JP2007083860A - On-vehicle fuel cell system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、複数の発電セルが積層されるとともに、燃料電池車両に搭載される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックに供給される少なくとも一方の反応ガスを、加湿流体によって加湿する加湿器とを備える車載用燃料電池システムに関する。 According to the present invention, a plurality of power generation cells are stacked, a fuel cell stack mounted on a fuel cell vehicle, and a humidifier that humidifies at least one reaction gas supplied to the fuel cell stack with a humidifying fluid. The present invention relates to an in-vehicle fuel cell system.
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。 For example, in a polymer electrolyte fuel cell, an electrolyte membrane / electrode structure (electrolyte / electrode structure) in which an anode side electrode and a cathode side electrode are disposed on both sides of an electrolyte membrane (electrolyte) made of a polymer ion exchange membrane, respectively. ) Is held by a separator. This type of fuel cell is normally used as a fuel cell stack by stacking a predetermined number of power generation cells.
この種の燃料電池スタックは、一般的に、自動車等の車両に搭載されて燃料電池車両(燃料電池を搭載した車両)を構成する場合が多い。例えば、特許文献1に開示されている車両用燃料電池の支持装置1は、図10に示すように、燃料電池2と、この燃料電池2を支持する支持部材3とを有している。燃料電池2は、単セル2aがセパレータ2bを介装して複数積層されるとともに、積層方向両端には、プレート2c、2dが配置されている。燃料電池2の積層方向は、車両前後方向に合わせて設定されている。
In general, this type of fuel cell stack is often mounted on a vehicle such as an automobile to constitute a fuel cell vehicle (vehicle equipped with a fuel cell). For example, a vehicle fuel
支持部材3は、前側のプレート2cを支持する第1支持部材3aと、後側のプレート2dを支持する第2支持部材3bとから構成されている。
The
第1支持部材3aは、車両が走行中に急制動を行ったり、正面衝突した場合等に、燃料電池2に対して前記車両と相対的に働く車両前方向に移動しようとする力を阻止するための部材であり、前記燃料電池2が車両前方向に移動不能に支持されている。
The
第2支持部材3bは、車両が急発進、あるいは、急加速した場合に、燃料電池2が車両後方向に移動可能となるような部材であり、前記燃料電池2が車両前後上下方向のいずれにも移動可能である。
The
ところで、燃料電池2では、各種補機類の他、例えば、反応ガス加湿用の加湿器等が用いられている。このため、燃料電池2を支持する支持装置とは個別に、加湿器等の機器を支持するための専用支持装置が必要となっている。これにより、上記の従来技術では、各種機器毎に専用支持装置を設置しなければならず、部品数が相当に増加するとともに、機器の設置スペースが拡大し、しかも設備重量の増大が惹起されるという問題が指摘されている。 By the way, in the fuel cell 2, in addition to various auxiliary machines, for example, a humidifier for humidifying the reaction gas is used. For this reason, a dedicated support device for supporting a device such as a humidifier is required separately from the support device that supports the fuel cell 2. As a result, in the above-described conventional technology, a dedicated support device has to be installed for each type of equipment, the number of parts increases considerably, installation space for the equipment increases, and the equipment weight increases. The problem is pointed out.
本発明はこの種の問題を解決するものであり、部品の兼用化を図ることによって部品数を有効に削減するとともに、軽量化が容易に遂行可能な車載用燃料電池システムを提供することを目的とする。 The present invention solves this type of problem, and an object thereof is to provide an in-vehicle fuel cell system in which the number of parts can be effectively reduced by sharing the parts and the weight can be easily reduced. And
本発明は、複数の発電セルが積層されるとともに、燃料電池車両に搭載される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックに供給される少なくとも一方の反応ガスを、加湿流体によって加湿する加湿器とを備えている。 According to the present invention, a plurality of power generation cells are stacked, a fuel cell stack mounted on a fuel cell vehicle, and a humidifier that humidifies at least one reaction gas supplied to the fuel cell stack with a humidifying fluid. I have.
加湿器は、燃料電池スタックの積層方向一端部に固定される連結部と、前記燃料電池スタックの積層方向一端部を支持した状態で、燃料電池車両の搭載部に固定されるマウント部とを設けている。 The humidifier is provided with a connecting portion fixed to one end portion in the stacking direction of the fuel cell stack, and a mount portion fixed to the mounting portion of the fuel cell vehicle while supporting the one end portion in the stacking direction of the fuel cell stack. ing.
また、加湿器は、中空糸型加湿器であり、前記中空糸型加湿器は、中空糸が車長方向に延在して設置されることが好ましい。 The humidifier is a hollow fiber humidifier, and the hollow fiber humidifier is preferably installed with the hollow fiber extending in the vehicle length direction.
さらに、少なくとも一方の反応ガスは、燃料電池スタックと直接流通することが好ましい。 Furthermore, it is preferable that at least one of the reaction gases flows directly with the fuel cell stack.
本発明によれば、加湿器は、連結部を介して燃料電池スタックの積層方向一端部に固定されるとともに、マウント部を介して前記燃料電池スタックの積層方向一端部を支持した状態で、燃料電池車両の搭載部に固定される。このため、マウント部は、加湿器を搭載部に固定するマウント機能と、燃料電池スタックの積層方向一端部を前記搭載部に固定するマウント機能とを兼用することができる。 According to the present invention, the humidifier is fixed to one end portion in the stacking direction of the fuel cell stack via the connecting portion, and in the state where the one end portion in the stacking direction of the fuel cell stack is supported via the mount portion. It is fixed to the mounting part of the battery vehicle. For this reason, the mount part can combine the mount function which fixes a humidifier to a mounting part, and the mount function which fixes the stacking direction one end part of a fuel cell stack to the said mounting part.
これにより、燃料電池スタックの積層方向一端部側には、専用のマウント構造を用いる必要がなく、部品の兼用化が図られて部品数を良好に削減することが可能になるとともに、車載用燃料電池システム全体の軽量化が容易に遂行される。 As a result, it is not necessary to use a dedicated mounting structure on one end side in the stacking direction of the fuel cell stack, and the number of parts can be reduced favorably by using the parts in common. The entire battery system can be easily reduced in weight.
図1は、本発明の実施形態に係る車載用燃料電池システム10が搭載される燃料電池車両12の概略側面説明図であり、図2は、前記燃料電池システム10を主体にした前記燃料電池車両12の一部平面説明図であり、図3は、前記燃料電池システム10の概略構成図である。
FIG. 1 is a schematic side view of a
なお、図3では、説明のために、後述する各構成要素の配置位置が、実際の配置位置とは異なる位置に記載されている。実際の配置位置は、図1及び図2に示されている。 In FIG. 3, for the sake of explanation, the arrangement positions of the constituent elements described later are shown at positions different from the actual arrangement positions. The actual arrangement position is shown in FIGS.
燃料電池システム10は、燃料電池スタック14と、前記燃料電池スタック14に冷却媒体を供給するための冷却媒体供給機構16と、前記燃料電池スタック14に酸化剤ガス(反応ガス)を供給するための酸化剤ガス供給機構18と、前記燃料電池スタック14に燃料ガス(反応ガス)を供給するための燃料ガス供給機構20とを備える。
The
燃料電池スタック14は、燃料電池車両12の車幅方向(図2中、矢印W方向)中央に位置し、且つ後述する積層方向が車長方向(矢印L方向)に設定されるとともに、例えば、センターコンソール22に配置される。
The
図1〜図3に示すように、冷却媒体供給機構16は、燃料電池車両12の進行方向前側(矢印L1方向)に配置されるラジエータ24を備える。このラジエータ24には、冷媒用ポンプ26を介して冷却媒体供給配管28と、冷却媒体排出配管30とが接続される。冷却媒体供給配管28及び冷却媒体排出配管30は、燃料電池スタック14よりも燃料電池車両12の進行方向前側に配置されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the cooling
酸化剤ガス供給機構18は、冷媒用ポンプ26に近接して配置される空気用ポンプ32を備える。この空気用ポンプ32に一端が接続される空気供給配管34は、加湿器36に他端が接続されるとともに、この加湿器36には、加湿空気供給配管38を介して燃料電池スタック14が接続される。燃料電池スタック14と加湿器36とには、使用済みの酸化剤ガス(以下、オフガスという)を加湿流体として供給するためのオフガス供給配管40が接続される。加湿器36では、オフガス供給配管40を介して供給されたオフガスの排出側に、背圧弁42が配設される(図3参照)。
The oxidant
燃料ガス供給機構20は、燃料ガスとして水素ガスが貯留される燃料ガスタンク(燃料タンク)44を備える。この燃料ガスタンク44には、燃料ガス供給配管45の一端が接続され、前記燃料ガス供給配管45の他端が、遮断弁46、レギュレータ48及びエゼクタ50を介して燃料電池スタック14に接続される。
The fuel
燃料電池スタック14には、使用済みの燃料ガスが排出される排出燃料ガス配管52が接続される。この排出燃料ガス配管52は、リターン配管54を介してエゼクタ50に接続されるとともに、一部がパージ弁56に連通する。
An exhaust
図4に示すように、燃料電池スタック14は、複数の発電セル60が車長方向である水平方向(矢印A方向)に積層されるとともに、積層方向の両端には、図示しないが、ターミナルプレート及び絶縁プレートを介して金属製エンドプレート62a、62bが配設される。燃料電池スタック14は、鉛直方向(矢印C方向)に長尺(縦長)な四角形に構成されるエンドプレート62a、62bを端板として含むケーシング64を備えている。
As shown in FIG. 4, the
図5に示すように、各発電セル60は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)66と、前記電解質膜・電極構造体66を挟持する薄板波形状の第1及び第2金属セパレータ68、70とを備えるとともに、縦長に構成される。なお、第1及び第2金属セパレータ68、70に代替して、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
As shown in FIG. 5, each
発電セル60の短辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔72a、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔74b、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔76bが設けられる。
One end edge of the
発電セル60の短辺方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔76a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔74a、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔72bが設けられる。冷却媒体供給連通孔74a及び冷却媒体排出連通孔74bは、縦長形状に設定される。
The other end edge of the
電解質膜・電極構造体66は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜78と、前記固体高分子電解質膜78を挟持するアノード側電極80及びカソード側電極82とを備える。
The electrolyte membrane /
第1金属セパレータ68の電解質膜・電極構造体66に向かう面68aには、燃料ガス供給連通孔76aと燃料ガス排出連通孔76bとを連通する燃料ガス流路84が形成される。この燃料ガス流路84は、例えば、矢印C方向に延在する溝部により構成される。第1金属セパレータ68の面68bには、冷却媒体供給連通孔74aと冷却媒体排出連通孔74bとを連通する冷却媒体流路86が形成される。この冷却媒体流路86は、矢印B方向に延在する溝部により構成される。
A fuel gas flow path 84 that connects the fuel gas
第2金属セパレータ70の電解質膜・電極構造体66に向かう面70aには、例えば、矢印C方向に延在する溝部からなる酸化剤ガス流路88が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路88は、酸化剤ガス供給連通孔72aと酸化剤ガス排出連通孔72bとに連通する。第2金属セパレータ70の面70bには、第1金属セパレータ68の面68bと重なり合って冷却媒体流路86が一体的に形成される。図示しないが、第1及び第2金属セパレータ68、70には、必要に応じてシール部材が一体成形される。
The surface 70a of the
図4に示すように、ケーシング64は、端板であるエンドプレート62a、62bと、積層された発電セル60の側部に配置される4枚のパネル部材90a〜90dと、前記パネル部材90a〜90dの互いに近接する端部同士をボルト91により連結するアングル部材92と、前記エンドプレート62a、62bと前記パネル部材90a〜90dとを連結するそれぞれ長さの異なる連結ピン94a、94bとを備える。パネル部材90a〜90dは、薄板金属製プレートで構成される。
As shown in FIG. 4, the
エンドプレート62aには、矢印C方向に延在してそれぞれ冷却媒体入口マニホールド96aと、冷却媒体出口マニホールド96bとが装着される。冷却媒体入口マニホールド96aは、冷却媒体供給連通孔74aに連通する一方、冷却媒体出口マニホールド96bは、冷却媒体排出連通孔74bに連通する。冷却媒体入口マニホールド96a及び冷却媒体出口マニホールド96bは、冷却媒体供給配管28及び冷却媒体排出配管30を介してラジエータ24に連通している。
A cooling
エンドプレート62aの下側には、マウントブラケット98がねじ止めされる。このマウントブラケット98は、ボルト100を介して燃料電池車両12の取り付け部(搭載部)102にねじ止めされる。
A
図6及び図7に示すように、燃料電池スタック14のエンドプレート62bには、加湿器36を構成する金属製ケーシング104が固定される。ケーシング104は、例えば、鋳造成形されており、エンドプレート62bに接するフランジ部(連結部)106に複数のボルト108が挿入される。ボルト108がエンドプレート62bに螺合することにより、ケーシング104が前記エンドプレート62bに固定される。
As shown in FIGS. 6 and 7, a
ケーシング104の矢印L方向両端縁部には、それぞれ左右(矢印W方向)両側にマウント部110a、110bが設けられる。マウント部110a、110bには、それぞれ所定数のボルト112が挿入され、前記ボルト112が取り付け部102に螺合することにより、ケーシング104が前記取り付け部102に固定される。
図8及び図9に示すように、ケーシング104内には、空気供給配管34に接続される空気通路配管114が設けられ、この空気通路配管114は、第1及び第2加湿部116a、116b内に連通する。この第1及び第2加湿部116a、116bは、上下方向に配列されており、空気通路配管114の連結側一端部とは反対の他端部には、オフガス供給配管40から分岐された分岐管40a、40bと、加湿空気供給配管38とが設けられる。
As shown in FIGS. 8 and 9, an
ケーシング104内には、排出燃料ガス配管52と燃料ガス供給配管45とを連結するリターン配管54が設けられる(図8参照)。空気通路配管114、分岐管40a、40b、加湿空気供給配管38、排出燃料ガス配管52及びリターン配管54は、ケーシング104と一体に、例えば、鋳造成形される。
A
図9に示すように、第1及び第2加湿部116a、116bは、円筒体118a、118bを備える。円筒体118a、118b内の略中央には、多数の孔部を有する多孔管体120a、120bが配設され、前記多孔管体120a、120bの外周には、複数の中空糸膜122a、122bが車長方向(矢印L方向)に延在して収容される。多孔管体120a、120b内には、分岐管40a、40bに連通してオフガスが供給される。
As shown in FIG. 9, the 1st and
中空糸膜122a、122b内には、空気通路配管114に連通する室124介して反応前の空気が供給される。中空糸膜122a、122bの出口側は、室126を介して加湿空気供給配管38に連通する。
Air before reaction is supplied into the
ケーシング104には、燃料ガス供給機構20を構成する各補機類が一体化される。図6に示すように、遮断弁46は、ボルト130を介してケーシング104にねじ止め固定され、レギュレータ48は、前記遮断弁46に近接してボルト132を介して前記ケーシング104にねじ止めされる。
The
エゼクタ50は、燃料ガス供給配管45の下流側を構成する燃料ガス導入配管45aにボルト134を介してねじ止めされる。ケーシング104の端部には、酸化剤ガス供給機構18を構成する補機類である背圧弁42がボルト136を介してねじ止めされる。また、ケーシング104には、必要に応じて他の種々の補機類がねじ止め等によって一体化可能である。
The
なお、本実施形態では、図3に示すように、酸化剤ガス供給機構18を構成する空気供給配管34と燃料ガス供給機構20を構成するエゼクタ50の下流側との間にパージバルブ(図示せず)を介装した分岐配管を設け、燃料電池スタック14の燃料ガス流路系内に残存する燃料ガスを排気(パージ)するように構成してもよい。
In this embodiment, as shown in FIG. 3, a purge valve (not shown) is provided between the
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
The operation of the
先ず、図3に示すように、酸化剤ガス供給機構18を構成する空気用ポンプ32が駆動され、酸化剤ガスである外部空気が吸引されて、空気供給配管34に導入される。この空気は、空気供給配管34から空気通路配管114を介して加湿器36内に導入される。
First, as shown in FIG. 3, the
加湿器36では、図9に示すように、室124から第1及び第2加湿部116a、116b内に空気が供給される。この空気は、第1及び第2加湿部116a、116bに収容されているそれぞれ複数本の中空糸膜122a、122bの内側を通り、円筒体118a、118bの軸方向一方(矢印L1方向)に移動した後、加湿空気供給配管38に供給される。
In the
その際、オフガス供給配管40から分岐管40a、40bには、後述するように、反応に使用された酸化剤ガスであるオフガスが供給されている。このオフガスは、第1及び第2加湿部116a、116bの多孔管体120a、120bの内側から外側に移動し、それぞれ複数の中空糸膜122a、122bの外側を通る。そして、オフガスは、円筒体118a、118bの軸方向他方(矢印L2方向)に移動した後、背圧弁42から外部に放出される。
At that time, off-gas, which is an oxidant gas used in the reaction, is supplied from the off-
このため、使用前の空気には、各中空糸膜122a、122bを介してオフガス中に含まれる水分が移動し、この使用前の空気が加湿される。加湿された空気は、加湿空気供給配管38からエンドプレート62bを通って燃料電池スタック14内の酸化剤ガス供給連通孔72aに供給される。
For this reason, moisture contained in the off-gas moves to the air before use through the
一方、燃料ガス供給機構20では、図3に示すように、遮断弁46の開放作用下に、燃料ガスタンク44内の燃料ガス(水素ガス)がレギュレータ48で降圧された後、エゼクタ50を通って燃料ガス供給配管45からエンドプレート62bを通って燃料電池スタック14内の燃料ガス供給連通孔76aに導入される。
On the other hand, in the fuel
さらに、冷却媒体供給機構16では、冷媒用ポンプ26の作用下に、冷却媒体供給配管28からエンドプレート62aを通って燃料電池スタック14内の冷却媒体供給連通孔74aに冷却媒体が導入される。
Further, in the cooling
図5に示すように、燃料電池スタック14内の発電セル60に供給された空気は、酸化剤ガス供給連通孔72aから第2金属セパレータ70の酸化剤ガス流路88に導入され、電解質膜・電極構造体66のカソード側電極82に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔76aから第1金属セパレータ68の燃料ガス流路84に導入され、電解質膜・電極構造体66のアノード側電極80に沿って移動する。
As shown in FIG. 5, the air supplied to the
従って、各電解質膜・電極構造体66では、カソード側電極82に供給される空気中の酸素と、アノード側電極80に供給される燃料ガス(水素)とが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
Therefore, in each electrolyte membrane /
次いで、カソード側電極82に供給されて消費された空気は、酸化剤ガス排出連通孔72bに沿って流動した後、オフガスとしてエンドプレート62bからオフガス供給配管40に排出される(図3参照)。
Next, the air consumed by being supplied to the
同様に、アノード側電極80に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔76bに排出されて流動し、排出燃料ガスとしてエンドプレート62bから排出燃料ガス配管52に排出される。排出燃料ガス配管52に排出された排出燃料ガスは、一部がリターン配管54を通ってエゼクタ50の吸引作用下に燃料ガス供給配管45に戻される。この排出燃料ガスは、新たな燃料ガスに混在して燃料ガス導入配管45aから燃料電池スタック14内に供給される。残余の排出燃料ガスは、パージ弁56の開放作用下に排出される。
Similarly, the fuel gas consumed by being supplied to the
また、冷却媒体は、図5に示すように、冷却媒体供給連通孔74aから第1及び第2金属セパレータ68、70間の冷却媒体流路86に導入された後、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体66を冷却した後、冷却媒体排出連通孔74bを移動してエンドプレート62aの冷却媒体出口マニホールド96bから冷却媒体排出配管30に排出される。この冷却媒体は、図3及び図4に示すように、ラジエータ24により冷却された後、冷媒用ポンプ26の作用下に冷却媒体供給配管28から燃料電池スタック14に供給される。
Further, as shown in FIG. 5, the cooling medium is introduced into the cooling
この場合、本実施形態では、図6及び図7に示すように、燃料電池スタック14を構成するエンドプレート62bに加湿器36が一体に取り付けられており、この加湿器36が、前記燃料電池スタック14を取り付け部102に固定するマウントとして機能している。
In this case, in this embodiment, as shown in FIGS. 6 and 7, a
具体的には、加湿器36を構成するケーシング104は、燃料電池スタック14のエンドプレート62bにボルト108を介して固定される連結部であるフランジ部106と、前記燃料電池スタック14の積層方向一端部(エンドプレート62b側)を支持した状態で、燃料電池車両12の取り付け部102にボルト112を介して固定されるマウント部110a、110bとを備えている。
Specifically, the
これにより、マウント部110a、110bは、加湿器36を取り付け部102に固定するマウント機能と、燃料電池スタック14の積層方向一端部を前記取り付け部102に固定するマウント機能とを兼用することができる。従って、燃料電池スタック14のエンドプレート62b側に専用のマウント構造を用いる必要がなく、部品の兼用化が図られて、部品数を良好に削減することが可能になるとともに、燃料電池システム10全体の軽量化が容易に遂行されるという効果が得られる。
As a result, the
さらに、発電セル60は、縦長に構成されて車長方向(矢印L方向)に積層されるとともに、燃料電池スタック14に固定される加湿器36は、中空糸膜122a、122bが前記車長方向に延在して構成されている。このため、燃料電池スタック14及び加湿器36は、車幅方向(矢印W方向)に幅狭で且つ車長方向に長尺状に構成され、特に、燃料電池車両12のセンターコンソール22に容易且つ良好にレイアウトすることが可能になる。
Furthermore, the
しかも、燃料電池スタック14に加湿器36が直接ねじ止めにより一体化されている。これにより、配管が不要になって、供給される空気及び燃料ガス(反応ガス)が冷却されることによる配管内の結露の発生を良好に防止するとともに、部品数の削減及び軽量化が容易に遂行される。
Moreover, the
10…燃料電池システム 12…燃料電池車両
14…燃料電池スタック 16…冷却媒体供給機構
18…酸化剤ガス供給機構 20…燃料ガス供給機構
22…センターコンソール 24…ラジエータ
26、32…ポンプ 28…冷却媒体供給配管
30…冷却媒体排出配管 34…空気供給配管
36…加湿器 38…加湿空気供給配管
40…オフガス供給配管 42…背圧弁
44…燃料ガスタンク 45…燃料ガス供給配管
45a…燃料ガス導入配管 46…遮断弁
48…レギュレータ 50…エゼクタ
52…排出燃料ガス配管 54…リターン配管
60…発電セル 62a、62b…エンドプレート
64、104…ケーシング 66…電解質膜・電極構造体
68、70…金属セパレータ 72a…酸化剤ガス供給連通孔
72b…酸化剤ガス排出連通孔 74a…冷却媒体供給連通孔
74b…冷却媒体排出連通孔 76a…燃料ガス供給連通孔
76b…燃料ガス排出連通孔 78…固体高分子電解質膜
80…アノード側電極 82…カソード側電極
84…燃料ガス流路 86…冷却媒体流路
88…酸化剤ガス流路 98…マウントブラケット
102…取り付け部
91、100、108、112、130、132、134、136…ボルト
110a、110b…マウント部 114…空気通路配管
116a、116b…加湿部 122a、122b…中空糸膜
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記燃料電池スタックに供給される少なくとも一方の反応ガスを、加湿流体によって加湿する加湿器と、
を備え、
前記加湿器は、前記燃料電池スタックの積層方向一端部に固定される連結部と、
前記燃料電池スタックの積層方向一端部を支持した状態で、前記燃料電池車両の搭載部に固定されるマウント部と、
を設けることを特徴とする車載用燃料電池システム。 A plurality of power generation cells are stacked, and a fuel cell stack mounted on a fuel cell vehicle;
A humidifier that humidifies at least one reaction gas supplied to the fuel cell stack with a humidifying fluid;
With
The humidifier is connected to one end of the fuel cell stack in the stacking direction;
A mounting portion fixed to the mounting portion of the fuel cell vehicle in a state in which one end portion in the stacking direction of the fuel cell stack is supported;
An in-vehicle fuel cell system comprising:
前記中空糸型加湿器は、中空糸が車長方向に延在して設置されることを特徴とする車載用燃料電池システム。 The in-vehicle fuel cell system according to claim 1, wherein the humidifier is a hollow fiber humidifier,
The in-vehicle fuel cell system, wherein the hollow fiber type humidifier is installed with a hollow fiber extending in a vehicle length direction.
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