JP2007074125A - 通信情報変換装置及び移動体追跡システム - Google Patents

通信情報変換装置及び移動体追跡システム Download PDF

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Abstract

【課題】 移動体に関する状況を容易に把握する。
【解決手段】 通信情報変換装置11は、上位情報系アプリケーションユニット2及び所定のエリアに設置された個体識別装置14との間の通信路を確立する通信部111と、個体識別装置14から所定のエリアを通過する移動体の個体識別データを収集し、所定のエリアで注目する移動体の注目個体識別データと、属性データとを関連付けたエリアデータを作成し、作成したエリアデータを上位情報系アプリケーションユニット2に送信するエリアデータ作成部112とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、所定のエリアにおける移動体を含む各種のデータを収集してエリアデータを作成する通信情報変換装置、及び各エリアに設置された通信情報変換装置により作成されたエリアデータに基づき各エリアを通過する移動体の状況を把握する移動体追跡システムに関するものである。
従来の通信情報変換装置として、例えば、特許文献1に、ファクトリーオートメーションシステムに使用されるオープンコントローラが記載されている。ここでは、制御系ネットワークに接続されたデバイスと情報系ネットワークに接続された上位コンピュータとの間に、オープンコントローラを介在させ、このオープンコントローラを介して、デバイスと上位コンピュータとの間の情報の送受信を行うようにしている。このオープンコントローラには、イーサーネット、RS232C、フィールドバスその他の各種の通信プロトコルに応じた接続端子等を持つ通信部と、各通信部を介してデータの送受やそれに付随する処理を行う制御部と、各種データを記憶しておくメモリを備えている。
このオープンコントローラでは、特定のデバイスからのデータを収集し、そのデバイスの状態を把握することはできるが、例えば、工場内を移動する移動体に関する状況を追跡して把握することができない。ここで、移動体とは、例えば工場内の物流における資材、中間製品、最終製品や、企業間の物流としての商品、特定の人物・生物・車両・航空機・船舶・サービス等、場所を移動する個体のことを指す。
この移動体を追跡して把握するためには、各移動体を識別するための個体識別データを各移動体が通過したエリアで収集することが必要になる。移動体の個体識別データを収集すれば、そのデータを追跡することでその移動体の移動履歴を調査することが可能になるが、この移動体の移動履歴を調査した上で、さらに、移動体がエリアを通過していたときの移動体の状態やエリア周辺環境、例えば、移動速度、移動方向、高度、温度、色、サイズ、圧力、重量、容量、形状、硬度、性別、構成要素等の状態を調査するためには、その移動体に影響を与えた設備あるいは設備の制御装置の制御データや、設備や移動体を計測した装置からの計測データや、移動体を識別する個体識別装置からの個体識別データが必要になる。
注目している移動体の個体識別データ(以後、注目個体識別データ)と区別するために、移動体の状態やエリア周辺環境を調査するための注目している移動体以外の移動体の個体識別データ(以後、関連個体識別データ)や、制御データや、計測データを総称して注目個体識別データの属性データと呼ぶ。属性データだけでは、どの移動体に関する状態を表しているのかが不明であるため、注目個体識別データと属性データは関連付けて管理されなければならない。1つのエリアで収集された注目個体識別データと属性データを関連付けたデータをエリアデータと呼ぶことにする。移動履歴だけでなく、移動体の状態やエリア周辺環境も調査するためには、複数の場所から多量のエリアデータが必要になる。
上記特許文献1に記載されたオープンコントローラでは、エリアデータを作成してデータを管理していないために、上位コンピュータ側でエリアデータ作成の演算処理を行わなければならないが、属性データだけでは、どの移動体に関するデータであるか判別が付かない。そこで、判別を付けるためには、注目個体識別データと属性データとを関連付ける必要があり、上位コンピュータ側でも多量のデータの関連付けの作業を行わなければならない。
特開2001−251298号公報(段落0017,0021)
従来の通信情報変換装置は以上のように構成されているので、特定のデバイスからのデータを収集し、そのデバイスの状態を把握することはできるが、工場内を移動する移動体に関する状況を容易に把握することができないという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、移動体の移動履歴と、移動体がエリアを通過したときの状態及び通過したエリアの周辺環境を調査することにより、移動体に関する状況を容易に把握することができる通信情報変換装置及び移動体追跡システムを得ることを目的とする。
この発明に係る通信情報変換装置は、上位情報系アプリケーションユニット及び所定のエリアに設置された個体識別装置との間の通信路を確立すると共に、必要に応じて、上記エリアに設置された制御装置又は計測装置との間の通信路を確立する通信部と、上記個体識別装置から上記エリアで注目する移動体の注目個体識別データを上記通信部を介して収集すると共に、上記制御装置からの制御データ、上記計測装置からの計測データ又は上記個体識別装置からの上記注目個体識別データ以外の移動体の関連個体識別データを、上記注目個体識別データの属性データとして上記通信部を介して収集し、上記注目個体識別データと上記属性データとを関連付けたエリアデータを作成し、作成したエリアデータを上記上位情報系アプリケーションユニットに上記通信部を介して送信するエリアデータ作成部とを備えたものである。
この発明により、上位情報系アプリケーションユニットは、移動体に関する状況を把握するための煩雑な処理を避けることができ、移動体に関する状況を容易に把握することができるという効果が得られる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による通信情報変換装置及び移動体追跡システムの構成を示すブロック図である。図1において、エリアデータ収集ユニット1と上位情報系アプリケーションユニット2が、通信ケーブル10により接続されている。この通信ケーブル10は、例えば、RS232,RS422等のシリアル回線、LAN、工場内のフィールドバス、内部バス等である。ここで、エリアデータ収集ユニット1は各エリア毎に設置されている。
図2はこの発明の実施の形態1による移動体追跡システムの構成の例を示すブロック図である。図2において、エリアA,B,Cにそれぞれ設置されたエリアデータ収集ユニット1a,1b,1cは、上位情報系アプリケーションユニット2と通信ケーブル10により接続され、各エリアA,B,Cを通過する移動体100に関するデータを収集する。
図1において、エリアデータ収集ユニット1は、所定のエリアに設置され、通信情報変換装置11、制御装置12、計測装置13、個体識別装置14を備えている。なお、図1では、制御装置12、計測装置13及び個体識別装置14は、それぞれ1つずつ備えられているが、その数はいくつでも良く、制御装置12、計測装置13はエリアによってはなくても良い。
通信情報変換装置11は、個体識別装置14から所定のエリアを通過する移動体100の注目個体識別データを通信部111を介して収集すると共に、そのエリアにおける制御装置12からの制御データ、計測装置13からの計測データ又は個体識別装置14からの関連個体識別データを通信部111を介して収集してエリアデータを作成して記憶し、上位情報系アプリケーションユニット2からの指示により、記憶しているエリアデータを通信ケーブル10を介して上位情報系アプリケーションユニット2に送信する。通信情報変換装置11と、制御装置12、計測装置13及び個体識別装置14との間の通信ケーブル10は、エリアデータ収集ユニット1と上位情報系アプリケーションユニット2との間の通信ケーブル10と同等のものである。
制御装置12としては、例えば、工場内においては、各エリアに設置されている製造設備を制御するPLC(プログラマブルロジックコントローラー)や産業用コンピュータ等が使用される。制御装置12から収集される制御データは、制御装置12によって制御されている例えば製造設備の作業手順や進捗等を表す。すなわち、この制御データを収集することにより、例えば各作業場で製造された製品がどのような手順で製造されたのかを把握することができる。
計測装置13としては、例えば、工場内においては、資材や製品の温度、硬度、明度、色、電流、電圧、重量、サイズ、形状等を測定する装置や、製造設備の温度、湿度、圧力、電流、電圧等を測定する装置が使用される。この計測装置13により計測された計測データを収集することにより、例えば、作業場での資材や製品の状態、製造設備の状態等を把握することができる。また、動画を記録する装置が例えば指定されたインデックスを付して動画を記録し、そのインデックスを計測データとして収集しても良い。
個体識別装置14は、移動体100の個体識別データを収集するもので、例えば、移動体100に自身を特定するIDを記録した例えばICタグを添付し、そのIDを読み取るICタグリーダ、2次元バーコードリーダ、バーコードリーダ、画像処理装置等が使用される。画像によって個体を特定する方法として、例えば個体に液体を拭きかけ、水跡によって個体を特定する方法がある。ICタグや2次元バーコードの場合には、タグやバーコードの中に、個体識別データだけでなく、移動体100の状態やエリア周辺環境を調査するための制御データ等の属性データを記入することができるので、ICタグや2次元バーコードのリーダからは、個体識別データだけでなく、同時に属性データが収集されることがある。
通信情報変換装置11は、通信部111、エリアデータ作成部112及び記憶部113を備え、通信部111はリモートアクセス部1111を備えている。
通信部111は、各種通信プロトコルに対応して、上位情報系アプリケーションユニット2及び個体識別装置14との間の通信路の確立や切断を行うと共に、必要に応じて、制御装置12又は計測装置13との間の通信路の確立や切断を行う。リモートアクセス部1111は、上位情報系アプリケーションユニット2から指示されたエリアデータの送信命令を解釈し、エリアデータ作成部112に実行させる。
エリアデータ作成部112は、個体識別装置14から所定のエリアで注目する移動体100の注目個体識別データを通信部111を介して収集すると共に、そのエリアにおける制御装置12からの制御データ、計測装置13からの計測データ又は個体識別装置14からの関連個体識別データを、注目個体識別データの属性データとして通信部111を介して収集し、注目個体識別データと属性データとを関連付けたエリアデータを作成し、作成したエリアデータを記憶部113に記憶させる。
記憶部113はエリアデータ作成部112により作成されたエリアデータを記憶する。
上位情報系アプリケーションユニット2は、通信部21を備えて、各エリアの通信情報変換装置11により作成されているエリアデータの送信命令を発行し、各エリアの通信情報変換装置11から送信されたエリアデータに基づき、移動体100に関する状況を把握する。通信部21は通信情報変換装置11の通信部111との間の通信路の確立や切断を行う。
図3はこの発明の実施の形態1による通信情報変換装置11のエリアデータ作成部112の処理を示すフローチャートである。エリアデータ作成部11はデータ収集開始条件が満たされた場合に図3に示す処理を開始する。ここで、データ収集開始条件とは、予め決められた時刻になった場合でも良いし、上位情報系アプリケーションユニット2からのデータ収集命令を受けた場合でも良いし、制御装置12、計測装置13、個体識別装置14のいずれかから処理を開始したことの通知を受けた場合でも良い。
ステップST1において、エリアデータ作成部112は、ポーリングによるリクエスト要求を発行して、個体識別装置14から所定のエリアで注目する移動体100の注目個体識別データを通信部111を介して収集すると共に、そのエリアにおける制御装置12からの制御データ、計測装置13からの計測データ又は個体識別装置14からの関連個体識別データを、注目個体識別データの属性データとして通信部111を介して収集する。
ステップST2において、エリアデータ作成部112は、そのエリアで予め決められたデータを予め決められた順序で正常にデータを収集しているか否かを判断する。ここで、各エリアで収集する注目個体識別データや、その属性データである関連個体識別データや制御データや計測データと、各データを収集する順序は予められており、エリアデータ作成部112は、予め決められた以外のデータを収集したり、予め決められた以外の順序でデータを収集していないかを判断する。
正常にデータを収集していない場合には、ステップST3において、エリアデータ作成部112は、データ収集失敗のログを記憶部113に記録すると共に、データ収集に失敗したことを意味するアラームを、図示しない手段によりそのエリアの例えば作業員に発報する。
ステップST4において、エリアデータ作成部112は、予め決められた規則に基づきデータの収集を続行するか否かを判断し、上記ステップST1の処理に戻るか、又はデータ収集の処理を終了する。
上記ステップST2の処理で、正常にデータを収集している場合には、ステップST5において、エリアデータ作成部112は、予め決められた収集すべき全てのデータを収集したか否かを判断する。全てのデータを収集していない場合には、エリアデータ作成部112は、上記ステップST1以降の処理を、全てのデータを収集するまで繰り返す。
全てのデータを収集した場合には、ステップST6において、エリアデータ作成部112は、所定のエリアで予め決められている注目する移動体100の注目個体識別データと属性データとを関連付けたエリアデータを作成する。このとき、エリアデータ作成部112は、予め決められたコメント、ユーザや上位情報系アプリケーションユニット2により指定されたコメントを、属性データに含めても良い。
ステップST7において、エリアデータ作成部112は作成したエリアデータを記憶部113に記憶させる。ここで、記憶部113へのアクセス機能はエリアデータ作成部112が備えても良いが、別途、アクセス部(図示せず)を備えて、エリアデータ作成部112がそのアクセス部を介して記憶部113へアクセスするようにしても良い。なお、記憶部113は通信情報変換装置11の外部に設けても良い。
図4はエリアデータ作成部112により作成されたエリアデータの例を示す図である。図4において、◎印を付した個体識別データ1は、そのエリアで予め決められた注目する移動体100の注目個体識別データであり、それ以外の制御データ1,2、計測データ1,2、個体識別データ2,3及び場所データは、そのエリアで予め決められており、注目個体識別データである個体識別データ1の属性データである。なお、個体識別データ2,3はそのエリアで予め決められた注目する移動体100以外の移動体100の関連個体識別データである。
また、図4において、個体識別データ1〜3の各数値「11」、「61」、「71」は各移動体100を特定するIDを示している。エリアデータに移動体100の個体識別データ1が存在すれば、そのエリアを個体識別データ1によって識別される移動体100が通過したことが保証される。制御データ1,2及び計測データ1,2の各数値は各制御データ及び計測データの値を示し、移動体100がそのエリアを通過したときの状態、すなわち、制御装置12の制御データの状態や計測装置13により計測された計測データの状態を表している。
さらに、図4において、場所データとはデータを収集したエリアを識別するためのデータであり、場所データを制御装置12、計測装置13、個体識別装置14から収集可能であれば収集するか、又は通信情報変換装置1のエリアデータ作成部112が予め変数として保持しておいても良い。
なお、図4では各データを数値で表現したが、数値である必要はなく、文字列であっても良い。
このように、エリアデータ作成部112が、注目個体識別データと属性データとを関連付けたエリアデータを作成し、上位情報系アプリケーションユニット2は、エリアデータ作成部112により作成されたエリアデータを取得することにより、移動体100に関する状況を容易に把握することができる。
次に図1及び図2において、上位情報系アプリケーションユニット2が各エリアデータを取得する処理について説明する。
上位情報系アプリケーションユニット2は、あるエリアのエリアデータにおける移動体100の個体識別データを収集した場合に、その個体識別データを有する複数のエリアデータを検索する。
上位情報系アプリケーションユニット2は、通信部21を介して各エリアデータ収集ユニット1a,1b,1cの通信情報変換装置11へ、移動体100の個体識別データを持つエリアデータの送信命令を発行する。各エリアデータ収集ユニット1a,1b,1cの通信情報変換装置11の通信部111のリモートアクセス部1111は、受信した送信命令を解釈し、移動体100の個体識別データを持つエリアデータを上位情報系アプリケーションユニット2に送信するようエリアデータ作成部112に指示する。各エリアデータ収集ユニット1a,1b,1cのエリアデータ作成部112は、通信部111を介して、該当する移動体100の個体識別データを持つエリアデータを上位情報系アプリケーションユニット2へ送信する。
上位情報系アプリケーションユニット2は、移動体100のエリアデータを各エリアデータ収集ユニット1a,1b,1cから収集すると、移動体100がエリアA、エリアB、エリアCを通過したことを調査することができる。エリアデータ収集ユニット1a,1b,1cから収集したデータは、移動体100の個体識別データだけではなく、制御装置12の制御データ、計測装置13の計測データも含むエリアデータである場合には、例えば、移動体100がエリアAを通過していたときの移動体100の状態やエリア周辺環境の状況等も調査することができる。
上記の説明では、通信情報変換装置11は、制御装置12、計測装置13及び個体識別装置14に対して、リクエスト要求、いわゆるポーリングによって各データを収集しているが、例えば、ICタグリーダやバーコードリーダ等の個体識別装置14や、単純なセンサ等の計測装置13は一方的にデータを送信してくることが多い。そのような場合は、エリアデータ作成部112は通信部111を監視し、イベントドリブンによって各データ収集の処理を行うものとする。
また、エリアによっては、ポーリングによって収集するデータと、一方的に送信されてくるデータの両方を収集する必要がある。そのような場合、エリアで収集されるデータの順番は、エリアに設置される制御装置12、計測装置13及び個体識別装置14の位置関係等で予め決まっていることが多いので、エリアデータ作成部112では、イベントドリブンによって収集するデータ収集処理と、ポーリングによって収集するデータ収集処理の順番に留意してデータ収集処理を行い、データ収集に失敗しないようエリアデータの作成を行うものとする。
従来のように、上位情報系アプリケーションユニット2が、各エリアに設置された制御装置12、計測装置13及び個体識別装置14からの各データを、通信情報変換装置11を介して個々に収集してエリアデータを作成すると処理が煩雑になるが、通信情報変換装置11が各エリアデータを作成することによって、上位情報系アプリケーションユニット2は作成されたエリアデータを収集するだけで良く、煩雑な処理を避けることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、通信情報変換装置11のエリアデータ作成部112が、個体識別装置14から所定のエリアで注目する移動体100の注目個体識別データを通信部111を介して収集すると共に、そのエリアにおける制御装置12からの制御データ、計測装置13からの計測データ又は個体識別装置14からの関連個体識別データを、注目個体識別データの属性データとして通信部111を介して収集し、注目個体識別データと属性データとを関連付けたエリアデータを作成することにより、上位情報系アプリケーションユニット2は、移動体100に関する状況を把握するための煩雑な処理を避けることができ、移動体100に関する状況を容易に把握することができるという効果が得られる。
この実施の形態1では、移動体100としては、主として工場内の物流における資材、中間製品、最終製品を対象として説明しているが、企業間の物流としての商品、特定の人物・生物・車両・航空機・船舶・サービス等、場所を移動する個体を対象としても良い。この場合、制御装置12、計測装置13及び個体識別装置14は各分野において様々なものを使用するものとする。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2による通信情報変換装置及び移動体追跡システムの構成を示すブロック図である。図5に示す通信情報変換装置11では、上記実施の形態1の図1に示す通信情報変換装置11に計時部114が追加されており、その他の構成は図1に示す構成と同じである。
図5において、計時部114は時刻データを計測している。
移動体100が通過する経路が予め固定されているならば、移動体100がどのエリアをどの順番で通過したかの経路は明らかであるが、移動体100が例えば人や車等の場合には通過する経路が固定されていない。そのため、各エリアデータ収集ユニット1a,1b,1cにおけるエリアデータが作成された順番、すなわち移動体100が移動したエリアの順番を明らかにするために時刻データが必要になる。この実施の形態2は、制御装置12、計測装置13、個体識別装置14や、上位情報系アプリケーションユニット2から時刻データを収集できない場合に、通信情報変換装置11が時刻データを計測するものである。
図6はこの発明の実施の形態2による通信情報変換装置11のエリアデータ作成部112の処理を示すフローチャートである。ステップST1〜ST7の処理は、上記実施の形態1の図3に示す処理と同じであるので説明は省略する。
ステップST2の正常にデータが収集されたか否かの判断の結果、正常にデータが収集された場合に、ステップST11において、エリアデータ作成部112は、時刻データが必要であるか否かを、収集するデータの種類に基づいて判断する。
時刻データが必要と判断した場合に、ステップST12において、エリアデータ作成部112は、計時部114が計測している時刻データを取得し、取得した時刻データを含めてエリアデータを作成して、ステップST5の処理に移行する。上記ステップST11の判断の結果、時刻データが不要であると判断した場合には、ステップST5の処理に移行する。
図7はエリアデータ作成部112により作成されたエリアデータの例を示す図である。この図7に示すエリアデータは上記実施の形態1の図4に示すエリアデータに時刻データを追加したものであり、この時刻データは注目個体識別データである個体識別データ1の属性データの1つとなり、エリアデータが作成された時刻を表している。ここで、この時刻データはエリアデータに含まれている各データが収集された詳細な時刻を計時しても良い。
以上のように、この実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、通信情報変換装置11のエリアデータ作成部112が時刻データを含めて各エリアデータを作成することにより、移動体100が移動するエリアの順番が固定されていない場合に、移動体100が移動するエリアの順番も把握することができるという効果が得られる。
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3による通信情報変換装置及び移動体追跡システムの構成を示すブロック図である。図8に示す上位情報系アプリケーションユニット2では、上記実施の形態1の図1に示す上位情報系アプリケーションユニット2に対して記憶部22が追加されており、その他のエリアデータ収集ユニット1の構成は図1に示す構成と同じである。
図8において、記憶部22は上位情報系アプリケーションユニット2が通信部21を介して受信した各エリアデータ収集ユニット1からのエリアデータを記憶する。
上記実施の形態1では、エリアデータ作成部112は作成したエリアデータを記憶部113に記憶させているが、この実施の形態3では、エリアデータ作成部112が作成したエリアデータを記憶部113で記憶せずに、上位情報系アプリケーションユニット2側で記憶するものである。
図9はこの発明の実施の形態3による通信情報変換装置11のエリアデータ作成部112の処理を示すフローチャートである。ステップST1〜ST6の処理は、上記実施の形態1の図3に示す処理と同じであるので説明は省略する。
ステップST6で、エリアデータ作成部112がエリアデータを作成すると、ステップST21において、エリアデータ作成部112は、通信部111を介して、作成したエリアデータを上位情報系アプリケーションユニット2に送信する。
上位情報系アプリケーションユニット2は、通信部21を介して受信した各通信情報変換装置11からのエリアデータを記憶部22に記憶させる。
移動体100のデータを収集する場所の変更や、各データを収集するエリアの数を変更する等の移動体追跡システムの再構築を行う場合に、エリアデータ収集ユニット1の位置や数が変化することになるが、通信情報変換装置11がこれまでに収集したエリアデータを保存していると、通信情報変換装置11の数や利用する場所を容易に変更することができなくなる。エリアデータ収集ユニット1の数や場所を容易に変更可能な移動体追跡システムを構築するためには、エリアデータを上位情報系アプリケーションシステム2側で記憶した方が良い。
以上のように、この実施の形態3によれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、通信情報変換装置11は、エリアデータ作成部112が作成したエリアデータを記憶せずに、上位情報系アプリケーションシステム2側に送信し、上位情報系アプリケーションシステム2側で記憶することにより、通信情報変換装置11の数や利用する場所を容易に変更することができ、移動体追跡システムの再構築を容易に行うことができるという効果が得られる。
実施の形態4.
図10はこの発明の実施の形態4による通信情報変換装置及び移動体追跡システムの構成を示すブロック図である。図10に示す上位情報系アプリケーションユニット2では、上記実施の形態1の図1に示す上位情報系アプリケーションユニット2に対して記憶部22及びリモートアクセス部23が追加されており、その他のエリアデータ収集ユニット1の構成は図1に示す構成と同じである。
図10において、通信情報変換装置11の通信部111のリモートアクセス部1111は、上位情報系アプリケーションユニット2に対して、エリアデータ作成部112により作成されたエリアデータに、例えばSQL(Structured Query Language)文によって、上位情報系アプリケーションユニット2の記憶部22におけるエリア毎の保存領域に、エリアデータを追記させるコマンドを付記する。上位情報系アプリケーションユニット2の記憶部22におけるエリア毎の保存領域は、予め用意しておくものとする。
上位情報系アプリケーションユニット2のリモートアクセス部23は、通信部21を介して、追記コマンドが付記されたエリアデータを受信し、エリアデータの追記コマンドを解釈して、受信したエリアデータを記憶部22の保存領域に追記させる。例えば、SQL文がエリアデータに付記されている場合には、リモートアクセス部23は、付記されているSQL文にしたがって、記憶部22の所定の位置にエリアデータの注目個体識別データ及び属性データを追記する。
上位情報系アプリケーションユニット2では、移動体100の履歴を調査する度に、多量に収集されたエリアデータの注目個体識別データ及び属性データを検索することになるが、データの検索を効率的に行うためには、データを整理して記憶することが要求される。ここで、例えばSQL文のような、エリアデータ及びエリアデータ内の注目個体識別データや属性データの追記コマンドが、付記されていないエリアデータを、上位情報系アプリケーションユニット2が受信した場合、上位情報系アプリケーションユニット2は、どこのエリアの通信情報変換装置11から送信されてきたエリアデータであるかを判断し、所定の位置へエリアデータを追記させることになる。仮に、上位情報系アプリケーションユニット2に、「どこのエリアのエリアデータであるかを判断する機能」を有するエリア判断部が存在すると仮定すると、エリアデータを収集するエリアの数や位置が変更になった場合、上記エリア判断部にも変更を加えなければならない。そこで、各通信情報変換装置11が、作成したエリアデータに追記コマンドを付記し、上位情報系アプリケーションユニット2にコマンドに従ってエリアデータを追記させるリモートアクセス部を用意すれば、エリアデータを収集するエリアの数や位置が変更になっても、上位情報系アプリケーションユニット2の機能に変更を加える必要は無くなる。
なお、通信制御装置11の通信部111のリモートアクセス部1111が、エリアデータに追記コマンドを付記しているが、エリアデータ作成部112がエリアデータに追記コマンドを付記しても良い。
以上のように、この実施の形態4によれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、通信情報変換装置11の通信部111のリモートアクセス部1111が、エリアデータに追記コマンドを付記し、上位情報系アプリケーションユニット2にコマンドを解釈するリモートアクセス部23を用意すれば、通信情報変換装置11の数や利用する場所を変更しても、上位情報系アプリケーションユニット2の機能に変更を加える必要は無くなるという効果が得られる。
実施の形態5.
図11はこの発明の実施の形態5による通信情報変換装置及び移動体追跡システムの構成を示すブロック図である。図11に示す通信情報変換装置11では、上記実施の形態1の図1に示す通信情報変換装置11に設定データ格納部115が追加されており、その他の構成は図1に示す構成と同じである。
設定データ格納部115に格納されている設定データは、通信情報変換装置11の処理を制御するデータであり、例えば、エリアデータ作成部112が収集するデータの種類や数や収集する順番、ポーリング周期、一方的に送信されてくるデータを収集するための通信部111を監視する周期、通信部111の通信相手先アドレス、場所データ等である。また、この設定データ格納部115を上記実施の形態2に適用する場合には、設定データとして時刻データの必要性が含まれ、この設定データ格納部115を上記実施の形態4に適用する場合には、設定データとしてエリアデータの記憶部22におけるエリアデータの注目個体識別データ及び属性データの保存先が含まれる。
エリアデータ作成部112は、設定データ格納部115に格納されている設定データを参照して、例えば、データ収集開始条件や収集するデータの種類、数、収集する順番、ポーリング周期、一方的に送信されてくるデータを収集するための通信部111を監視する周期、場所データ等を決定し、設定データに従って、制御装置12、計測装置13、個体識別装置14からの各データを収集する。また、通信部111は、設定データ格納部115に格納されている設定データを参照して、例えば、通信先アドレスを利用して、通信先との通信路を確立する。
この設定データ格納部115を上記実施の形態2に適用する場合には、エリアデータ作成部112は、設定データとしての時刻データの必要性に従って時刻データを含めてエリアデータを作成する。また、この設定データ格納部115を上記実施の形態4に適用する場合には、リモートアクセス部1111は、設定データとしてのエリアデータの記憶部22におけるエリアデータの注目個体識別データ及び属性データの保存先に従って保存先を指定する。
設定データは、設定データ格納部115に格納しているが、テキストファイルとして外部記憶装置に格納しても良いし、メモリ等の内部記憶装置に格納しても良い。また、設定データは、通信情報変換装置11と直結するキーボート等の入力装置によって作成しても良いし、設定データを上位情報系アプリケーションユニット2等からネットワーク経由で受信しても良い。あるいは、コンパクトフラッシュ(商標登録)、メモリカード、USBメモリ等を利用して、通信情報変換装置11が利用可能な外部記憶装置に設定データを書き込んでも良い。
特定のエリア専用の通信情報変換装置11ではなく、様々なエリアで使用可能な通信情報変換装置11とするためには、エリア毎に通信情報変換装置11の設定データを設定する必要があるが、設定データ格納部115に格納する設定データをエリア毎に設定することにより、様々なエリアで使用可能な通信情報変換装置11を実現することができる。
以上のように、この実施の形態5によれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、設定データ格納部115に格納する設定データをエリア毎に設定することにより、様々なエリアで使用可能な通信情報変換装置11を実現することができるという効果が得られる。
実施の形態6.
図12はこの発明の実施の形態6による通信情報変換装置及び移動体追跡システムの構成を示すブロック図である。図12に示す通信情報変換装置11は、上記実施の形態1の図1に示す通信情報変換装置11にスクリプトプログラム格納部116を追加し、図1に示すエリアデータ作成部112をスクリプト処理部117に置き換えたものであり、その他の構成は図1に示す構成と同じである。
図12において、スクリプト処理部(エリアデータ作成部)117は、スクリプトプログラム格納部116に格納されているスクリプトプログラムに基づき処理を実行する。すなわち、スクリプトプログラム格納部116に格納されているスクリプトプログラムに、上記実施の形態1で示したエリアデータ作成部112の処理を記述することにより、スクリプト処理部117が上記実施の形態1のエリアデータ作成部112と同じ処理を実行する。
また、スクリプトプログラム格納部116及びスクリプト処理部117を上記実施の形態2に適用した場合には、スクリプトプログラムに、上記実施の形態2で示したエリアデータ作成部112の処理を記述することにより、スクリプト処理部117が上記実施の形態2のエリアデータ作成部112と同じ処理を実行する。さらに、スクリプトプログラム格納部116及びスクリプト処理部117を上記実施の形態5に適用した場合には、スクリプトプログラムに、上記実施の形態5で示した設定データ格納部115に格納される設定データの内容及びエリアデータ作成部112の処理を記述することにより、スクリプト処理部117が上記実施の形態5のエリアデータ作成部112と同じ処理を実行する。
このスクリプト処理部117は、例えば、Perl、Ruby、Phyton、b−sh、c−sh類、ECMA Script、JavaScript(JScript)、VBscript、Windows(商標登録) Scripting Host、awk、MS−DOSのバッチコマンド等、簡単なロジックとシーケンスを記述して処理を実現できるようにした簡易プログラミング言語の処理系である。
このように、スクリプト処理部117は、スクリプトプログラム格納部116に格納されているスクリプトプログラムを読み込んで、そのプログラムに基づく処理を行うように構成されており、どのようなスクリプトプログラムの命令や文法を受け入れるかは設定によって異なる。また、スクリプト処理部117はXML(eXtensible Markup Language)文書によって表現されたエリアデータを作成する。
図13はスクリプトプログラム格納部116に格納されているスクリプトプログラムの一例を示す図である。スクリプト処理部117は、ここに記述されたスクリプトプログラムにより、上記実施の形態1及び上記実施の形態2のエリアデータ作成部112と同じ処理を実行する。
まず、1行目ではXML文書の開始を表す文言が出力され、次の行では「<area_data>」というXMLの開始タグが出力される。
次の行ではif文により選択的な実行が行われる。2という制御装置のrunという変数の値をリクエスト要求し、その値の真偽によりスクリプトプログラムのある部分が実行されるか、スキップされるかが決められる。すわなち、ここでは、実施の形態1で説明した、関連付け開始条件が満たされているかどうかを判断している。runの値がTRUEすなわち真の時にはその次の行から実行が続けられる。varとはスクリプトプログラムの中で使用される変数宣言であり、その後の変数と初期値を設定している。
次に繰り返し動作がfor文により記述されている。このように繰り返し動作をスクリプト文で逐一記述するのではなく、本例に示すようなfor文、あるいは実例は示さないがwhile文、do while文等の繰り返し動作を制御する制御文を使うこともできる。ここでは、forの後の()の中が空白であり、無限ループを意味する。さらに、このような繰り返し動作を記述する場合、配列形式の変数を使えることが有効である。図13に示したような制御装置[2].H[i+200]と記述されているのがその実例である。Hの200番目から数えて100個のデータを順番に取得している。配列の書式と繰り返しの制御文を使用しないと100行書き並べる必要があり、手間の大きさと間違いの誘発の面で不利となる。
次に条件分岐のif文が続く。if文の例を示したが、if else文、switch case文を使うことができる。ここでは、getrandomdataという関数からの値を変数aに書き込み、aの値がnull、すなわち空でなかった場合、以下の処理が実行される。ここのgetrandomdataとは、通信情報変換装置11へ一方的に送信されてくるデータを通信部111から取得する関数である。ここでは、シリアル回線で接続しているICタグリーダから、2種類の個体識別データ(ID11とID61)の取得を試みているものとする。まだ、何も送信されてきていない場合は、null(空)であるため、if文以下の処理は実行されない。for文の無限ループによって、データが収集されるまで、通信部111へgetrandomdataによって何度も問い合わせることになる。
個体識別データを受信した場合、次に受信した個体識別データがどちらの種類の個体識別データであるかをif文中のabs(a−ID1) <10の部分で判断している。例えば、ID11は10番台の数値データであるとする。一方、ID61は60番台の数値であったとする。受信した個体識別データがID11であるならば、abs(a−ID1)は10以下になるため、if文の条件を満たすことになる。ここで、absとは()内の数値の絶対値を表す。このIf文では論理演算し&&によって、もう1つの条件を定義している。その条件とはID11がnullであること、すなわちID11はまだ収集されていないことである。これは、上記実施の形態1で説明した正常でないデータが収集されていないか確認を行うことに相当している。もし、すでにID11が収集されている場合、新たに収集した個体識別データは正常でないデータであると判断し、elseif文以下の処理が実行される。ここでは、2番目の制御装置の変数配列Hの200番から100個の値を読み出して変数eに足し込んでいる。結局eにはH200からH299までの値の総和が代入されることになる。
次にfileオブジェクトfが生成されている。「オブジェクト」は構造化データと構造化プログラムの性質を併せ持ったオブジェクト指向プログラミング言語におけるプログラミング書式であり、この例におけるfileオブジェクトはファイル作成、ファイルへの書き込み、読み出しの操作といったファイルに関する一連の操作をパッケージ化したものである。new file()により、諸データの領域確保と初期化が行われ、f.filenameにてファイル名が決まる。そしてf.open()にてファイルが実際にオープンされ、f.print(e)により、変数eの値がファイルに出力される。そしてf.close()によりファイルが閉じられる。
オブジェクトはスクリプト言語処理系に予め用意されていることが通例であり、この例にあるようなファイル操作やディレクトリ操作、ネットワーク越しの通信(FTP,HTTP、Mail)等がある。また、C言語やC++言語、Java(商標登録)言語、スクリプト言語等の汎用プログラミング言語によりオブジェクトを自作できるようなAPI(Application Program Interface:関数名、引数、グローバル変数、マクロにより定義されている)が用意されている場合には、例えば、C言語を用いてオブジェクトをつくり、そのオブジェクトをスクリプト言語から使用することが可能となる。
ここで作成されたファイル名はerrorlog.txtである。つまり、正常でないデータが収集されたので、ログファイルの作成を行ったことになる。alarmという関数は、スクリプト処理部117に組み込まれた関数で、ここでは正常でない処理が行われたことを上位情報系アプリケーション2へ発報し、通信情報変換装置11がアラーム音等を発することとしている。for()による無限ループの一番下では、ID11とID61が収集された場合に、breakによって無限ループから抜け出している。
その下では、制御装置1のH100の値がリクエスト要求によって収集され、そのH100の値と、“<data param=制御装置1>”と、“</data>¥n”が「+」という演算子により連結されて1つの文字列となり、seigyo1という変数に代入されている。その下では、date()というスクリプト処理系組み込み関数により日付や時刻をあらわす文字列(例えば「2005/06/07/12:00:00:000」等)と、“<data param=時刻>”と、“</data>¥n”が同じく「+」という演算子により連結されて1つの文字列となり、zikokuという変数に代入されている。これは、上記実施の形態2で説明した時刻データの収集を行っていることに相当する。その下では、8という数値と、“<data param=場所>”と、“</data>¥n”が「+」という演算子により連結されて1つの文字列となり、basyoという変数に代入されている。これは、実施の形態1で説明した場所データの作成を行っていることに相当する。8という数字が場所を表していることになる。
なお、各行の「¥n」とは改行文字を表している。作成された文字列は、printf()関数により、標準出力に出力される。1つのスクリプトプログラムが終了したら、スクリプト処理部117は、同じスクリプトプログラムを再度実行することで、次の移動体100に関するエリアデータが作成される。
図14は図13に示すスクリプトプログラムに基づきスクリプト処理部117により作成されたエリアデータの例を示す図である。スクリプト処理部117は、図14に示すように、XML文書によって表現されたエリアデータを作成する。XML文書はツリー構造で管理されたデータを表記するテキスト形式のデータであり、データのフィールド名を「<」及び「>」で文字列を挟んだタグと呼ばれる書式で表現したものである。ここでは、エリアデータをXML文書で表現することとしたが、タグを利用したXML以外のマークアップ言語であっても良い。あるいは、マークアップ言語に限らず、特定のデータフォーマットでエリアデータを表現しても良い。XML文書等の特定のデータフォーマットによってエリアデータを表現することにより、特定の標準化規格等に沿った移動体追跡システムに利用できる通信情報変換装置となる。なお、XML等の特定のデータフォーマットによってエリアデータを表現することは、実施の形態1のエリアデータ作成部112にも可能である。
スクリプトプログラムは、スクリプトプログラム格納部116に格納しているが、テキストファイルとして外部記憶装置に格納しておいても良いし、メモリ等の内部記憶装置に保存しておいても良い。スクリプトプログラムは、通信情報変換装置11と直結するキーボート等の入力装置によって作成しても良いし、スクリプトプログラムを上位情報系アプリケーションユニット2等からネットワーク経由で受信しても良い。あるいは、コンパクトフラッシュ(商標登録)、メモリカード、USBメモリ等を利用して、通信情報変換装置11が利用可能な外部記憶装置にスクリプトプログラムを書き込んでも良い。
他にもスクリプト処理部とスクリプトプログラムを構成要素にもつ通信情報変換装置の構成として、特開2004−355506号公報に記されている通信情報変換装置の構成を利用できる。
以上のように、この実施の形態6によれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、スクリプト処理部117がスクリプトプログラム格納部116に格納されているスクリプトプログラムに基づき、制御装置12、計測装置13、個体識別装置14から、制御データ、計測データ、個体識別データを収集して、XML文書等の特定のデータフォーマットでエリアデータを作成することにより、特定の標準化規格等に沿った移動体追跡システムに利用できる通信情報変換装置となるという効果が得られる。
実施の形態7.
この実施の形態7では、上記実施の形態1において、特に工場内の資材、中間製品、最終製品等の物品を対象とした移動体100の移動体追跡システムについて、さらに詳細に説明する。
図15は工場内の各作業場である図2に示すエリアA、エリアB、エリアCで作成されたエリアデータを示す図である。各エリアのエリアデータの一番上にある◎印を付した個体識別データは注目個体識別データであり、各作業場で製造された中間製品や最終製品を表す個体識別データである。エリアデータ内で◎以外のデータは注目個体識別データの属性データであり、◎印以外の個体識別データは、その作業場で利用された資材や中間製品の関連個体識別データである。
上位情報系アプリケーションユニット2において、各作業場の通信情報変換装置11からエリアデータが送信されると、例えば、エリアCの個体識別データ8の「11」というIDにより、「11」のIDを有する中間製品や最終製品を製造したときの属性データが判明する。また、例えばエリアCにおける個体識別データ6,7のように、属性データの中には構成要素を表す資材や中間製品の個体識別データが存在する。
中間製品の個体識別データが判明すると、その中間製品が製造された作業場のエリアデータを検索する。例えば、図15のエリアCにおける個体識別データ6のID「71」を持つ個体識別データをエリアBの中から検索すると、個体識別データ5が判明する。エリアBのエリアデータには、中間製品の構成要素を表す個体識別データが含まれているので、さらに、その中間製品を構成している資材のIDを調査することができる。例えば、図15のエリアBにおける個体識別データ3のID「32」を持つ個体識別データをエリアAの中から検索すると、個体識別データ2が判明する。
このように、上位情報系アプリケーションユニット2は各エリアを上流に向かって検索していくことにより、原資材まで遡って調査することが可能になる。
一方、上位情報系アプリケーションユニット2は、逆に、エリアAのエリアデータの個体識別データ2のような資材の個体識別データについて、その個体識別データを属性データにもつエリアデータを調査することで、その資材を利用して製造された中間製品を特定できる。例えば、エリアAにおける個体識別データ2のID「32」を持つ個体識別データをエリアBの中から検索すると、個体識別データ3が判明する。以下、同様の作業を繰り返すことにより、原資材がどの最終製品に利用されているかを調査することが可能になる。
以上のように、この実施の形態7によれば、個体識別データにより最終製品がどの中間製品や資材により構成されているのかを調査するシステムは、一般的にトレーサビリティシステムと呼ばれているが、注目個体識別データとその属性データを関連付けてエリアデータを作成して管理することにより、製品の移動履歴や構成要素だけでなく、製品が作業場でどのように製造されたのか、あるいは、製品が作業場でどのような状態にあったのかを調査できるトレーサビリティシステムを構築することができるという効果が得られる。
実施の形態8.
この実施の形態8では、上記実施の形態1において、特定の人物を対象とした移動体100の移動体追跡システムについて、さらに詳細に説明する。特定の人物を対象とする場合に、データを収集してエリアデータを作成するエリアとは、人物が通過するエリアであり、一例として、ビル内におけるエリアデータの作成について説明する。
人物を個体識別する場合には、個体識別装置14として、例えば、ICタグリーダ、バーコードリーダ、カメラと画像処理装置、カードリーダ、生体認証装置、セキュリティゲート等が使用される。
また、ビル内の制御装置12としては、例えば、空調、照明、エレベータ、エスカレータ、扉等の制御コンピュータが使用される。上位情報系アプリケーションユニット2は、制御装置12から収集される制御データによって、例えば、空調、照明機器の稼働状況、エレベータの行き先階、待機階状況や乗車したエレベータの運行状況、エスカレータの運行状況、扉の開閉記録等を把握することができる。
さらに、ビル内の計測装置13としては、例えば、ビル内に設置された速度計、温度計、湿度計、照度計等が使用される。上位情報系アプリケーションユニット2は、計測装置13から収集される計測データによって、例えば、人物の移動速度、移動方向、体温、服、肌の色、身長、体重や、エリアの温度、湿度、気圧、風速、明度等を把握することができる。
同じエリアに複数の人物がいることがあるが、そのエリアで注目する人物の注目個体識別データに対して、他の人物の個体識別データは関連個体識別データとなり、注目個体識別データの属性データとして扱える。
以上のように、この実施の形態8によれば、人物が移動する各エリアに設置されている制御装置12、計測装置13、個体識別装置14からの各データを収集してエリアデータを作成することにより、特定の人物の移動履歴を調査することができると共に、その人物が各エリアを通過していたときの人物の状態やエリアの環境、そのエリアの設備の稼働状況等を調査することができるという効果が得られる。
上記各実施の形態における通信情報変換装置11は、制御装置2、計測装置3又は個体識別装置4と同一筺体であっても良く、また、制御装置2、計測装置3及び個体識別装置4を複数統合した装置と同一筺体であっても良く、さらに、いわゆるバックプレーン(複数の筐体の物理的合体及び電気回路の連結を同時に供する機構)で結合した形態であっても良い。エリアデータを作成するにあたり、通信情報変換装置11は複数の装置からデータを収集するために、多量の通信ケーブル10と接続することになる。一般的に、現場には、各装置の電源ケーブルや現場の装置間のネットワークケーブル等により多くのケーブルが存在する。通信情報変換装置11が現場の制御装置12、計測装置13、個体識別装置4と同一筺体とすることにより、現場のケーブルを減らすことができ、現場がケーブルによって煩雑な状態になることを避けることができる。
この発明の実施の形態1による通信情報変換装置及び移動体追跡システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による移動体追跡システムの構成の例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による通信情報変換装置のエリアデータ作成部の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による通信情報変換装置のエリアデータ作成部により作成されたエリアデータの例を示す図である。 この発明の実施の形態2による通信情報変換装置及び移動体追跡システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2による通信情報変換装置のエリアデータ作成部の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による通信情報変換装置エリアデータ作成部により作成されたエリアデータの例を示す図である。 この発明の実施の形態3による通信情報変換装置及び移動体追跡システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による通信情報変換装置のエリアデータ作成部の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4による通信情報変換装置及び移動体追跡システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5による通信情報変換装置及び移動体追跡システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6による通信情報変換装置及び移動体追跡システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6による通信情報変換装置のスクリプトプログラム格納部に格納されているスクリプトプログラムの一例を示す図である。 この発明の実施の形態6による通信情報変換装置のスクリプト処理部により作成されたエリアデータの例を示す図である。 この発明の実施の形態7において工場内の各エリアで作成されたエリアデータを示す図である。
符号の説明
1 エリアデータ収集ユニット、2 上位情報系アプリケーションユニット、10 通信ケーブル、11 通信情報変換装置、12 制御装置、13 計測装置、14 個体識別装置、21 通信部、22 記憶部、23 リモートアクセス部、100 移動体、111 通信部、112 エリアデータ作成部、113 記憶部、114 計時部、115 設定データ格納部、116 スクリプトプログラム格納部、117 スクリプト処理部、1111 リモートアクセス部。

Claims (12)

  1. 上位情報系アプリケーションユニット及び所定のエリアに設置された個体識別装置との間の通信路を確立すると共に、必要に応じて、上記エリアに設置された制御装置又は計測装置との間の通信路を確立する通信部と、
    上記個体識別装置から上記エリアで注目する移動体の注目個体識別データを上記通信部を介して収集すると共に、上記制御装置からの制御データ、上記計測装置からの計測データ又は上記個体識別装置からの上記注目個体識別データ以外の移動体の関連個体識別データを、上記注目個体識別データの属性データとして上記通信部を介して収集し、上記注目個体識別データと上記属性データとを関連付けたエリアデータを作成し、作成したエリアデータを上記上位情報系アプリケーションユニットに上記通信部を介して送信するエリアデータ作成部とを備えた通信情報変換装置。
  2. エリアデータ作成部は、制御装置、計測装置又は個体識別装置から、ポーリング又はイベントドリブンによって、各データを収集することを特徴とする請求項1記載の通信情報変換装置。
  3. エリアデータ作成部は、移動体として、工場内の物流における資材、中間製品、又は最終製品を対象として、個体識別装置からデータを収集することを特徴とする請求項1記載の通信情報変換装置。
  4. エリアデータ作成部は、移動体として、特定の人物を対象として、個体識別装置からデータを収集することを特徴とする請求項1記載の通信情報変換装置。
  5. エリアデータ作成部により作成されたエリアデータを記憶する記憶部を備え、
    通信部は、上位情報系アプリケーションユニットからのエリアデータの送信命令を解釈して、上記エリアデータ作成部に通知し、
    上記エリアデータ作成部は、上記記憶部に記憶されているエリアデータを、上記上位情報系アプリケーションユニットに上記通信部を介して送信することを特徴とする請求項1記載の通信情報変換装置。
  6. 時刻データを計測する計時部を備え、
    エリアデータ作成部は上記計時部により計測された時刻データを含めてエリアデータを作成することを特徴とする請求項1記載の通信情報変換装置。
  7. 通信部は、エリアデータ作成部が送信するエリアデータの上位情報系アプリケーションユニットにおける追記先を指定することを特徴とする請求項1記載の通信情報変換装置。
  8. 通信部は、エリアデータ作成部が送信するエリアデータにSQL(Structured Query Language)文を付記することにより、上位情報系アプリケーションユニットにおける追記先を指定することを特徴とする請求項7記載の通信情報変換装置。
  9. 通信部又はエリアデータ作成部の処理を記述した設定データを格納している設定データ格納部を備え、
    上記通信部又は上記エリアデータ作成部は上記設定データ格納部に格納されている設定データに基づき処理を行うことを特徴とする請求項1記載の通信情報変換装置。
  10. エリアデータ作成部の処理を記述したスクリプトプログラムを格納しているスクリプトプログラム格納部を備え、
    上記エリアデータ作成部は、上記スクリプトプログラム格納部に格納されているスクリプトプログラムに基づき、スクリプト処理することを特徴とする請求項1記載の通信情報変換装置。
  11. エリアデータ作成部はXML(eXtensible Markup Language)文書により表現されたエリアデータを作成することを特徴とする請求項1記載の通信情報変換装置。
  12. 各エリアに請求項1記載の通信情報変換装置を備え、
    上位情報系アプリケーションユニットは、各エリアの通信情報変換装置から送信されたエリアデータに基づき、移動体の各エリアにおける状況を把握することを特徴とする移動体追跡システム。
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