JP2007068778A - 注射針の保護キャップ及び注射針の保護キャップ用鍔 - Google Patents

注射針の保護キャップ及び注射針の保護キャップ用鍔 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、確実にリキャップのときの刺通事故を防止することができる注射針保護キャップと、注射針保護キャップ用鍔とを提供する。
【解決手段】 本発明の注射針の保護キャップは、基端に開口11aを備えた中空の筒状本体部11と、該筒状本体部の中間に設けられ前記開口より大きな径を有する鍔部12と、を備えたことを特徴としている。前記鍔部12が、筒状本体部11の開口11a側に嵌合する構成としたり、前記鍔部が多角形である構成とすることができる。注射針を注射針の保護キャップ内に挿入するとき、注射針21の先端がキャップの開口11aを外れたときは、注射針は鍔部12に当たり、指に刺すことを確実に防止できる
【選択図】 図1

Description

本発明は、注射器の注射針を、誤って医者などの手や指に刺す、針刺し事故を防ぐための注射針の保護キャップ等に関するものである。
病院で注射をする場合、以下のように行っている。まず、処置台の上に注射液のアンプルと注射針の付いた注射器と、注射針保護キャップとを用意する。注射器でアンプルから所定量の注射薬を吸い取る。こうして注射薬が充填された注射器を、患者のところに持っていく。患者が処置台のすぐそばにいれば、注射薬を充填したそのままの状態で患者の静脈などに刺通して注射することができるが、多くの場合、患者は処置台から遠く離れたところにいる。そのため、注射薬の充填された注射器を患者のところまで運ぶ必要があるが、このとき、注射針がむき出し状態であると、注射針の汚染及び針刺し事故の危険が大きい。そこで、注射針保護キャップを針に被せて運ぶ。
患者のところへ行って注射行為が終了した場合、その場所に注射針専用の廃棄箱があるとは限らない。処置台のところまで運んで廃棄箱に投入するために、再度注射針保護キャップを被せて運ばなければならない。また、手術場で、麻酔薬(キロカイン)充填注射器は、何回にも分注する。そのたびにリキャップの必要がある。このように、病院などで注射針にキャップを被せることをリキャップといい、リキャップする機会は1つの注射器について複数回行う場合もあるため、かなりの回数になる。
このリキャップ作業時に、医師や看護士などの病院関係者が誤って自分の手や指に針を刺す事故が多い。AIDSやビールス性肝炎や各種の伝染性疾病などに罹患している者に使用した注射針が、他の人に接触すると、疾病が感染するおそれがある。
このような事故を防ぐため、リキャップをしないようにすることを指導する傾向にあるが、上述した事情から、現実的な方法とは言えない。
リキャップ作業時に手や指に注射針を刺すのは、一方の手にキャップを持ち、他方の手で注射器をもって先端の注射針をキャップに差し込む際に、針先がキャップから外れて相手側の指や手を刺してしまうからである。
そこで、特許文献1(特開2005−152361号)では、有底円筒状のキャップの入口から側面にかけて楔型の切欠を形成し、切欠の下端に把持部を設け、一方の手でこの把持部をもち、反対側の手で注射器を持ち、注射針とキャップとが交差するようにして針先を切欠に入れ、針先が切欠からキャップ内部に入ったら、注射針とキャップを平行にして注射針をキャップに安全に挿入するものを提案している。楔型の切欠の入口を大きくすることで、針先を切欠に入れ易くでき、リキャップを安全にすることができる。
また、特許文献2(特開2003−658号)では、キャップを垂直に保持する孔部と、注射針を注射器から分離させる分離案内溝とを有する注射器用補助具を提案している。注射器用補助具をテーブルなどの上に置き、キャップを孔部に挿通して垂直に立てておいて、ここに注射針を差し込む。注射針がキャップに収容されたら、これを分離案内溝にもってきて、キャップに収容された注射針を、注射器から取り外す。この特許文献2のものは、片手で作業することができるので、刺通することを確実に防止することができる。
また、特許文献3(特開平6−121837号)では、キャップの入口をラッパ状に拡げたキャップを提案している。ラッパ状の開口によって、注射針をキャップに挿入し易くするものである。
特開2005−152361号 特開2003−658号 特開平6−121837号
しかしながら、特許文献1に記載のものは、キャップの構造が複雑になり、高価なものになる。また、把持部と切欠とが隣接しているので、誤って手指を刺すことを確実には防止できない。また、キャップの入口に切欠があるので、キャップと注射針との結合が弱く、外れ易い。
特許文献2に記載のものは、片手で作業ができるので、手指を刺通することはない。しかし、キャップの孔が小さく、片手で入れるのは、注射針が安定しないので難しい。また、注射器用補助具を持ち歩く必要があり、面倒である。
特許文献3に記載のものは、構成も簡単である。しかし、キャップの入口は、注射針の注射器への取付部をしっかりと把持する必要がある。これに対し、ラッパ状に拡げると、取付部を把持するところも径が大きくなって、把持できなくなる可能性がある。そのため、刺通事故を防止できるのに十分な大きさにすることが困難である。
本発明は、このような事実から考えられたもので、簡単な構成で、確実にリキャップのときの刺通事故を防止することができる注射針保護キャップと、注射針保護キャップ用鍔とを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明の注射針の保護キャップは、基端に開口を備えた中空の筒状本体部と、該筒状本体部の中間に設けられ前記開口より大きな径を有する鍔部と、を備えたことを特徴としている。
前記筒状本体部が基端から先端に向かって細くなるテーパー部を有し、前記鍔部が中間部に貫通孔を有し、該貫通孔が前記筒状本体部のテーパー部に嵌合係止される構成としたり、前記鍔部が、筒状本体部の開口側に嵌合する構成としたり、前記鍔部が多角形である構成とすることができる。
本発明の注射針の保護キャップ用鍔は、基端に開口を備えた中空の筒状本体部に嵌合される貫通孔を有し、前記筒状本体部の開口より大きな外径を備え、前記筒状本体部の中間に嵌合固定されることを特徴としている。
本発明の注射針の保護キャップは次のようにして使用する。一方の手で注射針の保護キャップの筒状本体部の鍔部より先端側を把持し、他方の手で注射器又は注射針を把持して、両者を接近させ、注射針を注射針の保護キャップ内に挿入する。このとき、注射針の先端がキャップの開口を外れると、注射針は、そのままキャップを保持する指に向かって進む。従来は、そのまま進んでキャップを把持している指を刺すことになったが、本発明では、鍔部があるので、ここで針先を受け、針刺し事故を確実に防止できるという優れた効果を奏する。
前記鍔部が、筒状本体部の開口側に嵌合すると、注射針の保護キャップを処置台上に置いたとき、開口が上向きになる。そこで、上向きになっている開口に、注射針を挿入し、キャップを掬うように針先を上に向け、注射針にキャップが被った後で、キャップを押し込んで装着する。この方法は、キャップに注射針を挿入するときには、キャップを手指で把持していないので、より確実に針刺し事故を防止できる。
鍔部を多角形にすることで、注射針の保護キャップを処置台上に置いたとき、転がることを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の注射針保護キャップ10(以下「キャップ」という)と注射針21とを示す正面図、図2は、注射器20を示す図で、図3はキャップ10の拡大断面図、図4は鍔部12を図3の右側から見た図である。
図2に示すように、注射器20は、注射針21と、シリンダ22と、ピストン23とから構成される。
図1、図3及び図4に示すように、キャップ10は、基端側に注射針21が進入する開口11aを有し、先端側が閉じた有底円筒からなる筒状本体11と、この筒状本体11の中間に設けられた鍔部12とから構成されている。
筒状本体11は、プラスチックの成型品で、筒状本体11の開口11aは、注射針21を挿入し易いようにラッパ状に拡大されている。ただし、開口11aの中心部の径d1は、注射針21の接続部21aの径d2とほぼ一致しており、開口11aに注射針21の接続部21aをある程度の強さで押し込むことによって、嵌合保持できるようにしている。保持の程度は、下限が、注射針21をキャップ10に挿入後に開口11aを下に向けても注射針21がキャップ10から落下しない程度である。また、上限は、図2に示すようにキャップ10を注射器20に装着された注射針21に被せた状態から、キャップ10を掴んで注射器20から引き抜く場合、キャップ10だけを注射針21から容易に外すことができ、キャップ10と一緒に注射針21が注射器20から外れてくることがない程度の固さである。
筒状本体11は、テーパー状になっており、開口11aからの中空部分の深さL1は、注射針21の長さL2より若干長くなっている。
鍔部12は、筒状本体11と同様のプラスチックの成型品で、皿状をしており、中央にボス12aがあり、ここに筒状本体11と嵌合する貫通孔12bがある。開口11aの直径をD1としたとき、鍔部12の直径D2は、D1<D2の関係になっており、鍔部12の径D2の大きさは、キャップ10を掴む指31,32(図1)を覆うことができる程度である。このような構成により、キャップ10に注射針21を挿入するとき、注射針21が開口11aから外れても、鍔部12で針先を受けることで、指や手を刺すことがないようにすることができる。また、鍔部12を開口11aと別個に作ることによって、鍔部12の径を注射針21の接続部21aの径と無関係に大きくすることができる。
また、鍔部12は、筒状本体11の中間から開口11a側に嵌合するようにしている。これは、キャップ10を処置台上に置いたとき、開口11aが上向きになるようにするためである。
次に、本発明のキャップ10の使い方を説明する。図1に示すように、一方の手の指31,32でキャップ10の鍔部12より先端側を把持し、他方の手で、注射針21を保持する。注射針21が注射器20に装着されている場合は、注射器20を保持する。キャップ10と注射針21を接近させ、注射針21をキャップ10の開口11a内に挿入する。このとき、注射針21の先端がキャップ10の開口11aを外れると、注射針21は、そのままキャップ10を保持する指31,32に向かって進む。従来は、そのまま進んで注射針21が指31,32のいずれかを刺すことになったが、本発明では、鍔部12があるので、ここで針先を受け、指に刺すことを確実に防止できる。
あるいは、処置台の上に置かれたキャップ10の上向きになっている開口11aに、注射針21を挿入し、キャップ10を掬うように針先を上に向け、注射針21にキャップ10が被った後で、キャップ10を押し込んで装着する。この方法は、注射針21がキャップ10に挿入されるときは、キャップ10を手指で保持していないことから、より確実に針刺し事故を防止できる。
なお、開口11aは実施例のようにラッパ状にする必要はない。ただし、ラッパ状に拡大しておくことによって、注射針21の挿入を容易にすることができる。
鍔部12は、筒状本体11と一体にすることで、プラスチックの成形加工で一度に成形することも可能である。しかし、筒状本体11と鍔部12とを別個に製造し、使用時に嵌合させるようにしててもよい。
図5は鍔部の別の実施例を示す図で、(a)は中央線での断面図、(b)は(a)の右側面図である。鍔部12は、図4に示すように円形であるが、処置台に置いたとき、転がるおそれがある。これに対し、図5に示す鍔部112のように六角形にすることによって、処置台に置いたとき、転がることを防止することができる。形状は、六角形に限定されず、一般に多角形であればよい。ボス部112a及び貫通孔112bは円形でよい。
本発明の実施例では、注射器の注射針にキャップを使用したが、点滴などに使用する留置針や、翼付き注射針などの注射器に取り付けないタイプの注射針にも使用できるものである。
本発明の注射針保護キャップと注射針とを示す正面図である。 注射器を示す図である。 キャップの拡大断面図である。 図3の注射針保護キャップの鍔部を右側から見た図である。 鍔部の別の実施例で、(a)は中央線での断面図、(b)は(a)の右側面図である。
符号の説明
10 注射針保護キャップ
11 筒状本体
11a 開口
12 鍔部
12b 貫通孔
20 注射器
21 注射針
112 鍔部

Claims (5)

  1. 基端に開口を備えた中空の筒状本体部と、該筒状本体部の中間に設けられ前記開口より大きな径を有する鍔部と、を備えたことを特徴とする注射針の保護キャップ。
  2. 前記筒状本体部が基端から先端に向かって細くなるテーパー部を有し、前記鍔部が中間部に貫通孔を有し、該貫通孔が前記筒状本体部のテーパー部に嵌合係止されることを特徴とする請求項1記載の注射針の保護キャップ。
  3. 前記鍔部が、筒状本体部の開口側に嵌合することを特徴とする請求項1又は2記載の注射針の保護キャップ。
  4. 前記鍔部が多角形であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の注射針の保護キャップ。
  5. 基端に開口を備えた中空の筒状本体部に嵌合される貫通孔を有し、前記筒状本体部の開口より大きな外径を備え、前記筒状本体部の中間に嵌合固定される注射針の保護キャップ用鍔。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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