JP2007081524A - 1対多型無線通信システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の加入者局に同一の信号を効率的に伝送し、かつ、基地局での処理能力の低下及び遅延増加を引き起こさない1対多型無線通信システム及び方法を提供する。
【解決手段】 基地局と、複数の加入者局とから構成され、基地局は、ネットワークから受信するデータの宛先情報と、加入者局番号との対応関係を有し、ネットワークからデータを受信した場合、受信したデータを、該データの宛先情報に対応する加入者局番号に関連付けして無線信号で送信し、加入者局は、自局独自の加入者局番号と、自局が属するマルチキャストグループ独自の加入者局番号とを有し、基地局が送信する無線信号のうち、自局独自の加入者局番号及び自局が属するマルチキャストグループ独自の加入者局番号に関連付けられているデータを受信する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、1つの基地局と複数の加入者局とで構成されるP−MP(Point to Multipoint)、即ち、1対多型無線通信システムに関し、特に、アクセス方式としてTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元アクセス)を使用する無線通信システムに関する。
1対多型のFWA(Fixed Wireless Access:固定系無線アクセス)システムは、固定的に設置された1つの基地局が、固定的に設置された複数の加入者局とそれぞれ通信する無線通信システムであり、その中でも、送受信方向で共通の無線周波数を使用するTDMA/TDD(Time Division Duplex:時分割複信)では、割り当てるタイムスロットを制御することで、柔軟かつ効率的なシステムを構築することができる(例えば、非特許文献1参照。)。
図2は、非特許文献1に記載のTDMA/TDD方式を用いる1対多型無線通信システムでの、無線フレーム構成を示す図である。フレーム周期は固定的であり、例えば1msである。図2(a)に示すとおり、無線フレームは、下り回線領域と、上り回線領域と、GT(Guard Time)領域とを有する。下り回線領域は、基地局が送信する領域であり、上り回線領域は、加入者局のいずれかが送信する領域であり、GTは、上りから下りへの切り替わりでの信号の干渉を防止するための領域である。
下り回線領域は、更に、下りヘッダ領域と、下りデータ領域とを有する。下りヘッダ領域は、フレーム構造情報と、監視制御情報と、スロットデマンド領域を使用できる加入者局を通知するスロットデマンド割当指定と、加入者局に対して使用すべき上りデータ領域のスロット位置を通知する上りデータ割当指定の各情報を有する。
下りデータ領域は、図2(b)に示す様に複数のスロット(図2(b)ではN個)からなり、各スロットは、該スロットの宛先となる加入者局を識別するための情報である加入者局番号と、宛先加入者局へのデータと、誤り検出符号と、これらに先行するプリアンブル(PR:PReamble)とを有する。
上り回線領域は、DMF(Delay Measurement Frame)領域と、スロットデマンド領域と、上りデータ領域とを有する。DMF領域は、各加入者局から送信される信号の送信タイミングを調整して、各加入者局からの信号が衝突することを回避するための領域であり、スロットデマンド領域は、加入者局が信号送信を行いたい場合に、基地局にその旨を通知するために使用する領域であり、下りヘッダ領域のスロットデマンド割当指定で指定された加入者局のみが使用可能である。
上りデータ領域は、図2(c)に示す様に複数のスロット(図2(c)ではM個)からなり、各スロットは、該スロットの送信元である加入者局を識別するための情報である加入者局番号と、基地局へのデータと、誤り検出符号と、これらに先行するプリアンブルとを有し、更に、隣接するスロット間の衝突を防止するGTを有する。
図6は、従来のシステムでの加入者局番号の割当を示す図である。図6によると、加入者局番号には8ビットが割り当てられ、8ビットで表現可能な0〜255のうち、1〜239が加入者局番号として使用可能であり、0及び240〜255は未使用となっている。
安井、水本、桑原、"ワイヤレスIPアクセスシステム信号処理技術"、NTT R&D 2002年11月号、pp.76−85
例えば、複数の加入者局又は全加入者局に同一の信号を伝送したい場合、基地局は、送信先の加入者局ごとに、その加入者局の加入者局番号を含むスロットを生成し、下りデータ領域に格納して送信する必要がある。即ち、基地局は、下りデータ領域のスロットを、総ての宛先加入者局のためにそれぞれ確保して、同一データを各加入者局に送信する必要がある。このため、無線帯域の有効利用を図れず、基地局での処理能力の低下及び遅延増加が発生するという問題があった。
従って、本発明は、複数の加入者局及び/又は全加入者局に同一の信号を効率的に伝送する、即ち、効率的なマルチキャスト及び/又はブロードキャスト通信を行う1対多型無線通信システム及び方法を提供することを目的とする。
更に、本発明は、マルチキャスト及びブロードキャスト通信を行う際に、基地局での処理能力の低下及び遅延増加を引き起こさない1対多型無線通信システム及び方法を提供することも目的とする。
本発明における無線通信システムによれば、
基地局と、複数の加入者局とから構成される無線通信システムであって、基地局は、ネットワークから受信するデータの宛先情報と、加入者局番号との対応関係を有し、ネットワークからデータを受信した場合、受信したデータを、該データの宛先情報に対応する加入者局番号に関連付けして無線信号で送信し、加入者局は、自局独自の加入者局番号と、自局が属するマルチキャストグループ独自の加入者局番号とを有し、基地局が送信する無線信号のうち、自局独自の加入者局番号及び自局が属するマルチキャストグループ独自の加入者局番号に関連付けられているデータを受信することを特徴とする。
本発明の無線通信システムにおける他の実施形態によれば、
基地局は、マルチキャストグループに属する加入者局の一部にネットワークから受信したデータを送信する場合、受信したデータを、該マルチキャストグループ独自の加入者局番号に関連付けして送信すると共に、該マルチキャストグループに属する加入者局のうち、該受信したデータを受信可能又は受信不可能である加入者局を、加入者局独自の加入者局番号で指定する配信指示信号を送信し、加入者局は、自局が属するマルチキャストグループ独自の加入者局番号に関連付けられているデータを、配信指示で受信可能と指定され又は受信不可能と指定されなかった場合にのみ受信することも好ましい。
本発明の無線通信システムにおける他の実施形態によれば、
基地局は、加入者局番号に対応する暗号化キーを保持し、受信したデータを、関連付けした加入者局番号に対応する暗号化キーで暗号化して送信し、加入者局は、自局が有する加入者局番号に対応する暗号化キーを保持し、受信した暗号化されたデータを、関連付けられている加入者局番号に対応する暗号化キーで復号することも好ましい。
本発明における基地局によれば、
ネットワークから受信するデータの宛先情報と、加入者局番号との対応関係を有し、ネットワークからデータを受信した場合、受信したデータを、該データの宛先情報に対応する加入者局番号に関連付けして無線信号で送信する基地局であって、前記対応関係は、複数の加入者局を示す宛先情報に対しても、1つの加入者局番号を対応させていることを特徴とする。
本発明における無線通信方法によれば、
基地局と、複数の加入者局とから構成される無線通信システムにおける通信方法であって、各加入者局及び各マルチキャストグループは、独自の加入者局番号を有し、基地局は、データが1つの加入者局宛である場合、該データを、該加入者局独自の加入者局番号に関連付けして無線信号で送信し、データがマルチキャストグループ宛である場合は、該データをマルチキャストグループ独自の加入者局番号に関連付けして無線信号で送信し、加入者局は、基地局が送信する無線信号のうち、自局独自の加入者局番号及び自局が属するマルチキャストグループ独自の加入者局番号に関連付けられているデータを受信することを特徴とする。
基地局は、ネットワークから受信するデータの宛先情報と、加入者局番号との対応関係を有するが、マルチキャストグループに対しても、マルチキャストグループ独自の加入者局番号が割り当てられているため、基地局は、マルチキャストグループ宛のデータを、該マルチキャストグループ独自の加入者局番号に関連付けして送信すれば、該マルチキャストグループに属し、該マルチキャストグループ独自の加入者局番号を有する加入者局はデータを受信でき、マルチキャストグループを構成する加入者局に対して、個別にデータを送信する必要はなくなる。
本発明を実施するための最良の実施形態について、以下では図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明による1対多型無線通信システムのシステム構成図である。図1によると、基地局1は、複数の加入者局2と無線回線を設定している。基地局1はネットワーク3と接続しており、加入者局2は、それぞれ図示しない通信端末、例えば、パーソナルコンピュータと接続している。加入者局2と基地局1が構成する無線通信システムにより、加入者局2と接続している図示しない通信端末等は、ネットワーク3上の各通信装置と通信が可能となる。
ネットワーク3と基地局1とのインタフェース点においては、例えば、IEEE802.1Qに準拠したVID(VLAN ID)が使用され、基地局は、保存しているVIDと加入者局2との対応関係から、受信するVLANタグ付きレイヤ2フレームの宛先となる加入者局2を認識する。
図2は、本発明によるシステムにおいて、基地局1と加入者局2との間で使用する無線フレームの構成図である。無線フレーム構成自体は従来技術で説明した通りであり説明は省略する。
図3は、本発明による基地局1のブロック図である。図3によると、基地局1は、通信制御部10と、高周波部11と、アンテナ12とを有する。高周波部11は、アンテナ12が受信した無線周波数の信号を低雑音増幅器で増幅した後、中間周波数に周波数変換を行い通信制御部10に出力する受信機111と、通信制御部10からの中間周波数の信号を無線周波数に周波数変換を行った後、電力増幅して出力する送信機112と、アンテナ12の接続先を受信機111又は送信機112に切り替えるスイッチ113とを備える。
通信制御部10は、変復調部101と、TDMA制御部102と、受信バッファ部103と、送信バッファ部104と、通信インタフェース部105と、パケット数計測部106と、スロット割当部107と、マルチキャストプロトコル対応部108とを有する。受信バッファ部103及び送信バッファ部104は、加入者局番号ごとのバッファを有している。
通信インタフェース部105は、IP網といったネットワーク3とのインタフェース部分であり、ネットワークから受信するフレームに含まれるタグ情報、例えば、IEEE802.1Qに準拠したレイヤ2フレームのVIDの値と、加入者局番号との対応関係を保持している。加入者局番号とフレームのタグ情報の対応関係は予め保守管理システムから設定しておく。
図5は、本発明で使用する加入者局番号とタグ情報との対応関係を示す図である。図5においては、加入者局番号1〜239には、VIDの値#1〜#999のいずれかを対応させて、これら値をユニキャスト通信に使用している。また、加入者局番号240とVIDの値#1000を、加入者局番号245とVIDの値#1001を対応させて、これら値をマルチキャスト通信に使用している。更に、加入者局番号246とVIDの値#1006を対応させて、これら値をブロードキャスト通信に使用している。
通信インタフェース部105は、ネットワーク3から受信するフレームのうち、加入者局2に送信すべきデータを、送信バッファ部104内の、受信フレームのタグ情報に対応する加入者局番号のバッファに蓄積する。また、受信バッファ103のバッファに蓄積されているデータを読み出して、読み出したバッファの加入者局番号に対応するタグ情報を有するネットワーク3へのフレームを生成してネットワーク3へ送信する。
パケット数計測部106は、送信バッファ部104内の各加入者局番号に対応するバッファに蓄積されているデータ量から、それぞれ蓄積されているパケット数を計測してスロット割当部107に通知する。ここで1パケットとは、図2に示す無線フレームの下りデータ領域の1スロットで送信できるデータ量である。つまり、パケット数計測部106は、各バッファに蓄積されているデータ量を、無線フレームのスロット数に換算してスロット割当部107に通知する。
スロット割当部107は、パケット数計測部106が通知する各バッファに蓄積されているパケット数に基づき、所定の方法で、次の無線フレームで送信するデータを取得する、送信バッファ部104内のバッファを決定してTDMA制御部102に通知する。つまり、データ送信を行うバッファの加入者局番号を決定して、スロット割当指示でTDMA制御部102に通知する。また、TDMA制御部102経由で受信する、各加入者局2からの上り割当要求に基づき、加入者局2が無線フレーム送信に使用する上りデータ領域のスロットの割当を決定して、割り当てたスロットをTDMA制御部102経由で加入者局2に通知する。スロット割当の方法としては、加入者局間で公平に割当を行うラウンドロビン方式や、加入者局毎に最低帯域を保証するように割り当てる方法等がある。
TDMA制御部102は、スロット割当部107からのスロット割当指示で指定された加入者局番号に基づき、送信バッファ部104の対応するバッファから下りデータ領域のスロットに応じた量のデータを読出す。続いて、読み出したデータ及びその加入者局番号を、図2に示す無線フレームの下りデータ領域に格納して加入者局に送信する信号を生成する。また、変復調部101から受信する信号を終端して、上りデータ領域の各スロットのデータを、受信バッファ103内に設けられている対応する加入者局番号のバッファに蓄積する。
変復調部101は、TDMA制御部102が生成した無線フレームを変調して高周波部11へ出力し、高周波部11からの信号を復調してTDMA制御部102に出力する。尚、マルチキャストプロトコル対応部108の機能については、後述する。
図4は、本発明による加入者局2のブロック図である。図4によると、加入者局2は、通信制御部20と、高周波部21と、アンテナ22とを有する。高周波部21は、アンテナ22が受信した無線周波数の信号を低雑音増幅器で増幅した後、中間周波数に周波数変換を行い通信制御部20に出力する受信機211と、通信制御部20からの中間周波数の信号を無線周波数に周波数変換を行った後、電力増幅して出力する送信機212と、アンテナ22の接続先を受信機211又は送信機212に切り替えるスイッチ213とを備える。
通信制御部20は、変復調部201と、TDMA制御部202と、受信バッファ部203と、送信バッファ部204と、通信インタフェース部205と、パケット数計測部206と、制御部209とを有する。
制御部209は、予め外部から設定される加入者局番号と、後述する基地局からの配信指示で指定される加入者局番号から、受信すべき加入者局番号をTDMA制御部201に通知する。
変復調部201は、高周波部21からの信号を復調してTDMA制御部202に出力し、TDMA制御部202が生成した無線フレームを変調して高周波部21へ出力する。
TDMA制御部202は、変復調部101から受信する信号を終端して、下りデータ領域の各スロットのうち、制御部209から通知される受信すべき加入者局番号に一致するスロットのデータのみを、受信バッファ203内に設けられている対応する加入者局番号のバッファに蓄積する。また、送信バッファ部204の対応するバッファから上りデータ領域のスロットに応じた量のデータを読出して基地局1に送信する信号を生成する。尚、図5での加入者局番号246の様に、ブロードキャストに割り当てられている加入者局番号は全加入者局が受信すべき加入者局番号として保持しておく。
通信インタフェース部205は、パーソナルコンピュータ等の通信端末とのインタフェース部分であり、受信バッファ203のバッファに蓄積されているデータを読み出し、通信端末に送信するフレームを生成して送信する。また、通信端末から受信するフレームを送信バッファ部204のバッファに蓄積する。
パケット数計測部206は、送信バッファ部204内のバッファに蓄積されているパケット数を計測して、上りデータ領域のスロットの割当要求を、TDMA制御部202経由で基地局1に通知する。
以上説明したように、マルチキャスト又はブロードキャストにも加入者局番号を割当て、各加入者局2には、その加入者局2独自の加入者局番号と、その加入者局2が属しているマルチキャストグループに割り当てられた加入者局番号及びブロードキャストに割り当てた加入者局番号を予め設定しておく。
基地局1は、各加入者局2独自の加入者局番号と、各マルチキャストグループに割り当てられた加入者局番号と、ブロードキャストに割り当てられた加入者局番号と、ネットワーク3から受信するデータの、例えばタグ情報といった、宛先情報との関係を認識しており、ネットワーク3から受信するデータが示す宛先情報が、特定の加入者局2である場合には、その加入者局2独自の加入者局番号を用いて、マルチキャストグループである場合には、そのマルチキャストグループに割り当てられた加入者局番号を用いて、ブロードキャストである場合は、ブロードキャストに割り当てられた加入者局番号を用いて、受信データを送信し、各加入者局2は、自局に設定された加入者局番号のスロットのみを受信する。
これにより、ユニキャスト通信と同じ処理で、マルチキャスト及びブロードキャストを実現することができる。従って、従来技術のように基地局での処理能力の低下や遅延の増大等の問題を引き起こすことはなく、更に、マルチキャストグループに属する加入者局数と同数の下りデータ領域のスロットを使用して同一データを個別に送信する必要がなく、無線帯域の有効利用を図ることが可能となる。
続いて、基地局1のマルチキャストプロトコル対応部108について説明する。上述した構成において、あるマルチキャストグループに属する加入者局に対しては、当該マルチキャストグループに割り当てられた加入者局番号を用いることで一括してデータを送信することが可能であるが、更に、当該マルチキャストグループに属する加入者局の一部に対してのみ受信を許可し、残りの一部に対しては受信を不許可としたい場合が生じる。このため、基地局1にマルチキャストプロトコル対応部108を設ける。
通信インタフェース部105は、ネットワーク3から受信するデータの宛先情報に対応する加入者局が、あるマルチキャストグループの部分集合、例えば、10局から構成されるマルチキャストグループのうち9局を示すものである場合、当該マルチキャストグループに割り当てられた加入者局番号を使用して既に説明した通りに無線信号で送信すると共に、マルチキャストプロトコル対応部108に、その旨を通知する。
マルチキャストプロトコル対応部108は、TDMA制御部102経由で、各加入者局2に、上記マルチキャストを示す加入者局番号に関連付けされたデータを受信可能な加入者局を示す、又は、受信不可能な加入者局を示す配信指示信号を送信する。受信可能な加入者局又は受信不可能な加入者局は、加入者局独自の加入者局番号で指定される。
各加入者局2の制御部209は、例えば、配信指示が受信可能な加入者局を示す場合、自局が配信指示で示されている場合は、TDMA制御部202に配信指示で示されたマルチキャスト用加入者局番号を通知し、自局が配信指示で示されていない場合は、TDMA制御部202に配信指示で示されたマルチキャスト用加入者局番号を通知しない。これにより、マルチキャストグループに属する加入者局の一部に対してのみ送信を行うことができる。
更に、加入者局番号毎に異なる暗号化キーを割当て、基地局1は、総ての使用している加入者局番号に対応する暗号化キーを保持し、下りデータ領域の各スロットのデータを、宛先の加入者局番号に対応する暗号化キーで暗号化して送信し、加入者局2は、自身が受信すべき加入者局番号に対応する暗号化キーを保持し、受信データを、宛先として示されている加入者局番号に対応する暗号化キーで復号して受信し、同様の方法で上り方向も暗号化することで秘匿性の高い通信を実現することができる。
以上、基地局1は、ネットワーク3からVLANタグ付きレイヤ2フレームを受信する場合を用いて説明したが、本発明は上記例に限定されない。即ち、ネットワーク3から受信するデータが特定の加入者局2に宛てたものである場合は、その加入者局2を、マルチキャストであれば、そのマルチキャストグループを、ブロードキャストであればその旨を基地局1がネットワーク3から受信するデータ又はフレームから認識できれば、本発明の適用は可能である。
本発明による1対多型無線通信システムのシステム構成図である。 1対多型無線通信システムの無線フレーム構成を示す図である。 本発明による基地局のブロック図である。 本発明による加入者局のブロック図である。 加入者局番号とフレームのタグ情報の設定例を示す図である。 従来のシステムでの加入者局番号の割当を示す図である。
符号の説明
1 基地局
2 加入者局
3 ネットワーク
10、20 通信制御部
11、21 高周波部
12、22 アンテナ
101、201 変復調部
102、202 TDMA制御部
103、203 受信バッファ部
104、204 送信バッファ部
105、205 通信インタフェース部
106、206 フレーム数計測部
107 スロット割当部
108 マルチキャストプロトコル対応部
111、211 受信機
112、212 送信機
113、213 スイッチ
209 制御部

Claims (5)

  1. 基地局と、複数の加入者局とから構成される無線通信システムであって、
    基地局は、ネットワークから受信するデータの宛先情報と、加入者局番号との対応関係を有し、ネットワークからデータを受信した場合、受信したデータを、該データの宛先情報に対応する加入者局番号に関連付けして無線信号で送信し、
    加入者局は、自局独自の加入者局番号と、自局が属するマルチキャストグループ独自の加入者局番号とを有し、基地局が送信する無線信号のうち、自局独自の加入者局番号及び自局が属するマルチキャストグループ独自の加入者局番号に関連付けられているデータを受信することを特徴とするシステム。
  2. 基地局は、マルチキャストグループに属する加入者局の一部にネットワークから受信したデータを送信する場合、
    受信したデータを、該マルチキャストグループ独自の加入者局番号に関連付けして送信すると共に、該マルチキャストグループに属する加入者局のうち、該受信したデータを受信可能又は受信不可能である加入者局を、加入者局独自の加入者局番号で指定する配信指示信号を送信し、
    加入者局は、自局が属するマルチキャストグループ独自の加入者局番号に関連付けられているデータを、配信指示で受信可能と指定され又は受信不可能と指定されなかった場合にのみ受信することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 基地局は、加入者局番号に対応する暗号化キーを保持し、受信したデータを、関連付けした加入者局番号に対応する暗号化キーで暗号化して送信し、
    加入者局は、自局が有する加入者局番号に対応する暗号化キーを保持し、受信した暗号化されたデータを、関連付けられている加入者局番号に対応する暗号化キーで復号することを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。
  4. ネットワークから受信するデータの宛先情報と、加入者局番号との対応関係を有し、ネットワークからデータを受信した場合、受信したデータを、該データの宛先情報に対応する加入者局番号に関連付けして無線信号で送信する基地局であって、
    前記対応関係は、複数の加入者局を示す宛先情報に対しても、1つの加入者局番号を対応させていることを特徴とする基地局。
  5. 基地局と、複数の加入者局とから構成される無線通信システムにおける通信方法であって、
    各加入者局及び各マルチキャストグループは、独自の加入者局番号を有し、
    基地局は、データが1つの加入者局宛である場合、該データを、該加入者局独自の加入者局番号に関連付けして無線信号で送信し、データがマルチキャストグループ宛である場合は、該データをマルチキャストグループ独自の加入者局番号に関連付けして無線信号で送信し、
    加入者局は、基地局が送信する無線信号のうち、自局独自の加入者局番号及び自局が属するマルチキャストグループ独自の加入者局番号に関連付けられているデータを受信することを特徴とする方法。
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