JP2007070785A

JP2007070785A - 陰茎収納ポケット部を有する男性用パンツ

Info

Publication number: JP2007070785A
Application number: JP2005295608A
Authority: JP
Inventors: Hirokatsu Tomioka; 裕勝富岡
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2005-09-08
Filing date: 2005-09-08
Publication date: 2007-03-22

Abstract

【課題】スポーツ時や激しい運動時に身体の動きを阻害したり邪魔にならず、夏場などの湿気や蒸れによる不快感を軽減させるよう陰茎を適切に配置することにより、従来の男性用パンツより機能性、装着感、衛生面に優れたものとする。
【解決手段】男性用パンツの前部排尿用窓部布地１を前面とし、その内側に設置された腹部側布地２を後面とする、その間の空間に上下縦方向に形成された陰茎収納用ポケット部５を有することを特徴とする男性用パンツを発明した。腹部側布地上方縁２１はウエストゴム下縁部３で縫製により固着され、両サイド２２は陰茎を収納した際に、ほぼ中央で上向きに保持・固定される所定の幅４で排尿用窓部布地両サイド１１に縫製により固着される。下方縁は陰茎の出入口８として開口している。
【選択図】図１

Description

本発明は、機能性、着用感、衛生面に優れた男性用パンツに関する。

技術背景

従来の男性用パンツは、陰茎と陰嚢がパンツ内で密着しやすく、位置も定まらないため、スポーツ時や激しい運動時に身体の動きを阻害したり邪魔に感じたり、また、夏場や暑い日などに湿気や蒸れにより不快感を感じてしまう。これらを改善するためには陰茎と陰嚢を分離させるとともに、陰茎と腹部をも接触させないようにするため、陰茎をポケット部に収納し、所定の位置で上向き状態のまま保持・固定させるしか方法はない。このような発想は従来の男性用パンツには無かったものである。

スポーツ時や激しい運動時に身体の動きを阻害したり邪魔にならず、夏場などの湿気や蒸れによる不快感を軽減させるよう陰茎を適切に配置し、従来の男性用パンツより機能性、装着感、衛生面に優れたものとする。

発明を解決するための手段

上記課題を解決するため、男性用パンツの前部排尿用窓部布地を前面とし、その内側に設置された腹部側布地を後面とする、その間の空間に上下縦方向に形成された陰茎収納用ポケット部を有することを特徴とする男性用パンツを発明した。腹部側布地上方縁はウエストゴム下縁部で縫製により固着され、腹部側布地両サイドは陰茎を収納した際に、ほぼ中央で上向きに保持・固定される所定の幅で排尿用窓部布地両サイドに縫製により固着される。腹部側布地両サイドと排尿用窓部布地両サイドは一致し、この幅が陰茎収納用ポケット部の幅であり、排尿用窓部の幅となる。腹部側布地下方縁は陰茎の出入口として開口しており、股下部より所定の長さ上部の位置に配設される。

非着用時においてはその陰茎収納用ポケット部は閉じて密着していてもよく、着用時に陰茎収納用の空間が形成されればよい。

発明の効果

陰茎が常に上向き状態で、ほぼ中央に保持・固定されるため、スポーツ時や激しい運動時に身体の動きを阻害したり邪魔にならず、また陰茎と陰嚢を分離させるとともに、陰茎と腹部も仕切られるため、夏場や暑い日などに局部の湿気や蒸れを軽減するなど、機能性、装着感、衛生面に優れたものとすることができる。

本発明では収納用ポケット部に陰茎を収納した際に、上向き状態のままほぼ中央に保持・固定するため、陰茎を身体側に押さえつけるような適当な力を必要とする。そのため本発明における男性用パンツでは、トランクスのようなゆったりしたものではなく、ボクサータイプパンツやブリーフなどのような身体にフィットしたものでなければならない。また布地素材としてはできるだけ伸縮性に富み、薄手のものが望ましい。

通常、男性用パンツ前面のほぼ中央に位置する排尿用窓部は、ボタンがあるものと、そうでないものとがあり、本発明における男性用パンツでは両者どちらでもよいが、陰茎を身体側に押さえつけるような適当な力を必要とするというその構造上、排尿用窓部左右二枚の布地が適度な幅をもって重なり、より身体にフィットしやすい後者の方が望ましい。

図１は本発明における男性用パンツの着用前の状態を示す斜視図である。前面の排尿用窓部布地１の内側に腹部側布地２を、その上方縁２１はウエストゴム下縁部３で縫製により固着され、両サイド２２は陰茎を収納した際に上向きで保持・固定される所定の幅４で、縫製により排尿用窓部布地両サイド１１に固着される。つまり腹部側布地両サイド２２と排尿用窓部布地両サイド１１は一致し、この幅が陰茎収納用ポケット部４の幅となる。下方縁２３は陰茎の出入口として開口しており、陰茎の形に沿った形態となっている。

図２は本発明における男性用パンツの着用後の状態を示す斜視図である。陰茎収納用ポケット部５に陰茎がほぼ中央で上向きに保持・固定されている状態を示す。このことによりスポーツ時や激しい運動時に身体の動きを阻害したり邪魔にならず機能性、装着感に優れていることが分かる。

図３−ａは図１のＡ−Ｂ縦断面図で、着用前の状態を示す。排尿用窓部布地１の内側に腹部側布地２を、その上方縁２１はウエストゴム下縁部３で縫製により固着し、下方縁２３は陰茎の出入口として開口しており、股下部６より所定の長さ７上部の位置に配設されるようにする。この排尿用窓部布地１と腹部側布地２の間に上下縦方向に形成された空間が陰茎収納ポケット部５となる。非着用時においてはその陰茎収納用ポケット部５は閉じて密着しており、着用時に陰茎収納用の空間が形成されればよい。

図３−ｂは図１のＡ−Ｂ縦断面図で、着用後の状態を示す。股下部６から陰茎の出入口８を経由し、排尿用窓部布地１を押し広げ、陰茎収納用ポケット部５に陰茎が収納された状態を示す。このことによりまた陰茎と陰嚢を分離させるとともに、陰茎と腹部も仕切られるため、夏場や暑い日などに局部の湿気や蒸れを軽減する効果があることが分かる。

男性用パンツの着用前の状態を示す斜視図である。男性用パンツの着用後の状態を示す斜視図である。図１のＡ−Ｂ縦断面図で、着用前の状態を示す。図１のＡ−Ｂ縦断面図で、着用後の状態を示す。

符号の説明

１排尿用窓部布地
１１排尿用窓部布地両サイド
２腹部側布地
２１腹部側布地上方縁
２２腹部側布地両サイド
２３腹部側布地下方縁
３ウエストゴム下縁
４所定の幅
５陰茎収納用ポケット部
６股下部
７所定の長さ
８陰茎の出入口

Claims

男性用パンツの前部排尿用窓部布地を前面とし、その内側に設置された腹部側布地を後面とする、その間の空間に上下縦方向に形成された陰茎収納用ポケット部を有することを特徴とする男性用パンツ。腹部側布地上方縁はウエストゴム下縁部で縫製により固着され、腹部側布地両サイドは陰茎を収納した際に、ほぼ中央で上向きに保持・固定される所定の幅で、排尿用窓部布地両サイドに縫製により固着される。この幅が陰茎収納用ポケット部の幅であり、排尿用窓部の幅となる。腹部側布地下方縁は陰茎の出入口として開口しており、股下部より所定の長さ上部の位置に配設される。