JP2007075469A - 組織融合のための電極アセンブリ - Google Patents

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エー. シェクター デイビッド
Philip Tetzlaff
テツラフ フィリップ
Jeffrey M Roy
エム. ロイ ジェフリー
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Abstract

【課題】組織シール一体性を高めるため複数の流路を形成する電極表面を有する顎部材を持つ双極子電気外科的鉗子の提供。
【解決手段】顎ハウジング1030は、温度耐性プラスチック、セラミック又はクールポリマーのような電気的および熱的に絶縁性の材料から作製される。アレイ1032、1042及び1052は、顎表面1025の長さ及び幅に沿って互いにずれている。この電極配列は、流体流れを、実質的に電極の周りに、そして表面1032、1042および1052のアレイ間のスロットまたは流れ制限領域1031a〜1031fを実質的に通って生じるよう強制することにより、電極作動の間にさらに妨害し、より信頼性のあるシールを生じる。アレイ1032、1042、および1052内の組織係合表面は、電極1021が、電気的作動に際し、電源350からリード(単数または複数)1060を通り組織まで電位を運搬するように整列されている。
【選択図】図10A

Description

(背景)
本開示は、開放外科的手順および/または内視鏡外科的手順のために用いられる鉗子に関する。より詳細には、本開示は、組織治癒を促進するために機械的クランプ圧力および電気外科用電流の特有の組み合わせを付与して軟組織をマイクロシールする鉗子に関する。
(技術分野)
血管鉗子または鉗子は、血管を締め付けるためにその顎間の機械的作用を用いる簡単なペンチ様ツールである。これは、組織を握り、解剖し、そして/またはクランプするために開放外科的手順で一般に用いられている。電気外科用鉗子は、機械的なクランプ作用、および電気的エネルギーの両方を利用して、組織および血管を加熱することより止血を行い、組織を凝固、焼灼および/またはシールする。各対向する顎部材の電極は、顎部材が組織を握るとき、電気エネルギーがこの組織を通って選択的に伝達され得るように、異なる電位に荷電される。外科医は、電極間および上記組織を通って印加される電気外科用エネルギーの強度、周波数および持続時間を制御することにより、焼灼、凝固/乾燥および/または単に出血を減少または遅延することのいずれかを行い得る。
本明細書における目的のためには、用語「焼灼」は、組織を破壊するための熱の使用として規定される(「ジアテルミー」または「電気ジアテルミー」とも呼ばれる)。用語「凝固」は、組織を乾燥するプロセスとして規定され、ここで、この組織の細胞は破壊され、かつ乾燥される。「血管シーリング」は、上記組織中のコラーゲン、エラスチンおよび基質を液化して、組織が、対向する組織構造(管腔の対向する壁)間の有意に減少した境界をもつ融合塊に再編成されるプロセスとして規定される。小血管の凝固は、通常、それらを永久的に閉鎖するに十分である。より大きな血管または組織は、永久的な閉鎖を確実にするたにシールされる必要がある。
Dycusらによって2001年4月6日に出願され、「血管シーラーおよび分割器」と題する、共有に係るPCT出願番号PCT/US01/11340号、Tetzlaffらによって2002年4月5日に出願され、「血管シーリング器具」と題する米国出願番号10/116,824、およびTetzlaffらによって2001年4月6日に出願され、「血管シーリング器具」と題するPCT出願番号PCT/US01/11420は、組織または血管(特に大血管)を効率的にシールするために、以下の2つの支配的な機械的パラメーターが正確に制御されなければならないことを教示している:1)血管に付与される圧力;および2)表面(電極)に接触する伝導性組織間のギャップ距離。認識され得るように、これらのパラメーターの両方は、シールされる血管または組織の厚みによって影響される。圧力の正確な付与は、以下のいくつかの理由のために重要である:血管の壁を向かい合わせるため;組織を通る十分な電気外科用エネルギーを可能にする十分に低い値に組織インピーダンスを減少するため;組織加熱の間膨張力に打ち勝つため;および良好なシールの指標である端部組織厚に寄与するため。代表的なシールされた血管壁は、0.001インチと0.006インチとの間で最適であることが決定された。この範囲未満では、シールはちぎれたり裂けたりし得、そしてこの範囲を超えると、管腔は適切または効率的にシールされないかもしれない。
より小さな血管に対し、付与される圧力は、関係がより少なくなり、そして電気的に伝導性の表面間のギャップ距離が、効率的なシーリングのためにより重要になる。換言すれば、2つの電気的に導電性の表面が作動の間に触れる機会は、組織の厚みおよび血管がより小さくなるに従って、増加する。
認識され得るように、血管を、焼灼、凝固またはシールするとき、2つの対向する顎部材の間に配置された組織は、本質的に破壊される(例えば、焼灼および凝固で、加熱され、破壊され、そして/または乾燥され、そして血管シーリングにより単一塊に融合される)。その他の公知の電気外科用器具は、機械的様式および/または電気機械的様式で組織を単に切断し、そしてそれ故、組織生存能もまた破壊する、ブレード部材またはせん断部材を含む。
大きな軟部組織(例えば、肺、腸、リンパ管など)を電気外科的に処置して治癒を促進することを試みる場合、上記で同定された外科的処置は、各事例において、組織またはその重要な部分は、所望の外科的効果、焼灼、凝固および/またはシーリングを生成するために本質的に破壊されるという事実に起因して、一般に、実施不能である。その結果として、上記組織は、処置部位を越えてはもはや生存しない。すなわち、血管形成のために組織を通る実現可能な経路は存在しないままである。
従って、組織治癒を促進するために処置領域を通って組織生存を維持しながら、組織を効率的に処置する電気外科用鉗子を開発する必要性が存在している。
破裂強度試験の間に、融合された部位の全周への流体の侵入を最小にするように、流体流れまたは融合部位における増加した圧力に対する抵抗を増加することによって、組織融合におけるシール強度を増加する必要性がまた存在する。流体の侵入は、しばしば、上記組織シールの中心への流体の伝播に起因するシール失敗を生じる。
本発明は、以下を提供する:
(項目1) 双極性電気外科用鉗子であって:
第1および第2の対向する顎部材であって、それらに関連する個々の組織係合表面を有し、組織を受容するための開放位置と、該組織係合表面間に組織を係合して該鉗子の作動に際し組織シールを行う閉鎖位置との間の相対的移動のために適合された、第1および第2の顎部材、
を備え;
該第1および第2の顎部材の各々は、複数の組織係合表面を有する電極を含み、該複数の組織係合表面は、それらの間に少なくとも1つのチャネルを規定し、
該第1の顎部材の複数の組織係合表面が、該第2の顎部材の複数の組織係合表面と、それらの間の流体流れを妨害するように、そして該シーリングプロセスの間に該少なくとも1つのチャネル内に組織流体が流れるように、実質的に整列されている、
双極性電気外科用鉗子。
(項目2) 前記電極の組織係合表面が、各顎部材の近位端からその遠位端まで延びる長軸方向細片の対として配置される、項目1に記載の双極性電気外科用鉗子。
(項目3) 少なくとも1つの横方向に配向されたチャネルが、少なくとも1つの顎部材上の個々の組織係合表面間に規定される、項目2に記載の双極性電気外科用鉗子。
(項目4) 前記電極の組織係合表面が、各顎部材の近位端からその遠位端まで延びる一連の長軸方向細片として配置され、該一連の第1および第2の細片が、互いに対して実質的にオフセットしている、項目1に記載の双極性電気外科用鉗子。
(項目5) 前記電極の組織係合表面が、各顎部材の近位端からその遠位端まで延びる一連の長軸方向細片として配置され、該一連の第1、第2および第3の細片が互いに対して実質的にオフセットしている、項目1に記載の双極性電気外科用鉗子。
(項目6) 双極性電気外科用鉗子であって:
第1および第2の対向する顎部材であって、各々がそれらに関連する複数の個々の組織係合表面を備えた電極を有し、組織を受容するための開放位置と、該組織係合表面間に組織を係合閉鎖位置との間の相対的移動のために適合された、第1および第2の顎部材、
を備え;
該第1の顎部材の組織係合表面が、複数の少なくとも2つの列で整列され;
該第2の顎部材の組織係合表面が、複数の少なくとも2つの列で整列され;
該第1の顎部材の少なくとも第1の列にある組織係合表面の各々は、該第1および第2の顎部材が閉鎖位置にあるとき、該第2の顎部材の少なくとも第1の列にある対応する組織係合表面と整列されて、該第1の顎部材と第2の顎部材との間に組織係合表面の個々の対応する対を形成し、そして
該第1の顎部材の少なくとも第2の列にある組織係合表面の各々は、該第1および第2の顎部材が閉鎖位置にあるとき、該第2の顎部材の少なくとも第2の列にある対応する組織係合表面と整列されて、該第1の顎部材と第2の顎部材との間に組織係合表面の個々の対応する対を形成し、
エネルギーを与えられた際に、電気外科用エネルギーが、該第1および第2の顎部材にある組織係合表面の個々の対応する対の各々間を連通する、
双極性電気外科用鉗子。
双極性電気外科用鉗子は、それらに伴う個々の組織係合表面を有する第1および第2の対向する顎部材を含む。この第1および第2の顎部材は、組織を受容するための開いた位置と、上記組織係合表面間に組織を係合し、上記鉗子の作動に際し、組織シールを行う閉じた位置との間の相対的移動のために適合されている。この第1および第2の顎部材の各々は、それらの間に少なくとも1つのチャネルを規定する複数の組織係合表面を有する電極を含む。上記第1の顎部材の複数の組織係合表面は、上記第の顎部材の複数の組織係合表面と、それらの間の流体流れを妨害し、そして、組織流体が、シーリングプロセスの間に少なくとも1つのチャネル内に流れるように実質的に整列されている。
(要旨)
組織シールゾーンを通る流体流れに対する抵抗を増加するように、または、融合部位で圧力状態を増加し、それによって組織シール一体性を増加する、複数の流れ経路をもつ電極表面をもつ形態である顎部材を有する双極性電気外科用鉗子を提供することが本開示の目的である。
本開示は、第1および第2の対向する顎部材(それに関連する個々の組織係合表面を有する)を含む双極性電気外科用鉗子に関する。この第1および第2の顎部材は、組織を受容する開放位置と、この鉗子の作動に際し組織係合表面間に組織を係合して組織シールを行う閉鎖位置との間の相対的移動のために適合されている。この第1および第2の顎部材の各々は、複数の組織係合表面(それらの間に少なくとも1つのチャネルを規定する)を有する電極を含む。上記第1の顎部材の複数の組織係合表面は、上記第2の顎部材の複数の組織係合表面と、それらの間の流体流れを妨害してシーリングプロセスの間に上記少なくとも1つのチャネル内に組織流体を流すように、実質的に整列されている。
1つの実施形態では、上記電極の組織係合表面は、各顎部材の近位端からその遠位端まで延びる長軸方向の細片の対として配置される。少なくとも1つの横断方向に配向されたチャネルが、少なくとも1つの顎部材上の個々の組織係合表面間に規定され得る。
別の実施形態では、上記電極の組織係合表面は、各顎部材の近位端からその遠位端まで延びる一連の長軸方向細片として配置され、この一連の第1および第2の細片は、互いに対して実質的にオフセットされている。
別の実施形態では、上記電極の組織係合表面は、各顎部材の近位端からその遠位端まで延びる一連の長軸方向細片として配置され、この一連の第1、第2および第3の細片は、互いに対して実質的にオフセットされている。
本発明の器具の種々の実施形態は、図面を参照して本明細書中に記載される。
(詳細な説明)
本出願は、参考として本明細書中にその全体を、同時に出願された共有に係る、Sherwood Services AGによる「複数電極アレイ端部エフェクターアセンブリを備えた双極性鉗子」と題する、日本国特許出願第_号(代理人整理番号:F1−05M44B6P)を援用する。
ここで、図1Aを参照して、種々の外科的手順との使用のための双極性鉗子10が示される。鉗子10は、一般に、互いに協働して、組織600を握りかつシールする、ハウジング20、ハンドルアセンブリ30、回転アセンブリ80、作動アセンブリ70および電極アセンブリ110を含む(図5A〜5Cを参照のこと)。図面の大部分は、内視鏡外科的手順と組合せた使用のための双極性鉗子10を描写しているが、開放鉗子200もまた、伝統的な開放外科的手順と組合せた使用のために企図され、そして図1Bに例として示され、そして以下に説明される。本明細書の目的には、内視鏡器具または開放器具のいずれかが、本明細書中に記載される電極アセンブリとともに利用され得る。自明なことに、異なる電気的連結および機械的連結および考慮事項が、各特定のタイプの器具に適用されるが、電極アセンブリおよびその作動特徴に関する新規な局面は、開放設計または内視鏡設計の両方に関してほぼ一致したままである。
より詳細には、鉗子10は、顎アセンブリ110を機械的に係合するような寸法の遠位端14、およびハウジング20を機械的に係合する近位端16を有する、シャフト12を含む。このシャフト12は、その遠位端14で分岐され得、顎アセンブリ110を受容する。シャフト12の近位端16は、回転アセンブリ80を機械的に係合し、顎部材110の回転を容易にする。図面および以下の説明で、用語「近位」は、伝統的であるように、使用者により近い鉗子10の端部をいい、その一方、用語「遠位」は、使用者からより遠い端部をいう。
鉗子10はまた、この鉗子10を電気外科用エネルギーの供給源(例えば、電気外科用発電機350(図3Bを参照のこと))に接続する電気的インターフェースまたはプラグ300を含む。プラグ300は、一対のプロング部材302aおよび302bを含み、これらは、この鉗子10を上記電気外科用発電機350に機械的および電気的に接続するような寸法である。電気ケーブル310は、プラグ300からスリーブ99に延び、これは、ケーブル310を鉗子10の強固に接続する。ケーブル310は、ハウジング20内で内部が分割され、以下により詳細に説明されるように、種々の電気供給経路を通じて顎部アセンブリ110に電気外科用エネルギーを伝達する。
ハンドルアセンブリ30は、固定ハンドル50および移動可能なハンドル40を含む。固定ハンドル50は、ハウジング20と一体に結合し、そしてハンドル40は、固定ハンドル50に対して移動可能であり、以下により詳細に説明されるように、顎アセンブリ110の一対の対向する顎部材280および282を作動する。作動アセンブリ70は、外科医によって、選択的に移動可能であり、顎アセンブリ110にエネルギーを与える。移動可能ハンドル40および作動アセンブリ70は、代表的には、単一の構成であり、そして組み立てプロセスの間に、ハウジング20および固定ハンドル50に作動可能に連結される。
上記のように、顎アセンブリ110は、シャフト12の遠位端14に取り付けられ、そして一対の対向する顎部材280および282を含む。ハンドルアセンブリ30の移動可能なハンドル40は、顎部材280および282が、組織600に接近するために互いに対して間隔を置いて配置される開放位置から、この顎部材280および282が協働してそれらの間に組織600を握るクランプ位置または閉鎖位置まで、ピボットピン119の周囲での顎部材280および282の動きを与える(図5A〜5Cを参照のこと)。
この鉗子10は、特定の目的に依存して、または特定の結果を達成するために、完全または部分的に使い捨てであるように設計され得ることが予測される。例えば、顎アセンブリ110は、シャフト12の遠位端14と選択的かつ離脱可能に係合可能であり得るか、そして/またはシャフト12の近位端16は、ハウジング20およびハンドルアセンブリ30と選択的かつ離脱可能に係合可能であり得る。これら2つの例のいずれにおいても、鉗子10は、「部分的に使い捨て(disposable)または「休止可能(reposable)」と考えられ、すなわち、新たな、または異なる顎アセンブリ110(または顎アセンブリ110およびシャフト12)が、必要に応じて古い顎アセンブリ110を選択的に置換する。
ここで図1Bおよび2に言及して、開放鉗子200は、各々がそれぞれ近位端216aおよび216b、そしてそれぞれ遠位端214aおよび214bを有する、一対の細長いシャフト部分212aを含む。この鉗子200は、シャフト212aおよび212bの遠位端214aおよび212bにそれぞれ取り付けられる顎アセンブリ210を含む。顎アセンブリ210は、ピボットピン219の周りに回動可能に連結される対向する顎部材280および282を含む。
各シャフト212aおよび212bは、それらの近位端216aおよび216bに配置されたハンドル217aおよび217bを含み、各々は、使用者の指を受容するためにそれを通る指穴218aおよび218bをそれぞれ規定する。認識され得るように、指穴218aおよび218bは、シャフト212aおよび212bの互いに対する移動を容易にし、これは、次に、上記顎部材280および282を、この顎部材280および282が組織600に接近するために互いに対して間隔を置いた関係で配置される開放位置から、この顎部材280および282が協働してそれらの間に組織600を握るクランプ位置または閉鎖位置まで、回動する。ラチェット230が、上記顎部材280および282を回動の間種々の位置で互いに対して選択的にロックするために含められる。
協働するラチェットインターフェース230に関連する各位置は、シャフト部材212aおよび212bに特有の(すなわち、一定の)ひずみエネルギーを保持し、これは、次に、顎部材280および282に特定の閉鎖力を伝達する。ラチェット230は、使用者が上記顎部材280と282との間にて、所望の量の閉鎖力を容易かつ迅速に確認しかつ制御することを可能にする、目盛またはその他の視認マークを含み得ることが想定される。
これらシャフトの1つ(例えば、212b)は、鉗子200を電気外科用発電機350のような電気外科用エネルギーの供給源に接続するよう設計されている近位シャフトコネクター/フランジ221を含む(図3B)。より詳細には、フランジ221は、使用者が、必要に応じて、電気外科用エネルギーを選択的に付与し得るように、電気外科用ケーブル310を鉗子200に機械的に固定する。ケーブル310の近位端は、図1Aに関して上記に記載したのと類似のプラグ300を含む。ケーブル310の内部は、図2に関して以下に説明するように、電気外科用発電機350から顎部材280および282に異なる電位を伝導する一対のリード(配線)を収容する。
顎部材280および282は、ほぼ対称であり、そして組織600を握ることを行うため、ピボット219の周りの容易な回転を許容するよう協働する類似の構成要素を含む。各顎部材280および282は、非伝導性の組織接触表面284および286をそれぞれ含み、これらは、処置の間に組織600と係合するために協働する。
図2に最良に示されるように、電極アセンブリ210の種々の電気的接続は、好ましくは、顎部材280および282の1つまたは両方を通って配置される電極マイクロシーリングパッド500のアレイに電気的連続性を提供するような形態である。電極マイクロシーリングパッド500のアレイからの電気的経路416、426または516、526は、代表的には、シャフト212aおよび212b内にそれぞれ配置される対応する電気的接続(図示せず)と機械的および電気的にインターフェースされている。認識され得るように、これらの電気的経路416、426または516、526は、使い捨て器具の組み立てプロセスの間にシャフト212aおよび212bに永久的にハンダ付けされ得るか、または休止可能な器具との使用のために選択的に取外し可能である。
図4A〜4Cに最良に示されるように、上記電気的経路は、顎アセンブリ210内で複数の電極マイクロシーリングパッド500に接続される。より詳細には、第1の電気的経路526(すなわち、第1の電位を有する電気的経路)は、各電極マイクロシーリングパッド500の各リング電極522に接続される。第2の電極経路516(すなわち、第2の電位を有する電気的経路)は、各電極マイクロシーリングパッド500の各ポスト電極522に接続される。
上記電気的経路516および526は、代表的には、組織400の操作および握持の間、互いに対して顎部材280および282の移動を妨げない。同様に、顎部材280および282の移動は、上記電気的経路516および526またはそれらの個々の接続517、527を不必要にひずませない。
図2〜5Cに最良に見られるように、顎部材280および282の両方は、それぞれ、それらの実質的に全長の長軸方向長さに沿って配置された(すなわち、各顎部材280および282の実質的に近位端から遠位端まで延びる)、非伝導性の組織接触表面284および286を含む。この非伝導性組織接触表面284および286は、その硬度および高温変動に耐える固有の能力に起因して、セラミックのような絶縁性材料から作製され得る。あるいは、この非伝導性組織接触表面284および286は、約300〜約600ボルトの範囲の高い比較トラッキング指数(CTI)を有する材料または材料の組み合わせから作製され得る。高CTI材料の例は、Dow Chemicalによって製造されるQUESTRA(登録商標)のような、ナイロン類およびシンジオタクチックポリスチレンを含む。その他の材料、例えば、ナイロン類、シンジオタクチック−ポリスチレン(SPS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリフタルアミド(PPA)、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド−イミド(PAI)、アクリル(PMMA)、ポリスチレン(PSおよびHIPS)、ポリエーテルスルホン(PES)、脂肪族ポリケトン、アセタール(POM)コポリマー、ポリウレタン(PUおよびTPU)、ポリフェニレン−オキシド分散物をもつナイロン、およびアクリロニトリルスチレンアクリレートがまた、単独でかまたは組合せて利用され得る。代表的には、非伝導性組織接触表面284および286は、組織600を固定して係合して握る寸法であり、そして鋸歯(示さず)または粗くした表面を含み得、組織に接近することおよび握ることを容易にする。
顎部材の1つ(例えば、282)は、シーリング表面286の内側に面する表面上に配置された少なくとも1つの停止部材235a、235bを含むことが想定される(図2)。あるいは、またはさらに、1つ以上の停止部材235a、235bが、非伝導性シーリング表面284、286に近接して、またはピボット219に近接して、配置され得る。これら停止部材235a、235bは、代表的には、マイクロシーリングプロセスの間に、対向する顎部材280と282との間でギャップ「G」を規定するように設計される(図5B)。マイクロシーリングの間の分離距離すなわちギャップ距離「G」は、約0.001インチ(約0.03ミリメートル)〜約0.006インチ(約0.016ミリメートル)の範囲内にある。1つ以上の停止部材235a、235bが、顎部材280、282の1つまたは両方の遠位端および近位端上に配置され得るか、または隣接する電極マイクロシーリングパッド500間に配置され得る。さらに、停止部材235aおよび235bは、非伝導性組織接触表面284および286と一体に結合し得る。電極マイクロシーリングパッド500のアレイもまた、対向する顎部材280、282間の距離「G」を調節するための停止部材として作用することが想定される(図4Cを参照のこと)。
上記のように、得られるマイクロシールの有効性は、対向する顎部材280および282間に付与される圧力、各マイクロシーリング部位620(図4C)において各電極マイクロシーリングパッド500により付与される圧力、対向する顎部材280と282との間のギャップ「G」(停止部材235a、235bまたは電極マイクロシーリングパッド500のアレイのいずれかで与えられる)およびマイクロシーリングプロセスの間の電気外科的強度の制御に依存する。正確な力を付与することは、組織の壁を対向させるため;組織を通る十分な電流を可能にする十分に低い値に組織インピーダンスを減少すること;および良好なマイクロシールの指標である必要な最終組織厚を生成することに寄与することに加えて組織加熱の間の拡張の力を克服するために、重要である。ギャップ距離を調節すること、および電気外科的強度を調節することは、一定のシール品質を確実にし、そして周辺組織の側方損傷の可能性を減じる。
図2に最良に示されるように、電極マイクロシーリングパッド500は、組織接触表面286および/または284に沿って、長軸方向の対となるような様式で配列される。2つ以上の電極マイクロシーリングパッド500が、組織接触表面286を通って、横断方向に延び得る。図3Aおよび3Bは、本開示の1つの実施形態を示し、ここで、電極マイクロシーリングパッド500は、一方の顎部材282の上に配置されたリング電極422、およびもう一方の顎部材280上に配置されたポスト電極412を含む。このリング電極422は、その中に配置された絶縁物質424を含み、リング電極および絶縁体アセンブリ420を形成する。ポスト電極422は、その周りに配置された絶縁材料を含み、ポスト電極および絶縁体アセンブリ430を形成する。この実施形態の各ポスト電極アセンブリ430およびリング電極アセンブリ420は、ともに、1つのマイクロシーリングパッド400を規定する。円形形状として示されているけれども、リング電極422は、任意のその他の環状形態もしくは包囲された形態をとり得るか、またはそれに代わって、C字形状配列のような部分的に包囲された形態をとり得る。
図3Bに最良に示されるように、ポスト電極422は、顎部材280および282が組織600の周りで閉鎖される場合に、電気外科用エネルギーが、リング電極422から、組織600を通り、そしてポスト電極412まで流れるように、リング電極422に対向して同軸に中心が合う。絶縁性材料414および424は、電極412および422を隔離し、そして周辺組織に迷電流が流れることを防ぐ。あるいは、電気外科用エネルギーは、特定の目的に依存して、ポスト電極412からリング電極422に流れ得る。
図4A〜4Cは、組織600をマイクロシーリングするための、本開示に従う顎アセンブリ210の代替の実施形態を示し、ここで、各電極マイクロシーリングパッド500は、単一の顎部材、例えば、顎部材280上に配置される。より詳細に、そして図4Bに最良に示されるように、各電極マイクロシーリングパッド500は、絶縁性材料514、例えば、セラミックよって取り囲まれる内部ポスト電極512からなる。この絶縁性材料514は、次に、リング電極522によってカプセル化される。第2の絶縁性材料535(または同一の絶縁性材料514)がリング電極522を収容し、周辺組織への漂遊電流(stray current)を防ぎ得る。
リング電極522は、電気外科用電源350にケーブル526(またはその他の伝導性経路)によって接続され、これは、接続部527で各リング電極522に第1の電位を伝達する。ポスト電極512は、電気外科用電源350にケーブル516(またはその他の伝導性経路)によって接続され、これは、接続部517で各ポスト電極522に第2の電位を伝達する。コントローラー375(図4Bを参照のこと)は、電源350と電極512、522との間に電気的に配置され、特定の電気的パラメーター、電流インピーダンス、温度、電圧などに依存してそれらに提供される電気外科用エネルギーを調節する。例えば、上記器具またはコントローラーは、電気外科用電源350(またはスマート回路、コンピューター、フィードバックループなど)と連絡し、電気外科用強度(波形、電流、電圧など)を自動的に調節し、マイクロシーリングプロセスを増大する1つ以上のスマートセンサー(示さず)を含み得る。このセンサーは、以下の1つ以上のパラメーターを測定またはモニターし得る:組織温度、マイクロシールにおける組織インピーダンス、組織インピーダンスの経時的変化および/または組織に印加される電力または電流の経時的変化。音響または視覚フィードバックモニター(示さず)が採用され得、全体のマイクロシールの質または有効な組織マイクロシールの終了に関する情報を外科医に運ぶ。
さらに、フレックス回路のPCB回路(示さず)が、2つの顎部材280と282との間のギャップ距離に関する情報(例えば、近接度検出器が採用され得る)、作動負荷の前およびそれらの間の顎部材280と282との間のマイクロシーリング圧力(例えば、ひずみゲージが採用され得る)、作動前またはその間の組織厚み、作動の間に組織を横切るインピーダンス、作動の間の温度、作動およびマイクロシーリングの間の組織膨張の速度、を提供するために利用され得る。このPCB回路は、連続的なベースまたは電源350からの質問のいずれかで、上記パラメーターの1つ以上に関する電源350への電気的フィードバックを提供するように設計され得ることが想定される。例えば、PCB回路は、電源350から顎部材280、282への電力、電流および/または電流波形のタイプを制御するために採用され得、作動の間に周辺組織への側方損傷、例えば、処置部位からの熱拡散、組織気化および/または蒸気を減少する。利用され得る、種々の制御回路、電源およびアルゴリズムの例は、米国特許第6,228,080号および米国出願番号第10/073,761号に開示され、その両者の全体の内容は、本明細書によって本明細書中に参考として援用される。
使用においては、図5A〜5Cに描写されるように、外科医は、最初、対向する顎部材280と282との間に組織に接近し(図5A)、そして次に、顎部材280、282をピボット219の周りに回転するように作動することによって組織600を握る(図5B)。一旦、組織が握られると、外科医は、電源350を選択的に作動し、電気外科用エネルギーを、電極マイクロシーリングパッド500のアレイに供給する。より詳細には、電気外科用エネルギーは、リング電極522から、組織600を通り、そしてポスト電極512に流れる(図4Bおよび4Cを参照のこと)。その結果として、個々のマイクロシール630の断続するパターンが、組織600に沿って、かつそれを横断して生成される(図5Cを参照のこと)。この組織を横切る電極マイクロシーリングパッド500の配列は、各マイクロシーリングパッド500と対向する顎部材282との間にある組織をシールするのみである。隣接する組織は生存したままであり、これは、認識され得るように、血液および栄養物が、シーリング部位620を通り、そして個々のマイクロシール630の間に流れることを可能にし、組織治癒を促進し、そして組織壊死の機会を減少する。閉鎖圧力「F」、ギャップ距離「G」、および電気外科用強度を選択的に調節することにより、効率的かつ一致したマイクロシール630が、多くの異なる組織タイプについて生成され得る。
選択的リング電極およびポスト電極が、作動に際し、変動する電位を有し得ることが想定される。例えば、顎部材の1つの遠位先端またはその近傍で、1つまたは一連の電極が、第1の電位に電気的に接続され得、そして対応する電極(同じ顎の上、または恐らくは対向する顎の上のいずれか)が、第2の電位に接続され得る。この顎部材の近位端に向かい、1つまたは一連の電極が第3の電位に接続され得、そして対応する電極がなお第4の電位に接続され得る。認識され得るように、これは、作動に際し、顎部材の異なる部分で起こる異なるタイプの組織治癒を可能にし得る。例えば、シーリングのタイプは、関与する組織のタイプまたは恐らくは組織の厚みを基礎にし得る。より大きな組織をシールするために、使用者は、対向する顎部材の近位部分に向かって組織をより多く握り得、そしてより小さな組織をシールするために、使用者は、顎部材の遠位部分に向かって組織をより多く握り得る。上記マイクロシーリングパッドのパターンおよび/または密度は、対向する顎部材間に組織が握られる場所に依存して、同じ顎部材に沿って、異なるタイプの組織または組織の厚みをシールするような形態であり得る。
先行する記載から、そして種々の図面を参照して、当業者は、特定の改変がまた本開示にその範囲から逸脱することなくなされ得ることを認識する。例えば、鉗子100、200を使い捨てにすることにより、鉗子100、200は、損傷されることがより少ないことが想定される。なぜなら、それは、単回使用のために意図されるのみであり、それ故、掃除または殺菌を必要としないからである。結果として、必要なマイクロシーリング構成要素、例えば、伝導性マイクロシーリングパッド500、停止部材(単数または複数)235a、235b、および絶縁性材料514、535の機能性および一貫性は、均一かつ質の良いシールを確実にする。
実験結果は、マイクロシーリングパッド112および122によって組織上に奏される圧力の大きさが、適正な手術結果を確実にし、組織生存率を維持することで重要であることを示唆する。約3kg/cm〜約16kg/cmの作動範囲内、そして、好ましくは、7kg/cm〜13kg/cmの作動範囲内の組織圧力が、種々の組織タイプおよび血管束をマイクロシールするために有効であることが示された。
1つの実施形態では、シャフト212aおよび212bは、ラチェット230のインターフェース表面の配置と組み合わせた、シャフト212aおよび212bのばね定数が、上記の作動範囲内の圧力を生じるように製造される。さらに、ラチェットインターフェースの逐次的位置は、上記の作動範囲内で対向するマイクロシーリング表面間の圧力を漸増して増加する。
顎部材280および282の外表面は、作動およびマイクロシーリングの間に、顎部材280、282(またはそれらの構成要素)と周辺組織との間の接着を減少するように設計されるニッケルをベースにした材料またはコーティングを含み得ることが想定される。さらに、シャフト部分212a、212bおよびリング217a、217bのようなその他の構成要素もまた、同一または異なる「非粘着」材料でコートされ得ることもまた想定される。代表的には、この非粘着性材料は、平滑表面を提供し、機械的な歯の接着を防ぐクラスの材料である。
電極の一部分およびマイクロシーリングパッド400、500のその他の一部分と接触する組織もまた、非接着性材料から形成またはコートされ得ることもまた想定される。これらの組織接触表面上で利用されるとき、上記非接着性材料は、表面テクスチャー、および生物学的組織の存在下の電気的影響および腐食による表面分解に対する感受性に一部起因する粘着をなくすための最適表面エネルギーを提供する。これらの材料は、ステンレス鋼よりも優れた非粘着性質を示し、そして圧力および電気外科用エネルギーに曝すことが、組織接着により感受性の局在化された「ホットスポット」を生成し得る領域で利用される。認識され得るように、マイクロシーリングの間に組織が「粘着する」量を減少することは、この器具の全体の効率を改善する。
非接着性材料は、以下の「非接着」材料の1つ(または1つ以上の組み合わせ)から製造され得る:ニッケル−クロム、窒化クロム、The Electrolizing Corporation(オハイオ州)によって製造されるMedCoat2000、Inconel600および錫−ニッケル。Inconel600コーティングは、Conroe(テキサス州)に所在するSpecial Metals、Inc.によって製造されるいわゆる「超合金」である。この合金は、腐食および熱に耐性を必要とする環境中で主に用いられる。Inconel600の高ニッケル含量は、この材料を特に有機物腐食に対して耐性にする。認識され得るように、これらの性質は、高温、高RFエネルギーおよび有機物質に自然に曝される双極性電気外科用器具にとって望ましい。さらに、Inconel600の抵抗は、代表的には、ベースの電極材料より高く、これは、乾燥およびマイクロシールの質をさらに増大する。
本明細書に開示される材料の1つの特定のクラスは、優れた非粘着性質を有し、そしていくつかの事例では、優れたマイクロシール性質を示した。例えば:TiN、ZrN、TiAlN、およびCrNを含むがこれらに制限されないニトリド(窒化物)コーティングは、非粘着目的のために用いられる好ましい材料である。CrNは、その全体の表面性質および最適性能に起因して非粘着目的のために特に有用であることが見出された。その他のクラスの材料もまた、全体の粘着を減少することが見出された。例えば、約5:1のNi/Cr比を有する高ニッケル/クロム合金は、双極性器具における粘着を有意に減少することが見出された。
上記マイクロシーリングパッド400、500は、特定の目的に依存して上記顎部材280、282を横切るか、またはそれらに沿って多くの異なる形態で配列され得ることが想定される。さらに、ナイフまたは切断要素(示さず)が、特定の目的に依存して一連のマイクロシーリングパッド400、500の間の組織600を切断するために採用され得ることもまた企図される。この切断要素は、単に機械的に組織600を切断するために切断エッジを含み得るか、および/または組織600を電気外科的に切断するような形態とされ得る。
図6は、先行技術による電気外科用鉗子によりシールされた、得られる組織シールを開示し、シーリングの間にこのシール全周中への流体侵入に起因する潜在的により弱いシール領域を示す。より詳細には、大腸または小腸あるいは任意のその他の通路または血管のような患者の身体の管腔602の組織600は、先行技術の電気外科用鉗子(図示せず)により実施された組織シール604を受ける。この組織シール604は、代表的には、高周波(RF)エネルギーを利用して形成される。管腔602はほぼ中央の線軸X−X’を有する。シール604は、ほぼ、4つの連続する側面604a、604b、604cおよび604d、ならびに中央部分606の全周を有する。2つの側面604aおよび604cは、上記管腔602の中央線軸X−X’とほぼ垂直の方向に、かつ互いに平行に延び、その一方、2つの側面604bおよび604dは、上記中央線軸X−X’とほぼ平行の方向に延びる。シーリングの間に、流体608は、側面604aのような上記全周の側面に侵入し、そして組織シール604の中央部分606に伝播されることが決定された。特定の組織領域における増加した流体の結果としてより弱いシールが発生し得る。
図7Aは、複数のスロットまたはチャネル732aおよび732bをもつ電極721を含む電気外科用鉗子との使用のための電極アセンブリ700の顎部材720の1つの実施形態を示す。より詳細には、電極アセンブリ700の顎部材722の電極721は、少なくとも第1のチャネル732aを有する実質的に長軸方向の平坦な組織係合表面730を含み、そして代表的には、第2のチャネル732bを含む。各チャネル732aおよび732bは、電極721の近位端705から遠位端706まで縦の方向に、表面730を少なくとも2つの実質的に長軸方向の表面730aおよび730cに分割するように配置される。第3の実質的に長軸方向の表面703bは、チャネル732aと732cとの間に配置される。
図7Bは、電極アセンブリ700の上部顎部材710を示す。より詳細には、上部顎部材710は、顎部材720と類似であり、そして実質的に長軸方向の平坦な組織係合表面740を有する対応する電極部材711を含む。顎部材710および720は、ピボットピン719の周りに回動可能に連結され、そして顎部材710および720が組織600を操作するために互いに対して間隔を置いた関係で配置される開いた位置から、上記顎部材710および720が協働してそれらの間に組織600を握るクランプまたは閉鎖位置に移動可能である。顎部材710および720は、顎部材280および282に関して先に記載されたのと類似の様式で作動する(図5A〜5Cを参照のこと)。
表面740は、少なくとも第1のチャネル742aを含み、そして、代表的には、第2のチャネル742bを含む。各チャネル742aおよび742bは、上記電極710の近位端705から遠位端706まで縦方向に、表面740を表面740a、740b、および740cに分割するように配置される。顎部材720の表面730および顎部材710の表面740は、チャネル742aおよび742bが、チャネル732aおよび732bに実質的に対応するよう、そしてその結果、表面730a、730bおよび730cが、表面740a、740bおよび740cに実質的に対応するか、またはそれらと垂直の位置決めである。
これら対応するか、または相当するチャネル732aおよび742a、ならびにこれら対応するか、または相当するチャネル732bおよび742bは、複数の対応するかまたは相当する電極表面730aおよび740a、730bおよび740b、ならびに730cおよび740cを形成し、これらは、可能な組織流体流れ経路によって特徴付けられる組織シールを形成する。電極711および721をこの様式で整列することは、シーリングプロセスの間の組織流体の流れを妨害し、これは、より強いシールが発展することを可能にすると想定される。換言すれば、この想定される電極711および721のチャネル732a〜732cおよび742a〜742cとの整列は、組織シールを通って流れる流体の流れを阻害し、それによって、組織シールの構造的一体性を増加し、そして組織シール破壊の可能性を減少する。
図8Aは、本開示のなお別の実施形態による電極整列を有する電気外科用鉗子の顎部材820を示す。より詳細には、電極アセンブリ800の顎部材820の電極821は、実質的に長軸方向の平坦な組織係合電極表面830を含み、これは、複数の長軸方向の、および横または横断方向に配向されたチャネル832aおよび832bならびに834a〜834cをそれぞれ有し、これらは、近位端805から遠位端806まで、そして顎部材820を横切って縦に延びる。
図8Bを参照して、顎810は、類似の整列を含むか、またはそれによって特徴付けられる。電極アセンブリ800の顎部材810の電極811は、長軸-方向のチャネル842aおよび842bならびに横方向チャネル844a〜844cを含む、実質的に長軸方向の平坦な組織係合表面840を有する。
顎部材810および顎部材820は、ピボットピン819の周りに回動可能に連結され、その結果、顎部材810および820は、顎部材810および820が組織600を操作するために互いに対して間隔を置いて配置される開いた位置から、顎部材810および820が協働して顎部材280および282と類似の様式で(図5A〜5Cを参照のこと)、それらの間に組織600を握る閉じた位置に移動可能である。
図7Aおよび7Bの電極整列とほぼ同様に、各顎部材810および820のこの電極組織係合表面パターンおよびチャネルは、互いに補完し、均一かつ有効なシールを生成するように整列される。シーリングの間の流体経路は、均一な信頼性があり、かつ有効なシールが電極811および821の作動の際に発展するように妨害されることが想定される。
図9Aは、本開示のなお別の実施形態に従う電気外科用鉗子の顎部材920を示す。より詳細には、電極アセンブリ900の顎部材920の電極921は、実質的に長軸方向の平坦な組織係合電極表面930を有する。この電極921は、近位端905および遠位端906を含み、そして第1および第2の外側側面エッジ970および972によってそれぞれ境される。この表面930は、第1のグループ931の、近位端905から遠位端906まで列で配向されて整列された実質的に長軸方向のスロット932および934を含む。1つの実施形態では、この表面930は、第2のグループ941の、近位端905から遠位端906まで列で配向されて整列された実質的に長軸方向のスロット942、944および946を含む。この第1のグループ931と第2のグループ941は、顎表面930上に、スロット932と934とが、スロット942、944および946に対してずれているように配列される。
図9Bを参照して、顎部材910は、類似の配列を含むか、それによって特徴付けられる。電極アセンブリ900の顎部材910の電極911は、近位端907から遠位端908まで列で配向されて整列された実質的に長軸方向のスロット952および954の第1のグループ951を含む、実質的に長軸方向の平坦な組織係合電極表面950を有する。電極911は、外側側面エッジ974および976によって境される。1つの実施形態では、この表面950は、近位端907から遠位端908まで列で配向されて整列された実質的に長軸方向のスロット962、964および966の第2のグループ961を含む。これら第1のグループ951および第2のグループ961は、顎表面950上に、スロット952と954とが、スロット962、964および966に関してずれているように配列される。さらに、第1のグループ931は、第1のグループ951と対応するか、またはそれと垂直の位置決めである。同様に、第2のグループ941は、第2のグループ961と対応するか、またはそれと垂直の位置決めである。これらの実施形態は、この文脈に限定されない。
顎部材910と顎部材920は、ピボットピン919の周りに、顎部材910と顎部材920が、これら顎部材910と顎部材920が組織600を操作するために互いに対して間隔を置いた関係で配置される開いた位置から、これら顎部材910と顎部材920が顎部材280と顎部材282と類似の様式で(図5A〜5Cを参照のこと)協働してそれらの間に組織600を握るクランプまたは閉じた位置に移動可能であるように回動可能に連結される。
なお再び、このずれたスロット整列は、複数の可能な流れ経路によって特徴付けられる組織シールを形成する。図7Aおよび7B、ならびに8Aおよび8Bの電極整列とほぼ同様に、各顎部材910および920の電極組織係合パターンは、互いに補完し、均一かつ有効なシールを生成するように整列される。シーリングの間のこの流れ経路は、均一な信頼性があり、かつ有効なシールが、これら電極911および921の作動に際して発展するように妨害されることが想定される。
図10Aおよび10Bは、顎部材1020の表面を横切る電極整列の別の例を示す。より詳細には、電極1021は、1つ以上の組織係合表面1032、1042および1052のアレイを含み、これらは、顎表面1030を横切ってパターン化され、作動の間に流体流れを妨害し、これは、より強くかつより信頼性あるシールを生じると考えられる。図10Aおよび10Bの特定の組織係合表面整列では、類似のパターンが想定され、ここで、アレイ1032、1042および1052は、グループ内に配列され、上記で先に記載の図9Aおよび9Bに類似のスロットまたは流れ制限領域1031a〜1031fを規定する。顎ハウジング1030は、代表的には、熱を伝導するが、電気絶縁体である、温度耐性プラスチックまたはセラミックまたはクールポリマーのような電気的および熱的に絶縁性の材料から作製される。ハウジング1030は、種々のアレイの組織係合表面1032、1042および1052を支持する内側に面する表面1025を含む。
これらアレイ1032、1042および1052は、顎表面1025の長さおよび幅に沿って互いに対してずれている。この電極配列は、流体流れを、実質的にこれら電極の周りに、そして表面1032、1042および1052のアレイ間のスロットまたは流れ制限領域1031a〜1031fを実質的に通って生じるよう強制することにより、電極作動の間にさらに妨害し、より信頼性のあるシールを生じると考えられる。より多く、またはより少ない数の表面アレイをもつその他のずれたパターンが採用されて特定の組織タイプに依存して組織シールを強め得ることがまた想定される。
特に図10Aに関し、アレイ1032、1042、および1052内の組織係合表面は、電極1021が、電気的作動に際し、電源350からリード(単数または複数)1060を通り組織まで電位を運搬するように整列されている。組織係合表面の各アレイの各組織係合表面は、個々にこの電源350に接続され得ることがまた想定される。共有に係る、同時に出願された、Sherwood Services AGによる「複数電極アレイ端部エフェクターアセンブリをもつ双極性鉗子」と題する、日本国特許出願第___号(代理人書類番号:F1−05M44B6P)は、種々の外科的目的を達成するための1つ以上の電極を接続するいくつかの利点および方法を論議している。
1つの実施形態では、図10Bは、顎部材1020および1010の組織係合表面1032および1033の対向するアレイをそれぞれ示し、各々は、対応する共通要素、例えば、伝導性電極またはプレート1021および1031にそれぞれ連結されている。各伝導性プレート1021および1031は、各個々のアレイ1032および1033への一連の伝導性接続部1072および1082を通る異なる電位を保持している。認識され得るように、この様式で上記アレイを整列することは、これらアレイ1032および1033ならびに伝導性プレート1021および1031が、上記外側ハウジング1030および1040が上で成型されるダイまたは支持ツールに保持され得るように、製造を容易にすることが想定される。
顎部材1010および1020は、ピボットピン1019の周りにそれらの近位端1005および1007で、またはそれらの近傍で、これら顎部材1010および1020が組織600に接近するために互いに対して間隔を置いて配置される開いた位置から、これら顎部材1010および1020が顎部材280および282と類似の様式で(図5A〜5Cを参照のこと)それらの間に組織600を握るために協働するクランプまたは閉じた位置まで回動可能に接続される。
電極の組織係合表面730、830、930、1030ならびに740、840、940および1040は、各顎部材の近位端からその遠位端まで延びる一連の長軸方向の細片として配置され、第1および第2の細片が互いに対して実質的にオフセットされていることが想定される。
種々の先に記載の電極整列が、図1Bに示されるような開放鉗子または図1Aに示されるような内視鏡鉗子いずれかとの使用のための形態であり得ることもまた企図される。当業者は、異なるが、しかし、公知の電気的および機械的考慮が、本明細書に記載されるのと同じ目的を達成するために開放器具を内視鏡器具に変換するために必要かつ明らかであることを認識する。
本開示のいくつかの実施形態を図面に示したが、本開示はそれに制限されることは意図されない。なぜなら、本開示は、当該技術分野が許容するように、しかも本明細書が同様に読まれるような範囲で広いことが意図される。従って、上記の記載は、制限するものとしてではなく、好ましい実施形態の単なる例示として解釈されるべきである。当業者は、本明細書に添付の請求項の範囲内および精神の範囲内でその他の改変を想定する。
図1Aは、本開示の一実施形態に従う、電極アセンブリを有する内視鏡鉗子の斜視図である。 図1Bは、本開示の一実施形態に従う、電極アセンブリを有する開いた鉗子の斜視図である。 図2は、開いた形態で示される図1Bの鉗子の電極アセンブリの拡大斜視図である。 図3Aは、一対の対向する顎部材上に配置された、一対の対向する同軸に配向された電極を示す電極アセンブリの1つの実施形態の拡大概略図である。 図3Bは、図3Aの電極アセンブリの部分側面断面図である。 図4Aは、同じ顎部材上に配置された複数の同軸に配向された電極マイクロシーリングパッドを示す電極アセンブリの別の実施形態の拡大概略図である。 図4Bは、図4Aの詳細の領域の大いに拡大された図であり、上記電極アセンブリの作動の間の電気的経路を示す。 図4Cは、作動後の個々のマイクロシーリング部位と、上記2つの顎部材間の生存組織領域とを示す拡大概略図である。 図5Aは、組織に接近する顎部材の概略斜視図である。 図5Bは、組織を握る顎部材の概略斜視図である。 図5Cは、上記電極アセンブリの作動の後、組織を通ってあるパターンで配置された一連のマイクロシールを示す概略斜視図である。 図6は、先行技術による電気外科用鉗子によりシールされる組織シールの平面図であり、シール全周への流体侵入に起因する可能な失敗機構を示す。 図7Aは、本開示の別の実施形態による複数のスロットをもつ電極を有する電気外科用鉗子の1つの顎部材の平面図である。 図7Bは、図7Aによる電気外科用鉗子の顎部材の遠位端の図である。 図8Aは、本開示の別の実施形態による複数のスロットをもつ電極を有する電気外科用鉗子の1つの顎部材の平面図である。 図8Bは、図8Aによる電気外科用鉗子の顎部材の遠位端の図である。 図9Aは、本開示の別の実施形態による複数のスロットをもつ電極を有する電気外科用鉗子の1つの顎部材の斜視図である。 図9Bは、図9Aによる電気外科用鉗子の顎部材の遠位端の図である。 図10Aは、本開示の別の実施形態による個々の電極のアレイを有する電気外科用鉗子の1つの顎部材の平面図である。 図10Bは、図10Aによる顎部材を有する電気外科用鉗子の端部エフェクターアセンブリの正面図である。

Claims (6)

  1. 双極性電気外科用鉗子であって:
    第1および第2の対向する顎部材であって、それらに関連する個々の組織係合表面を有し、組織を受容するための開放位置と、該組織係合表面間に組織を係合して該鉗子の作動に際し組織シールを行う閉鎖位置との間の相対的移動のために適合された、第1および第2の顎部材、
    を備え;
    該第1および第2の顎部材の各々は、複数の組織係合表面を有する電極を含み、該複数の組織係合表面は、それらの間に少なくとも1つのチャネルを規定し、
    該第1の顎部材の複数の組織係合表面が、該第2の顎部材の複数の組織係合表面と、それらの間の流体流れを妨害するように、そして該シーリングプロセスの間に該少なくとも1つのチャネル内に組織流体が流れるように、実質的に整列されている、
    双極性電気外科用鉗子。
  2. 前記電極の組織係合表面が、各顎部材の近位端からその遠位端まで延びる長軸方向細片の対として配置される、請求項1に記載の双極性電気外科用鉗子。
  3. 少なくとも1つの横方向に配向されたチャネルが、少なくとも1つの顎部材上の個々の組織係合表面間に規定される、請求項2に記載の双極性電気外科用鉗子。
  4. 前記電極の組織係合表面が、各顎部材の近位端からその遠位端まで延びる一連の長軸方向細片として配置され、該一連の第1および第2の細片が、互いに対して実質的にオフセットしている、請求項1に記載の双極性電気外科用鉗子。
  5. 前記電極の組織係合表面が、各顎部材の近位端からその遠位端まで延びる一連の長軸方向細片として配置され、該一連の第1、第2および第3の細片が互いに対して実質的にオフセットしている、請求項1に記載の双極性電気外科用鉗子。
  6. 双極性電気外科用鉗子であって:
    第1および第2の対向する顎部材であって、各々がそれらに関連する複数の個々の組織係合表面を備えた電極を有し、組織を受容するための開放位置と、該組織係合表面間に組織を係合閉鎖位置との間の相対的移動のために適合された、第1および第2の顎部材、
    を備え;
    該第1の顎部材の組織係合表面が、複数の少なくとも2つの列で整列され;
    該第2の顎部材の組織係合表面が、複数の少なくとも2つの列で整列され;
    該第1の顎部材の少なくとも第1の列にある組織係合表面の各々は、該第1および第2の顎部材が閉鎖位置にあるとき、該第2の顎部材の少なくとも第1の列にある対応する組織係合表面と整列されて、該第1の顎部材と第2の顎部材との間に組織係合表面の個々の対応する対を形成し、そして
    該第1の顎部材の少なくとも第2の列にある組織係合表面の各々は、該第1および第2の顎部材が閉鎖位置にあるとき、該第2の顎部材の少なくとも第2の列にある対応する組織係合表面と整列されて、該第1の顎部材と第2の顎部材との間に組織係合表面の個々の対応する対を形成し、
    エネルギーを与えられた際に、電気外科用エネルギーが、該第1および第2の顎部材にある組織係合表面の個々の対応する対の各々間を連通する、
    双極性電気外科用鉗子。
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