。画像メモリ8bは、図6(a)に示すように書き込み像g2を含む画像データG2を記憶する。画像メモリ8cは、図6(b)に示すように画像g1に書き込み像g2を重ねて合成した合成画像G3の画像データを記憶する。
以上説明したように本実施形態のプロジェクタ1によれば、使用者がパソコンを用いて煩雑な操作を行うことなく表示面2bに書き込まれた文字等の書き込み像の画像データを記憶できることに加え、表示面2bに表示された画像及び表示面2bに書き込まれた書き込み像を合成した合成画像も簡便に生成できる。
(変形例)
次に、図7を参照しながら本実施形態のプロジェクタ1の変形例を説明する。図7は、本例に係るプロジェクタ100の構成を示す側面図である。尚、本例では、上述のプロジェクタ1と共通する部分に共通の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
図7において、本例のプロジェクタ100は、スクリーン本体部101及び書き込み板103からなるスクリーン102を備えている。
スクリーン本体部101は、投射装置5から出射される投射光が投射される投射面102aを有している。書き込み板103は表示面103aを有している。スクリーン本体部101及び書き込み板103の夫々は、投射面102a及び表示面103aの夫々の裏面が互いに臨むように重ねて配置されている。書き込み板103は、繰り返し文字等の書き込み像が表示面103aに書き込まれることによって表示面103aが汚れた場合でも、別途清浄な表示面を有する他の書き込み板に取替え可能である。したがって、本例のプロジェクタ100によれば、直接スクリーン本体部101に書き込み像を書き込みことによってスクリーン本体部101の表面に残留するインクを低減でき、スクリーン本体部101を透過する投射光の透過率が低下することを抑制でき、高品位の画像を表示できる。
本実施形態に係るプロジェクタを正面からみた正面図である。 本実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示す側面図である。 本実施形態に係るプロジェクタが備えた投射装置の構成を示す平面図である。 本実施形態に係るプロジェクタの情報処理系統の構成を示すブロック図である。 スクリーンに表示された画像及び表示面に書き込まれた書き込み像の関係を説明するための図である。 画像メモリに記憶される画像データの概念図である。 本実施形態に係るプロジェクタの変形例を示す側面図である。
符号の説明
1、100・・・プロジェクタ、2・・・スクリーン、4・・・反射ミラー、5・・・投射装置、6・・・スキャナー、8a、8b、8c・・・画像メモリ

Claims (5)

  1. 光源光を出射する光源と、
    画像データに基づいて前記光源光を変調して出射する投射手段と、
    前記投射手段からの光が投射される表示面を有しており、前記表示面に前記画像データに基づいた表示が行われるスクリーンと、
    該スクリーンの前記表示面の側に配置されており、前記表示面に書き込まれた画像を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段によって読み取られた画像のデータを記憶する記憶手段とを備えたこと
    を特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記画像データと前記読み取られた画像のデータとを合成した画像データを生成する合成画像生成手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記光源光は、白色光であり、
    前記投射手段は、前記読み取り手段が前記書き込み像を読み取る際に前記白色光を前記書き込み像に照射し、
    前記読み取り手段は、前記白色光のうち前記スクリーンを透過した透過光を検出することによって前記書き込み像を読み取ること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記投射手段は、前記読み取り手段が前記書き込まれた画像を読み取る際に赤色、緑色及び青色の夫々の波長を有する色光の夫々を前記スクリーンに選択的に照射し、
    前記読み取り手段は、前記色光のうち前記書き込み像を透過した光を前記色光毎に検出することによって、前記書き込み像を構成する赤色、緑色及び青色の夫々の色に対応する画像を読み取ること
    を特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記スクリーンは、前記投射面を有する平板状のスクリーン本体部と、前記表示面を有する透明な書き込み板とを備えており、
    前記スクリーン本体部及び前記書き込み板は、前記スクリーン本体部における前記投射面に対向する裏面と、前記書き込み板における前記表示面に対向する裏面とが互いに臨むように配置されており、
    前記書き込み板は取り外しが可能であること
    を特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のプロジェクタ。
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