JP2007097474A - Spool of fishing reel - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、リール本体の側板間に回転可能に支持されるスプールの改良に関する。 The present invention relates to an improvement in a spool that is rotatably supported between side plates of a reel body.
魚釣用リールである両軸受型リールには、ハンドルの巻取り操作に伴って、釣糸を巻回保持するスプールが両側板間に回転可能に支持されている。一般的に、スプールは、軽量化が図れるように、アルミニウム合金を切削加工することで形成されており、アルマイト処理を施した後に、所望の染色封孔処理が成され、そして、スプールを回転可能に支持するためのスプール軸が挿入固着される。 In the double-bearing reel, which is a fishing reel, a spool for winding and holding a fishing line is rotatably supported between both side plates in accordance with the winding operation of the handle. Generally, the spool is formed by cutting an aluminum alloy so that the weight can be reduced. After anodizing, the desired dyeing and sealing treatment is performed, and the spool can be rotated. A spool shaft for supporting is inserted and fixed.
このスプール軸は、側板間に設置される軸受によって回転可能に支持されるが、スプール軸に対するスプールのフランジ外周面に僅かな振れが生じた場合には、特許文献1に開示されているように、フランジ外周面の径方向外側に微小間隙で重合されるリール本体の環状カバーの内周面にスプールフランジの外周面が接触してしまい、スプール回転不良の不具合が生じる。
The spool shaft is rotatably supported by a bearing installed between the side plates. However, when slight fluctuation occurs on the outer peripheral surface of the flange of the spool with respect to the spool shaft, as disclosed in
このような不具合を解消するために、スプールにスプール軸を挿入固着した後、スプール軸を証にしてスプール外周を切削加工するスプールの製造方法が知られている。このような製造工程で作成されたスプールは、アルマイト処理等の表面処理を行なうに際して、ステンレス鋼材で構成されるスプール軸を電解液から保護するために、スプール軸外周をマスキング(例えば、スプール軸にマスキング用のキャップを被着)する方法が一般的となっている。
図5に示すように、一般的なスプールは、釣糸が巻回される巻回胴部10b、巻回胴部10bの中央部に円板状に一体化される中央連結部10c、及びスプール軸を挿入支持する筒部10dを備えており、これらはアルミニウム合金やマグネシウム合金等によって一体形成されている。そして、上記したような表面処理を行なうに際して、スプール軸12を保護すべくマスキング処理がなされる。このマスキング処理は、例えば、図5に示すように、スプールの側面から突出するスプール軸12を完全に被覆するようにマスキングキャップ50がスプール軸に沿って圧入被着され、更に、マスキングキャップの脱落防止や密封性確保(マスキングキャップ50の圧入だけでは不十分)を図るために、接着剤が併用される。
As shown in FIG. 5, a general spool includes a
しかしながら、実際のアルマイト処理中に接着剤が流れたり、マスキング処理の作業時における接着剤の量や塗布位置にムラが生じる等の不具合が発生することがある。そして、このような不具合が生じることで、マスキングキャップが被着されるスプール側部(ここでは中央連結部10cの露出面であるスプール側面10a)に、電解不良によるアルマイト被膜層が形成されない箇所が生じたり(アルマイト不良)、染色する際に色ムラが発生することがある。
However, in some cases, the adhesive may flow during the actual anodizing process, or the amount of the adhesive or the application position may be uneven during the masking process. When such a problem occurs, there is a portion where the alumite coating layer due to defective electrolysis is not formed on the spool side portion (here, the
図6に示すように、このようなアルマイト不良や色ムラ60は、マスキングキャップ50の押し付け部分に応じた円形状になるのではなく、不均一な形状になることが多く、この部分は、スプールを取り外したり、単体として販売する場合、ユーザから視認されることから、商品価値を考慮すると改良すべきものと考えられる。
As shown in FIG. 6, such alumite defects and
本発明は、上記した問題に基づいてなされたものであり、表面処理を施した魚釣用リールのスプールに関し、特に側部における外観を低下させることのない魚釣用リールのスプールを提供することを目的とする。 The present invention has been made based on the above-described problems, and relates to a fishing reel spool that has been subjected to a surface treatment, and in particular, to provide a fishing reel spool that does not deteriorate the appearance of the side portion. With the goal.
上記した目的を達成するために、本発明に係る魚釣用リールのスプールは、リール本体に回転自在に支持したスプール軸を具備し、前記リール本体の一側に設けたハンドルの回転操作で巻取り駆動可能となっており、前記スプール軸の近傍におけるスプールの側部に、被着部材が装着されていることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a fishing reel spool according to the present invention includes a spool shaft that is rotatably supported by a reel body, and is wound by rotating a handle provided on one side of the reel body. It is characterized in that a member to be attached is mounted on a side portion of the spool in the vicinity of the spool shaft.
上述したように、スプールに表面処理を施した後、スプールの側部には、アルマイト不良や色ムラ等の不具合が生じることがあるが、この部分を覆うように被着部材を装着することで、そのような不具合を隠蔽することができ、外観の向上が図れるようになる。この場合、被着部材に意匠を施すことにより、外観をより向上することが可能となる。 As described above, after the surface treatment is performed on the spool, defects such as alumite failure and color unevenness may occur on the side portion of the spool. By attaching the adherent member so as to cover this portion, Such defects can be concealed, and the appearance can be improved. In this case, the appearance can be further improved by applying a design to the adherend member.
この場合、被着部材が装着されるスプール軸の近傍におけるスプールの側部とは、スプール軸が挿入されているスプールの側面そのものや、スプール構造によっては、スプール軸を挿入支持する筒部の表面領域を含む概念であり、少なくとも側方から視認可能な領域が該当する。従って、前記被着部材は、視認可能となっているスプールの側面の全てを覆うような環状形状であっても良いし、外観の向上が図れるのであれば、その一部を覆うような形状であっても良い。また、被着部材は、スプールの側面のみならず、前記筒部領域の全て、又はその一部を覆うような構成であっても良い。 In this case, the side portion of the spool in the vicinity of the spool shaft on which the adherend member is mounted refers to the side surface of the spool itself into which the spool shaft is inserted or the surface of the cylinder portion that supports the insertion of the spool shaft depending on the spool structure. This is a concept that includes a region, and corresponds to a region that is visible from at least the side. Therefore, the adherent member may have an annular shape that covers the entire side surface of the spool that is visible, or a shape that covers a part of the surface if the appearance can be improved. There may be. Further, the adherent member may be configured to cover not only the side surface of the spool but also all or a part of the cylindrical portion region.
また、上記した構成において、被着部材は、耐食性を有する材料で構成しておくことが好ましい。このように被着部材を、耐食性を有する材料で構成することで、マスキングキャップを被着したことで表面処理がされなかった部分、或いはアルマイト処理ムラのある部分の耐食性の低下が防止される。 In the above configuration, the adherent member is preferably made of a material having corrosion resistance. By configuring the adherent member with a material having corrosion resistance in this manner, it is possible to prevent the corrosion resistance from being deteriorated in a portion that has not been subjected to the surface treatment due to the masking cap being adhered, or a portion that has alumite treatment unevenness.
本発明によれば、表面処理を施した魚釣用リールのスプールに関し、特に側面領域の外観を低下させることのない構成が得られるようになる。 According to the present invention, it is possible to obtain a configuration that does not particularly deteriorate the appearance of the side surface region with respect to the spool of the fishing reel that has been subjected to the surface treatment.
以下、本発明に係る魚釣用リールの実施の形態について、図1から図4を参照して具体的に説明する。なお、これらの図において、上記した図5及び図6に示した部分と同一の構成部分については、同一の参照符号が付されている。 Hereinafter, embodiments of a fishing reel according to the present invention will be described in detail with reference to FIGS. In these drawings, the same components as those shown in FIGS. 5 and 6 are given the same reference numerals.
図1は、本発明に係るスプールを装着した魚釣用リール(両軸受型リール)の一構成例を示す平面図である。 FIG. 1 is a plan view showing a configuration example of a fishing reel (double bearing type reel) equipped with a spool according to the present invention.
図1に示すように、魚釣用リールのリール本体1は、左右フレーム2a,2bと、これら左右フレーム2a,2bに所定の空間をもって装着される左右側板3a,3bとを備えている。
As shown in FIG. 1, a fishing
前記左右フレーム2a,2b(左右側板3a,3b)間には、スプール10が回転可能に支持されている。このスプール10は、その中心部に固着されるスプール軸12を備えており、前記スプール軸12は、その両端部が、軸受15a,15bを介して、それぞれリール本体1のフレーム2a,2bに回転可能に支持されている。この場合、スプール10は、スプール軸12と共に、例えば、左側板3aを左フレーム2aから取り外した状態で軸方向に引き出すことによって、リール本体から取り外すことが可能となっている。
A
前記右フレーム2b側には、突出端部にハンドル21を装着したハンドル軸20が配設されている。このハンドル軸20は、右フレーム2bに軸受を介して回転自在に支持されていると共に、右側板との間に介在された転がり式の一方向クラッチ(図示せず)によって、釣糸巻取方向にのみ回転可能となっている。
On the
前記右フレーム2bと右側板3bとの間には、前記ハンドル21の回転運動をスプール軸12に伝達する駆動力伝達機構と、この駆動力の伝達を継脱するクラッチ機構と、魚釣時にスプール10から釣糸が繰り出された際、スプール10にドラグ力を付与する制動機構が収容されている(これらの各機構については、公知技術であるため、詳細な説明は省略する)。
Between the
前記スプール10は、図2に示すように、スプール軸12と共に一体的に構成されており、上述したように、アルミニウム合金やマグネシウム合金等で一体形成されたスプール10に、ステンレス鋼材等によって形成されたスプール軸12を挿入固着した後、スプール軸12を証にして、スプール外周を切削加工することで作成されている。この場合、前記スプール10には、釣糸が巻回される巻回胴部10b、巻回胴部10bの中央部に円板状に一体化される中央連結部10c、及びスプール軸12を挿入支持する筒部10dが一体形成されている。
As shown in FIG. 2, the
そして、このような製造工程で作成されたスプール10は、図5に示したように、アルマイト処理や着色処理等、所定の表面処理が行なわれる。この場合、スプールを表面処理するに際しては、スプール軸12を電解液から保護するために、スプール軸12の外周を完全に被覆するマスキング用のキャップ50が被着され、更に、マスキングキャップ50の脱落防止や密封性確保を図るために、マスキングキャップを被着する際に、そのスプール側面10a或いはマスキングキャップの端面に接着剤が塗布される。
The
そして、スプール10に表面処理を施してマスキングキャップ50を取り外した後、スプール軸12の近傍にあるスプール側面10aを覆うように、環状の被着部材30が装着される。この被着部材30は、スプール側面10aの全面を覆うようにしても良いし、マスキング用のキャップ50が押し付けられる領域を中心として、色ムラ等が生じ易い、径方向に所定の範囲の領域を覆うものであっても良い。
After the surface treatment is performed on the
被着部材30は、少なくとも色ムラ等を隠蔽できる(外観の向上を図る)ような部材であれば、その形状についいては特に限定されることはないが、作業性等を考慮すると、環状に形成されていることが好ましい。また、被着部材の材料についても特に限定されることはないが、耐食性を有する部材、例えば、25μm程度の薄肉なポリエステルフィルムや、0.1mm程度のアルミニウム製のプレート等によって構成することが好ましい。すなわち、このような耐食性のある部材で構成することにより、実釣時に水分等が付着した際、アルマイト処理が充分でない部分の腐食を効果的に防止することが可能となる。
The shape of the
また、そのような被着部材30は、好ましくは、図に示すように、マスキング用のキャップ50が被着されて表面処理が施されない筒部10dの表面部を覆うようすることが好ましい。
Further, as shown in the drawing, it is preferable that such an
上記したような構成のスプールによれば、アルマイト処理中に、接着剤が流れたり、作業時の接着剤の量や塗布位置にムラが生じる等の不具合が発生して、マスキングキャップが被着されるスプール側面10aに、電解不良によりアルマイト被膜層が形成されない箇所が生じたり(アルマイト不良)、染色する際に色ムラが発生したとしても、そのような部分が隠蔽されて、視認性の向上を図ることが可能になる。また、そのような被着部材を耐食性のある材料で構成することにより、スプールの腐食を効果的に防止することが可能となる。
According to the spool having the above-described configuration, the masking cap is attached due to problems such as the adhesive flowing during anodizing or unevenness in the amount and application position of the adhesive during work. Even if a portion where the alumite coating layer is not formed due to electrolysis failure occurs on the
なお、上記した被着部材30は、例えば、図3に示すように、筒部10dを覆うことなく、スプール側面10aのみを覆うような構成であっても良い。或いは、図4に示すように、筒部10dが一方側のみに突出形成される構成のスプールでは、突出する筒部の表面を覆うような構成であっても良い。
In addition, the above-described
上記した被着部材30の形状は、スプールの形状、マスキングキャップの構成等に応じて適宜変形することが可能である。また、上記した被着部材30に、適宜意匠を施しておくことにより、その外観性の更なる向上が図れ、スプールをオプションパーツとして販売する際の訴求性の向上が図れるようになる。
The shape of the
1 リール本体
10 スプール
10a スプール側面
10b 巻回胴部
10c 中央連結部
10d 筒部
12 スプール軸
21 ハンドル
30 被着部材
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記スプール軸の近傍におけるスプールの側部に、被着部材が装着されていることを特徴とする魚釣用リールのスプール。 In a spool of a fishing reel, the spool having a spool shaft rotatably supported on the reel body can be driven to wind by rotating a handle provided on one side of the reel body.
A spool for fishing reel, wherein an adherend member is mounted on a side portion of the spool in the vicinity of the spool shaft.
Priority Applications (1)
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JP2005291225A JP2007097474A (en) | 2005-10-04 | 2005-10-04 | Spool of fishing reel |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005291225A JP2007097474A (en) | 2005-10-04 | 2005-10-04 | Spool of fishing reel |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007097474A true JP2007097474A (en) | 2007-04-19 |
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ID=38025037
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007097474A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2494866A1 (en) | 2011-03-04 | 2012-09-05 | Shimano Inc. | Spool of fishing reel |
US9301513B2 (en) | 2013-09-30 | 2016-04-05 | Shimano Inc. | Fishing reel |
-
2005
- 2005-10-04 JP JP2005291225A patent/JP2007097474A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2494866A1 (en) | 2011-03-04 | 2012-09-05 | Shimano Inc. | Spool of fishing reel |
US8746604B2 (en) | 2011-03-04 | 2014-06-10 | Shimano Inc. | Fishing reel |
US9301513B2 (en) | 2013-09-30 | 2016-04-05 | Shimano Inc. | Fishing reel |
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