JP2007077070A - 更年期の肥満防止剤または肥満改善剤 - Google Patents

更年期の肥満防止剤または肥満改善剤 Download PDF

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Abstract

【課題】 更年期の肥満防止に有効で、且つ簡便で安全性が高く日常的に摂取が可能である更年期の肥満防止剤または肥満改善剤を提供すること。
【解決手段】 含有する蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成の比が、アルギニン:リジン=1. 3〜1. 7:1である、更年期の肥満防止剤または肥満改善剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、更年期に起こる肥満の防止に有効で、且つ安全で長期間摂取可能である、更年期の肥満防止剤または肥満改善剤に関する。
高齢化社会におけるヘルスケアは、近年特に重要性を増している。女性の更年期障害は、生殖期から非生殖期への移行期間に卵巣の機能が低下することにより、体内ホルモンバランスが変化するため惹起される。ほてり、異常発汗、頭痛、腰痛、悪心、嘔吐、しびれ、むくみ、高脂血症、肥満、鬱など様々な症状が認められる。また、更年期では、卵巣からのエストロゲンの分泌が激減することにともない、代償的に内臓脂肪を増大させ、脂肪組織からエストロゲンを補完的に合成するようになる。そのため、更年期には肥満の変化をきたすことが多い。更年期に伴う障害の治療には、以前からホルモン補充療法が行われているが、この療法では乳ガンや子宮ガンなどの発ガンリスクが伴われ、また医療行為となり、煩雑な投与コントロールや患者管理が必要になる。また、女性ホルモン様作用を有する食品素材により更年期障害を改善することが提案されている。例えば特許文献1では、女性ホルモン様作用を有するエンテロラクトンおよびエンテロジオールの前駆体となる、セコイソラリシネシロールジグリコシドを含有する食品素材が提案されている。しかしながら、その肥満改善効果は低く、またホルモン様作用物質の前駆体であることから、ホルモン補充療法と同様のリスクを有している。
一方、肥満の体重調節にあたっては、食事から体脂肪になりやすい糖質や脂質を制限することが多く行われているが、食事中の蛋白質についても注目が集まっている。蛋白質を限定分解したペプチドを、抗肥満用成分として使用することが提案されている。例えば特許文献2では、分子量700以上のペプチドの含有量が20質量%以下である分子量200〜550の低分子量ペプチドが、体重および子宮周囲の脂肪量の増加を抑制することが記載されている。また特許文献3では、分子量200〜5000のペプチドに、オルニチン、又はこれとアルギニン及びリジンの少なくとも1種とを配合した組成物が、血清脂質と肝臓脂質の上昇を抑制することが記載されている。しかしながら、これらの特許文献には、通常の肥満に対する作用が記載されているが、更年期に起こる肥満に対する作用については何ら記載されていない。そのため、簡便で安全性が高く日常的に摂取が可能である、更年期の肥満防止剤または肥満改善剤が望まれている。
国際公開第2003/075686号パンフレット 特開平4−149137号公報 特開平11−349489号公報
本発明の目的は、更年期の肥満防止に有効で、且つ簡便で安全性が高く日常的に摂取が可能である更年期の肥満防止剤または肥満改善剤を提供することにある。
本発明者らは上記の課題に鑑み、鋭意研究を行った結果、アミノ酸組成を種々変更した食物を摂取すると、アルギニンおよびリジンのアミノ酸組成比によって、体重増加に差が現れることを知見した。本発明者はさらに検討を重ねた結果、アルギニンおよびリジンのアミノ酸組成が一定の範囲内にある蛋白質類を摂取することにより、更年期の体重増加、脂肪組織の増大および肝臓中性脂肪の増大を防止できることを知見した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、含有する蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成の比が、アルギニン:リジン=1. 3〜1. 7:1である、更年期の肥満防止剤または肥満改善剤を提供するものである。
また、本発明は、含有する蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成の比が、アルギニン:リジン=1. 3〜1. 7:1である、更年期の肥満防止または肥満改善に有効な飲食品を提供するものである。
さらに、本発明は、この更年期の肥満防止剤または肥満改善剤、あるいはこの飲食品を摂取する、更年期肥満の予防方法または改善方法を提供するものである。
本発明によれば、更年期の体重増加を抑制し、また更年期に起こる体脂肪や肝臓中性脂肪の増加を防止することができる。しかも安全な原料を使用することができるため、安全で長期間摂取可能な更年期の肥満防止剤または肥満改善剤、および飲食品を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
本発明において、蛋白質類とは、蛋白質、ペプチドおよびアミノ酸のことをいい、最終的な更年期の肥満防止剤または肥満改善剤、および飲食品において、含有する蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成(質量)の比が1. 3〜1. 7:1、好ましくは1.4〜1.6:1であれば、蛋白質、ペプチドおよびアミノ酸をそれぞれ単独で用いてもよく、2種以上を配合して用いてもよい。本発明においてアルギニンおよびリジンは、上記の蛋白質類において、遊離のアミノ酸の形態で存在していてもよく、ペプチドあるいは蛋白質中に結合した形態で存在していてもよい。
また、既存のアミノ酸、ペプチド、蛋白質を含む飲食品に、別途アミノ酸、ペプチド、蛋白質を加えることで、含有する蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成(質量)の比が1. 3〜1. 7:1になるように調整した物でもよい。
本発明において使用される蛋白質類は、天然の動物、植物、それらから抽出した蛋白質類およびその加水分解物、遺伝子工学的に作成された動物、植物、蛋白質類およびその加水分解物、化学合成されたペプチドやアミノ酸、またはこれらの組合せや加工品であってもよい。またこれらの蛋白質類を含有する食品等であっても構わない。
天然の動物としては、あじ、いわし、かつお、さけ、マグロ、あさり、いか、たこ、えび、牛、豚、鶏等の動物類、酵母等の微生物類、およびこれらから得られる乳、卵、分泌蛋白等が挙げられ、さらにこれらから抽出した筋肉蛋白質や乳蛋白質等、およびその加水分解物が挙げられる。また天然の植物としては、米、麦等の穀類、いも類、豆類、かぼちゃ、ごぼう、なす等の野菜類、いちご、りんご、ぶどう等の果実類等が挙げられ、さらにこれらから抽出した米蛋白質や小麦蛋白質等、およびその加水分解物等が挙げられる。また遺伝子工学的に作成された動物、植物、蛋白質類およびその加水分解物としては、遺伝子改変動物、遺伝子改変作物、遺伝子導入された酵母等から得られるペプチドや蛋白質類およびそれらの加水分解物が挙げられる。化学合成されたペプチドやアミノ酸としては、合成ポリリジンや合成アルギニン、合成リジン等が挙げられる。これらの中でも、天然の動物性、植物性の蛋白質類およびその加水分解物を用いるのが安全性上好ましく、植物性の蛋白質類が安価で入手しやすく、保存性に優れ、安全であるためさらに好ましい。植物性の蛋白質類の中でも、小麦蛋白質およびその加水分解物が好ましい。また、天然の動物、植物の中には、小麦粉、そば粉、トウモロコシ(コーングリッツ)、ココア、そらまめ、米みそ甘みそ、さざえ生、つぶ生、いせえび、くるまえび、毛がに、オクラ、かぼちゃのように、アミノ酸組成がアルギニン:リジン=1. 3〜1. 7:1となっているものもあり、蛋白質類としてこれらを用いるのが好ましい。以上の中でも、安価で入手しやすく、保存性に優れ、安全であり、またアミノ酸組成がアルギニン:リジン=約1. 5:1である小麦粉を用いるのが最も好ましい。
本発明の更年期の肥満防止剤または肥満改善剤、および飲食品の摂取量は、適宜増減することができるが、通常の場合、アルギニン:リジン=1. 3〜1. 7:1である含有する蛋白質類量として成人一日0. 01〜500gである。本発明の更年期の肥満防止剤または肥満改善剤、および飲食品は、一度に摂取することもできるが、数回に分けて長期摂取すると、肥満防止または肥満改善作用が継続して得られるため好ましい。
本発明の更年期の肥満防止剤または肥満改善剤、および飲食品中の上記蛋白質類の含有量は、上述の成人一日当たりの摂取量および摂取回数や、剤型、飲食品の種類などを適宜考慮して決定することができ、好ましくは0.01〜99質量%、より好ましくは0.1〜80質量%であり、上述の成人一日当たりの摂取量が管理できる形にするのが望ましい。
また、該蛋白質類中のアルギニンおよびリジンの含有量は、総量で、0.01〜40質量%であることが好ましく、より好ましくは0.1〜20質量%である。
本発明の更年期の肥満防止剤または肥満改善剤は、最終形態において、含有する蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成(質量)の比が、アルギニン:リジン=1. 3〜1. 7:1である限り、適宜各種の副成分を必要に応じ配合することができる。
例えば、ビタミンB群およびビタミンC等の水溶性ビタミン、ビタミンE、ビタミンDまたはその誘導体、ビタミンK1、ビタミンK2、ビタミンA、βカロチン等の脂溶性ビタミン、さらにカルシウム、カリウム、鉄、亜鉛、酵母などのミネラル類またはその含有物、ユビキノン、クレアチン、α−リポ酸、グルタチオン、グルクロン酸、タウリン、コラーゲン、大豆イソフラボン、レシチン、ジアシルグリセロール、DHA、EPA、中鎖脂肪酸トリグリセリド、食用油脂、カプサイシン、コンドロイチン硫酸、β−グルカン、青汁、ローヤルゼリー、プロポリス、オクタコサノール、NADH、D−リポース、セラミド、ヒアルロン酸、フラバンジェノール、ピクノジェノール、マカ、キトサン、ガルシニアエキス、コンドロイチン、グルコサミン、などの栄養素または栄養食品素材を添加・配合してもよい。その他、適宜、糖質、脂質、食物繊維、甘味料、香料、果汁等の呈味成分、コーヒー風味、抹茶風味、ミルク風味等の風味成分を添加・配合してもよい。
この他、イチョウ葉エキス、ブドウ種子エキス、バレリアンエキスなどのハーブ類などをはじめ、高麗人参などの生薬などを配合することが可能であり、杜仲茶、ウーロン茶、緑茶、紅茶、ハトムギ茶などを配合してもよい。
また、本発明の更年期の肥満防止剤または肥満改善剤は、最終形態において、含有する蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成(質量)の比が、アルギニン:リジン=1. 3〜1. 7:1となる限り、アミノ酸を添加してアミノ酸バランスを調整してもよく、L−カルニチンやγ−アミノ酪酸などの機能性アミノ酸類、各種ペプチド類、各種蛋白質類を配合してもよい。
配合する副成分の量は、その種類、製造する最終製品の形態、所望すべき摂取量に応じて適宜決めることができる。
本発明の更年期の肥満防止剤または肥満改善剤、および飲食品の形態については、どのような形態でもよく、例えば錠剤、錠菓、チュアブル錠、粉剤、カプセル剤、顆粒剤、注射剤、液剤、懸濁剤、座剤、吸入剤、経管経腸栄養剤などの流動食、ドリンク剤等の健康食品または栄養補助食品、緑茶、ウーロン茶や紅茶などの茶飲料、清涼飲料、ゼリー飲料、スポーツ飲料、乳飲料、炭酸飲料、果汁飲料、乳酸菌飲料、発酵乳飲料、粉末飲料、ココア飲料、精製水などの飲料、バター、マヨネーズ、ショートニング、マーガリン、カスタードクリーム、ドレッシング類、パン類、米飯類、麺類、味噌汁、豆腐、牛乳、パスタ、スープまたはソース類、菓子、例えばビスケットやクッキー類、チョコレート、キャンディ、ケーキ、アイスクリーム、チューインガム、タブレット、ヨーグルト等が挙げられる。
本発明の更年期の肥満防止剤または肥満改善剤、および飲食品は、その製造に用いられる他の食品素材、各種栄養素、各種ビタミン、ミネラル、食物繊維、種々の添加剤、例えば呈味成分、甘味料、有機酸などの酸味料、安定剤、フレーバー等を配合して、常法に従って製造することができる。また、乳糖、ブドウ糖、コーンスターチ、結晶セルロースなど一般的に製剤上使用できる各種賦形剤、ゼラチン、デキストリンなどの崩壊剤、安定剤、香味剤、ステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤などと調合して、常法に従って錠剤、カプセル剤、散剤などを製造することができる。
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例によって何ら制限を受けるものではない。
〔実施例1〕
蛋白質としてライ麦蛋白質(日清製粉製)を用いて表1に示す配合で小麦食を調製した。この小麦食の含有蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成(質量)の比はアルギニン:リジン=1.3:1であった。
〔実施例2〕
蛋白質として小麦蛋白質(小麦グルテン:フメリットA 長田産業製)を用いて表1に示す配合で小麦食を調製した。この小麦食の含有蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成(質量)の比はアルギニン:リジン=1.5:1であった。
〔実施例3〕
蛋白質としてトウモロコシ蛋白質(コーングルテンミール:日本食品加工製)を用いて表1に示す配合でトウモロコシ食を調製した。このトウモロコシ食の含有蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成(質量)の比はアルギニン:リジン=1.7:1であった。
〔比較例1〕
蛋白質としてカゼイン蛋白質(ミルクカゼイン:オリエンタル酵母工業製)を用いて表1に示す配合でカゼイン食を調製した。このカゼイン食の含有蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成(質量)の比はアルギニン:リジン=0.5:1であった。
〔比較例2〕
蛋白質として大豆蛋白質(不二製油製)を用いて表1に示す配合で大豆食を調製した。この大豆食の含有蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成(質量)の比はアルギニン:リジン=1.2:1であった。
〔比較例3〕
蛋白質として米蛋白質(島田化学工業製)を用いて表1に示す配合で米食を調製した。この米食の含有蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成(質量)の比はアルギニン:リジン=2.4:1であった。
Figure 2007077070
〔実施例4〕
乾燥小麦グルテン(Weston Foods Limited製)85g、結晶セルロース(旭化成製)10gおよびポリビニルピロリドン5gを混合し、これにエタノール30mlを添加して、湿式法にて常法に従って顆粒剤100gを製造した。この顆粒剤の含有する蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成(質量)の比はアルギニン:リジン=1.5:1であった。
〔実施例5〕
実施例4の顆粒剤100gにステアリン酸マグネシウム1. 2gを加えて打錠用顆粒末とし、打錠機を用いて打錠した。一錠300mg中小麦グルテン含量は252mgであった。また、この錠剤の含有する蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成(質量)の比はアルギニン:リジン=1.5:1であった。
〔試験例1〕
更年期動物の作成
Wistar系ラット(雌、8週齢)の卵巣を除去し、更年期動物を作成した。この更年期動物を比較例1のカゼイン食を与えて5週間飼育し、飼育後の体重、脂肪重量および肝臓中性脂肪量を測定した。また、正常動物(卵巣を除去していないWistar系ラット(雌、8週齢))を同様に比較例1のカゼイン食を与えて5週間飼育し、飼育後の体重、脂肪重量および肝臓中性脂肪量を測定した。その結果を表2に示す。
Figure 2007077070
肝臓中性脂肪量は、摘出した肝臓を用いて、トリグリセライドEテストワコー(和光純薬工業製)を用いて測定した。
表2から、卵巣を除去した更年期動物は、正常動物に比べて体重、脂肪重量および肝臓中性脂肪量が増加し、人の更年期の肥満と同様の変化を起こすことがわかった。
〔試験例2〕
上記試験例1と同様の方法により作成した更年期動物であるWistar系ラット(雌、8週齢)に、実施例1〜3または比較例1〜3の各食のみを与えてそれぞれ5週間飼育した。飼育後の体重、脂肪重量および肝臓中性脂肪量をそれぞれ表3に示す。
Figure 2007077070
表3から、更年期ラットにアルギニン:リジン=1. 3〜1. 7:1の食事(実施例1〜3の各食)を与えた場合、体重、脂肪重量および肝臓中性脂肪量の増加は抑制され、その数値は表2の正常動物と同程度であった。一方、アルギニン:リジン比が1. 2:1以下および2. 4:1の食事(比較例1〜3の各食)を与えた場合では、体重、脂肪重量および肝臓中性脂肪量の増加抑制作用は認められなかった。したがって、含有する蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成の比がアルギニン:リジン=1. 3〜1. 7:1である食事をした更年期ラットは、肥満を起こさないことが明らかとなった。
尚、正常動物(卵巣を除去していないWistar系ラット(雌、8週齢))に、実施例1〜3の各食のみを与えてそれぞれ5週間飼育したところ、体重、脂肪重量および肝臓中性脂肪量の各数値は表2の正常動物と同程度であった。

Claims (4)

  1. 含有する蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成の比が、アルギニン:リジン=1. 3〜1. 7:1である、更年期の肥満防止剤または肥満改善剤。
  2. 蛋白質類が小麦蛋白質またはその加水分解物である、請求項1記載の更年期の肥満防止剤または肥満改善剤。
  3. 含有する蛋白質類中のアルギニンおよびリジンのアミノ酸組成の比が、アルギニン:リジン=1. 3〜1. 7:1である、更年期の肥満防止または肥満改善に有効な飲食品。
  4. 請求項1または2記載の更年期の肥満防止剤または肥満改善剤、あるいは請求項3記載の飲食品を摂取する、更年期肥満の予防方法または改善方法。
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