JP2007068124A - 送信方法、送信装置及び通信システム - Google Patents

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剛 藤本
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俊匡 松岡
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Abstract

【課題】 信号波を生成して送信する送信処理回路にて生成された信号波を、コンデンサ成分を含む静電気放電保護回路が配設された内部の伝送路を介して外部へ送信する送信装置を用いた送信方法において、静電気の耐圧性能を向上させ、長距離の伝送を容易に実現することが可能な送信方法、送信装置及び通信システムを提供する。
【解決手段】 送信装置20は、送信側静電気放電保護回路27のコンデンサ成分の容量及び電祖中の減衰量に基づいて、生成した信号波の高周波成分の振幅、即ち2値データの値の遷移時の振幅を大きくする強調処理を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、送信装置から信号波を送信する送信方法、該送信方法を適用した送信装置、及び該送信装置を備える通信システムに関し、特に高耐圧な静電気放電保護回路の実装に際しても高速な長距離通信を実現する送信方法、送信装置及び通信システムに関する。
近年、車両に搭載される車載カメラ、ナビゲーション装置、オーディオビジュアル装置等の各種車載装置が増加の一途を辿っており、これらの各種装置を伝送線で接続する様々な車載システムが提案され、また実用化されている
車載システムにおいては、車載カメラの撮像に基づく画像データ、ナビゲーション用のデータ、オーディオビジュアル用のデータ等のデジタルデータに基づく信号波を、送信側の装置から受信側の装置へ伝送線を介して送信する。また送信側の装置及び受信側の装置では、静電気放電から内部回路を保護するために、例えば一対のダイオード又はその等価回路にて構成される静電気放電(Electro Static Discharge)保護回路が、伝送線に繋がる伝送路に配設されている(例えば特許文献1参照。)。
特開2005−5705号公報
しかしながら送信側の装置から受信側の装置へ送信する信号波の高周波成分が、静電気放電保護回路に含まれているコンデンサ成分により減衰するという問題がある。特に静電気の耐圧性能を向上させるべく静電気放電保護回路の容量を大きくする程、コンデンサ成分の容量が大きくなり、信号波の高周波成分の減衰量が大きくなる。また本来、伝送線による信号波の伝送時には、表皮効果及び抵抗成分により、信号波の高周波成分の信号強度が距離に応じて減衰するため、長距離の伝送が困難であるという問題がある。従って表皮効果及び抵抗成分による高周波成分の減衰に加えて、静電気放電保護回路のコンデンサ成分による減衰が生じるとなると、長距離の伝送は困難性を増すことになる。さらに高周波成分による減衰が大きい場合、高周波数化により、単位時間当たりに伝送する情報を高密度化する高速な通信が困難であるという問題が生じる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、生成した信号波を送信する場合に、静電気放電保護回路のコンデンサ成分の容量に基づく量の電荷を充電することを目的として、信号波の高周波成分の振幅を大きくすることにより、静電気放電保護回路にて減衰する高周波成分を補償し、大きなコンデンサ成分を有する高耐圧の静電気放電保護回路を実装して静電気の耐圧性能を向上させることが可能であり、長距離の伝送を容易にし、高速な通信を実現することが可能な送信方法、該送信方法を適用した送信装置、及び該送信装置を備える通信システムの提供を目的とする。
第1発明に係る送信方法は、コンデンサ成分を含む静電気放電保護回路を外部及び/又は内部に有する送信処理回路にて、信号波を生成し送信する送信方法において、前記コンデンサ成分の容量に基づいて、生成された信号波の高周波成分の振幅を大きくすることを特徴とする。
第2発明に係る送信装置は、信号波を送信する送信装置において、信号波を生成し送信する送信処理回路と、該送信処理回路の外部及び/又は内部に配設され、コンデンサ成分
を含む静電気放電保護回路と、前記コンデンサ成分の容量に基づいて、前記送信処理回路にて生成された信号波の高周波成分の振幅を強調する強調手段とを備えることを特徴とする。
第3発明に係る送信装置は、第2発明において、前記送信処理回路は、2値データに基づく信号波を生成する様に構成してあり、2値データの値の遷移時の振幅を大きくする強調成分の信号波を生成する手段を更に備え、前記強調手段は、前記送信処理回路にて生成された信号波に、強調成分の信号波を重畳するように構成してあることを特徴とする。
第4発明に係る通信システムは、第2発明又は第3発明に記載の送信装置と、該送信装置から送信される信号波を受信する受信装置とを備え、前記受信装置は、信号波を受信する受信処理回路と、該受信処理回路の外部及び/又は内部に配設され、コンデンサ成分を含む静電気放電保護回路とを備え、前記強調手段は、前記送信装置が備える静電気放電保護回路のコンデンサ成分の容量及び前記受信装置が備える静電気放電保護回路のコンデンサ成分の容量並びに前記送信装置から受信装置までの信号波の伝送損失に基づいて、前記送信処理回路にて生成された信号波の高周波成分の振幅を強調する様に構成してあることを特徴とする。
本発明では、静電気放電保護回路のコンデンサ成分の容量及び信号波の伝送損失に基づいて、送信する信号波の高周波成分の振幅を大きくすることにより、静電気放電保護回路にて減衰する高周波成分、更には伝送中に損失する高周波成分を補償することが可能である。そして本発明では、高周波成分及び伝送時の損失による減衰を補償することにより、大きなコンデンサ成分を有する高耐圧の静電気放電保護回路を実装して、静電気に対する耐圧性能を向上させることが可能であり、また伝送距離を延長することが可能である。更に本発明では、高周波数化により情報の高密度化を要する高速な通信を実現することが可能である。
本発明に係る送信方法、送信装置及び通信システムは、信号波を生成し送信する送信処理回路と、送信処理回路の外部及び/又は内部に配設され、コンデンサ成分を含む静電気放電保護回路とを備える送信装置において、コンデンサ成分の容量及び信号波の伝送損失に基づいて、送信する信号波の高周波成分の振幅を大きくする。例えば送信装置において、信号波の値の遷移時の振幅を大きくする強調成分の信号波を生成し、送信処理回路にて生成した信号波に重畳する。また受信装置が備える受信処理回路の外部及び/又は内部にも静電気放電保護回路が配設されている場合には、受信装置が備える静電気放電保護回路のコンデンサ成分の容量も加味して信号波の高周波成分の振幅を大きくする。
この構成により本発明では、静電気放電保護回路及び伝送時の損失にて減衰する高周波成分の減衰を補償することにより、大きなコンデンサ成分を有する高耐圧の静電気放電保護回路を実装して、静電気に対する耐圧性能を向上させることが可能であり、また伝送距離を延長することが可能である等、優れた効果を奏する。更に本発明では、高周波数化により情報の高密度化を要する高速な通信を実現することが可能である等、優れた効果を奏する。
特に高周波成分を強調する回路として、伝送距離を延長させるためのプリエンファシス回路を転用することにより、新たな回路を要することなく、静電気放電保護回路にて減衰する高周波成分を補償することが可能である等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明の通信
システムの構成例を示すブロック図である。図1中1は、自動車等の車両であり、車両1には、車載カメラ等の装置にて生成された画像信号を出力する画像信号出力装置10が配設されており、画像信号出力装置10には、画像信号出力装置10から出力された画像信号を送信する送信装置20が接続されている。送信装置20には、1組の差動より対線を1本の線として用いた伝送線2の一端が接続され、伝送線2の他端には、送信装置20から伝送線2を介して送信される画像信号を受信する受信装置30が接続されている。受信装置30には、画像信号に基づく画像を表示する液晶ディスプレイ等の画像表示装置40が接続されている。
画像信号出力装置10は、画像を形成する色成分信号、音声信号、制御信号等の複数ビットの2値信号をパラレルデータとして送信装置20へ出力する。送信装置20は、受信したパラレルデータを2値のシリアルデータに変換して受信装置30へ伝送線2を介して送信する。受信装置30は、受信したシリアルデータをパラレルデータに変換して画像表示装置40へ出力する。
なお画像信号出力装置10及び送信装置20は、一つの筐体内に組み込まれる様に形成しても、また異なる筐体として形成する様にしても良い。受信装置30及び画像表示装置40も同様である。
図2及び図3は、本発明の通信システムにて用いられる各種装置の構成例を示すブロック図であり、図2が主に送信装置20を示し、図3が主に受信装置30を示している。画像信号出力装置10は複数ビットの2値信号にて構成されるパラレルデータを出力する信号出力インタフェース11,11,…を備えている。
送信装置20は、画像信号出力装置10からパラレルデータとして出力された2値信号の入力を受け付ける信号入力インタフェース21,21,…を備えている。
信号入力インタフェース21,21,…からパラレルデータとして入力された各2値信号は、入力側静電気放電(Electro Static Discharge)保護回路(以降入力側ESD保護回路という)22,22,…が配設された入力側伝送路23,23,…を介してラッチ回路24へ出力される。入力側ESD保護回路22,22は、静電気放電から内部回路を保護するために設けられている。
ラッチ回路24では、図示しないクロック用信号発振回路から受け付けたクロック信号による所定のタイミングに基づいて、信号入力インタフェース21,21,…から入力された各2値信号を、各信号入力インタフェース21,21,…に夫々対応する複数の格納部を備えるマルチプレクサ25へ出力する。
マルチプレクサ25では、入力された各2値信号を、内蔵している格納部にビット単位で格納し、格納した各2値信号を配列して生成した2値のシリアルデータを、所定のタイミングで送信インタフェース26へ出力する。
送信インタフェース26は、LVDS(低電圧差動通信:Low Voltage Differential Signaling)等のインタフェース規格に則して設計されており、受け付けた2値のシリアルデータに基づき2値の信号波を生成し、生成した信号波を、送信側静電気放電保護回路(以降、送信側ESD保護回路という)27,27が配設された送信側伝送路28,28を介して伝送線2上へ送出する。各送信側ESD保護回路27,27は、静電気放電から内部回路を保護するために、例えば一対のダイオード又はその等価回路にて構成されており、コンデンサ成分を含んでいる。なお各送信側ESD保護回路27,27は、送信インタフェース26の内部に配設されていても良く、更には送信インタフェース26の外部及び
内部の双方に配設されていても良い。
受信装置30は、伝送線2から受信した信号波を、受信側静電気放電保護回路(以降、受信側ESD保護回路という)31,31が配設された受信側伝送路32を介して受け付ける受信インタフェース33を備えている。各受信側ESD保護回路31,31は、静電気放電から内部回路を保護するために、例えば一対のダイオード又はその等価回路にて構成されており、コンデンサ成分を含んでいる。受信インタフェース33は、受け付けた信号波を2値のシリアルデータとして認識し、デマルチプレクサ34へ出力する。なお各受信側ESD保護回路31,31は、受信インタフェース33の内部に配設されていても良く、更には受信インタフェース33の外部及び内部の双方に配設されていても良い。
デマルチプレクサ34は、受信インタフェース33から受け付けた信号を格納する複数の格納部を有しており、シリアルデータに含まれる2値信号を配列されていた順序に基づいて、格納部にビット単位で格納する。そしてマルチプレクサ34では、図示しないクロック信号回路、PLL回路及びCDR回路により指示される所定のタイミングに基づいて、格納部に格納した夫々の信号をパラレルデータとしてラッチ回路35へ出力する。
ラッチ回路35では、パラレルデータとして受け付けた複数の2値信号を、対応する複数の信号出力インタフェース36,36,…へ出力する。
各信号出力インタフェース36,36,…は、受け付けた複数の2値信号を、出力側静電気放電保護回路(以降出力側ESD保護回路という)37,37,…が配設された出力側伝送路38,38,…を介して画像表示装置40へ出力する。出力側ESD保護回路37,37,…は、静電気放電から内部回路を保護するために設けられている。
画像表示装置40は、受信装置30から出力されるパラレルデータの入力を受け付ける信号入力インタフェース41,41,…を備えている。
次に送信装置20が備える送信インタフェース26について説明する。送信インタフェース26にて生成された信号波を伝送する送信側伝送路28,28には、送信側ESD保護回路27,27が配設されている。このため送信インタフェース26から送信する信号波の高周波成分が、送信側ESD保護回路27,27のコンデンサ成分により漏洩して減衰する。
送信側ESD保護回路27,27のコンデンサ成分の容量をCとし、送信側ESD保護回路27,27にかかる電位差をVとすると、送信側ESD保護回路27,27に漏洩する電荷量Qは、下記の式1として示すことができる。
Q=CV …式1
但し、Q:電荷量
C:容量
V:電位差
また送信インタフェース26から送信される信号波の電流値をIとすると、漏洩する電荷量Qは、時間tを用いた下記の式2として示すことができる。
Q=∫Idt …式2
但し、I:信号波の電流値
t:時間
このように送信インタフェース26から送信される2値の信号波の値が遷移する時、電荷量Qに相当する電荷が送信側ESD保護回路27,27に漏洩するため、送信時の信号波の波形が変形することになる。そこで送信インタフェース26では、信号波の値の遷移時に、コンデンサ成分の容量Cに基づいて、信号波の電流値を高く、即ち信号波の振幅を大きくして、漏洩する電荷量Qを補償し、信号波の波形を保つ処理を行う。なおここで送信側ESD保護回路27,27のコンデンサ成分の容量をCとしたが、受信装置30が備える受信側ESD保護回路31,31のコンデンサ成分の容量も無視できない場合、上記式1における容量Cは、送信側ESD保護回路27,27のコンデンサ成分の容量及び受信側ESD保護回路31,31のコンデンサ成分の容量の和となる。さらに伝送線2による信号波の伝送中において、伝送線2の表皮効果及び抵抗成分による高周波成分の減衰量も無視することができない程度に大きい場合、伝送損失による減衰量も加味して信号波の振幅を大きくする必要がある。
図4は、本発明の送信装置20が備える送信インタフェース26の概要の一例を示すブロック図である。送信インタフェース26は、LVDS等のインタフェース規格に則して設計された信号波生成回路261と、信号波の特定の箇所の振幅を大きくする強調成分の信号波を生成する強調成分生成回路262とを備えており、マルチプレクサ25から出力されたシリアルデータは、信号波生成回路261及び強調成分生成回路262に入力される。信号波生成回路261では、2値のシリアルデータに基づく信号波を生成し、強調成分生成回路262では、シリアルデータの値の遷移に対応する時に有意な振幅を有する波形の信号波を強調成分の信号波として生成する。シリアルデータの値の遷移時とは、シリアルデータを構成する信号が、「Low」から「High」へ又は「High」から「Low」へ遷移する時を示す。また強調成分として生成される信号波の振幅は、送信側ESD保護回路27,27及び受信側ESD保護回路31,31のコンデンサ成分の容量に基づき決定される。そして信号波生成回路261にて生成された2値のシリアルデータに基づく信号波に、強調成分生成回路262にて生成された強調成分の信号波を重畳することにより、シリアルデータの値の遷移に対応する時の振幅を大きくする。なお伝送線2の表皮効果による信号波の高周波成分の減衰が無視することができない程度に大きい場合、強調成分として生成される信号波の振幅は、伝送線2の表皮効果及び抵抗成分による減衰量も加味して決定される。
図5は、本発明の送信装置20が備える送信インタフェース26に関連する信号波の時間波形の一例を示すチャートである。図5(a)は、マルチプレクサ25からシリアルデータとして出力される信号の電圧波形であり、横軸に時間をとり、縦軸に電圧をとって、電圧の時間変化を示している。図5(b)は、信号波生成回路261にて生成される信号波の電流波形であり、横軸に時間をとり、縦軸に電流をとって、電流の時間変化を示している。図5(a)及び図5(b)は、縦軸として示した成分は異なるが、同様の概形である。図5(c)は、強調成分生成回路262にて生成される強調成分の信号波の電流波形であり、横軸に時間をとり、縦軸に電流をとって、電流の時間変化を示している。図5(c)に示す様に強調成分の信号波は、マルチプレクサ25から入力される信号の値の遷移に対応する時にのみ、遷移後の信号と同符号の電流が発生する波形を示している。図5(d)は、信号波生成回路261にて生成された信号波に、強調成分生成回路262にて生成された強調成分の信号波を重畳した信号波の波形であり、横軸に時間をとり、縦軸に電流をとって、電流の時間変化を示している。図5(d)に示す様に、信号波生成回路261にて生成された信号波に、強調成分生成回路261にて生成された強調成分の信号波を重畳した信号波の波形は、信号波の値が遷移時のみ振幅が大きい波形を示している。
図6は、送信装置から送信される信号波の波形の一例を示すアイパターンである。図6は、送信インタフェースから送信する信号波に、送信側ESD保護回路のコンデンサ成分に基づく強調成分の信号波を重畳していない状態を、本発明に対する比較のために示した
ものである。図6(a)は、横軸に時間をとり、縦軸に電圧をとって、送信インタフェースから送信される信号波の波形をアイパターンとして示している。図6(b)は、送信側ESD保護回路に高周波成分が漏洩した後の信号波の波形をアイパターンとして示している。図6(a)に示す様に、送信インタフェースから送信された直後の信号波の波形は、はっきりとしたアイパターンを形成しており、アイ開口が明確に開いている。これに対し図6(b)に示すアイパターンでは、アイ開口が小さくなっている。アイ開口が小さくなることにより、受信装置における信号誤認識率が高くなる。
図7は、本発明の送信装置20から送信される信号波の波形の一例を示すアイパターンである。図7(a)は、横軸に時間をとり、縦軸に電圧をとって、送信インタフェース26から送信される信号波の波形をアイパターンとして示している。図7(b)は、送信側ESD保護回路27,27にて高周波成分が漏洩した後の信号波の波形をアイパターンとして示している。図7(a)は、信号波生成回路261にて生成された信号波に、強調成分生成回路261にて生成された強調成分の信号波を重畳した信号波の波形であり、信号波の値の遷移時の振幅が大きくなっている。図7(b)では、送信側ESD保護回路27,27に信号波の高周波成分が漏洩しているが、コンデンサ成分の容量に基づき決定される強調成分の信号波が重畳されているので、はっきりとしたアイパターンを形成しており、アイ開口が明確に開いている。従って図6に示した信号波と比べ、受信装置30における信号誤認識率を低く抑えることが可能である。
前記実施の形態では、送信装置から受信装置へのみ信号を送信する形態を示したが、本発明はこれに限らず、夫々送信装置及び受信装置の機能を有する2台の通信装置間で双方向通信を行うシステムに適用する様にしても良い。
さらに前記実施の形態では、車両に搭載する通信システムに適用する形態を示したが本発明はこれに限らず、送信装置側をパーソナルコンピュータにて実現し、受信装置側をパーソナルコンピュータ用モニタにて実現するローカルエリアネットワークを構成する通信システムに適用する形態、更にはテレビジョン受像機、各種オーディオビジュアル装置等の家電用装置を備えるホームネットワークを構成する通信システムに適用する形態等、様々な形態に適用することが可能である。また伝送する信号も画像信号に限らず、様々な信号を伝送することが可能である。
本発明の通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の通信システムにて用いられる各種装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の通信システムにて用いられる各種装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の送信装置が備える送信インタフェースの概要の一例を示すブロック図である。 本発明の送信装置が備える送信インタフェースに関連する信号波の時間波形の一例を示すチャートである。 送信装置から送信される信号波の波形の一例を示すアイパターンである。 本発明の送信装置から送信される信号波の波形の一例を示すアイパターンである。
符号の説明
1 車両
2 伝送線
10 画像信号出力装置
20 送信装置
26 送信インタフェース
261 信号波生成回路
262 強調成分生成回路
27 送信側静電気放電保護回路
28 送信側伝送路
30 受信装置
31 受信側静電気放電保護回路
32 受信側伝送路
40 画像表示装置

Claims (4)

  1. コンデンサ成分を含む静電気放電保護回路を外部及び/又は内部に有する送信処理回路にて、信号波を生成し送信する送信方法において、
    前記コンデンサ成分の容量に基づいて、生成された信号波の高周波成分の振幅を大きくする
    ことを特徴とする送信方法。
  2. 信号波を送信する送信装置において、
    信号波を生成し送信する送信処理回路と、
    該送信処理回路の外部及び/又は内部に配設され、コンデンサ成分を含む静電気放電保護回路と、
    前記コンデンサ成分の容量に基づいて、前記送信処理回路にて生成された信号波の高周波成分の振幅を強調する強調手段と
    を備えることを特徴とする送信装置。
  3. 前記送信処理回路は、2値データに基づく信号波を生成する様に構成してあり、
    2値データの値の遷移時の振幅を大きくする強調成分の信号波を生成する手段を更に備え、
    前記強調手段は、前記送信処理回路にて生成された信号波に、強調成分の信号波を重畳するように構成してある
    ことを特徴とする請求項2に記載の送信装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の送信装置と、
    該送信装置から送信される信号波を受信する受信装置と
    を備え、
    前記受信装置は、
    信号波を受信する受信処理回路と、
    該受信処理回路の外部及び/又は内部に配設され、コンデンサ成分を含む静電気放電保護回路と
    を備え、
    前記強調手段は、前記送信装置が備える静電気放電保護回路のコンデンサ成分の容量及び前記受信装置が備える静電気放電保護回路のコンデンサ成分の容量並びに前記送信装置から受信装置までの信号波の伝送損失に基づいて、前記送信処理回路にて生成された信号波の高周波成分の振幅を強調する様に構成してある
    ことを特徴とする通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103178872A (zh) * 2013-04-11 2013-06-26 江苏沁恒股份有限公司 通过以太网延长usb系统传输距离的方法及装置

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