JP2007070330A - 化粧品 - Google Patents

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俊明 土井
Ken Hirohashi
憲 広橋
Masaru Kashiwabara
勝 柏原
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Abstract

【課題】保湿効果に優れ、かつ皮膚の皺の形成阻止に効果のある化粧品を提供する。
【解決手段】ヒアルロン酸ナトリウム、コラーゲン、低分子コラーゲンおよび2ーメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとnーブチルメタクリレートとの共重合体を配合することを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚に対して保湿性に優れ、かつ皺の形成に対して抑制効果のある化粧品に関する。
ヒアルロン酸ナトリウムおよびコラーゲンは、皮膚に対する保湿力が非常に優れ、皮膚に弾力性を与えると共に、潤いと張りを与え、皮膚を美しくする効果があるため、これらの成分を配合する化粧品は数多く開発されている。
しかしながら、ヒアルロン酸ナトリウムの分子量は、およそ5万から300万と非常に大きいため、角質層のバリア機能により、皮膚内部に浸透しにくく、長時間の保湿性能には問題があった。
また、化粧品に使用されるコラーゲンとしては,生物から抽出等により得られたものを、酸あるいはアルカリ処理で分子量を小さくした加水分解コラーゲンあるいは酵素処理して得られるアテロコラーゲン等があるが、いずれも分子量がおよそ30万程度と大きく、ヒアルロン酸ナトリウムと同様に皮膚への浸透性はほとんど無く、皮膚表面での保湿効果は高いものの、皮膚内部での保湿効果はほとんど期待できなかった。
一方、コラーゲンは、皮膚の主要構成蛋白であり、加齢により真皮層内のコラーゲンの硬化や萎縮、あるいはコラーゲンの産生能力の低下等により皮膚の弾力性が失われ、皺の形成の一因となる。したがって、皺の形成抑制にはコラーゲンを皮膚の真皮層内に供給することにより、コラーゲン産生並びにヒアルロン酸産生を促進するとともに、皮膚内部および皮膚表面に保湿性を付与することが肝要である。
上述したように、従来のヒアルロン酸ナトリウムやコラーゲンの成分の組み合わせだけでは,保湿性付与および皺の形成の抑制は、不十分であった。
本発明は、従来の問題点である保湿性の改善、および皮膚への浸透性が高く、皺形成の抑制に効果のある化粧品を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ヒアルロン酸ナトリウム、コラーゲン、低分子コラーゲンおよび2ーメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとnーブチルメタクリレートとの共重合体からなる化粧品は、低分子コラーゲンが皮膚の真皮層まで浸透し、このコラーゲンがコラーゲンおよびヒアルロン酸の産生を促進することにより皺の形成を抑制すること、さらにヒアルロン酸ナトリウム、コラーゲンおよび2ーメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとnーブチルメタクリレートとの共重合体との相乗的な作用により非常に高い保湿性能を有することを見出した。
請求項1記載の本発明の化粧品は、つぎの成分を含有することを特徴とする化粧品である。
(a)ヒアルロン酸ナトリウム
(b)低分子コラーゲン
(c)コラーゲン
(d)2ーメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとnーブチルメタクリレートとの共重合体
請求項2記載の本発明の化粧品は、成分配合比が、(a)/{(b)+(c)}=10〜220重量比)であり、かつ(b)/(d)=0.07〜1.2(重量比)である請求項1に記載の化粧品である。
請求項3に記載の本発明化粧品は、コラーゲンがコラーゲンを酵素で分解して得られたアテロコラーゲンをサクシニル化、ミリスチル化、フタル化したコラーゲンから選択された一種または二種以上である請求項1から2に記載の化粧品である。
請求項4に記載の本発明化粧品は、低分子コラーゲンが、ゼラチン成分またはコラーゲン成分を酵素で分解して得られる分子量約280〜1000のコラーゲンペプチドである請求項1から2に記載の化粧品である。
上述したように本発明は、ヒアルロン酸ナトリウム、コラーゲン、低分子コラーゲンおよび2ーメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとnーブチルメタクリレートとの共重合体からなる化粧品である。本発明の化粧品は、低分子コラーゲンが皮膚の真皮層まで浸透するため、皺の形成を抑制するとともに、ヒアルロン酸ナトリウム、コラーゲンおよび2ーメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとnーブチルメタクリレートとの共重合体との相乗的な作用により、非常に高い保湿性能を有する化粧品を提供することが出来る。
以下、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
本発明に係る化粧品は、ヒアルロン酸ナトリウム、低分子コラーゲン、コラーゲン、および2ーメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとnーブチルメタクリレートとの共重合体からなる成分を含有する。
ヒアルロン酸ナトリウムは、動物組織等から抽出する抽出法あるいは微生物の培養による発酵法で工業的に生産されているが、本発明に用いられるヒアルロン酸ナトリウムは、抽出法あるいは発酵法のいずれの方法で生産されたものでも良い。
また、現在工業的に生産されているヒアルロン酸ナトリウムは、分子量5万から300万前後のものまであるが、本発明に用いるヒアルロン酸ナトリウムの分子量は、この範囲のものであれば、いずれのものでも使用できる。
本発明に用いられるコラーゲンは、牛、豚、鶏等の動物や魚介類の皮等から抽出・精製されたものを、酵素を作用させて可溶化したアテロコラーゲンが水に対する溶解性が高いことから好ましく、またアテロコラーゲンをミリスチル化、フタル化、サクシニル化等の化学修飾したものが、弱酸性からアルカリ性領域においても溶解性に優れていること、さらにヒアルロン酸ナトリウムとの併用において優れた保湿作用を発揮することから特に好ましい。
本発明に用いられる低分子コラーゲンは、牛、豚、鶏等の動物や魚介類の皮等から抽出・精製されたコラーゲン成分またはゼラチン成分を酵素処理によって低分子化して得られた分子量が約280〜1000のコラーゲンペプチドが、皮膚浸透性があり、かつ、真皮層での保持性が高く、コラーゲンおよびヒアルロン酸産生促進効果が高い。分子量が1000以上のコラーゲンペプチドは、皮膚浸透性が劣るので好ましくない。
2ーメタクリロイルオキシエチルホスホコリンとnーブチルメタクリレート共重合体は、細胞膜と非常に類似した構造をもつ被膜を形成するので、皮膚表面からの水分蒸発を防ぐとともに、皮膚内部の水分を保持する作用があり、皮膚に対する保湿効果が極めて高い。特に、皮膚浸透性のコラーゲンペプチドとの併用においては、両者の複合的作用により、皮膚表面および皮膚内部の保湿効果が優れているとともに、皮膚の皺形成阻止に非常に効果がある。
成分(a)ヒアルロン酸ナトリウムと、成分(b)低分子量コラーゲンとコラーゲンの合計配合量比は、(a)/{(b)+(c)}=10〜220(重量比)が好ましく、さらには30から200(重量比)が好ましい。この範囲を越えると、均質性、保湿性、使用時の伸びが低下してしまう。
成分(b)低分子量コラーゲンと成分(d)2ーメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとnーブチルメタクリレートとの共重合体のコラーゲンの配合比は、(b)/(d)=0.07〜1.2(重量比)が好ましく、さらには0.1から0.8(重量比)がさらに好ましい。この範囲を越えると、保湿性、皮膚の皺形成抑制効果が低下してしまう。
本発明の化粧品は、本発明の作用効果を損なわない質的および量的範囲内であれば、本発明成分以外の任意の成分を配合することができる。例えば、アミノ酸、糖、ビタミンC誘導体、増粘剤、香料、防腐剤などを配合することができる。
以下に、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
1%サクシニルアテロコラーゲン水溶液0.5重量%、ヒアルロン酸ナトリウム1.0重量%、コラーゲンペプチド0.01重量%、アミノ酸混合溶液「(プロデュウ400商品名:味の素株式)」0.5重量%、5%メタクリロイルオキシエチルホスホコリンとnーブチルメタクリレート共重合体「(Lipidure−PMB商品名:日本油脂株式会社製)」水溶液0.5重量%、ペンチレングリコール2重量%、フェノキエタノール0.2重量%および純水残量を攪拌・混合した美容液を製造した。得られた美容液は、皮膚に対する保湿性および皮膚浸透性が高いものであった。
比較例
1%サクシニルアテロコラーゲン水溶液0.1重量%、ヒアルロン酸ナトリウム1.0重量%、コラーゲンペプチド0.003重量%、アミノ酸混合溶液「プロデュウ400(商品名:味の素株式会社製)」0.5重量%、5%メタクリロイルオキシエチルホスホコリンとn−ブチルメタクリレート共重合体「LipidureーPMB(商品名:日本油脂株式会社製)」水溶液0.5重量%、ペンチレングリコール2重量%、フェノキエタノール0.2重量%および純水残量を攪拌・混合した。得られた美容液は、皮膚に対する保湿性および浸透性に劣り、また使用時の伸びも劣るものであった。
発明の効果
本発明は、ヒアルロン酸ナトリウム、コラーゲン、低分子コラーゲンおよび2ーメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとnーブチルメタクリレートとの共重合体を配合することにより、得られた化粧品は、保湿効果に優れ、かつ皮膚浸透性を有するので、皺の形成を抑制する効果がある。

Claims (4)

  1. つぎの成分を含有することを特徴とする化粧品
    (a)ヒアルロン酸ナトリウム
    (b)低分子コラーゲン
    (c)コラーゲン
    (d)2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとnーブチルメタクリレートとの共重合体
  2. 成分配合比が、(a)/{(b)+(c)}=10〜220(重量比)であり、かつ(b)/(d)=0.07〜1.2(重量比)である請求項1に記載の化粧品
  3. コラーゲンが、コラーゲンを酵素で分解して得られるアテロコラーゲンを、サクシニル化、ミリスチル化、フタル化したコラーゲンから選択された一種または二種以上である請求項1から2に記載の化粧品
  4. 低分子コラーゲンが、ゼラチン成分またはコラーゲン成分を酵素で分解して得られる分子量約280〜1000のコラーゲンペプチドである請求項1から2に記載の化粧品
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008239507A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Fancl Corp コラーゲンの三重螺旋構造安定化剤
JP2009013129A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Fujifilm Corp 化粧品組成物
JP2009161440A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Toyo Shinyaku Co Ltd 化粧料

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