JP2007067532A - デジタル放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 誤り訂正後のトランスポートストリームからデスクランブルの対象となるパケットを抽出する手段と、抽出されたパケットからスクランブル制御フラグを抽出する手段と、抽出されたパケットからエラーインジケータフラグを抽出する手段と、抽出されたエラーインジケータフラグの値に基づいて、対応するスクランブル制御フラグの正誤を判定し、正しいと判定されたスクランブル制御フラグを予測値として得る判定手段と、誤り訂正後のトランスポートストリームのスクランブル制御フラグを予測値で置換するスクランブル制御フラグ置換手段を備えた。
【選択図】 図1
Description
図1はこの発明の実施の形態1から実施の形態6に共通なデジタル放送受信装置の機能構成を示すブロック図である。
図において、フロントエンド部100は、復調部110と誤り訂正部120から構成され、受信したRF信号からTSを得る手段である。OFDM復調部110は、選局により選択された受信チャンネルのRF信号をOFDM復調してTSを得る手段である。誤り訂正部120は、復調TSに対して誤り訂正符号を用いた伝送時に発生した誤り訂正を行う手段である。スクランブル制御ビット誤り訂正部200は、後述するがこの発明を構成するために設けられた機能部であり、フロントエンド部100で出力した誤り訂正後のTSの中のスクランブル制御フラグのフィールドに対して予測訂正を行う手段である。
限定受信情報は、サービス(編成チャンネル)やイベント(番組)の視聴を制御する限定受信方式(Conditional Access System:CAS)を実現するためにTSパケットに付加されて送られてくる情報で、ECM(Entitlement Control Message:日本語では「共通情報」)およびEMM(Entitlement Management Message:日本語では「個別情報」)からなる。このうちECMは、デスクランブルを行う際に用いる関連情報のうちの番組情報、スクランブル鍵およびデスクランブル機能の制御(有効化/無効化)情報からなり、暗号化されている。EMMは、加入者ごとの契約情報やECMの暗号を解くための鍵情報(ワーク鍵)を含んだ情報である。
一方、番組特定情報(Program Specific Information:PSI)は、TSから所要の番組を選択するために必要な情報で、TSに含まれている番組と番組を構成している映像や音声ストリームなどの番組の要素との関係を表す4つのテーブル、PAT(Program Association Table:放送番組関連テーブル)、PMT(Program Map Table:放送番組マップテーブル))、NIT(Network Information Table:ネットワーク情報テーブル)、CAT(Conditional Access Table:限定受信テーブル)で構成されている。これらのテーブルはTSパケットにセクション形式でマッピングされて送られてくる。なお、PATは、多重の中の各サービスに対応するPMTのある場所(TSパケットのPID)を表すテーブルである。NITは、ネットワーク内のチャネル構成情報、それに対応する変調方式、ガードインターバルなどの情報が記述されたテーブルである。PMTは、番組を構成する画像や音声などの各符号化信号を伝送するTSパケットのPIDおよび有料放送の関連情報のうち共通情報(ECM)を伝送するTSパケットのPIDが記述されたテーブルである。CATは、個別情報(EMM)を伝送するTSパケットのPIDが記述されたテーブルである。
図1において、OFDM復調部110では、選択された受信チャンネルのRF信号からSTが復調される。誤り訂正部120では、この復調されたTSに対して、誤り訂正符号を用いて伝送系で発生した誤り訂正が行われる。誤り訂正後のTSは、スクランブル制御ビット誤り訂正部200に入力され、後述する方法により、限定受信処理部350からのデスクランブル情報に基づいて該TS中のスクランブル制御フラグのフィールドの誤り訂正が行われる。スクランブル制御フラグ訂正後のTSはMPEG処理部300に出力される。MPEG処理部300のデスクランブル部310では、限定受信処理部350から与えられるデスクランブルPID表に基づいて、訂正後のTSに対してデスクランブルが行われる。多重分離部320では、分離制御部340からの指示に基づいて、デスクランブルされたTSから映像や音声などのストリームが分離される。多重分離部320で分離された映像や音声などのストリームはそれぞれのデコーダ部330で復号され、再生情報として出力される。
デスクランブル対象パケット抽出部201は、誤り訂正後のTSから、限定受信処理部350から提示されるデスクランブルPID表中に含まれるPIDを持つTSパケットを抽出する手段である。スクランブル制御フラグ抽出部202は、入力されたデスクランブル対象TSパケットから、そのスクランブル制御フラグのフィールドを抽出する手段である。エラーインジケータフラグ抽出部203は、入力されるデスクランブル対象TSパケットから、そのトランスポートエラーインジケータフラグ(transport_error_indicator:以下、単に「エラーインジケータフラグ」とする。)のフィールドを抽出する手段である。ここで、スクランブル制御フラグは、TSパケットのぺイロードのスクランブルモードを識別するのに使用する領域で、その値が‘00’の場合「スクランブルなし」、‘01’の場合「未定義」、‘10’の場合「偶数鍵」、‘11’の場合「奇数鍵」を指定している。一方、エラーインジケータフラグは、図13に示すようにTSパケットヘッダに付加されて送られており、TSパケット内のビットエラーの有無を示し、誤り訂正部120で訂正不可能な誤りが検出された際に‘1’にセットされる。
デスクランブル対象パケット抽出部201では、入力された誤り訂正後のTSから、限定受信処理部350が提示するデスクランブルPID表中に含まれたPIDを持ったTSパケットが抽出され、スクランブル制御フラグ抽出部202およびエラーインジケータフラグ抽出部203のそれぞれに出力される。スクランブル制御フラグ抽出部202では、デスクランブル対象パケット抽出部201で抽出されたTSパケットのTSパケットヘッダにあるスクランブル制御フラグのフィールドが抽出され、判定部205に出力される。また、トランスポートエラーインジケータ抽出部203では、上記TSパケットヘッダにあるエラーインジケータフラグのフィールドが抽出され、判定部205に出力される。判定部205では、後述の処理手順に従い、抽出されたエラーインジケータフラグの値によって対応するスクランブル制御フラグの正誤を判定し、正しいと判定されたスクランブル制御フラグを予測値としてスクランブル制御フラグ置換部206に出力する。スクランブル制御ビット誤り訂正部200に入力される誤り訂正後のTSは、バッファ204にも入力され、判定部205で得られたスクランブル制御フラグの予測値とタイミングが揃うように遅延されてスクランブル制御フラグ置換部206に与えられる。スクランブル制御フラグ置換部206では、遅延されたTSに対して、そのスクランブル制御フラグのフィールドを判定部205で得られたスクランブル制御フラグの予測値で置換する。スクランブル制御フラグが置換されたTSは、MPEG処理部300のデスクランブル部310に出力され、デスクランブルされる。
判定部205の動作は、TSパケットごとのスクランブル制御フラグとエラーインジケータフラグの抽出結果に対して行われる。抽出されたスクランブル制御フラグが入力された後(ステップST101)、エラーインジケータフラグが入力される(ステップST102)。エラーインジケータフラグの入力値からスクランブル制御フラグの入力値のエラーの有無を判定する(ステップST103)。エラーインジケータフラグの入力値が‘0’(エラー無)の場合には、スクランブル制御フラグは正常値とみなして保存する(ステップST104)。この場合、前の保存値があるときは、上記新しいスクランブル制御フラグの入力値で置き換えることになる。一方、エラーインジケータフラグの入力値が‘1’(エラー有)の場合には、スクランブル制御フラグはエラー有とみなし、前の保存値を変更しない。次に、保存値であるスクランブル制御フラグの正常値をスクランブル制御フラグの予測値とし(ステップST105)、この予測値をスクランブル制御フラグ置換部206に出力する(ステップST106)。
図4はこの発明の実施の形態2に係る判定部の動作手順を示すフローチャートである。図において、実施の形態1の図3と同じ処理については同一のステップ符号を付して示し、原則としてその説明は省略する。
この実施の形態2の判定部205の動作は次のように入力部と出力部の2段階に分けられる。入力部のステップST101〜ST103では、実施の形態1と同様の処理が行われる。ステップST103の判定で、エラーインジケータフラグの入力値が‘0’(エラー無し)の場合、対応するスクランブル制御フラグを正常値とみなして保存していくが、保存値が一定数以上となった場合には最も古い保存値は破棄し(ステップST201)、今回のスクランブル制御フラグの入力値とその入力時刻を新たに保存する(ステップST202)。一方、ステップST103の判定で‘1’(エラー有り)の場合には保存値は変更しない。
図5はこの発明の実施の形態3に係る判定部の動作手順を示すフローチャートである。図において、実施の形態2の図4と同じ処理については同一のステップ符号を付して示し、原則としてその説明は省略する。
この実施の形態3の判定部205の動作も、入力部と出力部の2段階に分けられ、出力部の動作は入力部の動作終了の一定時間経過後に行われる。入力部の動作は、上記実施の形態2の入力部と同じなので、説明を省略する。一方、出力部では、前回の判定処理で得たスクランブル制御フラグの予測値をx0へ設定してき、本動作に対応する入力部の動作時の今回の入力時刻に対し、該入力時刻以前(※境界含む)の最近傍保存値をx1へ設定し、また該入力時刻以降(※境界含む)の最近傍保存値をx2へ設定する(ステップST301)。次に、x1とx2の値の一致を判定する(ステップST302)。一致している場合は、該入力にはエラーがないか、該入力の前後のエラーのない入力値が一致するため、x1を予測値xへ設定する(ステップST306)。一方、ステップST302の判定で、x1とx2の値が一致しない場合は、該入力にエラーがあり、かつ該入力前後のエラーのないスクランブル制御フラグの値に変化があるとして、該入力の入力時刻をt、保存されている予測値x0の変化時刻をt0、保存されている予測値x0の平均変化時間をΔtと設定する(ステップST303)。次に、t0+Δt>tの判定を行い(ステップST304)、真ならばx1を予測値xへ設定し(ステップST306)、偽ならばx2を予測値xに設定する(ステップST305)。
図6はこの発明の実施の形態4に係るスクランブル制御ビット誤り訂正部の機能構成を示すブロック図である。図において、図2と同一の機能を持つ部分には同一符号を付し、原則として説明を省略する。
この実施の形態4の判定部255は、抽出されたスクランブル制御フラグとエラーインジケータフラグおよびECM(共通情報)に基づいて、後述の動作手順に従った判定を行ってスクランブル制御フラグの予測値を得る手段である。
図7において、入力部の前半の動作であるステップST101〜ST103、ST201、ST202は、図4に示す実施の形態2の入力部の動作と同じなので、原則として説明を省略する。ステップST202で、スクランブル制御フラグの入力値と入力時刻が保存された後、入力部にECMを入力する(ステップST401)。前に受信し保存したECM(特にスクランブル鍵)の保存値とスクランブル制御フラグの入力値を比較し(ステップST402)、異なる場合、ECMの変化時間を計算し(ステップST403)、ECMの今回の入力値と入力時刻と変化時間を保存する(ステップST404)。
ステップST302において、入力部の動作時の入力時刻に対し、該時刻以前の最近傍保存値xと、該時刻以降の最近傍保存値x2の値の一致を判定しているが、ステップST406では、一致しない場合は該入力にエラーがあり、かつ該入力前後のエラーのないスクランブル制御フラグの値に変化があるとして、該入力の入力時刻をt、保存されている予測値X0の変化時刻をt0、入力部のステップST406で保存されたECMの変化時間をΔtに設定する。したがって、ステップST304では、前回保存された予測値X0の変化時刻t0とECMの変化時間Δtの和が今回の入力値の入力時刻tより大きいかを判定することになる。
図9はこの発明の実施の形態5に係るスクランブル制御ビット誤り訂正部の機能構成を示すブロック図である。
図9において、鍵選択部211は、入力された誤り訂正後のTSのPIDが限定受信処理部350からのデスクランブルPID表に含まれる場合に、限定受信処理部350からの鍵情報の中から該PIDに対応するスクランブル鍵を選択し、奇数鍵および偶数鍵の2種類のデスクランブル鍵を得る手段である。単体デスクランブラ212は、奇数鍵および偶数鍵を用いてそれぞれ誤り訂正後のTSをデスクランブルして鍵に対応したデスクランブル後のTSを得る手段である。エラーカウンタ213は、誤り訂正後のTSとデスクランブル後のTSのそれぞれをデコードし、所定の時間範囲内のストリームエラーを計数してそれぞれのエラーカウント値を得る手段である。ここで、ストリームエラーとは、例えばSectionのCRC(Cyclic Redundancy Check)エラー、PESのフォーマットエラー、映像や音声のデコードエラーである。エラーカウンタ判定部214は、エラーカウント値の各々を比較し、エラーカウント値が最小となるスクランブル制御フラグの値を予測値として得る手段である。エラーカウンタ判定遅延バッファ215は、エラーカウンタ213およびエラーカウンタ判定部214によるスクランブル制御フラグの予測値の抽出処理時間に対応する遅延量を誤り訂正後のTSに与える手段である。
図9において、誤り訂正後のTS、鍵情報およびデスクランブルPID表が入力されると、鍵選択部211では、誤り訂正後のTSのPIDが限定受信処理部350から提示されたデスクランブルPID表に含まれる場合に、限定受信処理部350から提示さる鍵情報の中から該PIDに対応する鍵を選択し、奇数鍵および偶数鍵の2種類のスクランブル鍵を出力する。得られた奇数鍵および偶数鍵はそれぞれの単体デスクランブラ212に入力され、各鍵を用いて誤り訂正後のTSをデスクランブルし、各鍵に対応したデスクランブル後のTSを得る。それぞれのエラーカウンタ213では、誤り訂正後のTSおよび各鍵に対応したデスクランブル後のTSをデコードした後、所定の時間範囲内のストリームエラーを計数し、それぞれの対応したエラーカウント値を得る。エラーカウンタ判定部214では、各エラーカウント値を比較し、エラーカウント値が最小となるスクランブル制御フラグの値を得て、予測値としてTSヘッダスクランブル制御フラグ置換部206に出力する。また、誤り訂正後のTSは、エラーカウンタ判定遅延バッファ215に入力され、エラーカウンタ213およびエラーカウンタ判定部214によるスクランブル制御フラグの予測値の抽出処理時間分と等しい遅延量が与えられ、スクランブル制御フラグ置換部206に出力される。スクランブル制御フラグ置換部206では、遅延TSとスクランブル制御フラグ予測値がタイミングを合わせて入力されるので、遅延TS中のスクランブル制御フラグのフィールドを該予測値で置換する。
図10はこの発明の実施の形態6に係るスクランブル制御ビット誤り訂正部の機能構成を示すブロック図である。図10において、上記各実施の形態で使用した機能部分と同じ構成部分には同一符号を付し、原則としてその説明は省略する。
スクランブル制御フラグ仮予測部260は、上記実施の形態1から実施形態4のいずれかのスクランブル制御ビット誤り訂正部200と同様の構成を持ち、その判定部205(または255)で得られる出力をスクランブル制御フラグの仮予測値として得る手段である。バッファ204は、TSヘッダスクランブル制御フラグ仮予測部260の処理時間に対応する遅延量を誤り訂正後のTSに与える手段である。ストリーム候補生成部261は、スクランブル制御フラグ仮予測部260からの仮予測値がスクランブル状態を示す場合を抽出し、該抽出系列の変化点を前後にずらして複数個のスクランブル制御フラグ系列候補を得、遅延TSおよび両鍵によるデスクランブルしたTSから各系列候補それぞれに対応するストリーム候補を得る手段である。
ストリーム候補生成部261には、バッファ204からの遅延TS、単体デスクランブラ212からの両鍵に対応したデスクランブル後のTS、および実施の形態1から実施の形態4で説明したいずれかのスクランブル制御ビット誤り訂正部200と同じ方法で得られたスクランブル制御フラグの仮予測値が入力される。ストリーム候補生成部261では、仮予測値がスクランブル状態を示す場合の値を抽出し、抽出系列の変化点を前後にずらして複数個のスクランブル制御フラグ系列候補を得、誤り訂正後の遅延トランスポートストリームおよび各鍵に対応したデスクランブル後のトランスポートストリームから該系列候補それぞれに対応するストリーム候補を得る。エラーカウンタ213では、これらの各ストリーム候補をデコードした後、所定の時間範囲内のストリームエラーを計数する。それぞれに対応するエラーカウント値はエラーカウンタ判定部214において比較され、最小のエラーカウント値が判定抽出される。選択部262では、ストリーム候補生成部261で得られたストリーム候補の中から最小のエラーカウント値に対応するストリーム候補を選択し、その選択されたストリーム候補のスクランブル制御フラグの値を最終の予測値としてスクランブル制御フラグ置換部206に出力する。スクランブル制御フラグ置換部206では、エラーカウンタ判定遅延バッファ225からの遅延TS中のスクランブル制御フラグのフィールドを該予測値で置換し、デスクランブル部310に出力する。
図11はこの発明の実施の形態7によるデジタル放送受信装置の機能構成を示すブロック図である。図において、図1の構成に相当する部分には同一符号を付し、原則としてその説明を省略する。この実施の形態7では、スクランブル制御ビット誤り訂正部200とMPEG処理部300の間に再誤り訂正部400を新たに設けている。
再誤り訂正部400は、スクランブル制御ビット誤り訂正部200からのTSを誤り訂正部120からの誤り訂正符号情報を用いて訂正する手段である。
スクランブル制御ビット誤り訂正部200において、上記各実施の形態で説明したいずれかの処理により、誤り訂正部120からの誤り訂正後のTSに対して、そのスクランブル制御フラグのフィールドがスクランブル制御フラグの予測値で置換されるが、この処理後のTSは再誤り訂正部400に出力される。再誤り訂正部400では、前段の誤り訂正部120から得られる誤り訂正符号情報を用いて該TSを再訂正し、MPEG処理部300に出力する。
以上のように、この実施の形態7によれば、スクランブル制御ビット誤り訂正によってスクランブル制御フラグのフィールドの予測訂正が行われたTSに対して、復調後と同様の誤り訂正符号を用いて再度訂正を行うようにしたので、スクランブル制御フラグの訂正に加え、伝送系で発生するデータの誤りを訂正する精度を従来よりも高めることができる。
Claims (8)
- 復調されたデジタル放送のトランスポートストリームの誤り訂正を行う誤り訂正手段とデスクランブルを行うデスクランブル手段の間にスクランブル制御ビット誤り訂正手段を設け、
前記スクランブル制御ビット誤り訂正手段は、
前記誤り訂正手段から得られる誤り訂正後のトランスポートストリームからデスクランブルの対象となるパケットを抽出するデスクランブル対象パケット抽出手段と、
抽出されたデスクランブルの対象となるパケットからスクランブルモードを識別するスクランブル制御フラグを抽出するスクランブル制御フラグ抽出手段と、
前記抽出されたデスクランブルの対象となるパケットから当該パケット内のビットエラーの有無を表すエラーインジケータフラグを抽出するエラーインジケータフラグ抽出手段と、
抽出されたエラーインジケータフラグの値に基づいて、対応するスクランブル制御フラグの正誤を判定し、正しいと判定されたスクランブル制御フラグを予測値として得る判定手段と、
前記誤り訂正後のトランスポートストリームのスクランブル制御フラグを前記判定手段で得られたスクランブル制御フラグを予測値で置換して前記デスクランブル手段に出力するスクランブル制御フラグ置換手段とを備えたことを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 判定手段は、誤りがないと判定した場合にはそのスクランブル制御フラグの値を前の保存値と置き換えて保存し、また誤りがあるとみなされた場合には保存値は変更せず、保存値を常にスクランブル制御フラグ置換手段で置換するスクランブル制御フラグの予測値として出力することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
- 判定手段は、誤りがないと判定した場合にはそのスクランブル制御フラグの値一定数になるまでを保存し、一方、誤りがあるとみなされた場合には保存値の変更は行わず、今回の判定時において、当該判定時の前後で最も近い時刻の保存値を選択してスクランブル制御フラグの予測値としてスクランブル制御フラグ置換手段出力することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
- 判定手段は、誤りがないと判定した場合にはそのスクランブル制御フラグの値を一定数になるまで保存しておき、一方、誤りがあるとみなされた場合には保存値の変更は行わず、今回の判定時において、当該判定時の前後で最も近い時刻の保存値を選択し、当該選択した保存値の前後で変化がないときは当該選択した値をスクランブル制御フラグの予測値とし、また、当該選択した保存値の前後で変化があるときは過去の予測値の平均変化時間を基準にスクランブル制御フラグの予測値を決定してスクランブル制御フラグ置換手段に出力することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
- 判定手段は、誤りがないと判定した場合にはそのスクランブル制御フラグの値を一定数になるまで保存しておくと共に、共通情報の変化時間を保存しておき、一方、誤りがあるとみなされた場合には保存値の変更は行わず、今回の判定時において、当該判定時の前後で最も近い時刻の保存値を選択し、当該選択した保存値の前後の保存値で変化がないときは当該選択した値をスクランブル制御フラグの予測値とし、また、当該選択した保存値の前後で変化があるときは保存されている共通情報の変化時間を基準にスクランブル制御フラグの予測値を決定してスクランブル制御フラグ置換手段に出力することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
- 復調されたデジタル放送のトランスポートストリームの誤り訂正を行う誤り訂正手段とデスクランブルを行うデスクランブル手段の間にスクランブル制御ビット誤り訂正手段を設け、
前記スクランブル制御ビット誤り訂正手段は、
前記誤り訂正手段からの誤り訂正後のトランスポートストリームに対応する奇数鍵と偶数鍵の2種類のデスクランブル鍵を選択する鍵選択手段と、
前記奇数鍵および偶数鍵を用いて前記誤り訂正後のトランスポートストリームをデスクランブルし、各鍵に対応したデスクランブル後のトランスポートストリームを得る単体デスクランブラ手段と、
前記誤り訂正後のトランスポートストリームおよび各鍵に対応したデスクランブル後のトランスポートストリームのそれぞれをデコードした後、所定の時間範囲内のストリームエラーについて計数してそれぞれに対応したエラーカウント値を得るエラーカウンタ手段と、
各エラーカウント値を比較し、最小となるエラーカウント.値に対応するスクランブル制御フラグの値をスクランブル制御フラグの予測値として得るエラーカウンタ判定手段と、
前記誤り訂正後のトランスポートストリームのスクランブル制御フラグを前記エラーカウンタ判定手段で得られたスクランブル制御フラグの予測値で置換して前記デスクランブル手段に出力するスクランブル制御フラグ置換手段とを備えたことを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 復調されたデジタル放送のトランスポートストリームの誤り訂正を行う誤り訂正手段とデスクランブルを行うデスクランブル手段の間にスクランブル制御ビット誤り訂正手段を設け、
前記スクランブル制御ビット誤り訂正手段は、
請求項1から請求項5のうちのいずれかい1項に記載のデスクランブル対象パケット抽出手段、エラーインジケータフラグ抽出手段、スクランブル制御フラグ抽出手段および判定手段から成り、当該判定手段で得られるスクランブル制御フラグの予測値を仮予測値として出力するスクランブル制御フラグ仮予測手段と、
前記誤り訂正手段からの誤り訂正後のトランスポートストリームに対応する奇数鍵と偶数鍵の2種類のデスクランブル鍵を選択する鍵選択手段と、
前記奇数鍵および偶数鍵を用いて前記誤り訂正後のトランスポートストリームをデスクランブルし、各鍵に対応したデスクランブル後のトランスポートストリームを得る単体デスクランブラ手段と、
前記スクランブル制御フラグ仮予測手段から仮予測値がスクランブル状態を示す場合を抽出し、該抽出系列の変化点を前後にずらして複数個のスクランブル制御フラグ系列候補を得、前記誤り訂正後のトランスポートストリームおよび各鍵に対応したデスクランブル後のトランスポートストリームから各系列候補それぞれに対応するストリーム候補を得るストリーム候補生成手段と、
得られたストリーム候補のそれぞれをデコードした後、所定の時間範囲内のストリームエラーを計数してそれぞれに対応したエラーカウント値を得るエラーカウンタ手段と、
各エラーカウント値の中から最小のエラーカウント値を判定するエラーカウンタ判定手段と、
複数のストリーム候補の中から判定された最小のエラーカウント値に対応する最終のストリーム候補を選択し、そのストリーム候補のスクランブル制御フラグの値を予測値として得る選択手段と、
前記誤り訂正後のトランスポートストリームのスクランブル制御フラグを前記選択手段で得られたスクランブル制御フラグの予測値で置換して前記デスクランブル手段に出力するスクランブル制御フラグ置換手段とを備えたことを特徴とするデジタル放送受信装置。 - スクランブル制御ビット誤り訂正手段とデスクランブル手段の間に、スクランブル制御フラグが訂正されたトランスポートストリームに対し再度誤り訂正符号による訂正を行う再誤り訂正手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
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