JP2007100880A - 変速機における潤滑油受け渡し構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースとハウジングとをつなぐ油路を介して、ケースとハウジングの両者間で安定した量のオイルの受け渡しが可能な変速機における潤滑油受け渡し構造を提供する。
【解決手段】カウンタシャフト50の軸心位置に貫通穴53を形成して、貫通穴53に両端がそれぞれケース支持穴12およびハウジング支持穴17に差し込まれた潤滑パイプ80を通し、潤滑パイプ80をケース10側からハウジング15側へオイルを供給する際の油路とすることにより、潤滑パイプ80内のオイルはカウンタシャフト50の回転の影響を受けることがないので、安定した量のオイルを小径孔90、第1の孔91、第2の孔92から噴射、吐出することができる。よって、カウンタシャフト50の回転数が変化した場合であっても、第1の孔91、第2の孔92から過剰な量のオイルが流出してしまうことを防ぎ、安定した量のオイルをハウジング側へ供給することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、変速機の異なるケース間において潤滑油の受け渡しを行い、回転軸のベアリング等へ潤滑油を供給する潤滑油受け渡し構造に関する。
自動変速機は、第1軸、第2軸やディファレンシャル機構を備え、それぞれに摺動部や係合部が配されている。このため、各摺動部や係合部に潤滑油を供給する必要がある。
特に自動変速機におけるディファレンシャル機構は、一般的に、ケースおよびハウジングに対し、ベアリングによって回転可能に支持され、リダクションシャフトの回転を、ディファレンシャル機構内に設けられたピニオンとサイドギアとによって回転軸の方向変換を行い、ドライブシャフトを介してタイヤへと出力している。
そのため、ベアリングおよびピニオンとサイドギアとの噛み合い部といった潤滑必要部に潤滑油を供給する必要がある。
ところで、油を冷却するためのオイルクーラーを自動変速機の有効なスペースに配置する技術として特許文献1に記載されたものがある。
そして、特許文献1に開示されるような、ケース側段部に配されたオイルクーラーからディファレンシャル機構の潤滑必要部へ油を供給しようとした場合、ケースおよびハウジングの外側面に沿ってパイプまたは油路などを形成し、該パイプや油路を介して供給する構成が考えられる。
しかし、このような構成においては、パイプをケースおよびハウジングに固定するためのボルトなどの部品点数が増加してしまううえ、ケースおよびハウジングの外側面に沿った形状のパイプまたは油路が必要となり、パイプまたは油路の加工が非常に複雑となってしまう。
さらには、油が流れるパイプが、ケースおよびハウジングの外部に配された他の部品と干渉して損傷する恐れもある。
そこで、ケースおよびハウジングによって支持される回転軸内に貫通孔を形成し、ハウジング側に供給された潤滑油を貫通孔を経由してケース側へ供給する特許文献2に開示される構成と、ケース側に供給された潤滑油をさらにディファレンシャル機構の潤滑必要部へ供給するために、ケースにディファレンシャル機構の潤滑必要部に向かって開口する油路を形成する構成とを組み合わせることが考えられる。
特開2003−106418号公報 特開平11−051161号公報
しかしながら、回転軸内に貫通孔を設けて潤滑油の油路とした場合、ハウジングから貫通孔へ放出された潤滑油は、回転軸の回転による遠心力の影響で径方向外方への力を受けながら貫通孔内をケース方向へ導かれる。
したがって、貫通孔内の潤滑油のほとんどは、遠心力により貫通孔の内周面に張り付くような状態で、ハウジング側からケース側へと流れることとなる。
よって、例えば、回転軸を支持する軸受けを潤滑するため貫通孔の内周面から外方方向に向けて油路が形成されている場合や、回転軸とケースとの間に隙間がある場合には、外方方向に向けて形成された油路や回転軸とケースとの間の隙間より径方向外方に大量の潤滑油が供給され、ディファレンシャル機構の潤滑必要部へ供給される潤滑油が減少してしまうといった問題があった。
また、回転軸は変速機の変速段に応じて回転速度が変化するため、貫通孔内の潤滑油に加わる遠心力も変化する。すなわち回転速度が速いほど遠心力が増大し、貫通孔の回転軸線上であって貫通孔に開口する潤滑油路へ供給される潤滑油がますます減少してしまう。したがって、貫通孔の中心部近傍に開口する潤滑油路から、ディファレンシャル機構などの他の潤滑必要部へ潤滑油を安定して供給することができない恐れがあった。
そこで本発明はこのような問題点に鑑み、ケースとハウジングとをつなぐ油路を介して、ケースとハウジングの両者間で安定した量のオイルの受け渡しが可能な変速機における潤滑油受け渡し構造を提供することを目的とする。
本発明は、第1ケースおよび第2ケースに回転可能に支持された回転軸と、第1ケースと第2ケースとによって形成された空間内に配された潤滑必要部と、第1ケース側から第2ケース側に受け渡された潤滑油によって潤滑必要部の潤滑を行う変速機における潤滑油受け渡し構造であって、回転軸の回転軸心位置に沿って設けられた貫通穴と、第1ケースおよび第2ケースに形成された第1油路および第2油路と、貫通穴の一方側開口に対向して第1油路に形成された第1開口部と、貫通穴の他方側開口に対向して第2油路の一端に形成された第2開口部と、潤滑必要部に対向して第2油路の他端に形成された第3開口部と、貫通穴内を挿通し、両端が第1開口部および第2開口部内に配設され、少なくとも一端が第1開口部に支持される円筒部材とを設け、第1油路から円筒部材を介して第2油路へ潤滑油の受け渡しを行うものとした。
本発明によれば、円筒部材は、回転部材が回転しても、両端が第1開口部および第2開口部内に配設され、少なくとも一端が第1開口部に支持されているため、常時非回転状態となる。すなわち、第1油路から円筒部材内に供給された潤滑油は、回転軸の回転による遠心力の影響を受けることがないため、安定した量の潤滑油を第2油路へ供給することができる。したがって、潤滑必要部へ供給される潤滑油量が低減されることがなく、潤滑必要部を常時潤滑することができ、潤滑必要部の摩擦等を防止することができる。
次に本発明の実施の形態を実施例により説明する。
なお、本実施例は本願請求項1〜3に対応する。
図1は、実施例が適用される自動変速機を示すスケルトン図である。
図示しない車両に、エンジン2に接続された自動変速機1が搭載される。
自動変速機1のトルクコンバータ3に入力されたエンジン2の動力は、回転軸S1を介してダブルピニオン型遊星歯車機構4のキャリア5に入力される。
ダブルピニオン型遊星歯車機構4は、変速機ケース10(第1ケース)に固定されたサンギア7と、サンギア7に噛み合う内径側ピニオンギア8とリングギア6に噛み合う外径側ピニオンギア9とで構成される。
内径側ピニオンギア8と外径側ピニオンギア9は互いに噛み合い、さらにそれぞれのシャフトがキャリア5によって支持されている。
リングギア6は、回転軸S1の外周を覆い後述の主軸出力ギア38の内径側を通ってエンジン2側へ伸びる回転軸S2に接続される。
キャリア5はハイクラッチH/Cを介して、回転軸S2の外周を覆いエンジン2側へ伸びる回転軸S3に接続されている。
回転軸S3のハイクラッチH/Cが接続された側と反対側の端部は、シングルピニオン型遊星歯車機構20のピニオンギア23を支持するキャリア26に接続されている。
キャリア26はローアンドリバースブレーキL&R/Bを介して変速機ケース10に接続されている。
シングルピニオン型遊星歯車機構20は、ピニオンギア23がエンジン2側に配置された第2サンギア24と、エンジン2側と反対側に配置された第1サンギア22とに噛み合うとともに、リングギア25と噛み合う。
第1サンギア22は、エンジン2と反対側方向に伸び、回転軸S3の外周を覆う回転軸S4に連結され、回転軸S4は2−6ブレーキ2−6/Bを介して変速機ケース10に接続される。
第2サンギア24は、主軸出力ギア38の内径側を通りエンジン2側に伸び、回転軸S2の外周を覆う回転軸S5に連結され、回転軸S5は3−5リバースクラッチ3−5R/Cを介して回転軸S2およびロークラッチL/Cに接続されている。
回転軸S5の外周側において、主軸出力ギア38と3−5リバースクラッチ3−5R/Cとの間にシングルピニオン型遊星歯車機構30が備えられる。
シングルピニオン型遊星歯車機構30は、回転軸S5に連結されたサンギア31と、サンギア31の外径側に配置されたリングギア32と、サンギア31およびリングギア32に噛み合い、キャリア33に支持されるピニオンギア34とより構成される。
リングギア32は、ロークラッチL/Cを介して回転軸S2に接続される。
キャリア33は、回転軸S5の外周側を覆い、主軸出力ギア38の内径側を通りリングギア25側に伸びる回転軸S6に連結されている。また回転軸S6はリングギア25に連結されている。
シングルピニオン型遊星歯車機構30とシングルピニオン型遊星歯車機構20との間には、変速機ケース10から隔壁状のベアリングサポート部35が伸びている。ベアリングサポート部35の中央部には回転軸S6に沿って伸びる円筒形状のベアリング支持部36が備えられている。
ベアリング支持部36の外周にはベアリング37が嵌め込まれ、該ベアリング37の外周によってリングギア25に連結された主軸出力ギア38を支持している。
ベアリング支持部36の内径側は、回転軸S1、S2、S5およびS6が重なる多層構造となっている。
なお回転軸S1〜S6を、一括して主軸40とも呼ぶ。
エンジン2の動力は、ハイクラッチH/C、2−6ブレーキ2−6/B、ローアンドリバースブレーキL&R/B、ロークラッチL/Cおよび3−5リバースクラッチ3−5R/Cの締結または開放の組み合わせにより所望の回転数に変換され、主軸出力ギア38からカウンタシャフト50(発明における、回転軸)に備えられた入力ギア51に伝達される。
入力ギア51に伝達された動力は、カウンタシャフト50に備えられた出力ギア52よりディファレンシャル機構60のファイナルギア61に伝達され、ディファレンシャル機構60から図示しない車両の駆動輪に伝達される。
特にカウンタシャフト50は、一端側がケース10に、他端側がハウジング15(第2ケース)に、それぞれベアリング55、56(第1軸受け、第2軸受け)を介して支持されている。
またディファレンシャル機構60は、一端がケース10に、他端がハウジング15に、それぞれベアリング65、66を介して支持されている。
次に図2に、所望の変速段を得るための各クラッチおよびブレーキの締結表を示す。
第1速は、ロークラッチL/CとローアンドリバースブレーキL&R/Bとを締結することにより得られる。
第2速は、ロークラッチL/Cと2−6ブレーキ2−6/Bとを締結することにより得られる。この第2速において、2−6ブレーキ2−6/Bを締結することにより、第1サンギア22およびピニオンギア23が変速機ケース10に対して固定となる。またピニオンギア23と第2サンギア24とが噛み合っていることにより、第2サンギア24に連結された回転軸S5が変速機ケース10に対して固定となる。
第3速は、3−5リバースクラッチ3−5R/CとロークラッチL/Cとを締結することにより得られ、第4速はハイクラッチH/CとロークラッチL/Cとを締結することにより得られる。
第5速は、ハイクラッチH/Cと3−5リバースクラッチ3−5R/Cとを締結することにより得られる。
第6速は、ハイクラッチH/Cと2−6ブレーキ2−6/Bとを締結することにより得られる。なお第6速において、第2速と同様に2−6ブレーキ2−6/Bを締結することにより、回転軸S5が固定となる。
後退は、3−5リバースクラッチ3−5R/CとローアンドリバースブレーキL&R/Bとを締結することにより得られる。
次に、自動変速機内における各部の配置について説明する。
図3に、自動変速機内の内部構成の全体図を示し、図4に、自動変速機をケース側外方から見た側面図を示す。
なお図3と図4とは、異なる縮尺によって図示してある。
なお図3において、カウンタシャフト50、ディファレンシャル機構60周りの構成のみを示し、主軸40周りの構成は省略してある。
ケース10内に主軸40、カウンタシャフト50、ディファレンシャル機構60が収納され、ケース10の開口がハウジング15によって覆われている。
ケース10の外方には、自動変速機1内のオイルを冷却するオイルクーラー70が取り付けられている。
オイルクーラー70は、ケース10を挟んでカウンタシャフト50と近接した位置に取り付けられている。
オイルクーラー70によって冷却されたオイルは、オイルクーラー70から、ケース10およびカウンタシャフト50の軸心位置に設けられた油路を通ってハウジング15側へ供給される。
なお、ケース10およびハウジング15には、ディファレンシャル機構60にドライブシャフト95、96(図3中、仮想線で示す)を差し込むための差込口11、16が設けられている。
次に、オイルクーラー70からケース10およびカウンタシャフト50の軸心に設けられた油路を介してハウジング15側に供給されるオイルの油路の詳細について説明する。
図5は、カウンタシャフト50周りの詳細を示す図である。図6の(a)は、第1の孔91周りの拡大図であり、図6の(b)は、第2の孔92周りの拡大図である。また図7は、ハウジング15をケース10が接続される側から見た図である。
カウンタシャフト50は、その両端部がベアリング55、56を介してケース10、ハウジング15によって回転可能に支持されている。
カウンタシャフト50には、シャフトの軸心を通る貫通穴53が形成されている。
貫通穴53内には、カウンタシャフト50の軸と同軸上に中空形状の潤滑パイプ80(円筒部材)が配置され、潤滑パイプ80の両端は貫通穴53から突出している。
ケース10およびハウジング15には、それぞれ貫通穴53の各開口に対向して形成されるケース支持穴12(第1開口部)、ハウジング支持穴17(第2開口部)が設けられている。
潤滑パイプ80の一端側がケース支持穴12に、他端側がハウジング支持穴17に差し込まれて、潤滑パイプ80が支持される。
ケース10には、潤滑パイプ80と同一方向に延び、一端側がケース支持穴12に接続される第1油路81(第1油路)が設けられている。
第1油路81の他端側はオイルクーラー70に接続され、オイルクーラー70から吐出されたオイルをケース支持穴12に差し込まれた潤滑パイプ80の一端側へ導く。
潤滑パイプ80のケース支持穴12に差し込まれる側の外径は、ケース支持穴12の内径よりもわずかに小さく形成され、潤滑パイプ80の一端をケース支持穴12に差し込む際に切り粉等の夾雑物の発生を防止することができる。
また、潤滑パイプ80とケース支持穴12との差込部からオイルが漏れることなく、第1油路81から潤滑パイプ80へ導かれる。
第1油路81は、ケース支持穴12よりも内径が少し小さく形成され、ケース支持穴12と第1油路81との接続部において段部13が形成されている。
潤滑パイプ80は、ケース支持穴12に差し込まれた状態で、一端側の先端が段部13に接触している。
ハウジング15には、潤滑パイプ80と同一方向に延び、一端側がハウジング支持穴17に接続された第2油路82(第2油路)が設けられている。
第2油路82の他端側はディファレンシャル機構60の潤滑必要部(ディファレンシャル機構60の内部に配置されたサイドギア62とピニオンギア63の噛み合い部、ディファレンシャル機構60をハウジング15に対して回転可能に支持するためのベアリング66)へオイルを供給するための油路の一部を構成する第3油路83に接続されている。
なおハウジング15には、ディファレンシャル機構60の潤滑必要部へオイルを供給するため、ハウジング支持穴17に接続された第2油路82、サイドギア62とピニオンギア63の噛み合い部近傍と第3油路83とをつなぐ第5油路85と、第3油路83からベアリング66の近傍へオイルを導く第4油路84および第6油路86が形成されている。
潤滑パイプ80のハウジング支持穴17に差し込まれる側の外径は、ハウジング支持穴17の内径よりもわずかに小さく形成され、潤滑パイプ80の他端をハウジング支持穴17に差し込む際に切り粉等の夾雑物の発生を防止することができる。
また、潤滑パイプ80とハウジング支持穴17との差込部からオイルが漏れることなく、潤滑パイプ80から第2油路82側へ導かれる。
第2油路82は、ハウジング支持穴17よりも内径が少し小さく形成され、ハウジング支持穴17と第2油路82との接続部において段部18が形成されている。
潤滑パイプ80は、ハウジング支持穴17に差し込まれた状態で、他端側の先端が段部18に接触している。
このように、設計条件によっては潤滑パイプ80の両端と段部13、18とを接触させることができ、潤滑パイプ80を軸方向に移動不可能に支持することができる。
なお、ケース支持穴12の段部13と、ハウジング支持穴17の段部18との間の距離を潤滑パイプ80の両端の長さよりも若干長く形成し、潤滑パイプ80の一端側の先端と段部13との間、および潤滑パイプ80の他端側の先端と段部18との間のうち少なくともいずれか一方の間に若干の隙間を設けることもできる。これにより、潤滑パイプ80が熱膨張により膨張した際の延び代とすることができる。
潤滑パイプ80の外径とカウンタシャフト50の貫通穴53の内径は、互いが干渉しない程度の隙間が設けられている。
潤滑パイプ80におけるハウジング支持穴17に差し込まれる側の端部は、ケース支持穴12に差し込まれる側の端部の開口よりも小径の小径孔90となっている。
特に図6の(a)、(b)に示すように、潤滑パイプ80には、パイプの内側と外側とをつなぐ第1の孔91、第2の孔92が、それぞれ潤滑パイプ80の軸方向において、ケース支持穴12の開口端面とカウンタシャフト50におけるケース支持穴12と対向する側の端面との間、ハウジング支持穴17の開口端面とカウンタシャフト50におけるハウジング支持穴17と対向する側の端面との間に設けられている。
第1の孔91、第2の孔92は、それぞれ1つに限られるものではなく、複数個設けることもできる。
次に図5、7を用いて、オイルクーラー70からハウジング15側へ供給されるオイルの流れについて説明する。
オイルクーラー70によって冷却されたオイルは、第1油路81を経由してケース支持穴12によって支持された潤滑パイプ80の内部へ導かれる。
潤滑パイプ80を流れるオイルは、一部が第1の孔91から吐出され、潤滑油としてベアリング55に供給される。
潤滑パイプ80内をケース支持穴12側からハウジング支持穴17側へ流れてきたオイルは、第2の孔92から吐出され、吐出されたオイルは潤滑油としてベアリング56に供給される。
この第1の孔91および第2の孔92から吐出されたオイルによって、それぞれベアリング55、56の潤滑を行うことができる。
潤滑パイプ80内のオイルは、潤滑パイプ80の下流側(ハウジング支持穴17側)が小径孔90となっていることにより内圧が高められ、小径孔90より第2油路82へ向けて噴射される。
第2油路82に供給されたオイルは、第3油路83、第5油路85を通って、第5油路85の開口部85A(第3開口部)から、サイドギア62とピニオンギア63との噛み合い部(潤滑必要部)へ向けて潤滑油として供給される。
さらに、第2油路82に供給されたオイルは、第4油路84、第6油路86を通って第6油路86の開口部86A(第3開口部)からベアリング66(潤滑必要部)へ向けて潤滑油として供給される。
潤滑パイプ80はカウンタシャフト50の回転の影響を受けることがないので、カウンタシャフト50の回転数が変化した場合でも、小径孔90、第1の孔91、第2の孔92からあらかじめ設定されたオイルが噴射、吐出される。
本実施例は以上のように構成され、カウンタシャフト50の軸心位置に貫通穴53を形成して、貫通穴53に両端がそれぞれケース支持穴12およびハウジング支持穴17に差し込まれた潤滑パイプ80を通し、潤滑パイプ80をケース10側からハウジング15側へオイルを供給する際の油路とすることにより、潤滑パイプ80内のオイルはカウンタシャフト50の回転の影響を受けることがないので、安定した量のオイルを小径孔90から噴射、吐出することができる。
よって、カウンタシャフト50の回転数が変化した場合であっても、安定した量のオイルを第2油路82〜第6油路86を介してディファレンシャル機構60の潤滑必要部へ確実に供給することができる。(請求項1に対応する効果)
また、カウンタシャフト50の回転の影響を考慮する必要がないので、ディファレンシャル機構へ安定した潤滑油量を供給する際、ベアリング55、56へも安定した潤滑油量を供給することができ、ベアリングの磨耗等を防止することができる。さらに、ベアリング55、56へオイルを供給する第1の孔91、第2の孔92の設計、および加工が容易なものとなる。(請求項2に対応する効果)
オイルクーラー70によって冷却されたオイルをベアリング55、56、ディファレンシャル機構60の潤滑必要部へ供給することができるので、ベアリングや、回転軸の回転等で発生した熱を常時冷却することができる。(請求項3に対応する効果)
なお本実施例において、潤滑パイプ80のハウジング支持穴17に差し込まれる側の外径を、ハウジング支持穴17の内径よりもわずかに小さく形成して、潤滑パイプ80とハウジング支持穴17とがインロウ関係を有するものとしたが、潤滑パイプ80のハウジング支持穴17に差し込まれる側の外径を、ハウジング支持穴17の内径よりもさらに小さく形成し、潤滑パイプ80とハウジング支持穴17との間で隙間を有する構成としてもよい。
これは、潤滑パイプ80の下流側に小径孔90を形成し、小径孔90から第2油路82に向けてオイルが噴射される構成としたため、潤滑パイプ80内から第2油路82に向けてオイルの流れが生じ、潤滑パイプ80のハウジング支持穴17に差し込まれる側の外周面と、ハウジング支持穴17の内周面との間に向けてオイルが流れ込むことがなくオイルがほとんど漏れることがないためである。
したがって、潤滑パイプ80とハウジング支持穴17との間でがたを有する構成とすることにより、潤滑パイプ80をハウジング支持穴17に差し込む際の組み付け性を向上させることができる。
また、本実施例では潤滑パイプ80から第2油路82に導かれたオイルをディファレンシャル機構60における潤滑必要部へ供給する構成を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、異なる種類の自動変速機において主軸40、カウンタシャフト50に加えて他の軸が配置されている場合には、他の軸の潤滑必要部へオイルを供給する構成としてもよい。
次に変形例について説明する。
なお、本実施例は本願請求項4、5に対応する。
図8に、本変形例におけるカウンタシャフト50周りの詳細を示す。
ハウジング15Aを貫通するハウジング支持貫通穴17Aが設けられている。
このハウジング支持貫通穴17Aに、カウンタシャフト50の貫通穴53内に通された潤滑パイプ80Aの端部が差し込まれている。
これにより潤滑パイプ80Aは、ケース10に設けられたケース支持穴12によって一端が支持され、ハウジング15Aに設けられたハウジング支持貫通穴17Aによって他端側が支持される。
ハウジング支持貫通穴17Aにおいて、潤滑パイプ80Aの差込方向先端側の開口部(図8中、右側の開口部)は、シール付きボルト93(シール部材)によって封止されている。
これにより、オイルクーラー70によって冷却されたオイルは、第1油路81を経由してケース支持穴12によって支持された潤滑パイプ80Aの内部へ導かれる。
潤滑パイプ80Aを流れるオイルは、第1の孔91、第2の孔92から吐出され、潤滑油としてそれぞれベアリング55、56に供給される。
潤滑パイプ80Aからハウジング支持穴17Aに供給されたオイルは、第3油路83B、第4油路84B、第5油路85B、第6油路86Bを通って、ディファレンシャル機構60の潤滑必要部へ供給される。
この場合においても、実施例と同様に潤滑パイプ80A内を流れるオイルは、カウンタシャフト50の回転の影響を受けない。
他の構成は、実施例と同様であり、同一番号を付して説明を省略する。
次に、各部の組み付け、特に潤滑パイプ80Aの組み付け手順について説明する。
まず、ケース10を下方として(図8中、ケース10の左側を下方として)、ケース10にカウンタシャフト50やディファレンシャル機構60などを組み付ける。
次にケース10にハウジング15Aを被せた後、ハウジング支持貫通穴17Aから潤滑パイプ80Aを差し込み、ハウジング支持穴17Aの開口をシール付きボルト93によって封止する。
ここで、ケース10に潤滑パイプ80Aを組み付けた後、ケース10にハウジング15Aを被せる作業手順である場合、ハウジング15Aが大きく作業性が悪いため、潤滑パイプ80Aの上端とハウジング支持貫通穴17Aとの芯合わせがうまくいかない場合や、潤滑パイプ80Aがケース支持穴12に対して傾斜した場合には、ハウジング15Aを被せた際に潤滑パイプ80Aとハウジング15Aとが干渉して潤滑パイプ80Aが破損してしまうことが考えられる。
そこで、本変形例のようにケース10とハウジング15Aとを組み付けた後に潤滑パイプ80Aをハウジング支持貫通穴17Aから差し込んで、ハウジング支持穴17Aの開口をシール付きボルト93によって封止することにより、潤滑パイプ80Aの組み付け性を向上させることができる。
本変形例は以上のように構成され、潤滑パイプ80A内を流れるオイルはカウンタシャフト50の回転による影響を受けないので、第1の孔91、第2の孔92から過剰な量のオイルが吐出してしまうことなく、安定した量のオイルをケース10側からハウジング15A側へ供給することができる。
また、ハウジング15Aにハウジング支持穴17Aを形成し、ケース10にハウジング15Aを重ねた後、潤滑パイプ80Aをハウジング支持穴17Aに差し込み、開口をシール付きボルト93によって封止する構成としたので、ケース10とハウジング15Aとの芯合わせを行う必要がなく、潤滑パイプ80Aの組み付け性を向上させることができる。(請求項4に対応する効果)
また、ハウジング支持貫通穴17Aをシール付きボルト93によって封止する構成としたので、複雑な冶具を用いることなく容易にシールを行うことができる。(請求項5に対応する効果)
自動変速機を示すスケルトン図である。 各クラッチおよびブレーキの締結表を示す図である。 自動変速機内の内部構成を示す図である。 自動変速機をケース側外方から見た側面図である。 実施例におけるカウンタシャフト周りの詳細を示す図である。 第1の孔、第2の孔周りの詳細を示す拡大図である。 ハウジングをケースが接続される側から見た図である。 変形例におけるカウンタシャフト周りの詳細を示す図である。
符号の説明
1 自動変速機
10 ケース (第1ケース)
12 ケース支持穴 (第1開口部)
15、15A ハウジング (第2ケース)
17 ハウジング支持穴 (第2開口部)
17A ハウジング支持貫通穴 (第2油路)
40 主軸
50 カウンタシャフト (回転軸)
51 入力ギア
52 出力ギア
53 貫通穴
55、56 ベアリング (第1軸受け、第2軸受け)
65、66 ベアリング
60 ディファレンシャル機構
61 ファイナルギア
62 サイドギア
63 ピニオンギア
70 オイルクーラー
80、80A 潤滑パイプ (円筒部材)
81 第1油路
82 第2油路
83、83B 第3油路
84、84B 第4油路
85、85B 第5油路
86、86B 第6油路
85A、86A 開口部 (第3開口部)
90 小径孔
91 第1の孔
92 第2の孔
93 シール付きボルト

Claims (5)

  1. 第1ケースおよび第2ケースに回転可能に支持された回転軸と、
    前記第1ケースと前記第2ケースとによって形成された空間内に配された潤滑必要部とを備え、
    前記第1ケース側から前記第2ケース側に受け渡された潤滑油によって前記潤滑必要部の潤滑を行う変速機における潤滑油受け渡し構造であって、
    前記回転軸の回転軸心位置に沿って設けられた貫通穴と、
    前記第1ケースおよび前記第2ケースに形成された第1油路および第2油路と、
    前記貫通穴の一方側開口に対向して前記第1油路に形成された第1開口部と、
    前記貫通穴の他方側開口に対向して前記第2油路の一端に形成された第2開口部と、
    前記潤滑必要部に対向して前記第2油路の他端に形成された第3開口部と、
    前記貫通穴内を挿通し、両端が前記第1開口部および前記第2開口部内に配設され、少なくとも一端が前記第1開口部に支持される円筒部材とを設け、
    前記第1油路から前記円筒部材を介して前記第2油路へ潤滑油の受け渡しを行うことを特徴とする変速機における潤滑油受け渡し構造。
  2. 前記回転体は、前記第1ケースおよび第2ケースにそれぞれ第1軸受けおよび第2軸受けを介して支持され、
    前記円筒部材には、前記第1軸受けおよび第2軸受けの近傍においてそれぞれ前記円筒部材の内外をつなぐ第1の孔および第2の孔が設けられ、
    前記第1ケース側から前記第2ケース側に向けて前記円筒部材内を流れる潤滑油を、前記第1の孔および第2の孔を介して前記第1軸受けおよび第2軸受けに供給することを特徴とする請求項1に記載の変速機における潤滑油受け渡し構造。
  3. 前記第1油路は、前記第1ケースの外方に配されたオイルクーラーと連通し、該オイルクーラーからの潤滑油が供給されることを特徴とする請求項1または2に記載の変速機における潤滑油受け渡し構造。
  4. 前記第2油路は、前記第2ケースの内側と外側とを貫通し、前記第2ケースの外側から前記第1油路へ向けて前記円筒部材を挿通可能に形成され、
    前記第2油路の開口部のうち、前記第2ケースの外側の開口部はシール部材によって封止されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載の変速機における潤滑油受け渡し構造。
  5. 前記シール部材は、シール付きボルトであることを特徴とする請求項4に記載の変速機における潤滑油受け渡し構造。
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