JP2007073248A - 投写管用偏向装置および投写管装置 - Google Patents

投写管用偏向装置および投写管装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 副偏向装置の消費電力のばらつきを抑えつつ、効率よく消費電力を低減する。
【解決手段】 投写管用偏向装置は、ラスタ生成用の主偏向装置とコンバーゼンス補正用の副偏向装置とを備える。副偏向装置31は、少なくとも副水平偏向コイル32、副垂直偏向コイル33、及び副コア50を備える。主偏向装置が備えられる投写管装置の管軸をZ軸、Z軸と直交する水平方向の軸をX軸、Z軸と直交する垂直方向の軸をY軸とすると、副コアの内面はZ軸を中心軸とする略円筒面であり、副コアの外面は、Z軸と直交する方向における外面の外寸法が他の箇所より相対的に小さな径小部を、X軸上又はその近傍に有する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、投写管用偏向装置、及びこれを備えた投写管装置に関する。
一般に投写型のプロジェクションテレビにおいては、レッド、グリーン、ブルーのラスタを、それぞれの色を発する3本の投写管装置で生成することで画像を創り出している。投写管装置用の偏向装置の偏向磁界は、ビームスポットの形状が歪まないようにほぼ斉一とされるので、図1のような画像のピンクッション歪み1が大きく残留している。また、3本の投写管装置の組立て誤差などによりプロジェクションテレビのスクリーン上でしばしばミスコンバーゼンス(色ずれ)を生じることがある。画像のピンクッション歪みとミスコンバーゼンスはプロジェクションテレビの補正回路により補正されている。
図2は投写管装置が備える偏向装置2の分解斜視図である。偏向装置2は、スクリーン側から、主偏向装置3、副偏向装置4、バックカバー5、センタリングマグネット6をこの順に備える。図中、Z軸は偏向装置2が搭載される投写管装置の管軸である。プロジェクションテレビの補正回路から副偏向装置4に適当な電力を供給して、画像上下のピンクッション歪みとミスコンバーゼンスを補正することは一般に行なわれている。この補正電力は、プロジェクションテレビの全消費電力の13%程度を占めることが知られており、省エネに関する要求が高まっている近年において、テレビセットメーカは苦しい設計を強いられている。
この補正電力を低減するために副偏向装置の消費電力を低減する従来技術が、特許文献1に開示されている。図3は特許文献1の副偏向装置7の正面図であり、図4はその分解斜視図である。副偏向装置7は、副水平偏向コイル8と、副垂直偏向コイル9と、互いに同一形状である第一の副コア10及び第二の副コア11とから成る。第一の副コア10及び第二の副コア11はともに、できる限り内径を小さくした厚肉部12と、副水平偏向コイル8または副垂直偏向コイル9の巻線のためのスペースを投写管装置のネック部14との間に確保するための薄肉部13とを備える。第一のコア10の薄肉部13に副水平偏向コイル8がトロイダル巻きされ、第二のコア11の薄肉部13に副垂直偏向コイル9がトロイダル巻きされている。このような副偏向装置7によれば、厚肉部13での内径をできる限り小さくしているので、磁気抵抗を小さくすることができ、消費電力を低減できる。
特開2003−331753号公報
しかしながら、図3及び図4に示した副偏向装置7は、副水平偏向コイル8及び副垂直偏向コイル9がそれぞれ第一の副コア10及び第二の副コア11に巻回された後、第一の副コア10と第二の副コア11とが組み合わされて製作される。従って、副水平偏向コイル8と副垂直偏向コイル9との間にZ軸を中心とした回転方向の組立て誤差が生じる可能性があり、これが副偏向装置の消費電力のばらつきにつながる。これを図を用いて説明する。
図5は、副水平偏向コイル8と副垂直偏向コイル9との間に回転方向の組立て誤差がない副偏向装置7の正面図である。説明を分かりやすくするため、本来は見えていないが副垂直偏向コイル9を点線で示している。図示したように、Z軸と直交する水平方向の軸をX軸、Z軸と直交する垂直方向の軸をY軸とする。副水平偏向コイル8及び副垂直偏向コイル9に電流が流れることで、副水平偏向磁界15及び副垂直偏向磁界16が発生する。回転方向の組立て誤差がないので、副水平偏向磁界15と副垂直偏向磁界16とは直交している。
図6は、図5に示した回転方向の組立て誤差がない副偏向装置7による副水平偏向磁界15及び副垂直偏向磁界16の合成磁界17が第一象限の電子ビーム18に与える影響を説明するための図である。合成磁界17によって電子ビーム18はローレンツ力28を受けるので、副水平偏向磁界15及び副垂直偏向磁界16の大きさを適当に変えることによって、電子ビーム18を所望の位置に動かすことができる。
図7は、副水平偏向コイル8がZ軸を中心としてX軸から角度θだけ回転して組み立てられた副偏向装置7の正面図である。副水平偏向コイル8がX軸から角度θだけ回転しているので、副水平偏向磁界15aも角度θだけ回転している。
図8は、図7に示した副水平偏向コイル8がZ軸を中心としてX軸から角度θだけ回転して組み立てられた副偏向装置7による副水平偏向磁界15a及び副垂直偏向磁界16の合成磁界17aが第一象限の電子ビーム18に与える影響を説明するための図である。説明を分かりやすくするため図6に示した回転方向の組立て誤差がない場合の副水平偏向磁界15、合成磁界17を破線で示している。副水平偏向磁界15a及び副垂直偏向磁界16の合成磁界17aは、回転方向の誤差がない場合の合成磁界17と比べて、大きさが小さくなり、また向きが異なっている。電子ビーム18を図6と同じ所望の方向に移動させるためには、合成磁界17と同じ大きさで同じ向きの合成磁界が必要になる。したがって、副水平偏向コイル8及び副垂直偏向コイル9への供給電力を増大して、より強い副水平偏向磁界15b及びより強い副垂直偏向磁界16bを発生させる必要がある。
ここでは、副水平偏向コイル8がZ軸に対して時計回り方向に回転したときの場合について説明したが、反時計回り方向に回転したときも同じ理屈で考えることができる。但し、この場合、電子ビーム18を所望の方向に移動させるためには、副水平偏向磁界は強くしなければならないが、副垂直偏向磁界は弱くする必要がある。
従って、副水平偏向コイル8と副垂直偏向コイル9との間の回転方向の組立て誤差は、副偏向装置の消費電力のばらつきにつながる。
一般に画像の上下ピンクッション歪みを補正するために必要な電力はプロジェクションテレビ全体の消費電力の約11%を占めており、副偏向装置の消費電力のほとんどが上下ピンクッション歪みの補正のための電力である。上下ピンクッション歪みは副垂直偏向コイルで補正するため、副垂直偏向コイルの消費電力は、副水平偏向コイルの消費電力に比べて著しく大きい。したがって、副偏向装置の消費電力を効率よく低減するためには副垂直偏向コイルの消費電力を低減する必要がある。
本発明は、従来の上記の問題を鑑み、副偏向装置の消費電力のばらつきを抑えつつ、効率よく消費電力を低減した投写管用偏向装置およびこの偏向装置を備えた投写管装置を提供することを目的とする。
本発明の投写管用偏向装置は、ラスタ生成用の主偏向装置とコンバーゼンス補正用の副偏向装置とを備える。前記副偏向装置は、少なくとも副水平偏向コイル、副垂直偏向コイル、及び副コアを備える。前記主偏向装置が備えられる投写管装置の管軸をZ軸とし、Z軸と直交する水平方向の軸をX軸、Z軸と直交する垂直方向の軸をY軸とするXYZ直交座標系を定義したとき、前記副コアの内面はZ軸を中心軸とする略円筒面であり、前記副コアの外面は、Z軸と直交する方向における前記外面の外寸法が他の箇所より相対的に小さな径小部を、X軸上又はその近傍に有することを特徴とする。
本発明の投写管装置は、上記の本発明の投写管用偏向装置を備える。
本発明によれば、消費電力のばらつきを抑えつつ、消費電力を効率よく低減できる。
上記の本発明の投写管用偏向装置において、前記副コアの外面のZ軸と垂直な面での断面形状は、Y軸を長軸、X軸を短軸とする楕円形状であることが好ましい。これにより、副偏向装置の消費電力のばらつきを抑え、かつ効率よく消費電力を低減できる。
前記楕円形状の長径をφy、短径をφxとしたとき、これらの比φy/φxが1.14以上であることが好ましい。これにより、副偏向装置の消費電力のばらつきを抑え、かつより効率よく消費電力を低減できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1に係る投写管装置を図9を参照しながら説明する。図9に示すように、投写管装置19は、画面表示部20がほぼ矩形状のガラス製のパネル21と、このパネル21に連接された漏斗状のガラス製ファンネル22と、このファンネル22に連接された円筒状のガラス製のネック部23とからなる真空外囲器を有する。ネック部23からファンネル22に至る外囲器の外周面上に偏向装置29が装着されている。ファンネル22は、ネック部23との連接部から偏向装置29の装着された位置までの径小部、いわゆるヨーク部24を有する。ネック部23内には電子ビーム25を射出する電子銃26が配設されている。電子ビーム25は、偏向装置29が発生する水平、垂直偏向磁界により水平、垂直方向に偏向され、スクリーン27を水平、垂直走査し、これにより画像が表示される。
図10に本発明の実施の形態1にかかる偏向装置29の側面図を示す。この偏向装置29はラスタ生成用の主偏向装置30と、上下のピンクッション歪みとコンバーゼンス補正用の副偏向装置31とからなる。図示したように、主偏向装置30が備えられる投写管装置の管軸をZ軸とし、Z軸と直交する水平方向の軸をX軸、Z軸と直交する垂直方向の軸をY軸とするXYZ直交座標系を定義する。副偏向装置31は主偏向装置30よりも電子銃側に存在するため、副偏向装置31が存在する位置において電子ビーム25はZ軸の近傍を通る。
図11は副偏向装置31の正面図である。副コア50はZ軸を中心軸とする略円筒形である。副コア50の内面はZ軸を中心軸とする略円筒面である。一方、副コア50の外面は、X軸と交差する位置に設けられたX軸とほぼ垂直な一対の平面部51と、一対の平面部51以外の領域の円筒面部52とからなる。すなわち、副コア50は、Z軸を中心軸とする円筒の外面のX軸方向の両端を、X軸と垂直な2平面で切断して除去して得られる形状と近似した形状を有している。従って、一対の平面部51間のX軸方向の寸法Lxは、円筒面部52のZ軸と直交する方向における外寸法より小さい。すなわち、副コア50の外面は、Z軸と直交する方向における外面の外寸法が他の箇所より相対的に小さな径小部を、一対の平面部51に有している。
副コア50のX軸が交差する位置及びその近傍に1対の副水平偏向コイル32がトロイダル巻きされ、Y軸が交差する位置及びその近傍に1対の副垂直偏向コイル33がトロイダル巻きされている。1対の副水平偏向コイル32は直列接続されており、1対の副垂直偏向コイル33も直列接続されている。一対の副水平偏向コイル32に電流が流れると、副コア50の中及び副コア50の内側の空間38に、副水平偏向磁界35が閉ループを形成するように発生する。一対の副垂直偏向コイル33に電流が流れると、副コア50の中及び副コア50の内側の空間38に、副垂直偏向磁界39が閉ループを形成するように発生する。
副コア50の内面は略円筒面であり、外面の一対の平面部51間の寸法Lxが円筒面部52のZ軸と直交する方向における外寸法より小さいので、副コア50のZ軸と直交する方向における厚さはX軸が交差する位置及びその近傍の領域(X軸近傍領域)41で薄い。従って、副コア50中の磁束密度はX軸近傍領域41で大きくなるので、副コア50の内側の空間38に吹き出す磁束の密度は、X軸近傍で大きくなる。
本発明者は、内面が直径30.8mmの円筒面であり、外面の円筒面部52の直径が38.8mmの副コア50を備えた副偏向装置31を用いて、寸法Lxと副水平偏向コイル32の消費電力指数PH(PH=LH×IH2)との関係、及び寸法Lxと副垂直偏向コイル33の消費電力指数PV(PV=LV×IV2)との関係を調べた。ここで、LHは副水平偏向コイル32のインダクタンス、IHは副水平偏向コイル32の偏向電流、LVは副垂直偏向コイル33のインダクタンス、IVは副垂直偏向コイル33の偏向電流である。結果を図12に示す。寸法Lxが小さくなるとPVが小さくなり、PHは若干大きくなった。寸法Lxが34mmのとき、一対の平面部51が形成されていない場合に比べて、PVは6%減少し、PHは0.8%増加した。副偏向装置31の消費電力を効率よく低減するためには副垂直偏向コイル33の消費電力を小さくする必要があるため、PVを小さくしておけばPHが少し大きくなっても、実用上、副偏向装置31の消費電力低減の効果は得られる。
また、上記サイズの副コアを備えた副偏向装置31を10セット作成し、それぞれについて消費電力指数PH,PVを測定したが、ほとんどばらつき無く、実用上全く問題ないことを確認した。
以上のように、本実施の形態により、副偏向装置31の消費電力を低減することができる。
また、副水平偏向コイル32及び副垂直偏向コイル33は共通する副コア50に巻線されているため、図3及び図4に示した従来の副偏向装置7の副水平偏向コイル8と副垂直偏向コイル9との間のZ軸を中心とした回転方向の組立誤差は、本実施の形態では生じない。したがって、本実施の形態により、この組立誤差を解消する際に発生する副偏向装置の消費電力のばらつきを低減することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1と副偏向装置において異なり、その他は実施の形態1と同じである。実施の形態1と重複する説明を省略し、実施の形態1と異なる点を中心に実施の形態2を説明する。
図13は実施の形態2に係る偏向装置の副偏向装置31の正面図である。副コア60はZ軸を中心軸とする略円筒形である。副コア60の内面はZ軸を中心軸とする略円筒面である。一方、副コア60の外面のZ軸と垂直な面での断面形状は、Y軸を長軸、X軸を短軸とする楕円形状である。この楕円形状の長径をφy、短径をφx(φx<φy)とする。従って、副コア60の外面は、Z軸と直交する方向における外面の外寸法が他の箇所より相対的に小さな径小部をX軸上に有している。
副コア60のX軸が交差する位置及びその近傍に1対の副水平偏向コイル43がトロイダル巻きされ、Y軸が交差する位置及びその近傍に1対の副垂直偏向コイル44がトロイダル巻きされている。1対の副水平偏向コイル43は直列接続されており、1対の副垂直偏向コイル44も直列接続されている。一対の副水平偏向コイル43に電流が流れると、副コア60の中及び副コア60の内側の空間45に、副水平偏向磁界46が閉ループを形成するように発生する。一対の副垂直偏向コイル44に電流が流れると、副コア60の中及び副コア60の内側の空間45に、副垂直偏向磁界47が閉ループを形成するように発生する。
副コア60の内面は略円筒面であり、外面の断面形状がφx<φyである楕円形状であるので、副コア60のZ軸と直交する方向における厚さはX軸が交差する位置及びその近傍の領域(X軸近傍領域)48で薄い。従って、副コア60中の磁束密度はX軸近傍領域48で大きくなるので、副コア60の内側の空間45に吹き出す磁束の密度は、X軸近傍で大きくなる。
本発明者は、内面が直径30.8mmの円筒面である副コア60を備えた副偏向装置31を用いて、長径φyの短径φxに対する比r(r=φy/φx)と副水平偏向コイル43の消費電力指数PH(PH=LH×IH2)との関係、及び比rと副垂直偏向コイル44の消費電力指数PV(PV=LV×IV2)との関係を調べた。ここで、LHは副水平偏向コイル43のインダクタンス、IHは副水平偏向コイル43の偏向電流、LVは副垂直偏向コイル44のインダクタンス、IVは副垂直偏向コイル44の偏向電流である。結果を図14に示す。比rが1より小さいときはPHが小さくなり、PVは若干大きくなった。また、比rが1より大きいときはPVが小さくなり、PHは若干大きくなった。短径φxが37mm、長径φyが42mm、すなわち比rが1.14のとき、副コアの外面が円筒面である場合に比べて、PVは8%減少し、PHは1.5%増加した。副偏向装置31の消費電力を効率よく低減するためには副垂直偏向コイル44の消費電力を小さくする必要があるため、PVを小さくしておけばPHが少し大きくなっても、実用上、副偏向装置31の消費電力低減の効果は得られる。このような理由から、r≧1.14を満足することが好ましい。
また、上記サイズの副コアを備えた副偏向装置31を10セット作成し、それぞれについて消費電力指数PH,PVを測定したが、ほとんどばらつき無く、実用上全く問題ないことを確認した。
以上のように、本実施の形態により、副偏向装置31の消費電力を低減することができる。
また、副水平偏向コイル43及び副垂直偏向コイル44は共通する副コア60に巻線されているため、図3及び図4に示した従来の副偏向装置7の副水平偏向コイル8と副垂直偏向コイル9との間のZ軸を中心とした回転方向の組立誤差は、本実施の形態では生じない。したがって、本実施の形態により、この組立誤差を解消する際に発生する副偏向装置の消費電力のばらつきを低減することができる。
上記の実施の形態1,2では、副コア50,60の内面は円筒面であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、副水平偏向コイル及び副垂直偏向コイルが巻回されない部分に、副コア50,60の内面がネック部23(又はファンネル22)に可能な限り接近できるように、Z軸側に突出した凸部を有していても良い。これにより、磁気抵抗を小さくすることができるので、副偏向装置の消費電力を更に低減することができる。
また、副水平偏向コイル及び副垂直偏向コイルはそれぞれ副コアの2箇所に巻回されていたが、所望する副水平偏向磁界及び副垂直偏向磁界を形成することができれば、本発明はこれに限定されない。
本発明の利用分野は特に制限はないが、例えば投写型プロジェクションテレビの画像投射部に利用することができる。
画面のピンクッション歪みを示した正面図 従来の投写管用偏向装置の分解斜視図 従来の副偏向装置の正面図 従来の副偏向装置の分解斜視図 従来の副偏向装置において、副水平偏向コイルと副垂直偏向コイルとの間に組み立て誤差がない場合の磁界を示した正面図 図5に示した回転方向の組立て誤差がない副偏向装置による副水平偏向磁界及び副垂直偏向磁界の合成磁界が第一象限の電子ビームに与える影響を説明するための図 従来の副偏向装置において、副水平偏向コイルと副垂直偏向コイルとの間に組み立て誤差がある場合の磁界を示した正面図 図7に示した回転方向の組立て誤差がある副偏向装置による副水平偏向磁界及び副垂直偏向磁界の合成磁界が第一象限の電子ビームに与える影響を説明するための図 本発明の実施の形態1に係る投写管装置の側面図 本発明の実施の形態1に係る偏向装置の側面図 本発明の実施の形態1に係る偏向装置の副偏向装置の正面図 本発明の実施の形態1に係る偏向装置の副偏向装置において、寸法Lxと消費電力指数との関係を示した図 本発明の実施の形態2に係る偏向装置の副偏向装置の正面図 本発明の実施の形態2に係る偏向装置の副偏向装置において、比r(=φy/φx)と消費電力指数との関係を示した図
符号の説明
1 画像のピンクッション歪み
2 偏向装置
3 主偏向装置
4 副偏向装置
5 バックカバー
6 センタリングマグネット
7 副偏向装置
8 副水平偏向コイル
9 副垂直偏向コイル
10 第一の副コア
11 第二の副コア
12 副コアの厚肉部
13 副コアの薄肉部
14 ネック部
15 副水平偏向磁界
15a,15b 副水平偏向磁界
16 副垂直偏向磁界
16b 副垂直偏向磁界
17 合成磁界
17a 合成磁界
18 電子ビーム
19 投写管装置
20 画面表示部
21 パネル
22 ファンネル
23 ネック部
24 ヨーク部
25 電子ビーム
26 電子銃
27 スクリーン
28 ローレンツ力
29 偏向装置
30 主偏向装置
31 副偏向装置
32 副水平偏向コイル
33 副垂直偏向コイル
35 副水平偏向磁界
38 副コアの内側の空間
39 副垂直偏向磁界
41 X軸近傍領域
43 副水平偏向コイル
44 副垂直偏向コイル
45 副コアの内側の空間
46 副水平偏向磁界
47 副垂直偏向磁界
48 X軸近傍領域
50 副コア
51 平面部
52 円筒面部
60 副コア

Claims (4)

  1. ラスタ生成用の主偏向装置とコンバーゼンス補正用の副偏向装置とを備えた投写管用偏向装置であって、
    前記副偏向装置は、少なくとも副水平偏向コイル、副垂直偏向コイル、及び副コアを備え、
    前記主偏向装置が備えられる投写管装置の管軸をZ軸とし、Z軸と直交する水平方向の軸をX軸、Z軸と直交する垂直方向の軸をY軸とするXYZ直交座標系を定義したとき、前記副コアの内面はZ軸を中心軸とする略円筒面であり、前記副コアの外面は、Z軸と直交する方向における前記外面の外寸法が他の箇所より相対的に小さな径小部を、X軸上又はその近傍に有することを特徴とする投写管用偏向装置。
  2. 前記副コアの外面のZ軸と垂直な面での断面形状は、Y軸を長軸、X軸を短軸とする楕円形状である請求項1に記載の投写管用偏向装置。
  3. 前記楕円形状の長径をφy、短径をφxとしたとき、これらの比φy/φxが1.14以上である請求項2に記載の投写管用偏向装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の投写管用偏向装置を備える投写管装置。
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