JP2007099288A - 包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート成形されるネジタイプのものであっても、製造を容易にすることができて、一旦開放してから再度嵌合したときの密閉性を十分確保できる包装用容器を提供すること。
【解決手段】容器本体10側の嵌合フランジ11を構成している外側スカート部12に、本体側ネジ段部13及び嵌合部14を形成するとともに、蓋体20側の嵌合フランジ21を構成している外側スカート部22に、本体側ネジ段部13と同じ形状の蓋体側ネジ段部23と、容器本体10側の嵌合部14に係合し得る嵌合部24とを形成したこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、合成樹脂シートによって一体成形される包装用容器に関し、特に、容器本体とこれに嵌合される蓋体とからなる包装用容器に関するものである。
合成樹脂シートによって一体成形される包装用容器は、スーパーやコンビニエンスストア等で、お弁当や惣菜を入れたり、あるいは保存食品を入れたりするものとして大量に生産され使用されているものであり、その大部分は、一回使用したらそのまま捨てられてしまうものが多い。しかしながら、例えば、「梅干し」や「福神漬け」、あるいは「ラッキョウ」といった食品は、お弁当とは異なって、一回で消費し切れるものでないことが多く、これを収容していた包装用容器をそのまま使用したい場合がある。
例えば、お弁当用の包装用容器でも、一旦開けた蓋を再び閉じるようなことはあるが、それはあくまでも一時的であり、例えば一昼夜以上開けた蓋を閉じておくというようなことは、中身の腐敗を考えるとあり得ないことである。これに対して、上述したようなある程度の所謂日持ちする食品については、一昼夜以上開けた蓋を閉じておくというようなことは十分有り得ることではあるが、その場合に重要になるのは、蓋の密閉性である。
お弁当のための包装用容器であれば、開けたら殆ど直ぐに中身を消費してしまいその後には捨ててしまうものであるから、密閉性についてはさほど要求されてはいない。しかしながら、ある程度の所謂日持ちする「梅干し」のような食品については、一昼夜以上開けた蓋を閉じておく場合に、中の液汁が簡単には漏れ出ないようにしておく、つまり密閉性をある程度確保しておく必要がある。
容器本体と蓋体とを嵌合させるようにした包装用容器で、再度閉じた蓋体の容器本体に対する密閉性を確保する技術として最も一般的に考えられるのが、本体に対してネジ込まれるネジ蓋とすることである。このようなネジ構造を採用した技術としては、特許文献1または特許文献2に記載されているようなものがある。
特開平10−129644号公報、要約、代表図 実公昭52−11981号公報
特許文献1の「ネジ付き容器」は、「シート成形法により、容易に成形することができ、開口部の強度や密閉性に優れ、空の状態で積み重ね適性のあるネジ付き容器、及びシート成形法により、容器本体のネジに嵌合するネジ付き蓋を作製し、ネジ付き容器本体と組み合わせた蓋付き容器を提供すること」を目的としてなされたもので、図9及び図10に示したような構成を有している。
すなわち、この特許文献1に記載された容器は、「シート成形法により成形されたプラスチック製のカップ状容器において、容器本体の開口部から本体外周面に向けて曲折して延在させた垂下部分をネジ状に形成したことを特徴とするネジ付き容器。シート成形法により成形され、側壁を前記垂下部分のネジに嵌合するネジ状に形成したプラスチック製の蓋が組み合わされている」ものであるが、「容器本体の開口部から本体外周面に向けて曲折して延在させた垂下部分をネジ状に形成」することは「シート成形法」では非常に困難ではないかと考えられる。何故なら、「シート成形法」は、(合成樹脂)シートを吸引するか圧力空気で押圧することにより成形する方法であり、「曲折」することは勿論、この「曲折」した部分にネジを形成したとすると、型抜きが出来なくなるからである。
また、特許文献2に記載されている「アイスクリーム用容器」は、当該文献の実用新案登録請求の範囲の記載からすると、図11に示すように、「帽体状キャップAと逆円錐形状Bとの組合せよりなるアイスクリーム容器に於て、容器Bの上端開口周縁にネジCを有する鍔3を一体的に突設し、更にキャップAの下端開口部に下半部に前記鍔3のネジCに螺合し得るネジaを有しかつその上半部に該鍔3が嵌入し得る嵌着部bをそれぞれ有する膨出部2を一体的に突設して構成してなるアイスクリーム用容器」である。
しかしながら、この特許文献2のアイスクリーム容器では、「鍔3のネジCとネジaとの螺合」及び「該鍔3と嵌着部bとの嵌入」によってキャップAと容器Bとを嵌合させるものであるから、両者間の密閉性は十分になっているとは考えにくい。
そこで、本発明者等は、この種の容器本体とこれに嵌合される蓋体とからなる包装用容器について、合成樹脂シートから一体的に(シート)成形するネジ形式のものであっても、簡単に製造することができて、しかも一旦開放してから再度嵌合したときの密閉性を十分確保できるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、シート成形されるネジタイプのものであっても、製造を容易にすることができて、一旦開放してから再度嵌合したときの密閉性を十分確保できる包装用容器を提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「真円形状の開口縁部に嵌合フランジ11を有する容器本体10と、これに嵌合フランジ21によって嵌合される蓋体20とからなる包装用容器100であって、
容器本体10側の嵌合フランジ11を構成している外側スカート部12に、本体側ネジ段部13及び嵌合部14を形成するとともに、
蓋体20側の嵌合フランジ21を構成している外側スカート部22に、本体側ネジ段部13と同じ形状の蓋体側ネジ段部23と、容器本体10側の嵌合部14に係合し得る嵌合部24とを形成して、
蓋体20を容器本体10に嵌合したとき、両段部13・23及び嵌合部14・24のそれぞれの係合によって両者の一体化が図られ、蓋体20を容器本体10に対して回転させたとき、蓋体側ネジ段部23が本体側ネジ段部13によって案内されて、両者の開放がなされるようにしたことを特徴とする包装用容器100」
である。
すなわち、この請求項1に係る包装用容器100は、真円形状の開口縁部に嵌合フランジ11を有する容器本体10と、これに嵌合フランジ21によって嵌合される蓋体20とからなるネジタイプのものであり、容器本体10側の本体側ネジ段部13と蓋体20側の蓋体側ネジ段部23との螺合、及び容器本体10側の嵌合部14と蓋体20側の嵌合部24との係合もしくは嵌合によって、蓋体20が容器本体10の開口縁部に嵌合されたときの密閉性を確保するようにしたものである。
このため、この包装用容器100では、まずその容器本体10側の嵌合フランジ11を構成している外側スカート部12に、本体側ネジ段部13及び嵌合部14を形成するとともに、蓋体20側の嵌合フランジ21を構成している外側スカート部22に、本体側ネジ段部13と同じ形状の蓋体側ネジ段部23と、容器本体10側の嵌合部14に係合し得る嵌合部24とを形成したものである。
以上のように構成した当該包装用容器100では、まず、容器本体10に対して蓋体20を嵌合する場合には、容器本体10側の嵌合フランジ11に蓋体20側の嵌合フランジ21を上から位置を決めずに嵌合する。このときには、容器本体10側の嵌合部14と蓋体20側の嵌合部24とは互いに嵌合し合っていないことが多いと思われるが、蓋体20を容器本体10に対して少し回転させると、本体側ネジ段部13と蓋体側ネジ段部23とが互いに係合しながら蓋体20の容器本体10に対する左右方向の位置及び高さを調整するから、最終的に両嵌合部14・24は一致する位置になる。両嵌合部14・24が一致すると、各嵌合フランジ11・21を構成している外側スカート部12・22の弾力によって両嵌合部14・24が互いに嵌合し合うことになる。これにより、両嵌合部14・24の完全な嵌合がなされ、かつ両外側スカート部12・22が互いに密着し合うから、両嵌合フランジ11・21の嵌合と併せて、蓋体20は容器本体10に高い密閉性で嵌合することになるのである。
また、容器本体10から蓋体20を外す場合には、蓋体20を容器本体10に対して少し回転させる(通常、ネジを外す方向、つまり蓋体20を図5中の左矢印方向に回転させる)と、両嵌合部14・24の嵌合状態が外されるとともに、互いに係合し合っている本体側ネジ段部13と蓋体側ネジ段部23との係合によって、蓋体20が容器本体10から外れる、つまり外側に出るように案内されるから、最終的に蓋体20は容器本体10から外れることになる。
勿論、この包装用容器100を再使用するために、再び蓋体20を容器本体10に対して嵌合させたい場合には、上述したように、ネジを締めるような状態で蓋体20を容器本体10に対して回転させればよく、その再覆蓋時に、密閉性が確保されていることは上述した通りである。
また、以上のような構成を有する容器本体10及び蓋体20は、通常のシート成形方法(合成樹脂シートに対する圧空または真空成形)によって製造できるものである。すなわち、容器本体10の嵌合フランジ11や蓋体20の嵌合フランジ21を成形する技術は既に確立されており、これらの嵌合フランジ11・21の外側スカート部12・22に対して、上述した本体側ネジ段部13・23及び嵌合部14・24を、これも確立された技術である「アンダーカット部」成形技術によってそれぞれ形成すればよいのである。このとき、各外側スカート部12・22を外広がり状態に形成すれば、これらに対する本体側ネジ段部13・23及び嵌合部14・24の成形をより一層簡単に行える。
従って、この包装用容器100においては、シート成形を採用することによって、これを構成している容器本体10及び蓋体20の成形を簡単に行えるだけでなく、蓋体20を容器本体10に嵌合したとき、両ネジ段部13・23及び嵌合部14・24のそれぞれの係合によって両者の一体化が図られ、蓋体20を容器本体10に対して回転させたとき、蓋体側ネジ段部23が本体側ネジ段部13によって案内されて、両者の開放が簡単に行えるのである。
また、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載の包装用容器100について、
「本体側ネジ段部13及び蓋体側ネジ段部23を複数でかつ同数にするとともに、これらの本体側ネジ段部13及び蓋体側ネジ段部23の各一端部側に、これらの段部13・23に対して傾斜する第二段部15・25をそれぞれ形成したこと」
である。
すなわち、この請求項2の包装用容器100では、まず、図1に示すように、本体側ネジ段部13及び蓋体側ネジ段部23を複数でかつ同数にしたものであり、これにより、シート成形法による両ネジ段部13・23の形成を容易にするとともにその各長さを短くしているのであり、両者間の係合、及び蓋体20を容器本体10から取り外すときの手の回転量(角度)を少なくしているのである。
また、この請求項2の包装用容器100では、本体側ネジ段部13及び蓋体側ネジ段部23の各一端部側に、これらの段部13・23に対して傾斜する第二段部15・25を、図1及び図8に示すように、それぞれ形成したものである。
各第二段部15・25は、容器本体10に嵌合した蓋体20を「ネジ締め方向」に回転させたとき、互いに当接し合うようにするものであり、この当接時には、蓋体20の容器本体10に対する回転を止めるとともに、その位置で各嵌合部14・24が嵌合し合うようにするものである。つまり、両第二段部15・25は、それぞれに対応するネジ段部13・23に対して傾斜して、かつ全て同一位置に形成してあればよく、その傾斜角度は問わないものである。
以上のように構成したこの請求項2の包装用容器100では、蓋体20を容器本体10に対して嵌合する際には、容器本体10の嵌合フランジ11に対する任意の位置で蓋体20の嵌合フランジ21を嵌合させてから、手で掴んだ蓋体20を容器本体10に対して所定量回転させるのである。この手の回転量は、各本体側ネジ段部13及び蓋体側ネジ段部23が複数に形成してあることによって両手間の一回の捻り程度でよく、この捻りは、両第二段部15・26が当接し合った時点で終了する。
以上の嵌合時の捻り操作の終了時点では、本体側ネジ段部13が蓋体側ネジ段部23に、嵌合部14が嵌合部24に、そして第二段部15が第二段部25にそれぞれ当接しているとともに、当然のことながら容器本体10側の嵌合フランジ11に蓋体20側の嵌合フランジ21が嵌合している。このため、容器本体10に対する蓋体20の密閉性は完全になっているのである。
この蓋体20を容器本体10から外すには、蓋体20を上述したのとは反対方向に回転させればよい。このときにも、回転量は少なくて済み、かつ本体側ネジ段部13と蓋体側ネジ段部23との案内によって両嵌合部14・24間の係合が解かれるとともに、蓋体20の容器本体10に対する「ネジ開け」がなされるのでる。
従って、この請求項2の包装用容器100は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、第二段部15の存在によって蓋体20の容器本体10に対する回転止めが容易に行えるものとなっているのである。
さらに、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項2に記載の包装用容器100について、
「各第二段部15・25を、各嵌合フランジ11・21に対して垂直にしたこと」
である。
すなわち、この請求項3の包装用容器100では、上述した各第二段部15・25を各嵌合フランジ11・21に対して垂直にする必要があるが、その理由は、嵌合時に蓋体20を回転させることなく嵌合操作が行えるようにするためであり、製造時の型抜きを簡単に行えるようにするためである。
換言すれば、各第二段部15・25が各嵌合フランジ11・21に対して垂直になっていれば、蓋体20を容器本体10に真っ直ぐ嵌合させることによって、当該各第二段部15・25が邪魔になることなく、そのまま嵌合フランジ11と嵌合フランジ21との嵌合が行えるのである。これに対して、請求項2の包装用容器100では、各第二段部15・25が干渉し合わない部分を選択する必要があるが、この請求項3の包装用容器100では、そのような位置合わせが不要となっているのである。
従って、この請求項3の包装用容器100は、上記請求項2のそれと同様な機能を発揮する他、容器本体10と蓋体20との嵌合時において、各第二段部15・25の干渉し合わない部分を選択する必要がなくなっていて、蓋体20の容器本体10に対する嵌合操作が簡単になっているのである。
以上、詳述した通り、本発明においては、
「真円形状の開口縁部に嵌合フランジ11を有する容器本体10と、これに嵌合フランジ21によって嵌合される蓋体20とからなる包装用容器100であって、
容器本体10側の嵌合フランジ11を構成している外側スカート部12に、本体側ネジ段部13及び嵌合部14を形成するとともに、
蓋体20側の嵌合フランジ21を構成している外側スカート部22に、本体側ネジ段部13と同じ形状の蓋体側ネジ段部23と、容器本体10側の嵌合部14に係合し得る嵌合部24とを形成して、
蓋体20を容器本体10に嵌合したとき、両段部13・23及び嵌合部14・24のそれぞれの係合によって両者の一体化が図られ、蓋体20を容器本体10に対して回転させたとき、蓋体側ネジ段部23が本体側ネジ段部13によって案内されて、両者の開放がなされるようにしたこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、シート成形されるネジタイプのものであっても、製造を容易にすることができて、一旦開放してから再度嵌合したときの密閉性を十分確保できる包装用容器100を提供することができるのである。
すなわち、本発明に係る包装用容器100では、次のような作用あるいは効果を発揮させることができるのである。
(1)両嵌合フランジ11・21の嵌合と、各嵌合部14・24同士の係合、及び本体側ネジ段部13と及び蓋体側ネジ段部23との当接とにより、容器本体10に対する蓋体20の密閉性が十分となる。(請求項1)
(2)さらに、両第二段部15・25の係合が加われば、容器本体10に対する蓋体20の密閉性がより一層十分なものとなる。(請求項2及び請求項3)
(3)本発明の包装用容器100は、密閉性が向上したものとなっているがため、何回も再使用しても、日持ち食品の保存が可能である。
(4)密閉性が高いから、「キムチ」のような臭いの強い食品を冷蔵庫内に保存しても、庫内に臭いが充満することがないことは勿論、他の食品に臭いを移すこともない。
(5)密閉性を高めるために従来使用されていたヒートシール機を省略することができて、スーパーやコンビニエンスストアでの経費節減を行うことができる。
(6)本発明の包装用容器100は、再使用が十分可能なものとなっているから、使い捨てされる期間を長引かせることができ、ゴミ問題の解消にも一役買うことができるものとなっている。
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した最良の形態である包装用容器100について説明するが、この最良形態の包装用容器100は、上記各請求項に係る発明の全てを含むものである。
図1には、本発明の最良形態である包装用容器100が示してあるが、この包装用容器100は、真円形状の開口縁部に嵌合フランジ11を有する容器本体10と、これに嵌合フランジ21によって嵌合される蓋体20とからなるものである。
以上の容器本体10及びこれに嵌合される蓋体20は、合成樹脂シートを真空または圧空成形することにより形成されるものであり、それぞれの嵌合フランジ11・21は、相対回転ができるように真円形状となるようにしてある。そして、各嵌合フランジ11・21の外側部分を形成しているものを、図2及び図5にも示したように、外側スカート部12・22としている。
それぞれの外側スカート部12・22には、図1〜図7に示したように、本体側ネジ段部13及び蓋体側ネジ段部23が形成してあるが、これら本体側ネジ段部13及び蓋体側ネジ段部23の正面からみた長さは、外側スカート部12・22の円周を6分割した程度であり、これらの本体側ネジ段部13及び蓋体側ネジ段部23の正面から見た高さは外側スカート部12・22と同じにしてある。また、これらの外側スカート部12・22の幅は、図2及び図6に示したように、各嵌合フランジ11・21の幅の1/5〜1/3程度となるようにしてあって、各嵌合フランジ11・21の上端面が余り細いものにならないようにしてある。
また、各外側スカート部12・22の、本体側ネジ段部13及び蓋体側ネジ段部23には干渉しない位置に、図1〜図7に示したように、内側に凹んだ嵌合部14・24がそれぞれ同一位置となるように形成してあり、これらの嵌合部14・24はほぼ同一形状のものにしてある。つまり、蓋体20側の各嵌合部24は、容器本体10側の各嵌合部14に1対1で嵌り込んで、蓋体20の容器本体10に対する一体化と密着性を確保するものである。勿論、これらの嵌合部14・24は、互いに嵌合するものであればよいから、図示したのとは反対に外側に膨出する状態に形成して実施してもよいものであり、形も四角の他、丸や三角、あるいは台形であってもよいものである。
さらに、各外側スカート部12・22の、上述した各嵌合部14・24の隣には、第二段部15・25が形成してあり、これらの第二段部15・25は、各本体側ネジ段部13・23と同程度の深さで各外側スカート部12・22において凹むものである。勿論、各本体側ネジ段部13・23が外側に膨出するものである場合には、これらの第二段部15・25も外側に膨出することになるものである。
これらの第二段部15・25は、蓋体20を容器本体10に対して回転させたとき、第二段部15の外面に第二段部25の内面が当接することにより両者の回転位置を規制するものであり、ストッパの役割を果たすものである。従って、これらの第二段部15・25は本体側ネジ段部13及び蓋体側ネジ段部23の平面から見た斜面に滑らかに連続してはならず、これらの本体側ネジ段部13及び蓋体側ネジ段部23に対して所定角度で傾斜したものである必要はある。中でも、これらの第二段部15・25は、嵌合フランジ11・21に対して垂直状態にあるのが、嵌合操作をし易くする上で有利である。
以上のようにした包装用容器100は、梅干しのようなある程度の日持ちがして、再び取り出して食するような食品の容器として便利であるだけでなく、別の日持ち食品の容器として再利用できるものであるから、通常使い捨てされるこの種の包装用容器が「ゴミ」とされるのを極力抑えることができて、ゴミ問題の解消に少しでも役立つものである。
また、この包装用容器100は、密閉性に優れたものでもあるから、「キムチ」等のきつい臭いを発生する食品の容器として使用することができ、コンビニエンスストア等において「ヒートシール機」の設置を省略することができる。
本発明に係る包装用容器の分解正面図である。 同包装用容器を構成している容器本体の平面図である。 同容器本体の底面図である。 同容器本体の右側面図である。 同包装用容器を構成している蓋体の平面図である。 同蓋体の底面図である。 同蓋体の右側面図である。 同包装用容器の、各第二段部の傾斜角度を変えたときの部分分解正面図である。 従来の技術を示す分解正面図である。 図9に示した従来容器のネジ構造を示す部分拡大縦断面図である。 従来の他の技術を示す分解斜視図である。
符号の説明
100 包装用容器
10 容器本体
11 嵌合フランジ
12 外側スカート部
13 本体側ネジ段部
14 嵌合部
15 第二段部
20 蓋体
21 嵌合フランジ
22 外側スカート部
23 蓋体側ネジ段部
24 嵌合部
25 第二段部

Claims (3)

  1. 真円形状の開口縁部に嵌合フランジを有する容器本体と、これに嵌合フランジによって嵌合される蓋体とからなる包装用容器であって、
    前記容器本体側の嵌合フランジを構成している外側スカート部に、本体側ネジ段部及び嵌合部を形成するとともに、
    前記蓋体側の嵌合フランジを構成している外側スカート部に、前記本体側ネジ段部と同じ形状の蓋体側ネジ段部と、前記容器本体側の嵌合部に係合し得る嵌合部とを形成して、
    前記蓋体を容器本体に嵌合したとき、前記両段部及び嵌合部のそれぞれの係合によって両者の一体化が図られ、前記蓋体を容器本体に対して回転させたとき、前記蓋体側ネジ段部が本体側ネジ段部によって案内されて、両者の開放がなされるようにしたことを特徴とする包装用容器。
  2. 前記本体側ネジ段部及び蓋体側ネジ段部を複数でかつ同数にするとともに、これらの本体側ネジ段部及び蓋体側ネジ段部の各一端部側に、これらの段部に対して傾斜する第二段部をそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記各第二段部を、各嵌合フランジに対して垂直にしたことを特徴とする請求項2に記載の包装用容器。
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