JP2007072739A - 多地点会議システム、多地点会議装置およびクライアント端末 - Google Patents

多地点会議システム、多地点会議装置およびクライアント端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 会議に参加するクライアント端末数やクライアント端末性能に応じて会議通信の形態を変更し、最適な会議通信を実現する多地点会議システムを提供する。
【解決手段】 IP網2に接続し、多地点に配置して音声/映像の会議通信を行うクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnと、IP網2に接続し、会議通信に参加するクライアント端末数、クライアント端末の性能情報、クライアント端末の優先順位、クライアント端末の位置情報などにより、会議通信の形態を変更して制御するサーバ3(多地点会議装置)とから構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明はIP網を介して複数のクライアント端末を収容し、複数のクライアント端末相互間の多地点会議を制御する多地点会議装置を備えた多地点会議システムに係り、特に会議に参加するクライアント端末数やクライアント端末の性能などに応じて会議通信の形態を変更する多地点会議システムに関する。
現在、通信網としてインターネット等のIP(Internet Protocol)網の普及が目覚しく、このIP網を利用して多地点間でテレビ会議通信を行う技術が広く知られている。
多地点間でテレビ会議通信を実現する方法は、例えば「特許文献1」に開示されているように、テレビ会議に参加するそれぞれの端末が参加者全員(全端末)に、音声データおよび映像データを送信し、音声データのミキシングや映像データの編集などは、各端末で処理するように構成されている。
また、会議に参加している各端末から送信されてくる音声データおよび映像データを受信し、音声データにミキシング処理を施し、ミキシングした音声データを全ての端末へ配信するとともに、映像データに編集処理などを施し、映像データを全ての端末に分配する専用装置(MCU:Multipoint Control Unit)を用いた多地点会議システムが、例えば「特許文献2」に開示されている。
さらに、複数のMCU(Multipoint Control Unit)装置を用いて音声データおよび映像データの配信を行う多地点会議システムが、例えば「特許文献3」に開示されている。
特開平11−261637号公報 特開平07−066876号公報 特開平10−056513号公報
「特許文献1」に開示された端末間でデータ配信を行う方法は、会議参加者が多くなるほど、端末で処理する負荷が大きくなってリアルタイム処理が困難になるため、会議に参加できる端末数が制限されるという課題が発生する。
また、「特許文献1」に開示された技術では、端末間で呼制御を行い、会議を開催してしまい、ネットワークにおける接続状態やネットワーク内を伝送されるデータ量などの管理がなされないため、端末間の会議通信のデータ量が膨大になってくると、同一ネットワーク利用者への影響が発生するという課題もある。
「特許文献2」に開示されたMCU(Multipoint Control Unit)を用いた方法は、多数の端末と接続することができるが、少数の端末間で会議を開催する場合には、MCUのリソース(資源)を有効に利用できないという課題がある。
「特許文献3」に開示されたMCU(Multipoint Control Unit)を複数用いた方法は、会議通信をより多くの参加者(端末)で実施することが可能であるが、多数のMCUを設置しなければならず、ユーザの設備負担費の高騰を招くという課題がある。
また、「特許文献1」、「特許文献2」および「特許文献3」に共通して発生しうる課題として、端末のデータ処理能力などの性能不足やシステム全体のデータ量過多によって、会議通信の音声データおよび映像データの品質低下を招き、満足のいく会議通信ができないことが懸念される。
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は会議に参加するクライアント端末数やクライアント端末性能に応じて会議通信の形態を変更し、最適な会議通信を実現する多地点会議システム、多地点会議装置およびクライアント端末を提供することにある。
前記課題を解決するためこの発明に係る多地点会議システムは、IP網に接続し、多地点に配置した複数のクライアント端末と、IP網に接続し、会議に参加する複数のクライアント端末の会議通信を制御する多地点会議装置とからなる多地点会議システムにおいて、多地点会議装置は、会議に参加する複数のクライアント端末の台数を監視し、台数が所定数以下の場合、会議に参加する複数のクライアント端末相互間の会議通信を制御し、台数が所定数を超える場合には、音声データおよび映像データを会議に参加するクライアント端末に配信する会議通信を制御することを特徴とする。
この発明に係る多地点会議システムの多地点会議装置は、会議に参加する複数のクライアント端末の台数を監視し、台数が所定数以下の場合、会議に参加する複数のクライアント端末相互間の会議通信を制御し、台数が所定数を超える場合には、音声データおよび映像データを会議に参加するクライアント端末に配信する会議通信を制御するので、会議に参加するクライアント端末数に応じた会議通信を選択し、クライアント端末およびデータ量を管理して最適な会議通信を実現することができる。
また、この発明に係る多地点会議装置は、クライアント端末から会議開始要求を受信すると、会議制御装置に会議開始を指示する会議状態管理装置と、会議状態管理装置から会議開始の指示を受けると、MCU部を利用した会議通信またはMCU部を利用しない会議通信を選択する会議制御装置と、会議制御装置によりMCU部を利用した会議通信が選択されると、会議に参加する複数のクライアント端末から送信されてくる音声データ(パケット)を受信してミキシングするとともに、会議に参加する複数のクライアント端末から送信されてくる映像データ(パケット)を受信し、ミキシング音声データおよび映像データを会議に参加する複数のクライアント端末に配信するMCU(Multipoint Control Unit)部と、会議制御装置と会議に参加する複数のクライアント端末を中継し、SIPのプロキシ処理を行うSIP制御装置と、装置内部と装置外部のパケットをルーティングするルータ部とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る多地点会議装置は、クライアント端末から会議開始要求を受信すると、会議制御装置に会議開始を指示する会議状態管理装置と、会議状態管理装置から会議開始の指示を受けると、MCU部を利用した会議通信またはMCU部を利用しない会議通信を選択する会議制御装置と、会議制御装置によりMCU部を利用した会議通信が選択されると、会議に参加する複数のクライアント端末から送信されてくる音声データ(パケット)を受信してミキシングするとともに、会議に参加する複数のクライアント端末から送信されてくる映像データ(パケット)を受信し、ミキシング音声データおよび映像データを会議に参加する複数のクライアント端末に配信するMCU(Multipoint Control Unit)部と、会議制御装置と会議に参加する複数のクライアント端末を中継し、SIPのプロキシ処理を行うSIP制御装置と、装置内部と装置外部のパケットをルーティングするルータ部とを備えたので、会議開始要求からクライアント端末数を抽出し、クライアント端末数と予め設定された所定数を比較することにより、クライアント端末数が所定数を超えた場合には、会議制御装置がMCU部を利用した会議通信を選択して、MCU部と会議に参加するクライアント端末との間で、音声データおよび映像データの配信をして会議通信を開始することができる。
さらに、この発明に係る会議状態管理装置は、クライアント端末から会議開始要求を受信すると、MCU部を利用した会議通信またはMCU部を利用しない会議通信を選択することを特徴とする。
この発明に係る会議状態管理装置は、クライアント端末から会議開始要求を受信すると、MCU部を利用した会議通信またはMCU部を利用しない会議通信を選択するので、会議制御装置と同様に、MCU部を利用した会議通信を選択して、MCU部と会議に参加するクライアント端末との間で、音声データおよび映像データの配信をして会議通信を開始することができる。
また、この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末のデータ量を監視し、データ量が多い場合には、会議に参加する複数のクライアント端末の台数が所定数以下の場合であっても、MCU部から音声ミキシングデータおよび映像データを会議に参加するクライアント端末に配信する会議通信の制御を実行することを特徴とする。
この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末のデータ量を監視し、データ量が多い場合には、会議に参加する複数のクライアント端末の台数が所定数以下の場合であっても、MCU部から音声ミキシングデータおよび映像データを会議に参加するクライアント端末に配信する会議通信の制御を実行するので、会議に参加する複数のクライアント端末の台数が所定数以下でも、MCUを利用した会議通信を選択して正常な会議通信を実行することができる。
さらに、この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末に優先順位を設定し、優先順位に応じてMCU部から会議に参加するクライアント端末への音声データおよび映像データの配信を制限することを特徴とする。
この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末に優先順位を設定し、優先順位に応じてMCU部から会議に参加するクライアント端末への音声データおよび映像データの配信を制限するので、会議通信のデータ量が多く、会議に参加する全てのクライアント端末に音声データおよび映像データを配信できない状態でも、優先順位に従って、例えば音声データおよび映像データを配信するクライアント端末グループと、音声データのみを配信するクライアント端末グループに分けて、少なくても会議に参加する全てのクライアント端末に音声データだけは正常に配信して会議通信を成立させることができる。
また、この発明に係る会議制御装置は、会議に参加するクライアント端末からの性能情報に基づいて、該当するクライアント端末に配信する映像データを停止することを特徴とする。
この発明に係る会議制御装置は、会議に参加するクライアント端末からの性能情報に基づいて、該当するクライアント端末に配信する映像データを停止するので、クライアント端末の性能が低く、音声データおよび映像データを処理するのに一杯の場合には、クライアント端末からの性能情報に基づいて映像データの配信を停止し、音声データのみを配信することができる。
さらに、この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末からの位置情報に基づいて、複数のクライアント端末間の距離が近い場合、MCU部を利用しないクライアント端末相互間の会議通信を制御することを特徴とする。
この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末からの位置情報に基づいて、複数のクライアント端末間の距離が近い場合、MCU部を利用しないクライアント端末相互間の会議通信を制御するので、近い距離にある複数のクライアント端末の会議通信をデータ量が少ない場合には、クライアント端末相互間の会議通信にし、多地点会議装置から制御信号のみをクライアント端末に送ることにより、多地点会議装置の負荷を軽減することができる。
また、この発明に係る複数のクライアント端末は、音声データおよび映像データの処理能力がオーバする場合には、性能情報を多地点会議装置に通知するクライアント制御部を備えたことを特徴とする。
この発明に係る複数のクライアント端末は、音声データおよび映像データの処理能力がオーバする場合には、性能情報を多地点会議装置に通知するクライアント制御部を備えたので、データ処理能力が一杯の場合には、性能情報を多地点会議装置に送信し、音声データのみを配信してもらうことができる。
さらに、この発明に係る多地点会議装置は、会議状態管理装置、会議制御装置、MCU(Multipoint Control Unit)部、SIP制御装置およびルータ部をそれぞれ独立したサーバで構成したことを特徴とする。
この発明に係る多地点会議装置は、会議状態管理装置、会議制御装置、MCU(Multipoint Control Unit)部、SIP制御装置およびルータ部をそれぞれ独立したサーバで構成したので、それぞれのサーバをIP網に沿って任意の位置に配置することができる。
また、この発明に係る多地点会議装置は、多地点会議システムに適用され、会議に参加する複数のクライアント端末の会議通信を制御する多地点会議装置であって、会議に参加する複数のクライアント端末の台数を監視し、台数が所定数以下の場合、クライアント端末相互間の会議通信を制御し、台数が所定数を超える場合には、音声データおよび映像データを会議に参加するクライアント端末に配信する会議通信を制御することを特徴とする。
この発明に係る多地点会議装置は、会議に参加する複数のクライアント端末の台数を監視し、台数が所定数以下の場合、クライアント端末相互間の会議通信を制御し、台数が所定数を超える場合には、音声データおよび映像データを会議に参加するクライアント端末に配信する会議通信を制御するので、会議に参加するクライアント端末数に応じた会議通信を選択し、クライアント端末およびデータ量を管理して最適な会議通信を実現することができる。
さらに、この発明に係る多地点会議装置は、クライアント端末から会議開始要求を受信すると、会議制御装置に会議開始を指示する会議状態管理装置と、会議状態管理装置から会議開始の指示を受けると、MCU部を利用した会議通信またはMCU部を利用しない会議通信を選択する会議制御装置と、会議制御装置によりMCU部を利用した会議通信が選択されると、会議に参加する複数のクライアント端末から送信されてくる音声データ(パケット)を受信してミキシングするとともに、会議に参加する複数のクライアント端末から送信されてくる映像データ(パケット)を受信し、ミキシング音声データおよび映像データを会議に参加する複数のクライアント端末に配信するMCU(Multipoint Control Unit)部と、会議制御装置と会議に参加する複数のクライアント端末を中継し、SIPのプロキシ処理を行うSIP制御装置と、装置内部と装置外部のパケットをルーティングするルータ部とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る多地点会議装置は、クライアント端末から会議開始要求を受信すると、会議制御装置に会議開始を指示する会議状態管理装置と、会議状態管理装置から会議開始の指示を受けると、MCU部を利用した会議通信またはMCU部を利用しない会議通信を選択する会議制御装置と、会議制御装置によりMCU部を利用した会議通信が選択されると、会議に参加する複数のクライアント端末から送信されてくる音声データ(パケット)を受信してミキシングするとともに、会議に参加する複数のクライアント端末から送信されてくる映像データ(パケット)を受信し、ミキシング音声データおよび映像データを会議に参加する複数のクライアント端末に配信するMCU(Multipoint Control Unit)部と、会議制御装置と会議に参加する複数のクライアント端末を中継し、SIPのプロキシ処理を行うSIP制御装置と、装置内部と装置外部のパケットをルーティングするルータ部とを備えたので、会議開始要求からクライアント端末数を抽出し、クライアント端末数と予め設定された所定数を比較することにより、クライアント端末数が所定数を超えた場合には、会議制御装置がMCU部を利用した会議通信を選択して、MCU部と会議に参加するクライアント端末との間で、音声データおよび映像データの配信をして会議通信を開始することができる。
また、この発明に係る会議状態管理装置は、クライアント端末から会議開始要求を受信すると、MCU部を利用した会議通信またはMCU部を利用しない会議通信を選択することを特徴とする。
この発明に係る会議状態管理装置は、クライアント端末から会議開始要求を受信すると、MCU部を利用した会議通信またはMCU部を利用しない会議通信を選択するので、会議制御装置と同様に、MCU部を利用した会議通信を選択して、MCU部と会議に参加するクライアント端末との間で、音声データおよび映像データの配信をして会議通信を開始することができる。
さらに、この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末のデータ量を監視し、データ量が多い場合には、会議に参加する複数のクライアント端末の台数が所定数以下の場合であっても、MCU部から音声ミキシングデータおよび映像データを会議に参加するクライアント端末に配信する会議通信の制御を実行することを特徴とする。
この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末のデータ量を監視し、データ量が多い場合には、会議に参加する複数のクライアント端末の台数が所定数以下の場合であっても、MCU部から音声ミキシングデータおよび映像データを会議に参加するクライアント端末に配信する会議通信の制御を実行するので、会議に参加する複数のクライアント端末の台数が所定数以下でも、MCUを利用した会議通信を選択して正常な会議通信を実行することができる。
また、この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末に優先順位を設定し、優先順位に応じてMCU部から会議に参加するクライアント端末への音声データおよび映像データの配信を制限することを特徴とする。
この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末に優先順位を設定し、優先順位に応じてMCU部から会議に参加するクライアント端末への音声データおよび映像データの配信を制限するので、会議通信のデータ量が多く、会議に参加する全てのクライアント端末に音声データおよび映像データを配信できない状態でも、優先順位に従って、例えば音声データおよび映像データを配信するクライアント端末グループと、音声データのみを配信するクライアント端末グループに分けて、少なくても会議に参加する全てのクライアント端末に音声データだけは正常に配信して会議通信を成立させることができる。
さらに、この発明に係る会議制御装置は、会議に参加するクライアント端末からの性能情報に基づいて、該当するクライアント端末に配信する映像データを停止することを特徴とする。
この発明に係る会議制御装置は、会議に参加するクライアント端末からの性能情報に基づいて、該当するクライアント端末に配信する映像データを停止するので、クライアント端末の性能が低く、音声データおよび映像データを処理するのに一杯の場合には、クライアント端末からの性能情報に基づいて映像データの配信を停止し、音声データのみを配信することができる。
また、この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末からの位置情報に基づいて、複数のクライアント端末間の距離が近い場合、MCU部を利用しないクライアント端末相互間の会議通信を制御することを特徴とする。
この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末からの位置情報に基づいて、複数のクライアント端末間の距離が近い場合、MCU部を利用しないクライアント端末相互間の会議通信を制御するので、近い距離にある複数のクライアント端末の会議通信をデータ量が少ない場合には、クライアント端末相互間の会議通信にし、多地点会議装置から制御信号のみをクライアント端末に送ることにより、多地点会議装置の負荷を軽減することができる。
さらに、この発明に係る多地点会議装置は、会議状態管理装置、会議制御装置、MCU(Multipoint Control Unit)部、SIP制御装置およびルータ部をそれぞれ独立したサーバで構成したことを特徴とする。
この発明に係る多地点会議装置は、会議状態管理装置、会議制御装置、MCU(Multipoint Control Unit)部、SIP制御装置およびルータ部をそれぞれ独立したサーバで構成したので、それぞれのサーバをIP網に沿って任意の位置に配置することができる。
また、この発明に係るクライアント端末は、多地点会議システムに適用され、多地点会議装置により、会議通信の制御を受ける複数のクライアント端末であって、音声データおよび映像データの処理能力がオーバする場合には、性能情報を多地点会議装置に通知するクライアント制御部を備えたことを特徴とする。
この発明に係る複数のクライアント端末は、音声データおよび映像データの処理能力がオーバする場合には、性能情報を多地点会議装置に通知するクライアント制御部を備えたので、データ処理能力が一杯の場合には、性能情報を多地点会議装置に送信し、音声データのみを配信してもらうことができる。
この発明に係る多地点会議システムの多地点会議装置は、会議に参加する複数のクライアント端末の台数を監視し、台数が所定数以下の場合、会議に参加する複数のクライアント端末相互間の会議通信を制御し、台数が所定数を超える場合には、音声データおよび映像データを会議に参加するクライアント端末に配信する会議通信を制御するので、会議に参加するクライアント端末数に応じた会議通信を選択し、クライアント端末およびデータ量を管理して最適な会議通信を実現することができ、利便性の高いシステムを構築することができる。
また、この発明に係る多地点会議装置は、会議に参加する複数のクライアント端末の台数を監視し、台数が所定数以下の場合、クライアント端末相互間の会議通信を制御し、台数が所定数を超える場合には、音声データおよび映像データを会議に参加するクライアント端末に配信する会議通信を制御するので、会議に参加するクライアント端末数に応じた会議通信を選択し、クライアント端末およびデータ量を管理して最適な会議通信を実現することができ、利便性の向上をアピールすることができる。
さらに、この発明に係る多地点会議装置は、クライアント端末から会議開始要求を受信すると、会議制御装置に会議開始を指示する会議状態管理装置と、会議状態管理装置から会議開始の指示を受けると、MCU部を利用した会議通信またはMCU部を利用しない会議通信を選択する会議制御装置と、会議制御装置によりMCU部を利用した会議通信が選択されると、会議に参加する複数のクライアント端末から送信されてくる音声データ(パケット)を受信してミキシングするとともに、会議に参加する複数のクライアント端末から送信されてくる映像データ(パケット)を受信し、ミキシング音声データおよび映像データを会議に参加する複数のクライアント端末に配信するMCU(Multipoint Control Unit)部と、会議制御装置と会議に参加する複数のクライアント端末を中継し、SIPのプロキシ処理を行うSIP制御装置と、装置内部と装置外部のパケットをルーティングするルータ部とを備えたので、会議開始要求からクライアント端末数を抽出し、クライアント端末数と予め設定された所定数を比較することにより、クライアント端末数が所定数を超えた場合には、会議制御装置がMCU部を利用した会議通信を選択して、MCU部と会議に参加するクライアント端末との間で、音声データおよび映像データの配信をして会議通信を開始することができ、会議に参加するクライアント端末が多くても、システムのデータ量を抑え、最適な会議通信を実現することができる。
また、この発明に係る会議状態管理装置は、クライアント端末から会議開始要求を受信すると、MCU部を利用した会議通信またはMCU部を利用しない会議通信を選択するので、会議制御装置と同様に、MCU部を利用した会議通信を選択して、MCU部と会議に参加するクライアント端末との間で、音声データおよび映像データの配信をして会議通信を開始することができ、会議に参加するクライアント端末が多くても、システムのデータ量を抑え、最適な会議通信を実現することができる。
さらに、この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末のデータ量を監視し、データ量が多い場合には、会議に参加する複数のクライアント端末の台数が所定数以下の場合であっても、MCU部から音声ミキシングデータおよび映像データを会議に参加するクライアント端末に配信する会議通信の制御を実行するので、会議に参加する複数のクライアント端末の台数が所定数以下でも、MCUを利用した会議通信を選択して正常な会議通信を実行することができ、会議通信の品質を保証することができる。
また、この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末に優先順位を設定し、優先順位に応じてMCU部から会議に参加するクライアント端末への音声データおよび映像データの配信を制限するので、会議通信のデータ量が多く、会議に参加する全てのクライアント端末に音声データおよび映像データを配信できない状態でも、優先順位に従って、例えば音声データおよび映像データを配信するクライアント端末グループと、音声データのみを配信するクライアント端末グループに分けて、少なくても会議に参加する全てのクライアント端末に音声データだけは正常に配信して会議通信を成立させることができ、会議通信の最低限性能をアピールすることができる。
さらに、この発明に係る会議制御装置は、会議に参加するクライアント端末からの性能情報に基づいて、該当するクライアント端末に配信する映像データを停止するので、クライアント端末の性能が低く、音声データおよび映像データを処理するのに一杯の場合には、クライアント端末からの性能情報に基づいて映像データの配信を停止し、音声データのみを配信することができ、性能の低いクライアント端末でも、音声データのみを配信する会議通信に参加させることができる。
また、この発明に係る会議制御装置は、会議に参加する複数のクライアント端末からの位置情報に基づいて、複数のクライアント端末間の距離が近い場合、MCU部を利用しないクライアント端末相互間の会議通信を制御するので、近い距離にある複数のクライアント端末の会議通信をデータ量が少ない場合には、クライアント端末相互間の会議通信にし、多地点会議装置から制御信号のみをクライアント端末に送ることにより、多地点会議装置の負荷を軽減することができ、クライアント端末の位置関係によっても、効率的な会議通信を実行することができる。
さらに、この発明に係る多地点会議装置は、会議状態管理装置、会議制御装置、MCU(Multipoint Control Unit)部、SIP制御装置およびルータ部をそれぞれ独立したサーバで構成したので、それぞれのサーバをIP網に沿って任意の位置に配置することができ、装置構成に自由度を持たせることができる。
また、この発明に係る複数のクライアント端末は、音声データおよび映像データの処理能力がオーバする場合には、性能情報を多地点会議装置に通知するクライアント制御部を備えたので、データ処理能力が一杯の場合には、性能情報を多地点会議装置に送信し、音声データのみを配信してもらうことができ、性能が低いクライアント端末でも、音声データのみの会議通信に参加することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る多地点会議システムの一実施の形態システム構成図である。図1において、多地点会議システム1は、音声データ、映像データ、各種信号のパケットを転送するベストエフォート型のIP網2と、IP網2に接続し、多地点に配置して音声/映像の会議通信を行うクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnと、IP網2に接続し、会議通信に参加するクライアント端末数、クライアント端末の性能情報、クライアント端末の優先順位、クライアント端末の位置情報などにより、会議通信の形態を変更して制御するサーバ3(多地点会議装置)とから構成する。
クライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnは、パーソナルコンピュータなどで構成し、それぞれスピーカ、マイク、カメラを備える。
サーバ(多地点会議装置)3は、会議開始中に、クライアント端末CL1〜CLk、クライアント端末CLk+1〜CLnから送信されてくる映像データおよび音声データを中継して分配し、会議を開催するために必要なリソースを確保して管理し、会議参加者を登録したり削除したりするなど、会議に関する制御を実行する。
多地点会議を行う場合、クライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnは、サーバ(多地点会議装置)3に接続する。例えば、クライアント端末CL1の操作により、会議に参加または会議への他のクライアント端末CL2〜CLk,CLk+1〜CLnの招集を行う。
サーバ(多地点会議装置)3は、会議に参加する複数のクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnの台数Nを監視し、台数Nが所定数k以下の場合(N≦k)には、MCU(Multipoint Control Unit)を用いない映像データ/音声データの配信方法を選択し、会議に参加する複数のクライアント端末相互間の会議通信を制御し、台数Nが所定数kを超える場合(N>k)には、MCU(Multipoint Control Unit)を用いた映像データ/音声データの配信方法を選択し、サーバ(多地点会議装置)3から音声データおよび映像データを会議に参加するクライアント端末に配信する会議通信を制御する。
また、サーバ(多地点会議装置)3は、選択した配信方法に必要なIPアドレス、ポート番号、コーデック(CODEC:符号化/復号化方法)などの情報を会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnに通知する。
その後、クライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnまたはサーバ(多地点会議装置)3が映像データ/音声データの配信を開始し、会議通信が行われる。
次に、サーバ(多地点会議装置)3およびクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnの構成について説明する。図2はこの発明に係るサーバ(多地点会議装置)の一実施の形態要部ブロック構成図である。なお、本発明の会議状態管理装置、SIP制御装置および会議制御装置は、それぞれAC(Application Control)部7、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ部6および会議サーバ部5で構成する。
図2において、サーバ(多地点会議装置)3は、クライアント端末(例えば、クライアント端末CL1)から会議開始要求を受信すると、会議サーバ部(会議制御装置)5に会議開始を指示するAC部(会議状態管理装置)7と、AC部7から会議開始の指示を受けると、MCU(Multipoint Control Unit)部を利用した会議通信またはMCU(Multipoint Control Unit)部を利用しない会議通信を選択する会議サーバ部(会議制御装置)5と、会議サーバ部(会議制御装置)5により、MCU(Multipoint Control Unit)部を利用した会議通信が選択されると、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnから送信されてくる音声データ(パケット)を受信してミキシングするとともに、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnから送信されてくる映像データ(パケット)を受信し、ミキシング音声データおよび映像データを会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnに配信するMCU(Multipoint Control Unit)部4と、会議サーバ部(会議制御装置)5と会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnを中継し、SIP(Session Initiation Protocol)のプロキシ処理を行うSIPサーバ部(SIP制御装置)6と、装置内部と装置外部のパケットをルーティングするルータ部8とを備える。
なお、サーバ(多地点会議装置)3は、必要に応じてキーボードなどの入力装置、ディスプレイなどの表示装置を備えてもよい。
MCU部4は、MCU制御部4a、音声ミキシング部4b、映像分配部4cおよびMCU LAN IF部4dを備え、会議サーバ部5からの指示をMCU LAN IF部4dを介してMCU制御部4aに伝達する。
会議サーバ部5からの指示を受信したMCU制御部4aは、クライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnからの音声データを受信するように音声ミキシング部4bに指示するとともに、クライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnからの映像データを受信するように映像分配部4cに指示する。
MCU制御部4aから受信指示を受けた音声ミキシング部4bは、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnからの音声データを受信してミキシングを施した後、ミキシング音声データをクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnに分配する。
MCU制御部4aから受信指示を受けた映像分配部4cは、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnからの映像データを受信して編集した後、編集した映像データをクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnに分配する。
会議サーバ部5は、会議制御部5a、開催中会議室情報管理部5b、性能・情報監視部5cおよび会議サーバLAN IF部5dを備え、AC部7からの会議参加者情報を含む会議開始指示や途中参加指示、途中退出指示を受けて、会議制御部5aは、開催中会議室情報管理部5bに会議参加者情報を提供する。
その後、会議制御部5aは、SIPサーバ部6に対して会議室の登録を行い、会議参加者数に応じてMCU部4を利用する場合には、MCU部4に対して会議室のリソース(資源)を確保するように指示する。
性能・情報監視部5cは、ミキシング音声データおよび映像データを分配する会議通信中に、クライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnからの性能情報を監視し、性能がオーバするクライアント端末(例えば、クライアント端末CL2)がある場合、クライアント端末CL2へ分配する映像データを停止し、クライアント端末CL2へミキシング音声データのみを分配するようにする。
また、会議サーバ部5は、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnのデータ量を監視し、データ量が多い場合には、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLkの台数Nが所定数k以下の場合(N≦k)であっても、MCU部4から音声ミキシングデータおよび映像データを会議に参加するクライアント端末CL1〜CLkに配信する会議通信の制御を実行する。
このように、この発明に係る会議サーバ部(会議制御装置)5は、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnのデータ量を監視し、データ量が多い場合には、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLkの台数Nが所定数k以下の場合(N≦k)であっても、MCU部4から音声ミキシングデータおよび映像データを会議に参加するクライアント端末CL1〜CLkに配信する会議通信の制御を実行するので、会議に参加する複数のクライアント端末の台数が所定数以下でも、MCUを利用した会議通信を選択して正常な会議通信を実行することができ、会議通信の品質を保証することができる。
さらに、会議サーバ部5は、会議に参加する複数のクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnに優先順位を設定し、優先順位に応じてMCU部4から会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnへの音声データおよび映像データの配信を制限する。
このように、この発明に係る会議サーバ部(会議制御装置)5は、会議に参加する複数のクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnに優先順位を設定し、優先順位に応じてMCU部4から会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnへの音声データおよび映像データの配信を制限するので、会議通信のデータ量が多く、会議に参加する全てのクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnに音声データおよび映像データを配信できない状態でも、優先順位に従って、例えば音声データおよび映像データを配信するクライアント端末グループと、音声データのみを配信するクライアント端末グループに分けて、少なくても会議に参加する全てのクライアント端末に音声データだけは正常に配信して会議通信を成立させることができ、会議通信の最低限性能をアピールすることができる。
また、会議サーバ部5は、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnからの性能情報に基づいて、該当するクライアント端末(例えば、クライアント端末CL2)に配信する映像データを停止する。
このように、この発明に係る会議サーバ部(会議制御装置)5は、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnからの性能情報に基づいて、該当するクライアント端末(例えば、クライアント端末CL2)に配信する映像データを停止するので、クライアント端末CL2の性能が低く、音声データおよび映像データを処理するのに一杯の場合には、クライアント端末CL2からの性能情報に基づいて映像データの配信を停止し、音声データのみを配信することができ、性能の低いクライアント端末でも、音声データのみを配信する会議通信に参加させることができる。
さらに、会議サーバ部5は、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnからの位置情報(設置位置)に基づいて、複数のクライアント端末間(例えば、クライアント端末CL1〜CLk)の距離が近く、データ量が比較的少ない場合には、MCU部4を利用しないクライアント端末相互間の会議通信を制御する。
このように、この発明に係る会議サーバ部(会議制御装置)5は、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnからの位置情報(設置位置)に基づいて、複数のクライアント端末間(例えば、クライアント端末CL1〜CLk)の距離が近い場合、MCU部4を利用しないクライアント端末相互間の会議通信を制御するので、近い距離にある複数のクライアント端末(クライアント端末CL1〜CLk)の会議通信をデータ量が少ない場合には、クライアント端末相互間の会議通信にし、サーバ(多地点会議装置)3から制御信号のみをクライアント端末(クライアント端末CL1〜CLk)に送ることにより、サーバ(多地点会議装置)3の負荷を軽減することができ、クライアント端末の位置関係によっても、効率的な会議通信を実行することができる。
SIPサーバ部(SIP制御装置)6は、SIP制御部6a、SIPプロトコル処理部6bおよびSIPサーバ LAN IF部6cを備える。SIPサーバ部6は、会議サーバ部5とクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnの間を仲介し、SIP(Session Initiation Protocol)のプロキシ処理を行う。
クライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnは、SIPサーバ部6に対してSIPRegisterを送信し、SIPサーバ部6からSIP 200を受信する。これにより、SIPサーバ部6は、クライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnのIPアドレスとSIP−URIの対応データを有することになる。
AC(会議状態管理装置)部7は、AC制御部7a、参加者登録部7b、会議室登録部7c、Webサーバ部7dおよびAC LAN IF部7eを備え、クライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLn(例えば、クライアント端末CL1)からの参加者登録要求を受けてAC制御部7aは、参加者登録部7bに参加者登録を指示し、クライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLn(例えば、クライアント端末CL1)からの会議室登録要求を受けてAC制御部7aは、会議室登録部7cに対して会議室登録を指示する。
参加者登録、会議室登録を経て、クライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLn(例えば、クライアント端末CL1)から会議開始要求を受けたAC制御部7aは、参加者登録部7bおよび会議室登録部7cの持つ情報を取得して会議サーバ部5に会議開始を指示する。
また、AC部(Application Control)7は、クライアント端末(例えば、クライアント端末CL1)から会議開始要求を受信すると、MCU部4を利用した会議通信またはMCU部4を利用しない会議通信を選択する。
このように、この発明に係るAC部(会議状態管理装置)7は、クライアント端末(例えば、クライアント端末CL1)から会議開始要求を受信すると、MCU部4を利用した会議通信またはMCU部4を利用しない会議通信を選択するので、会議サーバ部5と同様に、MCU部4を利用した会議通信を選択して、MCU部4と会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnとの間で、音声データおよび映像データを配信して会議通信を開始することができ、会議に参加するクライアント端末が多くても、システムのデータ量を抑え、最適な会議通信を実現することができる。
また、この発明に係るサーバ(多地点会議装置)3は、クライアント端末(例えば、クライアント端末CL1)から会議開始要求を受信すると、会議サーバ部(会議制御装置)5に会議開始を指示するAC部(会議状態管理装置)7と、AC部(会議状態管理装置)7から会議開始の指示を受けると、MCU部4を利用した会議通信またはMCU部4を利用しない会議通信を選択する会議サーバ部(会議制御装置)5と、会議サーバ部(会議制御装置)5によりMCU部4を利用した会議通信が選択されると、会議に参加する複数のクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnから送信されてくる音声データ(パケット)を受信してミキシングするとともに、会議に参加する複数のクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnから送信されてくる映像データ(パケット)を受信し、ミキシング音声データおよび映像データを会議に参加する複数のクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnに配信するMCU(Multipoint Control Unit)部4と、会議サーバ部(会議制御装置)5と会議に参加する複数のクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnを中継し、SIPのプロキシ処理を行うSIPサーバ部(SIP制御装置)6と、装置内部と装置外部のパケットをルーティングするルータ部8とを備えたので、会議開始要求からクライアント端末数を抽出し、クライアント端末数と予め設定された所定数を比較することにより、クライアント端末数Nが所定数kを超えた場合には、会議サーバ部(会議制御装置)5がMCU部4を利用した会議通信を選択して、MCU部4と会議に参加するクライアント端末との間で、音声データおよび映像データの配信をして会議通信を開始することができ、会議に参加するクライアント端末が多くても、システムのデータ量を抑え、最適な会議通信を実現することができる。
図3はこの発明に係るクライアント端末の一実施の形態要部ブロック構成図である。なお、クライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnは、同一構成なので、クライアント端末CL1について説明する。
図3において、クライアント端末CL1は、ディスプレイへ映像を出力する映像出力部11d、カメラからの映像を受付ける映像入力部11c、スピーカへ音声を出力する音声出力部12d、マイクからの音声を受付ける音声入力部12c、IP処理部9から映像データを受け、復号(Decode)する映像デコーダ11b、映像入力部11cからの映像データを符号化(Encode)する映像エンコーダ11a、IP処理部9から音声データを受け、復号(Decode)する音声デコーダ12b、音声入力部12cからの音声データを符号化(Encode)する音声エンコーダ12a、映像データ、音声データおよび会議制御信号をIP網2との間で送受信できるように処理するIP処理部9およびクライアント制御部10を備える。
クライアント制御部10は、会議セッション処理部10a、会議情報操作部10bおよび性能監視部10cを備え、性能監視部10cは、音声データおよび映像データの処理能力がオーバする場合には、性能情報をIP処理部9、IP網2を介してサーバ(多地点会議装置)3に通知する。
性能監視部10cは、データ処理能力が一杯の場合には、性能情報をサーバ(多地点会議装置)3に送信し、映像データの配信を停止し、音声データのみを配信してもらうことができる。
このように、この発明に係る複数のクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnは、音声データおよび映像データの処理能力がオーバする場合には、性能情報をサーバ(多地点会議装置)3に通知するクライアント制御部10(性能監視部10c)を備えたので、データ処理能力が一杯の場合には、性能情報をサーバ(多地点会議装置)3に送信し、音声データのみを配信してもらうことができ、性能が低いクライアント端末でも、音声データのみの会議通信に参加することができる。
次に、この発明に係る多地点会議システムの会議通信の動作シーケンスについて説明する。多地点会議システム1は、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnの台数により、「MCU部4を利用する」モード、「MCU部4を利用しない」モードの二つのモードの映像/音声の配信方法を選択する。
予め、MCU部4を利用しないで会議を開催した場合のリアルタイム処理を行うことができる最大のクライアント端末数を検証しておき、この最大のクライアント端末数を閾値(所定数)kとして設定する。本実施の形態では、閾値kを、例えば4台(k=4)とする。
そして、会議に参加するクライアント端末数Nが閾値(所定数)kを超える場合(N>k)には「MCU部4を利用する」配信方法を選択する。一方、会議に参加するクライアント端末数Nが閾値(所定数)k以下の場合(N≦k)には「MCU部4を利用しない」配信方法を選択する。
図4はこの発明に係るMCUを利用する会議通信の一実施の形態動作シーケンス図である。なお、会議通信に参加するクライアント端末CL1〜CLnは、5台以上とする。
会議を開催するに際し、ステップS1で、クライアント端末CL1〜CLnの任意の端末(例えば、クライアント端末CL1)からAC(Application Control)部7に「会議開始」の要求を行う。
図12はこの発明に係る会議開始の一実施の形態メッセージフォーマット図である。図12において、会議開始のメッセージフォーマットF1は、通信ヘッダHOと、クライアント端末CL1(クライアント1)〜CLn(クライアントn)のSIP−URI(Uniform Resource Identifier)を形成するクライアント情報U1〜Unで構成する。
通信ヘッダHOは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)、TCP(Transmission Control Protocol)、IP(Internet Protocol)などのヘッダであり、クライアント情報U1〜Unは、会議に招集されたクライアント端末または会議に参加するクライアント端末のSIP−URI(Uniform Resource Identifier)である。
なお、会議開始のメッセージは、予めサーバ(多地点会議装置)3に登録しておき、クライアント端末CL1〜CLnの任意の端末(例えば、クライアント端末CL1)からAC(Application Control)部7に「会議開始」を要求する単純な情報を送信するように構成してもよい。また、クライアント端末CL1〜CLnの優先順位、位置情報もクライアント情報に含めず、予めサーバ(多地点会議装置)3に登録しておいてもよい。
続いて、ステップS2では、AC部7は、SIP−URIなどのクライアント情報を付加して「会議開催通知」を会議サーバ部5に提供する。
ステップS3では、「会議開催通知」を受けた会議サーバ部5は、SIPサーバ部6に対して「会議室登録」(SIP−REGISTER)を送信し、ステップS4では、SIPサーバ部6から会議サーバ部5に、「会議室登録応答」(SIP−REGISTERに対する200応答)を送信する。これにより、会議サーバ部5は、SIPサーバ部6を中継してクライアント端末とSIP通信可能となる。
ステップS5では、会議サーバ部5は、AC部7に対して「会議開催応答」を送信し、ステップS6で、AC部7は、「会議開催応答」を受けてクライアント端末CL1に「会議開始の応答」を通知する。
ステップS7では、「会議開催応答」を送信した後、会議サーバ部5は、「会議開催通知」から分かる(「会議開始」内の全てのSIP−URIの通知を受けて、クライアント端末数Nをカウント)会議に参加するクライアント端末数Nを閾値(所定数)k(本実施の形態ではk=4台)と比較し、クライアント端末数Nが閾値kを超える場合(N>k)には、「MCU部4を利用する」を選択する。
なお、会議に参加するクライアント端末数Nを閾値(所定数)k(本実施の形態ではk=4台)と比較し、「MCU部4を利用する」または「MCU部4を使用しない」配信方法の選択は、AC部7で実行するように構成してもよい。
「MCU部4を利用する」配信方法では、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLnの各クライアント端末が会議に参加する他のクライアント端末CL1〜CLnの映像データおよび音声データをMCU部4経由で受信し、自己の映像データおよび音声データをMCU部4経由で送信する。
このため、MCU部4は、各クライアント端末CL1〜CLnからの映像データおよび音声データの受信ポートを設定し、映像データおよび音声データの送信先となる各クライアント端末CL1〜CLnの受信ポート、IPアドレスの通知を受ける必要がある。
また、各クライアント端末CL1〜CLnは、MCU部4のIPアドレス、自身が映像データおよび音声データを送信するMCU部4の受信ポートの通知を受け、会議に参加する他のクライアント端末CL1〜CLnからの映像データおよび音声データの受信ポートを改定する必要がある。
ステップS8では、「MCU部4を利用する」モードを選択すると、会議サーバ部5は、MCU部4に対してクライアント端末CL1〜CLnからの映像データおよび音声データの受信ポートを設定するように指示し、ステップS9で、会議サーバ部5は、MCU部4からMCU部4の各クライアント端末CL1〜CLnに対する映像データおよび音声データの受信ポートの通知を受ける。
ステップS10では、開催する会議について、MCU部4の待ち受ける映像データおよび音声データが全て分かるようになった段階で、会議サーバ部5は、SIPサーバ部6を介して各クライアント端末CL1〜CLnに対して「会議招集(SIP INVITE)」を送信する。
図9はこの発明に係る会議招集と会議招集応答の一実施の形態メッセージフォーマット図である。なお、会議招集のメッセージフォーマットは、MCU部4から映像データおよび音声データをクライアント端末CL1〜CLnに配信する場合のものである。また、会議招集応答は、SIP INVITEの200応答メッセージである。
図9において、会議招集のメッセージフォーマットF2は、通信ヘッダH1、会議情報Jk1、音声情報JAおよび映像情報JV1〜JVnで構成する。通信ヘッダH1は、SIP(Session Initiation Protocol)、TCP(Transmission Control Protocol)、IP(Internet Protocol)などのヘッダである。会議情報JK1は、会議サーバ部5のIPアドレス、MCU部4のIPアドレス、会議モード(MCU部4を利用する/MCU部4を利用しない)を識別するためのフラグ、会議室名称、会議室を制御するための会議サーバ部5と各クライアント端末CL1〜CLnとのポート番号などである。
音声情報JAは、音声コーデック、MCU部4が音声データを送受信するポート番号を含む。各クライアント端末CL1〜CLnは、音声情報JAによって通知された音声コーデックで音声データをエンコードおよびデコードし、通知されたサーバ(多地点会議装置)3のポート番号に音声データを送信する。
映像情報JV1〜JVnは、映像コーデックと会議に参加している各クライアント端末CL1〜CLnからの映像データをMCU部4が受信するポート番号である。この映像情報JV1〜JVnにより、各クライアント端末CL1〜CLnは、映像データをMCU部4のどのポートに送信するかを判別することができ、映像データをMCU部4に送信することができる。なお、映像情報JV1〜JVnのクライアント1〜クライアントnは、クライアント端末CL1〜CLnを示す。
ステップS10で「会議招集」を受けた各クライアント端末CL1〜CLnは、ステップS11では、自身が待ち受ける映像データおよび音声データのポートを、それぞれ音声情報JAと映像情報JV1〜JVnに載せた「会議招集応答」をSIPサーバ部6を介して会議サーバ部5に送信する。なお、「会議招集応答」のメッセージフォーマットは、図6と同じである。クライアント端末CL1〜CLnのIPアドレスは、SIPサーバ部6が解決して会議招集のメッセージフォーマットF2内のSIPヘッダに載っているため、会議サーバ部5は、クライアント端末CL1〜CLnのIPアドレスを認識することができる。
ステップS12で、会議サーバ部5は、「会議招集応答」を受信したことを表す「会議招集ACK(SIP INVITE ACK)」をSIPサーバ部6を介して各クライアント端末CL1〜CLnに送信する。
各クライアント端末CL1〜CLnからの「会議招集応答」により、会議に参加する全てのクライアント端末CL1〜CLnのIPアドレス、映像データおよび音声データの受信ポータなどの送信先情報が認識できるようになるため、ステップS13で、会議サーバ部5は、MCU部4に対して「送信先設定」を指示し、ステップS14では、MCU部4から「送信先設定応答」を会議サーバ部5に送信する。
ステップS15では、会議サーバ部5の会議準備が終了し、各クライアント端末CL1〜CLnからMCU部4に映像データおよび音声データを送信し、会議サーバ部5は、音声データをミキシング処理してミキシング音声データをクライアント端末CL1〜CLnに配信するとともに、映像データを編集して映像データをクライアント端末CL1〜CLnに配信することにより、クライアント端末CL1〜CLnとMCU部4間の「MCU部4を使用した」会議通信が実行される。
図5はこの発明に係るMCUを利用しない会議通信の一実施の形態動作シーケンス図である。なお、会議通信に参加するクライアント端末CL1〜CLkは、4台(k=4)以下とする。
図5において、ステップS1の「会議開始」からステップS6の「会議開始の応答」までの動作シーケンスは、図4と同じなので説明を省略する。
ステップP7では、「会議開催応答」を送信した後、会議サーバ部5は、「会議開催通知」から分かる(「会議開始」内の全てのSIP−URIの通知を受けて、クライアント端末数Nをカウント)会議に参加するクライアント端末数Nを閾値(所定数)k(本実施の形態ではk=4台)と比較し、クライアント端末数Nが閾値k以下の場合(N≦k)には、「MCU部4を利用しない」を選択する。
なお、会議に参加するクライアント端末数Nを閾値(所定数)k(本実施の形態ではk=4台)と比較し、「MCU部4を利用する」または「MCU部4を使用しない」配信方法の選択は、AC部7で実行するように構成してもよい。
「MCU部4を利用しない」配信方法では、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLkの各クライアント端末が会議に参加する他のクライアント端末CL1〜CLkの映像データおよび音声データを直接受信し、自己の映像データおよび音声データを各クライアント端末CL1〜CLkに直接送信する。
このため、各クライアント端末CL1〜CLkが会議に参加する他のクライアント端末CL1〜CLkからの映像データおよび音声データをどのポートで受信するかの情報を各クライアント端末CL1〜CLkから取得し、各クライアント端末CL1〜CLkに送信先となる会議に参加する各クライアント端末CL1〜CLkの受信ポート、IPアドレスを通知する。
「MCU部4を利用する」会議通信の場合には、各クライアント端末CL1〜CLnとMCU部4の間で、映像データおよび音声データの遣り取りができるようにMCU部4への設定が必要になるのに対し、「MCU部4を利用しない」会議通信の場合には、クライアント端末CL1〜CLk相互間で、映像データおよび音声データの遣り取りができるように、会議サーバ部5が各クライアント端末CL1〜CLkの情報を収集し、集約した結果を各クライアント端末CL1〜CLkに通知した後、各クライアント端末CL1〜CLkに設定する必要がある。
「MCU部4を利用しない」モードを選択すると、ステップP8で、会議サーバ部5は、SIPサーバ部を介して「クライアント情報取得(SIP INVITE)」を各クライアント端末CL1〜CLkに送信し、ステップP9では、各クライアント端末CL1〜CLkからSIPサーバ部6を介して受信した「クライアント情報」により、会議に参加するクライアント端末CL1〜CLkのIPアドレス、映像データおよび音声データを受信するポートを取得する。
図10はこの発明に係るクライアント情報の一実施の形態メッセージフォーマット図である。図10において、クライアント情報のメッセージフォーマットF3は、通信ヘッダH2、会議情報Jk2およびクライアント情報Jc1〜Jckで構成する。通信ヘッダH2は、SIP(Session Initiation Protocol)、TCP(Transmission Control Protocol)、IP(Internet Protocol)などのヘッダである。会議情報JK2は、会議サーバ部5のIPアドレス、会議モード(MCU部4を利用する/MCU部4を利用しない)を識別するためのフラグ、会議室名称、会議室を制御するための会議サーバ部5と各クライアント端末CL1〜CLkとのポート番号などである。クライアント情報Jc1〜Jckは、音声コーデック、音声受信ポート番号、映像コーデック、映像受信ポート番号を含む。
「クライアント情報取得」には、クライアント端末自身CL1〜CLkの設定に必要な情報を載せるのではなく、実際に応答を得るためのデータを載せる。「クライアント情報」の送信元クライアント端末CL1〜CLkが、会議に参加する他のクライアント端末CL1〜CLkからの音声データおよび映像データを受信するのに必要な情報をクライアント情報のメッセージフォーマットF3のクライアント情報Jc1〜クライアント情報Jckに記載することによって、会議サーバ部5に通知する。
図13はこの発明に係る音声受信ポートおよびアドレスの一実施の形態データテーブル図である。図13において、音声受信ポートテーブルTBAおよびアドレステーブルTADは、「クライアント情報」(図10に示すクライアント情報のメッセージフォーマットF3)に基づいて会議サーバ部5が作成する。受信ポートに関するテーブルは、映像についても、音声についても同一の形式となり、各行は受信クライアント端末の送信クライアント端末に対する受信ポートを表す。
このテーブルを作成することにより、クライアント端末の他のクライアント端末への送信先ポートが分かるようになる。
アドレステーブルTADは、図10に示す通信ヘッダH2のSIPに関するヘッダ部分からクライアント端末のIPアドレスを取得して作成する。例えば、クライアント端末CL2が「クライアント情報」により、各クライアント端末CL1〜CLkに対する受信ポートを会議サーバ部5に通知すれば、データ行T1のように、受信ポートの値を書き込むことができる。
その他、クライアント端末CL1,CL2〜CLkからの「クライアント情報」により、テーブル全体を完成させる。その後、会議サーバ部5は、各クライアント端末CL1〜CLkに他のクライアント端末CL1〜CLkがどのポートで待ち受けているのか通知する必要があるため、データ列T2のような値を「会議招集」(ステップP11)として各クライアント端末CL1〜CLkに送信する。
図11はこの発明に係る会議招集の一実施の形態メッセージフォーマット図である。なお、会議招集のメッセージフォーマットは、「MCU部4を利用せず」にクライアント端末CL1〜CLk相互間で映像データおよび音声データを配信する場合のものである。また、メッセージは、SIPによるメッセージである。
図11において、会議招集のメッセージフォーマットF4は、通信ヘッダH3、会議情報JK3およびクライアント情報JCL1〜JCLkで構成する。通信ヘッダH3は、SIP(Session Initiation Protocol)、TCP(Transmission Control Protocol)、IP(Internet Protocol)などのヘッダである。会議情報JK3は、会議サーバ部5のIPアドレス、会議モード(MCU部4を利用する/MCU部4を利用しない)を識別するためのフラグ、会議室名称、会議室を制御するための会議サーバ部5の通信ポート番号などである。クライアント情報JCL1〜JCLkは、IPアドレス、音声コーデック、音声受信ポート番号、映像コーデック、映像受信ポート番号を含む。
ステップP11では、「会議招集(SIP INVITE)」のメッセージにより、会議サーバ部5は、各クライアント端末CL1〜CLkに対して送信先の情報(音声情報、映像情報のそれぞれについて、会議に参加する他のクライアント端末CL1〜CLkのIPアドレスや受信ポート番号)を通知する。
ステップP12で、「会議招集」を受信した各クライアント端末CL1〜CLkは、「会議招集応答(SIP INVITE 200応答)」をSIPサーバ部6を介して会議サーバ部5に送信する。
ステップP13では、会議サーバ部5は、「会議招集応答」を受信したことをSIPサーバ部6を介して「会議招集ACK(SIP INVITE ACK)」として各クライアント端末CL1〜CLkに送信する。
ステップP14では、サーバ(多地点会議装置)3の会議準備が終了し、各クライアント端末CL1〜CLkは、会議に参加する他のクライアント端末CL1〜CLkに対して、直接自身の映像データおよび音声データを送信し、映像データおよび音声データの配信をクライアント端末CL1〜CLk相互間で実行する。
続いて、クライアント端末が会議に途中参加する場合、クライアント端末が会議から途中退出する場合の会議通信の動作シーケンスについて説明する。図6はこの発明に係る会議通信の一実施の形態途中参加の動作シーケンス図である。なお、クライアント端末CL1〜CL4は、「MCU部4を利用しない」配信方法で、クライアント端末CL1〜CL4が相互間で会議通信を行っている状態に、クライアント端末CL5が会議に途中参加する場合を示す。
クライアント端末CL1〜CL4が、「MCU部4を利用しない」配信方法で、音声データおよび映像データの相互配信中(ステップP15)に、クライアント端末CL5から「途中参加」をAC部7に送信する(ステップP16)。
クライアント端末CL5が会議に参加することで、クライアント端末数が5台となり、閾値(k=4)を超えることになり、会議サーバ部5またはAC部7は、「MCU部4を利用しない」配信方法から「MCU部4を利用する」配信方法を選択する(ステップS17)。
会議サーバ部5は、「受信ポート設定」をMCU部4に送信し(ステップS18)、MCU部4から「受信ポート設定応答」を受信する(ステップS19)。
これ以降は、図4のステップS10からステップS15に示すステップである「会議招集」(ステップS10)→「会議招集応答」(ステップS11)→「会議招集ACK」(ステップS12)→「送信先設定」(ステップS13)→「送信先設定応答」(ステップS14)→「音声、映像の配信」(ステップS15)を踏襲して、MCU部4からクライアント端末CL1〜CL5に音声データおよび映像データを配信する会議通信が実行される。
図7はこの発明に係る会議通信の一実施の形態途中退出の動作シーケンス図である。なお、クライアント端末CL1〜CL5は、「MCU部4を利用する」配信方法で、クライアント端末CL1〜CL5がMCU部4から音声データおよび映像データの配信を受け、会議通信を行っている状態に、クライアント端末CL5が会議から途中退出する場合を示す。
クライアント端末CL1〜CL5が、「MCU部4を利用する」配信方法で、音声データおよび映像データをMCU部4から配信中(ステップS15)に、クライアント端末CL5から「途中退出」をAC部7に送信する(ステップS16)。
クライアント端末CL5が会議から退出することで、クライアント端末数が4台となり、閾値(k=4)と等しくなり、会議サーバ部5またはAC部7は、「MCU部4を利用する」配信方法から「MCU部4を利用しない」配信方法を選択する(ステップP17)。
これ以降は、図5のステップP8からステップP14に示すステップである「クライアント情報取得」(ステップP8)→「クライアント情報」(ステップP9)→「クライアント情報ACK」(ステップP10)→「会議招集」(ステップP11)→「会議招集応答」(ステップP12)→「会議招集ACK」(ステップP13)→「音声、映像の配信」(ステップP14)を踏襲して、クライアント端末CL1〜CL4相互間で音声データおよび映像データを配信する会議通信が実行される。
なお、本実施の形態では、クライアント端末数Nが閾値k以下の場合(N≦k)、「MCU部4を利用しない」配信方法を選択したが、クライアント端末数を予め固定とし、閾値kによるクライアント端末数の判断を行わず、クライアント端末相互間の会議通信のみを行う場合、MCU部4を除いた構成として運用してもよい。
また、本実施の形態では、「MCU部4を利用する」配信方法または「MCU部4を利用しない」配信方法の選択を、予めクライアント端末数の閾値を決めておき、この閾値と会議に参加するクライアント端末数によるものであるが、他の選択方法も可能である。
その一つは、会議開始時などにクライアント端末が配信方法を選択する方法である。他の一つは、通常は閾値を4台にするが、MCU部4の負荷が少ない場合には、閾値を3台に動的に変更して「MCU部4を利用しない」会議通信のクライアント端末の負荷を軽減する方法である。
図8はこの発明に係るサーバ(多地点会議装置)の別実施の形態要部ブロック構成図である。図8において、図2に示すサーバ(多地点会議装置)3のMCU部4、会議サーバ部5、SIPサーバ部6、AC部7およびルータ部8をそれぞれ独立したサーバであるMCUサーバ14、会議サーバ15、SIPサーバ16、ACサーバ17およびルータ18で構成し、それぞれのサーバをIP網2に沿って任意の位置に配置する。
このように、この発明に係るサーバ(多地点会議装置)3は、会議状態管理装置(AC部7)、会議制御装置(会議サーバ部5)、MCU(Multipoint Control Unit)部4、SIP制御装置(SIPサーバ部6)およびルータ部8をそれぞれ独立したサーバで構成したので、それぞれのサーバをIP網2に沿って任意の位置に配置することができ、装置構成に自由度を持たせることができる。
以上説明したように、この発明に係る多地点会議システム1の多地点会議装置3は、会議に参加する複数のクライアント端末CL1〜CLk,CLk+1〜CLnの台数を監視し、台数Nが所定数(閾値k)以下の場合には、会議に参加する複数のクライアント端末CL1〜CLk相互間の会議通信を制御し、台数Nが所定数(閾値k)を超える場合(N>k)には、音声データおよび映像データを会議に参加するクライアント端末CL1〜CLnに配信する会議通信を制御するので、会議に参加するクライアント端末数に応じた会議通信を選択し、クライアント端末およびデータ量を管理して最適な会議通信を実現することができ、利便性の高いシステムを構築することができる。
また、この発明に係る多地点会議装置3は、クライアント端末およびデータ量を管理して最適な会議通信を実現することができ、利便性の向上をアピールすることができる。
本発明に係る多地点会議システムは、会議に参加するクライアント端末数やクライアント端末性能などに応じて会議通信の形態を変更し、最適な会議通信を実現するもので、複数のクライアント端末をIP網に接続して多地点会議通信を行うあらゆる多地点会議システムに適用することができる。
この発明に係る多地点会議システムの一実施の形態システム構成図 この発明に係るサーバ(多地点会議装置)の一実施の形態要部ブロック構成図 この発明に係るクライアント端末の一実施の形態要部ブロック構成図 この発明に係るMCUを利用する会議通信の一実施の形態動作シーケンス図 この発明に係るMCUを利用しない会議通信の一実施の形態動作シーケンス図 この発明に係る会議通信の一実施の形態途中参加の動作シーケンス図 この発明に係る会議通信の一実施の形態途中退出の動作シーケンス図 この発明に係るサーバ(多地点会議装置)の別実施の形態要部ブロック構成図 この発明に係る会議招集と会議招集応答の一実施の形態メッセージフォーマット図 この発明に係るクライアント情報の一実施の形態メッセージフォーマット図 この発明に係る会議招集の一実施の形態メッセージフォーマット図 この発明に係る会議開始の一実施の形態メッセージフォーマット図 この発明に係る音声受信ポートおよびアドレスの一実施の形態データテーブル図
符号の説明
1 多地点会議システム
2 IP網
3,13 多地点会議装置
4 MCU部
4a MCU制御部
4b 音声ミキシング部
4c 映像分配部
4d MCU LAN IF部
5 会議制御装置
5a 会議制御部
5b 開催中会議室情報管理部
5c 性能・情報監視部
5d 会議サーバLAN IF部
6 SIPサーバ部
6a SIP制御部
6b SIPプロトコル処理部
6c SIPサーバ LANIF部
7 AC部
7a AC制御部
7b 参加者登録部
7c 会議室登録部
7d Webサーバ部
7e AC LAN IF部
8 ルータ部
9 IP処理部
10 クライアント制御部
10a 会議セッション処理部
10b 会議情報操作部
10c 性能監視部
11a 映像エンコーダ
11b 映像デコーダ
11c 映像入力部
11d 映像出力部
12a 音声エンコーダ
12b 音声デコーダ
12c 音声入力部
12d 音声出力部
14 MCUサーバ
15 会議サーバ
16 SIPサーバ
17 ACサーバ
18 ルータ
CL1〜CLk,CLk+1〜CLn クライアント端末
F1 会議開始のメッセージフォーマット
F2 会議招集のメッセージフォーマット
F3 クライアント情報のメッセージフォーマット
F4 会議招集のメッセージフォーマット

Claims (18)

  1. IP網に接続し、多地点に配置した複数のクライアント端末と、前記IP網に接続し、会議に参加する前記複数のクライアント端末の会議通信を制御する多地点会議装置と、からなる多地点会議システムにおいて、
    前記多地点会議装置は、会議に参加する前記複数のクライアント端末の台数を監視し、前記台数が所定数以下の場合、会議に参加する前記複数のクライアント端末相互間の会議通信を制御し、前記台数が所定数を超える場合には、音声データおよび映像データを会議に参加する前記クライアント端末に配信する会議通信を制御することを特徴とする多地点会議システム。
  2. 前記多地点会議装置は、前記クライアント端末から会議開始要求を受信すると、会議制御装置に会議開始を指示する会議状態管理装置と、前記会議状態管理装置から会議開始の指示を受けると、MCU部を利用した会議通信または前記MCU部を利用しない会議通信を選択する前記会議制御装置と、前記会議制御装置により前記MCU部を利用した会議通信が選択されると、会議に参加する前記複数のクライアント端末から送信されてくる音声データ(パケット)を受信してミキシングするとともに、会議に参加する前記複数のクライアント端末から送信されてくる映像データ(パケット)を受信し、ミキシング音声データおよび映像データを会議に参加する前記複数のクライアント端末に配信する前記MCU(Multipoint Control Unit)部と、前記会議制御装置と会議に参加する前記複数のクライアント端末を中継し、SIPのプロキシ処理を行うSIP制御装置と、装置内部と装置外部のパケットをルーティングするルータ部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の多地点会議システム。
  3. 前記会議状態管理装置は、前記クライアント端末から会議開始要求を受信すると、前記MCU部を利用した会議通信または前記MCU部を利用しない会議通信を選択することを特徴とする請求項2記載の多地点会議システム。
  4. 前記会議制御装置は、会議に参加する前記複数のクライアント端末のデータ量を監視し、データ量が多い場合には、会議に参加する前記複数のクライアント端末の台数が所定数以下の場合であっても、前記MCU部から音声ミキシングデータおよび映像データを会議に参加する前記クライアント端末に配信する会議通信の制御を実行することを特徴とする請求項2記載の多地点会議システム。
  5. 前記会議制御装置は、会議に参加する前記複数のクライアント端末に優先順位を設定し、優先順位に応じて前記MCU部から会議に参加する前記クライアント端末への音声データおよび映像データの配信を制限することを特徴とする請求項2記載の多地点会議システム。
  6. 前記会議制御装置は、会議に参加する前記クライアント端末からの性能情報に基づいて、該当する前記クライアント端末に配信する映像データを停止することを特徴とする請求項2記載の多地点会議システム。
  7. 前記会議制御装置は、会議に参加する前記複数のクライアント端末からの位置情報に基づいて、前記複数のクライアント端末間の距離が近い場合、前記MCU部を利用しないクライアント端末相互間の会議通信を制御することを特徴とする請求項2記載の多地点会議システム。
  8. 前記複数のクライアント端末は、音声データおよび映像データの処理能力がオーバする場合には、性能情報を前記多地点会議装置に通知するクライアント制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載の多地点会議システム。
  9. 前記多地点会議装置は、前記会議状態管理装置、前記会議制御装置、前記MCU(Multipoint Control Unit)部、前記SIP制御装置および前記ルータ部をそれぞれ独立したサーバで構成したことを特徴とする請求項2記載の多地点会議システム。
  10. 多地点会議システムに適用され、会議に参加する複数のクライアント端末の会議通信を制御する多地点会議装置であって、
    会議に参加する前記複数のクライアント端末の台数を監視し、前記台数が所定数以下の場合、前記クライアント端末相互間の会議通信を制御し、前記台数が所定数を超える場合には、音声データおよび映像データを会議に参加する前記クライアント端末に配信する会議通信を制御することを特徴とする多地点会議装置。
  11. 前記多地点会議装置は、クライアント端末から会議開始要求を受信すると、会議制御装置に会議開始を指示する会議状態管理装置と、前記会議状態管理装置から会議開始の指示を受けると、MCU部を利用した会議通信または前記MCU部を利用しない会議通信を選択する前記会議制御装置と、前記会議制御装置により前記MCU部を利用した会議通信が選択されると、会議に参加する前記複数のクライアント端末から送信されてくる音声データ(パケット)を受信してミキシングするとともに、会議に参加する前記複数のクライアント端末から送信されてくる映像データ(パケット)を受信し、ミキシング音声データおよび映像データを会議に参加する前記複数のクライアント端末に配信する前記MCU(Multipoint Control Unit)部と、前記会議制御装置と会議に参加する前記複数のクライアント端末を中継し、SIPのプロキシ処理を行うSIP制御装置と、装置内部と装置外部のパケットをルーティングするルータ部と、を備えたことを特徴とする請求項10記載の多地点会議装置。
  12. 前記会議状態管理装置は、前記クライアント端末から会議開始要求を受信すると、前記MCU部を利用した会議通信または前記MCU部を利用しない会議通信を選択することを特徴とする請求項11記載の多地点会議システム。
  13. 前記会議制御装置は、会議に参加する前記複数のクライアント端末のデータ量を監視し、データ量が多い場合には、会議に参加する前記複数のクライアント端末の台数が所定数以下の場合であっても、前記MCU部から音声ミキシングデータおよび映像データを会議に参加する前記クライアント端末に配信する会議通信の制御を実行することを特徴とする請求項11記載の多地点会議装置。
  14. 前記会議制御装置は、会議に参加する前記複数のクライアント端末に優先順位を設定し、優先順位に応じて前記MCU部から会議に参加する前記クライアント端末への音声データおよび映像データの配信を制限することを特徴とする請求項11記載の多地点会議装置。
  15. 前記会議制御装置は、会議に参加する前記クライアント端末からの性能情報に基づいて、該当する前記クライアント端末に配信する映像データを停止することを特徴とする請求項11記載の多地点会議装置。
  16. 前記会議制御装置は、会議に参加する前記複数のクライアント端末からの位置情報に基づいて、前記複数のクライアント端末間の距離が近い場合、前記MCU部を利用しないクライアント端末相互間の会議通信を制御することを特徴とする請求項11記載の多地点会議装置。
  17. 前記会議状態管理装置、前記会議制御装置、前記MCU(Multipoint Control Unit)部、前記SIP制御装置および前記ルータ部をそれぞれ独立したサーバで構成したことを特徴とする請求項11記載の多地点会議装置。
  18. 多地点会議システムに適用され、多地点会議装置により、会議通信の制御を受ける複数のクライアント端末であって、
    音声データおよび映像データの処理能力がオーバする場合には、性能情報を前記多地点会議装置に通知するクライアント制御部を備えたことを特徴とするクライアント端末。
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