JP2007067665A - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 この発明は、印刷停止時間帯の終了時刻直前には、印刷停止時間帯においてメモリに保存された受信データの印刷が終了するように、印刷停止時間帯においてメモリに保存された受信データをまとめて印刷することができるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 メモリ内に保存されている受信データ量に基づいて、メモリ内に保存されている受信データを印刷するのに要する時間を算出し、印刷停止時間帯の終了時刻から印刷するのに要する時間と予め設定された監視処理間隔とを減算することにより、印刷開始予定時刻を算出する第1手段、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎているか否かを判別する第2手段、第2手段によって、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎていると判別した場合には、メモリ内に保存されている受信データを印刷する手段を備えている。
【選択図】 図4
【解決手段】 メモリ内に保存されている受信データ量に基づいて、メモリ内に保存されている受信データを印刷するのに要する時間を算出し、印刷停止時間帯の終了時刻から印刷するのに要する時間と予め設定された監視処理間隔とを減算することにより、印刷開始予定時刻を算出する第1手段、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎているか否かを判別する第2手段、第2手段によって、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎていると判別した場合には、メモリ内に保存されている受信データを印刷する手段を備えている。
【選択図】 図4
Description
この発明は、通常のファクシミリ装置、インターネットFAXと呼ばれるファクシミリ装置等のファクシミリ装置に関する。
特開平10−42803号公報には、省エネルギーモードが設定されている場合にはファクシミリ受信した画像情報をメモリに記憶し、メモリに記憶した画像情報が予め定めたページ数以上になったとき、または省エネルギーモードを解除したときに、メモリに記憶した画像情報を印刷させる技術が開示されている。
この従来技術では、省エネルギーモードを解除する時刻を設定することにより、省エネルギーモード時にメモリに記憶された画像情報の印刷開始時刻を指定することができる。
上記従来技術では、省エネルギーモード時にメモリに記憶された画像情報の印刷開始時刻を設定することはできるが、メモリに記憶されている画像情報量によって印刷時間が変化するため、省エネルギーモード時にメモリに記憶された画像情報の印刷終了時刻を指定することはできない。
ところで、ファクシミリ装置のユーザとしては、深夜時間帯などの電気料金が割引される時間帯にメモリに蓄積した画像情報の印刷を終了させておきたい、ユーザがファクシミリ装置を使用する可能性が高い所定時刻までにメモリに蓄積した画像情報の印刷を終了させておきたいといった要望がある。しかしながら、上記従来技術では、このような要望に答えることはできない。
特開平10−42083号公報
この発明は、ユーザによって設定された印刷停止時間帯においてはファクシミリ受信した受信データを印刷することなくメモリに保存させることができるとともに、印刷停止時間帯の終了時刻直前には、印刷停止時間帯においてメモリに保存された受信データの印刷が終了するように、印刷停止時間帯においてメモリに保存された受信データをまとめて印刷することができるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、印刷停止時間帯をユーザに設定させるための設定手段、印刷停止時間帯にファクシミリ受信した受信データを、印刷することなくメモリに保存させる手段、および印刷停止時間帯に最初にファクシミリ受信があったときには、監視手段による監視処理を実行させる手段を備えており、監視手段は、メモリ内に保存されている受信データ量に基づいて、メモリ内に保存されている受信データを印刷するのに要する時間を算出し、印刷停止時間帯の終了時刻から印刷するのに要する時間と予め設定された監視処理間隔とを減算することにより、印刷開始予定時刻を算出する第1手段、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎているか否かを判別する第2手段、第2手段によって、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎていないと判別した場合には、上記監視処理間隔に相当する時間だけ待機した後、上記第1手段および第2手段による処理を実行させる第3手段、および第2手段によって、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎていると判別した場合には、メモリ内に保存されている受信データを印刷した後、メモリ内に保存されている受信データを削除し、監視処理を終了させる第4手段を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、印刷停止時間帯をユーザに設定させるための設定手段、印刷停止時間帯にファクシミリ受信した受信データを、印刷することなくメモリに保存させる手段、および印刷停止時間帯においては、監視手段による監視処理を実行させる手段を備えており、監視手段は、メモリ内に保存されている受信データ量に基づいて、メモリ内に保存されている受信データを印刷するのに要する時間を算出し、印刷停止時間帯の終了時刻から印刷するのに要する時間と予め設定された監視処理間隔とを減算することにより、印刷開始予定時刻を算出する第1手段、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎているか否かを判別する第2手段、第2手段によって、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎていないと判別した場合には、上記監視処理間隔に相当する時間だけ待機した後、上記第1手段および第2手段による処理を実行させる第3手段、および第2手段によって、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎていると判別した場合には、メモリ内に保存されている受信データを印刷した後、メモリ内に保存されている受信データを削除し、監視処理を終了させる第4手段を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザによって設定された印刷停止時間帯においてはファクシミリ受信した受信データを印刷することなくメモリに保存させることができるとともに、印刷停止時間帯の終了時刻直前には、印刷停止時間帯においてメモリに保存された受信データの印刷が終了するように、印刷停止時間帯においてメモリに保存された受信データをまとめて印刷することができるようになる。
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説明する。
図1は、ファクシミリ装置の構成を示している。
ファクシミリ装置は、CPU1によって制御される。CPU1は、そのプログラム等を記憶するROM2、必要なデータを記憶するRAM3、印刷停止時間帯、受信データ等を記憶するためのメモリ4を備えている。メモリ4としては、例えば、不揮発性メモリが用いられる。
CPU1には、原稿画像を読み取るためのスキャナ部5、受信された画像を印刷するためのプリント部6、各種の操作および設定ならびに各種の案内表示を行なう操作表示部7、モデム8等が接続されている。操作表示部7は、タッチパネル付きの液晶表示器を備えている。モデム8には、NCU9が接続されている。NCU9には、公衆電話回線が接続されている。
このファクシミリ装置では、ユーザは、操作表示部7を操作することによって、印刷停止時間帯の開始時刻および終了時刻を設定できるようになっている。印刷停止時間帯においては、ファクシミリ受信した受信データは印刷されることなくメモリ4に保存される。そして、印刷停止時間帯の終了時刻直前には、印刷停止時間帯においてメモリ4に保存された受信データの印刷が終了するように、印刷停止時間帯においてメモリ4に保存された受信データがまとめて印刷される。
印刷停止時間帯は、受信データを直ちに印刷しなくてもよい時間帯に設定される。印刷停止時間帯の終了時刻前には、印刷停止時間帯においてメモリ4に保存された受信データの印刷が終了するように、印刷停止時間帯においてメモリ4に保存された受信データがまとめて印刷されるので、電気料金が割引される時間帯を印刷停止時間帯内の終了時刻付近に含ませておくことによって、印刷処理に要する電気料金を節約できる。
ここでは、例えば、図2に示すように、22時(開始時刻C)から翌日の8時(終了時刻D)までが印刷停止時間帯Bとして設定されているものとする。8時から22時までは、通常時間帯Aとなる。通常時間帯Aにおいては、ファクシミリ受信によって受信したデータは、通常通り、直ちに印刷される。
印刷停止時間帯Bにおいては、ファクシミリ受信した受信データは印刷されることなくメモリ4に保存される。そして、印刷停止時間帯Bの終了時刻Dの直前には、印刷停止時間帯Bにおいてメモリ4に保存された受信データの印刷が終了するように、印刷停止時間帯Bにおいてメモリ4に保存された受信データがまとめて印刷される。具体的には、印刷停止時間帯Bにおいてメモリ4に保存された受信データの印刷開始予定時刻Eは、印刷停止時間帯Bの終了時刻をD、印刷停止時間帯Bにおいてメモリ4に保存された受信データを印刷するのに必要な時間をF、後述する監視処理の時間間隔をGとすると、次式(1)に基づいて算出される。
E=D−F−G …(1)
図3は、ファクシミリ装置の受信処理手順を示している。
ファクシミリ受信によってデータを受信すると(ステップS1)、受信したデータをメモリ4に保存する(ステップS2)。そして、現在時刻が印刷停止時間帯B内であるか否かを判別する(ステップS3)。現在時刻が印刷停止時間帯B内でないと判別した場合、つまり、現在時刻が通常時間帯A内であると判別した場合には、メモリ4に保存した受信データの印刷を実行した後(ステップS4)、メモリ4内の受信データを削除する(ステップS5)。そして、ステップS1に戻る。
上記ステップS3において、現在時刻が印刷停止時間帯B内であると判別した場合には、監視処理を起動させる(ステップS6)。なお、ステップS3において、現在時刻が印刷停止時間帯B内であると判別した時点において、既に監視処理が起動されている場合には、現在行なわれている監視処理が続行せしめられる。つまり、印刷停止時間帯において、最初のファクシミリ受信によってデータを受信したときに、監視処理が起動せしめられる。
図4は、図3のステップS6によって起動される監視処理の詳細な手順を示している。
まず、メモリ4に蓄積されている受信データ量から、メモリ4に蓄積されている受信データを印刷するのに要する時間Fを算出する(ステップS11)。印刷停止時間帯Bの終了時刻をD、印刷に要する時間をF、監視処理の時間間隔をGとして、上記式(1)に基づいて、印刷開始予定時刻Eを算出する(ステップS12)。
そして、現在時刻が印刷開始予定時刻Eを過ぎているか否かを判別する(ステップS13)。現在時刻が印刷開始予定時刻Eを過ぎていない場合には、監視処理の時間間隔として設定された一定時間Gだけ待機した後(ステップS14)、ステップS11に戻る。
上記ステップS13において、現在時刻が印刷開始予定時刻Eを過ぎていると判別した場合には、メモリ4に蓄積されている受信データの印刷処理を実行した後(ステップS15)、メモリ4内の受信データを削除する(ステップS16)。そして、監視処理を終了する。
上記実施例では、印刷停止時間帯において、最初のファクシミリ受信によってデータを受信したときに、監視処理が起動せしめらているが、印刷停止時間帯に入った直後に、監視処理を起動させるようにしてもよい。
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 メモリ
5 スキャナ部
6 プリント部
7 操作表示部
8 モデム
9 NCU
2 ROM
3 RAM
4 メモリ
5 スキャナ部
6 プリント部
7 操作表示部
8 モデム
9 NCU
Claims (2)
- 印刷停止時間帯をユーザに設定させるための設定手段、
印刷停止時間帯にファクシミリ受信した受信データを、印刷することなくメモリに保存させる手段、および
印刷停止時間帯に最初にファクシミリ受信があったときには、監視手段による監視処理を実行させる手段を備えており、
監視手段は、
メモリ内に保存されている受信データ量に基づいて、メモリ内に保存されている受信データを印刷するのに要する時間を算出し、印刷停止時間帯の終了時刻から印刷するのに要する時間と予め設定された監視処理間隔とを減算することにより、印刷開始予定時刻を算出する第1手段、
現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎているか否かを判別する第2手段、
第2手段によって、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎていないと判別した場合には、上記監視処理間隔に相当する時間だけ待機した後、上記第1手段および第2手段による処理を実行させる第3手段、および
第2手段によって、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎていると判別した場合には、メモリ内に保存されている受信データを印刷した後、メモリ内に保存されている受信データを削除し、監視処理を終了させる第4手段、 を備えていることを特徴とするファクシミリ装置。 - 印刷停止時間帯をユーザに設定させるための設定手段、
印刷停止時間帯にファクシミリ受信した受信データを、印刷することなくメモリに保存させる手段、および
印刷停止時間帯においては、監視手段による監視処理を実行させる手段を備えており、 監視手段は、
メモリ内に保存されている受信データ量に基づいて、メモリ内に保存されている受信データを印刷するのに要する時間を算出し、印刷停止時間帯の終了時刻から印刷するのに要する時間と予め設定された監視処理間隔とを減算することにより、印刷開始予定時刻を算出する第1手段、
現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎているか否かを判別する第2手段、
第2手段によって、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎていないと判別した場合には、上記監視処理間隔に相当する時間だけ待機した後、上記第1手段および第2手段による処理を実行させる第3手段、および
第2手段によって、現在時刻が印刷開始予定時刻を過ぎていると判別した場合には、メモリ内に保存されている受信データを印刷した後、メモリ内に保存されている受信データを削除し、監視処理を終了させる第4手段、 を備えていることを特徴とするファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005249509A JP2007067665A (ja) | 2005-08-30 | 2005-08-30 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005249509A JP2007067665A (ja) | 2005-08-30 | 2005-08-30 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007067665A true JP2007067665A (ja) | 2007-03-15 |
Family
ID=37929380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005249509A Pending JP2007067665A (ja) | 2005-08-30 | 2005-08-30 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007067665A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020061671A (ja) * | 2018-10-11 | 2020-04-16 | シャープ株式会社 | 画像形成装置、印刷制御プログラムおよび印刷制御方法 |
-
2005
- 2005-08-30 JP JP2005249509A patent/JP2007067665A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020061671A (ja) * | 2018-10-11 | 2020-04-16 | シャープ株式会社 | 画像形成装置、印刷制御プログラムおよび印刷制御方法 |
JP7153523B2 (ja) | 2018-10-11 | 2022-10-14 | シャープ株式会社 | 画像形成装置、印刷制御プログラムおよび印刷制御方法 |
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