JP2007089691A - 冷却rfアブレーションニードル - Google Patents

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Abstract

【課題】組織アブレーションのための電気外科手術用装置、この電気外科手術用装置を備えた組織アブレーションのためのシステム、およびこの組織アブレーションのためのシステムを用いて、異常(例えば、癌腫)を含む組織をアブレーションするための方法を提供する。
【解決手段】アブレーションシステム100であって、以下: アブレーション電極アセンブリ110であって、電気外科手術用エネルギーの供給源および冷却用流体の供給源に作動可能に連結可能であり、該アブレーション電極アセンブリ110が、以下:ハブ130;該ハブから延びる少なくとも1つの電気伝導性アブレーションニードル112;ヒートシンク;および流体の供給源から該ハブのチャンバ132内に流体を送達するために該ハブに流体連結された、導管、 を備える電極アセンブリ、を備える、構成とする。
【選択図】図8

Description

本開示は、ヒトの生命を延長および改善するための医療用システムおよび手順における進歩に関し、より具体的には、組織アブレーションのための新規の電気外科手術用装置、その電気外科手術用装置を備える組織アブレーションのためのシステム、およびこの組織アブレーションのためのシステムを用いた、異常(例えば、癌腫)を含む組織をアブレーションするための方法に関する。
(関連技術の考察)
生体における治療的損傷は、数十年間、高周波(RF)および他の形態のエネルギーを用いて達成されてきた。この手順は、特に、神経外科手術の分野において、有用であった。ここでは、代表的に、RFアブレーション電極(通常、細長い円筒状の幾何学的形状である)が、生体に挿入される。このようなアブレーション電極の代表的な形態は、絶縁シース(そこから、露出された先端(非絶縁)が延びる)を組み込む。
一般的に、アブレーション電極は、生体の広い面に接触するために、接地されたRF電力源(例えば、電気外科手術用ジェネレータ(体外))と、基準接地または不関電極(例えば、帰還電極(return electrode))との間に接続される。RF電圧が、アブレーション電極と基準接地との間に提供される場合、RF電流は、アブレーション電極から身体を通って流れる。代表的に、この電流密度は、アブレーション電極の先端部近くで非常に高く、近隣組織を加熱および損傷する。
過去においては、RFアブレーション電極は、温度センサ(例えば、Cosmanへの特許文献1に開示されるようなサーミスタもしくは熱電対の形態である)を組み込んでいた。代表的に、このセンサは、所望の損傷の達成を補助するために温度を表示するための、モニタリング装置に接続される。一般的に知られているように、所定の先端の幾何学的形状および先端の温度のため、規定されたサイズの損傷が、かなり一定して作製され得る。このこともまた、Cosmanへの特許文献1に開示される。
長年にわたって、多種多様なRF電極の形状および構造が使用されてきた。例えば、複数の電流形態が、Mass、Burlingtonに所在するRadionics,Inc.から入手可能である。このような電極は、体内の多種多様な標的(脳、脊柱および心臓を含む)における損傷を達成するために使用されている。
電極アブレーションシステムを使用する場合に重要な基準は、アブレーションプロセスの間に達成される先端の温度に関する。具体的には、特定のアブレーション電極の、所定の先端部の幾何学的形状の温度を100℃より下に維持することが望ましい。100℃もしくはそれ以上の温度では、アブレーション電極周辺の組織が沸騰し、焦げる傾向がある。結果的に、所定の電極の幾何学的形状についての損傷サイズは、一般的に、先端部近くの組織が100℃を超えてはならないという事実によってある程度限定されると考えられてきた。
本質的に、RFアブレーションの間、電極温度は先端部近くで最も高い。なぜなら、電流密度がその場所で最も高いからである。従って、温度は、組織伝導率における異常の可能性等を除いて、電極先端部からの距離の関数として、ある程度予測可能、かつさらには計算可能なパターンで降下する。付随する結果として、所定の電極の幾何学的形状についてのRF損傷のサイズは、ある程度限定される。
損傷のサイズの制限に対して提唱される一解決策は、「軸外」電極(例えば、Mass、BurlingtonのRadionic,Inc.によって製造されるような、Zervas Hypophysectomy ElectrodeもしくはGildenberg Side−Outlet電極)を使用することであった。しかし、このようなシステムは、複数の組織穿刺を必要とし、患者の外傷を増加させる。
損傷サイズを考慮すると、10〜12ミリメートルまでの脳の損傷が、非常に大きなアブレーション電極を使用することによって、作製され得ることがわかっている。しかし、相対的により小さいアブレーション電極によって同様のサイズの損傷もしくはより大きなサイズの損傷を作製するために、その先端部に冷却用流体を送達する導管を有するアブレーション電極を含むアブレーションシステムが開発された。このようなシステムの詳細な考察のために、特許文献2;特許文献3;特許文献4および特許文献5が参照され得る(これらの各々の全内容は、本明細書において参考として援用される)。一般的に、冷却された伝導性先端部を有する電極は、冷却されないアブレーション先端部と比較した場合、より大きな損傷体積を生じる。
米国特許第4,411,266号 米国特許第5,951,546号 米国特許第6,506,189号 米国特許第6,530,922号 米国特許第6,575,969号
従って、組織アブレーションのための電気外科手術用装置、この電気外科手術用装置を備えた組織アブレーションのためのシステム、およびこの組織アブレーションのためのシステムを用いて、異常(例えば、癌腫)を含む組織をアブレーションするための方法に対する必要性が存在する。
(要旨)
本開示は、組織アブレーションのための新規の電気外科手術用装置、この電気外科手術用装置を備えた組織アブレーションのためのシステム、およびこの組織アブレーションのためのシステムを用いて、異常(例えば、癌腫)を含む組織をアブレーションするための方法に関する。
本開示の一局面に従って、アブレーションシステムが提供される。このアブレーションシステムは、電気外科手術用エネルギーの供給源と冷却用流体の供給源とに作動可能に連結可能な、アブレーション電極アセンブリを備える。このアブレーション電極アセンブリは、以下を備える:その中にチャンバを規定するハブ;このハブから延びる、少なくとも一つの電気伝導性アブレーションニードル(このアブレーションニードルは、組織を貫入するように構成された遠位端部を備え、この遠位端部は、組織との電気的および熱的連絡を確立するために、電気伝導性および熱伝導性である);このアブレーションニードルと作動可能に連結されたヒートシンク(このヒートシンクは、アブレーションニードルと連結されて、少なくともその遠位端部からエネルギーを逃がし、このヒートシンクは、上記ハブのチャンバへと延びる近位端を備える);ならびに、流体の供給源から上記ハブのチャンバに流体を送達するための、そのハブと流体連結された導管(ここで、この流体は、上記ヒートシンクの近位端からエネルギーを除去する)。
上記ヒートシンクは、異方性の伝導性材料(例えば、グラニット(granite)繊維など)から製造され得る。
上記アブレーションシステムは、ハブのチャンバからの流体を送達するための、そのハブのチャンバに流体連結された出口導管をさらに備え得る。
アブレーションニードルは、その中に腔を規定し得る。上記ヒートシンクは、このアブレーションニードルの腔内に配置され得る。上記アブレーションニードルの腔は、その遠位端部へと延び得る。したがって、このヒートシンクの遠位端は、このアブレーションニードルの腔の遠位端表面と電気伝導性に係合し得る。
上記アブレーションシステムはさらに、上記アブレーションニードルの長さの少なくとも一部の周囲に、絶縁コーティングを備え得る。このアブレーションニードルの遠位端部は、露出され得る。
上記ヒートシンクは、上記アブレーションニードルの長さの少なくとも一部を覆うことが企図される。望ましくは、このアブレーションニードルの遠位端部は、露出される。一実施形態において、絶縁コーティングは、このアブレーションニードルを覆うヒートシンクの長さの少なくとも一部を囲み得る。
上記アブレーションシステムは、上記アブレーションニードルと電気的に連結された電源もしくは電気外科手術用エネルギーさらに備え得る。このアブレーションシステムは、ハブのチャンバと流体連結された冷却用流体の供給源を、その上さらに備え得る。このアブレーションシステムは、上記アブレーションニードルの温度を測定するため、このアブレーションニードルと電気的に連結された熱感知回路をさらに備え得る。上記アブレーションシステムは、電気外科手術用エネルギーの供給源と流体の供給源とに連結されて、それらの作動を調整するための、マイクロプロセッサをさらに備え得る。
一実施形態において、上記アブレーションニードルが中実であることが、企図される。複数のアブレーションニードルが提供され得ることが、企図される。
本開示のさらなる局面に従って、電気外科手術用エネルギーの供給源と冷却用流体の供給源とに作動可能に連結可能なアブレーション電極アセンブリが、提供される。このアブレーション電極アセンブリは、以下を備える:その中にチャンバを規定するハブ;このハブから延びる、少なくとも一つの電気伝導性アブレーションニードル(このアブレーションニードルは、組織を貫入するように構成された遠位端部を備え、この遠位端部は、組織との電気的および熱的連絡を確立するために、電気伝導性および熱伝導性である);このアブレーションニードルと作動可能に連結されたヒートシンク(このヒートシンクは、アブレーションニードルと連結されて、少なくともその遠位端部からエネルギーを逃がし、このヒートシンクは、上記ハブのチャンバへと延びる近位端を備える);ならびに、流体の供給源から上記ハブのチャンバに流体を送達するための、そのハブと流体連結された導管(ここで、この流体は、上記ヒートシンクの近位端からエネルギーを除去する)。
上記ヒートシンクは、異方性材料(例えば、グラニット繊維など)を含む伝導性材料から製造され得る。
上記アブレーション電極アセンブリは、上記ハブのチャンバからの流体を送達するため、このハブのチャンバに流体連結された出口導管をさらに備え得る。
上記アブレーションニードルは、その中に腔を規定し得る。上記ヒートシンクは、このアブレーションニードルの腔内に配置され得る。このアブレーションニードルの腔は、その遠位端部へと延び得る。したがって、このヒートシンクの遠位端は、このアブレーションニードルの腔の遠位端表面と電気伝導性に係合し得る。
上記アブレーション電極はさらに、上記アブレーションニードルの長さの少なくとも一部の周囲に、絶縁コーティングを備え得る。このアブレーションニードルの遠位端部は、望ましくは、露出されたままである。
一実施形態において、上記ヒートシンクが、上記アブレーションニードルの長さの少なくとも一部を覆うことが企図される。一実施形態において、望ましくは、このアブレーションニードルの遠位端部は、露出されたままである。絶縁コーティングが、このアブレーションニードルを覆う上記ヒートシンクの長さの少なくとも一部を囲み得ることが企図される。
上記アブレーション電極アセンブリは、上記アブレーションニードルの温度を測定するため、このアブレーションニードルと電気的に連結された熱感知回路をさらに備え得る。
上記アブレーションニードルは、中実であり得る。複数のアブレーションニードルが提供され得ることが、企図される。
本開示のなお別の局面に従って、患者において、組織を熱アブレーションするための方法が、提供される。この方法は、組織アブレーションのためのアブレーション電極アセンブリを提供する工程を包含する。このアブレーション電極アセンブリは、以下を備える:その中にチャンバを規定するハブ;このハブから延びる、少なくとも一つの電気伝導性アブレーションニードル(このアブレーションニードルは、組織を貫入するように構成された遠位端部を備え、この遠位端部は、組織との電気的および熱的連絡を確立するために、電気伝導性および熱伝導性である);このアブレーションニードルと作動可能に連結されたヒートシンク(このヒートシンクは、アブレーションニードルと連結されて、少なくともその遠位端部からエネルギーを逃がし、このヒートシンクは、上記ハブのチャンバへと延びる近位端を備える);ならびに、流体の供給源から上記ハブのチャンバに流体を送達するための、そのハブと流体連結された導管(ここで、この流体は、上記ヒートシンクの近位端からエネルギーを除去する)。
上記方法は、以下をさらに包含する:標的外科手術部位へと組織内にアブレーションニードルを挿入する工程;このアブレーションニードルの遠位端部に電気的エネルギーを供給し、この遠位端部の近位の組織アブレーションをもたらす工程;および、上記ハブのチャンバへと延びる上記ヒートシンクの近位端の周りに流体を循環させることによって、このアブレーションニードルの遠位端部を冷却する工程。
上記方法は、上記アブレーションニードル内に規定される腔の内部にヒートシンクを提供する工程を、さらに包含し得る。
上記方法は、上記アブレーションニードルの実質的な長さにわたって絶縁コーティングを提供し、この絶縁コーティングに近接する患者の体内の組織のアブレーションを防止する工程を、さらに包含し得る。
上記方法は、以下の少なくとも一つを提供する工程を、その上さらに包含し得る:上記アブレーションニードルと電気的に連結された電源もしくは電気外科手術用エネルギー;上記ハブのチャンバと流体連結された冷却用流体の供給源;上記アブレーションニードルの温度を測定するための、このアブレーションニードルと電気的に連結された熱感知回路;および、上記電気外科手術用エネルギーの供給源と流体の供給源とに連結されて、それらの作動を調整するための、マイクロプロセッサ。
上記方法は、複数のアブレーションニードルを提供する工程を、さらに包含し得る。
本開示のさらに別の局面に従って、アブレーションシステムが提供され、このアブレーションシステムは、電気外科手術用エネルギーの供給源および冷却用流体の供給源の少なくとも一つに作動可能に連結可能な、アブレーション電極アセンブリを備える。このアブレーション電極アセンブリは、以下を備える:組織を貫入するように構成された遠位端部を有する、少なくとも一つの電気伝導性アブレーションニードル(ここで、この遠位端部は、組織との電気的および熱的連絡を確立するために、電気伝導性および熱伝導性である);ならびに、このアブレーションニードルと作動可能に連結されたヒートシンク(ここで、このヒートシンクは、アブレーションニードルと連結されて、少なくともその遠位端部からエネルギーを逃がす)。このヒートシンクは、アブレーションニードルの近位に延びる近位端を備える。
上記アブレーション電極アセンブリは、その中にチャンバを規定するハブをさらに備える。したがって、上記アブレーションニードルは、このハブから延び、そして上記ヒートシンクの近位端は、このハブのチャンバへと延びる。
上記アブレーションシステムは、上記流体の供給源から上記ハブのチャンバに流体を送達するため、このハブと流体連結された導管をさらに備え得る。ここで、この流体は、上記ヒートシンクの近位端からエネルギーを除去する。
上記目的を達成するために、本発明は、例えば、さらに以下を提供する。
(項目1) アブレーションシステムであって、以下:
アブレーション電極アセンブリであって、該アブレーション電極アセンブリが、電気外科手術用エネルギーの供給源および冷却用流体の供給源に作動可能に連結可能であり、該アブレーション電極アセンブリが、以下:
中にチャンバを規定する、ハブ;
該ハブから延びる少なくとも1つの電気伝導性アブレーションニードルであって、該アブレーションニードルが、組織に貫入するように構成された遠位端部分を備え、該遠位端部分が、該組織と電気的および熱的な連絡を確立するために、電気的および熱的に伝導性である、アブレーションニードル;
該アブレーションニードルに作動可能に連結されるヒートシンクであって、該ヒートシンクが、エネルギーを少なくとも該アブレーションニードルの遠位端から引き離すように該アブレーションニードルに連結され、該ヒートシンクが、該ハブのチャンバ内に延びる近位端を備える、ヒートシンク;および
導管であって、該導管が、該流体の供給源から該ハブのチャンバ内に流体を送達するために該ハブに流体連結されており、該流体が、該ヒートシンクの近位端からエネルギーを取り除く、導管、
を備える電極アセンブリ、
を備える、アブレーションシステム。
(項目2) 項目1に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、伝導性材料から製造されている、アブレーションシステム。
(項目3) 項目2に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、異方性材料から製造されている、アブレーションシステム。
(項目4) 項目3に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、グラニット繊維から製造されている、アブレーションシステム。
(項目5) 項目1に記載のアブレーションシステムであって、前記ハブのチャンバから流体を送達するために、該ハブのチャンバに流体連結されている出口導管をさらに備える、アブレーションシステム。
(項目6) 項目5に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルが、中に腔を規定している、アブレーションシステム。
(項目7) 項目6に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、前記アブレーションニードルの腔内に配置されている、アブレーションシステム。
(項目8) 項目7に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルの腔が、その遠位端部へと延び、そして前記ヒートシンクの遠位端が、該アブレーションニードルの腔の遠位端表面と伝導性係合している、アブレーションシステム。
(項目9) 項目8に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルの長さの少なくとも一部を取り囲む絶縁コーティングをさらに備える、アブレーションシステム。
(項目10) 項目9に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルの遠位端部が露出されている、アブレーションシステム。
(項目11) 項目10に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、グラファイト繊維から製造されている、アブレーションシステム。
(項目12) 項目5に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、前記アブレーションニードルの長さの少なくとも一部を覆う、アブレーションシステム。
(項目13) 項目12に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルの遠位端部が、露出されている、アブレーションシステム。
(項目14) 項目13に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、グラファイト繊維から製造されている、アブレーションシステム。
(項目15) 項目14に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルを覆う前記ヒートシンクの長さの少なくとも一部を取り囲む絶縁コーティングをさらに備える、アブレーションシステム。
(項目16) 項目14に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルに電気的に連結される電気外科手術用エネルギーの供給源;および前記ハブのチャンバに流体連結される冷却用流体の供給源をさらに備える、アブレーションシステム。
(項目17) 項目16に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルの温度を測定するために該アブレーションニードルに電気的に連結された熱感知回路をさらに備える、アブレーションシステム。
(項目18) 項目17に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルが中実である、アブレーションシステム。
(項目19) 項目18に記載のアブレーションシステムであって、複数のアブレーションニードルをさらに備える、アブレーションシステム。
(項目20) 項目19に記載のアブレーションシステムであって、前記電気外科手術用エネルギーの供給源および前記流体の供給源の作動を調整するためにこれらに連結されるマイクロプロセッサをさらに備える、アブレーションシステム。
(項目21) 電気外科手術用エネルギーの供給源および冷却用流体の供給源に作動可能に連結可能であるアブレーション電極アセンブリであって、該アブレーション電極アセンブリは、以下:
中にチャンバを規定する、ハブ;
該ハブから延びる少なくとも1つの電気伝導性アブレーションニードルであって、該アブレーションニードルが、組織に貫入するように構成された遠位端部分を備え、該遠位端部分が、該組織と電気的および熱的な連絡を確立するために、電気的および熱的に伝導性である、アブレーションニードル;
該アブレーションニードルに作動可能に連結されるヒートシンクであって、該ヒートシンクが、エネルギーを少なくとも該アブレーションニードルの遠位端から引き離すように該アブレーションニードルに連結され、該ヒートシンクが、該ハブのチャンバ内に延びる近位端を備える、ヒートシンク;および
導管であって、該導管が、該流体の供給源から該ハブのチャンバ内に流体を送達するために該ハブに流体連結されており、該流体が、該ヒートシンクの近位端からエネルギーを取り除く、導管、
を備えるアブレーション電極アセンブリ。
(項目22) 項目21に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、伝導性材料から製造されている、アブレーション電極アセンブリ。
(項目23) 項目22に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、異方性材料から製造されている、アブレーション電極アセンブリ。
(項目24) 項目23に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、グラニット繊維から製造されている、アブレーション電極アセンブリ。
(項目25) 項目21に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ハブのチャンバから流体を送達するために、該ハブのチャンバに流体連結されている出口導管をさらに備える、アブレーション電極アセンブリ。
(項目26) 項目25に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルが、中に腔を規定している、アブレーション電極アセンブリ。
(項目27) 項目26に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、前記アブレーションニードルの腔内に配置されている、アブレーション電極アセンブリ。
(項目28) 項目27に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルの腔が、その遠位端部へと延び、そして前記ヒートシンクの遠位端が、該アブレーションニードルの腔の遠位端表面と伝導性係合している、アブレーション電極アセンブリ。
(項目29) 項目28に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルの長さの少なくとも一部を取り囲む絶縁コーティングをさらに備える、アブレーション電極アセンブリ。
(項目30) 項目29に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルの遠位端部が露出されている、アブレーション電極アセンブリ。
(項目31) 項目30に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、グラファイト繊維から製造されている、アブレーション電極アセンブリ。
(項目32) 項目25に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、前記アブレーションニードルの長さの少なくとも一部を覆う、アブレーション電極アセンブリ。
(項目33) 項目32に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルの遠位端部が、露出されている、アブレーション電極アセンブリ。
(項目34) 項目33に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、グラファイト繊維から製造されている、アブレーション電極アセンブリ。
(項目35) 項目34に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルを覆う前記ヒートシンクの長さの少なくとも一部を取り囲む絶縁コーティングをさらに備える、アブレーション電極アセンブリ。
(項目36) 項目35に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルの温度を測定するために該アブレーションニードルに電気的に連結された熱感知回路をさらに備える、アブレーション電極アセンブリ。
(項目37) 項目36に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルが中実である、アブレーション電極アセンブリ。
(項目38) 項目37に記載のアブレーション電極アセンブリであって、複数のアブレーションニードルをさらに備える、アブレーション電極アセンブリ。
(項目39) 患者の組織の熱アブレーションのための方法であって、以下の工程:
組織アブレーションのためのアブレーション電極アセンブリを提供する工程であって、該アブレーション電極アセンブリが、以下:
中にチャンバを規定する、ハブ;
該ハブから延びる少なくとも1つの電気伝導性アブレーションニードルであって、該アブレーションニードルが、組織に貫入するように構成された遠位端部分を備え、該遠位端部分が、該組織と電気的および熱的な連絡を確立するために、電気的および熱的に伝導性である、アブレーションニードル;
該アブレーションニードルに作動可能に連結されるヒートシンクであって、該ヒートシンクが、エネルギーを少なくとも該アブレーションニードルの遠位端から引き離すように該アブレーションニードルに連結され、該ヒートシンクが、該ハブのチャンバ内に延びる近位端を備える、ヒートシンク;および
導管であって、該導管が、流体の供給源から該ハブのチャンバ内に流体を送達するために該ハブに流体連結されており、該流体が、該ヒートシンクの近位端からエネルギーを取り除く、導管、
を備える、工程;
該アブレーションニードルを標的外科手術部位の組織内に挿入する、工程;
電気エネルギーを該アブレーションニードルの遠位端部に供給して、該遠位端部近くで組織アブレーションを行う、工程;ならびに
該ハブのチャンバ内に延びるヒートシンクの近位端の周りで流体を循環させることによって、該アブレーションニードルの遠位端部を冷却する、工程、
を包含する、方法。
(項目40) 項目39に記載の方法であって、前記アブレーションニードル内に規定される腔内に前記ヒートシンクを提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目41) 項目40に記載の方法であって、絶縁コーティングに隣接する患者の身体の組織のアブレーションを妨げるために、前記アブレーションニードルの実質的な長さにわたって絶縁コーティングを提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目42) 項目41に記載の方法であって、前記アブレーションニードルに電気的に連結される電気外科手術用エネルギーの供給源を提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目43) 項目42に記載の方法であって、前記ハブのチャンバに流体連結される冷却用流体の供給源を提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目44) 項目43に記載の方法であって、前記アブレーションニードルの温度を測定するために該アブレーションニードルに電気的に連結されている熱感知回路を提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目45) 項目44に記載の方法であって、複数のアブレーションニードルを提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目46) 項目43に記載の方法であって、前記電気外科手術用エネルギーの供給源および前記流体の供給源の作動を調整するためにこれらに連結されるマイクロプロセッサを提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目47) アブレーションシステムであって、以下:
アブレーション電極アセンブリであって、該アブレーション電極アセンブリが、電気外科手術用エネルギーの供給源および冷却用流体の供給源のうちの少なくとも1つに作動可能に連結可能であり、該アブレーション電極アセンブリが、以下:
少なくとも1つの電気伝導性アブレーションニードルであって、該アブレーションニードルが、組織に貫入するように構成された遠位端部分を備え、該遠位端部分が、該組織と電気的および熱的な連絡を確立するために、電気的および熱的に伝導性である、アブレーションニードル;および
該アブレーションニードルに作動可能に連結されるヒートシンクであって、該ヒートシンクが、エネルギーを少なくとも該アブレーションニードルの遠位端部から引き離すように該アブレーションニードルに連結され、該ヒートシンクが、該アブレーションニードルの近位に延びる近位端を備える、ヒートシンク、
を備える、アブレーション電極アセンブリ、
を備える、アブレーションシステム。
(項目48) 項目47に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーション電極アセンブリが、中にチャンバを規定するハブを備え、ここで、前記アブレーションニードルが、該ハブから延び、そして前記ヒートシンクの近位端が、該ハブの該チャンバ内に延びる、アブレーションシステム。
(項目49) 項目48に記載のアブレーションシステムであって、導管をさらに備え、該導管が、前記流体の供給源から前記ハブのチャンバ内に流体を送達するために該ハブに流体連結されており、該流体が、該ヒートシンクの近位端からエネルギーを取り除く、アブレーションシステム。
(項目39a) アブレーションシステムの操作を制御するための方法であって、以下の工程:
組織アブレーションのためのアブレーション電極アセンブリを提供する工程であって、該アブレーション電極アセンブリが、以下:
中にチャンバを規定する、ハブ;
該ハブから延びる少なくとも1つの電気伝導性アブレーションニードルであって、該アブレーションニードルが、組織に貫入するように構成された遠位端部分を備え、該遠位端部分が、該組織と電気的および熱的な連絡を確立するために、電気的および熱的に伝導性である、アブレーションニードル;
該アブレーションニードルに作動可能に連結されるヒートシンクであって、該ヒートシンクが、エネルギーを少なくとも該アブレーションニードルの遠位端から引き離すように該アブレーションニードルに連結され、該ヒートシンクが、該ハブのチャンバ内に延びる近位端を備える、ヒートシンク;および
導管であって、該導管が、流体の供給源から該ハブのチャンバ内に流体を送達するために該ハブに流体連結されており、該流体が、該ヒートシンクの近位端からエネルギーを取り除く、導管、
を備える、工程;
電気エネルギーを標的外科手術部位の組織内に挿入された該アブレーションニードルの遠位端部に供給する、工程;ならびに
該ハブのチャンバ内に延びるヒートシンクの近位端の周りで流体を循環させることによって、該アブレーションニードルの遠位端部を冷却する、工程、
を包含する、方法。
(項目40a) 項目39aに記載の方法であって、前記アブレーションニードル内に規定される腔内に前記ヒートシンクを提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目41a) 項目40aに記載の方法であって、絶縁コーティングに隣接する患者の身体の組織のアブレーションを妨げるために、前記アブレーションニードルの実質的な長さにわたって絶縁コーティングを提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目42a) 項目41aに記載の方法であって、前記アブレーションニードルに電気的に連結される電気外科手術用エネルギーの供給源を提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目43a) 項目42aに記載の方法であって、前記ハブのチャンバに流体連結される冷却用流体の供給源を提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目44a) 項目43aに記載の方法であって、前記アブレーションニードルの温度を測定するために該アブレーションニードルに電気的に連結されている熱感知回路を提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目45a) 項目44aに記載の方法であって、複数のアブレーションニードルを提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目46a) 項目43aに記載の方法であって、前記電気外科手術用エネルギーの供給源および前記流体の供給源の作動を調整するためにこれらに連結されるマイクロプロセッサを提供する工程をさらに包含する、方法。
(項目41b) 項目7に記載のアブレーションシステムであって、絶縁コーティングに隣接する患者の身体の組織のアブレーションを妨げるために、前記アブレーションニードルの実質的な長さにわたって絶縁コーティングをさらに備える、アブレーションシステム。
(項目42b) 項目41bに記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルに電気的に連結される電気外科手術用エネルギーの供給源をさらに備える、アブレーションシステム。
(項目43b) 項目42bに記載のアブレーションシステムであって、前記ハブのチャンバに流体連結される冷却用流体の供給源をさらに備える、アブレーションシステム。
(項目44b) 項目43bに記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルの温度を測定するために該アブレーションニードルに電気的に連結されている熱感知回路をさらに備える、アブレーションシステム。
(項目45b) 項目44bに記載のアブレーションシステムであって、複数のアブレーションニードルをさらに備える、アブレーションシステム。
(項目46b) 項目43bに記載のアブレーションシステムであって、前記電気外科手術用エネルギーの供給源および前記流体の供給源の作動を調整するためにこれらに連結されるマイクロプロセッサをさらに備える、アブレーションシステム。
(実施形態の詳細な説明)
最初に図1および2を参照して、先行技術に従うニードル電極が示され、かつ記載され、そして一般に10として指定される。図1に見られるように、ニードル電極10は、遠位端16および近位端20を含み、そして、曝される先端部分16、および穿刺路からの出血の最小のリスクをともなって組織を貫通するようにみなされる先端点16’(図2を参照のこと)を有する外側チューブ14をさらに含む。この外側チューブ14の曝されない部分は、絶縁性材料12によって取り囲まれる。外側チューブ14の遠位部分は、絶縁されず、そしてそれによってDCまたはAC、好ましくは、RF送達に曝される。内側チューブ18は、チューブ14内側に、外側チューブ14と同軸に提供される。
アダプター40は、上記先端部分または遠位端16とは反対に、ニードル電極10の近位端20に提供される。このアダプター40にはライン22が装備され、このライン22は、上記内側チューブ18に接続され、そしてニードル電極10の遠位端16に、水のような冷却用流体を提供するためにそれと連通している。この水は、内側チューブ18を通じで上記先端部分16に導かれ、そして上記外側チューブ14の内側を通じて上記先端部分から離れる。外側チューブ14は、冷却水の排出のためのライン24に接続され、かつ連通する。ライン22および24は、各々、冷却水リザーバー(図示せず)と連通している。冷却水の循環は、ポンプ(図示せず)で確立される。冷却されたニードル電極10の外側チューブ14は、この冷却されたニードル電極10に電力を提供するためにライン26を通じてRF電気外科手術用ジェネレータ(図示せず)に接続される。
図2では、図1の冷却されたニードル電極10の遠位端16の先端部分が示される。図2に見られるように、冷却水は、内側チューブ18を通じ、そして内側チューブ18の先端部28で外に流れ、そして先端部分16中に、そして30で示される外側チューブ14に流れ、それによって冷却されたニードル電極10を提供する。
現在開示されているアブレーションシステムの好ましい実施形態は、ここで、描写された図面を参照して詳細に説明され、ここで、同様の参照番号は、類似または同一の要素を識別する。本明細書で用いられるとき、用語「遠位」は、使用者からより遠い部分をいい、その一方、用語「近位」は、使用者により近い部分をいう。
図3および4をここで参照して、本開示の実施形態によるアブレーションシステムは、一般に100として示されるアブレーションシステム100は、電気外科手術用エネルギー供給源「G」(例えば、電気外科手術用ジェネレータ)、および冷却用流体「FS」の供給源に作動可能に接続される。マイクロプロセッサーまたはコンピューター「M」は、アブレーションシステム100の作動パラメーターを制御およびモニターするために、エネルギー供給源「G」および流体供給源「FS」に接続され得る。
図3および4に見られるように、アブレーション電極アセンブリ110は、経皮的または手術中いずれかに、患者への挿入のための形態または寸法である細長いアブレーションニードル112を含む。アブレーションニードル112は、実質的に円筒形の本体、またはシャフト部分114を備え、これは、その中に腔またはチャンバー116を規定するアブレーションニードル112は、鋭くなった先端部118aを有する遠位端部分118、およびハブ130などへの接続のための形態かつ適合された近位端部分120を含む。望ましくは、アブレーションニードル112は、例えば、ステンレス鋼、チタンなどのような電気的に伝導性の材料から製作される。
アブレーション電極アセンブリ110は、アブレーションニードル112の長さの少なくとも一部分の上に、好ましくは、アブレーションニードル112の長さの大部分の上に絶縁性コーティング122を有する。望ましくは、絶縁性コーティング122は、ハブ130からアブレーションニードル112の遠位端部分118で、アブレーションニードル112の遠位端部分118が曝されるか、または絶縁されないように延びる。絶縁性コーティング122は、アブレーションニードル112のシャフト部分114から周辺組織への電流の流れを選択的に防ぐ。従って、絶縁性コーティング122は、介在組織を、RF電流から、そのような組織が曝される遠位端部分118からの加熱効果によることを除いて、シャフト部分114の長さに沿って実質的に加熱されないように遮蔽する。
アブレーション電極アセンブリ110は、アブレーションニードル112の腔116を通って延びる熱ストラップまたは熱パイプ124の形態にある、少なくとも1つのヒートシンクをさらに含む。単一の熱ストラップ124が示され、そして説明されているが、本開示の範囲内に、提供される複数の熱ストラップ124が想定される。熱ストラップ124は、アブレーションニードル112に作動可能に固定された遠位端124a、およびハブ130内に形成された腔132中に延びる近位端124bを含む。現在の実施形態では、熱ストラップ124の遠位端124aは、アブレーションニードル112の遠位端部分118に作動可能に接続または固定される実施形態では、熱ストラップ124の遠位端124aは、熱伝導性接着剤などとともに、アブレーションニードル112の遠位端部分118に結合される。
熱ストラップ124は、例えば、グラファイト繊維のような高度に熱伝導性異方性材料から製作される。従って、使用において、以下により詳細に記載されるように、熱ストラップ124は、アブレーションニードル112の遠位端部分118から熱を引き離して、そしてその長さに沿って熱を散逸する。熱散逸の効率および速度を増加するために、
以下により詳細に記載されるように、冷却用流体は、熱ストラップ124の近位端124b上を循環され得る。
図3に見られるように、アブレーションシステム100は、アブレーション電極アセンブリ110を支持するような形態かつ適合されたハブ130をさらに含む。ハブ130は、その中のチャンバー132、冷却用流体「F」を流体供給源「FS」からチャンバー132中に送達するための入口導管134、およびチャンバー132から冷却用流体「F」を送達するための出口導管136を規定する。操作において、冷却用流体「F」は、入口導管134を通ってチャンバー132中に、そして出口導管136を通ってチャンバー132から外に連通される。
上記で述べたように、熱ストラップ124の近位端124bはハブ130のチャンバー132中に延び、冷却用流体「F」がハブ130のチャンバー132を通って循環されるとき、熱またはエネルギーが熱ストラップ124の近位端124bから引かれ、そして再冷却などのために流体供給源「FS」に運ばれる。
図3に見られるように、ハブ130は、ルアーコネクターとして知られる近位コネクターを含み得、これは、テーパー状の穴140などある。雌ルアーコネクター140中に、高周波数または熱感知電極142のハブが、その雄ルアー接続によって挿入かつシールされ得る。熱感知電極142のプローブ144は、その点でアブレーションニードル112の温度を感知し得るアブレーションニードル112に接続され得るか、またはそれに代わり、遠位端部分118の温度を感知し得るアブレーションニードル112の遠位端部分118は、連続的で、かつその外表面で患者身体内の標的組織と接触するので、熱感知プローブ144は、アブレーションニードル112との熱接触に依存して、遠位端部分118のすぐ外側の組織の温度の測定を得ることができる。
高周波および/または熱感知電極142のハブに接続され、またはその中で、身体の外側に存在し得る、高周波電気外科手術用ジェネレータ「G」および/または熱感知回路「TC」に接続する点線によって示される接続がある。
電気外科手術用ジェネレータ「G」は、アブレーションニードル112の遠位端部分118から出る高周波電流を生成する高周波電圧の供給源であり得る。上記熱感知回路「TC」は、熱電対タイプであり得、そして上記温度センサーはまた、銅コンスタンタンのようなバイメタル接合熱電対であり得る。
ここで、図5を参照して、アブレーション電極アセンブリの代替の実施形態が、一般に、110aとして示されるアブレーション電極アセンブリ110aは、アブレーション電極アセンブリ110と実質的に類似しており、そしてそれ故、構成および/または操作における差異を識別するために必要な程度までのみ詳細に論議される。図5に見られるように、熱ストラップ124は、アブレーションニードル112の腔116を完全に満たす。そのようにすることで、熱および/またはエネルギーの散逸が、アブレーションニードル112の実質的に全長に沿って生じ得る。アブレーション電極アセンブリ110に関して上記で述べたように、アブレーション電極アセンブリ110aに関し、熱ストラップ124の近位端124bは、ハブ130のチャンバー132中に延び、冷却用流体「F」がハブ130のチャンバー132を通って循環されるとき、再冷却などのために、熱またはエネルギーが熱ストラップ124の近位端124bから引かれ、そして流体供給源「FS」まで運ばれて離される。熱ストラップ124の近位端124bは複数のフィンガー125などを含み得ることが企図され、それによって、その上を流体「F」が循環される表面積を増加し、そしてそれ故、熱および/またはエネルギー散逸の速度を増加する。
ここで、図6および7を参照して、アブレーション電極アセンブリの代替の実施形態は、それぞれ、一般に、110bおよび110cで示されるアブレーション電極アセンブリ110b、110cは、アブレーション電極アセンブリ110に実質的に類似であり、そしてそれ故、構成および/または操作における差異を識別するために必要な範囲までのみ詳細に論議される。
図6に見られるように、アブレーション電極アセンブリ110bは、ヒートシンクまたは熱トスラップを、アブレーションニードル112の少なくとも一部分の長さの、好ましくは、アブレーションニードル112の大部分の長さの周り、または取り囲んで覆われるスリーブまたはコーティング224の形態で含む。望ましくは、熱ストラップ224は、アブレーションニードル112の遠位端部分118まで、かつそれを超えずに延び、それ故、アブレーションニードル112の遠位端部分118を剥き出して維持する。熱ストラップ224は、ハブ130を通り、そして腔132中に延びる近位端部分224bを含む。
この実施形態では、絶縁性コーティング122は、望ましくは、熱ストラップ224の実質的すべてをおおい、および/または取り囲む。あるいは、熱ストラップ224は、絶縁性スリーブまたはバリアとして機能し得、それ故、熱ストラップ224上またはその周りに配置された絶縁性コーティング122の必要性をなくす。
図7に見られるように、アブレーション電極アセンブリ110cは、中実(すなわち、腔116は提供されない)であるアブレーションニードル112を含み得る。現在の実施形態では、熱ストラップ224は、アブレーションニードル112を実質的に囲う。望ましくは、アブレーションニードル112の遠位端部分118は、剥き出たままである。熱ストラップ224は、ハブ130を通り、かつ腔132中に延びる近位端部分224bを含む。図6中の実施形態でのように、現在の実施形態の熱ストラップ224はまた、絶縁性コーティングなどとして機能する。
望ましくは、アブレーションニードル112の遠位端部分118は、長さが約2.0cm剥き出されるアブレーションニードル112は、望ましくは、約2mmの横断方向直径を有する。
操作において、アブレーション電極アセンブリ110は、経皮的または手術中いずれかで、患者の手術部位に挿入される。望ましくは、アブレーション電極アセンブリ110は、アブレーションニードル112の遠位端部分118が、アブレーションされる標的組織に隣接して、またはその中に位置決めまたは配置されるまで、操作部位中に挿入される。戻りパッドまたは帰還電極(図示せず)は、公知であり得るか、または先に上記患者に作動可能に接着または接続され得る。任意の公知の技法が、手術部位において、アブレーションニードル112の遠位端部分118を視覚的に位置決めするため用いられ得、例えば、制限されないで、X線造影、CT走査、MRI、蛍光透視、血管造影、PET、SPECT、MEG、超音波造影などがある。
アブレーションニードル112の遠位端部分118を位置に置き、電気外科手術用エネルギーが、電気外科手術用ジェネレータ「G」からアブレーションニードル112の遠位端部分118に送達される。望ましくは、有効エネルギーレベルにあり、そして有効持続時間の間、有効量の電気外科的エネルギーがアブレーションニードル112の遠位端部分118に送達され、標的組織などを処置および/またはアブレーションする。例えば、電気外科手術用ジェネレータ「G」は、約100キロヘルツ〜数百メガヘルツまでのエネルギー周波数を送達し得る。このような出力を生成し得る電気外科手術用ジェネレータ「G」の例は、Burlington、MassのRadionics、Inc.、から入手可能な損傷ジェネレータである。
アブレーションニードル112の遠位端部分118への電気外科手術用エネルギーの送達前、またはそれと同時いずれかで、流体「F」(例えば、水、生理食塩水など)は、ハブ130のチャンバー132を循環される。望ましくは、流体「F」は、循環の前に約0℃の温度まで冷却される。循環の間に、流体「F」は、入口導管134を通ってハブ130のチャンバー132に入り、そして出口導管136を通ってハブ130のチャンバー132を出る。そうすることで、流体「F」は、熱ストラップ124、224の近位端124bまたは224bをそれぞれ、その上および/または横切って、それらに接触および/または洗浄し、そして熱および/またはエネルギーをそれから、次に、アブレーションニードル112から引抜く。
標的組織の処置またはアブレーションの後、アブレーション電極アセンブリ110は、標的部位から引き抜かれ得、そして別の標的部位中に、異なる角度またはアプローチから同じ部位中に、または実質的に同じ位置に再導入され得る。
ここで、図8および9を参照して、アブレーションシステム100は、ハブ130中に支持されたクラスター「C」または複数のアブレーション電極アセンブリ110を含み得る。望ましくは、任意のアブレーション電極アセンブリ110〜110cがハブ130上に支持され得るか、またはそれに作動可能に接続され得る。クラスター「C」のアブレーション電極アセンブリ110は、各々電気外科手術用ジェネレータ「G」に接続される。従って、クラスター「C」は、より大きな電極として効率的に作用する。
アブレーション電極アセンブリ110は、図9に示されるように、実施的に直線状アレイで配列され得るか、または図8に示されるように、互いから均一に間隔を置かれ得ることが想定される。3つのアブレーション電極アセンブリ110が示され、かつ記載されているけれども、任意の数のアブレーション電極アセンブリが提供され得ることが想定される。
使用において、流体「F」がハブ130のチャンバー132を通って循環されるとき、流体「F」は、ハブ130のチャンバー132中に延びる各アブレーション電極アセンブリ110の熱ストラップ224の近位端224bの上または横切って循環するか、または洗浄する。そうすることで、熱および/またはエネルギーは、各熱ストラップ224から、そして、次に、各アブレーションニードル112から引かれる。
複数Nのアブレーション電極アセンブリ110の使用は、標的組織部位への加熱のためのRF電流を送る、全体の伝導性の剥き出た先端部面積を増加する。これは、送達され得る加熱力を増加し、そしてそれ故、可能なアブレーション容量のサイズを増加する。
複数Nのアブレーション電極アセンブリの冷却能力はまた、数Nが増加するとき増加するアブレーション電極アセンブリの数を増加することは、クラスター「C」近傍の冷却表面積を増加する。従って、アブレーション電極アセンブリのクラスターからの熱シンキング効果は、単一のアブレーション電極アセンブリからの熱シンキング効果より大きい。これは、従って、拡大された損傷のサイズを可能にする。
例えば、特定の実施形態では、クラスター「C」のアブレーション電極アセンブリ110は、約0.5mm〜約3.0mmの範囲の直径を有し得る。単一の大きな電極の挿入に対する、複数の干渉性のより小さな電極の利点は、このより小さな電極が出血の機会をより少なくすることである。
アブレーションシステムは、電気外科手術用エネルギーの供給源および冷却用流体の供給源に作動可能に連結可能なアブレーション電極アセンブリを備える。この電極アセンブリは、中にチャンバを規定するハブ;このハブから延びる少なくとも1つの電気伝導性アブレーションニードルであって、このアブレーションニードルが、組織を貫入するように構成された遠位端部分を備え、この遠位端部が、組織と電気的および熱的な連絡を確立するために、電気的および熱的に伝導性である、アブレーションニードル;このアブレーションニードルに作動可能に連結されるヒートシンクであって、このヒートシンクが、エネルギーを少なくともアブレーションニードルの遠位端部から引き離すようにアブレーションニードルに連結され、このヒートシンクが、ハブのチャンバ内に延びる近位端を備える、ヒートシンク;ならびに導管であって、この導管が、流体の供給源からハブのチャンバ内に流体を送達するためにこのハブに流体連結されており、この流体が、ヒートシンクの近位端からエネルギーを取り除く、導管、を備える。
主題のデバイス、システムおよび方法が、好ましい実施形態に関して記載されてきたが、本開示の主題の思想または範囲を逸脱することなく、それに対する変更および改変がなされ得ることは当業者に容易に明らかである。
本発明のさらなる特徴および利点は、以下の明細書および図面から容易に明らかとなる。
図1は、先行技術の冷却ニードル電極の部分断面図である。 図2は、図1の冷却ニードル電極の先端部分の切断部分断面図である。 図3は、本開示の実施形態に従うアブレーションシステムの、模式的部分断面図である。 図4は、図3のアブレーションシステムのアブレーション電極アセンブリの一実施形態の、模式的部分断面図である。 図5は、図3のアブレーションシステムのアブレーション電極アセンブリの別の実施形態の、模式的部分断面図である。 図6は、図3のアブレーションシステムのアブレーション電極アセンブリのなお別の実施形態の、模式的部分断面図である。 図7は、図3のアブレーションシステムのアブレーション電極アセンブリのさらに別の実施形態の、模式的部分断面図である。 図8は、本開示の別の実施形態に従うアブレーションシステムの、模式的透視図である。 図9は、図8のアブレーションシステムの、模式的長軸方向断面図である。

Claims (49)

  1. アブレーションシステムであって、以下:
    アブレーション電極アセンブリであって、該アブレーション電極アセンブリが、電気外科手術用エネルギーの供給源および冷却用流体の供給源に作動可能に連結可能であり、該アブレーション電極アセンブリが、以下:
    中にチャンバを規定する、ハブ;
    該ハブから延びる少なくとも1つの電気伝導性アブレーションニードルであって、該アブレーションニードルが、組織に貫入するように構成された遠位端部分を備え、該遠位端部分が、該組織と電気的および熱的な連絡を確立するために、電気的および熱的に伝導性である、アブレーションニードル;
    該アブレーションニードルに作動可能に連結されるヒートシンクであって、該ヒートシンクが、エネルギーを少なくとも該アブレーションニードルの遠位端から引き離すように該アブレーションニードルに連結され、該ヒートシンクが、該ハブのチャンバ内に延びる近位端を備える、ヒートシンク;および
    導管であって、該導管が、該流体の供給源から該ハブのチャンバ内に流体を送達するために該ハブに流体連結されており、該流体が、該ヒートシンクの近位端からエネルギーを取り除く、導管、
    を備える電極アセンブリ、
    を備える、アブレーションシステム。
  2. 請求項1に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、伝導性材料から製造されている、アブレーションシステム。
  3. 請求項2に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、異方性材料から製造されている、アブレーションシステム。
  4. 請求項3に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、グラニット繊維から製造されている、アブレーションシステム。
  5. 請求項1に記載のアブレーションシステムであって、前記ハブのチャンバから流体を送達するために、該ハブのチャンバに流体連結されている出口導管をさらに備える、アブレーションシステム。
  6. 請求項5に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルが、中に腔を規定している、アブレーションシステム。
  7. 請求項6に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、前記アブレーションニードルの腔内に配置されている、アブレーションシステム。
  8. 請求項7に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルの腔が、その遠位端部へと延び、そして前記ヒートシンクの遠位端が、該アブレーションニードルの腔の遠位端表面と伝導性係合している、アブレーションシステム。
  9. 請求項8に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルの長さの少なくとも一部を取り囲む絶縁コーティングをさらに備える、アブレーションシステム。
  10. 請求項9に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルの遠位端部が露出されている、アブレーションシステム。
  11. 請求項10に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、グラファイト繊維から製造されている、アブレーションシステム。
  12. 請求項5に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、前記アブレーションニードルの長さの少なくとも一部を覆う、アブレーションシステム。
  13. 請求項12に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルの遠位端部が、露出されている、アブレーションシステム。
  14. 請求項13に記載のアブレーションシステムであって、前記ヒートシンクが、グラファイト繊維から製造されている、アブレーションシステム。
  15. 請求項14に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルを覆う前記ヒートシンクの長さの少なくとも一部を取り囲む絶縁コーティングをさらに備える、アブレーションシステム。
  16. 請求項14に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルに電気的に連結される電気外科手術用エネルギーの供給源;および前記ハブのチャンバに流体連結される冷却用流体の供給源をさらに備える、アブレーションシステム。
  17. 請求項16に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルの温度を測定するために該アブレーションニードルに電気的に連結された熱感知回路をさらに備える、アブレーションシステム。
  18. 請求項17に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーションニードルが中実である、アブレーションシステム。
  19. 請求項18に記載のアブレーションシステムであって、複数のアブレーションニードルをさらに備える、アブレーションシステム。
  20. 請求項19に記載のアブレーションシステムであって、前記電気外科手術用エネルギーの供給源および前記流体の供給源の作動を調整するためにこれらに連結されるマイクロプロセッサをさらに備える、アブレーションシステム。
  21. 電気外科手術用エネルギーの供給源および冷却用流体の供給源に作動可能に連結可能であるアブレーション電極アセンブリであって、該アブレーション電極アセンブリは、以下:
    中にチャンバを規定する、ハブ;
    該ハブから延びる少なくとも1つの電気伝導性アブレーションニードルであって、該アブレーションニードルが、組織に貫入するように構成された遠位端部分を備え、該遠位端部分が、該組織と電気的および熱的な連絡を確立するために、電気的および熱的に伝導性である、アブレーションニードル;
    該アブレーションニードルに作動可能に連結されるヒートシンクであって、該ヒートシンクが、エネルギーを少なくとも該アブレーションニードルの遠位端から引き離すように該アブレーションニードルに連結され、該ヒートシンクが、該ハブのチャンバ内に延びる近位端を備える、ヒートシンク;および
    導管であって、該導管が、該流体の供給源から該ハブのチャンバ内に流体を送達するために該ハブに流体連結されており、該流体が、該ヒートシンクの近位端からエネルギーを取り除く、導管、
    を備えるアブレーション電極アセンブリ。
  22. 請求項21に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、伝導性材料から製造されている、アブレーション電極アセンブリ。
  23. 請求項22に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、異方性材料から製造されている、アブレーション電極アセンブリ。
  24. 請求項23に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、グラニット繊維から製造されている、アブレーション電極アセンブリ。
  25. 請求項21に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ハブのチャンバから流体を送達するために、該ハブのチャンバに流体連結されている出口導管をさらに備える、アブレーション電極アセンブリ。
  26. 請求項25に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルが、中に腔を規定している、アブレーション電極アセンブリ。
  27. 請求項26に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、前記アブレーションニードルの腔内に配置されている、アブレーション電極アセンブリ。
  28. 請求項27に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルの腔が、その遠位端部へと延び、そして前記ヒートシンクの遠位端が、該アブレーションニードルの腔の遠位端表面と伝導性係合している、アブレーション電極アセンブリ。
  29. 請求項28に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルの長さの少なくとも一部を取り囲む絶縁コーティングをさらに備える、アブレーション電極アセンブリ。
  30. 請求項29に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルの遠位端部が露出されている、アブレーション電極アセンブリ。
  31. 請求項30に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、グラファイト繊維から製造されている、アブレーション電極アセンブリ。
  32. 請求項25に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、前記アブレーションニードルの長さの少なくとも一部を覆う、アブレーション電極アセンブリ。
  33. 請求項32に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルの遠位端部が、露出されている、アブレーション電極アセンブリ。
  34. 請求項33に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記ヒートシンクが、グラファイト繊維から製造されている、アブレーション電極アセンブリ。
  35. 請求項34に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルを覆う前記ヒートシンクの長さの少なくとも一部を取り囲む絶縁コーティングをさらに備える、アブレーション電極アセンブリ。
  36. 請求項35に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルの温度を測定するために該アブレーションニードルに電気的に連結された熱感知回路をさらに備える、アブレーション電極アセンブリ。
  37. 請求項36に記載のアブレーション電極アセンブリであって、前記アブレーションニードルが中実である、アブレーション電極アセンブリ。
  38. 請求項37に記載のアブレーション電極アセンブリであって、複数のアブレーションニードルをさらに備える、アブレーション電極アセンブリ。
  39. 患者の組織の熱アブレーションのための方法であって、以下の工程:
    組織アブレーションのためのアブレーション電極アセンブリを提供する工程であって、該アブレーション電極アセンブリが、以下:
    中にチャンバを規定する、ハブ;
    該ハブから延びる少なくとも1つの電気伝導性アブレーションニードルであって、該アブレーションニードルが、組織に貫入するように構成された遠位端部分を備え、該遠位端部分が、該組織と電気的および熱的な連絡を確立するために、電気的および熱的に伝導性である、アブレーションニードル;
    該アブレーションニードルに作動可能に連結されるヒートシンクであって、該ヒートシンクが、エネルギーを少なくとも該アブレーションニードルの遠位端から引き離すように該アブレーションニードルに連結され、該ヒートシンクが、該ハブのチャンバ内に延びる近位端を備える、ヒートシンク;および
    導管であって、該導管が、流体の供給源から該ハブのチャンバ内に流体を送達するために該ハブに流体連結されており、該流体が、該ヒートシンクの近位端からエネルギーを取り除く、導管、
    を備える、工程;
    該アブレーションニードルを標的外科手術部位の組織内に挿入する、工程;
    電気エネルギーを該アブレーションニードルの遠位端部に供給して、該遠位端部近くで組織アブレーションを行う、工程;ならびに
    該ハブのチャンバ内に延びるヒートシンクの近位端の周りで流体を循環させることによって、該アブレーションニードルの遠位端部を冷却する、工程、
    を包含する、方法。
  40. 請求項39に記載の方法であって、前記アブレーションニードル内に規定される腔内に前記ヒートシンクを提供する工程をさらに包含する、方法。
  41. 請求項40に記載の方法であって、絶縁コーティングに隣接する患者の身体の組織のアブレーションを妨げるために、前記アブレーションニードルの実質的な長さにわたって絶縁コーティングを提供する工程をさらに包含する、方法。
  42. 請求項41に記載の方法であって、前記アブレーションニードルに電気的に連結される電気外科手術用エネルギーの供給源を提供する工程をさらに包含する、方法。
  43. 請求項42に記載の方法であって、前記ハブのチャンバに流体連結される冷却用流体の供給源を提供する工程をさらに包含する、方法。
  44. 請求項43に記載の方法であって、前記アブレーションニードルの温度を測定するために該アブレーションニードルに電気的に連結されている熱感知回路を提供する工程をさらに包含する、方法。
  45. 請求項44に記載の方法であって、複数のアブレーションニードルを提供する工程をさらに包含する、方法。
  46. 請求項43に記載の方法であって、前記電気外科手術用エネルギーの供給源および前記流体の供給源の作動を調整するためにこれらに連結されるマイクロプロセッサを提供する工程をさらに包含する、方法。
  47. アブレーションシステムであって、以下:
    アブレーション電極アセンブリであって、該アブレーション電極アセンブリが、電気外科手術用エネルギーの供給源および冷却用流体の供給源のうちの少なくとも1つに作動可能に連結可能であり、該アブレーション電極アセンブリが、以下:
    少なくとも1つの電気伝導性アブレーションニードルであって、該アブレーションニードルが、組織に貫入するように構成された遠位端部分を備え、該遠位端部分が、該組織と電気的および熱的な連絡を確立するために、電気的および熱的に伝導性である、アブレーションニードル;および
    該アブレーションニードルに作動可能に連結されるヒートシンクであって、該ヒートシンクが、エネルギーを少なくとも該アブレーションニードルの遠位端部から引き離すように該アブレーションニードルに連結され、該ヒートシンクが、該アブレーションニードルの近位に延びる近位端を備える、ヒートシンク、
    を備える、アブレーション電極アセンブリ、
    を備える、アブレーションシステム。
  48. 請求項47に記載のアブレーションシステムであって、前記アブレーション電極アセンブリが、中にチャンバを規定するハブを備え、ここで、前記アブレーションニードルが、該ハブから延び、そして前記ヒートシンクの近位端が、該ハブの該チャンバ内に延びる、アブレーションシステム。
  49. 請求項48に記載のアブレーションシステムであって、導管をさらに備え、該導管が、前記流体の供給源から前記ハブのチャンバ内に流体を送達するために該ハブに流体連結されており、該流体が、該ヒートシンクの近位端からエネルギーを取り除く、アブレーションシステム。
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