JP2007093075A - ギャップ調整装置 - Google Patents

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JP2007093075A JP2005281643A JP2005281643A JP2007093075A JP 2007093075 A JP2007093075 A JP 2007093075A JP 2005281643 A JP2005281643 A JP 2005281643A JP 2005281643 A JP2005281643 A JP 2005281643A JP 2007093075 A JP2007093075 A JP 2007093075A
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康彦 宮本
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Abstract

【課題】アーム等により支持された探知機と地表面との間のエアギャップを容易に調整することのできるギャップ調整装置を提供する。
【解決手段】探知機11と地表面Gとの間隙を調整するギャップ調整装置10であって、前記探知機11を保持する保持手段13と、前記保持手段13を中空で支持する支柱25と、前記支柱25を昇降移動させる昇降手段12とを備え、前記保持手段13は、前記探知機11を前記支柱25に対しピッチ方向及びロール方向に回動させる回動手段27、28を有し、前記昇降手段12により前記探知機11の高さ方向位置が調整され、前記保持手段13の前記回動手段27、28により前記探知機11の傾斜位置が調整される。
【選択図】図2

Description

本発明は、アーム等により支持される探知機と地面との間のエアギャップを調整するギャップ調整装置に関する。
例えば地雷等の埋設場所を特定する方法として、探知機として金属探知機や地中レーダセンサ機を用いる方法がある。
金属探知機は、低い周波数の電磁波を地面に向けて発信することにより空中から地中に亘り磁界を形成し、その磁界の変化を見て金属物を検出するものである。
一方、地中レーダセンサ機は、送信機から地中に向けて電磁波を送信し、その反射波をアンテナで受信し、埋設物の形状を表示し検出するものである。
いずれの方式によっても、ある程度の精度で地雷を検出することができるが、夫々検出精度や作業効率に欠点を有しており、好ましくは、双方を複合させた探査機を用いることで、夫々の欠点が補完され、精度よく容易に地雷を検出することが可能となる。
ところで、金属探知機や地中レーダセンサ機、あるいはそれらの複合機において、地雷を正確に検出するには、センサ面と地表面との間の距離を一定に保ち、且つ、平行にすることが必要である。即ち、センサ面と地表面との間に形成されるエアギャップ(間隙)を高精度に調整する制御が必要とされる。
この課題に対し、本出願人は、操作者が保持するアームの先端に設けられたレーダ探査ユニットを、容易にアームに対して傾斜させることのできるレーダ探査装置を特願2005−68407により提案した。このレーダ探査装置によれば、地表の傾斜に合わせ、操作者がレーダ探査ユニットをアームに対して傾斜させることにより、センサ面と地表面との間のエアギャップを調整することができる。
しかしながら、特願2005−68407に示されたレーダ探査装置にあっては、前記アームに対してレーダ探査ユニットがピッチ方向(前後傾斜)のみに回動する構造であるため、ロール方向(左右傾斜)や上下方向の調整については、操作者自身が保持するアーム本体の向きを変える必要があった。
前記アームに対してレーダ探査ユニットを更にロール方向や上下方向に移動させることができれば、車両にアームを設ける場合等においても、レーダ探査ユニットの配置制御が容易になり、センサ面と地表面との間のエアギャップを、より容易に調整することができる。
本発明は、前記したような事情の下になされたものであり、アーム等により支持された探知機と地表面との間のエアギャップを容易に調整することのできるギャップ調整装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるギャップ調整装置は、地中の埋設物を検出する検出装置に搭載され、探知機と地表面との間隙を調整するギャップ調整装置であって、前記探知機を保持する保持手段と、前記保持手段を支持する支柱と、前記支柱を昇降移動させる昇降手段とを備え、前記保持手段は、前記探知機を前記支柱に対しピッチ方向及びロール方向に回動させる回動手段を有し、前記昇降手段により前記探知機の高さ方向位置を調整し、前記保持手段の前記回動手段により前記探知機の傾斜位置を調整することに特徴を有する。
このように構成されているため、昇降手段により支柱が昇降移動され、探知機の全体の高さ位置が調整されると共に、回動手段により、被保持体のピッチ方向、ロール方向の傾斜位置が夫々調整される。
即ち、操作者は、昇降手段と回動手段とを制御することにより、被保持体と地表面とのエアギャップ調整を容易に行うことができる。
また、前記昇降手段は、ボールねじ軸と、前記支柱に対し固定され、前記ボールねじ軸に螺合することにより該ボールねじ軸に沿って移動する連結部材と、前記ボールねじ軸を回転駆動させるねじ軸回転駆動手段とを備え、前記ねじ軸回転駆動手段が、前記ボールねじ軸を回転駆動することにより、前記支柱が前記連結部材を介し昇降移動し、前記探知機の地表面に対する高さ位置が調整されることが望ましい。
このように構成すれば、ねじ軸回転駆動手段の駆動により、操作者は支柱を昇降移動させることができ、支柱に保持された探知機の高さ位置を容易に調整することができる。
また、画像処理装置やコンピュータ等を利用し、ねじ軸回転駆動手段の動作を制御することにより、地表面の状態に合わせた探知機の高さ位置を自動的に制御することも可能である。
また、前記保持手段は、前記支柱の下端に支持された第一の球体と、前記第一の球体の球面に沿って摺動自在に設けられ、前記探知機を保持する旋回部材とを備え、前記回動手段は、ピッチ方向回動手段とロール方向回動手段とを備え、前記ピッチ方向回動手段は、前記旋回部材の側部に固定された第二の球体と、前記第二の球体の球面に沿って摺動自在に設けられたピッチ側連結部材と、前記ピッチ側連結部材に接続されたピッチ側ロッドとを有し、前記ロール方向回動手段は、前記旋回部材の側部に固定された第三の球体と、前記第三の球体の球面に沿って摺動自在に設けられたロール側連結部材と、前記ロール側連結部材に接続されたロール側ロッドとを有し、前記第二の球体と、前記第三の球体とは、前記第一の球体の中心を角の頂点として直角を形成して配置するよう夫々設けられ、前記ピッチ側ロッドを上下動することにより、前記旋回部材がピッチ方向に回動し前記探知機のピッチ方向の傾斜が調整され、前記ロール側ロッドを上下動することにより、前記旋回部材がロール方向に回動し前記探知機のロール方向の傾斜が調整されることが望ましい。
このように構成することにより、ピッチ側ロッドの上下動操作により探知機のピッチ方向の傾斜制御が可能となり、ロール側ロッドの上下動操作により探知機のロール方向の傾斜制御が可能となる。
即ち、操作者はピッチ側ロッドとロール側ロッドとを上下動操作することにより、容易に探知機の傾斜位置を調整することができる。
本発明によれば、アーム等により支持された探知機と地表面との間のエアギャップを容易に調整することのできるギャップ調整装置を得ることができる。
以下、この発明に係る実施の形態について、図に基づいて説明する。図1は、本発明に係るギャップ調整装置を備える地雷探知車両の全体を示す側面図である。図示する地雷探知車両1は、例えばクローラー機構1aによって凹凸のある、或いは急斜面の地面G上であっても走行可能となっている。
このような地雷探知車両1の前部には、図示しない車両内部の操縦席から、遠隔操作が可能なマニピュレータ2が設けられている。このマニピュレータ2は、鉛直軸周りに回動自在に設けられた円柱状の主軸部2aと、その主軸部2aの上部から車両前方に延設されたロール方向(左右方向)に回動自在な回転部材2bとで構成されている。
また、回転部材2bの先端には、さらに車両前方に、車両1に対して水平方向に延設されたアーム3が設けられ、マニピュレータ2の回動動作に連動して、このアーム3は主軸部2aを軸に回動可能、また、ロール方向に回動可能に構成されている。
アーム3の先端には、探知機ユニット100が設けられる。続いて、この探知機ユニット100について詳細に説明する。
図2は、探知機ユニット100の全体を示す側面図である。この探知機ユニット100は、大きくは、ギャップ調整装置10と、探知機本体11と、探知機本体11を支持する支柱25とで構成される。
ギャップ調整装置10は、昇降装置(昇降手段)12と、首振り装置(保持手段)13とで構成されている。
先ず、昇降手段12について説明する。図3は、昇降装置12の側面図、図4は、昇降装置12の正面図である。図5は、図4のA−A矢視断面図である。尚、いずれもアーム3との配置関係を示すため、アーム3を図示している。
図3、図4に示すように、昇降装置12は、その各構成部材の取り付け土台となるケーシング14を具備し、このケーシング14がアーム3に対しボルト固定されている。尚、図示する形態においては、ケーシング14の前面及び左右側面が開放されているが、開放せずに、その内部を密閉するようなケーシング形態でもよい。
ケーシング14には、支柱25に沿ってボールねじ軸15が設けられる。このボールねじ軸15は、ボールねじサポートユニット16により、その設置方向が固定されている。ボールねじ軸15の上端は、ケーシング14上部に設けられた電動モータ(ねじ軸回転駆動手段)18の回転軸にカップリング17を介して接続され、電動モータ18が駆動すると、ボールねじ軸15が軸周りに回転するようになされている。
尚、ボールねじサポートユニット16、電動モータ18はケーシング14にボルト固定されている。また、電動モータ18は、図4に示すコネクタ部18aが図示しない電気系からの給電により駆動すると共に、内部に、図示しない減速制御装置及びエンコーダ(回転数検出手段)が組み込まれており、その回転軸の回転制御(速度、回転方向等)が制御可能になされている。
また、ボールねじ軸15には、これに螺合するボールねじ移動体19が取り付けられ、このボールねじ移動体19は、ボールねじ軸15の回転動作によって、ボールねじ軸15の軸方向に沿って昇降動作するようになされている。
ボールねじ移動体19の前面には、スライド板20がボルト固定等により設けられる。即ち、スライド板20は、ボールねじ移動体19と同時に昇降動作するようになされている。また、ケーシング14には、ボールねじ軸15と平行にスライドガイドレール21が設けられ、スライド板20には、図5に示すように、スライドガイドレール21に対して可動部となるスライドガイド22が設けられている。
この構造により、スライド板20に大きな負荷が加えられても、スライドガイド22とスライドガイドレール21により負荷を吸収し、ボールねじ軸15等を用いたスライド板20の昇降機構が破損しないようになされている。
尚、ボールねじ軸15の下端付近には、ボールねじ移動体19の下方への移動を制限する下限ストッパ23がケーシング14に対して設けられている。
また、図2に示すように、前記スライド板20の前面には、支柱25がブラケット24により固定され、支柱25の下端には、後述する首振り装置13の首振り機構部26を介して探知機本体11が保持されている。したがって、昇降装置12の駆動によりボールねじ移動体19及びスライド板20(連結部材)を介して支柱25が昇降動作し、それに支持される探知機本体11も昇降移動する。
尚、前記した昇降装置12によれば、探知機本体11を昇降移動させるための駆動源に電動モータを用いるため、操作者が容易に操作できるだけでなく、図示しない画像処理装置やコンピュータ等を利用することにより、地表面Gの状態に合わせた探知機本体11の高さ位置を自動的に制御することも可能である。
続いて、首振り装置13について説明する、図6は、首振り装置13の側面図である。図7は、図6の首振り装置13のB−B矢視断面図である。図8は、図7の首振り装置13を昇降装置12と共に示した横断面図である。
図6に示すように、首振り装置13は、支柱25の下端と探知機本体11とを連結する首振り機構部26を備える。また、支柱25に対し平行に2本の上下動ロッド(ピッチ側ロッド、ロール側ロッド)27、28が設けられ、これら上下動ロッド27、28は、その下端は夫々首振り機構部26に係合し、上端はスライド板20に対しブラケット29を介して固定されたロッド上下動駆動装置30、31に夫々接続されている。
また、図7、図8に示すように、2本の上下動ロッド27、28は、支柱25の中心軸を角の頂点として直角(90度)を形成する半直線上に夫々設けられる。
これは、上下動ロッド27の上下動操作により探知機本体11をピッチ方向(前後方向)に傾斜させ、上下動ロッド28の上下動操作により探知機本体11をロール方向(左右方向)に傾斜させるためである。
次に、これら上下動ロッド27、28により探知機本体11をピッチ方向及びロール方向に傾斜させるための機構部としての首振り機構部26の構造について説明する。図9は、首振り機構部26の一部断面拡大図である。尚、ピッチ方向とロール方向の回動機構は、夫々同様の構造により機能するため、図9にはピッチ方向の回動機構のみを図示して説明し、ロール方向の回動機構については図示せず、その説明を省略する。
図9(a)に示すように、支柱25の先端には、略球体に形成された中央旋回ボール(第一の球体)32が設けられる。この中央旋回ボール32には、その球面形状に合わせて接触面が形成されたボール受け部(旋回部材)33が摺動自在に取り付けられ、ボール受け部33は、中央旋回ボール32の球面に沿って機械的制約を受けない範囲で旋回可能になされている。
尚、ボール受け部33は、受け皿部33aと蓋部33bとで構成される。中央旋回ボール32をボール受け部33により保持する(取り付ける)際には、受け皿部33a上に中央旋回ボール32を載せ、次いで中央旋回ボール32上に蓋部33bを被せ、蓋部33bを受け皿部33aに対しボルト固定する。これにより、中央旋回ボール32に対しボール受け部33が外れることなく取り付けられる。
また、ボール受け部33の側部には、略球体の遊星旋回ボール(第二の球体)37が固定され設けられている。即ち、図9に示すように遊星旋回ボール37からストッパ棒37aが突出して形成されており、このストッパ棒37が、ボール受け部33の受け皿部33aと蓋部33bとにより挟持され固定されている。
また、この遊星旋回ボール37に対し、ボール受け部(ピッチ側連結部材)36が摺動自在に取り付けられ、ボール受け部36は上下動ロッド27の下端に接続されている。
尚、ボール受け部36は、上下動ロッド27の下端に形成された受け皿部36aと、受け皿部36aに対応した蓋部36bとで構成される。遊星旋回ボール37をボール受け部36により保持する(取り付ける)際には、受け皿部36aと蓋部36bとの間に遊星旋回ボール37を挟み、受け皿部36aと蓋部36bとをボルト固定する。これにより、ボール受け部36から遊星旋回ボール37が外れることなく取り付けられる。
また、中央旋回ボール32の表面には、上下方向に沿って2箇所の溝部34、35が形成されている。溝部34は、前記遊星旋回ボール37のストッパ棒37aの先端に係合するようになされ、溝部35は、上下動ロッド28の下端に設けられる図示しない遊星旋回ボールのストッパ棒に対応するものである。
即ち、溝部34、35によりボール受け部33の中央旋回ボール32に対する回動方向が規制されるようになされている。
そして、これらの溝部34、35や2つの遊星旋回ボールは、図9(b)に示すように、中央旋回ボール32を角の頂点として直角(90度)となる位置関係に夫々設けられている。即ち上下動ロッド27、28が上下動することにより、ボール受け部33がピッチ方向またはロール方向に回動するようになされている。
具体的には、図9(b)に示すように、旋回中心ボール32の中心を通り直角に交わるX−X軸及びY−Y軸上に、それぞれ遊星旋回ボール37及び38を配置することで、X−X軸が上下動するときにY−Y軸は不動となり、その位置を保持する。この状態において、Y−Y軸を上下動すると、X−X軸は不動でその位置を保持する。即ち、遊星旋回ボール37を上下動すればピッチ方向のみ動き、ロール方向は保持される。また、遊星旋回ボール38を上下動すれば、ロール方向のみ動き、ピッチ方向は保持することができ、ロールとピッチ回転で互いに干渉することなく位置制御が可能となる。
尚、上下動ロッド27、28を支柱25に対して直角(90度)を形成させるだけでなく、各ロッドの先端となるボール位置を直角となるように配置することで、各ロッドの撓みの影響を受けずにボール受け部33をピッチ方向またはロール方向に回動させることができる。
また、ボール受け部33の下端、即ち受け皿部33aの下端には探知機本体11がボルト固定されている。即ち、ボール受け部33が中央旋回ボール32に対してピッチ方向またはロール方向に回動すると、探知機本体11が連動して傾斜するようになされている。
この構成により、例えばピッチ方向の傾斜では、図10に示すように、上下動ロッド27が上方に移動すると、遊星旋回ボール37が持ち上げられ、それに伴いストッパ棒37aが中央旋回ボール32の溝部34(球面)に沿って摺動し傾斜する。また、ストッパ棒37aは、ボール受け部33に対し固定されているため、ストッパ棒37aの傾斜に同期してボール受け部33が回動する。
即ち、上下動ロッド27が上方に移動すると、探知機本体11は、上下動ロッド27側が持ち上げられた状態に傾斜する。
また、図示しないが、上下動ロッド27が下方に移動すると、遊星旋回ボール37が押し下げられ、それに伴いストッパ棒37aが中央旋回ボール32の溝部34(球面)に沿って摺動し傾斜する。また、ストッパ棒37aの傾斜に同期してボール受け部33が回動する。
即ち、上下動ロッド27が下方に移動すると、探知機本体11は、上下動ロッド27側が押し下げられた状態に傾斜する。
このように、上下動ロッド27の上下動操作により、探知機本体11のピッチ方向の傾斜制御がなされる。また図示しないが、同様の構造により、上下動ロッド28の上下動操作によって、探知機本体11のロール方向の傾斜制御がなされる。
また、上下動ロッド27、28の上下動駆動は、夫々、ロッド上下動駆動装置30、31により行われる。これらは同様の構造を有しているため、図11に上下動ロッド27を駆動するロッド上下動駆動装置30の断面図を示し説明する。
このロッド上下駆動装置30は、円筒状のケーシング38を具備し、ケーシング38の内部には、ベアリング39を介し、円筒状に形成され内周面にねじ山が形成された回転軸40が軸周りに回動自在に設けられている。また、回転軸40は、ケーシング38の上部に設けられた電動モータ41の回転軸にカップリング42を介して接続されている。したがって、電動モータ41の駆動により回転軸40が軸周りに回動するようになされている。尚、電動モータ41内には、図示しない減速制御装置及びエンコーダ(回転数検出手段)が組み込まれており、その回転軸の回転制御(速度、回転方向等)が制御可能になされている。
また、回転軸40には、その内周面に形成されたねじ山に螺合するロッド側ねじ軸43が組み込まれ、回転軸40の回転方向によってロッド側ねじ軸43が上下動するように構成されている。また、ロッド側ねじ軸43は、上下動ロッド27の上端から延設して設けられており、ロッド側ねじ軸43の上下動に連動して上下動ロッド27が上下移動するようになされている。
このように首振り装置13が構成されることにより、図12に示すように例えば傾斜地において、探知機本体11(の送受信アンテナ面)と地表面Gとのギャップ(間隙)を調整する場合には、首振り装置13のロッド上下動駆動装置30、31を駆動制御し、上下動ロッド27、28を上下動させて、探知機本体11の傾斜位置を調整すればよい。
この首振り装置13によれば、探知機本体11をピッチ方向及びロール方向に夫々任意の傾斜角度で傾斜させることができるため、全方位の傾斜が可能である。
尚、前記した上下動ロッド27と、ロッド上下動駆動装置30と、遊星旋回ボール37と、ボール受け部36とによりピッチ方向回動手段が構成される。また、上下動ロッド28と、ロッド上下動駆動装置31と、それらに対応する図示しない遊星旋回ボール(第三の球体)と、ボール受け部(ロール側連結部材)とによりロール方向回動手段が構成される。
また、前記首振り装置13によれば、探知機本体11を傾斜させるための駆動源に電動モータを用いるため、操作者が容易に操作できるだけでなく、図示しない画像処理装置やコンピュータ等を利用することにより、地表面Gの状態に合わせた探知機本体11の傾斜を自動的に制御することも可能である。この場合において、ステレオ画像により地表の凹凸を示す俯瞰図を作成し、そのデータをコンピュータに取り込み、制御信号を出力する構成とすることで、地表面の状態に合わせて傾斜を制御することができる。
以上のように、本発明にかかる実施の形態によれば、ギャップ調整装置10を構成する昇降装置12により支柱25が昇降移動され、探知機本体11の全体の高さ位置が調整されると共に、首振り装置13の上下動ロッド27、28を上下動することにより、探知機本体11のピッチ方向、ロール方向の傾斜位置が夫々調整される。そして、昇降装置12と上下動ロッド27、28の駆動手段には電動モータが用いられるため、操作者は容易に探知機本体11の高さ位置、傾斜位置(ピッチ方向、ロール方向)を調整操作することができる。即ち、操作者は、探知機本体11と地表面Gとのエアギャップ調整を容易に行うことができる。
また、画像処理装置やコンピュータ等を用い、地表面の画像の分析データを、昇降装置12と上下動ロッド27、28の駆動手段の動作にリンクさせることにより、探知機本体11と地表面Gとのエアギャップ調整を自動的に行うことができる。
本発明にかかるギャップ調整装置は、例えばアーム先端で地雷探知機を支持する車両等において好適に用いることができる。
図1は、本発明に係るギャップ調整装置を備える地雷探知車両の全体を示す側面図である。 図2は、探知機ユニットの全体を示す側面図である。 図3は、昇降装置の側面図である。 図4は、昇降装置の正面図である。 図5は、図4のA−A矢視断面図である。 図6は、首振り装置の側面図である。 図7は、図6の首振り装置のB−B矢視断面図である。 図8は、図7の首振り装置を昇降装置と共に示した横断面図である。 図9(a)は、首振り機構部の一部断面拡大図である。 図9(b)は、首振り機構部の一部断面拡大図である。 図10は、図9に示す首振り機構部の他の状態を示す図である。 図11は、ロッド上下動駆動装置の断面図である。 図12は、首振り装置により探知機本体を傾斜させる状態を説明するための図である。
符号の説明
1 地雷探知車両
3 アーム
10 ギャップ調整装置
11 探知機本体(探知機)
12 昇降装置(昇降手段)
13 首振り装置(保持手段)
14 ケーシング
15 ボールねじ軸
18 電動モータ(ねじ軸回転駆動手段)
19 ボールねじ移動体(連結部材)
20 スライド板(連結部材)
21 スライドガイドレール
25 支柱
27 上下動ロッド(ピッチ側ロッド、ピッチ方向回動手段)
28 上下動ロッド(ロール側ロッド、ロール方向回動手段)
30 ロッド上下動駆動装置(ピッチ方向回動手段)
31 ロッド上下動駆動装置(ロール方向回動手段)
32 中央旋回ボール(第一の球体)
33 ボール受け部(旋回部材)
36 ボール受け部(ピッチ側連結部材、ピッチ方向回動手段)
37 遊星旋回ボール(第二の球体、ピッチ方向回動手段)
40 回転軸
41 電動モータ
43 ロッド側ねじ軸
100 探知機ユニット

Claims (3)

  1. 地中の埋設物を検出する検出装置に搭載され、探知機と地表面との間隙を調整するギャップ調整装置であって、
    前記探知機を保持する保持手段と、前記保持手段を支持する支柱と、前記支柱を昇降移動させる昇降手段とを備え、
    前記保持手段は、前記探知機を前記支柱に対しピッチ方向及びロール方向に回動させる回動手段を有し、
    前記昇降手段により前記探知機の高さ方向位置を調整し、前記保持手段の前記回動手段により前記探知機の傾斜位置を調整することを特徴とするギャップ調整装置。
  2. 前記昇降手段は、
    ボールねじ軸と、前記支柱に対し固定され、前記ボールねじ軸に螺合することにより該ボールねじ軸に沿って移動する連結部材と、前記ボールねじ軸を回転駆動させるねじ軸回転駆動手段とを備え、
    前記ねじ軸回転駆動手段が、前記ボールねじ軸を回転駆動することにより、前記支柱が前記連結部材を介し昇降移動し、前記探知機の地表面に対する高さ位置が調整されることを特徴とする請求項1に記載されたギャップ調整装置。
  3. 前記保持手段は、前記支柱の下端に支持された第一の球体と、前記第一の球体の球面に沿って摺動自在に設けられ、前記探知機を保持する旋回部材とを備え、
    前記回動手段は、ピッチ方向回動手段とロール方向回動手段とを備え、
    前記ピッチ方向回動手段は、前記旋回部材の側部に固定された第二の球体と、前記第二の球体の球面に沿って摺動自在に設けられたピッチ側連結部材と、前記ピッチ側連結部材に接続されたピッチ側ロッドとを有し、
    前記ロール方向回動手段は、前記旋回部材の側部に固定された第三の球体と、前記第三の球体の球面に沿って摺動自在に設けられたロール側連結部材と、前記ロール側連結部材に接続されたロール側ロッドとを有し、
    前記第二の球体と、前記第三の球体とは、前記第一の球体の中心を角の頂点として直角を形成して配置するよう夫々設けられ、
    前記ピッチ側ロッドを上下動することにより、前記旋回部材がピッチ方向に回動し前記探知機のピッチ方向の傾斜が調整され、前記ロール側ロッドを上下動することにより、前記旋回部材がロール方向に回動し前記探知機のロール方向の傾斜が調整されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたギャップ調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110275178A (zh) * 2019-06-21 2019-09-24 大庆安瑞达科技开发有限公司 一种红外周扫雷达和伺服转台光学监控设备分置安装的精确联动引导方法
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