JP2007072502A - 座標入力装置つき表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の指示具により入力が可能な座標入力装置付き表示装置において、複数入力に対応した専用ドライバがインストールされていないPCを接続した場合でも、単数入力については、画面上でのペン操作を可能ならしめる。
【解決手段】 複数のPCと接続された座標入力装置付き表示装置において、接続先のPCごとに専用ドライバ動作の有無を確認する手段と記憶手段を有し、専用ドライバが動作状態のPCに関しては、複数ペンの座標を出力し、そうでない場合は標準ドライバに対し、単一のペン座標のみを出力するように制御する。
【選択図】 図9
【解決手段】 複数のPCと接続された座標入力装置付き表示装置において、接続先のPCごとに専用ドライバ動作の有無を確認する手段と記憶手段を有し、専用ドライバが動作状態のPCに関しては、複数ペンの座標を出力し、そうでない場合は標準ドライバに対し、単一のペン座標のみを出力するように制御する。
【選択図】 図9
Description
本発明は、座標入力領域上の指示位置を検出する座標入力装置及びその制御方法、プログラムに関するものである。
座標入力面に、指示具(例えば、専用入力ペン、指等)によって指示して座標を入力することにより、接続されたコンピュータを制御したり、文字や図形などを書き込むために用いられる座標入力装置が存在する。
従来より、この種の座標入力装置としては、各種方式のものが提案、または製品化されているが、中でも、パーソナルコンピュータなどの画面を表示する表示装置と重ねて用いることが可能な座標入力装置においては、表示と一体で用いることで、画面上でパーソナルコンピュータ等の操作が、紙にペンで描画するがごとき操作で、簡単にできるため、広く用いられてきている。
指示具にて指示された座標値は、パーソナルコンピュータ(PC)にUSBなどの通信手段を介して、送られる。
送られた座標値は、マウスなどと同様にOS上のヒューマンインターフェースドライバー(HID)などで受け取られ、座標値情報、スイッチ情報などをOSまたは、その上で動作しているアプリケーションソフトなどで利用される。
例えば描画ソフトウエアなどで、線を書いたり、あるいは、マウスなどの変わりにファイル操作などに利用されている。
そのような座標入力装置においても、複数のペンを用いて、同時に入力するものも提案あされている。(特許文献1、2)
特開昭63-262714号公報
特開平10-049303号公報
近年上記、パーソナルな使用形態のほかに、大画面を有する、PDP、リアプロジェクタ等と組み合わされた、座標入力装置一体型の表示装置なども見られるようになった。
このような大型の表示に対して設けられた座標入力装置においても、前述の特許文献に記載されているような、複数の入力を同時に可能ならしめることで、複数の操作者各々がそれぞれ指示具を使用して、入力することを許容して、利便性を向上し、より効率的な会議を進める等の用途での要求がある。
複数の操作者による入力座標を、そのまま混在した状態で、OSの標準的なHIDドライバに渡してしまうと、それぞれの入力がつながって表示されるような事態が発生し、そのままでは利用不可能になってしまう。
そのため、それぞれの指示具からの座標値、及びSw情報などを区別して、受信し、それぞれを独立にアプリケーションに渡すような、専用のマルチペンドライバーとしてのソフトウエアをインストールして利用する形態がとられている。
しかしながら、装置が会議室などの公共の場所に設定されているような場合に、ユーザのPCが持ち込まれて、装置に接続される利用される形態が想定され、その際に、上記マルチペンに対応した専用ドライバソフトがインストールされていない可能性がある。
そのような場合に、複数の入力が成されてしまうと、誤った入力座標値が入力され、不要な線が描画されたり、あるいは、誤ったファイル操作などが発生し、ファイルの喪失などを引き起こしかねないと言う問題があった。
上記の目的を達成するための本発明による座標入力装置は以下の構成を備える。
即ち、同一の入力領域に対して、複数の指示入力が可能な座標入力装置と、該座標入力装置と接続されたPC装置上で動作し、前記座標入力装置からの複数の指示入力の座標情報を受信し、複数の表示座標に変換する複数入力ドライバが当該PC上で動作状態にあるか否かを判定する判定手段と該判定手段の判定結果に基づいて、前記複数入力ドライバが動作状態に無い場合に、前記複数の入力座標のうち、一方の指示入力座標情報のみを出力する出力制御手段を有する。
また、前記出力制御手段は、複数入力ドライバが動作状態にないと判定された場合には、接続されたPC装置に搭載の標準ドライバに対して座標情報を出力する。
PCが接続されたチャンネル毎に前記判定手段により判定された判定結果を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された判定結果に基づいて、チャンネル毎に出力する座標情報を制御する。
表示領域毎に前記判定手段により判定された結果を記憶する記憶手段と、入力された座標値がどの領域に属するか判別する手段と、前記記憶手段にける判定結果と前記領域情報に基づき、出力する座標情報を制御する制御手段を有する。
本発明によれば、複数の指示入力が可能な座標入力装置を有する表示装置において、接続先のPCごとに複数入力対応可能な専用ドライバ動作の有無を確認する手段と記憶手段を有し、専用ドライバ動作状態のPCに関しては、複数ペンの座標を出力し、そうでない場合は標準ドライバに対し、単一のペン座標のみを出力するように制御する事が可能になり、複数入力非対応のPCにおける、誤った操作が防止可能となる。
(第1の実施形態)
表示画面と重ねられた座標入力装置の構成としては各種方式の座標入力装置が考案され、製品化されている。
表示画面と重ねられた座標入力装置の構成としては各種方式の座標入力装置が考案され、製品化されている。
ここでは、大画面ディスプレイとの親和性が高く、複数の指示具を用いて、複数のユーザが同時に入力が可能な遮光方式の座標入力装置を例に説明を行う。
複数同時入力可能な遮光方式の座標入力装置の詳細は特願2004-069482,069483に詳しいので、本明細書では概略の説明にとどめる。
<装置構成の概略説明>
まず、図1を用いて、座標入力装置全体の概略構成を説明する。
まず、図1を用いて、座標入力装置全体の概略構成を説明する。
図1は本発明の実施形態の遮光方式の座標入力装置の概略構成を示す図である。
図1において、1L、1Rは投光部および受光部を有するセンサユニットであり、本実施形態の場合、図示の如く座標入力面であるところの座標入力有効領域4のX軸に平行に、かつY軸に対称な位置に、所定距離離れて配置されている。
センサユニット1L及び1Rは、制御・演算ユニット2に接続され、制御信号を制御・演算ユニット2から受信すると共に、検出した信号を制御・演算ユニット2に送信する。
3は入射光を到来方向に反射する再帰反射面を有する再帰反射部であり、座標入力有効領域3の外側3辺に図示が如く配置され、左右それぞれのセンサユニット1L及び1Rから略90°範囲に投光された光を、センサユニット1L及び1Rに向けて再帰反射する。
尚、再帰反射部3は、ミクロ的に見て3次元的な構造を有し、現在では、主にビーズタイプの再帰反射テープ、或いはコーナキューブを機械加工等により規則正しく配列することで再帰現象を起こす再帰反射テープが知られている。
再帰反射部3で再帰反射された光は、センサユニット1L及び1Rによって1次元的に検出され、その光量分布が制御・演算ユニット2に送信される。
座標入力有効領域4は、PDPやリアプロジェクタ、LCDパネルなどの表示装置の表示画面で構成することで、インタラクティブな入力装置として、利用可能となっている。
このような構成において、座標入力有効領域4に指示具による入力指示がなされ、センサユニット1L及び1Rの投光部から投光された光が遮られると(遮光部分)、センサユニット1L及び1Rの受光部ではその遮光部分の光(再帰反射による反射光)を検出しないので、その結果、どの方向からの光が検出できなかったかを判別することが可能となる。
そこで、制御・演算ユニット2は、左右のセンサユニット1L及び1Rが検出する光量変化から、指示具によって入力指示された部分の複数の遮光範囲を検出し、その遮光範囲の端部情報から、センサユニット1L及び1Rそれぞれに対する遮光範囲の端部の方向(角度)をそれぞれ算出する。
そして、検出された遮光範囲の数に基づいて、座標算出に用いる遮光範囲から得られるデータを決定し、それぞれ算出された方向(角度)、及びセンサユニット1L及び1R間の距離情報等から、座標入力有効領域3上の指示具の座標値を幾何学的に算出する。
ここで、用いられる指示具6,6‘には、ペン先にスクリーンへの接触(ペンダウン)が検出できるようにスイッチが設けられている。
指示具にて入力が成されたときには、このスイッチ情報や、あらかじめ決められたペンの識別情報(ペンID)が本体に向けて送出される。
受信されたスイッチ情報とペンIDは、先に検出されている遮光範囲の座標値と関連つけられて、表示装置に接続されているホストコンピュータ等の外部端末に、インタフェース7(例えば、RS、USB、IEEE1394等)を経由して出力する。
<センサユニットの説明>
センサユニット1L,1Rは図2に示すがごとく、夫々複数の結像レンズ107(A)(B)からなり、それぞれのレンズからの映像が光検出素子CCD104上に結像するように構成されている。このように構成することで、異なる位置から入力領域を観察することになり、複数の指示具にて入力が成された場合においても、一方の指示具の影にもう一方の指示具が完全に隠れてしまう、いわゆる皆既食のごとき状態を避けることが出来る。
センサユニット1L,1Rは図2に示すがごとく、夫々複数の結像レンズ107(A)(B)からなり、それぞれのレンズからの映像が光検出素子CCD104上に結像するように構成されている。このように構成することで、異なる位置から入力領域を観察することになり、複数の指示具にて入力が成された場合においても、一方の指示具の影にもう一方の指示具が完全に隠れてしまう、いわゆる皆既食のごとき状態を避けることが出来る。
これは、後述する遮光領域の端部情報を用いた座標計算方法と組み合わせることで、複数の指示具がいかなる配置になっても、座標計算を可能にするための構成となる。
不図示であるが、夫々の結像光学系に対しては夫々に、赤外LEDからなる、照明手段が付されており、演算制御手段2の制御により、点灯、非点灯の制御が成され、入力領域周辺部に設けられた再帰反射部材への投光が成される。
投光された光は照明された方向に再帰反射されるため、それぞれのレンズによって、結蔵されCCD104上に光量の分布として検出されることになる。
<演算制御ユニットの説明>
図3は制御演算ユニットの構成を示すブロック図である。
図3は制御演算ユニットの構成を示すブロック図である。
センサユニット1L,1RのCCDからて得られた光量分布は、ADコンバータ23によりデジタルデータに変換されCPU21に取り込まれる。
CPU21においては、指示具による入力のない状態での初期光量分布をあらかじめ記憶してあり、特定のサンプリングレートで上記の様にセンサユニットで得られた光量分布を取り込み、初期光量分布と比較を行っている。
指示具による入力が成されると、初期光量分布との差が検出されるので、その変化部分を遮光範囲として特定して座標計算を行う。
このとき、指示具からスイッチ信号やID信号が発信されていれば、受光手段5で検出され、SUBCPU24にて信号がデコードされて、CPU21に報知される。
<座標算出方法の説明>
次に、両側のセンサユニットを用いた場合の、指示具の位置座標を算出する座標算出方法について説明する。
次に、両側のセンサユニットを用いた場合の、指示具の位置座標を算出する座標算出方法について説明する。
上述の様に、遮光範囲が特定されれば、基準点に対する、その部分の角度を算出することが可能になる。
例えば、遮光範囲の中心が算出できる場合には、センサユニット1L、1Rの間の距離DLRが既知であれば、角度情報を使ってその交点の座標は、図4のような座標系で演算可能である。
また、複数の入力が成されており、それぞれの位置関係がセンサから見て重なるような場合には、上記のように遮光範囲の中央が支持具の中央とならない場合がある。
ただし、上述センサ構成で説明したように、センサユニットは、複数の結像手段にて異なる位置から領域を観察しているので、複眼のどちらかは、皆既状態ではなく、部分食の状態となっているので、指示具の端部の情報は必ず得られることになる。
指示具の形状が略円形であるとすれば、端部情報から、図5に示すように、座標値を算出できる。
図5において、一方のセンサからは一つの端部の角度、もう一方のセンサからは、二つの端部の角度がわかれば、その二つの交点P1,P2における角度の2等分線の交点を算出すれば、支持具の座標値が計算できることになる。
このように、複眼構成のセンサユニットと端部情報からの座標計算をおこなうことで、複数の指示具を同時に使うことが可能になる。
<指示具構成の説明>
入力に用いられる指示具は図6に示すような構成になっている。指示具の先端には、スクリーンに対して指示が成されたときにONするスイッチとしてペン先SW60、マウスの右ボタンのような操作を行うためのスイッチとしてサイドSW62が用意されている。
入力に用いられる指示具は図6に示すような構成になっている。指示具の先端には、スクリーンに対して指示が成されたときにONするスイッチとしてペン先SW60、マウスの右ボタンのような操作を行うためのスイッチとしてサイドSW62が用意されている。
指示具の内部構成は図7のようになっており、スイッチの情報は制御手段64に入力され、スイッチが押下されたときには、その情報および、指示具にあらかじめ設定されている、識別子(ペンID)が発光LED63を駆動することにより、本体に送信される。
尚、図中66は電源としての電池、65は電池電圧を昇圧するコンバータである。
送信される信号の構成としては、図8Aにあるようなパルス列にて行われる。
夫々のパルスは外乱などの影響を避けるため、特定の周波数で変調されている。
図の例では、ペン先SW、サイドSW信号として、SW0,SW1,ペンのID情報としてID0,ID1が送信されている。
図の例では、ペン先SW、サイドSW信号として、SW0,SW1,ペンのID情報としてID0,ID1が送信されている。
尚、この例ではIDは2ビットで表されているが、もちろんシステムによっては何ビットで構成されていてもかまわない。
送信された信号は、本体側の受信手段5にて検出、復調され図8Bのようなパルス列として検出され、各信号データにデコードされて、本体CPU21にて利用される。
<ドライバ検出の説明>
上記座標入力装置から出力される座標データは、各指示具の座標値とSW情報、IDとがセットで出力される。
上記座標入力装置から出力される座標データは、各指示具の座標値とSW情報、IDとがセットで出力される。
受け側のPCではマルチペン対応ドライバがこれらの情報を受け取り、複数ペンの座標とSW情報をそれぞれのIDに基づいて管理している。
図9はドライバとの接続の概略図である。
図中左側のドライバはシステム標準のマウスドライバであり、通常の座標値およびスイッチ情報をアプリケーションに渡すことができる。しかしながら、この標準のマウスドライバでは、座標値毎のID管理が出来ないため、複数の指示具による入力を交互にマウスドライバに出力してしまうと、それぞれ異なる場所に入力された座標がつながってしまうことになる。
一方マルチペンドライバは、専用に用意されたドライバであり、座標値、スイッチ情報のほかに、入力支持具のID情報も受け取ることが可能で、複数入力対応のアプリケーションに対しては、それぞれ異なる入力として、座標値を提供できるので、両者がつながるよなことにはならず、複数の入力が可能になる。
上述のように、使用するPCにマルチペンドライバがインストールされていれば、複数入力が可能になる。会議室などで、大型のディスプレイと専用PCなどによって、複数入力 可能なホワイトボードのようなシステムが用意されているような場合には、あらかじめ設定可能であるが、ユーザが持ち込んだPCなどの画像を表示し、さらにそこで入力を行うような場合には、上記マルチペンドライバがインストールされていない可能性が高い。
上述のように、使用するPCにマルチペンドライバがインストールされていれば、複数入力が可能になる。会議室などで、大型のディスプレイと専用PCなどによって、複数入力 可能なホワイトボードのようなシステムが用意されているような場合には、あらかじめ設定可能であるが、ユーザが持ち込んだPCなどの画像を表示し、さらにそこで入力を行うような場合には、上記マルチペンドライバがインストールされていない可能性が高い。
そのような場合に、複数ペンの座標値をユーザPCに対して、送信してしまうと、線がつながるだけでなく、誤った入力座標値が入力され、不要な線が描画されたり、あるいは、誤ったファイル操作などが発生し、ファイルの喪失などを引き起こしかねないと言う問題があった。
そこで、本願では、マルチペンドライバの有無を判定する判定手段を有する構成とする。
たとえば、システムが起動された際に、マルチペンドライバに対して座標入力装置から、ドライバ動作の有無を確認するためのコマンドを発行する。このコマンドが、たとえばUSBなどを介して、ドライバにもたらされたら、ドライバは、動作している旨のコマンドを座標入力装置に戻す。ドライバ動作のコマンドが受け取れた場合には、マルチペンドライバが動作しているとして、フラグをセットして、通常動作を開始するようにする。
装置に接続される機器は、PCに限らず、ビデオなどの映像機器も接続されることがある。
そのような装置に対しては、座標値出力をする必要がないので、USB接続の有無などから座標出力不可のフラグを設定する。座標出力可であっても、上記マルチペンドライバが動作していないと判断された場合には、標準ドライバに対して、出力するためのフラグをセットする。
図10は、その制御のフローチャートである。まず、システムがスタートした際にこのルーチンがコールされて、各Chごとに座標出力の状態を判定して、フラグセット、記憶する。
まず、Chをあらかじめ設定された順番に切り替えを行い、ドライバに対して通信を行うS103。このときに座標出力の可否をUSB接続の有無などで、判定しS104、座標出力が不可の場合にはS105にて、座標出力不可のフラグをセットする。通信が可能で、更にマルチペンドライバが動作状態にない場合にはS107にて、標準ドライバ出力のフラグをセットする。マルチペンドライバが動作状態にあると判定されたときには、複数許可のフラグ状態をセットし、それぞれの判定が終わった段階で、フラグを記憶しておく。このような動作を全Chに対して行い、各Chごとに座標出力の許可状態を記憶する。
このように構成することで、図ような状態で、ドライバの有無に対応して、座標値出力の制御が可能になる。
図11では、標準マウスドライバしか有しないPC1がCH1に接続され、マルチペンドライバがインストールされているPC2がCh2に接続されている場合を示している。
このときに、例えば表示がCH1であれば、指示具によって入力された座標値は、PC1に対して、出力される。このときPC1は標準マウスドライバしか動作していないので、複数の指示具の座標値を出すわけには行かないので、先に左側の入力がある場合、次に入力された右側の座標値は出さないこととする。この様な排他制御は、先に入力されたほうを一定時間優先するような制御を行えばよい。
図の状態で、Ch2に表示を切り替えると、先の立ち上がり時の設定で、システムはCH2がマルチペン対応であることを記憶しているので、複数の支持具座標を出力することになる。
一部システムでは、表示画面上に異なるPCの画面を同時に表示することができる。このようなシステムでは、入力された座標値によって、どのPCへの入力かを判定し、それぞれの画面対する指示座標を各PCに送信して、操作が可能になっている。このような場合にもCh毎に座標出力の形態を記憶しておくことで、出力座標の制御を行うことが可能である。
図12はその様なマルチ画面での利用形態の説明図である。
CH1には標準マウスドライバしかない、PC1であり、領域1に表示が行われている。一方マルチペンドライバ搭載のPC2は、CH2に接続され領域2に表示がなされている。
CH2に対しては複数入力が許可されているので、領域2に対する入力指示に対しては、複数の入力を行うことができる。一方Ch1は複数入力が許可されていないので、領域1への入力に対しては、複数入力が行われず、例えば先に入力されていた支持座標のみが出力されることになる。
図13は上記制御を行う例としてのフローチャートである。
座標入力が検出されると、ルーチンがコールされるS201。まずは入力された座標値が、どのCHに属するのか判定が行われる。まず、表示選択されているChの情報が読み込まれる。この情報には、当該CHが表示されている表示領域座標情報などが含まれている。例えば単一表示の場合であれば、全画面座標が対象となり、複数表示であれば対応領域の座標範囲が示されるS202。読み込まれた情報と、検出された座標値の比較を行い、座標値が表示領域に含まれるか判定する。含まれないと判定された場合には、同時に表示されている他のChに切り替えS204、表示領域座標情報を再度読み込み判定を繰り返すS203。
CHが判定されたら、当該Chの入力許可フラグを判定する。S205でCHが入力不可である場合には、座標出力することなく、ルーチンを終了する。
出力が許可されている場合には、複数許可されているかの判定を行うS206。
複数の座標値入力が許可されている場合には、PC上のマルチペンドライバに対して、座標値の出力を行うS207。S206で複数許可されていない場合、S208にて、先行入力座標があるかどうかの判定を行い、もし、先行入力がある場合には、当該座標値は出力せず、先行入力がない場合には、標準マウスドライバに対して、座標値とスイッチ情報を送信するS209。
このように、取得座標値の含まれる、領域を判定し、関連するChの出力条件にしたがって、出力制御することで、複数の画面上でも、ドライバの有無に従って、複数座標値の制御が可能になり、より安定した、座標入力システムを提供できる。
[他の実施形態]
先に説明したように、遮光方式の座標入力装置では、複数の指示具にて同時に入力が可能となる。
先に説明したように、遮光方式の座標入力装置では、複数の指示具にて同時に入力が可能となる。
上記実施形態の説明においては、遮光方式の座標入力装置を例に説明してきたが、座標入力装置の方式は本方式に限定されるものではなく、指示手段の識別が可能な座標入力装置であれば、全般的に適用可能である。
また、上記例では、座標入力装置がわからシステム起動時にドライバ有無を判定するコマンドを発行していたが、これに限らず、ドライバ側からコマンドを発行するようにしても構わない。また、システム起動時だけでなく、たとえばUSBケーブルが接続されたタイミングで、そのChに対して、判定を行うようにしてもよい。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
1L、1R センサユニット
2 演算・制御ユニット
3 再帰反射部
4 座標入力有効領域
5 ペン信号受信部
6 指示具
2 演算・制御ユニット
3 再帰反射部
4 座標入力有効領域
5 ペン信号受信部
6 指示具
Claims (4)
- 同一の入力領域に対して、複数の指示入力が可能な座標入力装置と、
該座標入力装置と接続されたPC装置上で動作し、前記座標入力装置からの複数の指示入力の座標情報を受信し、複数の表示座標に変換する複数入力ドライバが当該PC上で動作状態にあるか否かを判定する判定手段と該判定手段の判定結果に基づいて、前記複数入力ドライバが動作状態に無い場合に、
前記複数の入力座標のうち、一方の指示入力座標情報のみを出力する出力制御手段を有することを特徴とする座標入力装置つき表示装置。 - 前記第一項記載の座標入力装置つき表示装置において、
前記出力制御手段は、複数入力ドライバが動作状態にないと判定された場合には、接続されたPC装置に搭載の標準ドライバに対して座標情報を出力することを特徴とする座標入力装置つき表示装置。 - 前記第一項記載の座標入力装置付き表示装置においてPCが接続されたチャンネル毎に前記判定手段により判定された判定結果を記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された判定結果に基づいて、チャンネル毎に出力する座標情報を制御することをことを特徴とする座標入力装置つき表示装置。 - 前記第一項記載の座標入力装置付き表示装置において表示領域毎に前記判定手段により判定された結果を記憶する記憶手段と、入力された座標値がどの領域に属するか判別する手段と、
前記記憶手段にける判定結果と前記領域情報に基づき、出力する座標情報を制御する制御手段を有することを特徴とする座標入力装置つき表示装置。
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JP2013114593A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Ricoh Co Ltd | 画像表示装置およびその制御方法並びにプログラム |
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