JP2007094680A - 画像処理装置、画像処理方法等 - Google Patents

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Abstract

【課題】仮想空間における物体に、意図した通りの陰影が施された2次元画像を容易に生成することを可能とする画像処理装置、画像処理方法等を提供する。
【解決手段】仮想空間における物体の形状データに基づいて、当該物体の2次元画像を生成する画像生成装置であって、前記2次元画像を表示する表示手段と、前記表示された2次元画像の任意の領域に対して陰影表現を付加する陰影表現付加手段と、前記付加された陰影を有する前記2次元画像が生成されるような光強度分布を有する光源を、前記仮想空間に生成する光源生成手段と、前記生成された光源を用いて、前記物体の新たな2次元画像を生成する2次元画像生成手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、仮想空間における物体の形状データに基づいて、当該物体の2次元画像を生成する画像生成装置、画像処理方法等の技術分野に関する。
従来、コンピュータグラフィックスにより、仮想空間における物体に対して陰影付け(シェーディング)をして2次元画像を生成する場合には、オペレータが光源データを設定し、画像生成装置がこの設定に基づいて2次元画像を生成して画面上に表示する。その後、オペレータが画面上に表示された結果を見ながら光源の位置、角度、光強度等のパラメータや物体の色、材質等のパラメータを調整することにより、オペレータが意図した陰影を有する画像に近づけていく方法がとられている。
ところが、この様な方法は、光源、物体等のパラメータを調節することにより、2次元画像に施される陰影を間接的に指定するものであるため、試行錯誤を繰り返しながら意図した画像に近づけていく作業が必要となり、オペレータの作業負担が過大となるとともに、意図した画像を生成することが容易ではないという問題があった。
かかる問題に対して、例えば、特許文献1に記載のコンピュータグラフィックスシステムにおいては、画面上に表示された2次元画像に対し、明るさを最も強くしたいハイライト位置、明るさ等をオペレータが設定すると、シェーディング方程式を逆に計算することにより光源の位置等を設定する。そして、このようにして変更された光源データを用いて物体の新たな2次元画像を生成している。
この方法によれば、指定されたハイライト位置の明るさを最も大きくした2次元画像を生成することができるようになっている。
特開平7−129795号公報
しかしながら、上述した特許文献1の方法は、物体上におけるハイライト分布中心位置を指定できる点でオペレータの作業負担は軽減されるものの、ハイライト反射効果によって2次元画像にどのような陰影が施されるか(例えば、ハイライトの大きさ、範囲、色の濃淡、輪郭のぼかし具合等)は、実際に試してみなければ分からない状況であり、結局はオペレータが試行錯誤を繰り返しながら意図した画像に近づけていく作業が必要となるという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、仮想空間における物体に、意図した通りの陰影が施された2次元画像を容易に生成することを可能とする画像処理装置、画像処理方法等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、仮想空間における物体の形状データに基づいて、当該物体の2次元画像を生成する画像生成装置であって、前記2次元画像を表示する表示手段と、前記表示された2次元画像の任意の領域に対して陰影表現を付加する陰影表現付加手段と、前記付加された陰影を有する前記2次元画像が生成されるような光強度分布を有する光源を、前記仮想空間に生成する光源生成手段と、前記生成された光源を用いて、前記物体の新たな2次元画像を生成する2次元画像生成手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像生成装置において、前記陰影表現付加手段により付加された陰影表現の照度分布を、前記仮想空間における前記物体表面に逆射影変換する逆射影変換手段を更に備え、前記光源生成手段により生成された光源は、前記物体表面に前記照度分布が逆射影変換された領域における当該物体表面に対する視線方向からの正反射方向に位置し、且つ当該逆射影変換された照度分布に応じた光強度分布を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像生成装置において、前記陰影表現指定手段により指定された陰影表現は、ハイライト表現であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、仮想空間における物体の形状データに基づいて、当該物体の2次元画像を生成する画像生成装置における画像生成方法であって、前記2次元画像を表示する表示工程と、前記表示された2次元画像の任意の領域に対して陰影表現を付加する陰影表現付加工程と、前記付加された陰影を有する前記2次元画像が生成されるような光強度分布を有する光源を、前記仮想空間に生成する光源生成工程と、前記生成された光源を用いて、前記物体の新たな2次元画像を生成する2次元画像生成工程と、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、コンピュータを、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像生成装置として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、表示された物体の2次元画像に対して、例えば、反射光の大きさ、範囲、色の濃淡、輪郭のぼかし具合等の陰影表現が付加されると、この付加された陰影を有する2次元画像が生成されるような光強度分布を有する光源を生成し、この光源を用いて、2次元画像に付加された陰影表現通りに陰影付けされた物体の新たな2次元画像が生成されるので、意図した通り陰影が施された2次元画像を容易に生成することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、仮想空間における物体の、ハイライト付けされた2次元画像を生成して画面に表示させるハイライト画像生成装置に対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1]ハイライト画像生成装置Sの構成及び機能概要
先ず、本実施形態に係るハイライト画像生成装置Sの構成及び機能について説明する。
図1は、本実施形態に係るハイライト画像生成装置Sの概要構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、ハイライト画像生成装置は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部1と、各種プログラム(例えば、画像生成処理プログラム等)及びデータ(光源データ、形状・材質データ等)等を記憶する記憶部2(例えば、ハードディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、光ディスクドライブ等)と、陰影表現付加手段としての入力指示部3(例えば、キーボード、マウス、ライトペン等)と、表示手段としての画像表示部4(例えば、ディスプレー等)と、により構成されている。
ハイライト画像生成装置Sとしては、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、PDA(Personal Digital Assistant)等が適用可能である。
制御部1は、CPUが、ROMまたは記憶部2に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより、ハイライト画像生成装置Sを統括制御するとともに、本実施形態に係る光源生成手段、2次元画像生成手段、逆射影変換手段等として機能するようになっている。
また、制御部1は、機能的に、形状・材質データ保持部11と、視点データ保持部12と、光源データ保持部13と、ハイライトデータ保持部14と、逆射影変換手段及び光源生成手段としてのハイライト生成部15と、2次元画像生成手段としての画像生成部16と、により構成されている。
形状・材質データ保持部11には、記憶部2から読み出されたオブジェクトの形状データ(例えば、頂点の位置、線分データ、面データ等)、材質データ(例えば、反射率等)が記憶される。
視点データ保持部12には、例えば、視点の位置、視線方向、視野角等のデータが記憶される。
光源データ保持部13には、記憶部2から読み出された光源の種類、位置、光強度等のデータが記憶されている。また、光源データ保持部13には、ハイライト光源の光強度分布等のデータが記憶される。
ハイライト生成部15により生成されるハイライト光源は、ある広がりを有する面光源であり、その領域内の各位置で独立した光強度(光源の輝度)を有している。従って、光源の領域全体で、ある光強度分布を有することとなり、そのデータは、例えば、光源の領域内における位置と対応付けられた光強度のマップを、RGB各色ごとに構成した構造を有している。
ハイライトデータ保持部14には、ハイライト生成部15により、オブジェクト表面に生成されたハイライト領域のハイライト分布(本実施形態に係る照度分布)等が記憶される。
ハイライト分布とは、仮想空間上のオブジェクト表面において、ハイライト光に照らされた領域内の各位置における照度(光源に照らされた部分の輝度)の集まりによる分布であり、そのデータは、例えば、ハイライト光に照らされた領域内における位置と対応付けられた照度のマップを、RGB各色ごとに構成した構造を有している。
ハイライト生成部15は、入力指示部3により、画像表示部4に表示されたオブジェクトの2次元画像の任意の領域に対して付加されたハイライト表現のハイライト分布を、仮想空間におけるオブジェクトの表面に座標変換して、オブジェクトの表面におけるハイライト分布を生成するが、その具体的な方法について以下に説明する。
3次元仮想空間におけるオブジェクトの2次元画像をビューウインドウ(投影面上において、画像表示部4に表示される領域)上に変換するには、例えば、射影変換により、オブジェクトのワールド座標(仮想空間における座標)からウインドウ座標(ビューウインドウにおける座標)に変換させる。具体的には、所定の射影変換行列とオブジェクトのワールド座標とを掛け合わせることでウインドウ座標を求める。
そこで、ビューウインドウ上における2次元画像を3次元仮想空間上のオブジェクトに変換するには、上記変換の逆の変換を行えば良い。つまり、射影変換行列の逆行列を求め、この逆行列と2次元画像のウインドウ座標とを掛け合わせてオブジェクト表面上のワールド座標を求めれば良い。これが逆射影変換である。
ハイライト生成部15は、ビューウインドウ上にハイライト表現が付加された領域のハイライト分布を、上記の様に逆射影変換して、オブジェクト表面におけるハイライト分布を計算し、これをイライトデータ保持部14に記憶させる。
また、ハイライト生成部15は、逆射影変換されたハイライト分布を、仮想空間における環境オブジェクトに映し込んでハイライト光源を生成する。
これは、鏡面反射によりオブジェクト表面に他のオブジェクトを映し込む手法の一つであるリフレクションマッピングと同様の考え方により行われるが、その具体的な方法について以下に説明する。
図2は、ハイライト光源が生成される様子の一例を示す図である。
図2に示すように、オブジェクト表面におけるハイライトが分布する範囲をSとし、その範囲内のある位置xにおける反射光の照度をPc(x)とする(Pc(x)は、オブジェクト表面における逆射影変換されたハイライト分布の位置xにおける照度と等しい)。
先ず、視点から、オブジェクト表面における位置xに向かう視線方向Vを求める。次いで、オブジェクト表面における位置xに対する視線方向Vからの正反射方向Rを求める。そして、位置xからの正反射方向Rと環境オブジェクト面との交差する位置θを求める。範囲Sに対する位置θの取り得る範囲をωとすると、ωをその範囲としたハイライト光源が生成されることになる。
位置θにおけるハイライト光源の光強度Pr(θ)は、次式により求めることができる。
Figure 2007094680
式1において、kはハイライト反射係数であり、予め光源データ保持部13に記憶されている。
ハイライト生成部15は、範囲S全域(範囲ω全域)について光強度を求め、ハイライト光源の光強度分布として光源データ格納部13に記憶させる。
このようにして、ハイライト生成部15は、画像表示部4に表示された2次元画像に付加されたハイライトを有するオブジェクトの2次元画像が生成されるような光強度分布を有するハイライト光源を、仮想空間に生成する光源生成手段として機能する。
画像生成部16は、形状・材質データ、視点データ、光源データ等に基づいて、射影変換、クリッピング、隠面消去、シェーディング、テクスチャマッピング等を含むレンダリング処理によりオブジェクトの新たな2次元画像を生成し、画像表示部4に表示する。
シェーディング処理において、オブジェクト表面の位置xに対するハイライト光源による反射光の照度Pc(x)は、式1を変形した次式により求められる。
Figure 2007094680
なお、その他の処理は公知であるので詳しい説明は省略する。
次に、オブジェクトにハイライトを付加するための操作画面について説明する。図3は、本実施形態に係る操作画面の一例を示す図である。
オペレータによる入力指示部3の操作により、画像生成プログラムが起動されると、画像表示部4に、例えば、図3に示すような操作画面が表示される。
操作画面には、オブジェクトの2次元画像411が表示される画像表示エリア41と、ハイライトカラーを選択するためのカラー選択メニュー42と、ハイライトを付加するブラシの形状(大きさ、輪郭のぼかし具合等)を選択するためのブラシ選択メニュー43と、2次元画像の生成を開始させるための画像生成ボタン44と、が設けられている。
オペレータが、入力指示部3により、カラー選択メニュー42の中から、2次元画像411に付加したいハイライトカラーを選択し、また、ブラシ選択メニュー43からブラシの形状を選択する。
次いで、オペレータが、例えば、2次元画像411上の任意の位置でマウスのボタンを押しながら、ハイライト表示させたい領域をなぞるようにしてマウスを動かすと、2次元画像411上にハイライト表現412が付加されて表示される。
このようにして、入力指示部3は、画像表示部4に表示された2次元画像の任意の領域に対してハイライト表現412を付加する陰影表現付加手段として機能する。なお、この後、別のハイライトカラーまたは別のブラシ形状を選択して、更に、ハイライト表現412を付加するようにしても良い。
このようにして、オペレータの意図したハイライト表現412が付加されたら、オペレータが、入力指示部3を操作して画像生成ボタン44を選択することにより、ハイライト光源の生成及び2次元画像の生成が開始される。
[2]ハイライト画像生成装置Sの動作
次に、以上の構成を有するハイライト画像生成装置Sにおける動作例について説明する。
図4は、2次元画像にハイライト表現が付加された領域からハイライト光源が生成されるまでの様子の一例を示す図である。また、図5は、本実施形態に係るハイライト画像生成装置Sの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、仮想空間上にはオブジェクト101が配置され、それを内包するようにして環境オブジェクト102が配置されている(本実施形態に係る環境オブジェクトは球体であるが、例えば、立方体であっても良い)。また、視点位置、視野角等に基づき、クリッピング処理のためのビューボリューム103が構成され、ビューボリューム103を有限にするための近クリップ面103aと遠クリップ面103bとが、オブジェクト101の2次元画像が投影されるビューウインドウ104と平行にして設けられている。なお、ビューウインドウ104は、本来、概念的にはビューボリューム103内に位置するが、図4においては、説明のために、ビューボリューム103の外側に示している。
2次元画像に対してハイライト表現412が付加され、画像生成ボタン44が選択されると、図5に示すように、ハイライト生成部15は、ハイライト表現412が付加された領域上の画素の、ビューウインドウ104におけるウインドウ座標Pwを、近クリップ面103a上の座標Psに変換する(ステップS1)。この変換は、例えば、次式により求められる。
Figure 2007094680
なお、式3において、Mvはビューポート変換行列であり、この行列は、ビューウインドウと近クリップ面103aとの縦の長さの比、横の長さの比により求めることができる。
次いで、ハイライト生成部15は、座標Psをワールド座標Pnvに変換する(ステップS2)。
そして、ハイライト生成部15は、視点105の位置(ワールド座標Vv)とPnvを通る直線方向Vとオブジェクト101の表面が交差する位置の座標Pvを、次式により逆射影変換して求める(ステップS3)。
Figure 2007094680
なお、式3において、Mrは射影変換行列である。
次いで、ハイライト生成部15は、オブジェクト101の表面に逆射影変換された座標Pvにおける照度として、ビューウインドウ104上の座標Pwにおけるハイライトカラーの照度を、座標Pvに対応付けてハイライトデータ保持部14に記憶する(ステップS4)。
その後、ハイライト生成部15は、ハイライト表現412が付加された領域上の全画素について処理が行われたか否かを判定し(ステップS5)、処理していない画素がある場合は(ステップS5:NO)、残りの画素についてステップS1〜S4の処理を繰り返す。
そして、全ての画素について処理が行われると(ステップS5:YES)、オブジェクト101の表面に逆射影変換された全ての照度がハイライトデータ保持部14に記憶されることにより、オブジェクト101の表面におけるハイライト分布106の生成が完了する。
その後、ハイライト生成部15は、オブジェクト101の表面に生成されたハイライト分布106について、前述した方法により、環境オブジェクト102上の光源の座標Lvを求め(ステップS6)、オブジェクト101の表面における座標Pvの照度に対応する、ハイライト光源の光強度を式1により求め(ステップS7)、光源データ保持部13に記憶させる(ステップS8)。
次いで、ハイライト分布106の全ての位置について処理が行われたか否かを判定し(ステップS9)、処理していない位置がある場合(ステップS5:NO)、ハイライト生成部15は、残りの位置についてステップS6〜S8の処理を繰り返す。
そして、全ての位置について処理が行われると(ステップS9:YES)、ハイライト光源107の光強度分布が光源データ記憶部13に記憶され、ハイライト光源107の生成が完了し、ステップS10に移行する。
ステップS10においては、画像生成部16が、形状・材質データ、視点データ、ハイライト生成部15により生成されたハイライト光源107の光源データ等を読み出し、これらのデータを用いて新たな2次元画像を生成し、画像表示部4に表示させる(ステップS11)。
このようにして生成された2次元画像のハイライト反射効果は、操作画面において付加されたハイライト表現と同等となる。すなわち、オペレータが意図したハイライト反射効果を直接的に指定できるのである。
ところで、一旦、ハイライト光源を生成して、オブジェクトの2次元画像を生成した後に、視点の位置を変更し、または、オブジェクトを回転させ、あるいは、オブジェクトを移動させる等により、視点、オブジェクト及び光源の位置関係が変化すると、ハイライト反射効果が変化してしまい、意図したハイライトを得るために、オペレータによる作業が改めて必要となってしまう。
しかし、本実施形態においては、このような場合でも、最初に2次元画像を生成したときのハイライトを簡単に再現することができる。
つまり、ハイライト生成部15によりハイライト光源を生成する際に、ハイライトデータをハイライトデータ記憶部2に記憶させているので、図5におけるステップ5の処理が終了した状態と同じ状態になっている。
そこで、オペレータによる入力指示部3の操作により、画像生成ボタン44が選択されたら、ハイライト生成部15は、ステップS6から処理を開始し、視点位置、ハイライト領域の座標、ハイライトカラーの明度、オブジェクト表面のハイライト領域における法線方向等に基づいて、新たにハイライト光源を生成すれば良い。
なお、オブジェクトを回転、移動等させる場合には、それに対応してハイライト領域の座標を変換すれば良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、画像表示部4に表示されたオブジェクトの2次元画像の任意の領域に対して、入力指示部3がハイライト表現を付加し、ハイライト生成部15が、この付加されたハイライトを有する2次元画像が生成されるような光強度分布を有するハイライト光源を仮想空間に生成し、このハイライト光源を用いて、画像生成部16が、オブジェクトの新たな2次元画像を生成するので、意図した通りの陰影が施された2次元画像を容易に生成することが可能となる。
また、入力指示部3により付加されたハイライト表現のハイライト分布を、生成部15が、仮想空間におけるオブジェクト表面に逆射影変換し、オブジェクト表面にハイライト分布がこの逆射影変換された領域におけるオブジェクト表面に対する視線方向からの正反射方向に位置するハイライト光源であって、且つ、この逆射影変換されたハイライト分布に応じた光強度分布を有するハイライト光源を生成するので、リフレクションマッピング等の単純化された方法によりハイライト光源を生成して、意図した通りの陰影が施された2次元画像を生成することが可能となる。
本実施形態に係るハイライト画像生成装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 ハイライト光源が生成される様子の一例を示す図である。 本実施形態に係る操作画面の一例を示す図である。 2次元画像にハイライト表現が付加された領域からハイライト光源が生成されるまでの様子の一例を示す図である。 本実施形態に係るハイライト画像生成装置Sの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 制御部
2 記憶部
3 入力指示部
4 画像表示部
11 形状・材質データ保持部
12 視点データ保持部
13 光源データ保持部
14 ハイライトデータ保持部
15 ハイライト生成部
16 画像生成部
41 画像表示エリア
42 カラー選択メニュー
43 ブラシ選択メニュー
44 画像生成ボタン
101 オブジェクト
102 環境オブジェクト
103 ビューボリューム
103a 近クリップ面
103b 遠クリップ面
104 ビューウインドウ
105 視点
106 ハイライト分布
107 ハイライト光源
411 オブジェクトの2次元画像
412 ハイライト表現
S ハイライト画像生成装置

Claims (5)

  1. 仮想空間における物体の形状データに基づいて、当該物体の2次元画像を生成する画像生成装置であって、
    前記2次元画像を表示する表示手段と、
    前記表示された2次元画像の任意の領域に対して陰影表現を付加する陰影表現付加手段と、
    前記付加された陰影を有する前記2次元画像が生成されるような光強度分布を有する光源を、前記仮想空間に生成する光源生成手段と、
    前記生成された光源を用いて、前記物体の新たな2次元画像を生成する2次元画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする画像生成装置。
  2. 請求項1に記載の画像生成装置において、
    前記陰影表現付加手段により付加された陰影表現の照度分布を、前記仮想空間における前記物体表面に逆射影変換する逆射影変換手段を更に備え、
    前記光源生成手段により生成された光源は、前記物体表面に前記照度分布が逆射影変換された領域における当該物体表面に対する視線方向からの正反射方向に位置し、且つ当該逆射影変換された照度分布に応じた光強度分布を有することを特徴とする画像生成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像生成装置において、
    前記陰影表現指定手段により指定された陰影表現は、ハイライト表現であることを特徴とする画像生成装置。
  4. 仮想空間における物体の形状データに基づいて、当該物体の2次元画像を生成する画像生成装置における画像生成方法であって、
    前記2次元画像を表示する表示工程と、
    前記表示された2次元画像の任意の領域に対して陰影表現を付加する陰影表現付加工程と、
    前記付加された陰影を有する前記2次元画像が生成されるような光強度分布を有する光源を、前記仮想空間に生成する光源生成工程と、
    前記生成された光源を用いて、前記物体の新たな2次元画像を生成する2次元画像生成工程と、
    を備えることを特徴とする画像生成方法。
  5. コンピュータを、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像生成装置として機能させることを特徴とする画像生成処理プログラム。
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