JP2007089741A - 消火方法及び消火装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】極めてコンパクトで、本格的な消火活動に使用することができ、信頼性の高い消火方法及び消火装置を提供する。
【解決手段】給水パイプ2に給水される水と、空圧機器用配管Pに圧送される圧縮空気とをエゼクター4に誘導し、空圧機器用の圧縮空気により高揚程水として放水するように設け、該高揚程水にて消火する。工場等に配設された既設の空圧機器用配管Pから分岐する圧空分岐パイプ1を設ける。消火水源に連結された給水パイプ2を設ける。圧空分岐パイプ1と給水パイプ2とに連結されたエゼクター4を装着する。該エゼクター4に放水ホース5を連結する。工場等を循環する既設の空圧機器用配管Pの圧空にて放水ホース5から放水するように設ける。前記給水パイプ5を工場等に配設された既設の給水用配管Qに接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工場等に設置されている空圧機器用の圧縮空気を利用することで、緊急時に信頼性の高い消火作業が可能になる消火方法及び消火装置に関するものである。
従来、一般に使用されている消火装置として、例えば防火用水槽に消火用ポンプを備えた消火装置が使用されている。この消火用のポンプは、常時稼動するものではなく、火災発生時か、防火訓練時のみに稼動し、防火用水槽等の消火用水を汲み上げて放水するものである。
一方、従来の消火用ポンプを使用しない消火装置として、ポンプの代わりに空気ボンベを使用した水噴霧消火装置が特許文献1に記載されている。この消火装置では、空気ボンベからの圧縮空気を分岐パイプにて分流し、一方の分岐パイプから噴射ノズルの空気導入口に圧縮空気を導くと共に、他方の分岐パイプから噴射ノズルの水導入口に貯留水を導き、水を噴霧状にして消火する装置である。
また、一般の工場や工作機器等を使用する施設などには、各種機器に必要な空圧機器用配管や給水パイプ等が設置されている。これらの配管は、工場内で使用する各種機器に必要な圧縮空気や給水等を運ぶ配管であり、特に、空圧機器用配管は、現在ほとんどの工場において各種機器の駆動源として必要不可欠になっている。
特開平8−196656号公報
ところが、従来の消火用ポンプは、常時稼動することがなく、緊急時に限って稼動するものであるから、定期的な点検や防火訓練により、常に稼動状況を確認する必要が生じている。また、このような定期点検等を行っていない消火用ポンプでは、いざというときに使用できるか否かは極めて不確実な状態になっており、使用上の信頼性に欠けているのが現状である。
また、特許文献1に記載の消火装置では、消火栓用ポンプの代わりに、消火用の水を噴霧状に放水する空気ボンベを装備するものであるから、従来の消火用ポンプを使用した消火装置に比べて大掛かりな設備が必要になる。しかも、消火初期に対処することは可能でも、この空気ボンベ内の圧空がなくなった時点で、全く使用できなくなるので、本格的な消火作業には向いていない。
そこで、当発明者は、従来の消火用ポンプの代わりに既設の空圧機器用配管で圧送されている圧縮空気を利用することに着目したもので、極めてコンパクトでありながら本格的な消火活動に使用することができ、しかも、いざというときに確実に稼動するといった信頼性の高い消火方法及び消火装置の提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本発明の第1の手段は、工場に備えられる既設の空圧機器用配管Pおよび給水パイプ2を利用した消火方法であって、給水パイプ2に給水される水と、空圧機器用配管Pに圧送される圧縮空気とをエゼクター4に誘導し、空圧機器用の圧縮空気により高揚程水として放水するように設け、該高揚程水にて消火する消火方法にある。
第2の手段は、既設の空圧機器用配管Pから分岐する開閉自在な圧空分岐パイプ1と、消火水源に連結された給水パイプ2と、圧空分岐パイプ1と給水パイプ2とに連結されたエゼクター4と、該エゼクター4の吐出口4Eがわに連結された放水ホース5とからなり、圧空分岐パイプ1をエゼクター4のノズル4Aがわ連結口4Bに連結し、給水パイプ2をエゼクター4の吸込口4Cに連結して、空圧機器用の圧空にて放水ホース5から放水するように設けた消火装置にある。
第3の手段は、前記消火装置において、前記給水パイプ5を、既設の給水用配管Qに接続したことにある。
第4の手段は、前記消火装置において、給水パイプ2を更に二系統に分岐し、一方の給水パイプ2に消火用ポンプを連結し、該消火用ポンプが稼動しない場合の補助装置として使用するように設けたことを課題解消のための手段とする。
請求項1に記載の如く、空圧機器用の圧縮空気により高揚程水として放水するように設け、該高揚程水にて消火する消火方法によると、工場の既設施設を利用した極めて合理的な消火が可能になる。しかも、高揚程水を設ける圧縮空気や消火用水は、工場内で日常使用している空圧機器用の圧縮空気や給水パイプ2内の水であり、しかも、揚程水を設けるための専用のポンプも必要とせず、圧縮空気や水をエゼクター4に誘導するだけで高揚程水になるので、使用時の信頼性が高く、緊急時の対応も極めて迅速に行える利点がある。
請求項2に記載の如く、既設の空圧機器用の圧空にて放水ホース5から放水するように設けたことにより、空圧機器用配管Pの操作一つで放水することができる。しかも、工場等で通常使用している既設の空圧機器用配管Pの圧空を利用するので、本発明消火装置の構成が極めて単純化し、製造コストも少なくて済む。また、常時稼動している空圧機器用配管Pの圧空にて放水する構造から、定期的な点検などを頻繁に行わなくても、いざというときに確実に稼動するといった信頼性が得られるものである。
請求項3に記載のように、前記給水パイプ5を、工場等に配設された既設の給水用配管Qに接続することで、防火用水槽などの施設が不要になるので、更にコンパクトな消火装置を提供することができる。また、工場等に配設された給水用配管Qに送水される水量は、消火に十分な水量が見込まれるから、コンパクトでありながら本格的な消火活動が可能である。
請求項4により、給水パイプ2を更に二系統に分岐し、一方の給水パイプ2に消火用ポンプを連結し、消火用ポンプが稼動しない場合の補助装置として使用するように設けたことで、消火ポンプを使用する消火装置と、空圧機器用配管Pの圧空を利用する消火装置とを選択して使用することができるので、極めて安全性の高い消火装置を提供することができる。
このように本発明によると、使用時の信頼性が高く、緊急時の対応も極めて迅速に行えると共に、極めてコンパクトでありながら本格的な消火活動に使用することができるといった消火方法及び消火装置の提供が可能になるものである。
本発明の最良の形態は、工場に備えられる既設の空圧機器用配管Pおよび給水パイプ2を利用した消火方法であって、給水パイプ2に給水される水と、空圧機器用配管Pに圧送される圧縮空気とをエゼクター4に誘導し、空圧機器用の圧縮空気により高揚程水として放水するように設け、該高揚程水にて消火する方法にある。また、既設の空圧機器用配管Pから分岐する開閉自在な圧空分岐パイプ1と、消火水源に連結された給水パイプ2と、圧空分岐パイプ1と給水パイプ2とに連結されたエゼクター4と、該エゼクター4に連結された放水ホース5とを設ける。既設の空圧機器用配管Pの圧空にて放水ホース5から放水するように設ける。前記給水パイプ5を、既設の給水用配管Qに接続することにより、当初の目的を達成するものである。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。本発明消火方法は、工場に備えられる既設の空圧機器用配管Pおよび給水パイプ2を利用するものである。すなわち、空圧機器用配管Pに圧送される圧縮空気と、給水パイプ2に給水される水とをエゼクター4に誘導する。次に、エゼクター4に誘導した空圧機器用の圧縮空気によって、エゼクター4に誘導した給水パイプ2からの水を加圧し、高揚程水として放水するように設け、この高揚程水にて消火する方法である。
一方、本発明装置の主要構成は、圧空分岐パイプ1、給水パイプ2、開閉弁3、エゼクター4、放水ホース5から成り、最も重要な構成は、空圧機器用配管Pに連結した圧空分岐パイプ1と、消火用の水源に連結した給水パイプ2とにエゼクター4を装着した構成にある。
すなわち、空圧機器用配管Pは、例えば一般の工場内に設置されている空圧機器類を稼動するために、工場の天井などに常設されている既設の配管で、この空圧機器用配管Pの圧空を消火装置のポンプ代わりに利用するものである。一般に、工場内の空圧機器用配管Pには、平均2〜10kgf/cm2の空気圧が保持されている。そこで、空気圧が1kgf/cm2の場合10mの放水が可能になり、空気圧が5kgf/cm2の場合50mの放水が可能になる。そこで、本発明では、この空圧機器用の圧縮空気を消火装置のポンプ代わりに使用するものである。
空圧機器用配管Pから分岐した圧空分岐パイプ1は、エゼクター4のノズル4Aに連通する連結口4Bに連結する。一方、給水パイプ2は、エゼクター4の吸込口4Cに連結する。そして、圧空分岐パイプ1の開閉弁3を開くと、吸込口4Cに吸い上げられた水が、デフューザ4Dを経て吐出口4Eから高圧力で排出されるものである。
図示例では、給水パイプ2を給水用配管Qに連結し、工場内に配設された給水用配管Qの水を消火用水に利用している。工場内には、空圧機器用配管Pと共に、工場内で使用する各種機器に給水する給水用配管Qも常設されている。そこで、この給水用配管Qに給水パイプ2を連結し、給水用配管Qへの送水を消火用水に利用するものである。また、給水用配管Qを使用せず、一般の防火用水槽などに給水パイプ2を連結することも可能である。この場合、空圧機器用配管Pの圧空で、防火用水槽から消火用水を吸い上げることができる。
また、給水パイプ2を二系統に分け、一方の給水パイプ2に従来の消火用ポンプを連結し、他方の給水パイプ2に空圧機器用配管Pとエゼクター4とを連結した消火装置の提供も可能である。このような消火装置によると、圧空を利用した本発明消火装置を、従来の消火用ポンプを使用した消火装置が稼動しない場合の補助装置として使用することができる。しかも、既存の消火装置に本発明消火装置を併設することになるので、既存の消火装置を取り替えることなく、信頼性の高い消火装置に改良することが可能になる。
尚、本発明の実施例は、図示例に限定されるものではなく、各部材の設計上の変更や部品の置換等は本発明の消火方法や消火装置の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できるものであり、エゼクター4の構成は図示例に限定されず、また、空圧機器用配管Pや給水用配管Qは工場や施設など既設のものであればよく、工場の設備等に限定されるものではない。
本発明の一実施例を示す概略図。 エゼクターの一実施例を示す断面図。
符号の説明
P 空圧機器用配管
Q 給水用配管
1 圧空分岐パイプ
2 給水パイプ
3 開閉弁
4 エゼクター 4A ノズル
4B 連結口
4C 吸込口
4D デフューザ
4E 吐出口
5 放水ホース

Claims (4)

  1. 工場に備えられる既設の空圧機器用配管および給水パイプを利用した消火方法であって、給水パイプに給水される水と、空圧機器用配管に圧送される圧縮空気とをエゼクターに誘導し、空圧機器用の圧縮空気により高揚程水として放水するように設け、該高揚程水にて消火することを特徴とする消火方法。
  2. 既設の空圧機器用配管から分岐する開閉自在な圧空分岐パイプと、消火水源に連結された給水パイプと、圧空分岐パイプと給水パイプとに連結されたエゼクターと、該エゼクターの吐出口がわに連結された放水ホースとからなり、圧空分岐パイプをエゼクターのノズルがわ連結口に連結し、給水パイプをエゼクターの吸込口に連結して、空圧機器用の圧空にて放水ホースから放水するように設けたことを特徴とする消火装置。
  3. 前記消火装置において、前記給水パイプを、既設の給水用配管に接続した請求項2記載の消火装置。
  4. 前記消火装置において、給水パイプを更に二系統に分岐し、一方の給水パイプに消火用ポンプを連結し、該消火用ポンプが稼動しない場合の補助装置として使用するように設けた請求項2又は3記載の消火装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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