JP2007074128A - 動画像データ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低消費電力化を図ることができ、また処理時間及び回路規模の低減を図ることができる動画像データ処理装置を提供する。
【解決手段】動画像データを1フレーム分ずつ取り込むキャプチャ回路8と、キャプチャ回路8によって取り込みを完了された1フレーム分の動画像データをエンコードするMPEG4エンジン6と、MPEG4エンジン6を動作させるための動作クロックをMPEG4エンジン6に供給するクロック制御回路21とを備え、MPEG4エンジン6による1フレーム分の動画像データのエンコード処理時間は、キャプチャ回路8による1フレーム分の動画像データの取り込み処理時間よりも短く、クロック制御回路21は、1フレーム分の動画像データのエンコードが終了してからキャプチャ回路8による次の1フレーム分の動画像データの取り込みが完了するまでの間に、MPEG4エンジン6への動作クロックの供給を停止する期間を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】動画像データを1フレーム分ずつ取り込むキャプチャ回路8と、キャプチャ回路8によって取り込みを完了された1フレーム分の動画像データをエンコードするMPEG4エンジン6と、MPEG4エンジン6を動作させるための動作クロックをMPEG4エンジン6に供給するクロック制御回路21とを備え、MPEG4エンジン6による1フレーム分の動画像データのエンコード処理時間は、キャプチャ回路8による1フレーム分の動画像データの取り込み処理時間よりも短く、クロック制御回路21は、1フレーム分の動画像データのエンコードが終了してからキャプチャ回路8による次の1フレーム分の動画像データの取り込みが完了するまでの間に、MPEG4エンジン6への動作クロックの供給を停止する期間を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、多数フレームからなる動画像データのデータ処理を行う動画像データ処理装置に関する。
動画像データのエンコード及びデコード等の処理を行う動画像データ処理装置においては、例えばMPEG4(Moving Picture Experts Group phase 4)符号化、復号化可能なLSIを用いており、携帯電話に代表される携帯端末でも、このLSIを搭載してデジタル動画像データを取り込んで再生表示することが行われている。
例えば、バッテリーを内蔵した画像再生端末装置において、圧縮された動画像データをデコードする処理回路を有し、動画像データの種類に応じてデコード処理を制御することが提案されている(特許文献1参照)。この画像再生端末装置では、動画像データの種類(画面サイズ、音声の有無、フレームレートなど)に応じて、LSI内部のCPUの最適な動作クロックを設定して、低消費電力化を図るようにしている。
また、MPEGストリームの復号化において、動作電圧やクロック周波数をMPEGストリームの特性に応じて動的に制御し、消費電力を削減するようにした装置も提案されている(特許文献2参照)。具体的には、MPEGストリームの復号化において、ストリームを解析し、その解析結果から予想される処理量に応じて最適な動作電圧とクロック周波数を動的に選択し、消費電力化を図るようにしている。
しかしながら、上記のような従来の装置において、MPEG4符号、復号が可能なLSIでは、LSI内部にMPEG4専用のSUB−CPUをMAIN−CPUとは別に実装する場合がある。この場合、SUB−CPUにクロックを供給してアクティブにすると、MPEG4処理が未動作であってもSUB−CPUコアは動作している。このため、大きな電力消費があり、低消費電力化の弊害になるという問題があった。
また、従来の装置では、MPEG4ストリーム解析が必要なため、解析処理時間に伴うMPEG4処理時間が増大するとともに、クロック周波数や動作電圧の切替え回路の追加にともなって回路規模が増大するという問題があった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、低消費電力化を図ることができ、また処理時間及び回路規模の低減を図ることができる動画像データ処理装置を提供することを目的とする。
本発明の動画像データ処理装置は、多数フレームからなる動画像データのデータ処理を行う動画像データ処理装置であって、前記動画像データを所定の処理単位ずつ取り込む取り込み手段と、前記取り込み手段によって取り込みを完了された前記所定の処理単位の動画像データをエンコードするエンコード手段と、前記エンコード手段を動作させるための動作クロックを前記エンコード手段に供給する動作クロック供給手段とを備え、前記エンコード手段による前記所定の処理単位の動画像データのエンコード処理時間は、前記取り込み手段による前記所定の処理単位の動画像データの取り込み処理時間よりも短く、前記動作クロック供給手段は、前記所定の処理単位の動画像データのエンコードが終了してから前記取り込み手段による次の前記所定の処理単位の動画像データの取り込みが完了するまでの間に、前記エンコード手段への前記動作クロックの供給を停止する期間を設ける。
本発明の動画像データ処理装置において、前記所定の処理単位とは前記動画像データの1フレーム分である。
本発明の動画像データ処理装置において、前記所定の処理単位とは、前記エンコード手段で一度にエンコードが可能な最小単位のデータである。
本発明の動画像データ処理装置は、多数フレームからなる動画像データのデータ処理を行う動画像データ処理装置であって、前記動画像データを入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された動画像データをデコードするデコード手段と、前記デコード手段でデコード後の動画像データに基づく動画を所定のフレームレートで表示させる表示制御手段と、前記デコード手段を動作させるための動作クロックを前記デコード手段に供給する動作クロック供給手段とを備え、前記動作クロック供給手段は、前記表示制御手段が表示させる1フレーム分の動画像データの前記デコード手段によるデコードの終了から、前記表示制御手段が次に表示させる1フレーム分の動画像データの前記デコード手段によるデコードの開始が可能になるまでの間に、前記デコード手段への前記動作クロックの供給を停止する期間を設ける。
本発明によれば、低消費電力化を図ることができ、また処理時間及び回路規模の低減を図ることができる動画像データ処理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態である動画像データ処理装置の概略構成を示すブロック図である。
この動画像データ処理装置1は、装置全体を統括制御するMAIN−CPU2が、MAIN−BUS3、ブリッジ4及びSUB−BUS5を介して、MPEG4エンジン6、DRAMコントローラ7、キャプチャ回路8、外部I/F(インターフェース)9、及びビデオエンコーダ10と接続されている。また、PLL分周器11から、各部にクロックが供給される。
この動画像データ処理装置1は、装置全体を統括制御するMAIN−CPU2が、MAIN−BUS3、ブリッジ4及びSUB−BUS5を介して、MPEG4エンジン6、DRAMコントローラ7、キャプチャ回路8、外部I/F(インターフェース)9、及びビデオエンコーダ10と接続されている。また、PLL分周器11から、各部にクロックが供給される。
MAIN−CPU2は、動画像データ処理装置1内の各構成要素の動作モードの設定、実行開始及び停止の制御を行う。
ブリッジ4は、MAIN−BUS3とSUB−BUS5の間のバス権調停を行う。
DRAMコントローラ7は、SUB−BUS5と外部に設けられたDRAMの間の制御を行う。
キャプチャ回路8は、撮像装置等から転送されてくる多数フレームからなる動画像データを取り込み、DRAMに格納する。キャプチャ回路8は、動画像データを所定の処理単位ずつ取り込む。ここで言う所定の処理単位とは、動画像データの1フレーム分又はMPEG4エンジン6にて一度にエンコード処理可能な最小単位の量のデータである。キャプチャ回路8は、所定の処理単位の動画像データの取り込み及びDRAMへの格納が終了した時点で、キャプチャ終了割り込みをMAIN−CPU2に対して行う。
外部I/F9は、メモリカード等の記憶媒体や、その他周辺機器と接続するためのインターフェースであり、ここに接続された記憶媒体等に記憶されているデータを動画像データ処理装置1に入力することができる。
MPEG4エンジン6は、キャプチャ回路8によって取り込み完了された所定の処理単位の動画像データに対してMPEG4に基づくエンコード処理を行う。又、MPEG4エンジン6は、外部I/F9から入力されたDRAMに格納された動画像データに対してMPEG4に基づくデコード処理を行う。以下では、このエンコード処理とデコード処理をMPEG4処理と言うこともある。尚、エンコード処理及びデコード処理は、MPEG4に基づく処理に限定する必要はない。
ビデオエンコーダ10は、MPEG4エンジン6によってデコード処理後の動画像データを1フレーム分ずつNTSC等のビデオ信号に変換して、該動画像データに基づく動画を所定のフレームレートで動画モニタに表示させる。ビデオエンコーダ10は、動画モニタに表示中のフレームが次のフレームに切り替わるタイミングでフレーム開始割り込みをMAIN−CPU2に出力する。
PLL分周器11は、原振クロックを入力し、逓倍、分周を行って、動画像データ処理装置1内の各構成要素にクロックを供給する。
上記のように構成された動画像データ処理装置1において、エンコード処理時は、撮像装置からの動画像データをキャプチャ回路8によって所定の処理単位ずつ(ここでは1フレーム分の動画像データとする)取込み、DRAMに格納する。1フレーム分の動画像データの取込み及びDRAMへの格納が完了すると、MPEG4エンジン6が、該取り込まれた1フレーム分の動画像データに対するエンコード処理を開始する。MPEG4エンジン6は、DRAMから1フレーム分の動画像データを読込み、これをエンコード処理し、処理後のエンコードデータを再びDRAMに書込む。そして、MAIN−CPU2が、DRAMに書き込まれたエンコードデータを外部I/F9からメモリカードなどに出力する。動画像データ処理装置1では、このような処理を繰り返すことで、動画像データをエンコードしてメモリカード等に記録することができる。
一方、デコード処理時は、MAIN−CPU2が、外部I/F9から転送されてきた動画像データをDRAMに格納し、1フレーム分の動画像データが格納された時点でMPEG4エンジン6が、その1フレーム分の動画像データに対するデコード処理を開始する。デコード処理されたデコードデータは再びDRAMに格納され、1フレーム分の動画像データのデコード処理が終了すると、MAIN−CPU2がDRAMに格納されたデコードデータをビデオエンコーダ10に転送する。ビデオエンコーダ10は、転送されてきたデコードデータをNTSC等のビデオ信号に変換して動画モニタに表示させる。動画像データ処理装置1では、このような処理を繰り返すことで、動画像データをデコードして動画モニタに表示させることができる。尚、デコード処理の開始タイミングは、外部I/F9からDRAMに1フレーム分の動画像データを格納完了した時点ではなく、動画像データの全フレームをDRAMに格納した時点としても良い。
キャプチャ回路8によって取り込まれた1フレーム分の動画像データのエンコード処理にかかる時間は、その1フレーム分の動画像データをキャプチャ回路8が取り込むのにかかる時間よりも短い。このため、MPEG4エンジン6にてエンコード処理が終了してから、次にエンコード処理すべき動画像データがキャプチャ回路8によって取り込み完了されるまでの間(以下、第1の期間という)は、MPEG4エンジン6を動作させなくても問題はない。そこで、動画像データ処理装置1では、この第1の期間中に、MPEG4エンジン6の動作を停止させる制御を行う手段を設けることで、低消費電力化を実現している。
デコード処理時は、ビデオエンコーダ10が表示させる動画像のフレームレートにしたがってデコード処理を行う必要がある。つまり、ある1フレーム分の動画像データに対するデコード処理を終了してから、次のフレーム分の動画像データに対するデコード処理を終了するまでの期間が、1フレームが表示されている期間(以下、1フレーム期間という)となるようにする必要がある。一方で、1フレーム分の動画像データのエンコード処理にかかる時間(以下、1エンコード時間という)は1フレーム期間よりも短くする必要があるため、MPEG4エンジン6は、ある1フレーム分の動画像データに対するデコード処理を終了してから、1フレーム期間から1エンコード時間を引いた分だけの時間待たないと、次のフレーム分の動画像データに対するデコード処理を開始することができない。そこで、動画像データ処理装置1では、ある1フレーム分の動画像データに対するデコード処理を終了してから、次のフレーム分の動画像データに対するデコード処理の開始が可能となる時点までの期間(以下、第2の期間という)中に、MPEG4エンジン6の動作を停止させる制御を行う手段を設けることで、低消費電力化を実現している。
以下、このような手段の具体的な構成について説明する。
図2は、図1に示すMPEG4エンジン6の内部構成例を示すブロック図である。
MPEG4エンジン6は、クロック制御回路21と、MAIN−CPU2とは別のMPEG4処理専用のCPUであるSUB−CPU22とを備える。
MPEG4エンジン6は、クロック制御回路21と、MAIN−CPU2とは別のMPEG4処理専用のCPUであるSUB−CPU22とを備える。
クロック制御回路21は、MAIN−CPU2から供給されるクロック制御信号と、PLL分周器11から供給されるクロックとに基づいて、SUB−CPU22を動作させるための動作クロックであるSUB−CPUクロックの供給及び停止の制御を行うとともに、SUB−CPU22の動作を制御するための動作フラグを出力する。
SUB−CPU22は、クロック制御回路21からSUB−CPUクロックが供給されることで動作する。SUB−CPU22は、動作フラグに従ってMPEG4処理を行い、MPEG4処理の終了時にMPEG4終了割込みをMAIN−CPU2に出力する。SUB−CPU22は、動作フラグがハイレベル(H)のときMPEG処理を行い、ローレベル(L)のときMPEG処理を行わない。
SUB−CPU22の行うMPEG処理は、マスクROMからのプログラムのロードとMAIN−CPU2からの設定によって決定してもよいが、動画像データ処理装置1の外部にROMを設け、電源投入時等にこのプログラムをロードするようにしてもよい。また、SUB−CPU22ではなく、完全な専用の演算ロジック回路23を構成してMPEG4処理を行うようにすることもできる。この場合、プログラムのロードは行わず、MAIN−CPU2からの設定によって処理が決定される。
図3は、図2に示すクロック制御回路21の構成例を示す図である。
クロック制御回路21は、クロックを反転する反転器33と、クロック制御信号をD1入力とし、反転器33の出力をCK入力とするD−FF(フリップフロップ)31と、D−FF31のQ1出力とクロックとを入力としてSUB−CPUクロックを出力するANDゲート34と、D−FF31のQ1出力をD2入力とし、反転器33の出力をCK入力として動作フラグを出力するD−FF32とを備える。
クロック制御回路21は、クロックを反転する反転器33と、クロック制御信号をD1入力とし、反転器33の出力をCK入力とするD−FF(フリップフロップ)31と、D−FF31のQ1出力とクロックとを入力としてSUB−CPUクロックを出力するANDゲート34と、D−FF31のQ1出力をD2入力とし、反転器33の出力をCK入力として動作フラグを出力するD−FF32とを備える。
クロックの反転をCK入力とするD−FF31でクロック制御信号をサンプルし、そのQ1出力と元のクロックをANDゲート34でAND条件を取り、その出力をSUB−CPUクロックとすることにより、クロックとクロック制御信号の位相関係によらず、SUB−CPUクロックの供給及び停止の切り替え時に、ヒゲ状のパルスが発生しないようになっている。
図4は、図3に示すクロック制御回路21の動作を示すタイミング図である。
図4に示すように、クロック制御信号D1がHからLに立ち下がると、その立ち下がり直後のクロックの立ち下がりでSUB−CPUクロックがマスクされ、SUB−CPUクロックの供給が停止される。また、クロック制御信号D1の立ち下がり直後のCK入力の立ち上がりでQ1出力が立ち下がり、この結果、動作フラグQ2が立ち下がる。また、クロック制御信号D1がLからHに立ち上がると、その立ち上がり直後のクロックの立ち上がりでSUB−CPUクロックがサンプリングされ、SUB−CPUクロックの供給が開始される。また、クロック制御信号D1の立ち上がり直後のCK入力の立ち上がりでQ1出力が立ち下がり、この結果、動作フラグQ2が立ち上がる。
図4に示すように、クロック制御信号D1がHからLに立ち下がると、その立ち下がり直後のクロックの立ち下がりでSUB−CPUクロックがマスクされ、SUB−CPUクロックの供給が停止される。また、クロック制御信号D1の立ち下がり直後のCK入力の立ち上がりでQ1出力が立ち下がり、この結果、動作フラグQ2が立ち下がる。また、クロック制御信号D1がLからHに立ち上がると、その立ち上がり直後のクロックの立ち上がりでSUB−CPUクロックがサンプリングされ、SUB−CPUクロックの供給が開始される。また、クロック制御信号D1の立ち上がり直後のCK入力の立ち上がりでQ1出力が立ち下がり、この結果、動作フラグQ2が立ち上がる。
このように、D−FF31のD1端子に入力されるクロック制御信号の位相がCK端子の立ち上がり位相より後であっても、図示のようなヒゲ状のパルスPは発生しない。また、同様に、D−FF31のD1端子に入力されるクロック制御信号の位相がCK端子の立ち上がり位相より前であっても、図示のようなヒゲ状のパルスPは発生しない。
尚、動作フラグは、SUB−CPUクロックの供給又は停止後なるべく早いタイミングでサンプルされればよい。例えば、図4に示すように、クロック制御信号D1の立ち上がり又は立ち下がり後、CK入力の2番目の立ち上がりでサンプルされるように構成する。
動画像データ処理装置1では、上記第1の期間中と上記第2の期間中に、クロック制御回路21が、SUB−CPU22へのSUB−CPUクロックの供給を停止することで、低消費電力化を実現している。尚、クロック制御回路21は、上記第1の期間中と上記第2の期間中ずっとSUB−CPUクロックの供給を停止しなくても良く、この期間中にSUB−CPUクロックの供給を停止させる期間を少なくとも設ければ良い。
MAIN−CPU2は、キャプチャ回路8から出力されるキャプチャ終了割り込みを受けると、第1の期間が終了されたと判断し、クロック制御信号をHにする。MAIN−CPU2は、SUB−CPU22から出力されるMPEG4終了割り込みを受けると、第1の期間が開始されたと判断し、クロック制御信号をLにする。
MAIN−CPU2は、ビデオエンコーダ10から出力されるフレーム開始割り込みを受けると、第2の期間が終了されたと判断し、クロック制御信号をHにする。MAIN−CPU2は、SUB−CPU22から出力されるMPEG4終了割り込みを受けると、第2の期間が開始されたと判断し、クロック制御信号をLにする。
本実施形態の動画像データ処理装置1では、デコード時、フレーム開始割り込みが発生してから1フレーム分の動画像データのデコード処理が行われ、次のフレーム分の動画像データのデコード処理は、次のフレーム開始割り込みが発生した時点で開始可能とすることで、動画表示が可能となるように、デコード処理時間、ビデオエンコーダ10へのデータ転送期間、ビデオエンコーダ10のデータ変換処理時間等が決められているものとする。このため、フレーム開始割り込みの発生時点が第2の期間が終了された時点であると判断することができる。
以下、動画像データ処理装置1の動作を説明する。
図5は、図1に示す動画像データ処理装置1のエンコード時の制御シーケンスを示す図である。図6は、図1に示す動画像データ処理装置1のエンコード時の動作タイミングを示す図である。
MAIN−CPU2にキャプチャ終了割り込みが入ると、MAIN−CPU2は、クロック制御回路21に供給するクロック制御信号をHにする。これにより、クロック制御回路21は、SUB−CPUクロックの供給を開始するとともに、SUB−CPU22にHレベルの動作フラグを出力する。そして、SUB−CPU22はMPEG4エンコード処理を行い、処理が終了すると、MPEG4終了割り込みをMAIN−CPU2に出力する。MAIN−CPU2は、MPEG4終了割り込みが入ると、クロック制御回路21に供給するクロック制御信号をLにする。これにより、クロック制御回路21は、SUB−CPUクロックの供給を停止するとともに、SUB−CPU22にLレベルの動作フラグを出力する。
MAIN−CPU2にキャプチャ終了割り込みが入ると、MAIN−CPU2は、クロック制御回路21に供給するクロック制御信号をHにする。これにより、クロック制御回路21は、SUB−CPUクロックの供給を開始するとともに、SUB−CPU22にHレベルの動作フラグを出力する。そして、SUB−CPU22はMPEG4エンコード処理を行い、処理が終了すると、MPEG4終了割り込みをMAIN−CPU2に出力する。MAIN−CPU2は、MPEG4終了割り込みが入ると、クロック制御回路21に供給するクロック制御信号をLにする。これにより、クロック制御回路21は、SUB−CPUクロックの供給を停止するとともに、SUB−CPU22にLレベルの動作フラグを出力する。
このように、図6に示すように、MPEG4終了割り込みが発生してからキャプチャ終了割り込みが発生するまでの第1の期間に、SUB−CPU22へのSUB−CPUクロックの供給を停止する期間を設けたことで、消費電力を大幅に低減することができる。又、動画像データ処理装置1は、クロック制御回路21を設けただけでこのような効果を得ることができ、小型化及び低消費電力化を実現することができる。このため、携帯電話機やデジタルカメラ等の携帯端末に好ましく適用することができる。
また、エンコード時においては、キャプチャ回路8にて、MPEG4エンジン6で一度に処理可能な最小データ量単位でデータ取り込みを行うことで、より消費電力の低減が可能となる。また、処理単位を時間毎で変化させる場合には、動画像データが格納されているアドレスと、データのバイト数、処理単位をMAIN−CPU2がSUB−CPU22に通知する必要がある。
尚、本実施形態では、キャプチャ終了割り込みが発生してからSUB−CPUクロックの供給が開始されるまでと、MPEG4終了割り込みが発生してからSUB−CPUクロックの供給が停止されるまでにある程度の時間がかかっているため、第1の期間中ずっとSUB−CPUクロックの供給を停止させることはできていない。しかし、キャプチャ終了割り込みやMPEG4終了割り込みに完全に同期させてSUB−CPUクロックのオンオフ制御をできるように回路を構成すれば、第1の期間中ずっとSUB−CPUクロックの供給を停止させることも可能である。第1の期間中ずっとSUB−CPUクロックの供給を停止させなくとも、第1の期間中にSUB−CPUクロックの供給を停止させる期間を少しでも設けておけば、消費電力の削減が可能である。
図7は、図1に示す動画像データ処理装置1のデコード時の制御シーケンスを示す図である。図8は、図1に示す動画像データ処理装置1のデコード時の動作タイミングを示す図である。
MAIN−CPU2にフレーム開始割り込みが入ると、MAIN−CPU2は、クロック制御回路21に供給するクロック制御信号をHにする。これにより、クロック制御回路21は、SUB−CPUクロックの供給を開始するとともに、SUB−CPU22にHレベルの動作フラグを出力する。そして、SUB−CPU22はMPEG4デコード処理を行い、処理が終了すると、MPEG4終了割り込みをMAIN−CPU2に出力する。MAIN−CPU2は、MPEG4終了割り込みが入ると、クロック制御回路21に供給するクロック制御信号をLにする。これにより、クロック制御回路21は、SUB−CPUクロックの供給を停止するとともに、SUB−CPU22にLレベルの動作フラグを出力する。
MAIN−CPU2にフレーム開始割り込みが入ると、MAIN−CPU2は、クロック制御回路21に供給するクロック制御信号をHにする。これにより、クロック制御回路21は、SUB−CPUクロックの供給を開始するとともに、SUB−CPU22にHレベルの動作フラグを出力する。そして、SUB−CPU22はMPEG4デコード処理を行い、処理が終了すると、MPEG4終了割り込みをMAIN−CPU2に出力する。MAIN−CPU2は、MPEG4終了割り込みが入ると、クロック制御回路21に供給するクロック制御信号をLにする。これにより、クロック制御回路21は、SUB−CPUクロックの供給を停止するとともに、SUB−CPU22にLレベルの動作フラグを出力する。
このように、図8に示すように、MPEG4終了割り込みが発生してからフレーム開始割り込みが発生するまでの第2の期間に、SUB−CPU22へのSUB−CPUクロックの供給を停止する期間を設けたことで、消費電力を大幅に低減することができる。
尚、本実施形態では、フレーム開始割り込みが発生してからSUB−CPUクロックの供給が開始されるまでと、MPEG4終了割り込みが発生してからSUB−CPUクロックの供給が停止されるまでにある程度の時間がかかっているため、第2の期間中ずっとSUB−CPUクロックの供給を停止させることはできていない。しかし、フレーム開始割り込みやMPEG4終了割り込みに完全に同期させてSUB−CPUクロックのオンオフ制御をできるように回路を構成すれば、第2の期間中ずっとSUB−CPUクロックの供給を停止させることも可能である。第2の期間中ずっとSUB−CPUクロックの供給を停止させなくとも、第2の期間中にSUB−CPUクロックの供給を停止させる期間を少しでも設けておけば、消費電力の削減が可能である。
以上説明した各構成要素のうち、クロック制御回路21は特許請求の範囲の動作クロック供給手段に相当し、MPEG4エンジン6は特許請求の範囲のエンコード手段,デコード手段に相当し、キャプチャ回路8は特許請求の範囲の取り込み手段に相当し、外部I/F9は特許請求の範囲の入力手段に相当し、ビデオエンコーダ10は特許請求の範囲の表示制御手段に相当する。
1 動画像データ処理装置
2 MAIN−CPU
3 MAIN−BUS
4 ブリッジ
5 SUB−BUS
6 MPEG4エンジン
7 DRAMコントローラ
8 キャプチャ回路
9 外部I/F
10 ビデオエンコーダ
11 PLL分周器
21 クロック制御回路
22 SUB−CPU
23 演算ロジック回路
31,32 D−FF
33 反転器
34 ANDゲート
2 MAIN−CPU
3 MAIN−BUS
4 ブリッジ
5 SUB−BUS
6 MPEG4エンジン
7 DRAMコントローラ
8 キャプチャ回路
9 外部I/F
10 ビデオエンコーダ
11 PLL分周器
21 クロック制御回路
22 SUB−CPU
23 演算ロジック回路
31,32 D−FF
33 反転器
34 ANDゲート
Claims (4)
- 多数フレームからなる動画像データのデータ処理を行う動画像データ処理装置であって、
前記動画像データを所定の処理単位ずつ取り込む取り込み手段と、
前記取り込み手段によって取り込みを完了された前記所定の処理単位の動画像データをエンコードするエンコード手段と、
前記エンコード手段を動作させるための動作クロックを前記エンコード手段に供給する動作クロック供給手段とを備え、
前記エンコード手段による前記所定の処理単位の動画像データのエンコード処理時間は、前記取り込み手段による前記所定の処理単位の動画像データの取り込み処理時間よりも短く、
前記動作クロック供給手段は、前記所定の処理単位の動画像データのエンコードが終了してから前記取り込み手段による次の前記所定の処理単位の動画像データの取り込みが完了するまでの間に、前記エンコード手段への前記動作クロックの供給を停止する期間を設ける動画像データ処理装置。 - 請求項1記載の動画像データ処理装置であって、
前記所定の処理単位とは前記動画像データの1フレーム分である動画像データ処理装置。 - 請求項1記載の動画像データ処理装置であって、
前記所定の処理単位とは、前記エンコード手段で一度にエンコードが可能な最小単位のデータである動画像データ処理装置。 - 多数フレームからなる動画像データのデータ処理を行う動画像データ処理装置であって、
前記動画像データを入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力された動画像データをデコードするデコード手段と、
前記デコード手段でデコード後の動画像データに基づく動画を所定のフレームレートで表示させる表示制御手段と、
前記デコード手段を動作させるための動作クロックを前記デコード手段に供給する動作クロック供給手段とを備え、
前記動作クロック供給手段は、前記表示制御手段が表示させる1フレーム分の動画像データの前記デコード手段によるデコードの終了から、前記表示制御手段が次に表示させる1フレーム分の動画像データの前記デコード手段によるデコードの開始が可能になるまでの間に、前記デコード手段への前記動作クロックの供給を停止する期間を設ける動画像データ処理装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014155139A (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-25 | Mega Chips Corp | カメラ装置および画像記録システム |
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JP2014155139A (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-25 | Mega Chips Corp | カメラ装置および画像記録システム |
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