JP2007101775A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 担持体表面からクリーナブレードやシールが離間などするタイミングにトナークラウドを強制的に移動させることにより、クリーナハウジングからトナーが漏れてしまうことを制限して、装置本体内の汚染なく高速処理可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 マイナス電位のトナーにより感光体ドラム表面に形成したトナー像をプラス電圧を供給する中間転写ベルト16を介して記録用紙に転写するとともに、その中間転写ベルト表面の残留トナーを外部に漏れないようにクリーナブレード21aとシール部材21bがその表面に離当接して掻き取り除去する画像形成装置であって、シール支持部材62は、マイナス電圧を印加されつつ、シール部材の中間転写ベルト表面への離当接に連動して屈曲部71がその表面に近接対面または離隔して、浮遊トナーをベルトに吸着させる電界Eを発生させる。
【選択図】 図8
Description
本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、担持体表面に残留するトナーを掻き取って除去・回収するために設置されるクリーナブレードやシールがその担持体表面から離間する構造に設計されるものに関する。
従来より、感光体により作製した担持体の表面に画像データに基づく静電潜像を露光形成する電子写真記録方式の画像形成装置が知られており、この画像形成装置では、その静電潜像を現像器によりトナー現像して担持させた担持体表面のトナー像を、記録用紙などの記録媒体に転写して画像形成する。
この種の画像形成装置には、静電潜像を形成されるとともにその静電潜像を現像したトナー像を担持可能な第1担持体と、そのトナー像を記録媒体に転写する転写位置と、の中間に第1担持体表面のトナー像を受け取って(一次転写されて)担持した後にそのトナー像を記録媒体に二次転写する第2担持体が配設されているものもある。この場合には、例えば、第1担持体表面に形成した各色トナーによるトナー像を第2担持体表面で重ねることによりカラー画像などの所望のトナー像を形成することができ、この後に、そのトナー像を第2担持体表面から記録用紙などの記録媒体に転写して画像形成することができる。
このように第2担持体を備える画像形成装置では、第1、第2担持体表面のトナー像の転写毎にその担持体表面に残留するトナーを除去・回収することにより静電潜像やトナー像の品質を担保するようになっている。
このため、残留トナーを除去・回収するためのクリーナブレードやシールは、第1担持体表面では、静電潜像を現像したトナー像がその現像毎に転写されるために、その表面に常に摺接する状態に設置されるが、第2担持体表面では、例えば、カラー画像を形成する際にはそのトナー像を重ねた後に記録媒体に転写するために、その表面から離間させて必要に応じて摺接させるように設計されている(例えば、特許文献1、2を参照)。
特開2004−157285号公報
特開平7−121037号公報
このような従来の画像形成装置にあっては、クリーナブレードが担持体表面に摺接して残留トナーを掻き取る際には、除去・回収するトナーがクリーナハウジング内で一時的に撒き上がる、所謂、トナークラウドが発生する。このトナークラウドは、浮遊トナーであり、ある程度の時間が経過することにより降下して落ち着くことから、従来程度のスピードで画像形成処理する場合には、クリーナブレードやシールが第2担持体表面から離間するとしても、その離間するタイミングまでに落ち着いて閉空間のクリーナハウジングの外部に浮遊トナーが漏れ出てしまうことはほとんどなかった。
しかしながら、近年の画像形成の高速処理化に伴って、クリーナブレードやシールが第2担持体表面から離間するまでの期間として、トナークラウドが落ち着くのに必要な十分な時間を確保することが難しい。すなわち、クリーナブレードやシールが、トナークラウドが落ち着く前に第2担持体表面から離間して閉空間を開放してしまい、クリーナハウジングの外部に浮遊トナーが漏れ出て周囲を汚染してしまう恐れがある。例えば、クリーナブレードやシールが、第2担持体表面から離間するように回動する際に、クリーナハウジング内に瞬間的な圧力上昇が発生して外部に噴出する気流が生じるなどすることにより、そのクリーナハウジングの外部に浮遊トナーが漏れ出てしまう場合がある。このようにクリーナハウジングから浮遊トナーが漏れてしまうと、第1、第2担持体表面に形成したトナー像に本来存在しないトナーが混在・混色するなどして画像品質が劣化したり、装置本体内に漏れ出した浮遊トナーが周囲の部材に堆積して汚染されることによりメンテナンス作業がし難くなってしまう。
そこで、本発明は、担持体表面からクリーナブレードやシールが離間などするタイミングにトナークラウドを強制的に移動させることにより、クリーナハウジングからトナーが漏れてしまうことを制限して、装置本体内の汚染なく高速処理可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する画像形成装置の第1の発明は、画像データに基づく静電潜像を現像したトナー像を担持する第1担持体と、該第1担持体表面から一次転写されて受け取ったトナー像を記録媒体に二次転写する第2担持体と、これらの担持体毎に配設されて該担持体表面の残留トナーを回収するクリーナユニットと、を備えて、第1担持体表面のトナー像を第2担持体を介して記録媒体に転写して定着させることにより画像を形成する画像形成装置において、第2担持体のクリーナユニットは、第2担持体表面の残留トナーを回収するクリーナハウジングと、第2担持体表面に摺接してトナー像の転写後に残留するトナーを掻き取り除去するクリーナブレードと、第2担持体表面に摺接してクリーナハウジングをクリーナブレードと共に閉塞空間として画成するシールと、を有して、クリーナブレードおよびシールが予め設定されているタイミングに第2担持体表面に離当接することにより該第2担持体表面のトナーを通過または回収するように動作して当該第2担持体表面に所望のトナー像を形成する画像形成装置であって、第2担持体表面の回転方向に対するクリーナブレードの上流側の該第2担持体表面付近に当該第2担持体表面から除去したトナーを移動させる電界を発生させる手段を備えており、該電界発生手段は、クリーナブレードまたはシールの一方あるいは双方の動作に連動して当該電界の強度を変化させることを特徴とするものである。
この発明では、クリーナブレードやシールの第2担持体表面に離当接する動作に連動させて第2担持体表面付近の浮遊トナーを移動させる電界の強度を変化させることができ、例えば、シールが第2担持体表面から離間する際にはトナーを積極的に移動させるように電界強度を増強させる一方、シールが第2担持体表面に摺接する際にはトナーが付着しないように電界強度を減少させるなどすることができ、同様に、クリーナブレードの第2担持体表面への離当接に応じてその電界強度を増減することができる。したがって、第2担持体表面のトナー像の品質を低下させることなく、第2担持体表面にクリーナブレードが摺接して残留トナーを掻き取る際にクリーナハウジング内に発生するトナークラウド(浮遊トナー)が、シールやクリーナブレードが第2担持体表面から離間するタイミングに、外部に漏れ出すことを制限して周囲の部材を汚染させてしまうことを防止することができる。
上記課題を解決する画像形成装置の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記電界発生手段は、第2担持体表面と該第2担持体表面に対向する対向部材との間に電位差を与えてトナーを該第2担持体表面側または該対向部材の一方に移動させる電界を発生させることを特徴とするものである。
この発明では、第2担持体表面にクリーナブレードが摺接することにより発生するトナークラウドの浮遊トナーを対向部材との間の電位差による電界でその第2担持体表面側または対向部材側の一方に吸引移動させて吸着(付着)させることができる。したがって、クリーナハウジング内の浮遊トナーが外部に漏れ出すことを制限することができる。
上記課題を解決する画像形成装置の第3の発明は、上記第2の発明の特定事項に加え、前記シールまたはクリーナブレードの一方あるいは双方が回動動作する支持部材に支持されて予め設定されているタイミングに回動されることにより第2担持体表面に離当接する構造に設計されており、前記電界発生手段は、シールまたはクリーナブレードの一方あるいは双方の支持部材が第2担持体表面に対向する対向部材を構成して、該対向部材に電圧を印加して第2担持体表面との間に電位差を付与することによりトナーを移動させる電界を発生させ、当該支持部材の回動動作に連動させて該電界の強度を変化させることを特徴とするものである。
この発明では、第2担持体表面に対向するクリーナブレードの支持部材やシールの支持部材と、その第2担持体との間に電位差が付与されて、その支持部材の回動動作に応じて強度の変化する電界が発生される。したがって、第2担持体表面に近接する既存のクリーナブレードの支持部材やシールの支持部材を利用してその間に効果的にトナーを吸引移動させる電界を発生させることができ、その支持部材の動作をそのまま利用してその電界強度を変化させることができる。
上記課題を解決する画像形成装置の第4の発明は、上記第3の発明の特定事項に加え、前記電界発生手段は、対向部材を構成する支持部材の回動動作に応じて該支持部材に接離する電極を備えており、該電極との接離により対向部材への電圧を印加または遮断して第2担持体表面との間に発生させる電界の強度を変化させることを特徴とするものである。
この発明では、支持部材が回動動作により接離する電極に電圧を供給して、その支持部材と第2担持体表面との間に電界を発生させるための電圧(電位差)を印加/遮断することができ、その間の電界を発生/消滅(電界強度を増減)させることができる。したがって、特別な電圧の印加/遮断をする回路などを追加することなく、既存の支持部材を流用して第2担持体表面付近にトナーを移動させる電界を発生させてその強度を変化させることができる。
上記課題を解決する画像形成装置の第5の発明は、上記第3または第4の発明の特定事項に加え、前記支持部材の回動支点は、第2担持体表面に対する鉛直線の両側に該第2担持体表面に対向して対面する部分の先端部と該支持部材の対面部分に支持されるシールまたはクリーナブレードの先端部が位置するように配置されて、支持部材の対面部分の先端部または被支持部材の先端部の一方が第2担持体表面に接近する際には他方が離隔することを特徴とするものである。
この発明では、対向部材を構成してシールやクリーナブレードを支持する支持部材の対面部分の先端部とそのシールやクリーナブレードの先端部との間を中心にして第2担持体表面に対面する姿勢のまま回動させることができ、シールやクリーナブレードの先端部が第2担持体表面に摺接するように接近する際には反対に支持部材の対面部分の先端部を離隔させることによりその第2担持体表面との間に発生する電界の強度を減少させることができ、シールやクリーナブレードの先端部が第2担持体表面から離間する際にはその支持部材の対面部分の先端部が接近することによりその第2担持体表面との間に発生する電界の強度を増強させることができる。したがって、特別な電圧の増減回路などを追加することなく、既存の支持部材を流用して第2担持体表面付近にトナーを移動させる電界を発生させつつその強度を変化させることができる。
このように本発明によれば、第2担持体表面にクリーナブレードが摺接することにより発生するクリーナハウジング内のトナークラウドを、その第2担持体表面付近に発生させる電界で所望の方向に移動させることができ、第2担持体の回転に応じたシールやクリーナブレードの動作に連動してその電界強度を変化させることができる。これにより、第2担持体表面のトナー像の品質を低下させることなく、第2担持体表面付近のトナーが所望の方向に移動するように促すことができ、第2担持体表面にクリーナブレードが摺接することにより発生するトナークラウド(浮遊トナー)が外部に漏れ出すことを制限することができる。したがって、周囲の部材をトナーで汚染させてしまい、トナー像の品質を劣化させたり、メンテナンス作業をし難くしてしまうことを回避することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図7は本発明に係る画像形成装置の第1実施形態を示す図である。
図1および図2において、画像形成装置は、文字等の画像を作成・出力するパーソナルコンピュータPCなどの外部装置に接続して利用するプリンタであり、この画像形成装置は、画像形成する文字等の画像データを受け取って電子写真方式により記録用紙(記録媒体)の一面側または両面側に記録形成する画像記録装置10と、積載する複数枚の記録用紙をこの画像記録装置10に搬送するとともに画像を記録形成されたその記録用紙を装置外に搬出して積載する用紙搬送装置30と、これら画像記録装置10および用紙搬送装置30を統括制御する制御ユニット40と、を備えることにより記録用紙に画像を形成してプリントアウトする。
画像記録装置10は、簡単に説明すると、画像データに基づいてレーザ光Lを走査するレーザ光走査装置11と、このレーザ光走査装置11からのレーザ光Lを照射・走査されて画像データに基づく静電潜像が表面に露光・形成される感光体ドラム(第1担持体)12と、レーザ光Lの照射により静電潜像を形成可能に感光体ドラム12の外周表面を帯電させる帯電器13と、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、ブラック(K)のトナーを収容するとともにその収容トナーを摩擦帯電させて選択的に付着(担持)させることにより感光体ドラム12表面の静電潜像をトナー現像する各色毎の現像カートリッジ14(1箇所のみ図示)と、この現像カートリッジ14をその各色毎の設置空間15a内に収納して回転軸15bを中心に回転する現像ロータリーユニット15と、感光体ドラム12上で現像されたトナー像を一次転写されて受け取ることにより記録用紙上に転写記録可能なトナー画像(モノクロ画像あるいはカラー画像)を形成して担持する中間転写ベルト(第2担持体)16と、搬送されてきた記録用紙を中間転写ベルト16との間で挟むように圧接(ニップ)することによりその中間転写ベルト16が担持するトナー像を転写させるとともにその記録用紙を挟持しつつ下流へと搬送する転写ローラ17と、トナー像を転写されて搬送されてきた記録用紙を加熱圧接することによりそのトナー画像を定着させるとともにその記録用紙をさらに下流側へと挟持搬送する定着ローラ対18と、感光体ドラム12の表面上に残留するトナーをクリーナブレード19aにより回収して貯留する現像側クリーナユニット19と、中間転写ベルト16の表面上に残留するトナーをクリーナブレード21aにより回収して貯留する転写側クリーナユニット21と、現像ロータリーユニット15の外周面側を覆うように配置された排気ダクト22、23を介して吸引ファン24が特に感光体ドラム12(現像ローラ14a)の回転方向下流側を吸引することにより周囲に飛散するトナーをその排気ダクト22、23の間に介装されているフィルタ25で捕集する排気ユニット26と、を備えている。
これにより、画像記録装置10は、レーザ光走査装置11により感光体ドラム12表面に形成された画像データに基づく静電潜像を、その画像データに応じて切り換えられた現像ロータリーユニット15内の現像カートリッジ14がトナー現像するようになっており、この後に、その感光体ドラム12上のトナー像を、中間転写ベルト16に一次転写して用紙搬送装置30により搬送されてきた記録用紙に二次転写して記録した後に定着ローラ対18が加熱圧接して定着させることにより画像形成する。このとき、例えば、現像ロータリーユニット15がイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、ブラック(K)の各色トナーを収容する現像カートリッジ14を収納されている場合には、感光体ドラム12上の静電潜像を現像するトナーの色を切り換えることにより、受け取った画像データに基づいてその各色のトナーを色重ねしたり選択してカラー画像から単色画像までを記録用紙に印字形成することができる。また、現像ロータリーユニット15がすべての現像カートリッジ14内に同色の、例えば、ブラック(K)のトナーを収容する現像カートリッジ14を収納されている場合には、感光体ドラム12上の静電潜像を現像する現像カートリッジ14を順次に切り換えてモノクロ画像を記録用紙に連続印字して形成する専用機として利用することができる。
用紙搬送装置30は、簡単に説明すると、装置本体下部に着脱可能にセットされて複数枚の記録用紙を積載する用紙カセット31と、この用紙カセット31の底面の昇降板31aにより上昇された記録用紙束に圧接して回転することにより最上の記録用紙を引き出して搬送経路fへと送り出すピックアップローラ32と、このピックアップローラ32により送り出されてきた記録用紙を受け取ってさらに下流の搬送経路fへと挟持搬送する中継搬送ローラ対33a、33bと、この中継搬送ローラ対33a、33bが搬送する搬送経路f内の記録用紙を受け取って画像記録装置10の中間転写ベルト16および転写ローラ17による画像の記録形成位置に挟持搬送するレジストローラ対34と、このレジストローラ対34から中間転写ベルト16および転写ローラ17の間や定着ローラ対18間を経る搬送経路fを搬送されることにより一面側に定着画像が形成された記録用紙を受け取って装置本体上部の排紙テーブル39上に搬出・排紙して積載する排紙ローラ対35a、35bと、を備えている。なお、画像記録装置の中間転写ベルト16および転写ローラ17や、定着ローラ対18は、記録用紙を搬送する機能も備えることから、この用紙搬送装置30の一部をも構成している。
これにより、用紙搬送装置30は、用紙カセット31内からピックアップローラ32により引き出された記録用紙を、中継搬送ローラ対33a、33bを介してレジストローラ対34に受け渡した後に、そのレジストローラ対34が画像記録装置10の動作に同期するように、中間転写ベルト16と転写ローラ17が圧接する画像の記録形成位置に給紙するようになっており、その中間転写ベルト16上のトナー像を転写記録して定着ローラ対18により定着させた記録用紙を、排紙ローラ対35a、35bが受け取って排紙テーブル39上に搬出・排紙して積載する。
ここで、この用紙搬送装置30は、一面側に画像形成された記録用紙を反転させてレジストローラ対34の上流側の搬送経路fに送り出すための再搬送経路rおよびその経路rに配設された中間搬送ローラ対37を備えており、排紙ローラ対35a、35bが反転することにより再搬送経路r内に送られてきた記録用紙を中間搬送ローラ対37が受け取ってレジストローラ対34に受け渡すことにより、記録用紙の両面に画像形成することができる。また、この用紙搬送装置30は、手差しする記録用紙をレジストローラ対34の上流側の搬送経路fに送り出すための手差し経路mおよびその経路mに配設された手差し給送ローラ対38を備えており、その手差し経路m内に差し込まれた記録用紙を手差し給送ローラ対38が受け取ってレジストローラ対34に受け渡すことにより、記録用紙の片面または両面に画像形成することができる。
制御ユニット40は、簡単に説明すると、不図示のCPUがメモリ内に格納されている処理プログラムに従って各種処理手順を実行することによりパーソナルコンピュータPCのプリンタドライバとの間で印字命令などの各種情報をやり取りするとともに記録用紙に画像形成するテキスト等の画像データを受け取って不図示のメモリ内に一時記憶しつつ各種処理を行うコントローラ部41と、CPU42がROM43内に格納されている制御プログラムに従ってコントローラ部41から例えば、ページ単位で画像データを受け取って本体メモリ44内に一時記憶するのと並行してRAM45をワークエリアとして使用しつつ画像記録装置10および用紙搬送装置30との間で各種情報をやり取りすることによりその画像データに基づく画像を記録用紙に形成するエンジン制御部46と、が装置本体内に搭載される回路基板上に構築されている。
これにより、制御ユニット40は、パーソナルコンピュータPCから受け取る画像データ(画像情報信号)がレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の所謂、RGBデータであることから、コントローラ部41がこれらを印刷可能なイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の所謂、YMCKデータの画像データに変換しつつ、例えば、ページ単位にメモリ内から読み出してエンジン制御部46に受け渡し、このエンジン制御部46がその画像データに基づいて画像記録装置10および用紙搬送装置30を制御することにより記録用紙に画像形成する。
なお、この制御ユニット40は、CPU42が内蔵するタイマー機能42aを利用して各種処理時間などを計時することにより装置各部を最適に動作させてこの画像形成制御を実行するようになっており、画像記録装置10および用紙搬送装置30と、コントローラ部41やエンジン制御部46との間で各種情報をやり取り可能にI/Oインターフェース47を介して接続されているとともに、エンジン制御部46が画像記録装置10および用紙搬送装置30とコントローラ部41との間でやり取りするその各種情報をそれぞれで処理することができるようにデジタル信号(D)をアナログ信号(A)に変換したりアナログ信号をデジタル信号に変換するD/Aコンバータ48およびA/Dコンバータ49を備えている。
そして、この画像形成装置では、感光体ドラム12表面のトナー像を中間転写ベルト16を介して記録用紙に転写する構成を採用していることから、この中間転写ベルト16でも感光体ドラム12と同様に高精度に形成したトナー像を高品質に担持して記録用紙に転写する必要がある。このことから、図3(a)に示すように、中間転写ベルト16は、ベルト本体16aと抵抗体層16bとの間の全面に導電層16cが形成されているとともに、その側辺側の抵抗体層16bに代えてその導電層16cに電気的に導通する電極部16dが全周に亘って形成されて露出しており、現像カートリッジ14における摩擦帯電でマイナス電位に帯電されるトナーを積極的に吸着(付着)するように、その電極部16dに電極ローラ51が圧接接触してプラス電圧を印加されることにより、全面に亘ってムラなくトナーを保持することができるように設計されている。なお、この中間転写ベルト16が一次転写ローラ52に背面側から押圧されて感光体ドラム12に圧接することから、感光体ドラム12は、図3(b)に示すように、中間転写ベルト16の側辺側で露出する電極部16dが導電部12a表面の感光体層12bに接触することになり、その感光体層12bにピンホールなどが存在すると本来絶縁されている中間転写ベルト16との間で電流のリークが発生してしまう恐れがあるので、その電極部16dとの間に十分な面積で介在することのできる絶縁部12cが全周に亘って形成されている。
また、この画像形成装置では、中間転写ベルト16が担持するトナー像の品質が記録用紙に形成する画像品質に影響するので、記録用紙への転写前のトナー像から現像品質や転写品質を確認するために、そのトナー像の濃度を任意のタイミングにチェックするように設計されている。例えば、転写ローラ17から離隔する側のバックアップローラ(プーリ)53への巻き掛け箇所で中間転写ベルト16に対面する位置に、反射型のフォトセンサからなる、所謂、パッチセンサ27が配置されて制御ユニット40のエンジン制御部46に接続されており、そのエンジン制御部46のCPU42は、中間転写ベルト16表面の転写面(トナー像)に向けて光を出射して、その転写面上のトナー像による反射光を光電変換したパッチセンサ27からの検出信号に基づいて現像カートリッジ14により感光体ドラム12上に形成したトナー像(中間転写ベルト16上のトナー像)の濃度(トナーによる被覆率)を評価して各種条件を調整する。
すなわち、エンジン制御部46のCPU42は、電源投入時や現像カートリッジ14の交換時などに、予め準備されているパッチ画像データに基づいて形成・転写された中間転写ベルト16表面のトナー像の濃度をパッチセンサ27により検出し、この後に、そのトナー像の濃度の検出情報に基づいて電源部28から感光体ドラム12間や中間転写ベルト16間に供給するバイアス電圧等を変化させて感光体ドラム12表面の静電潜像の現像濃度や転写品質等を調整するなどして画像品質を一定以上に維持する。なお、この濃度検出の終了したパッチ画像のトナー像は、記録用紙に転写記録される前に、転写側クリーナユニット21のクリーナブレード21aにより掻き取られて回収される。ここで、この電源部28の配設位置は、図示する位置に限るものではなく、他の位置に配置したり、分散配置しても良いことは言うまでもない。
ところで、この画像形成装置では、感光体ドラム12表面のトナー像を中間転写ベルト16を介して記録用紙に転写する構成を採用していることから、図4に示すように、その中間転写ベルト16の一側辺側で平面方向外方に突出する突片(所謂、シム)16eが配設されており、この突片16eを近接センサ29が一回転毎に検出することにより、エンジン制御部46のCPU42が感光体ドラム12の回転動作や記録用紙の搬送動作と中間転写ベルト16の回転動作とを同期させるように装置各部10、30を制御する。なお、この中間転写ベルト16が循環回転するのに対して、現像ロータリーユニット15は、特に、カラー画像を形成する際には、トナー像を現像する現像カートリッジ14を順次に切り換える必要がある。このため、中間転写ベルト16は、記録用紙のサイズ、例えば、A4サイズの一枚取りの装置では(二枚取り以上の装置でもよいことはいうまでもない)その長辺の長さ分よりも大き目の長さに設定されて、その記録用紙に転写するトナー像を担持するのに対して、現像ロータリーユニット15は、その中間転写ベルト16上のA4サイズのトナー像の後端と先端との間が回転移動する間に(記録用紙の画像形成領域の後端と先端との間、所謂、紙間期間tの間に)現像カートリッジ14の切換動作を完了させる。
ここで、現像側クリーナユニット19では、感光体ドラム12表面の静電潜像を現像したトナー像が連続して中間転写ベルト16に受け渡される(一次転写される)ことから、その中間転写ベルト16への転写後に感光体ドラム12表面に残留するトナーを常時クリーナブレード19aにより掻き取って清浄にすることがその静電潜像を高精度に形成して高品質なトナー像を形成するのに重要である。すなわち、この現像側クリーナユニット19では、クリーナブレード19aが感光体ドラム12の表面に常時摺接することにより残留トナーを掻き取って不図示のクリーナハウジング内に回収するように設計されており、この掻き取られた残留トナーが浮遊して外部に漏れてしまわないようにクリーナブレード19aの上流側の感光体ドラム12表面には可撓性を有するシール部材19bが摺接してクリーナハウジングの回収空間が閉塞されている。
一方、転写側クリーナユニット21では、感光体ドラム12表面から一次転写された中間転写ベルト16表面のトナー像が記録用紙に二次転写される前まで担持されることから、特に、カラー画像を形成する場合には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、ブラック(K)の各色トナーを色重ねなどするために、その中間転写ベルト16表面のトナー像を記録用紙に二次転写するまで掻き取ることなく巡廻することを許容するように動作する。すなわち、この転写側クリーナユニット21では、予め設定されているタイミング期間には、クリーナブレード21aが中間転写ベルト16表面からトナー像を掻き取ってしまわないように離間したり、その中間転写ベルト16表面に当接して摺接することにより残留トナーを掻き取ってクリーナハウジング63(図5を参照)内に回収するように設計されており、同様に、この掻き取られた残留トナーが浮遊して外部に漏れてしまわないようにクリーナブレード21aの上流側の中間転写ベルト16表面にも可撓性を有するシール部材21bが離当接(摺接)してクリーナハウジング63の回収空間を閉塞する。なお、モノクロ画像を連続して形成するときにも、クリーナブレード21aやシール部材21bが中間転写ベルト16表面から離間して、設定枚数の処理が終了したタイミングにその中間転写ベルト16表面に当接して残留トナーを掻き取り回収するように設計される場合もある。
このような転写側クリーナユニット21では、クリーナブレード21aが中間転写ベルト16表面から残留トナーを掻き取る際に、そのトナーがクリーナハウジング63内で撒き上がる、所謂、トナークラウドが一時的に発生するが、このトナークラウドの浮遊トナーがある程度の時間が経過することにより降下して落ち着くことにより、そのクリーナブレード21aやシール部材21bが中間転写ベルト16の表面から離間しても、クリーナハウジング63内から浮遊トナーが漏れ出てしまうことはない。しかるに、このクリーナブレード21aやシール部材21bが中間転写ベルト16表面に当接して残留トナーを掻き取ってから離間するまでに、その残留トナーのトナークライドが落ち着くまでの期間として、画像処理の高速化に伴って各種動作の切換時間に余裕がなくなって十分な時間を確保することができなくなると、クリーナブレード21aの摺接により撒き上がった浮遊トナーのトナークラウドが落ち着く前にそのクリーナブレード21aやシール部材21bが中間転写ベルト16表面から離間するのに伴って、クリーナブレード21aやシール部材21bがクリーナハウジング63内に向って回動することによる瞬間的な圧力上昇が発生して外部に噴出する気流が生じるなどして、そのクリーナハウジング63内から浮遊トナーが漏れ出てしまう恐れがある。特に、パッチ画像のトナー像や記録用紙が詰まってしまうジャムエラーが発生した際のトナー像は、記録用紙に転写されることなく転写側クリーナユニット21で中間転写ベルト16表面から除去・回収されることから、このときには大量のトナークラウドが発生して多量の浮遊トナーが漏れてしまう恐れがある。
そこで、この転写側クリーナユニット21には、クリーナブレード21aが中間転写ベルト16表面に摺接することにより撒き上がるトナークラウドを強制的に落ち着かせるようにエンジン制御部46のCPU42が駆動制御することによって、その中間転写ベルト16表面の残留トナーを確実に除去・回収しつつ、クリーナブレード21aやシール部材21bがその中間転写ベルト16表面から離間してもトナークラウドの浮遊トナーがクリーナハウジング63内から漏れ出てしまうことをなくす機能(電界発生手段)が付加されている。
具体的には、転写側クリーナユニット21は、図5に示すように、クリーナブレード21aを支持しつつ中間転写ベルト16表面に接離させるように動作するブレード支持部材61と、シール部材21bを支持しつつ中間転写ベルト16表面に接離させるように動作するシール支持部材62と、中間転写ベルト16の表面から除去された残留トナーの回収空間を画成するクリーナハウジング63と、を備えて構成されており、これら各種部材61〜63は、転写ローラ17から離隔する側のバックアップローラ53に巻き掛けられている中間転写ベルト16に対面するように設置されているパッチセンサ27よりもその中間転写ベルト16の回転方向に対して下流側に配設されている。
ブレード支持部材61は、先端部が自由に揺動できるようにクリーナブレード21aの基端側を固設されて支持しており、そのクリーナブレード21aの先端角部を中間転写ベルト16の表面に当接または離隔させる方向に回動させるように回動軸65に軸支されている。このクリーナブレード21aは、バックアップローラ53に巻き掛けられている中間転写ベルト16の図5中最左端面よりも下側の表面に対して、先端角部がその回転に対して突き当たる姿勢で摺接することにより、その中間転写ベルト16表面の残留トナーを掻き取る際に撒き上げてトナークラウドを発生させる。
シール支持部材62は、同様に、先端側が自由に揺動できるようにシール部材21bの基端側を貼付されて支持しており、ブレード支持部材61と同様に、そのシール部材21bの先端側をバックアップローラ53に巻き掛けられている中間転写ベルト16の図5中最左端面付近から下側の表面にその回転に対して倣う姿勢で当接または離間させる方向に回動させるように回動軸66に軸支されている。ここで、シール部材21bは、このように中間転写ベルト16表面に残留トナーを押し付けつつ摺接する構造であることから、現像カートリッジ14と同様に、その摺接により残留トナーを中間転写ベルト16表面のプラス電位とは逆極性のマイナス電位に再度帯電させる帯電列の材料、例えば、ウレタン系の材料により作製されている。
クリーナハウジング63は、中間転写ベルト16表面からクリーナブレード21aにより掻き取られた残留トナーが零れ落ちる側に配設されてその残留トナーの回収空間を画成するように作製されており、そのクリーナブレード21aを支持するブレード支持部材61との間には弾性変形するスポンジ材料67が介装されているとともに、シール部材21bを支持するシール支持部材62との間にも弾性変形するスポンジ材料68が介装されて、これらの回動動作に拘わらずに回収したトナーが漏れてしまう隙間が埋められている。なお、このクリーナハウジング63の下部には、回収空間が回収したトナーにより一杯になって溢れてしまわないように、予め設定されているタイミングにスクリュー回転することにより回収したトナーを不図示のタンク内などに搬送する搬送スクリュー69が配置されている。ここで、クリーナブレード21aのブレード支持部材61は、クリーナハウジング63のハウジング側面63aとの間でスポンジ材料67を押し潰した状態で弾性変形させることによりその隙間を埋めて浮遊トナーが漏れないように設計されている。一方、シール部材21bのシール支持部材62は、後述する屈曲部71の反対側端部に(回動軸66を挟んで中間転写ベルト16から離隔する方向に延在する側の端部に)円弧形状に湾曲する湾曲部73が形成されており、その湾曲部73がクリーナハウジング63の側壁に形成された切欠部63b内に設置されたスポンジ材料68を弾性変化させつつシール支持部材62本体の回動に伴って上下方向移動することにより、浮遊トナーが漏れてしまう隙間ができないように設計されている。
そして、この転写側クリーナユニット21のシール支持部材62は、回動可能に軸支する回動軸66から中間転写ベルト16側に延在させた端部に、その中間転写ベルト16表面に近接しつつその回転方向上流側に屈曲する屈曲部71が形成されており、この屈曲部71には、シール部材21bを貼付して支持する支持部71aが形成されているとともに、この支持部71aをさらに延長した延長部71bが形成されている。このシール支持部材62は、例えば、板金などの導電性材料により作製されているとともに、予め設定されているタイミング期間中に電源部28から電圧印加するように設計されており、このシール支持部材62の屈曲部71と対面する中間転写ベルト16表面の間に電位差を付与することにより電界E(図8参照)を生じさせることにより、浮遊するトナーをその中間転写ベルト16側に引き寄せて(吸引させて)付着・保持させる浮遊トナーの漏れ防止機能が付加されている。
すなわち、シール支持部材62は、中間転写ベルト16と共に対向部材として、互いの間に浮遊するトナーをその中間転写ベルト16側に移動させる電界発生手段を構成しており、中間転写ベルト16表面に対面する屈曲部71の延長部71bの先端部とその屈曲部71の支持部71aで支持するシール部材21bの先端部との間の鉛直方向に回動軸66が位置して(中間転写ベルト16表面の鉛直線Vの両側に延長部71bとシール部材21bを振り分けるように位置して)回動可能に軸支されている。このことから、シール支持部材62は、そのシール部材21bを中間転写ベルト16表面に摺接させるように回動する際には、屈曲部71の全体としてはその中間転写ベルト16表面から離隔する方向に回動する一方、反対に、そのシール部材21bを中間転写ベルト16表面から離間させるように回動する際には、その中間転写ベルト16表面に屈曲部71を接近させる方向に回動して対面する。
これにより、転写側クリーナユニット21では、既存のシール支持部材62を流用して中間転写ベルト16に向かう電界Eを効果的に発生させることができ、クリーナブレード21aが中間転写ベルト16表面に摺接することにより撒き上がるトナークラウドの浮遊トナーをその中間転写ベルト16に再度付着させて強制的に落ち着かせつつ除去・回収することができる。このシール支持部材62の屈曲部71は、シール部材21bを貼付して支持させる支持部71aに延長部71bを連設することにより中間転写ベルト16に対する対面面積が拡張されて浮遊トナーを吸引移動させる電界Eをより効果的に発生させることができる。また、この屈曲部71は、シール支持部材62と一体に構成されてその回動に連動して動作(変位)することから、クリーナブレード21aと共にシール部材21bが中間転写ベルト16表面に摺接する際には、その中間転写ベルト16表面から離隔する一方、そのシール部材21bを中間転写ベルト16表面から離間させる際には、その中間転写ベルト16表面に接近・対面する姿勢に変位して電界Eをより効果的に発生させることができ、その電界Eの電界強度を増強することができる。この結果、クリーナハウジング63内のトナークラウドを捕集することができ、クリーナブレード21aやシール部材21bが中間転写ベルト16表面から離間しても、そのトナークラウドの浮遊トナーがクリーナハウジング63外に漏れ出てしまうことを制限することができる。
詳細には、図6に示すように、エンジン制御部46のCPU42がコントローラ部41を介してパーソナルコンピュータPCから、例えば、カラーの画像データを受け取ると、中間転写ベルト16の回転駆動を開始させて、その側辺に配設されている突片16eの検出信号Vsyncに同期するように、レーザ光走査装置11や現像ロータリーユニット15(現像カートリッジ14)や転写ローラ17などの駆動を制御する。このCPU42は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、ブラック(K)の各色毎の画像データに基づいて感光体ドラム12表面に露光形成した静電潜像の各色トナー像を中間転写ベルト16表面に一次転写して重ねることによりカラーのトナー像を形成して搬送されてきた記録用紙に二次転写(4色目のトナー像の一次転写後の二次転写)させる。この後に、CPU42は、転写側クリーナユニット21のクリーナハウジング63外にトナークラウドの浮遊トナーが漏れ出てしまわないように、ブレード支持部材61やシール支持部材62を回動動作させてその中間転写ベルト16表面にクリーナブレード21aとシール部材21bを当接させて摺接させることによりその表面の残留トナーを掻き取り除去して回収する。このとき、CPU42は、その中間転写ベルト16がトナーを担持するために電圧供給可能であることを利用して主に屈曲部71との間に電界を発生させるためにシール支持部材62に電圧印加するシールバイアスを印加しておく。
すなわち、エンジン制御部46のCPU42は、図6に示すように、シール支持部材62と共にブレード支持部材61を回動させてシール部材21bとクリーナブレード21aを、図7に示すように、その中間転写ベルト16表面に当接させて摺接する状態にすることにより、撒き上がるトナークラウドが外部に漏れること制限しつつ、その表面の画像形成領域(二次転写残留領域)に残留する二次転写されなかった残留トナーをクリーナブレード21aにより掻き取ってクリーナハウジング63内に回収する。このときには、そのシール支持部材62にシールバイアスが印加されて屈曲部71と中間転写ベルト16表面との間に電位差が付与されて電界eが発生しているが、この屈曲部71は中間転写ベルト16表面から離隔する方向に回動しているので、後述する電界Eから電界強度が減少されており、中間転写ベルト16表面の残留トナーに影響を与えてしまうほど(中間転写ベルト16表面の残留トナーを上流側に溜めてしまうほど)の電界強度とすることなく、そのまま残留トナーをシール部材21bにより中間転写ベルト16表面に押し付けさせつつ摺接させることにより、その残留トナーをマイナス電位に再度摩擦帯電させてクリーナブレード21aにより掻き取らせる。
次いで、エンジン制御部46のCPU42は、中間転写ベルト16の画像形成領域の下流側がシール部材21bの対面位置(摺接位置)を通過した後に、次の画像形成処理によりその中間転写ベルト16表面の画像形成領域に担持されたトナー像に影響を与えてしまわないように余裕を持って、図8に示すように、シール支持部材62を回動させてシール部材21bのみをその表面から離間させる。このときには、シール部材21bの中間転写ベルト16表面からの離間と同時に、シール支持部材62の屈曲部71の全体が中間転写ベルト16表面に接近・対面する方向に回動するので、その互いの間に生じていた小さな電界強度の電界eから大きな電界強度の電界Eに増強させることができ、クリーナブレード21aにより掻き取られて撒き上がるトナークラウドの浮遊トナーは、現像カートリッジ14やシール部材21bによりマイナス電位に摩擦帯電されているとともに中間転写ベルト16がプラス電圧を供給されていることから、その中間転写ベルト16側に積極的に吸引移動されて再度付着してそのクリーナブレード21aにより除去回収可能になる。
この後に、エンジン制御部46のCPU42は、シール支持部材62にマイナス電圧を印加したまま、中間転写ベルト16の非画像形成領域(記録用紙の画像形成領域の後端と先端との間の紙間期間tに対応する領域)の上流側がシール部材21bの対面位置を通過して、その間の電界Eにより付着された中間転写ベルト16表面の浮遊トナーをもクリーナブレード21aにより除去回収させた後に、ブレード支持部材61を回動させてそのクリーナブレード21aを中間転写ベルト16の表面から離間させる。ここで、シール支持部材62は、マイナス電圧が印加されたままになって屈曲部71と中間転写ベルト16表面との間に電界強度の大きな電界Eをそのまま発生させている状態であるが、このシール部材21bは中間転写ベルト16表面から離間しているとともに、その電界Eはトナーを中間転写ベルト16表面に吸着させる方向に作用することから、その間を通過するトナー像の品質を低下させてしまうことはない。
したがって、転写側クリーナユニット21のシール部材21bを中間転写ベルト16表面から画像形成処理の高速化に伴って早期に離間させた場合にも、クリーナブレード21aがその中間転写ベルト16表面の残留トナーを掻き取って除去・回収する際に撒き上げるトナークラウドの浮遊トナーを、その中間転写ベルト16に引き付けて再付着させることにより確実に除去・回収することができ、そのクリーナブレード21aはその中間転写ベルト16表面の非画像領域まで摺接して(離間跡を画像品質に影響のない非画像領域にして)付着するトナーを除去・回収した後にその表面から離間させることができる。また、このときには、中間転写ベルト16表面の残留トナーは、シール部材21bにより再度マイナス電位に摩擦帯電されていることから、マイナス電圧の印加されているシール支持部材62に支持されているシール部材21b側に溜まって凝集させてしまうことなく、プラス電圧を印加されている中間転写ベルト16表面側に積極的に吸着させることができる。なお、ここでは、エンドレスに巡回回転する中間転写ベルト16の側辺に配設した突片16eの検出信号Vsyncに同期させて画像形成領域を一定の箇所にする場合を一例に説明するが、これに限るものではなく、例えば、繋ぎ目のないシームレスの中間転写ベルトが設置されて回転位置に関係なく画像形成領域と紙間位置(非画像形成領域)を連続させて画像形成処理を繰り返す場合にも同様に処理すればよい。
このように本実施形態においては、転写側クリーナユニット21のシール部材21bが中間転写ベルト16表面から離間するタイミングに、電圧印加されているシール支持部材62の屈曲部71がその中間転写ベルト16表面に近接対面することにより、互いの間で発生させている電界eを電界Eに増強してその中間転写ベルト16表面に効果的にトナーを吸引移動させることができ、クリーナブレード21aがその中間転写ベルト16表面から残留トナーを掻き取るために発生するトナークラウドの浮遊トナーをその中間転写ベルト16表面に再度付着させて除去・回収することができる。したがって、周囲の装置各部に浮遊トナーが付着して汚染してしまうことがなく、例えば、中間転写ベルト16の画像形成領域に付着・残留することにより混色を発生させて画像品質を低下させてしまったり、転写側クリーナユニット21の周囲に浮遊トナーが付着することによりメンテナンス作業を難しくしてしまうことを回避することができる。
次に、図9〜図12は本発明に係る画像形成装置の第2実施形態を示す図である。ここで、本実施形態では、上述第1実施形態と略同様に構成されていることから、同様の構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
図9において、この画像形成装置の転写側クリーナユニット21は、回動動作するシール支持部材62の上面に先端部81aを接離させる電極板81が配設されており、この電極板81は、弾性力を有するリン青銅などの導電性板材により作製されてシールバイアスのマイナス電圧を出力するように設定されている電源部28に接続されている。
この電極板81は、中間転写ベルト16表面からシール部材21bを離間させる姿勢に回動したシール支持部材62の上面に先端部81aが弾性変形しつつ圧接して電源部28に導通接続されることによりマイナス電圧を印加する一方、そのシール支持部材62が中間転写ベルト16表面にシール部材21bを当接させて摺接させる姿勢に回動したときにはその上面から先端部81aを離隔させて電源部28からの電圧印加を遮断するように基端部81bが固設されている。
これにより、この転写側クリーナユニット21では、電極板81を配設するだけで(電源部28からの電圧の印加や遮断を切り換える回路などを追加することなく)、シール部材21bが中間転写ベルト16表面から離間するタイミング期間中にシール支持部材62に電圧印加してその屈曲部71と中間転写ベルト16表面との間に電界Eを効果的に発生させる一方、そのシール部材21bが中間転写ベルト16表面に摺接するタイミング期間中にはそのシール支持部材62への電圧印加を遮断して屈曲部71と中間転写ベルト16表面との間の電界Eを消滅させることができ、シール支持部材62の屈曲部71と中間転写ベルト16表面の間の電界強度をより明確に増減することができる。
詳細には、エンジン制御部46のCPU42は、図10に示すように、カラーの画像データを受け取って中間転写ベルト16の回転駆動を開始させるとともに、レーザ光走査装置11や現像ロータリーユニット15(現像カートリッジ14)や転写ローラ17などの駆動制御を開始するのと同時に、電源部28からシールバイアス電圧を電極板81に掛けておき、中間転写ベルト16表面に形成したカラーのトナー像を記録用紙に転写した後には、シール支持部材62と共にブレード支持部材61を回動させてシール部材21bとクリーナブレード21aを、図11に示すように、その中間転写ベルト16表面に当接させて摺接する状態にすることにより、撒き上がるトナークラウドが外部に漏れること制限しつつ、その表面の画像形成領域(二次転写残留領域)に残留する二次転写されなかった残留トナーをクリーナブレード21aにより掻き取ってクリーナハウジング63内に回収する。このときには、そのシール支持部材62から電極板81が離隔してシールバイアス電圧の印加が遮断されているので、上述実施形態のように、屈曲部71と中間転写ベルト16表面との間に電界eが発生することがなく、中間転写ベルト16表面の残留トナーに影響のないような小さな電界を掛けてしまうこともより確実になくすことができ、その残留トナーはそのままシール部材21bにより中間転写ベルト16表面に押し付けられつつ摺接されてマイナス電位に再度摩擦帯電されてクリーナブレード21aにより掻き取られる。
次いで、エンジン制御部46のCPU42は、中間転写ベルト16の画像形成領域の下流側がシール部材21bの対面位置(摺接位置)を通過した後に、次の画像形成処理によりその中間転写ベルト16表面の画像形成領域に担持されたトナー像に影響を与えてしまわないように余裕を持って、図12に示すように、シール支持部材62を回動させてシール部材21bのみをその表面から離間させたときには、そのシール部材21bの中間転写ベルト16表面からの離間と同時に、シール支持部材62が電極板81に圧接接触してシールバイアス電圧が印加されることにより、互いに近接対面するその屈曲部71の全体と中間転写ベルト16表面との間に大きな電界強度の電界Eを発生させることができ、クリーナブレード21aにより掻き取られて撒き上がるトナークラウドの浮遊トナーをその中間転写ベルト16側に積極的に吸引移動させて再度付着させることによりクリーナブレード21aにより除去回収させることができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態と同様の作用効果に加えて、転写側クリーナユニット21のシール部材21bが中間転写ベルト16表面に摺接するタイミングには、電源部28の複雑な制御を行うことなく、シール支持部材62への電圧印加を遮断して、その中間転写ベルト16表面の残留トナーの除去回収処理を行うことができる。したがって、従来と同様に残留トナーを効果的に除去回収するとともに、発生するトナークラウドの浮遊トナーをクリーナハウジング63内から漏れてしまうことなく捕集して回収することができ、浮遊トナーが外部に漏れることにより発生する画像品質の低下やメンテナンスの作業性低下などをより信頼性高く回避することができる。
また、本実施形態の他の態様としては、上述実施形態ではシール支持部材62の電極板81との接断によりシールバイアス電圧を印加/遮断するように構築されているが、これに限るものではなく、電源部28から出力される電圧自体を増減させても良いことはいうまでもない。この場合には、電圧の昇圧/減圧を任意のタイミングに行うことができ、例えば、図13に示すように、中間転写ベルト16表面の画像形成領域の下流側がシール部材21bの対面位置を通過する(シール部材21bを中間転写ベルト16表面から離間させる)タイミングから、少なくともその対面位置がクリーナブレード21aの摺接位置を通過するまで(最大、図13中に一点鎖線で示す画像形成領域間の紙間領域が通過する前まで)の間だけシール支持部材62に電圧印加するようにしてもよいことは言うまでもない。すなわち、このときには、シール支持部材62への電圧印加とほぼ同時に発生する電界Eによりトナークラウドの浮遊トナーが中間転写ベルト16に吸引付着されるので、その電界Eにより付着した浮遊トナーをクリーナブレード21aが中間転写ベルト16表面から掻き取った後に離間するのと(ブレード支持部材61の回動と)同時にそのシール支持部材62への電圧印加も遮断すればよい。
また、上述実施形態では、シール支持部材62自体の屈曲部71を中間転写ベルト16表面に対面させてその間に電界Eを発生させる場合を一例に説明するが、これに限るものではないことは言うまでもなく、例えば、シール支持部材62の下面側に中間転写ベルト16表面に対向して対面する導電性部材を導通接続する状態で固設してもよい。
さらに、シール支持部材62に限るものでもなく、例えば、図14に示すように、クリーナブレード21aの背面側のブレード支持部材に電気的に導通接続する対面部材85を固設しても良く、例えば、シール支持部材62の場合と同様に構築して、回動軸65よりも下方に延長したブレード支持部材86の下端部に接離する電極板87を配設することにより、そのブレード支持部材86の回動動作に連動して電源部28からの電圧を印加/遮断可能にする。この場合には、ブレード支持部材86とシール支持部材62が回動してシール部材21bとクリーナブレード21aを中間転写ベルト16表面に当接させて摺接する状態にしたときには、そのブレード支持部材86と対面部材85に電極板87を介して電源部28からマイナス電圧(ブレードバイアス)を印加してトナークラウドの浮遊トナーを中間転写ベルト16側に積極的に吸引移動させる電界をその間に発生させる(電圧遮断時よりも電界強度を増強させる)ことができ、トナークラウドが外部に漏れること制限しつつ中間転写ベルト16表面に再度付着させた浮遊トナーをクリーナブレード21aにより掻き取ってクリーナハウジング63内に回収することができる。
なお、この場合には、クリーナブレード21aが中間転写ベルト16表面から離間するまで電圧印加されることになるが、このクリーナブレード21aの離間位置は中間転写ベルト16表面の非画像領域であることから、問題はない。また、このブレード支持部材86(対面部材85)には、マイナス電圧に限らずに、中間転写ベルト16に供給する電位よりも高いプラス電圧を印加して浮遊トナーを中間転写ベルト16側から対面部材85側に向わせる電界を発生させるようにしても良く、この場合には、クリーナブレード21aにより掻き取られた残留トナーや撒き上げられた浮遊トナーなどは対面部材85側に吸引移動されて付着した後に、その電圧印加の遮断後にクリーナハウジング63内に剥がれ落ちて回収することができる。
ここで、対面部材85は、クリーナハウジング63の内部に位置してクリーナブレード21aとの間にトナーを収容可能な空間を画成することになるので、その底部をクリーナハウジング63内のトナーの回収空間内に連通させる開口85aが形成されている。
さらに、上述実施形態の他の態様としては、トナーが現像カートリッジ14でマイナス電位に摩擦帯電されるとともに中間転写ベルト16がプラス電圧を供給されることからシール支持部材62などに電圧を印加する構成を採用するが、シール支持部材62などをアース接続してゼロ電位に接地することによりトナーを移動させる電界を形成してもよい。しかるに、浮遊するトナーを積極的に中間転写ベルト16に吸引させるには上述実施形態のようにマイナス電圧を印加する方が有効である。また、トナーがプラス電位に帯電されて画像形成する場合には、シール支持部材62などにプラス電圧を印加するように設計すればよいことは言うまでもない。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。例えば、上述実施形態では、電圧供給する中間転写ベルトを備える装置の場合を一例に説明するが、これに限るものではないことは言うまでもなく、トナーを担持する部材としてローラ形状の部材を備える構成の装置にも適用することができ、また、電圧供給不能な中間転写ベルトの場合には背面側のバックアップローラに電圧を印加可能な構造にすれば同様の作用効果を得ることができる。
10……画像記録装置 11……レーザ光走査装置 12……感光体ドラム 12a……導電部 12b……感光体層 12c……絶縁部 13……帯電器 14……現像カートリッジ 14a……現像ローラ 15……現像ロータリーユニット 16……中間転写ベルト 16a……ベルト本体 16b……抵抗体層 16c……導電層 16d……電極部 16e……突片 17……転写ローラ 18……定着ローラ対 19……現像側クリーナユニット 19a、21a……クリーナブレード 19b、21b……シール部材 21……転写側クリーナユニット 27……パッチセンサ 28……電源部 29……近接センサ 30……用紙搬送装置 31……用紙カセット 32……ピックアップローラ 34……レジストローラ対 37……中間搬送ローラ対 38……給送ローラ対 39……排紙テーブル 40……制御ユニット 41……コントローラ部 42……CPU 46……エンジン制御部 51……電極ローラ 52……一次転写ローラ 53……バックアップローラ 61、86……ブレード支持部材 62……シール支持部材 63……クリーナハウジング 65、66……回動軸 67、68……スポンジ材料 69……搬送スクリュー 71……屈曲部 71a……支持部 71b……延長部 73……湾曲部 81、87……電極板 85……対面部材 85a……開口
Claims (5)
- 画像データに基づく静電潜像を現像したトナー像を担持する第1担持体と、該第1担持体表面から一次転写されて受け取ったトナー像を記録媒体に二次転写する第2担持体と、これらの担持体毎に配設されて該担持体表面の残留トナーを回収するクリーナユニットと、を備えて、第1担持体表面のトナー像を第2担持体を介して記録媒体に転写して定着させることにより画像を形成する画像形成装置において、
第2担持体のクリーナユニットは、第2担持体表面の残留トナーを回収するクリーナハウジングと、第2担持体表面に摺接してトナー像の転写後に残留するトナーを掻き取り除去するクリーナブレードと、第2担持体表面に摺接してクリーナハウジングをクリーナブレードと共に閉塞空間として画成するシールと、を有して、クリーナブレードおよびシールが予め設定されているタイミングに第2担持体表面に離当接することにより該第2担持体表面のトナーを通過または回収するように動作して当該第2担持体表面に所望のトナー像を形成する画像形成装置であって、
第2担持体表面の回転方向に対するクリーナブレードの上流側の該第2担持体表面付近に当該第2担持体表面から除去したトナーを移動させる電界を発生させる手段を備えており、
該電界発生手段は、クリーナブレードまたはシールの一方あるいは双方の動作に連動して当該電界の強度を変化させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記電界発生手段は、第2担持体表面と該第2担持体表面に対向する対向部材との間に電位差を与えてトナーを該第2担持体表面側または該対向部材の一方に移動させる電界を発生させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記シールまたはクリーナブレードの一方あるいは双方が回動動作する支持部材に支持されて予め設定されているタイミングに回動されることにより第2担持体表面に離当接する構造に設計されており、
前記電界発生手段は、シールまたはクリーナブレードの一方あるいは双方の支持部材が第2担持体表面に対向する対向部材を構成して、該対向部材に電圧を印加して第2担持体表面との間に電位差を付与することによりトナーを移動させる電界を発生させ、当該支持部材の回動動作に連動させて該電界の強度を変化させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記電界発生手段は、対向部材を構成する支持部材の回動動作に応じて該支持部材に接離する電極を備えており、
該電極との接離により対向部材への電圧を印加または遮断して第2担持体表面との間に発生させる電界の強度を変化させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記支持部材の回動支点は、第2担持体表面に対する鉛直線の両側に該第2担持体表面に対向して対面する部分の先端部と該支持部材の対面部分に支持されるシールまたはクリーナブレードの先端部が位置するように配置されて、
支持部材の対面部分の先端部または被支持部材の先端部の一方が第2担持体表面に接近する際には他方が離隔することを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005289674A JP2007101775A (ja) | 2005-10-03 | 2005-10-03 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005289674A JP2007101775A (ja) | 2005-10-03 | 2005-10-03 | 画像形成装置 |
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JP2007101775A true JP2007101775A (ja) | 2007-04-19 |
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ID=38028787
Family Applications (1)
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JP2005289674A Withdrawn JP2007101775A (ja) | 2005-10-03 | 2005-10-03 | 画像形成装置 |
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JP (1) | JP2007101775A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018194745A (ja) * | 2017-05-19 | 2018-12-06 | キヤノン株式会社 | クリーニング装置及び画像形成装置 |
-
2005
- 2005-10-03 JP JP2005289674A patent/JP2007101775A/ja not_active Withdrawn
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