JP2007088818A - 利己的ノード検出ノード、ネットワークシステム及び利己的ノード検出方法 - Google Patents

利己的ノード検出ノード、ネットワークシステム及び利己的ノード検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 利己的なノードが困る懲罰が与えられるよう、対象ノードの通信に基づいて利己的なノードと、その通信方向を確度高く評価・検出する。
【解決手段】 この利己的ノード検出ノードは、多数のノードが接続して構成されるネットワークにおけるノードにおいて、監視対象ノードとしての隣接ノードからのパケットを、この監視対象ノードが発信した発信パケットと、この監視対象ノードが中継した中継パケットに分類判定するパケット監視部31と、上記パケット監視部の分類判定に従って上記発信パケットの数と上記中継パケットの数をそれぞれ積算し、かつ積算した上記発信パケット数と上記中継パケット数との所定割合を計算して、この計算した所定割合を所定値と比較して上記監視対象ノードを利己的ノードと検出するノード判定部32、とを備えた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、アドホックネットワークを形成したノード群において、パケットを中継しない利己的なノードを検出する、他のノード、ネットワークシステムおよび利己的なノードの検出方法に関するものである。
アドホックネットワークは、複数のノードが集まって自律的にネットワークを形成し、送信ノードと受信ノードが互いに通信可能距離にいない場合でも、その中間に位置するノードが中継ノードとなり、パケットを中継することで通信を可能にする技術である。アドホックネットワークにおいては、任意のノードが送信ノードや受信ノード、ならびに中継ノードとなりうる。
オンデマンド式のルーティングプロトコルを用いる場合、あるノードが通信を開始するときに経路探索要求メッセージを通信可能範囲にある近隣ノードに対してブロードキャストすることにより受信ノードまでの経路を探索する。経路探索要求メッセージを受信したノードは自分自身が宛先でないか、あるいは受信ノードまでの経路を知らない場合、そのノードの近隣ノードに対して経路探索要求メッセージを再度ブロードキャストする。経路探索要求メッセージが中継ノードにより複数回ブロードキャストされて受信ノードあるいは受信ノードまでの経路を知っているノードに到達すると、そのノードは送信ノードに対して経路返答メッセージを送信する。
例えば、図2のネットワーク構成において、ノードN7からノードN12までの経路を探索する場合において、N3はN12が近隣ノードであることを知っていてその経路情報をキャッシュメモリに保存しているとする。まずN7が経路探索要求メッセージをブロードキャストして、近隣ノードN1、N9、N8がそのメッセージを受信する。経路探索要求メッセージを受信した各ノードN1、N9、N8はN12までの経路を知らないため、さらに経路探索要求メッセージをブロードキャストする。なお、この場合、ノードN7はノードN1、N9、N8がそれぞれ再ブロードキャストしたメッセージを受信するが、ノードN7自身が要求したメッセージであるため破棄する。ノードN8が再ブロードキャストしたメッセージを受信するノードN3は、N12までの経路を知っているため、ノードN7に対して経路がN7→N8→N3→N12である旨返答する。経路返答メッセージを受信したノードN7は以後、その通知された経路を使用してノードN12にパケットを送信する。
アドホックネットワークでは、中継ノードがネットワークの形成において重要な役割を果たしている。しかしながら、各ノードはバッテリで稼動していることが多いため、他のノードのパケットを中継する行為は稼働時間を短くする原因となる。従ってバッテリ消耗を防ぐため、中継を行わない利己的なノードも現れる。そして、パケットを中継するか否かの判断は各ノードに任されている。そのため利己的なノードが自分宛以外のパケットを中継しないようになると、アドホックネットワークの円滑な運用が妨げられてしまう。
このような利己的なノードに対して、非特許文献1および非特許文献2では、中継を依頼したノードが、中継ノードが次のノードに対して送信するパケットを傍受することによりパケット送信の確認を行なうpassive acknowledgementの仕組みを用いて、パケットを中継しない利己的なノードを検出する方式を提案している。
また、非特許文献2ではこのようにして検出した利己的なノードに対して、利己的なノードから依頼されたパケットを中継しないなどの懲罰を与えることにより、利己的なノードの出現を抑制するための方式を提案している。
「S. Marti, et al., Mitigating routing misbehavior in mobile ad hoc networks, MOBICOM, 2000」 「P. Michiardi, et al., Prevention of Denial of Service attacks and Selfishness in Mobile Ad Hoc Networks, Institut Eurecom Research Report RR−02−063−January 2002」
パケットの中継を依頼したノードがパケットを中継しない利己的なノードを検出して、その利己的なノードに対して懲罰を与えたとしても、利己的なノードと通信しているノードが懲罰を与えているノードとは異なる方向に位置し、パケットを中継するために懲罰を与えているノードを必要としていなければ懲罰は効果的ではない。
しかしその前に、複数のノードが同時に電波を送信して衝突してしまう場合や、任意のノードから次のノードに対する通信の電波に指向性を持たせている場合や、各ノードが電波の送信電力を制御している場合には、通信を傍受できない場合がある。また、経路探索を行なう際、ネットワーク上に経路探索メッセージがあふれないように、同一の経路探索メッセージを異なる経路から受信した場合、後で受信したメッセージの転送は行なわないことが一般的である。そのため、必ずしもパケットを中継しないこと自体が利己的な行為とは限らない。
従来技術1としての非特許文献1の方式によれば、間接的な傍受により利己的なノードを判定しているが、いつも傍受が可能とは限らないこと、及び転送をしているかを傍受するのみであり、利己的なノードが困るルートを検出している訳ではない。従って懲罰を行っても、利己的なノードが困るとは限らない。そこで、ネットワークの運用を円滑に行なうためには、システムの運用状態を考慮に入れて、利己的なノードが懲罰を与えられては困るルートを確実に検出する必要があるという課題がある。即ち、的確な懲罰で利己的な行為の抑止を図る必要がある、という課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、利己的なノードが困る懲罰が与えられるよう、対象ノードの通信に基づいて利己的なノードと、その通信方向を確度高く評価・検出することを目的とする。
この発明に係る利己的ノード検出ノードは、多数のノードが接続して構成されるネットワークにおけるノードにおいて、
監視対象ノードとしての隣接ノードからのパケットを、この監視対象ノードが発信した発信パケットと、この監視対象ノードが中継した中継パケットに分類判定するパケット監視部と、
上記パケット監視部の分類判定に従って上記発信パケットの数と上記中継パケットの数をそれぞれ積算し、かつ積算した上記発信パケット数と上記中継パケット数との所定割合を計算して、この計算した所定割合を所定値と比較して上記監視対象ノードを利己的ノードと検出するノード判定部、とを備えた。
この発明によれば、隣接ノードにより検出された監視対象ノードは、所定割合以上の発信パケットを交わす隣接ノードとの通信内容から、確度高く利己的なノードであると推定できる効果がある。
付随的に、その利己的なノードは懲罰により一定期間ネットワークを使用できず、利己的なノードが発信するパケットによるネットワークの帯域が不使用となり、その空いた帯域を他のノードが有効に利用できるという効果がある。
また、利己的な行為を行なうと、懲罰によりネットワークが使用できなくなるため、利己的な行為を行なうノードの出現が抑制される効果もある。
実施の形態1.
利己的なノードを確度高く評価・検出する装置(ノード)、システム及び方法を図によって説明する。
図2は、本発明の実施の形態1におけるネットワーク構成の例を示す図である。図において、N1等で表すノード間を結ぶ実線はリンクを示し、ノードが直接通信できることを示している。直接リンクにより接続されていないノード同士の通信は、中間に位置するノードがパケットを中継することにより行なう。
図3は、パケットの構造を模式的に示したものである。パケット20には、発信元を示すソースアドレス21、受信先を示すデスティネーションアドレス22、パケットが経由すべきノードのリストが記述された経路情報23、及びパケットが送信しようとするデータ24が含まれる。
図1は、ネットワークにおけるN1(11)等の各ノードの内部構成を示す構成ブロック図である。図において、各ノードは、各種演算やノードの制御を行なうCPU30と、ノードが自律的に動作するための各種プログラム類や各種データ類を記憶するメモリ33と、パケット監視部31と、ノード判定部32と、他ノードとの間の通信を行なう通信部34と、キーボードやマウスなどのユーザとのインタフェースとなるUI(User Interface)部35と、が共通バスを介して接続されている。
先ず図1の構成における各部の機能を説明する。通信部34はアンテナ36を介して他ノードとパケット通信を行なう。以下の説明では、ノードN1が検出装置(ノード)となり、利己的なノードを検出する場合を述べる。
ノードN1のパケット監視部31は、例えば、受信したパケットを監視してノードSから発信されたものか、ノードSを中継してきたパケットかを分類し、ノード判定部32に分類した種類を通知する。ノード判定部32は、パケット監視部31により通知されたパケットの種類に従って、ノードSに関するカウンタNSもしくはNRの値を1つ増やす。パケット監視部31は、他のノード宛に送信されたパケットについても可能ならば傍受を行ない、パケット中に含まれる経路情報をメモリ中に保存する。この監視中に、ノードSから発信されたパケットを傍受した場合は、ノードSからのパケットを直接に受信した場合と同様に、ノード判定部32にパケットの種類を通知する。ノード判定部32はN1やN2等の受信ノード毎に、パケットの種類を分類して、カウンタNS、もしくはNRのいずれかの数値を1つ増やす。
ここで、ノードN1がノードSを監視して評価する場合の動作について、図4及び図5のフローチャートを用いて説明する。これらの動作は、ノード判定部32が行うが、もちろん評価プログラムをメモリ33に記憶して、CPU30がそのプログラムを読取って評価を行うようにしてもよい。パケットの監視自体はパケット監視部31が行い、パケットの種類やソースアドレスは検出するが、その検出された種類に基づいて監視対象ノードが利己的かどうかの評価・検出は、ノード判定部32が行う。
監視に際して、ノードN1と直接リンクにより接続している近隣ノードであるS,N7、N2を監視することを前提とする。ノードN1に到着したパケットがノードSからのものか、ノードN7からのものか、ノードN2からのものかの識別は下位のレイヤで実行される。ノードN1において、パケット監視部31はノードSからパケットを受信する毎に、この受信したパケットを調べて、そのパケットがノードSから発信されたものか、ノードSを中継してきたものかに分類して、ノード判定部32に分類した種類を通知する。ノード判定部32はパケット監視部31からこの通知を受けると、分類ごとにカウンタNSもしくはNRを1つ増やしてパケット数を記録する。ここでNSはノードSから発信されたパケット数を、NRはノードSが中継となって、それを経由してきたパケット数を示す。
ノードSが利己的なノードであると疑うための一次判定の手順を図4のフローチャートを用いて説明する。
判定に際して、ノードN1はステップ(以降、ステップの記述を省略する)S101でノード判定部32中にあるNS及びNR数カウンタを0に設定して初期化する。S102でノードSからパケットが送信されるのを待ち、受信できたならば、S103で受信したパケットがノードSから発信されたものかノードSを中継してきたものかを当該パケットのソースアドレスを調べて判定する。ソースアドレスがノードSであればそのパケットはノードSから発信されたものであり、ノードS以外であればノードSを中継してきたものであることを示す。判定結果に従い、受信したパケットがノードSから発信されたものであればNSの値を1増やし、ノードSを中継してきたものであればNRの値を1増やす。監視を開始した直後は、利己的なノードでなくても別の条件により一時的に中継パケットに比べて発信パケットの数が多くなることがあるため、即断による誤判定を防ぐ目的で、S106では一定以上のパケットを受信するまで判定を保留する処理を行なう。
S106で一定数以上のパケットを受信後に、利己的なノードと判断するための条件SRを次の式を用いて計算する。
SR=NS/(NS+NR) (1)
上記式(1)において、SRは利己的な度合いを表わし、例えば、SRが1の場合、パケットを全く中継しておらず、そのノードが利己的である可能性が高いことを示す。逆にSRが0の場合、そのノード自身が発信するパケットはなく、そのノードからのパケットは全て中継されたパケットであり、そのノードが利己的である可能性はないことを示す。S107では、SRと定数SR1を比較する。カウンタ値SRが定数SR1未満であれば、さらにパケットの受信を継続し、SRが定数SR1以上であれば、S108においてそのノードが本当に利己的なノードであるか否かを確かめるために利己的なノードの二次判定へと進む。
例えば、NS=290、NR=10で、SR1=0.9とする場合、式(1)からSR=0.97となるため、二次判定へと進む。利己的なノードの二次判定の詳細については後述する。S109において利己的なノードの二次判定の結果を判断し、利己的なノードと判断されれば、S110においてノードSに対して懲罰を実施する。懲罰の例として、一定期間ノードSからの経路探索要求に対して応答せずパケットの転送依頼も無視することにより、ノードSからのパケットを転送しない、ということが挙げられる。
ノードSから他のノード宛のパケットを傍受した場合にも、利己的なノードの一次判定と同様の処理を行なうが、直接受信の場合とは異なり、S106以降の判定ステップは実行せずにNS及びNRをカウントし続け、図7に示される評価リストにパケットの宛先のノードに応じてデータ(NS,NR)を記録する。
利己的なノードの二次判定の詳細について図5のフローチャートを用いて説明する。ここでは、ノードN1が隣接するノードSが本当に利己的なノードか否かを確かめるために、ノードN1がキャッシュしている経路情報及び傍受によって取得したノードSの他の近隣ノードに対する利己的な割合を元に判定する様子について説明する。ノードN1はS201において、メモリ中に保存されている経路情報を元にノードSに自ノード以外の近隣ノードが存在しないか確認する。すなわち、例えば経路情報中にS→N3が含まれていると、ノードSからノードN3への直接リンクがある、つまりノードN3はノードSの近隣であることが判る。S202において、S201の結果を確認する。近隣ノードが1つも見つからなかった場合、ノードSはネットワークの端にいるものとみなし、利己的でないとみなして処理を終了する。
近隣ノードが見つかった場合、S203において評価リスト中に近隣ノードに対するデータが存在するか確認する。近隣ノードに対するデータが1つも存在しなかった場合、利己的だとみなして処理を終了する。近隣ノードに対するデータが存在する場合、S204において評価リスト中の全エントリのデータNS及びNRを合計してNSSUM及びNRSUMを計算する。S205においてNSSUM及びNRSUMから次の式(2)に従ってSRSUMを求める。
SRSUM=NSSUM/(NSSUM+NRSUM) (2)
このように、全エントリの評価データを合計することにより判定条件SRSUMは平均化されて偏りがなくなるため、判定条件SRよりも判定の精度が向上する。
更に、このSRSUMを定数SR2と比較して、SR2以上である場合、ノードSを利己的なノードであると判定して処理を終了する。
ここで、他の近隣ノードに対する評価データを、そのノードが行っている通信の傍受で入手しているため、必ずしも全てのデータを収集できるわけではない。しかし、二次判定の処理においては、それぞれの近隣ノードに対する送信パケットと中継パケットの割合の傾向が判ればいいので問題はない。
ここで、利己的なノードSによって冗長な経路を選択させられているノードSの近隣ノードの動作について説明する。
例えば図2において、ノードSがノードN7とノードN1を経由して唯一の通信を行ない、ノードN3がノードN11とノードN8等を経由して通信を行なっているとする。ノードN3はノードSが利己的であるために、ノードSを迂回する経路を選択させられている。この時、ノードSはノードN1とのみ直接通信を行なっているため、ノードN1が保存している経路情報からはノードSに他の近隣ノードが存在するかどうかは知り得ない。そのためノードSが利己的であるにもかかわらず、ノードN1はノードSを利己的であるとは判断しない。一方ノードN3は、ノードSの通信開始時に行なった経路探索によって、ノードSからノードN3方向で直接通信可能であることを知ることができる。しかし一方、ノードN3からノードS方向に直接通信可能であるかどうかは知らない。そこでノードN3は、このような片方向リンクが双方向リンクではないか確かめるためにノードSに対する経路探索要求メッセージをブロードキャストする。そうすると、ノードSはノードN3に対して経路返答メッセージを送信して、ノードN3がノードSへの到達性を確認できると同時に、ノードN1もそのメッセージを傍受することによって他の近隣ノードの存在を知ることができる。その結果、ノードN1はノードSを利己的であると判定ができる。
図6は、利己的なノードに対する懲罰が有効であるか、有効でないかを説明する図である。上記の例で監視対象のノードSは、ノードN1とのみ接続をしている場合は、ノードN2がノードSに対して懲罰を与えても、懲罰の効果は無い。しかしノードN1はノードSから直接に送信の依頼を受けているので、ノードN1がノードSに対して懲罰を与えることが、ネットワークの円滑運用のために効果的である。
上記の説明により、ノードN1がノードSからのパケットを監視して、ノードSを発信元とする発信パケット数の割合が高く、かつノードSには他の隣接ノードがあるとノードN1が判定すると、ノードN1が懲罰を与えるようにするとよい事が判る。しかもそのために他の隣接ノードに問い合わせをする必要は無く、ノードN1がノードSから受信するパケットを中心として、必要があればノードSが他の隣接ノードと交信するパケットを傍受して利己的であることを検出できる。
従来の懲罰は、こうした監視をするノードN1への、直接の発信パケットの割合を確認せずに懲罰を行っていたことに対して、本実施の形態における検出と懲罰は、依頼を受けるノードN1が主体となってノードSが困る検出と懲罰を与えられるので非常に有効であり、また検出のための問合せ等、余分な通信パケットは、必要ではない。
なお、本実施の形態において、利己的なノードであると判定するためのデータとしてパケット数を使用していたが、データとしてバイト数や一定時間あたりのパケット数などパケット数以外のデータを用いても同様の効果を得られる。また上述の実施の形態において、利己的なノードと判定するための定数SR1及びSR2の値は固定値を用いて説明したが、一次判定で利己的なノードと判定したが二次判定で利己的なノードと判定されなかった場合にSR1の値を増加させ、二次判定で利己的なノードと判定した場合にSR1及びSR2の値を減少させるなど、判定するための基準値を変化させてもよい。さらに上述の実施の形態において、懲罰として一定期間ノードSからのパケットを転送しないとしていたが、懲罰を実施した回数に応じて懲罰の継続時間を長くする、又は永久にパケットを転送しないようにするなど懲罰の内容を変化させてもよい。
上記の実施の形態では、ノードはハードウェアとしてパケット監視部、ノード判定部を備えるとして説明したが、図4、図5に示す動作を行う機能をプログラムで組み込み、CPUで読取って上記各機能を実行する方法としてもよい。このようにしても、先に述べた効果と同様の効果が得られる。
この発明の実施の形態1における利己的ノード検出ノードの構成を示すブロック図である。 実施の形態1におけるネットワークの構成例を示す図である。 実施の形態1におけるパケットの構造を示す図である。 実施の形態1におけるノード判定部が行う利己的なノードの一次判定処理を示すフロー図である。 実施の形態1におけるノード判定部が行う利己的なノードの二次判定処理を示すフロー図である。 実施の形態1における利己的ノードに対する懲罰の有効性を説明する図である。 実施の形態1においてノード判定部が行ったノードの評価リストを示す図である。
符号の説明
11 ノードN1、12 ノードN2、20 パケット、21 ソースアドレス、22 デスティネーションアドレス、23 経路情報、30 CPU、31 パケット監視部、32 ノード判定部、33 メモリ、S103 パケット監視ステップ、S104 NSパケット数積算ステップ、S105 NRパケット数積算ステップ、S109 判定ステップ、S110 懲罰ステップ。

Claims (10)

  1. 多数のノードが接続して構成されるネットワークにおけるノードにおいて、
    監視対象ノードとしての隣接ノードからのパケットを、該監視対象ノードが発信した発信パケットと、該監視対象ノードが中継した中継パケットに分類判定するパケット監視部と、
    上記パケット監視部の分類判定に従って上記発信パケットの数と上記中継パケットの数をそれぞれ積算し、かつ該積算した上記発信パケット数と上記中継パケット数との所定割合を計算して、該計算した所定割合を所定値と比較して上記監視対象ノードを利己的ノードとして検出するノード判定部、とを備えたことを特徴とする利己的ノード検出ノード。
  2. パケット監視部は、監視対象ノードが交信するパケットを傍受し、
    ノード判定部は、更に上記パケット監視部が傍受したパケットで監視対象ノードが他の隣接ノードを持つと検出した場合に、上記監視対象ノードを利己的ノードとして検出することを特徴とする請求項1記載の利己的ノード検出ノード。
  3. ノード判定部は、利己的ノードから自身に対する発信パケットの数が、利己的ノードからの中継パケットの数に対する割合が規定値以上あると、上記利己的ノードからの発信パケットの中継を止めることを特徴とする請求項2記載の利己的ノード検出ノード。
  4. パケット監視部は、監視対象ノードが交信するパケットを傍受し、該監視対象ノードが他の隣接ノードに発信する発信パケットと中継パケットとに分類判定し、
    ノード判定部は、上記パケット監視部が傍受して分類判定した上記発信パケットと上記中継パケットとを、自身が上記監視対象ノードから直接に受信した発信パケットと中継パケットにそれぞれ加算して各パケット数を積算し、該積算した各パケット数を比較して検出することを特徴とする請求項1記載の利己的ノード検出ノード。
  5. パケット監視部は、監視対象ノードが交信するパケットを傍受し、他の隣接ノードから発信された経路探索パケットへの上記監視対象ノードが出す応答パケットを検出し、
    ノード判定部は、上記パケット監視部が上記応答パケットを検出したことにより、利己的ノードと判定することを特徴とする請求項1記載の利己的ノード検出ノード。
  6. 多数のノードが接続して構成されるネットワークシステムにおいて、
    経路探索パケットを送信する経路探索ノードと、
    上記経路探索ノードが送信する上記経路探索パケットと該経路探索パケットの応答パケットを傍受し、また監視対象ノードとしての隣接ノードからのパケットを、該監視対象ノードが発信した発信パケットと、該監視対象ノードが中継した中継パケットに分類判定するパケット監視部と、上記パケット監視部の分類判定に従って上記発信パケットの数と上記中継パケットの数をそれぞれ積算し、該積算した上記発信パケットの数と上記中継パケットの数との所定割合を計算して、該計算した所定割合を所定値と比較し、かつ上記パケット監視部が傍受した上記監視対象ノードが出す上記経路探索パケットへの応答パケットを検出する条件を加えて、上記監視対象ノードを利己的ノードとして検出するノード判定部、とを備えた利己的ノード検出ノードと、で構成されることを特徴とするネットワークシステム。
  7. 多数のノードが接続して構成されるネットワークにおける利己的なノードの検出方法において、
    監視対象ノードとしての隣接ノードからのパケットを、該監視対象ノードが発信した発信パケットと、該監視対象ノードが中継した中継パケットに分類判定するパケット監視ステップと、
    上記パケット監視部の分類判定に従って上記発信パケットの数と上記中継パケットの数をそれぞれ積算する積算ステップと、
    上記積算した上記発信パケットの数と上記中継パケットの数との所定割合を計算して、該計算した所定割合を所定値と比較して、上記監視対象ノードを利己的ノードとして判定する判定ステップ、とを備えたことを特徴とする利己的ノード検出方法。
  8. パケット監視ステップは、監視対象ノードが交信するパケットを傍受し、
    判定ステップは、上記パケット監視ステップが傍受したパケットで上記監視対象ノードが他の隣接ノードを持つと検出した場合に、上記監視対象ノードを利己的ノードとして判定することを特徴とする請求項7記載の利己的ノード検出方法。
  9. パケット監視ステップは、更に監視対象ノードが交信するパケットをも傍受し、該監視対象ノードが他の隣接ノードに発信する発信パケットと中継パケットとに分類判定し、
    積算ステップは、上記パケット監視ステップで傍受して分類判定した上記発信パケットの数と上記中継パケットの数とを、それぞれ自身が上記監視対象ノードから直接に受信した発信パケットの数と中継パケットの数とに加算してパケット数を積算する、ことを特徴とする請求項7記載の利己的ノード検出方法。
  10. パケット監視ステップは、監視対象ノードが交信するパケットを傍受し、該監視対象ノードが他の隣接ノードが出す経路探索パケットへの応答パケットを検出し、
    判定ステップは、上記パケット監視ステップが傍受して上記応答パケットを検出したことにより、上記監視対象ノードを利己的ノードとして判定することを特徴とする請求項7記載の利己的ノード検出方法。
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